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キャラ設定考えて 作るのを練習するスレ

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 06:44:33 ID:3XG3zB5M
誰かがキャラ設定考えて それを誰かが作る  それを練習する

そんなスレ

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 07:54:35 ID:RbvJFIX6
誰かが作ったキャラ設定で文章書いたり絵を描いたりってことか。
良さげだな

3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 07:58:30 ID:nckOY9rF
http://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp226667.jpg

じゃあ、昔中2病の黒歴史スレで見つけた
この画像の設定から誰か何か頼む

4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 13:41:43 ID:ccgkgb18
>>3
格ゲキャラなら頭身が高い方がいいでないか
コマンド表があるからそう判断したんだが
ラフ画
http://pc.gban.jp/?p=12872.jpg

生き別れの妹とやらも描いてみようかな…

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:51:47 ID:B61/QFGx
ネタがない自分にとってなんという神スレ
なんか面白い設定来ないかwktk

6 名前:4:2008/09/02(火) 23:53:03 ID:DJWAIuKQ
生き別れの妹は兄貴以上にやさぐれていた!っていうのはどうだろうか?名前は『氷魔 結(仮)』
http://pc.gban.jp/?p=12873.jpg
ついでに>>3の厨2を活かした設定で、何か物語を作れないもんかといろいろと考えてみた。
オカルトや神話をモチーフにするのが、厨2っぽくていいのではないだろうか、と思い
とりあえず、西洋の創世記戦争、東洋からは五行説あたりを使ってみようかと。
五行一族(仮)というものがいて、そこからさらに、木、火、土、金、水の五つの一族にわかれている。
氷の一族は、水の一族の男と金の一族の女が結ばれ生まれた混血で
純血ではないため五行一族全体から差別を受けている、というのはどうだろう?
とくに水の一族と金の一族は激しい迫害を与えている。理由は一族の過ちの象徴だから。
他の一族もそれぞれスタンスが異なっていて、哀れんでいたり、馬鹿にしていたり。
ただ、それはもう大昔の話で、今はもう五行一族はその閉塞性、排他性からほぼ滅亡。
一部のもの達は、その末裔として能力が引き継がれている。零と結もそれですね。
全国各地にちりじりになっているため、末裔達には面識は無いことが多い。
で、五行一族は何のために存在したのかというと、ありがちな『何かを封印するため』
その何かは、別に『者』でなくとも、『物』でいいんじゃないだろうか?
そこで思いついたのが、魔道書『アッピンの赤い本』。それが何かはググってね。
この希書中の希書が何故か日本にあって、それを隠し封印していたのが五行一族。
なんで日本にあったのかは、まぁご都合主義でいいんじゃね?
五行一族の異能力は、このアッピンの赤い本で悪魔と契約うんたらかんたらって感じ。
このアッピンの赤い本を、なんとか手に入れようとしている者達がいる。
まずはルシファーの陣営。次にべリアルの陣営。最後にマルコシアスとグレモリー(この二人が重要)。
ちなみにリリスは我関せず、遊んでます。主人公(零)と関わらせようかな?
ヤハウェ(神)側はお馬鹿さんがいたり(ミカエルとか腕力馬鹿っぽくね?俺の勝手なイメージだけど)
スパイがいたり(ガブリエルでしょ、やっぱり)で、赤い本?それって美味いんか?状態。
他にもまぁいろいろ細かく考えたんだが、超大雑把に説明すればこんな感じ。
ネタにどうですか?

7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:55:38 ID:p3CxSkpT
どうしたんだw
すごい爆発ぶりじゃないか。
もう書き出せそうだね

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 00:12:21 ID:9WRKQMYE
なげーw

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 01:51:58 ID:vw9po0kc
五行説もってくると、三竦みならぬ五竦み状態になって
封印どころではなくなるんじゃ?

10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 03:18:11 ID:1GKsM7hc
 真夜中の校舎の暗い屋上で、氷魔零は目を閉じると、低く呪文を唱えた。その足元の地面が
徐々に光を帯び始め、やがて直径2メートルほどの青白い魔方陣が浮かび上がる。零はその
まま両手を前方に突き出し、掌を広げると、いきなり中空から何かを掴み出すような動きで、胸
の方へぐんと引き付けた。瞬間、その手元に燐光を放つ鞘入りの剣が現れる。
 零は目を開けると顔を上向きにし、上空を睨んだ。そこには一匹の巨大な悪魔が蝙蝠のような
翼を広げ、真紅の炎を全身に帯びさせつつ中空に浮遊している。それは星空に浮かぶ一個の
恒星のようだった。
「さあ、降りて来い、化け物。それとも僕が怖いのか?」
 零が冷ややかに言うと、悪魔は鋭い歯の並んだ大口を開けて哄笑した。
「下等な人間風情が片腹痛いわ。すぐに灰にしてくれる!」
 そう言うと、その一つ目を一杯に見開いた。瞬間、耳をつんざくような炸裂音が響き渡り、目玉
の中央から巨大な火の玉が発射される。氷魔零が間一髪で横に飛んで避けると、火の玉はコン
クリートの床に当たって爆発した。零は転がりながら体勢を起こし、素早く立ち上がると、手にして
いた剣を鞘走らせた。その刀身は奇妙な浮き彫りの文様が施され、全体が冷たく鈍い光を帯び
ている。悪魔は歯をむき出して笑うと、
「よく避けた。少しは歯ごたえがあって楽しいぞ。しかしいつまで逃げられるかな」
 零は腰を低く落とすと、剣を正眼に構えた。悪魔はそれに向かって再び目を見開き、火弾の
二発目を放つ。零は今度はその場を動かず、剣を思い切り振り上げると、裂帛の叫びと共に振り
下ろした。火の玉は撃剣に触れると、一瞬にして四散して、跡形もなく消滅した。
「何だと?」悪魔は唸った。「そんな馬鹿な。俺の火炎を一撃で!」
 片手に剣を引っさげて立つ零の周囲に、白い冷気が靄となって取り巻いている。少年の双眸
に青い鬼火のような光が宿っていた。

11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 03:19:27 ID:1GKsM7hc
「分かったか、炎の悪魔。僕の剣は氷の属性だ。お前の攻撃はすべて中和される」
 中空で憎悪に顔を歪める悪魔に、零は挑発するように笑みを浮かべた。
「さあ、早く降りて来い。互いに魔力が通じない以上、肉と肉で撃ち合うしかない。それとも人間
風情を恐れるお前なのか?」
「ほざくな!」
 悪魔は吼えると、空中で回転して頭を下に向け、猛スピードで垂直降下して来た。零は相手
にタイミングを合わせるよう地面を蹴り、ジャンプしながら叫んだ。
「氷刃斬!」
 刹那、二つの影が交錯し、すぐに離れる。悲鳴の声を上げたのは悪魔の方だった。コンクリ
ートの床に激突した悪魔は呻き声を上げながら、ゆっくり起き上がる。背中に生えている蝙蝠
の翼の片方が、根元から鋭い切断面で斬り取られている。荒い息遣いで振り向くと、十メートル
ほど先に居る少年の影を睨んだ。零はまったくの無傷で平然と立っている。
「これでもう飛べないな」零は鋭く言い放つ。「決着をつけてやる。魔剣アブソリュートはお前の
死を欲している」
「小僧!」
 炎の悪魔は牙を剥き出して咆哮した。氷魔零は魔剣の柄を強く握り締めると、気迫の叫びを
上げながら、獲物へと突進した。

12 名前:4:2008/09/03(水) 12:13:52 ID:ldTC34X6
>>9
もともとは五人いただけで、それぞれが能力を得たんだけど
そいつらの家がそれぞれ発展していってぐちゃぐちゃに。で、グッダグダになってほぼ滅亡。
封印解けそう/(^o^)\ナンテコッタイ状態。


…もうなんか本当に書き出せそうだな。
ちなみにここって設定うんぬんのスレでそ?ここで出来た設定でSS書くときってどうするんだろ?
ここに投下?他の該当スレに投下?無かったら自分でスレ立て?
それともここで出来た設定のSS投下専用スレでも立てるの(´・ω・`)?

13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 12:25:46 ID:LUBK2I47
ここは?

一次創作総合

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220023797/l50


14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 12:43:41 ID:nlMCL77j
>>12
このスレは>>2のいうような目的のスレだから
ここに投下でいいのでは?

生き別れの妹を腹違いにして純血のお嬢様にしたい……

15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 14:36:22 ID:ldTC34X6
でも長編になった場合、それとはまた別の設定の話してたら
ごちゃごちゃになって、よくわからなくなりそうな…
まぁそこは空気読んで、どこに投下するべきか決めればいいのかな
ここ以外に投下したら、そこに誘導すればのいいか

16 名前:4:2008/09/03(水) 16:33:10 ID:ldTC34X6
五行の一族が廃れたのはかなり前という設定にしたいので
妹は腹違いで純血というのはちょっと無理があると思う。ということで、
五行縁の良家の養女というのはどうだろうか?そこにもう一人、養子(結の義兄)がいる。
彼は五行の、木or土(どっちか決めてない)の一族の末裔で、純血。結を本当の妹のように思っているのだが
結はといえばものすごく他人行儀で、距離を置きまくりで、しかも零が気になってしょうがない様子。
そこが彼の悩み。自分を本当の兄のように慕ってほしいのに、駄目。
だから零(面識は無い)に対して、すごく複雑な思いを抱いている。こういう葛藤とかもあっていいかも。
他の五行の末裔は、とりあえず火は女を考えている。
義兄が木なら最後の一人は土。義兄が土なら木。性別は決めてない。
水と金は、氷の件以来、閉塞性、排他性がどんどん過剰になっていって、完全に死亡。
さんざん迫害しやがって、ざまぁみそづけ\(^o^)/
で、いろいろあって、大変だ!封印が解ける!マジハンパねぇ!って事になるのだが
あれ?封印には五行の力がいるんだよね?水と金いないじゃん?やばくね?って事態に。
そこで零と結ですよ。水、金両方の性質をもっていて、しかも二人いるってことで
じゃあかわりにお願いしますね、ってことになる。ちなみに混血は、氷だけにしておこうかなと。
あんまりいっぱいいるとゴチャゴチャするし。五行側のキャラを整理すると…
氷(混血)零と結
木or土(純血)男(結の義理の兄)
火(純血)女(火といったら男っぽいけど、そこはあえて)
土or木(純血)全体のバランスみたら女より男かな?異論は受け付けまくる
って感じか。
ビジュアルイメージは、火は結構できているんだが、結の義兄はちょっと…。
義理のお兄ちゃんのデザイン誰かお願いします。属性先に決めたほうが考えやすいかな。
もう一人は属性、性別が決まってから考えればいいか。
ちなみになんで義兄を火にしなかったかというと、優しい感じにしたかったから。優男ってやつか?
…よくもまぁ>>3からここまで妄想したもんだ。

17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 16:40:13 ID:MRBWBjI7
まさか>>3の絵だけからここまで広がるとは思わなかった

18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 16:43:12 ID:DJKwjMSb
>>3
中央下の光を浴びてるようなイラスト、
これなにやってるところなんだろ

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 21:15:42 ID:0OZFxonB
五行説だと、金が7/7(七夕)水が9/9(重陽)の5節句に対応するそうな。
誕生日にする?

20 名前:4:2008/09/04(木) 01:16:46 ID:RtzGnaJ3
火の一族の末裔『火乃国 華煉』
http://pc.gban.jp/?p=12877.jpg
もうこれぐらい極端なデザインの方が、格ゲっぽくていいのかもしれない。
いかにも!炎!燃えますよ!つーか燃えてますよ!みたいな。
キメゼリフは
「アンタ灰になりたいの?」
ぐらい中二なのがいい。

>>19
ゾロ目になっているのも、それっぽくていい感じですね。

ちゃんと設定まとめて、本当にSSにしようかな…

21 名前:19:2008/09/04(木) 01:26:01 ID:SauhwRsa
ちょっと軽く書いてしまった。SS。どうしたらいい?

22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 01:27:24 ID:/7zEwAbh
>>21
5分後に投下するのを許可する

23 名前:19:2008/09/04(木) 01:28:30 ID:SauhwRsa
>>22
OK。

24 名前:45 ◆Ry0/KnGnbg :2008/09/04(木) 01:32:45 ID:SauhwRsa
1/

 "ホープ"を一本咥えた男は、空箱を握りつぶしながらライターを取り出すこともなく
先端に火をともした。

「表社会用の"速水"でも"水野"でもなく、すでに滅びた"氷魔"を名乗って生活するとはねえ。
自信があるのか、それとも忌み名の意義すらわからない未熟者なのかな……?」
「――学校は禁煙です」
 零は一睨みで炎を凍らせる。
 男がくゆらせていた紫煙は見る間に空へ溶け、男との間に緊迫した空気だけが残った。

「自己紹介は――必要ないみたいだねえ。ならば本題と行こうか。
君の力を必要としているところがあるだけれど――」
「僕にはないです。失礼します」
 名残惜しく煙草を手にしたままの男に、零は背を向ける。

「――というのもだねえ、我々五行の民がかつて封じた、ああ……なんだって?」
「これから勉強があるのです。来週が期末試験なので」
 慌てて男が肩にかけた手を無造作に振り払う。「痛ぅっ!」右手を抑えて男が退いた。
「煙草を持った手で、人に触らないで下さい」
 冷たく言い放つ零。男の右手は其処だけ氷に付け込んだかのようで、表面に霜すら浮いている。
「我々全員の未来にかかわることなんだけど、ねえ?」
「僕はあなたたちではありませんから」
「話ぐらいは――」
「――聞く耳ありません」
 零はにべもなく背を向ける。後を追おうとした男の足元が、音を立てて凍りつく。

「それじゃあ、私についてくるつもりは無いかあ? ……そうかあ」
 男は諦め顔で右腕をつまんだ"ホープ"ごと振ると、瞬きほどの間だけ炎に包まれた
右手には痣一つなく、煙草は残骸すらも残らなかった。
「だったら……頼むよ?」
 と、全身の雰囲気が一変した。
「"焔群"(ほむら)」
 六歩の距離を置いてなお、男を中心にして噴き出す凝縮した火気を零は感じる。

「これが私の"領地"だ。たとえ術戦は初めてでも、氷魔を名乗る君ならば
込められた感情が分かるはずだろう」
「つまり――手加減させるな、という事ですか?」
 零は確かに、"焔群"にたゆとう侮りに満ちた愉悦を読み取ったのだ。
 男から徐々に広がる"焔群"の余波に、零の体はじっとりと汗に濡れる。


25 名前:45 ◆Ry0/KnGnbg :2008/09/04(木) 01:34:32 ID:SauhwRsa
2/

「仕方無いです――"霜織"(しもおり)」
 呟きを洩らして宙を撫でると、掌から立ち上る冷気が八月の空に雪を降らせた。
「君の"領地"か……抵抗してもいいのかい?」
「抵抗しなければ足を焼いてでも連れ去る癖に――生かして連れてこい、
としか言われていないんでしょう?」
「さあ、それはどうだろう?」
 水気と金気のミックスされた領地――"霜織"は油断なくその範囲を広げて"焔群"に触れ、
その境でせめぎ合うこともなく、あっさりとその領地を奪われた。

「一応は使えるようだが、術者としてはまだ未熟だねえ――」
 零のこめかみを冷たい汗が流れる。細いあごから落ちた水滴が"霜織"の冷気に凍てつき、
学生服の襟もとで砕けた。
「我々術者にとっては力の行使など末節の出来事に過ぎず――」
 男の語る間も零の"霜織"は"焔群"に囲まれてゆく。
「術を発現しうる"領地"の奪い合いこそが本質だ。一応先に言うけれど降参しないかい?」
 そしてついに"霜織"を覆い尽くした"焔群"の余波――輻射熱に、肌が焼かれ始めた。

「言ったでしょう、僕はあなたたちじゃないです」
 体内に満ちた冷気により体を焦がされる事はないが、それでも長期戦は出来ない。
なにより術の技量力量は、明らかに男が上回っていた。

「そして僕は――」
「――っ!?」
 断言する零。眼前に水気が結晶し、視界が純白に包まれる――"霧雲"。
「目くらましかい――"焔群"!」
 男が叫び、力の行使される気配が生ずる。
 業ッ!
 背の皮が削がれる意識的なイメージとともに、零の背後を火柱が焼き尽くした。

「僕は術者じゃない!」
 "霧雲"を逃げるための布石と判断して力を振るった男に対し、零は前進する事で
炎を掻い潜ったのだ。"霧雲"を割いて現れた零の姿に、男の顔が驚愕に歪む。

 驚きは男だけのものでも無い。
 "霧雲"を抜けた零が見たのは、宙に浮く無数の『槍』であったのだ。
 一本一本が身長を超える程の凝縮した火気を掌握し投射する、本物の術者による
力の行使――まさに"焔群"。

26 名前:45 ◆Ry0/KnGnbg :2008/09/04(木) 01:35:44 ID:SauhwRsa
3/

 ――恐れるな、僕の方が速い!
 己が速力を信じて駆ける零が、強くイメージするのは身を流れる血潮だ。
 拍動する心臓から疾駆する全身へ向け、脈動する血管を抜けて。
 拳の中で凍てつき形成す――己の片名(カタナ)を求めて叫ぶ。
「"絶零"(アブソリュート)!」
 左手から掴みだした魔剣を、下がりつつある男の心臓めがけて突き出した。
「ぬ――!」
 疾勢を乗せた突きは、"焔群"の第二波に入りつつあった集中を少なからず
乱したのだろう、剣指で繰られる炎槍は方向を千々に散らして、その殆どが
零から外れる。

 "霜織"で近づく炎槍をあるいは逸らし、あるいは凍結させ、
零自身は渾身の斬撃を袈裟がけに放った。
「"牢炎"――!」
 男の周囲に乱舞していた火気が号令一下、零との間に集い、魔剣の一撃を妨げる。
 ――仔細、問題ない!
 圧縮した水気による魔剣"アブソリュート"は零の信頼通り、
火気の檻を飴細工よろしく切り裂き男に迫り、そして――

「貰った!」
 きんっ
 と、甲高い金属音を立てて宙空で静止した。

「貰われないよお?」
「え……?」
「確かに――術者じゃあなくて剣士として考えるならその速さ、十分に中堅以上かなあ。
少なくとも、僕より速いねえ」
 全力を挙げた氷刃を事もなげに受け太刀した、それが男の声だった。

「でも残念――術者としてはあまりに未熟、以前に世間知らずだねえ」
 呆れたような男の声を、零は聞く。
 それは零にとって、余りに異質な光景だった。
 なぜなら、内から出づる零自身の金気によって補強した氷刃"アブソリュート"が、
『金属をも溶かす火気の中』で『金属の短剣』によって止められていたからだ。

「なんてったって、"焔群"を知らない。だから私がコレを持っている事も知らない」
 それはしかし、異常な光景という訳では無かった。
「術師の"領地"の名前は一つだけ、"焔群"を使うのは私しかいない」
 術者の火気に当てられて形を無くさない金属、正確には短刀。
「だから"焔群"を知っていれば、それはつまり私を知っている事になる」
 そんなものを零は一つだけ知っている――否、一つしか知らない。

27 名前:45 ◆Ry0/KnGnbg :2008/09/04(木) 01:38:14 ID:SauhwRsa
4/

「あ……それ、は」
「思い出してもちょっと遅いねえ。初撃で私を倒せなかった、それがミスだよ」
 男が零の周りから"焔群"を引く。より近く、より狭く、より強く、より密に。
 溶鉱炉の中を思わせた"焔群"は既に、太陽を眼前に据えられたような熱量を
零に感じさせていた。
 その、炎熱よりも閃光というのが相応しい眩しさの中で必死に目をあける零は、
白光に包まれる短刀を見る――今や脇差程の長さにまで再生した、その一刀を見る。

 男の手元で、"焔群"の光がはじけた。
 手に残ったのは鍔の無い、優美で攻撃的な曲線を描く鋼の塊。
 氷魔のような傍流にも属さない術者でさえ、それは寝物語に聞くものだ。

 火中にありて形を無くさず、剛炎の力を借りては幾度でも再生する一刀。
「"鳳"(おおとり)――」
 零が名を呼び、男が首肯した。それによって零は男の正体を悟る。
 宝刀"鳳"、術師の手による極大の火炎によってのみ全盛の姿を取り戻すその刀は、
五行の民にありて火行を統べ、受け継ぐ一族の宗主にのみ渡されるものだったからだ。

「ちょっと今から本気を出す気にもなれないけど、それでも氷魔君……死ぬなよお?」
 変わらず掴みどころのなく茫洋としたままで、男は告げる。
 白刃が太陽の煌めきを反射し、零の顔に輝線を刻んだ。




 続く……のか?


※別板のだけど、一応コテトリつけときます。
※書いてる内に>>20殿がイラスト描いてたので、名前は消しときました。
※他の方が書くときに邪魔になるようだったら、設定は適当に消してくんなまし。。

28 名前:45 ◆Ry0/KnGnbg :2008/09/04(木) 01:41:02 ID:SauhwRsa
上のが4/4でとりあえず一区切りです。

29 名前:4:2008/09/04(木) 01:54:52 ID:RtzGnaJ3
>>28
乙です!

僕はとりあえず五行側の設定は一回落ち着いて、創世記側をいろいろ考えてみようかな。
いくらなんでも一人で暴走しすぎたしね…。

30 名前:4:2008/09/04(木) 14:53:04 ID:RtzGnaJ3
マルコシアス
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up72060.jpg
翼と蛇の尾を持ち、口から火を吐く狼の姿で出現する。
術者が命令すれば、空を指す真面目な顔つきの男性に変身する。
とのことでこんな感じに。

とりあえず今までの4キャラの集合イラスト
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up72061.jpg
マルコシアス失敗して変になった。
愛嬌のある奴いなくてこえぇよ。皆目つき悪い。殺されそう。

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 15:29:35 ID:kKhBuUSk
>>28
乙です。ハッキリ言って貴方みたいな大御所が投下しるとは思わんかったわ。
流石やねぇ。

32 名前:4:2008/09/05(金) 00:26:07 ID:vPwUMO+e
2レス程度の短い話書いたんだけど、投下してもいいですか?

33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 01:13:18 ID:unlfVZ6X
>>32
よいですとも!

34 名前:4:2008/09/05(金) 01:28:58 ID:vPwUMO+e
「ほらよ」
華煉は板戸を開けると、ぶっきらぼうにそう言った。零は「ああ」と一言だけ言うと、中へと入っていった。
六畳程度の土間の部屋だった。大昔の日本風、といった質素な作りで、それこそ時代劇で見るような家だ。
奥にはちゃんと畳の部屋があるのだが、それにしても若い女が一人で住んでいるとは、到底考えられない。
「純血の直系だろ?えらい寂れた所に住んでるんだな」
零は振り返り、まだ入り口の所に立っている華煉に言った。
「別に不便はねーよ」
華煉の物言いはいちいちぶっきらぼうだ、と零は思う。
が、自分自身、突き放した様な物言いを指摘されることも多々あったため、それを棚に上げて
彼女にそう言うようなことはしない。まぁ華煉なら、別に言ったところで何か嫌に思うようなこともなさそうだが。
「危ない事も…まぁ他の奴らからしたら、あったっつってもいいのかの知んねーけど」
何が言いたいのかは、五行の力を持つ者同士、零は直ぐに理解できた。
「まぁ、華煉襲ったら殺されそうだ」
「そりゃ零もでしょーが」
華煉は男っぽい笑顔を浮かべ、家の中へと入ると、後ろ手に板戸を閉め奥へと進んでいく。
「茶ぐらいだすよ」
「ああ」
そういえば、と零は思う。
(友達いないし、こうやって人の家に上がるのって初めてかもな…)


二人は火のついてない囲炉裏を挟んで、向かいあって座っている。二人共足はだらしなく崩していた。
「で、妹さんの居場所まだわかんねーの?」
「ああ」
「おっさんは何か言ってたか?」
華煉の叔父の事だ。以前手合わせた時の事を、零は思い出した。
「…まぁ、な」
零は俯いた。その様子に、華煉は溜め息を一つ吐く。

35 名前:4:2008/09/05(金) 01:30:37 ID:vPwUMO+e
「奴は誰でも子供扱いするんだよ、いちいち気にしてたらたまったもんじゃない」
「奴って…」
上げた零の顔は、呆れたようだった。
「叔父だろ?そんな風に言っていいのか?」
「あんなのは奴で結構」
華煉は顔を顰めて目を横に向ける。彼女も彼にいいようにあしらわれているのだろう。
「…なぁ、聞いていいか?」
零には気になっていた事が一つあった。
「"鳳"って、華煉のモノなんじゃないのか?」
そのことか、と華煉は思う。叔父は純血の直系ではない。彼は華煉の母親の腹違いの弟なのだが
彼の母親は一般人。五行の者ですらない。そのため本来は、鳳の正統な後継者は華煉であるはずだ。
「…私にゃまだ早いんだってさ」
「早い?」
「お前はまだ弱いって言われた。つーか弱すぎふざけんなって…」
華煉は叔父にまだ勝てなかった。年の功か、本来の潜在能力は華煉の方が遥かに上、であるのに
焔群を使いこなせるのは叔父だけだった。やはり領域を使いこなすには、かなりの鍛錬が必要なのだろう。
零にしても、霜織を一応は使えるものの、完全に使いこなしているとは到底言えない。
華煉の叔父の前に膝をつく結果となるのも、無理はないだろう。
「弱いって…宝器持ってなかったら、領域はそんなたいして使えないだろ?
 たしか領域って、宝器あってこそ使いこなせるようになるもんなはず。鍛えようがないんじゃないのか?」
「…素の状態で俺を倒せってさ」
華煉ははき捨てるように言った。苦虫を噛んだような顔で。
「はぁ?相手は宝器ありだろ?無理だろ、それは」
零がそう言うのも仕方がない。彼の力は、手合わせした零自身もよく知っている。
「…くっそー!あのおっさんマジでムカつく!ウッゼぇ!」
「あ、あの人の話はやめようか…?」
零は華煉の頭上に湯気が見えるような気がした。

36 名前:4:2008/09/05(金) 01:32:57 ID:vPwUMO+e
>>28
設定引き継いでみましたが、どうでしょう?
『男』を『叔父』にしてみたいなぁ、と思ったので

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 01:34:01 ID:m9pbv6sz
>>3の画像にある氷魔流剣術奥義って
一体どんな技なんだよ・・・

38 名前:28:2008/09/05(金) 04:53:25 ID:mqQGJ+3g
>>4
乙です。
設定ありがとうございまーす。姪っ子に難題突き付けるおっさん良いですね。

新出設定。
華煉の叔父は、華煉の母とは腹違いの弟で半純血。潜在能力は華煉のはるかに下。
華煉がまだ未熟なので鳳(=宝器?)を持っている。
名前はまあ適当に。

零は友達いない。妹見つかってない。

術師の力は 領域の強さ、場数と経験、宝器(武器、ブースター?)で決まる?
潜在能力よりも経験と宝器の影響が大きい。ようなバランスでしょうかね。

>>37
とりあえず自分がイメージしたのは、霜織、霧雲、氷刃斬だけ。
戦闘シーンに合わせて動かしてから、それに技名を当てはめてみた。
塵とか雪崩とか書いてあるから、たくさん切るんじゃあなかろうか?

39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 13:12:25 ID:xJYHt+Rb
まの人を探してたらだの人見つけたから記念カキコ
>>28
ここでも頑張って下さい

40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 13:14:10 ID:cWR+c9Gs
なんか有名な人なのか?

41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 13:52:39 ID:xJYHt+Rb
某板の大御所新人職人。

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 16:05:53 ID:HMYQJIWK
なんかウザいな

43 名前:4:2008/09/05(金) 16:05:57 ID:vPwUMO+e
零は、華煉とその叔父に対する言葉使いから、
打ち解けた相手にはかなり遠慮がないが、年上にはきちんと敬語を使うという
冷めたふうにしているわりには、ちゃんと分別のある真面目な奴という事になりますね。
華煉は、本当はいいやつなのに、カッコつけて悪ぶってる感じですかね。
そんなんだから叔父に子供扱いされてしまう。
零と華煉は同い年でいいかも。

宝器(アブソリュートとか鳳)に関しての設定ですが、領域は
宝器を通して『空間に術者の能力を放出している場』というのはどうでしょう?
ただ、それは単純に垂れ流しているようなものなので、
それを宝器に凝縮することによって、一撃の破壊力を飛躍的に高めることも出来ます。
>>27で零に対して叔父が使って見せたのがこれです。
ただ、エネルギーの量は変化しません。『体積』と『質量』の関係ということですね。
放出すれば、それにはたいした破壊力はないが、じりじりと相手を追い詰めることができる。
凝縮すれば、攻撃があたらなければまったく話にならないが、あたれば必殺。それぞれ一長一短です。
半分だけ放出して半分だけ凝縮、という器用なことも可能。ケースバイケースで使い分けるといった感じ。

創世記側の設定なのですが、これは元の話があるわけですので、かなり簡単に説明。
そもそも創世記戦争とは、唯一絶対の独裁者になろうとしたヤハウェ(エホバ、つまり神様)に対して
「いやアンタそれは駄目なんじゃね?」と、ルシファーがクーデターを起こし、
時は紀元前4004年、場所はメソポタミア地方で開戦した、いわゆる神と悪魔の戦争のこと。
ヤハウェってそもそも元は中東の砂漠神で、セム族の遊牧民に崇拝されていた、たんなる地方神だったの。
砂漠という環境下ゆえ、性格は苛烈にして単調。…馬鹿?っていったら流石に暴言かな。
で、今から7000年ほど前、こいつは唯一神になろうとして、周りの宗教を吸収合併し、帝国を築き上げた。
それぞれ他宗教の神々は、それまでの職能を司る天使に格下げされた。
それでどんどん帝国は勢力を伸ばしていくんだけど、ヤハウェは緩やかな地方自治制を破棄して
厳しい中央集権体制を敷こうと、自分に従わない神々を滅ぼそうとした。
ルシファーはそれが不満で叛乱を起こしたわけですね。

44 名前:4:2008/09/05(金) 16:07:13 ID:vPwUMO+e
でも負けた。敗戦側が悪者にされるのは世の常で、ルシファー側は悪魔のレッテルをはられてしまう。
で、やれ高慢やら、やれ思い上がりやら…と散々な言われように。まぁ日本とドイツみたいなもん。
悪魔=絶対悪ではない。本来ルシファーが司るのは、人が人であることの証、自尊心や自信だしね。
皆の悪魔のイメージって、結局旧約聖書を代表とする、神側の戦時広報だから。
つまり戦勝側の本営発表なわけで、かなーり偏ってる。
で、彼らは戦意は喪失していなくて、第二次創世記戦争の準備を着々と進めているんだけど
戦って勝つ可能性は、全軍一丸となって、それで五分五分。
なのに…策謀の権化ベリアルが軍を掌握しようと企んでいて、内部対立が激化している。
ルシファーは価値観の多様化を錦の御旗にしているから、ベリアルを粛清したくてもできない。
ヤハウェと同じになってしまうからね。
実権を握るには、実力者のバアルを味方にする必要があって、それには例の赤い本が必要。
ルシファー陣営もベリアル陣営もこれを探しているわけです。
そんな事態の中、赤い本がどこにあるのか知ってしまうのが、グレモリー(本名はレヴェナ)。
彼女の職能は、過去、現在、未来の占術、また秘宝の発見であったためです。
ただ、彼女は争いが嫌いで、敵味方ともに血を流すのが辛く、悲しい。もう戦争はおきてほしくないと思っていて
その部下(本当はちょっと違う)である、最強の戦闘魔獣マルコシアスとともに中立を宣言しているほど。
それでグレモリーは、マルコシアスに五行の者達への協力、または封印が解けてしまったときの
赤い本の確保、あるいは可能ならば燃やして灰にする等して消し去る事、という命令を下す。
そしてマルコシアスは零達の前に姿を現す。…まぁこんな感じです

基本は、零、華煉、マルコシアスの三人で物語を進めていけばいいんじゃないでしょうか?
ただ、グレモリーはマルコシアスの戦闘能力を悲しく思っているので
彼自身はあまり争わないほうがいいと思います。せいぜい零達への助言等のサポート役で。
ルシファーですら一目を置くほどの猛者なので、こいつが暴れたら強すぎで話にならないでしょうし。
…簡単な説明なはずがなげぇー('A`)

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 19:25:22 ID:CqoKDcSh
>>39

俺もまの人を探してた。つーか高畑一派を探してた。

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 20:07:20 ID:HprxyFEa
>>28
硬質な文体がステキ。腕立て伏せ頑張ってくだしあ。

特定厨ウザいです。

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 13:40:49 ID:YAE0orId
豚骨ラーメン臭いスレでつね

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 14:19:54 ID:YAE0orId
>>45
あれ?†も一派だろ?

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 20:03:11 ID:8drSNkop
なんの話してるんだかわからん…

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/06(土) 22:19:13 ID:Y8kiF3bp
>>44
キャラが多すぎる気がします。
最初は氷魔の力が欲しい五行の民と零との間で話を進めた方が良いのでは?
出してマルコシアスまでで、初期のベリアル、ルシファー陣営は零達にも
区別のつかない存在にしておくと。

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 00:07:11 ID:d+pHg3R6
ひぎゃあああ

52 名前:4:2008/09/07(日) 00:53:28 ID:TwTFzmD7
>>50
ええ、だから基本は零、華煉、マルコシアスの三人って書いたんですけど…。
舞台設定、世界観を決めてからじゃないと、その中での小さなエピソードも作れないじゃないですか?
だいたい、創世記側の設定があるからといって、それを物語にする必要なんてはっきりいって、無い!です。
あくまで世界観を構築するための、骨格なだけです。
たとえばの話なのですが、大東亜戦争時の、旧日本軍の一兵士の物語を書くとしますよね。
当然その背景には、アメリカやソ連等、世界の動きというのもあるわけです。
それこそ第二次世界大戦も深く関わってきますし、それに対してだって、第一次世界大戦が関わってきます。
そうやって構築されている世界の中での、大東亜戦争であり、さらにその中の旧日本軍があって、さらにその中の一兵士。
創世記側の設定は、大東亜戦争時の旧日本軍の物語でいう、アメリカやソ連の話なんです。
そりゃあ、何かそれに対しての説明はチョットぐらい必要になってくるのかもしれませんが、
戦場で銃を撃つ一人の兵士の物語に、ハルノートはソ連のエージェントが関わっていて…ということを
説明する必要ありますかね?ないんじゃないでしょうか?
でもそういう事実があったからこその、大東亜戦争なんです。
まぁ史実の場合は、見る人がある程度わかっているからそうできるのかもしれませんが。
僕は、たとえば中世ファンタジー物を書く場合は、たとえそれが一国の内部の紛争の話だったとしても、
その世界の世界地図をつくり、その世界での歴史、地理も作ります。
どの地方がどんな地名で、どの大陸にどんな人種が分布していて、どの国の経済は…とかも。
僕は、馬鹿ですから、最初にそうしておかないと話が膨らませられないんですよ…。
でも話に関係なかったら、その設定は物語中では出てきません。
せっかく作っキャラも、もったいないけど「知らん!関係ない!お前出てくんな!」って。
なので、僕が長々と書いた設定は、「ああ、そんな世界なのね」程度に思ってくれていいんです。
『設定=物語』ではなく、『設定→物語』なわけですから。
キャラが多いとか少ないとかじゃなくて、書こうと思う物語に、必要なキャラだけをピックアップすればおk。
あれですよ、大河とかそんな感じ。大河…>>3の中2病の黒歴史から大河…俺は馬鹿か。
すみません、妄想が止まらないんです('A`)

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 02:45:29 ID:OPadNLOZ
妄想が止まらないなんて羨ましい・・・

54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 06:49:52 ID:LkgilKVh
中二病な小説設定スレと協力して、
>>3を舞台に一大エンターテイメント創作しようぜ

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 09:46:42 ID:Q3QdRnAT
>>4>>28はすごいなあとただただ感心してしまう。

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 09:57:01 ID:AWc/dnzL
SEED『†』45 ◆Ry0/KnGnbgは有名人でつね。


57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 10:40:18 ID:fP53LDAS
てst

58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 10:41:42 ID:UKjFahXG
キャラ名ってどういう風にしてつけてる?
適当に思いつく名前じゃ限界があったり、いかにも厨二臭い名前になったりするんだけど

59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 10:55:59 ID:uhVWmo6Q
>>58
キャラのイメージになる生物逆読みが一番手っ取り早くて重宝してる

たとえば、蟹→ cancer→ recnac →レクナック とか こんな手順で名前をよく俺は作ってる

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 11:01:42 ID:SM2bfZJd
図鑑とかみて適当に気に入った単語をもじるとかいいよ
植物図鑑でマイナーな花の名前とかそんな感じ

61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 11:06:17 ID:oyOGWZNq
ジョンとかベンとか康雄とかどこにでもいそーな名前使う

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 11:11:12 ID:AQo2/WVP
>>58
日本人の苗字は、ここで使いたい漢字を検索にかける。名前はGoogle先生に聞く
ttp://www.myj7000.jp-biz.net/

外国人の名前は>>59みたいにもじって、近いのをここで探す
ttp://www.worldsys.org/europe/

63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 11:37:23 ID:a4qIcamT
カプリース

性別 女
年齢 9
身長 134
体重 31
職業 シュートマスター

スキルマスター小説を書こうと思ったが、どうしても思いつかなかった。
オリジナルじゃねえな。
http://www.vipper.org/vip921392.jpg

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 11:41:05 ID:qJA0gPek
ウィザードリィ使って適当にキャラ作ったらそこから膨らませていく

65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 12:18:42 ID:YKoPtPa3
人名辞典っつーのもあるぞ

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 13:04:00 ID:EbMcpSi/
【麻生太郎は差別主義者】
(野中引退寸前、最後の自民党総務会で)

堀内の目の前に座っていた野中が、
「総務会長!」
と甲高い声を上げたのはそのときだった。

立ち上がった野中は、
「総務会長、この発言は、私の最後の発言と肝に銘じて申し上げます」
と断って、山崎拓の女性スキャンダルに触れた後で、政調会長の麻生のほうに
顔を向けた。
「総務大臣に予定されておる麻生政調会長、あなたは大勇会の会合で、
『野中のような部落出身者を日本の総理にはできないわなあ』とおっしゃった。
そのことを、私は大勇会の三人のメンバーに確認しました。君のような人間が
わが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発
なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」

野中の激しい言葉に総務会の空気は凍りついた。麻生は何も答えず、顔を
真っ赤にしてうつむいたままだった。

「野中広務 差別と権力」P352



67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 15:09:37 ID:iPx0Q2lz
>>4
零から見たマルコシアスの強さは、一般人から見たK1トップファイター位ですか?
(住んでいる次元は同じだけれど手が出ないレベル)

それとも、一般人から見たMBT位の、そもそも次元が違うから勝てなくたって誰からも
文句を言われないレベルですか?

68 名前:4:2008/09/07(日) 16:38:39 ID:qTgWdV2D
>>67
零がマルコシアスに挑むというのは、訓練された兵士がが44マグナム持って戦闘爆撃機に挑むようなものです。
死ねます。つーか死にます。
一般人からしたら強いですよ、零は。
訓練された兵士が、弾数無制限の44マグナム持ってるようなものなので、
そりゃあもう、K1トップファイターだって瞬殺できますよ。
でも戦闘機や戦車に突っ込んで勝てるかといったら、近づく前にドォーン!です。

69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 16:38:55 ID:wuhpI24l
>>64
「あ」さん
「ああ」さん
「あああ」さん
「ああああ」さん

こんなキャラばっかりです><

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/07(日) 17:52:33 ID:iPx0Q2lz
>>4
レスどうも。
マルちゃんが完全に油断している状態(爆撃機で言うなら基地で止まってる)に対して、
本気バリバリの零が最大威力の攻撃を行えば、もしかしたら弱点に(同、コクピットのパイロット)
に当たってダメージになるかも、なレベルですか。

>>4さんの設定を読む限り、悪魔側は大昔に負けたから悪魔扱いされてるだけで
人類側にむけての悪意があるわけでは無く、人類にとってはた迷惑な戦争のために
権力者垂涎のマル秘アイテムが欲しいだけなわけですか。

 ルシファーとベリアルが直に出てこないのは、自分がマルちゃんと戦うと、
よしんば倒せたとして弱体化した隙を残りの一人につかれるからですか?

71 名前:28 ◆WZm3jzCkZQ :2008/09/08(月) 00:15:53 ID:SA9jG4es
1/

「華煉――」
「駄目に決まってんでしょ! ほれ――」
 零が手に取った特上鳥モモ肉のパックを神速で奪い取り、
華煉は特売の豚バラ肉を突き出した。

「……僕は一日に鶏肉を二百グラムは食べないと寝つきが悪いんだよ」
「だったら一生寝るんじゃねえ。アタシが豚と言ったら豚、今日は生姜焼きを食べるんだ!」
「……僕のアパートを全焼させた癖に――」
「ぐぅっ――!」
 明らかに痛いところを突かれた様子で、華煉はぶるぶると震えだした。

「アレは――丸腰の旦那が……」
 華煉が丸腰と言っているのは、グレモリーの戦闘魔獣、マルコシアスの事である。
「マルちゃんは華煉の火を避けただけだ。もう一度言うぞ、僕のアパートを"全焼"させた癖に」
「うう……」
 零がマルちゃんと読んでいるのも、鬼人型と魔獣形を行き来するマルコシアスのことである。

「兎も角、僕は華煉のせいで住所不定に身を落としたわけだ」
「だ……だからウチで食う寝るの世話はしてるだろーが!」
「そう、そして僕は今日、チキン南蛮をとても食べたい。ちなみに僕が料理できる」
「何――!」
 華煉の釣り目に、不利な表情が見えた。
 ――もうひと押しか?
 タルタルソースも僕が作る。零がそう告げるより、華煉の立ち直りの方が早かった。

「い……今"火乃国"の財布を握ってんのはアタシだ!」
「ちっ、強権発動か……」
「アタシが豚と言ったら豚、モヤシの炒め物で三食耐えると言ったらそうする。
家庭菜園とニワトリで自給自足し、灯りも風呂も自分の術で賄うと言ったらそうするんだ、
文句あるか!?」
「……無い」
 口から火を噴きそうな勢いの華煉にそう言われれば、従うしかない。
 ――『また』丸焼けは嫌だし。

「けど華煉、もしかして……貧乏人?」
「ぐっ――!」
「…………貧乏人、か。火の一族も今や貧乏人なのか」
 そうか……とため息交じりに追い詰めてやると、華煉の長い髪が怒髪と化して天を突き始めた。
「アンタ――灰になりたいの!?」
 怒りに固まらんばかりの華煉から、焼けつくような熱気が発せられた時だ。

「暑い! 今日は暑いのう」
 砂糖より甘そうな幼女の声が、華煉と零の足元から聞こえた。

「ほう……今日は豚シャブか。よいのう、よいのう。妾の家も今日はチゲ鍋にするつもりなのじゃ」
「何――!?」
「あ、やばい――!」
 二人して驚愕に身を固めるが、その理由は異なる。零が驚いたのは幼女が気配も感じさせずに、
いつの間にか足元にいたからで、華煉が固まったのはその正体を知る故だ。


72 名前:28 ◆WZm3jzCkZQ :2008/09/08(月) 00:17:37 ID:SA9jG4es
2/2

「暑い日に鍋というのもまた良い――だがしかし、そのバラ肉はいささかしゃぶしゃぶに向かぬな、
ほれ、投げ売り特売のパックなどにせずこの肉にするがよい」
「……高い」
「あ……あ……」
 幼女が差し出したのは、零の出したモモ肉よりも更に三割は高いパックだ。
 なぜか唖然としている華煉の手から、魔法のように豚バラ肉と交換する。

「暑くて食欲が出ぬのなら冷しゃぶにするがよいぞ、どうしてもと言うならばじゃがのう」
「あの……違うんだけど、君?」
「ほれ、そして豚しゃぶに必須の青物じゃ」
 零のセリフを無視して、幼女は材料を放り込んでいくが、既に予算オーバーも甚だしい。

「あの、僕達はだね――今日は」「よいよい、妾が材料を吟味して進ぜよう!」
 幼女の声に、零は――
「いやあの、話が見えないんだけど」「これ、若い者が遠慮するでない」
 ――なぜか、抵抗する勇気が削がれていく。
「ち……チキン南蛮を食べるはず――」「大丈夫! 妾に任せておれ!」


 ――十分後。

「チゲ鍋 モツ鍋 おでんに すきやきー♪」 
「どうして、どうして僕は両手いっぱいに豚しゃぶの材料を持っているんだろう?」
 気づけば、四日分の食費がビニール袋の中身に化けていた。

「おだしをとって シャキシャキお野菜ー♪」
「ま、まさか都市伝説だとばかり思っていたけど、あれが本物の"鍋奉行"!?」
 抱えきれないほどの食材によって、首をかしげるのも一苦労だ。

「お肉は煮過ぎちゃ 固くなるー♪」
「鍋と見れば口を出さずにはいられないおばあさんだと聞いていたけど、
まさか幼女だったなんて――」
 抗うことなんてできようはずもない。
 伝説として有無を言わさない迫力に、身震いを起こす零であった。

「チゲ鍋 モツ鍋 おでんに すきやきー♪」 
「あ……華煉が『お鍋のマーチ』一番をリピートしてる」
 苦労して斜め三十度の手刀を華煉の脳天に叩き込むと、壊れたレコードよろしく
調子っぱずれの歌を繰り返していた頭ががくんと停止しする。

「は……っ! 思わずお鍋のマーチに中毒症状を起こしてたぜ!
それから今、アタシをどついたのは何処のどいつだ!」
 あたりを見回す華煉。当然そこには零しかいない。
「ものすごく速い、風の悪魔だったよ。追い払ったけどあっという間に去って行った」
「何、そうだったのか。今度見かけたら真っ白な灰にしてやる」
 頭をさすりながら、華煉はまだ見ぬ悪魔に闘志を燃やす。
 零は心の中で、そのうち出てくるかもしれない風の悪魔とやらの冥福を祈った。

「それから華煉、マルちゃんが居なくなってる。お店の前につないでたのに」
「――何っ!?」
 誇り高く、伝説的な実力を誇る戦闘魔獣マルコシアス。
 ペット禁止のスーパーであるために彼がつながれていた柱は、確かにもぬけの空だった。

73 名前:28 ◆WZm3jzCkZQ :2008/09/08(月) 00:27:11 ID:SA9jG4es
腕立て伏せが終わったので、コテトリ変えて投下です。
鍋奉行ことロリババァは別スレからゲスト。

マルコシアスが凄い強そうなので、マルちゃんこと丸腰の旦那、になってもらいました。
>>30の設定で術者の命令があれば男の姿に変身とありましたので、
必要が無い状態では狼型になっているのでしょう。

そういえばおっさんの名前を決めてません。どうしましょう。

>>58
チャットで他の職人にネタを振る。

大抵ボケ倒されて、使えるはずも無い名前が来る

「じゃあ自分で決める、これだ!」

決定。

74 名前:4:2008/09/08(月) 02:13:35 ID:n0lTHwj9
>>70

>ルシファーとベリアルが直に出てこないのは、自分がマルちゃんと戦うと、
>よしんば倒せたとして弱体化した隙を残りの一人につかれるからですか?

というか、そもそも神側との戦争は、全軍一丸となって五分五分なのです。バラけたら勝てません。
両者とも、あくまでも全軍掌握が目的です。
それにマルコシアスは、前戦争時の際に独自に遊撃部隊を率いて奮戦し、
さらには退却戦において猛将ミカエルの軍に多大な損害を与えるという手腕を発揮しました。
そして、ルシファーに功績を認められて、侯爵の位をもらったのです。
つまり、必ず味方に引き入れなければならない存在、ということが言えると思います。
ロリババァにワンちゃんのように扱われようとも、彼は史上最強の戦闘魔獣なのです。無敵の強者なのです。
そんな彼は、とてつもないほどの荒くれ者なので、召喚したとしても、
術者の命令なんぞ聞くわけもなく、呼び出したものの、手に負えずどうしようもなかった、
との話が文献に多いです。
ただそんな彼も、グレモリーにだけはどうにも頭が上がりません。
グレモリーは本名はレヴェナというので、マルコシアスは彼女のことを『レヴェナ様』と呼んでいる、
というのはどうでしょうか?
ちなみにレヴェナちゃんは『真・女神転生U』に、『ゴモリー』の名で登場しているので
持っている方は見てみたらいいかもしれません。単なるメッセンジャー役ですが…。

75 名前:28:2008/09/08(月) 02:21:37 ID:SA9jG4es
>>4
マルコシアスがグレモリーの事を呼ぶときは「レヴェナ様」、把握しました。
他の人(たとえば零や華煉)にグレモリーの事を紹介する時はどっちにしますか。

ワンちゃん扱いにしてしまいましたけど、まともに戦ううちでは将として兵として、
およそ負ける気配のない強キャラってことでいいんですね?

76 名前:4:2008/09/08(月) 03:08:31 ID:n0lTHwj9
>>75
多分、紹介しません。
こっちの話なんざどーでもいいだろガキ共!ぐらいの事を言ってのけてもいいくらいです。
でもレヴェナから『大人しくしていてね』って命令されているので、
まぁ、大人しくはしているんじゃないでしょうか。
強さに関してはそれでいいと思います。

とりあえず適当にググって、参考になりそうなのを羅列してみました。
これ以外にもかなりの数のサイトがあるので、適当にググって、
目を通しておくといいかもしれないです。
ただ、一つ言っておきたいのは、神話には様々な説があるので、
僕が書いた設定を肯定する資料もあれば、否定する資料もあります。
知れば知るほどわけわからん状態になるかもしれないので、そのつもりで。
悪魔画廊
http://nara.cool.ne.jp/ore0509/
O∴H∴西洋魔術博物館
http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/index.html
悪魔辞典/目次
http://www2s.biglobe.ne.jp/~wis/devil/
神話論考察
http://www.geocities.jp/rain_hug/sinwa/sinnwaron.html
天使の世界
http://www.angel-sphere.com/
:IzFACT
http://izfact.net/index.html
ちなみにO∴H∴西洋魔術博物館には、例の赤い本が詳しく説明されています。
一応抜き出しておきます↓
『アッピンの赤い本』の話
http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/redapin.htm
ここのサイトはお勧めかもしれない。

ちょっと偏ってるので、何か見つけたらまた貼ります。

77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 16:10:28 ID:4TsSWpow
良スレ発見。誰かキャラ設定を考えておくれ。自分も書いてみたくなった。

78 名前:4:2008/09/08(月) 17:10:23 ID:n0lTHwj9
>>77
今までさんざん他人のキャラなぶりっ放しだったので、
僕の中二キャラもなぶってやってはくれませんか↓
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up72500.jpg
魔法女子学園的な話を考えていた時期がありまして、キャラを何人か作ってみていたんです。
生徒4人、教師2人、学園長の、計7人を作って、後は長年放置プレイしてしまいました。
いろいろと設定を書くと、膨らませる余地がなくなるかもしれないので、
キャラ絵貼るだけにしようと思うのですが…どうでしょう?
ちなみに話のノリは、スレイヤーズとか、アルルが主人公の時のぷよぷよとか、
明るい雰囲気の、ギャグメインのファンタジーがいいかと思います。

79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 17:26:22 ID:4TsSWpow
>>78
名前とか性格は此方で決めて良いのですか?
良ければどんどん書いてみます。

80 名前:4:2008/09/08(月) 17:46:11 ID:n0lTHwj9
>>79
じゃんじゃんやっちゃってください。
名前も考えたはずなんですが、それも数年前の話し。
とっくに忘却の花園の肥料になっちゃってます。

キャラ絵も適当に投下していくんで。

81 名前:4:2008/09/08(月) 18:23:57 ID:n0lTHwj9
魔女学物キャラ生徒2
http://up.mugitya.com/img/Lv.1_up72509.jpg
>>78の娘よりも、長身でスタイルがいいです。性格もこっちの方がしっかりしている。
前キャラがボケなら、こちらはツッコミとかそんな感じ。
妹は思春期でいう、アキ?みたいなもんかな?この漫画知らないと伝わりにくいな…。

にしても共作してるみたいで面白いな。いや実際に共作してるのか。

82 名前:79:2008/09/08(月) 18:25:27 ID:4TsSWpow
>>80
キャラ絵を見ていたらこんなデムパな設定を受信した。

主人公
飛鳥繭 (アスカ マユ)
普段は普通の女子高生だけど、魔法の力で変身して悪と戦うお気楽極楽正義のヒロイン。
ドジッ娘だけど健気に頑張る妹属性。
マスコットは使い魔のリッパー。

リッパー
繭の使い魔で博学な短剣の精霊。
普段はペーパーナイフだけど真実の姿は魔法の短剣・ダガーザ・リッパー。

奈良真琴(ナラ マコト)
普段は繭の学校の体育教師だけど、悪の秘密結社の女幹部だったりする。
貧乳で女だけど女好きの百合星人。


ちょっと吊ってくる



83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 21:04:40 ID:4wBooZeU
「今日の創発さん(仮)」ってネタを思いついたので晒してみる。
創作兄弟と発表姉妹による、創作してるときのあるあるネタ話。みたいな感じ……だと思う。
台詞系SSとかにもしやすそうなのにしてみた。


キャラ設定

創:創作兄弟の兄貴。みんなのまとめ&突っ込み役。
  主に小説書きだが他にも色々挑戦する。イラストはちょっと苦手。
  なんか知らんがモテモテなのはお約束。

作:創作兄弟の弟。おとなしく慎重なクールショタ。
  創作全般、何でもこなす。結構出来る子。
  創作の悩みをよく相談しあう、創と表の二人にモヤモヤ。……どっちに嫉妬してるの?

発:発表姉妹の姉。強引でハイテンション。ハ○ヒというと傷つく。
  自分で創作することはないが、批評は的確且つ辛辣。腹立つ!
  ……こういう奴に限って、手帳やブログに秘密でポエム書いてたりするんだよなぁ……

表:発表姉妹の妹。流石に名前に無理がある。…ぴょう…ちゃん?
  イラストや漫画を描いてる内気っ娘。姉が無茶するのでオロオロするタイプ。
  こういう奴に限って、だんだんハラグロ化していくのもお約束。

仮:??? もういなくなっちゃった謎のキャラ。
  本編に登場はしないが、会話中に語られたりたまに手紙が届いたりする。
  『( 』と『 )』という謎の生物を飼っている……とかなんとか。

こんな感じ。
話を作りやすいよう、キャラを対比させたりしたつもりなんだけど、
キャラ設定のダメ出しとかもしてくれると助かります。

84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/08(月) 23:37:11 ID:NdxhoHcF
キャラ絵を先に書いてからストーリー内の役割を決めてくってやり方をWIKIでみた

85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 00:32:30 ID:7sTuLhwa
ここでは何書きゃいいんだ?

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 00:35:07 ID:JiVMIx/V
設定、イラスト、描写のSSを交換し合うスレ……なのかな?

87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 02:34:49 ID:mGqPSqAL
ファンタジー世界のロボアニメ妄想してる
絵ヘタクソだからエロくないカッコ良くなさすぎで泣いた
晒していい?
ちなみにお絵かき板で晒したら皆に厨臭えって叩かれたレベルだが

88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 02:47:43 ID:JiVMIx/V
>>87
いいんでなーい?

89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 14:08:15 ID:sjAyE/ex
妄想書き込んでいくスレ?なのかね

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 20:46:20 ID:qkH9sjRC
だれか、設定と、その話の簡単なプロット(最低限の1行とかでいいので描写、ストーリーの流れ)をくれー


どうしても自分一人じゃオリジナルなものを書けないんだ……文章化するので誰か「文は書けないけどアイディアはある」って人募集……


91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 20:57:31 ID:LWBcmb/2
>>90
昔から暖めてた設定だけど、話が浮かばないからあげるぜ
キャラ設定以外は今適当に作った

彩華
短髪で金髪の異国少女。空腹で行き倒れている所を慎太郎に助けてもらう
名前は育ての親であり師匠である男に名づけられた名前。出生の事は誰も知らないし、本人も分からない
ある経緯で師匠に赤ん坊の頃から育てられる
師匠直伝の剣術を使い、10代終期に師匠の元を離れ、自ら悪党退治に打って出る
一見世間知らずで天真爛漫だが、師匠の教えで悪党を殺す事には何の躊躇も無い

趣味は瞑想を兼ねた昼寝
鍛錬は日課なので趣味ではない

能面
常に仮面を被った謎の人物。将や商人の身元を守ったり、暗殺を請け負ったりする傭兵家業を行う
身元を現すデータが殆ど不明であり、性別は男性である事だけ判明している
剣術が非常に鮮やかかつ美しく、見惚れている内に殺されているとさえ言われその道では恐れられている
目標が設定されている場合はたとえ女子供でも容赦なく始末する為、将たちの間で高く評価されている
素顔を見た者はいないし、深い仲となる人物はいない。おっかなくて

子延慎太郎
彩華を助けた青年。亡くなった父親の代を次ぎ、休み処を経営している
ぶっちゃけ経営難の為、毎回来る借金取りには疲弊している(それでも追い返しているが)
金銭の事や将来の事に対する不安から口調が辛辣かつ皮肉屋だが、困った人を放っておけないお人よし
正直自分の生き方についてどうするべきか悩んでいる

牟島源堂
全国の仕置き人の連合である「黒場会」の若頭。闇で葬った悪党は数しれず
口調や態度から粗暴な印象を受けるが、根は熱く直情な正義漢。またさばさばしており細かい事には拘らない
かつて同士であり、敵に回った末行方不明になった御蔵に対して複雑な心境を持つ
彩華をスカウトしようと、接触を図る

時代設定は江戸時代
空腹で行き倒れていた彩華を助けた慎太郎が、悪党を倒して成長していく彩華と共に自分自身に向き合う
同時進行で謎の男、能面と牟島の因縁話


92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 01:40:26 ID:vziUVufD
ロボットアニメ物 BGMはクラシック

戦闘機の技術開発による進歩がめざましい近未来、
戦闘速域が音を越え、現用兵力による音速域での戦闘が困難となり、
音速域で原始的な近接格闘攻撃が可能な兵器を開発。
数十機に及ぶ無人戦闘機「UAV」とそれを指揮する指揮者による戦闘が主流となった。


「ヴィルトゥオーソ」
音速域でのGにも耐えるように作られている超音速戦闘兵器、
音速での戦闘では推進剤を用いた兵器は一切役に立たない(発射した銃弾に追いついてしまう)ため
原始的な近接戦闘武器を用いて戦う、音を引き裂く独特の音響を奏で操縦者は「マエストロ」と比喩される。


「巡航モード」
複数の無人機を射出するコンテナを装備した状態、
武装を戦域に射出し小型UAVによる射角を確保した後に戦闘モードに移行する。


「戦闘モード」
人型での戦闘形態、基本武装は格闘専用の武器と飛来物迎撃用レーザーを装備、
鏡面装甲によりレーザーを機体に当てられても効果は薄いため、メインの攻撃は格闘戦となる。
UAVとの連携により逃げ道を塞ぎ、一撃を入れるのが基本となり、負傷した機体は加速Gに耐え切れずに空中分解する。


「マエストロ」
速度域の低い(量産型)を駆る「マエストロ」は多数存在する。
機体そのものが高価である為にパイロットの数自体が稀少であったが、
無人機が主流となった時代では「戦死」の概念そのものが蔑ずまれる対象となっている。
速度と性能が=である為、速度の劣る機体で勝つことはほぼ不可能。


「不可聴域」
音速戦闘下において人間の可聴域を超えた周波数を聞き取ることで、敵の位置を把握することが出来る能力。
聞き取る音が「電磁波」か「不可聴域の超音波」なのかは不明。

93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 01:41:16 ID:vziUVufD
八重河 隆一

量産型「トラッド」に乗る島国の住民、東西の大国が起こした先の大戦で、
彼の住む国は経済状態は壊滅的な打撃を受け、国内は分裂状態、混乱の最中に自衛軍の遺したトラッドを駆り、
ゲリラ活動を続けている、性格は反骨心旺盛で他人の為に命を賭けて戦うのを極端に嫌がる。
好きなものはタチの悪いジョーク、嫌いなものは愛国心、乗り換え後の機体は「ミンネザング」。


劉卷

西の大国から援助を受け隣国へと侵攻してきた空挺部隊隊長、扱う機体は「トラッド」
学があるため人格も穏やな男で指揮能力も高い、熱しやすく冷めやすい性格。


イーリア・ソーンツェワ

西の大国の女性パイロット「不可聴域」を聞き取る能力があるために強制的に戦線へと召集された。
西側の洗脳教育の成果により、祖国に命を捧げ物事に疑いを持たない無垢な少女だったが、
街中で出会った八重河との接触により、自分の行動に疑念を抱くようになる、搭乗機は「パテティック」。


J・フレデリック

東側の男性エースパイロット、無意識に「不可聴域」を聞き取る能力を有しているが、
当人がゲーム感覚で戦闘に参加しているために、目に余る行動が目立つ。
撃墜した「スコア」に執着するあまり、敵が例え無抵抗であっても容赦がない、性格は傲岸不遜、「アンセム」を駆る。


メナエム・リヴカ

上部組織が送り出した性別不詳の東側のエージェント、「不可聴域」と電磁パルスに影響されない、
遠隔コントロールシステムにより、チェスの盤上を動かすかの如く、無数の無人機を操る。
非常に高いIQを示し、表に発露する感情や表情は全て演技、掴み所のない性格をしている、扱う機体は「ツィゴイネルワイゼン」。

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 01:42:28 ID:vziUVufD
「ヴィルトゥオーソ」設定

ミンネザング

八重河が盗み出した「ヴィルトゥオーソ」試作機、UAV射出機能が排除され装甲を通常より強化、機能は格闘能力のみ、
自機には影響しない独自のEMP発生装置を組み込んでおり、「不可聴域」をも無効化する、「凡人専用機」。


トラッド

速度は低いが、この時代では平均的な能力を持つ機体、巡航モードは存在しないため起動可能時間は少ない、
腰部ボックスから4機のUAVを射出できる。


パテティック

東側の技術を流用して作られた、イーリア専用「ヴィルトゥオーソ」速度的に東側に劣るものの、
「不可聴域」を用いた後の先の攻撃が得意、巡航モードからの切り替え時に放つ、
合計8機のユニットレーザーにより敵を囲い込む、近接戦闘特化型。


X-137 アンセム
西側の技術を駆使して作られた、フレデリック専用「ヴィルトゥオーソ」全機体中で最速、
合計12機の広範囲爆散型AUVと狙撃型AUVのコンビネーションにより無類の強さを誇る。
遠・近距離ともに高い戦闘能力を発揮する。


ツィゴイネルワイゼン

ミンネザングとは逆の設計思想で作られた「ヴィルトゥオーソ」試作機、
高出力レーザーと数十機に及ぶ小型AUVにより、単機でAUV大部隊の統率を可能にした。
ミンネザングに比べやや格闘能力は制限される。

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 01:44:47 ID:vziUVufD
あらすじ

前大戦によりに巻き込まれ全てを失った八重河 隆一は平和な世界を求めて旅をすることになった、
旅の途中で強奪したトラッドを足代わりに、東へと向かう隆一だが、途中で東西との小規模戦闘に巻き込まれながら、
辛うじて劉卷の率いる敵を退けていく。

偶然、街中でイーリアと出会い、西側と共同戦線を張ることとなった隆一は、両親と同じように「国の為に命を棄てる」イーリアを嘲るが、
あるかどうかも分からない平和な世界を捜し求める、隆一にイーリアは反論し、互いに険悪なまま戦線を放棄してしまう。

東のエースであるフレデリックとメナエムがイーリアの所属する部隊を殲滅、
隆一は戦場となった世界を点々とする内、戦わなければ平和が訪れることがないことを悟り、
ゲリラ組織に参加した隆一は鹵穫した「ミンネザング」を駆り「アンセム」「ツィゴイネルワイゼン」のいる東側諸国と立ち向かうことを決意する。

―――
とりあえず設定丸投げ。

96 名前:28 ◆WZm3jzCkZQ :2008/09/10(水) 03:36:21 ID:zGYugTTN
1/

「あら……子守歌?」
 静寂と暗闇に心身を浸していたイーリアは、目を開くと、電子画面に敵影を探した。
高度三千の視界は純白――気にも止めない内に雲に入っていたのは、彼女ならではだ。

「確かに子守歌だったけど……見えるわけないわ」
 姿を隠した敵を見るより、潜められた息づかいを聴く方が遙かにたやすい。
 落胆に独りごちると、余計な情報しかもたらさない外部センサーを閉ざし、
巡航モードにある"パテティック "の疾駆する不可聴域に潜る。

 ――不可聴域。
 電磁波であるとも、一種の波動であるとも説明される何かを聴き取る力だ。

 第六感覚に捉えられた何かが五感と交錯する事で聴覚として感じられるのだと、
イーリアは説明を受けたが、理屈付けなどどうでも良い。

 問題は、不可聴域を聴き取る力が近代戦において大いに役立つということ。
 そして、イーリアもまたその力を持っていた、ということだ。

「静かね――隠れている?」
 目を閉ざした彼女の意識には、孤独な静けさが広がっていた。
 耳を澄ませば、七十キロ離れた空を越冬のために飛ぶ、雁の群れの羽ばたきが見える。

「あれは……"トラッド"。自衛軍の破棄した機体が、まだ残っていたんだわ」
 そして彼女は、眼下、焼け野原と化した島国で懸命に生きる人々の息吹も
手に取るように分かる。
 彼らが隠し持つ"ヴィルトゥオーソ"の存在もまた、しかりであった。
 生きた"トラッド"ならば当然持つステルス能力も、不可聴域の前には
騒音をあげる街宣車も同然に感じることが出来たのだ。

 兵器技術の粋たる「環境掌握」テクノロジーの申し子。
 外部流体制御によって、大気をかき分ける羽音のする超音速の破壊者。
 マエストロと呼ばれる操縦者の指揮により、無人戦闘機群UAVを操る死神。

 すなわち、第九世代戦術戦闘兵器"ヴィルトゥオーソ"。

 音も光も、一切の情報を洩らす事なくステルスモードで侵攻する空の支配者を唯一、
確実に補足できるのが、イーリア・ソーンツェワの持つ不可聴域なる能力であった。


97 名前:28 ◆WZm3jzCkZQ :2008/09/10(水) 03:37:27 ID:zGYugTTN
2/2

「悔しいのなら、その"トラッド"に火を入れなさい。
私の所まで上がってくるといいわ」
 "バテティック"の保有するあらゆるセンサーよりも正確に、且つ広大な
範囲の情報を不可聴域は与えてくれる。
 その恩恵は彼女の愛機に輝くキルマークとして敵味方に鳴り響いていた。

「祖国のために、私の曲にしてあげる」
 "バテティック"のキルマークは、五線譜に刻まれた音符の流れ――"スコア"。
一曲を完成させれば母国の栄光は約束されると、教わった教義を疑わない。


「……風、木の葉が擦れて、私に近づいてくる」
 不可聴域に感知――敵機の気配。
 戦意の発するイメージはX−135、"バテティック"より速度に優れるが、
UAVの性能においては比べるべくもない量産機体だ。

「一度つむじを巻いて、木を揺らせる」
 "バテティック"を先んじて発見した気になっているX−135は、UAVによる
空域支配戦術を捨て、近距離格闘戦によって奇襲するつもりのようだ。

「草をなでる音――もうすぐ火に変わる」
 UAVを放出する適正距離を大きく割り込んで近づいてくる機体に、イーリアは
哀れみすら覚えた。"バテティック"に搭載された八基のレーザーユニットは、
既に展開の準備を終えているし、超流体コンデンサーに蓄えられた運動量は
敵の初撃を回避するのに十分すぎる。

 五キロ、"ヴィルトゥオーソ"にとってすれば目と鼻の先で、X−135は
巡航モードの機体コンテナからUAVを展開、格闘モードに移行して力場に
包まれた鉤爪を振り上げる。

 イーリア――敵の挙動を理解していた――は"バテティック"を急降下、
レーザーユニットを展開させて人型に変形を遂げる。
 花開く超音速のUAVから高く、あるいは低く羽音が響いた。
 外部流体制御で飛翔するUAVは衝撃波の代わりに、速度に応じた共鳴を起こす。
 "ヴィルトゥオーソ"に繰られ、蒼穹を馳せる羽音の合奏。
 これが"ヴィルトゥオーソ"の操縦者にマエストロの異名を与えるのだ。

「……はじめまして」
 八条のレーザーにX−135を優しく包んだイーリアは、芸術的な捻り込みで
その背後を取ると、切断力場に包まれた"バテティック"の剣腕を一閃。
「そして、さようなら」
 青い空に、敵機をパイロットごと鮮やかに散華させた。


98 名前:28 ◆WZm3jzCkZQ :2008/09/10(水) 03:46:33 ID:zGYugTTN
>>95

とりあえず設定下請け。面白い設定ですが、書く前から分かっていたんですけど
書くのがめちゃくちゃ難しいです。
超音速だと音じゃなくて衝撃波でしょう、とか。
機体が普通に超音速を出してるのに、銃弾の速度が上がってないのは
偏った技術進歩してるなあ、というあたりは適当にガジェット導入して
誤魔化しておきました。

それでは。

99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 05:21:41 ID:YqbZ7lh4
乙です

レーザーの弾速
光速

レールガンの最高弾速
秒速3km 

荷電粒子砲(ビーム)
実現前なので不明

現時点での戦闘機の最高速度
マッハ10, 秒速3.4キロメートル

現時点で超音速の敵を捉えるのは
レーザーじゃないと無理っぽい

音速を突破すると地上まで爆音と衝撃波の被害が出るって話なんで
低減装置を開発しているらしい

100 名前::2008/09/10(水) 10:15:50 ID:vWXz5s5w
>>98
†ちん投下乙。
九州男痔の戦闘描写は一味違いますね!
流石新人スレの大御所!

101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/10(水) 16:04:17 ID:rJqczB73
霧崎紫苑

男 20歳前後
心優しい性格だが卑怯なことが大嫌いで、それを見ると普段は封じているあらゆるものを切り裂く能力を使ってしまう。

長髪がよく似合う2枚目

102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/11(木) 00:27:37 ID:xlA9QNdT
学園伝奇能力バトル百合恋愛物

地球のマントル近くに眠っていた岩盤が火山の噴火により吹き上げられる、岩石の一つに含まれていた
未知の物質は時代を経るごとに姿を変え、ある時は船となり海を渡り、ある時は蹄鉄となって地を駆けた。
各地に散らばった未知の物質は誰にも知られることなく、次第にその姿を剣の形へと変えていく。
使用者が剣に憑依(satanophany)することにより、その力を引き出す謎の剣は使用者を伴い、
導かれる様に、かつていた彼の地へと集合する。

剣の補足
生物の起源の一説によると地球に飛来した隕石に付着した有機物が時を経て進化し、
火山の噴火によって有機物を含む岩石が地球外に飛ばされ、隕石となり他の星に運ぶと言う説がある。
各地に散らばった剣は生命の記録を吸収し、地球外へ運ぶ為にある。

憑依(satanophany)のルール
1・発動条件が揃うと使用者が剣に憑依し、身体能力、治癒能力が飛躍的に向上する。(色んな力が10倍くらいにパワーアップ!)
2・魂と剣が融合している為、肉体が致命傷を負っても死ぬことは無い。
3・剣が手から離れると憑依は解ける。
4・憑依している時に剣が折れると融合した分の魂が肉体に戻れなくなる。
5・剣は誰にでも使え、力は使用者の潜在能力のみに依存する。

103 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/11(木) 00:28:59 ID:xlA9QNdT
久条 由樹
公立高校に通う高校2年生、校内ではよく当たる占い屋として知られ、地味に小遣いを稼いでいた、
外出先で見かけた古物商の店でショーウインドーに飾られたAglaと出会う。
引き込まれるように衝動買いをする由樹だったが、本人の知らぬ内に戦いに巻き込まれる。
性格はお調子者で短気、すぐに図に乗る悪い癖が有る、光り物が好きで宝石の類に弱い。
Aglaに憑依する内に自分の中にある、異常な能力を次第に恐れるようになる。

Main Story
暗闇の中で激痛と共に目が覚めた、何が起こったのかも理解できない、
途端に怖くなった私が泣き出しそうになると、傍にいた父が私の頭を撫でてくれた。
その時、父と二人でハイキングに出かけていた私たち親子はトンネルの落盤事故に巻き込まれ、
車体は押し潰され救助を待つ状態だったのだ。

時折ミシミシを音をたて車体が歪んでゆくのが分かる、
支えていた父は苦しい顔を見せないよう痛みを噛み潰すように耐えて笑っていた。
しばらくして救助隊が到着し私は助かった、父も助かったのだと思っていた。
車体と瓦礫に間に挟まれ、半身が潰れていたなどとは夢にも思わなかった。
私はその日の夜一生分泣いた。

その日から私は良い子になった、父が命を賭けて私を守ってくれたから立派な人間にならなくてはと責任を感じた。
でもなれなかった、いくら頑張っても成績も運動も並、これといった特技も何もない、志も半ばで諦めかけていた。
あの日、ショーウインドーでAglaと出会うまでは……。
「きっと、私にはやらなきゃいけないことがあるんだ」

少女はあの日の暗闇を振り払うように歩き出した。

Agla(アグラ)
ヘブライ語のAthah Gabor Leolam Adonai(汝は強大にして永遠なり、主よ)の略字、
見た目はグラディウスと呼ばれる一般的な両刃剣だが、その実絶大な魔力を秘めている、
刀身と鞘の留め金になっている、指輪や腕輪で削った刀身の金属粉を使い魔術を発現させる。
「観想の法」で戦うが、威力自体は由樹本人のテンションに大きく左右される。

李 三玲
香港から来た使用者の一人、女性ながら武術の心得があり戦闘力は高い、由樹の初戦の相手だが、
剣を重ねる内に由樹に心を開くようになる、表向き近寄りがたい雰囲気だが極度のあがり症。
性格は冷静で口下手、最初は伏龍のみだが後に計斗・羅喉の使用者にもなる。

Main Story
「あなたって本当に楽しそうに笑うのね」
故郷から遠く離れ兄の消息を辿るうち私と同じ子に出会った、人間の業を超えた「宝剣」の力。
その力を持ってなぜこの子はこんなにも笑っていられるのだろう、
「宝剣」を手にした者にもたらされる使命、私も兄もそんな運命に翻弄されて生きてきた。

誰もが私達を特別扱いする裏で恐れ忌み嫌っていたのを感じていた。
当然だ、一振りすれば全てのものを焼き尽くす炎、それは人間であっても例外じゃない。
人は火を恐れる、そして私自身が恐怖そのものなのだ、それが人間の本能。
でも、目の前にいるこの子が私に対して笑いかけてくるのは何故なのだろう?

「玲ちゃん可愛いんだから、ずっと仏頂面だともったいないよ?」
きっと普通の生活をして生きてきた女の子達はこんな感じなのだろう。
ずっと心の中で燻っていた感情が、いや燃え尽きてしまった感情が再び芽生えてくるように感じた。
「ふふ……そぅ?」

普段見せることのない笑顔で彼女は答えた。

Dragonel(ドラゴネル)
落ちた竜を意味する英名、三玲は伏龍と呼んでいる、剣先が丸くなった両刃剣で符術を用いる、
術の力自体は低めだが剣自体の切れ味は鋭い、三玲の体術に加え暗器を組み合わせれば、近・中・遠距離全てをカバーできる。
巻き起こす炎により視界を塞ぎ近接攻撃に持ち込む戦法を好んで使う。
近接攻撃では最強の力を持つAglaとは非常に相性が悪い。

104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/11(木) 00:30:18 ID:xlA9QNdT
文香
由樹と同じ高校に通う高校1年生、内気で不幸な少女、虐めっ子に復讐する為に魔剣を手に取る、
獲物である筈の善良な女性が何故か使用者になってしまった不幸な例。
性格は真面目だが根暗、結構魔剣のことが気に入ってるらしい。

Main Story
彼女は何事に対しても受け身であった、人に強く言われると言い返すことができない。
冷静になろうとするほど焦ってしまう……「ウザイ」
文香は自分の部屋で声がした気がして振り返る、当然誰がいるわけでもない。

精神的に追い詰められた彼女は自分は誰からも嫌われてしまっていると信じ込んでいた。
もう学校には行きたくない、誰とも会いたくない……「シネバイイノニ」
私だって会いたいわけじゃない、もう消えてしまいたい。
学校のクラスメートはもちろん、両親も先生もみんな信じられない。

「誰も居ない……どこか遠くへ……」
ふと誰かが耳元で囁いた気がした、まるで夢遊病者のように声のする外へとふらふら歩き出す。
声のしたその場所には朽ち果てた一本の鉄塊……それは一振りの剣だった。
警戒することもなくその剣に触れると、ふと、その剣が自分を必要としているような気がした。

「一緒に……行こう」


Chichevache(チチェヴァチェ)
善良な女を食って生きる魔剣だが獲物に出会ったことが無いらしく、刀身もボロボロである、
使用者の血を使ってやっとこ発現するが既に弱りきってこけおどしレベル、あっさり由樹にへし折られる。
「誰も見ていない場所」という条件付で瞬間移動できる、周囲に隠れる場所が多いほど有利。



眞鈴
アメリカからの留学生、物腰の穏やかで明るい性格をしているが、隠れて小動物を殺すことに
喜びを感じているサイコパス、何時か人間も殺そうと考えている。
本来の性格は陰湿かつ陰険で、ある意味最も愛称の良い使用者とも言える。

Main Story
小さい頃からわがままを言えばなんだって許された。
何だって欲しいものはパパが買ってくれたし、食べたい物があればママが何でも作ってくれた。
勉強、運動そんなもの何の意味もない、私がやりたくないって言ったらやりたくないの、それで充分。

私が小さい頃、わがままを言って飼ってもらった子犬、いつも一緒に遊んで日向ぼっこするのが好きだった。
ラッキーはいつだって私の傍に居て、一生私と暮らすのよ、それが当たり前。

ラッキーがよく眠るようになった、時折、私が話しかけてもだるそうに耳だけ傾けてしらんぷり、
何時からだったのか、しばらくしてラッキーは動かなくなった、話しかけても、揺さぶっても起きない。
私は暴れた、わがまま言えばなんだって叶うんだから、なのにパパもママも「諦めなさい」って言うの。
ラッキーは生き返るの、そしてまた私と一緒に日向ぼっこしてボール遊びするの、それが当然!!

パパが研究していた、変なナイフ、カミサマにイケニエを捧げれば、きっとラッキーは生き返る。
家にいたネズミを殺した、学校にいたウサギも殺した、でもまだ足りない、もっと大きなタマシイじゃないと……。

「まだ、タマシイがたりない……」


Maggot(マゴット)
蝿の幼虫を指すが、古くから脳に侵食し発狂を促す悪霊と考えられていた。
ナイフ程度のサイズで肉を抉る為の鍵爪がついており、生贄を捧げることで発現する。
鍵爪によりあらゆるところに張り付くことができ、刃からでる羽音を聞いた物の脳に直接働きかけ、
死んだ生物を自在に操ることが可能。

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/11(木) 00:32:36 ID:xlA9QNdT
天宮 翔子
フランスから一時帰国した有名な女流作家、槍の造型に魅入られた彼女は槍をモチーフに石像を彫る、
石像を完全な物にする為には最強であることを証明しなければと考えた彼女は由樹の前に現れる。
性格は豪胆で自由奔放、由樹に敗北した後、彼女の戦う姿に惚れ込んで、執拗に由樹を追い回す。

Main Story
人間は嫌い、時間がたてば変わってしまうから、石は好き、いつまでもそのままでいてくれるから。
フランスで出会った槍をいとおしげに膝の上で撫でると、半ば完成している槍の彫像に目をやった。幾度となく繰り返し彫った、自らの納得のいくまで……。
椅子から立ち上がると踵を返す刹那、槍の一撃が石像を貫く。

「これは……違う」
幾度となく彫り返した造形も自分の納得のいく結果とはならなかった。
石像をまるで紙を突くように易々と貫き、槍が夕日に照らされる。
その姿をも翔子は美しいと感じた……だが。

自らが美しいと感じる「それ」は、自分が作り上げたものではない、
他の誰かが熱い鉄を打ち、作り上げた過去の遺物なのだ、彼女にとってそれは我慢のならないことだった。
誰が何のために作り上げたのかは知らないが、何をすべきものなのかは知っている。
この槍は突き、振るい、しなる時、最も美しさを増す、戦いの渦中に身を置くことがなければ
槍の本質を見ることは叶わないであろう。

「このあたしが、見極めてやる」

Gargouille(ガルグユ)
ガーゴイルの語源、フランス語で食道を意味する。
長尺の十字槍でハサミの様な隠し刃が付いている、雨水にあたることで魔力を発現する。
水のある場所では圧倒的な力を持ち、由樹の光速の剣戟も水の屈折により曲げられ、
三玲の炎も簡単に消されてしまう、ただし周囲に水が豊富にあることが条件。

ミハイル
偽名で入国してきた、レヴィヤタンのロシア人暗殺者、日本で起きている幾つもの事件が剣による物だと考え、
由樹を執拗に付け狙う、いわば本職であり命がけの戦いを経験していない、由樹を虚仮にしている。
性格は自信家で冷酷、戦斧を砕かれ敗北したミハイルは残った一本も自らの手でへし折る。

Main Story
物心がついた頃、私は孤児だった、施設に預けられてはいたが、必要最低限の物しか与えらない、
物が欲しけりゃ盗むしかない、しばらくして客を取れるようになると売春もした、
結構な金になり、生活に余裕が出ると常日頃から考えていた行動に移る事にした。

私を捨てた両親への復讐、情報屋に金を掴ませて探し回ると、思いの他早く母親が見つかった。
何食わぬ顔で近付き話をして部屋に通されると、見たこともない女の写真を取り出し娘の話をしだした、
夫と離婚し親権を取られたこと、毎月欠かさず娘に送金していること、手紙も欠かさずに書いていること。
自分にとっては自慢の娘だと、そして余命幾許もないことも私に告げた。

程なくして彼女は亡くなった、棺に納められた母の手は削れてボロボロになっていた、私が本当の娘だと打ち明ける機会は永遠に失われた、
魂すら穢れてしまった私にはそんな権利すらないのかもしれない。

意外なことに父親は私の近くにいた、私を買いにきてた客の1人だった。
可哀相なお母さん、娘を奪われ、体を壊してまで稼いだお金を毟られ、欠かさず書いた手紙も読まれることなく。
この男に騙され続けていた……私は露天商から買い取った斧を男に振り下ろす。
命乞いを続ける血濡れになった男の顔面を、何度も斧で打ち付けながら言った。

「地獄で命乞いしろ、天国にいる母に聞こえるように大声でな」
力を込めた最後の一撃が汚物の頭蓋を叩き割った。

Larvae(ラールウァエ)
死んだ悪人の霊魂を意味する、対に死んだ善人の霊魂を意味するレムレスがある。
処刑用の戦斧と自害用の直刀ナイフの二本、悪人か善人の魂を受けることで発現する。
憑依のルールを無視して外傷も与えることなく魂その物に攻撃を加え削るため、防御は意味を成さない。
魂を持たないものを操る、眞鈴とは非常に相性が悪い。

106 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/11(木) 00:34:37 ID:xlA9QNdT
姓名不詳
中国本土から来た華僑と思しき使用者、待ち伏せに慣れていない由樹を一度は破るものの
三玲と共闘する由樹に敗れる、その後三玲に剣を委ねるといずことも無く消えた。性格や感情をその表情から読むことは出来ない。

Main Story
古びた洋館の一室で、佇む1人の女の姿があった。床一面に不規則に並べられた玉石は不自然な動きで様々な形へと変わってゆく。
最後の玉石がぴたりと動きを止めると、女は目を伏せて傍らの剣に目をやった。
2対の剣、あの剣との出会いが彼女の人生の始まりだった、否、あの時彼女は死んだのだ。

「長かった闘いも……やっと終わるのね」
玉石と星の動きが重なるように終局が近いことを示していた、いつから始まったのか。
あれからどれほどの時が経ったのか、女は長い時を体に刻む内に時間の感覚が麻痺していた。
自分の体内に埋め込まれた玉石は常に自分と融合し、この肉体を生かし続けている。
何の為に戦うのか?そんなことはとうの昔に忘れてしまった。

その身に終局が訪れること、それが彼女にとっての唯一の救い。
瞼を閉じれば故郷の景色とかつて愛した人の姿が思い出される。
剣を振るうだけの人ならざる妖となっても、その記憶だけは自分の心の中にしっかりと刻まれていた。

「今、逢いに往きます」

Nodes(ノウド)
占星術における交点を意味する、それぞれカウダ・カプト・ドラコニス。
2丁の宝刀と玉石、刀は後に計斗・羅喉になる、玉石を刀で弾くことによって発現する。
設置型の能力で玉石を周囲に展開させ、玉石を弾いた方向に呼応するように一斉に飛来する。
100個設置すれば100個の玉石がランダムに飛来することになる、1つが銃の弾丸1発程度の威力をもつ。
玉石自体は破壊可能な為、三玲の炎とは相性が悪い。

城乃
少女の身の回りの世話を仰せつかっている従者、由樹の存在が少女にとって最大の障害であると知り、
計画の遂行の為に由樹のAglaを破壊しようと目論むが、三玲と相打ちになる。性格は一途で温和、少女に対して母親以上の愛情を注いでいる。

Main Story
暗闇の中で血と鉄の味を噛み締める、狭くて暗い押入れの中、そこが私の居場所だった。
母は私を厄介者扱いしていた、「産まなきゃ良かった」とはっきりそう言った。ことあるごとに私を殴りつけ、私はそれに耐え続けた。

しばらくすると、母は再婚した、義理の父に母親らしい所を見せようとしたのか、私を殴ることが少なくなり私はホッとした、だがそれも長くは続かない。
学校から帰ると突然、義父から押し倒され成す術もなく犯された、泣きながら母に事の次第をうちあけると。
母は突然、激昂し灰皿で私の顔を殴りつけ、私はその場に蹲りながら痛みに耐えた。
義父は私が誘ったかのように仄めかし母の目の前で私の腹を蹴り上げた、母は笑っていた。

「世の中はどうしようもない屑だらけ、みんな消えてしまえばいい」
行く宛てもなく家を飛び出した、もうどうなってもいい、そんな時に御主人様とであった。
御主人様はついと私に一振りの剣を差し出した、始めて触れた筈なのにずっと昔からこれを知っていた気がする。
「君が何かを強く望むのなら、きっとその剣が叶えてくれる」

斬って、斬って、がむしゃらに斬り伏せた、この世の全てを消してやる、それが私の願い。
かつて母と義父だった肉塊に何度も刃を突き立て、引き裂く……血の上に血を塗り重ね、真っ黒に染め上げた。

「城乃、聞いてる?」
突然、穢れを知らない無垢な瞳に見つめられ思わず心臓が止まりそうになる。
御嬢様、ただ1人御嬢様だけは……幼い頃から共に生活し、時に支えられてきた。私が人として生きていられるのはきっと御嬢様のおかげ。

御主人様の血を引く御嬢様こそ人類の頂点に相応しい御方……貴女の邪魔をする屑共は、私、城乃が斬り伏せてご覧に入れます。

Peor(ぺオル)
イスラエルの民に崇拝された偶像が元、所有者がいないまま朽ち果てていた最後の一本、
Tetramorphの原型、その力のほとんどは失われている。朽ち果てる一歩手前であるため、光を発するものを吸収することで、
かろうじて原形を留めている、由樹の光、三玲の炎、天宮の水も、光の反射による視認すら
光と密接に関係するため、全てを吸収し暗闇に引きずり込む、文香の瞬間移動と相性が悪い。

107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/11(木) 00:36:22 ID:xlA9QNdT
姓名不詳
レヴィヤタンと呼ばれる組織の頂点に君臨する少女、人の手によって作られ選別された
Tetramorphの為に存在する、幼い頃から使用者になるための訓練を受け続けてきた。
性格は寂しがり屋で夢見がち、城乃を失った悲しみから暴走し自制心を失う。

Main Story
夜中に一人ぼっちで目が覚める、広いお屋敷には私と数人の使用人と城乃だけが住んでいる。
全ての準備が整うまでは目立ってはいけない、お父様の遺言の通り、私は子供の頃から隠匿生活を余儀なくされた。
優しかったお父様もお母様ももういない、神剣の能力を持つ両親の下に産まれ、私も同じように能力を持っていた。
大空に羽ばたける自由の翼、全てが終われば私もきっと自由になれるんだ。

こっそりと寝室を抜け出し城乃の部屋に入る、布団にそっと潜り込むと城乃の体温が肌に伝わってくる。
「城乃、聞いてる?」
城乃が目を覚ますとにっこりと微笑む、私が体に触れると城乃の指も私に触れる。
お父様もお母様も知らなかった、二人だけの秘密。
全てが終われば城乃と一緒に暮らそう、このお屋敷に二人で、隠れてこそこそせずに堂々と。

お父様が言っていた「神剣はその人が強く望んだ願いを叶えてくれる」……と、
それなのに、その筈なのに……「城乃ッ! 目を覚まして!」
冷たくなった彼女の体を強く揺すり呼びかける、だが城乃は答えない、魂が無いから、神剣が持っていってしまったから。
脳波はある・・城乃はまだ生きてる、きっと助かる、人類の頂点に立つ能力があるのなら、神剣が望みを叶えてくれる。
人一人の意識を戻すくらい造作も無い、冷たくなった彼女に願いを込めて唇を寄せる、だが彼女は目覚めない。

城乃はAglaと呼ばれる神剣を消そうとして返り討ちにあったのだ、
Aglaの能力が私にとって唯一の脅威だから、私の為に城乃は……。

「九条……久条由樹、殺シテヤルッ!!」

少女は封印された翼を解き放ち、大空に舞い上がった。


Tetramorph(テトラモルフ)
四重の形を意味するギリシャ語、獅子・牡牛・鷲・竜と大天使の象徴をモチーフとしている。
意図的に作られた剣であり潜在能力はAglaを凌ぐ、4つの指輪で刀身を削り金属粉で発現する。
剣と保持者が融合することで保持者の能力が解放されるため、
三玲が伏龍と計斗・羅喉を用いても能力は同じ炎である。

ただし戦闘中に刀身が折れ、魂が込められたままの場合、そのまま個人の持つ能力を封入することができる。
テトラモルフは3つの刀剣とその利用者の魂、そして少女個人のものをあわせた4つの能力を持つ。
個々の能力ではどうしても穴(弱点)が存在するために複数の能力が必要となる。

獅子
三玲の兄(奉):受けた攻撃をそっくりそのまま模倣して返すことができる最強の攻撃法。
しかも一度覚えた攻撃は能力を切り替えない限り何度でも行使可能。
従来強力な攻撃は、その分気力が必要となるがこの反撃の場合、制限無しに扱うことができる。

牡牛
レヴィヤタン創立者(少女の父):重力を自在に操ることで対象を圧殺する最強の補助技法。
無制限に重くすることはできず、実際の重量の2倍から3倍程度が限界。
1tのコンテナならば2tの重さとなるため、航空機、車両、船舶の全ては自重で潰れ無力化できる。


少女:空中を自在に飛び回ることができる最強の機動法。
ただし体勢を持続するのに気力を有するため長時間の飛行はできない、
滑空状態を有効に扱う必要性がある。


城乃:光や音の元を全て吸収し尽くす最強の防御法。
未完成のテトラモルフでは行動を予見攻撃できる由樹の能力のみが弱点であったが、
城乃が戦闘不能になることでテトラモルフは史上最強の刀剣となる。

108 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/11(木) 00:41:51 ID:xlA9QNdT
あらすじ

特殊な力を解放する剣を使い人類の実効支配をもくろむ地下組織「レヴィヤタン」と、
普通の高校生、由樹との戦いを書いた全10話。

―――
投下終了です

109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 03:17:56 ID:/OmbEd0H
小川優一(おがわ・ゆういち)
17歳、男。ごく普通の高校生。華道部所属、副部長
朗らかで人の良く、頼まれるとNOと言えない性分
本人は知らないが、500年前まで魔界を支配していた魔王の転生体
前世の記憶&魔力等は一切ない
自室のクローゼットから出てて来た魔族によって魔界に連れ去られ、新生魔界解放軍の指導者に祭り上げられる

アンゴル=ノア
500年前まで魔界を支配していた魔界史上最強最高の魔王。優一の前世
超カリスマ性と究極の魔力で魔界全土を版図とするアンゴル帝国を建国。初代王を勤める
だが宰相の謀反によって致命傷を負い、絶命する寸前に転生の秘術を用いて魔界を脱出
後に、何の力もない普通の人間として生まれ変わる

アクア・マージ
アンゴル=ノアに忠誠を誓う元魔王四天王の一人。マジックマスター
辛辣な皮肉屋
優一の自室のクローゼットと魔界を繋げ、優一を拉致ってきた張本人
新生魔界解放軍の参謀長

ゲイル・バトー
アンゴル=ノアに忠誠を誓う元魔王四天王の一人。バトルマスター
古風な武士
魔界再統一と平和の訪れを願い、魔界支配権戦争に乗り出した新生魔界解放軍の軍務統括

アース・スター
アンゴル=ノアに忠誠を誓う元魔王四天王の一人。モンスターマスター
冷静沈着な紳士
魔王の座を巡り数多の勢力が凌ぎを削る動乱の魔界。その混沌を見かねて新生魔界解放軍を設立した総司令

フレム・ラゴン
アンゴル=ノアに忠誠を誓う元魔王四天王の一人。ドラゴンマスター
気の強いヤンキー
幼少期、アンゴル=ノアに命を救われた。新生魔界解放軍の特攻隊長

ジークフリード=ファフニール
アンゴル=ノアの親友にして側近だったアンゴル帝国元宰相
魔天神剣グラムを持ち、魔界最強の異名を取る暗黒騎士
礼節を重んじる好漢だが野心家。戦闘力のみならず権謀術数にも長ける
魔王を謀殺した後に帝国を破壊し、魔界支配権戦争の発端を作った
現在、魔界の支配者に最も近い位置にいる

110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 03:25:40 ID:Dehkmf8g
ギャルゲー作りたい

111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 03:31:01 ID:6e4xvnvz
>>110
登場女キャラクター
氷魔結
火乃国華煉
グレモリー
発表姉妹
イーリア・ソーンツェワ
久条 由樹
李 三玲 etc

がんばれ。

112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/12(金) 03:35:36 ID:/OmbEd0H
魔界
濃密な魔力が満ちる異世界
強大な力を持つ魔族の故郷
現在、支配者不在の戦国時代状態

魔界支配権戦争
前魔王アルンゴル=ノアの死を切っ掛けに、魔界の支配権を巡る魔族達によって起こされた争い
魔界全土に戦火は広がり、500年間続いている
現在も大小無数の勢力が激突し、日々熾烈な戦いを繰り広げている

暗黒王朝正規軍
魔王アンゴル=ノアを殺害した張本人、ジークフリード=ファフニールを頂点とする勢力
武力による魔界統一を掲げ、完全実力主義の独裁国家樹立を目指す
ジークフリードの下、強固な意志で纏められ、凄まじい結束力と侵攻力を持つ
弱者を容赦なく弾圧する恐怖政治体制から、虐殺騎士団とも呼ばれる

新生魔界解放軍
戦いに明け暮れる魔界の無秩序な混乱ぶりを見かねた、元魔王四天王によって創設された勢力
中心メンバーはアンゴル帝国の重鎮たる元魔王四天王
自由と平等を基本理念としており、暴虐な振る舞いの目立つ勢力を叩き潰している
民衆から熱烈な支持を受け、短期間で大勢力に成長した
近年、魔王の生まれ変わりを指導者として迎え、兵員の士気が異常に高まっている

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/14(日) 11:07:02 ID:8ToqAtiA
加絵町てくす

世界で数例しかいない、環境過剰適応症候群(通称・カメレオン症候群)にかかっている女子高生。
周りにトリガーとなる物があると、それを見ていなくても体が反応して性格や口調が変化してしまう。しかし多重人格ではなく、変化中の記憶は全て覚えている。
カメレオン症候群の性格変化系統はおよそ15種類で、「ポケモン」のタイプと似ているため、関連性が疑われている。

周りに目立つものがないときはノーマルだが、
周りに炎:情熱的になる
周りに水:泣き虫になる
周りに草:無口になる
周りに岩:頑固になる
周りに氷:冷徹になる
周りに鋼:とがった性格になる
周りに虫:全て無視してしまう
周りに鳥:空を飛べると思うようになる
周りに地面:動けなくなる
周りに毒:意地悪になる
周りに雷:攻撃的になる
周りに悪人:ワルになる
周りに格闘家:勝負好きになる

といった風に変化してしまう。ちなみに、周りに霊・周りに竜・周りに超は確認例がないため、どうなるのかは不明。
ただ「ポケモン」とは違い、2タイプのトリガーが一気に引かれてしまうと、精神が耐えきれなくなり暴走する。

といった設定で新ジャンル「テクスチャー」をやろうとしたけど頭がこんがらがって無理だった

114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/16(火) 17:01:38 ID:eJYsssjH
WIKI編集をばちょっと小休止。
創作発表板@wiki
ttp://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/1.html
なんか意見があったらいうて下さりませ。

115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 23:04:09 ID:fxVOIr3L
>>113
うわ、すっげえ面白そうだ。
ポケモンから離れて、一部いじってきちんとすればそれ十分通用するぞ

116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/20(土) 10:04:30 ID:dRWYN8xJ
>>113
ちょい気になったんだけど、周りに地面っていうのは土の地面があるとそうなるってことなのか?
アスファルトやフローリングでも該当するのならずっとその性格のままって事になるし・・・・・・
学校のグラウンドとかモロ該当だと思うんだが。

117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:05:01 ID:Kizqnnq3
複数のTS(性別変化)が絡む学園物。雰囲気としてはコメディ(スラップスティックでなくまったり傾向)&
登場人物の青春故の苦悩(おい)も絡んだ時々シリアス?
 何か自分で小説にしようと何度もトライしてみましたが、どうにも上手くいかないもので・・・・・・。
これまで挙げられてきた重厚なファンタジー&バトル的設定の流れに水を差すようではありますが、
とりあえずこんな感じです。


  成田 東吾

外見:180を越える体躯なので結構縦に大柄。顔は基本並の上ぐらいなので迫力に欠ける。

主人公。上泉学園普通科1−F在籍。
七歳の頃に函館へ越していったものの、今回父の転勤で生まれ故郷の街へと帰省する。
彼が田舎の祖父から渡された、成田家に代々伝わるという護符入りの守り袋を持ってきてしまった事が全ての始まりである。
上泉学園高等部普通科へと編入し、それなりにクラスに溶け込みつつあったが、ある日偶然の行き違いから
体育科在籍の石動比呂に『妹を付け狙うストーカー』と勘違いされ、追い回される羽目に。
無我夢中の逃亡劇の中で極度の緊張状態に陥った結果、持っていた護符が突然光り出し、相対していた比呂達三人を
女の子へと変えてしまう。
その後祖父と昔馴染みらしい学園長から護符の正体や効果を知らされて、どうにか三人の体質を元に戻そうと
奔走していく事になる。
やがて比呂が引っ越す前に散々苛められてきた幼稚園の同級生と気づくのだが、本人が忘れている様子から
何となく蒸し返す気になれないので、敢えてそのことは言わずにいる。(これが後々ちょっとした火種になる?)
身長183cmという大柄な体躯とは裏腹に、性格は温厚かつ小市民というか下っ端気質。遠慮のない比呂の態度や
彼らがそれぞれ抱える目標に触れて、少しずつ積極性が芽生えてゆく?
知らなかったとはいえ自分の行いのもたらした現状には非常に責任を感じており、校内で比呂達が女性化した場合などは、
あわあわしつつも真っ先にフォローに駆けつける。

護符の詳細
 大江山の酒呑童子が作ったとされる護符で、その効果はどんな屈強の武将も美しい手弱女へと変じさせてしまうというもの。
馬賊だった成田家の先祖が童子との飲み比べに勝利した事で授かった。襲撃した武家の君主を女に変えて屈服させ、
その家を吸収するという行いを繰り返して大名としてのし上がったらしいが、その後戦国時代への突入と同時に成田家は
零落した。(無駄に凝った設定だけど本編とはあまり関係ないです。あんまりといえばあんまりな先祖の所業に
東吾が何気に凹み気味だったりするけど)

118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:13:11 ID:Kizqnnq3
石動 比呂

ビジュアルイメージ:普段はオールバックで黒髪を上げているが、髪を下ろすと童顔気味。東吾よりは頭一つ分小さい。
女性化時:背中まで届く緑がかった黒いロングヘア(切ってもすぐ伸びてしまう)。
綺麗と可愛いが6:4の割合という感じの『綺麗系』な顔立ち。
体格は全体的に華奢だが、胸や尻の肉づきは三人の中で一番発育している。

上泉学園体育科1−A在籍。男子寮住まいで空手部所属。
喧嘩っぱやく物事を割と根に持つ方だが、性根は付き合いが良くお人好しなので、周囲にはいじられ役としてからかわれる一方
それなりに人望もある。ややシスコン気味で、中等部の妹がストーカーに付き纏われていることを知り、そのストーカーの特徴が
『身長180前後で高等部の制服を着ていた』こと、しょっちゅう妹のクラスに忍び込んでいると聞かされていたことから、
その日たまたま教室にいた(具体的には比呂の妹と同じクラスだった弟の忘れたノートを取りに行っていた)東吾を
ストーカーと誤解し、追い回す。その後、追われる東吾の危機意識の高まりを感知した護符の効果によって、
身体が不定期に女性化するという体質になってしまう。
当然そのまま男子寮にいる訳にもいかなくなったので、他二名ともども自宅通学している東吾の家に転がり込む事になる。
 状況が状況な為に東吾に対しては敵愾心剥き出しで、どついたり小突いたりといった荒っぽい対応を取っている。
しかし、根底では自分の早とちりが大きな原因でもあるという事を自覚しているので、本心では東吾をそれ程嫌っている訳ではなく、
口にこそ出さないが懸命に手助けしてくれる彼にそれなりに感謝もしている。(状況を抜きにしても、自分に対してイチイチ及び腰な
東吾に苛ついてしまう事も多いが)
幼い頃は結構悪ガキであり、引っ越す前の東吾にねずみ花火を嗾けたり、弁当のミートボールを取るなどと数々の悪気ない暴挙を
繰り返していた。現在は忘れてしまっているが、やがて・・・・・・?
物心ついた頃から空手道場の師範である祖父から指導を受けており、本人も道場を継ぐ為に空手部で日々練習に励んでいるのだが、
並の男は軽々吹っ飛ばせる位の実力はあるものの、近頃やや伸び悩みを感じ始めている。


119 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:17:24 ID:Kizqnnq3
日下部 青司

ビジュアルイメージ:やや灰色がかった薄いサラサラの黒髪。顎や鼻といったパーツがシャープに尖った怜悧な顔立ち。
女性化時:セミショート程に伸びた髪の両サイドを編み込んでいる。体格も男性時より一段と小柄になったせいか、愛らしいつくりの
小顔と相まって、気難しげな雰囲気は変わらないものの、こちらは気高い血統書付き子猫といった感じ。

上泉学園音楽科1−A在籍。男子寮住まいで器楽部所属(ヴァイオリン専攻)。
スクエアフレームの眼鏡と怜悧な風貌からとっつき難い印象を与えるが、本人によれば『相互主義』らしいので、礼節を
弁えた相手にはそれなりにフランクな対応を取る。幼い頃、護身術として親に比呂の祖父が営む空手道場に通わされていた時期があり、
その為比呂とは憎まれ口を叩き合う喧嘩友達といった間柄。現在は道場をやめているものの、空手の腕前は比呂に引けを取らない。
ストーカーを捕まえようと冷静さを失っていた比呂を諌める為に後を追っていった結果、発動した護符の力の巻き添えを喰らって
女性化するという憂き目に遭う。自らの身に降りかかった非現実的な出来事に頭を抱えるものの、開き直ってどうにか善後策を
考えようと努めている。講師にヴァイオリンの演奏を『情感が欠けている』と評され密かに悩んでいる。


120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:25:00 ID:Kizqnnq3
岩崎 一海

ビジュアルイメージ:優男風で少々軟派っぽい、やや長髪のにーちゃん。三人の中で東吾と並ぶ身長だが、体格差からするとちょっと細め。
女性化時:大人っぽい美人顔だが愛嬌がある感じで、正面から見るとショートに見えるが、色素の薄い長めの茶髪を後ろで括っている。
やはり身長は少し縮んでいるが、それでも平均としてはやや高いので、
スレンダーな体型と合わせてモデルのような感じ。

上泉学園体育科1−A在籍。バスケ部所属のスポーツ特待生。軟派な雰囲気とルックスから女子の人気が高い。
軽い性格だが気さくで頼れる兄貴肌であり、所属しているバスケ部では次期キャプテンと目されている。
比呂とは中学からの同級生であり、同い年ながらにストッパー兼兄貴分として面倒を見てきた。
昔はかなり荒れていたが、現在は部活に励みながら生活費を積み立てる為にバイトをいくつも掛け持ちしているという、
ある意味三人の中では結構な苦労人。
上述の青司と似たような経緯で比呂を追いかけていった結果、ご多分に漏れず彼もまた女性化体質に。
しかし、他二人ほど今の状況に戸惑う様子はなく、むしろ休日に出かけてナンパしてきた相手に、食事をタカるだけタカって
トンズラこき食費を浮かすなど、ある意味女性としての生活に充分過ぎるほど適応している。
看護士の母は殆ど家を空けていた為、中学の頃から実質1人暮らし状態だったせいか家事全般、特に料理は仲々のもので、
時折成田家での食事作りも担当する。

基本的には三人が女になったり男に戻ったりを繰り返して、東吾があわあわするみたいな
感じをイメージしてます。
サブキャラなどの設定も投下してみる予定です。かなり実験的な内容ですが・・・・・・(汗)



121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:40:39 ID:Kizqnnq3
書き忘れてましたが、実を言うと三人が女の子に変わる『条件』みたいなのが
欲しいと思っているのですが、仲々思いつきません。どなたかアイディアないでしょうか?

122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:57:06 ID:VGD563bx
水に触れると女になって、お湯に触れると男になるってのは?

123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:07:04 ID:Kizqnnq3
いや、まんまら○まのリスペクトになってしまうから避けた方がいいかと思って
敢えて選択肢から外してました、スイマセン。汗)

出来れば日常の中での何気ない行為とかがキーになればいいと思っているのですが、
やはり難しいというか……考えつけば後で自分で投下しようかと思っています。

124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 03:57:01 ID:5oDWsAkn
くしゃみしたら変わるとかは?

125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 06:28:21 ID:itNpkAnw
キュンとなったら乙女回路発動(笑)して変身

126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 06:50:09 ID:pOvdB9La
むしろ勃起したら変身

127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 14:20:23 ID:F3olHxIt
トイレに行ったら転換
毎回、男子トイレと女子トイレ、どちらに入るべきか迷う彼ら、彼女ら。

128 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 15:31:28 ID:v07GZURX
皆様、様々な意見ありがとうございます。
>>124
くしゃみは基本中の基本ですね。でも花粉漂う春だったらそれこそ三人及び東吾の苦労が増しそう(笑)

>>125
それは男性時の女性に対する『キュン』でもそうなんでしょうかね。

>>126
それじゃあ三人は毎朝変身してるのでは(笑)とりあえず過度にえっちぃ要素は
入れない方針でいけたらなーとは思ってますので・・・・・・

>>127
トイレの敷居を潜った瞬間か、それとも文字通り『用』を足したらなのかで、
どう言うべきかも変わるような・・・・・・(汗)

私が今のところ考え付いてるのは、三人それぞれが個別に、身近にある特定の
『何か』の匂いを嗅いだりしたら変身、みたいな案です。
引き続きアイディア募集していこうと思いますが、もう少ししたらそろそろサブキャラの
設定等も投下してみようと思います。

129 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 15:47:24 ID:UuTA/gyU
もう一人自分、ということから発想して、鏡などの、光を反射するものに触れると性別が変化するとかは?

130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 19:41:39 ID:v07GZURX
おお、いいかも知れません!じゃあついでに、学園長の趣味で校内の至る所に切子が飾られているってことにして、うっかりそこに顔が
写ったりすると変身というのもありかも……(学校外での『トラップ』=変身要因も後々考えてみようと思います)
 それはそれとして、さくっとサブキャラ投下しようと思います。

  石動 麻緒

ビジュアルイメージ:眼鏡&ゆるめの三つ編みおさげ。怒っているような凛々しいような表情がデフォルト。

上泉学園中等部1−A,音楽科声楽コースに在籍している比呂の妹。普段は比呂に対して小言っぽく接するが、突然寮を出て
クラスも違う身も知らぬ転校生の家で暮らし始めた兄を、口にこそ出さないが心配している。
クラスにおいては委員長として同級生をソツなくまとめるしっかり者だが、融通が利かない理屈屋ない一面もある。
小学校時代は合唱部で長らくソロパートを担当していた(実力云々でなく、誰もやりたがる気配がなかったから仕方なく立候補したと
自分では言い張っている)らしく、当時の顧問の勧めによって声楽コースを志望した。元々自分に甘えを許さない性格なためか、
日夜腹筋や朗読などでボイストレーニングに励んでいるものの、内心は女の子としての自分にあまり自信が持てないということもあり、
華やかな音楽の世界に自分は向いていないのではと考えることもある。
ある日高等部の制服を着た謎の美少女(比呂)に出会って仲良くなり、結果として彼女は誰にも打ち明けたことのなかった
そんな胸の内を、兄だとは気づかぬまま比呂に打ち明けていくことになる。

131 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 20:06:07 ID:v07GZURX
成田 慧

ビジュアルイメージ:小豆色っぽい髪に眠そうな顔立ち。全体的に子豹のような感じのしなやかな美少年。

上泉学園中等部1年、情報科に在籍する、東吾の四つ下の弟。石動麻緒とは接触こそ少ないがクラスメイト。
兄のことは『東吾』と呼び捨てにしており、誰に対しても起伏の乏しい気の抜けた話し方で接する。
兄と違って垢抜けたルックスから転入早々早くも女子の人気を博すが、同時に居眠り・遅刻上等という態度から早くも教師の
ブラックリスト入りもしている。
突然兄が連れてきた突然同居人として連れて来た同級生三人については、意外に思いつつも深く詮索はせずにいたが、比呂達の『変身』の
様子を目撃したことで秘密を知る。東吾と違い事態に対して完全に他人事モードだが、たまに気の向いた時は兄よりも要領よく
フォローしてみせるなど何気に有能。青司から習ったチェスも一時間で完全習得し、それなりに玄人を自負していた青司を
あっさり撃破した。それ以来青司にとって慧はある種の鬼門になっているようだが、逆に慧は何かしらスイッチが入ったのか、
事あるごとに青司を弄くっていたりする。



132 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 13:45:46 ID:VbamZ+iL
起伏の乏しい

133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 13:49:20 ID:VbamZ+iL
くだらんラノベみたいなキャラ設定だな。
ゆるめの三つ編みおさげとか

ww

人生経験ふやして、もっと読書してから小説は書いてくださいね

134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 17:28:07 ID:9jU8PaTC
ハワード・キリー

コルベリア警備軍大尉ブロンクス支隊所属、本国軍士官学校60期
辺境地区コルベリアの防衛部隊に所属している、上官のブロンクス中佐とは
コルベリアの隣区、アラド地区での動乱以来の気心知れる仲である
本国から今にも忘れ去られそうなこんな辺鄙な辺境区での勤務に不満を漏らしつつ
日々境界線を巡って襲来する異民族の不逞な輩と睨み合い小競り合いを繰り広げている

俺にはこの土地の価値などは分からないが、彼ら蛮民共にはあるらしい
譲ってやればいい…そう感じたことは幾度もあった、そういう考えは不要と分かりつつもだ
少なくともここにいる警備軍、俺達はこの不毛な土地を心底嫌っている

ここには何も店はたいしてないし、物も人も少ない
こんな土地に昔の本国の政治家は何を見出したというのだろう
そんなことを口にはおくびも出せない、だからことさらに不満は積もるばかりだ
早く本国に帰りたい、給料は十分だがこんな所にいたら脳が委縮してしまいそうだ冗談じゃない
ここは一人命を絶つ人間も多い、なぜか?みんな正直気が立ち過ぎなんだ
やることもないんだろうな、新人いじめに精を出す輩が後を絶たないでいやがる、参るね上官として

そのくせブロンクスさんは、一人超然としているもんだから
中佐殿はどこか頭のねじが緩んでいらっしゃるのか何なのか、笑って済ましその神経を羨んでしまうのは言うまでもないことだ
そんな思いをしてまでここに居座ることもあるまいとは思うのだが、もう少し待てばこの不毛な地から解放され本国に帰れる
その思いが俺のこころを引き留めていたのだ、また安易に辞めて次の仕事とすんなり行くかも分からない
軍隊勤めだし、はたしていい仕事は見つかってくれるか…軍が斡旋してくれりゃ楽なのだがなあ

性格:基本まじめに務めるタイプ、明るい思考だが言動は自嘲的
一人称:俺 部下:〜君 
好きな食べ物:醤油のたっぷりかかった豚カツ(本国に帰ったら真っ先に行くつもり)

一部の不安分子と組んだブロンクスにより、ブロンクスの王国と化しつつあるコルベリア一帯
本国の工作員と共にブロンクス一派の計画する陰謀を阻止に動く


なんか書いててつまらないなあwまじめに考えたつもりだが

135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 04:09:46 ID:25MC0CC/
金剛 力(つとむ)

高校一年。実家は農家で、コンニャク芋を栽培している。
特異体質で、コンニャクを食べると一定時間体が鋼と化す。
有事に備えて、乾燥コンニャクを常に懐に忍ばせている。
美術部だが肉体はボディビルダー並み。
得意技はボディブロー「お腹の神砂嵐」


金剛 士郎

小学六年。
力の弟で、豆腐を食べると体が鋼と化す。
有事に備えて、常に高野豆腐を懐に忍ばせている。
得意技はヘッドバッド「豆腐の過度」

136 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 04:34:05 ID:25MC0CC/
【概要】
世界的な食糧危機を乗り越えるため、自給率の低い日本はバイオ技術を進歩させてゆく。
そんな中、人間離れした特異な体質を持つ子供たちが生まれ始める。
彼らは『遺伝子組み替え』(ミュータント)と呼ばれ、社会から迫害を受けるのだが、あ
る日、一人の少年が立ち上がった……

137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 04:43:10 ID:25MC0CC/
・米を食うと稲妻が出る
・ワカメを食うと髪がボウガンに(発射後はハゲる)
・くさやを食うとフローラルな香りを発し相手を魅了

他にいい能力はないか?

138 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 04:52:04 ID:WNBfpr5s
納豆を食べると粘着液を発射できる。


139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 05:04:40 ID:hboNbqz/
言葉様みたいなヤンデレ出てくる
ていうかBADENDはどのヒロインもヤンデレになるゲームブックみたいな分岐ストーリー作りたい

140 名前: [―{}@{}@{}-] 名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 18:31:18 ID:JFCnsW6O
>>138
なんだそれw

141 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 19:28:52 ID:gc0VwlwF
とうもろこしを食べると爆発する

142 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 19:33:39 ID:7reg7HRA
・納豆、粘着液 → 逃げられない、拘束
・ねばねば納豆風呂 → ローション風呂のようなもの?
・くさい臭い → 可愛い女の子にムリヤリ嗅がせて、嫌がる様子を楽しむ?

よし
まとまってきた

143 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 10:38:10 ID:fsZhxtGl
どういうまとまり方だよw

144 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 20:05:54 ID:ri1cnmJC
age

145 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 11:36:18 ID:2AVCGKiH
うえきの法則っぽいね

146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 23:27:04 ID:ePwH0CmD
普段は何をやってもダメダメなんだけど、たまに覚醒する中学1年の転校生

147 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 16:45:40 ID:KfVTh8Tt
キャラ設定もいいが、国や街の設定を考えてみるのはどうだろう

148 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 17:14:21 ID:zruJKxxS
建造物、ならこの前ふと思い付いたのがあるな。

「ひとりで」
世界で一人の、独りの者達が集まってひとりでに出来た砦。
砦といっても何かを守っている訳ではなく、砦のように大きな石造りの建物だからそう呼ばれているだけ。
異能やら異形やら絶滅危機やら、様々な者が時おり集まってパーティーを開いている。
「砦の主」もいるらしいのだが、パーティーの参加者の中の誰が主なのかは、誰にも分からない。
「ひとり」でない者には辿りつけないので、普通の人は噂しか知らない。


……言葉遊びだいすき。

149 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 04:23:49 ID:bYnt6kAc
脳内妄想だけどファンタジーの国考えてる
皿みたいな異世界で赤道が東西を縦にわけるように引かれてる超大陸が舞台

ハルシア王国:大陸中西部の王国
聖なる教えに生きる信仰心に厚い国で聖堂騎士団を擁する
他の3国との和平を望んでいる

ソルヴァール帝国:大陸北部に出来た新興の軍事国家で、国土の大半は氷と岩に覆われた不毛の地
預言に従い他国への侵略を正当化していたが故にサキュバスにつけ込まれた
専制君主制でサキュバスと化した女王が支配している

アダイア都市同盟:大陸西部から南部に及ぶ小国の連合体
人間の都市の他、樹海にはエルフが住む集落があり、1つの共同体ではあるが実体は烏合の衆
国土のあちこちでソルヴァールの侵攻を受けている

東方帝国クロバキア:最も古くから存在する大帝国で大陸東半分を支配している
炎熱の国とも呼ばれ熱帯性気候
大陸東部は人間だけでなく獣人、エルフ、人魚も住むが、クロバキアはそれらの他種族を武力で押さえ同化しようとしてきた
現在は大王と呼ばれる人間の王を中心にダークエルフの女宰相や獣人の将軍などの多民族による政を進めている。

獣人は人間風
世界の中では人間にとってエルフは美しいし魔法使えるからそこに痺れる憧れるって感じだが獣人は完全に下に見られてる
人間より本能に正直な種族の為他種族に寛容なクロバキアで傭兵や娼婦して生計たててる
外見は目や肌色に違和感あるだけで人間と変わらないが理性に欠け本能的
だから言動や雰囲気でああこいつ獣人だってわかるが、人間の文化に触れ優秀な者もいる
普段は理性で隠してる耳や尻尾は興奮すると飛び出る

ちなみに国はトランプモデルにしてみた
この世界に召還されたダメ高校生がサキュバスと戦う妄想なんだけどどの国に召還させようかな

150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 15:41:46 ID:EcMqvqGQ
三国から囲まれてるハルシア王国が死ぬほどやばい位置なんだがw

151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 15:47:32 ID:qw+K1eOe
落とし穴がたくさん掘ってあるから大丈夫

152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 15:51:12 ID:6fVxY33A
騎馬はよく落ちるよな、落とし穴

153 名前:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/02(日) 15:21:54 ID:qRGmvqy9
年齢は十代半ば 


154 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 00:04:14 ID:d5xPs9wR
設定ばかり考えても所詮は幼稚園児の箱庭遊びって言われたが
ストーリーある程度書いてからキャラやら設定やら用語作って組み立ててくもんなの?

155 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 16:35:13 ID:0OAsZ3MY
自我のないロボットや虫が何も喋らず
延々と動く漫画が面白いかと言うと面白くない

設定自体は面白くない部分
出てくるキャラクター性を重視した物が人気出る

設定は専門知識が無いと分からないが
面白いギャグは老若男女問わず誰でも笑う
人間ドラマには「誰にでも理解できる普遍性」がある

156 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 18:33:31 ID:Y07uW5qd
逆に言えば設定に凝るほど普遍性が無くなる
作者の脳内設定で理解できても、読者には分からん、自然とそうなる

自分の気に入らないイメージのキャラを出さない
自分の好きなイメージのキャラしか出さない
出てくるキャラの脳内が全員同じ物も混乱する

人間二人が舞台に立って、コントで人を笑わせるのは高等技術
登場人物ニ人を使いこ、れといった設定も無く、会話だけで笑わせるのは難しい
つまり漫才最強

157 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 18:52:10 ID:9fVLGCq4
貧乳のキャラと巨乳のキャラで好みの意見が分かれるなら
両方出した方がウケるに決まってる

天才型のキャラと努力型のキャラも
どっちか片方だけにせずに両方取ればいい
選り好みする人はかなり損している
悪党が書けない人はそれ以上に損している

158 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 18:59:50 ID:feuxTQLl
お代官様もお人が悪い
わたくしたち自身が悪人ではございませぬか、ほほほほ

159 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 19:05:14 ID:zypEkoFu
場合によって使い分けるだけで本質的な善悪は存在しない

160 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 19:25:54 ID:IeNcrGoj
AがBに対して「何見てんだこの糞がブチ殺すぞ!」と言ったら
Bが逆上しAの顔面を原形が留めないほど殴り、ナイフを喉に突き刺され
更にAがBに対して「何見てんだこの糞がブチ殺すぞ!」と言えたら

そいつは尊敬できる本物の悪党

161 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 20:18:05 ID:C66w3uJ6
ストーリー作ってからキャラ作るのがベストなのかね

162 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 20:27:48 ID:uorvDr4T
悪人や悪役を書こうとすると、そいつが人間の場合ならおとなしいが歪んでる人間、人間以外なら、人類の方が間違っている設定にしか出来ない俺は間違いなく想像力不足。

知性がある気性の荒い人間を書くのは難しいです。

163 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 20:51:31 ID:o+8e5cA2
>>161
自分に合った方法で良いと思うけど・・・と前置きした上で、
ストーリー上の役割からキャラを考えると考えやすいと思う
主人公とかヒロインとかライバルとか師匠とかそんな感じで
逆にキャラの設定からストーリーが生まれる事もある
トラウマを抱えた少女という設定ならそのトラウマを克服する話が思いつく・・・まあベタっちゃあベタですが

164 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 20:57:56 ID:KbYQWdHF
>知性がある気性の荒い人間

物凄く矛盾してると思います
知性のある人間は他人を利用するし
気性の荒い奴はただのアホなので大したことない

165 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 21:00:23 ID:yInroIWe
普通にいると思うけど
知性がある気性の激しい人間

166 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 21:03:56 ID:KbYQWdHF
正義の味方Aと悪のB、どっちつかずのC。
どっちつかずのC、あること無いこと吹き込み両者を煽って、互いに争わせる。
正義の味方Aギリギリで勝つ、CがAを後ろからブスリ、邪魔者二人が消えてラッキー、一石二鳥。

Cが本物の悪です

167 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 21:13:04 ID:feuxTQLl
>>165
普通にいるね

>>162
実際の人物像をサンプルにするといいかもだ
ただ、知能/知性の高い犯罪者は人格障害系が多いよね
エド・ケンパーとか日本だと関根元とか

「悪とはなにか」みたいなのに行っちゃうのは、痛い方向だからNGだと思う

168 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 21:20:19 ID:Q1VIcEN5
MONSTERのヨハンみたいな奴が純粋悪だな
凶悪殺人鬼をカウンセリングして口車に乗せ自分の手駒として操る

DIOもディアボロもプッチ神父もコレ
「俺は悪いことしてるぞ」と喧伝する奴はただのマヌケ

169 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:24:22 ID:HFyzYqLD
悪だとわかってて/それが悪だと認識していて,悪を選択するのが自分流です

170 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:26:02 ID:yInroIWe
むしろ悪であることに誇りを持ってるキャラとかいいかも

171 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:26:25 ID:80TKcKYb
>>168
例えが全部荒木かよw

>「俺は悪いことしてるぞ」と喧伝する奴はただのマヌケ
こういうやつってどんなのいたっけ?
ドラクエの竜王とか?

172 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:27:19 ID:p4zawAR+
偽善者はよくみるけど偽悪者はあんまみない

173 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:28:55 ID:HFyzYqLD
自分は偽悪者ぶってるけどリアルでは厨二だと思われるだけ

174 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:31:51 ID:jdXF02U9
>>171
秘密にしといた方が有効な能力をベラベラ喋ったり、
長々と「冥土の土産を聞かせてやろう……」から逆転される奴全員w

175 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:31:59 ID:p4zawAR+
なっとくwwww確かに痛いわwwww

>>171
昔の特撮の悪の組織とかじゃない?

176 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:33:58 ID:yInroIWe
佐山…ゲフンゲフン

177 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:34:53 ID:feuxTQLl
フロシャイムとか公然とした悪の組織だな
なのに地域に根づいてる
まさに偽悪だ!

178 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:36:12 ID:jMD/h/W8
>>173
曹操涙目w

179 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/14(金) 23:39:27 ID:S/ILXmj/
田沼意次必死w

180 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 02:22:01 ID:QUhrvcYs
>>165まさに俺達のことジャマイカ

181 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 14:30:46 ID:2iFLXYQ4
既存のキャラ設定いじるしか能のない俺勝ち組

182 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 15:04:14 ID:7uso8DWy
スターシステムのキャラテンプレートが100以上ある俺勝ち組

183 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 15:12:54 ID:b5/sh4Bi
そもそも人間の性格とか出涸らしみたいに出きってるから
2・30記憶したらそれ以上憶える必要なし

184 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 15:15:27 ID:PzEm4TE6
うまくキャラにするのはそれなりにむずかしいけどね
記号の組み合わせなのにねー

185 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/15(土) 15:17:10 ID:b5/sh4Bi
全員別々のこと言わせれば余裕

186 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/16(日) 04:28:56 ID:5lrVbm4a
会話成立しないじゃん

187 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 00:11:37 ID:bNGTkpz8
止まっちゃった

188 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 23:26:02 ID:WiVqCwb0
じゃあ動かそうぜ

189 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 18:46:39 ID:G5LjNr/W
この質問はここでいいのかわからないけど


毒舌キャラとか腹黒キャラとかが書けないのだけど、なにかコツとかあるんでしょうか?

190 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 21:05:21 ID:GUgkQt0g
腹黒毒舌キャラの誰かをモチーフにするとか

191 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 21:18:17 ID:RNFBp/lH
もし自分がやられたら少しイラッとくるような言い回しをさせたらいいんじゃね。

192 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 22:59:10 ID:X4IqAUKP
舌で嘗め回されると体が痺れてしまった。毒があるらしい。

シャツをめくって腹の肌の色を確認した。イカスミのように真っ黒だ。

う〜む。難しいな・・・

193 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 23:14:08 ID:P1FJtw4S
腹は吸い付くような真っ白で透明感のある腹だろ
ぶっちゃけイカの身そのまんまだが

194 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/20(木) 00:00:17 ID:PfCpDjvg
>>192
 シャツをめくって腹の肌の色を確認した。イカスミのように真っ黒――。
 いや、これは血。べっとりとしたドス黒い血だ。この娘は怪我をしている!
「なんだ、この怪我。シャツに血が付かないのか?」
「ふ、ふん貴方に心配される覚えはないわ」
 飽きた。

195 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 04:50:06 ID:B1ippNdP
>82 ID:4TsSWpow
人の名前勝手に使ってんじゃねーよ!!
削除せーぇやぁ!!
迷惑しとるんじゃボケ!!

196 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 19:10:49 ID:sqhe80FS
誰かキャラ設定ひとつ作ってー
2レスくらいのSSに使えそうなやつ

197 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 19:11:56 ID:a5n7oBnl
どういう感じの?

198 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 20:28:34 ID:sqhe80FS
んー じゃあ
戦う女の子キャラで何かひとつ

199 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 21:28:49 ID:6rTYr5o5
中肉中背、髪の色は黒、作業服姿
使ってる武器はスティレット
歩幅が広い

200 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 22:04:03 ID:sqhe80FS
把握

201 名前: ◆16Rf2BBdUE :2008/11/24(月) 01:39:54 ID:moxh6EqY
まず、なんとなく外見のイメージを落書きしてみました
http://j.pic.to/uayt8
スティレットがぐにゃぐにゃだー

202 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/24(月) 01:44:16 ID:BybjDEQf
PCから見れないよう…

203 名前: ◆16Rf2BBdUE :2008/11/24(月) 02:08:45 ID:moxh6EqY
とりあえずリンクを開いてまで見ようとしてくださったことに感謝いたします。
それはさておき、一応PC許可してみました。


204 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/24(月) 02:12:39 ID:BybjDEQf
あ、見れた見れた
なんかアメコミ風だね

205 名前:創る名無しに見る名無し:2008/11/24(月) 02:34:55 ID:64UiddO9
見たんだぜ
スティレットってあれだ、千枚通しのお化けみたいなやつだ

206 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/11/24(月) 03:22:50 ID:dzXlgsjw
おお出来てるな

207 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/03(水) 03:56:45 ID:uZwW391m
脳内アニメのキャラの設定外見ばかり考えてる
一期→二期の容姿変化や成長とか

208 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 11:48:26 ID:M8n45AOj
くだらない裏設定考えてる時の楽しさは異常

209 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/05(金) 12:18:45 ID:XEebZpZT
だよなw
絶対使わない設定ばっかり考えたりする

210 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/07(日) 16:36:56 ID:9dNnXxYU
設定の為にキャラを作るようになると創作屋としては一つの通過儀礼?

211 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/07(日) 17:10:58 ID:2FBuYR2I
キャラに設定や話を合わせる方向の人もいるよ

212 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 18:46:36 ID:73XJbvpG
矛盾した性格や弱点になってない弱点をつけるのはダメな例だな

213 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 18:57:17 ID:N6bFt78t
徹底的なリアリストは判断基準が違うから
傍から矛盾に見えることもあるよ

他人を見捨てて信用しない奴が
実力を満たした人間だけはしっかり助けたり

214 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 20:50:12 ID:TVT9Who7
激しく亀だが

>>92
推進剤を用いた兵器は一切役に立たない(発射した銃弾に追いついてしまう)

じゃ、機体のほうはどうやって推進しているんだい(藁
おまけに音速で戦闘する必要なくね?

215 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 20:51:53 ID:KTt2zY6s
確かにw

216 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:13:16 ID:Yyfuf4c9
新幹線に乗ってグレネードランチャーを進行方向に向けて発射すると戻ってくるだろ
推進剤を使い発射した銃弾の初速が音速を維持しないと追いつく
あと最近の無人機は普通に音速超える

217 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:28:18 ID:Yyfuf4c9
しかも音速で逃げる戦闘機には
洒落にならん空気抵抗の中を音速以上で追尾するミサイルが必要
米軍はマジでレーザービーム兵器を開発中

なんで、光速のレーザーを音速の敵に当てるか
体当たりの格闘戦で直接止めるかって設定でしょ

218 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:32:29 ID:3mOqVqJW
ミサイルも普通に音速超えなかったっけ?

219 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:37:33 ID:Yyfuf4c9
対空ミサイルがマッハ3、短距離弾道ミサイルがマッハ7
無人戦闘機X-43がマッハ9.8

220 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:38:34 ID:Yyfuf4c9
試作機ね

221 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:43:14 ID:W/oV8AiB
大気中だと空気抵抗で軽〜く腕もげないか?
バルキリーとかはどーやって言い訳してんだっけ

222 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:45:19 ID:txhCXLV7
電離層だとマッハ20くらい出るらしいよ

223 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:47:00 ID:3mOqVqJW
>>219
今の戦闘機はマッハ3もあればだいたい追いつけるんじゃね?
マッハ6とか8とかそれ以上の戦闘機が普遍的になればミサイルもそれに応じて進歩するでそ

224 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 21:54:11 ID:Xpt6w1d/
>>94のミンネザングとか言う名前自体が騎士道ゆかりみたいなもんで
無理やりに格闘戦にしてるだけです

ググルと出ます

225 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 22:34:29 ID:TVT9Who7
何か勘違いしているようだが、
マッハのまま空戦をやったりはしない。
そもそもアレは最高速度で、いつもその速度を出し続けているわけでもない。


226 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 22:38:40 ID:vxxwP1Vk
基本直進のみでの速度でしょ
マッハ10で曲がるのもそれはそれでおもろいが
まぁフィクションだから

227 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 22:45:41 ID:KTt2zY6s
剛性ついてこなくて機体が空中四散ww
どうやって加速するかを除いてもw

228 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 22:49:33 ID:vxxwP1Vk
人工衛星はマッハ23で回ってるから一瞬で粉々だなw

229 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 23:26:57 ID:sJEAubeu
宇宙条約で超高々度での戦闘は禁止されてるから助かってるだけだわな
条約なけりゃ低高度の旧世代機とか蝿みたいなもんよ

230 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 14:32:03 ID:ZHGQqHPP
なんかロボットの設定思いついたんだが
こういうの作った事が無いので抜けてたりするような所があればアドバイスください

「絶対零度 冬将軍」
外部の熱エネルギーを取り込む事で動く。
熱を奪う対象は空気だろうが生物だろうが何でもあり。
理論上絶対零度まで熱エネルギーを取り込める
高さ:150m
装甲:強度と熱変化に強い超合金 しかし熱変化により膨張収縮するのでそれを補償するための膜と超合金の層状構造
武器:刀、槍、弓矢
熱を吸収するだけでなく放出する事も可能で、それによりある程度天候を操る事ができる。
馬鹿みたいにでかいので動きが鈍い。武器を振り回すなら問題ないが移動に問題があるのでサポートメカが必須

「愛馬 北風」
大型船舶用エンジンを改造して搭載した冬将軍のサポートメカ、エネルギーは冬将軍と同じ熱の吸収と化石燃料の混合
冬将軍よりもでかい上に冬将軍より機敏に動ける。冬将軍の槍と弓矢を収納出来る。
武装は特に無いが馬力と重量に任せて蹴るだけで十分強い上冬将軍と同じ様に天候を操る事ができる。
構造上の隙間が多いのでそれを利用した居住スペースがある。
高さ:250m

231 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 22:02:44 ID:qI2fP5Hw
巨大杉www
これは天候左右できるはずだwww

232 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 23:19:23 ID:ZHGQqHPP
>>231
一応ウルトラマンみたいなのが侵略してきたって設定にしたんだけど
空を飛ぶとテレポートの能力とって劣化させても勝てる気がしないから結局質量攻め&エネルギーを絶つしか対抗策が出なかったんだ
てか原爆で蚊が刺したようなダメージってどんだけチートなんだよって思う

233 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/17(水) 23:26:51 ID:Vrqv+e8y
創竜伝の四兄弟とガチで戦えそうだ

234 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:45:01 ID:Pz0ibbCD
さーて前哨戦だ、一気呵成に一旅行者という視点で
拝借しますぜ>>149さん


「ふぅ、見えた見えた、あれがクロバキア首都○○か……」
 朝から旅費節約で歩き続けてようやく見える距離まで来た。
 思えば相当長かったように思われる、関所の類いで随分待ちぼうけ食らったせいもあった。
「いやいや本当に疲れた、疲れましたよ」
 そういうとぐったり路肩に座り込んでしまい、首都まであともう少しの距離であるのにもかかわらず、
 起きる気が起きないでいた。赤い夕焼けに染まるクロバキア首都の姿を見てただ疲労感と、
 今までの長い旅、それからの解放の気分に完全に浸っていた。

 そんな気分に浸っていると突然後ろから声が掛けられた。
「もう日が落ちますよ。旅行者さん?」
 若い年頃の娘だ、夕暮れの太陽を体いっぱいに浴びそのなびく長髪が輝いて綺麗だ。
「ああ、えーそうです今しがた着いたばかりで」
 着いたって、どこに着いたって言うんだ何を言っとるんだと言いながら思ったが、

「早く行かないと危ないですよ特にこの辺りは」
 怪訝気味に詳しく話をうかがってみると、盗賊が出没してるという。
 特に獣人が中心らしく、特にその辺りではその娘さんの話す語気も心無しか強く感ぜられ、
 昔獣人関係で何かあったのかな? と下衆の勘ぐりをついしてしまった。
 しかし、娘さんにはその考え込む姿で疲れているような印象を与えてしまったらしく、
 えらく心配されてしまい困った。

「盗賊ですか、そりゃ危険ですな」
 首都付近に出没するなんて相当じゃないか、大王のお膝元でだぜ?
 この国大丈夫だろうななんて心配していると
「ところでここ、初めてでしょ宿のあてなんかあるの?」と聞かれ、無いがそれがどうか? と聞いてみると、


235 名前:創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:47:41 ID:Pz0ibbCD
「この時期は混んでるのよすごく、お祭りの時期だからどこもきっと一杯よ」
「私、宿のあてがあるんだけどそこ行きません? その方がきっと良いわよ」
「安くしてくれるよう頼んであげますから」

 などと嬉しそうに勝手に話を進められ散々にまくしたてられた。
 少しうるさかったが正直、綺麗だったので許しまあ娘さんご勧めのそこに行くことに決めた。
 クロバキアか……いろいろできれば各地を旅して回ってみたいが、
 確かに活気に満ち溢れていたそれは行きの道で、目にしたことだ。
 だが、それだけにどこか何か裏で進む工作やら病魔、陰謀に期待……じゃなかった。
 まあそういう見かけ華やかな表の姿に騙されることが往々にして多い、それを見逃さないことだ。
 などと意味のない持論、願望を娘さんの話を聞き流しつつ思索していると、
 
「ほらアレが○○橋です、長いでしょそういえば今日は夕日が綺麗ね」
 と言われ、すぐ娘さんの指す指の方向を見ると確かに長橋が架かっていた。
 見事なもんだと思い、後ろの落ちる夕日と一緒に映る夕焼けに染まる架橋なんてすごく絵になるなあ。
 と惚れ惚れと見つめた。
 
 もうすぐ首都に入るが、腰の剣を手頃な位置まで戻して調整しておく。
 こんな考えてみれば上手い話があるわきゃない、馬脚見せたところで即官憲だ。まあどこにあるのか知らないけれど。
 宿まで連れて行ってもらえるかどうかがそもそも怪しいところ、そこらへんが淡い期待だが。
 まあせいぜい宿代程度浮くぐらいでいいと思いと企んでいると、
 ちょうど長橋の前まで来ていて、上を見上げるとその先に門と城がそびえたっていた。
 
「ところで上手い飯が食べたいね、期待していいんで?」

「ええそれはもちろん、存分に期待していていいわ」と笑って言う。
 ほくそ笑むってやつかなと疑いつつ、あんたはまずい飯になるかもなと心の中で嘲笑した。
 今思えばこんなことを考えてしまって恥ずかしい限りであるやれやれ。


終わりです
設定流用しただけじゃないか!と言われればハイそれまでよ

236 名前:創る名無しに見る名無し::2008/12/30(火) 21:31:31 ID:c1VG68Ec
ぐにゃぐにゃ

237 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2009/01/08(木) 20:19:28 ID:BUtJMnXz
設定が生きるね
SSになってこその設定だねー

238 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/11(日) 02:57:59 ID:/bbFUDko
ファンタジー世界のロボットアニメみたいなお話考えてる
プロトタイプのロボットがいて戦場に出回ってるのはそれを模倣して作られたロボットみたいなの

239 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/11(日) 07:01:03 ID:ZqCOTVSF
紛争地域なんかで使われるような
比較手に入りやすくて、整備なんかで手間や費用があまりかからない仕様とか

プロトタイプで考えられていたような
かつての制作スタッフなんかが考えて描いた姿とはまるで違う姿となって現れて
模倣、〜の象徴とかで語られてしまったとか

240 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/14(水) 21:58:08 ID:ggbziJBQ
ハイそれまでよ

241 名前:創る名無しに見る名無し:2009/01/25(日) 15:56:12 ID:phZhBFAl
・美作 創(みまさか はじめ)

名前とボーイッシュな風貌から、よく男の子と間違えられるが、れっきとした女の子。
年齢は十代前半?
いつも明るくポジティブだが、少々思いこみが激しいのが玉にきず。

(自称)ハルトシュラーの弟子で、閣下が大好き。「ばっちゃん」と呼び、いつもつきまとう。
また、兄弟子?である倉刀作を一方的にライバル視しており、何かと張り合う。
一見、煙たがられてるが、実はまんざらでもない様子の二人。

創作はまだまだ初心者だけど、ハジメは今日も頑張ります。
ばっちゃんの名にかけて。

242 名前: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し:2009/02/07(土) 10:39:54 ID:CetzBG/J
ハルトシュラー周辺キャラ一族は増えすぎて把握できてない俺

243 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/07(土) 22:02:11 ID:dNMMqBA4
本当に作品にしたいなら、もう少しキャラ設定を簡潔にした方が、話を載せ
易い筈。

短編でも最低3〜4人位迄で、押さえた方が書き易いのは常識です。

244 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/09(月) 18:32:35 ID:BJjNm1KR
うちの妹を絵にしてほしい

うさぎ耳が生えてて5歳くらいの体系で一人称がワシで

のじゃーのじゃー言うやつ、超かわいい

冬でも薄着だったりする、寒さを感じないから

245 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/11(水) 16:15:31 ID:PgksbIkH
いも…うと…?

246 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/12(木) 10:37:08 ID:J7x/8YnF
NASAに通報されるレベルw

247 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/19(木) 04:02:19 ID:5xSdqIRu
俺を二次元化したら
髪はバンブーブレードたまちゃんを青黒くした色髪型
目はシャナUGみたいな丸い優しげな目
性格は女の子苦手なキャラ

悪友と悪友的異性幼なじみがいる
あと世話好き妹
旧家みたいな古い和式家に住んでて祖母が舞踊の先生してる
堅苦しいのが嫌で寮で暮らしてる設定

248 名前:創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 20:35:56 ID:ijGmxisz
非常に面白かったけど

249 名前:創る名無しに見る名無し:2009/03/05(木) 18:03:56 ID:w3VxZMn0
君は自分の世界に帰るべきだと思う
http://imepita.jp/20090305/646420



250 名前:創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 20:18:46 ID:3a54IjT3
先生

251 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 22:49:02 ID:+/Wd6/N3
・田中礼奈(れな)

・北の衰退した海沿いの一応市の出身
・地方の高専の建築学科を卒業してとあるゼネコンの現場監督になる
・身長は166センチ
・父は翔太、母は友美、姉は麻依
・高専時代の同級生でやはりゼネコン現場監督の彼がいる
・上昇志向の塊で会社では徹底的に男に同化して逞しく働いているが何せ化粧が濃い
・事務の女が大の苦手
・大変なケチで収入の半分以上は貯金している
・喫煙者
・生理不順でピルを服用しようと思うも喫煙者ゆえ服用をあきらめた
・地元ではなっちゃんと呼ばれることもある

252 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 19:50:20 ID:pkxXOnl+
なぜになっちゃん

253 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 20:11:11 ID:0MKKE9st
タナカのナ……か?

254 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 21:16:49 ID:dyX3GRQY
ヒント・・・同じ名前の読みの芸能人

255 名前:創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 21:42:42 ID:ckdBqAli
・佐藤球恵

・北の農村の畑作農家の長女
・地方の高専の建築学科を卒業してとあるゼネコンの現場監督になる
・身長は159センチ
・父は靖志、母は圭子、弟は大輔、琢磨
・高専時代の同級生でやはりゼネコン現場監督の彼がいる
・非常に気が強くいつも険しい顔をしている
・昔は小柄で2歳前に弟に身長を抜かされた
・毎月一定額天引き貯金しているのだがそのことを一切考慮しない生活をしているため給料日前は生活が厳しい
・喫煙者
・田中礼奈と一時期同じ寮の部屋に同居していて就職後も仲が非常に良い

256 名前:創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 02:00:22 ID:Z6yfC0Yg
・マーヴス
 ひょんなことから魔界神の娘の一人・アリーセと契りを結んだ主人公
 副次的に魔人・アブロードに変身する程度の能力を手に入れたことから凶暴性が露になった
 魔界にて様々な蛮行に及び魔界神の機嫌を損ねたため「地の果ての国」へと追放される

・ジュンヤー
 「地の果ての国」を建国した人物
 大酒飲みの好色漢で隠居するまでに囲った女は二桁を越えた

・サヤカ
 ジュンヤーの長子
 他人を知覚の範囲外にまで追い払う能力を持っていた
 能力の使い過ぎで塵となり十代で死亡している

・レーム
 現在の「地の果ての国」の当主
 ジュンヤーから五代後の子孫
 「何者にも負けない」という能力を持つが
 本人の何事にも興味を示さない性質からその能力が使わる事は滅多にない

・マリー
 ジュンヤーの正妻だった女
 ジュンヤーとの間にマリーシアという娘を設ける
 「地の果ての国」建国より現代まで生き長らえる妖怪
 魔界神とはかつてジュンヤーを取り合い殺し合った仲

・ネムイ
 最もジュンヤーの正妻に相応しいと言われていた女
 話術に長け利発で機転も効く才女だったが突然精神を病んでそのまま没した
 ジュンヤーとの間に三人の娘が居たという説もあるものの
 娘についての記録は一切残されていない

・アリーセ
 魔界神との間に設けられたジュンヤーの三番目の娘
 外見年齢は十代
 男運が無いとバカにされている

257 名前:創る名無しに見る名無し:2009/05/18(月) 18:02:31 ID:CyONDexY
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220713564/68-75

258 名前:堀江伸一:2009/05/30(土) 08:12:12 ID:ZKSP3yYV
製作者 堀江伸一
住所 兵庫県加古川市加古川町南備後79-16


ステルススポンジ

電波を高効率で吸収、乱反射するスポンジ。
入ってきた電波は内部で反射、電波の波同士が互いに打ち消しあう。
スポンジには非常に大きな穴が開いており、内部構造が独特であり長い波長の電波すら反射し合って打ち消しあってしまう。


宇宙船の外壁から地上車両まで幅広く使われる。
温度があがるとステルス効果が下がるため使用できる領域は限定される。
地球風にいえばアステロイドベルトの内側では太陽熱や太陽風との関係で使えない。
また地球でも、熱い夏などではスポンジが熱で傷んでしまいやはり使用不可能となっている。
おもに北国や雪の星で使われる装備である。


ダメージに弱くダメージを受けるとステルス効果は大幅減となる。
短時間使い捨てのスプレータイプもあり、こちらは効果が弱いながらすぐ使えるというメリットが存在する。



技術的な設定
スポンジの内部はフラクタル構造になっており、どんな波長の電波にでも対応できる。
波長に合わせて対応するスケールが違うわけである。
どんな波長の電波が入ってきてもその波長サイズに合ったサイズの構造が反射を行い、電波をかく乱する。
派生品としてフラクタル装甲が存在する。
一般のステルス機能以外に、高速道路の防音壁と同じ原理が使用されている。
反射した電波同士を打ち消し合うのである。

ステルススポンジを生成するIFS関数は有名だが、その効率のいい製造技法は軍事機密となっている。

259 名前:堀江伸一:2009/05/30(土) 08:44:41 ID:ZKSP3yYV
http://www14.atwiki.jp/c21coterie/pages/21.html
追加ロボ設定1〜8までの使い道とか頼む。
設定は思いついたが、作文が苦手で小説につながらない。
ロボ40くらいしかないんで数は少ないんだけど使えるのあるか見てくれたらうれしい。

260 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/11(土) 21:18:00 ID:T2jizyUu
ダメな例だな

261 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 00:41:49 ID:L5YdeJCO
キャラクタ作成と言うことで、以前考えたキャラを1名出してみる。

名前 日下 玲(くさか あきら)
性別 女
年齢 17
身長 196
体重 54
職業 学生(高校3年・早生まれ)
部活 ソフトボール部

あまり掘り下げないで造ったキャラだから、殆ど何も決まってなかった。

262 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 00:47:52 ID:NTLHCkvQ
ガープスでキャラ設定含めて百人くらい作りまくってた事がある俺に死角はない。

263 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 01:00:16 ID:mWx7yHs3
>>261
すごくどうでもいいけど、身長と体重がアンバランス過ぎない?

264 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 01:51:26 ID:jeStRvFG
2m近くあって体重54kgって病気だと思う
不健康ってレベルじゃないんじゃない?
BMI評価を計算してみたら14だって
標準体重を30を下回るってかなり危険なんじゃないだろうか

265 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 02:30:12 ID:L5YdeJCO
>>263-264
54→74の間違いだった、すまん。

266 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 08:08:41 ID:mWx7yHs3
>>265
納得しました

267 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 20:48:40 ID:yvDNy60L
今ぱっと思いついた設定


名前 お琴さん
歳   20代

キレーな着物を纏っていて髪はしっとり纏め上げてる
江戸時代の美人さん

普段は武芸(踊り子)をしているけど
密かに剣術を磨いていてその腕は達人並みでござる
小さい頃から侍に憧れていた。
ぺチャパイ

268 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 04:36:47 ID:eyeA65fj
江戸の知識ないと書けんね

269 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 22:19:22 ID:EhRyLCFB
なんちゃって江戸にすればおk。

ネオOhエドとか。

270 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:16:15 ID:WK65cSBu
まず、お琴さんの実家を決めようぜ

踊り子ってことは町人?
剣術をやってるから武士階級?
それともそこそこ裕福な本百姓や地主?
あるいは貧しい水のみ百姓の娘で売られて町に出たとか

271 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:23:46 ID:xwUkZwUP
侍にあこがれているってことだから武士階級じゃないんだろうな
武芸の踊り子・・・芝居小屋に勤めているか、流れ者の大道芸人? みたいな感じ?
踊り子の動きが本物の武道のように研ぎすまされた感じで強くなったか、
それとも踊りの師匠が実は本物の剣豪で、踊りの稽古の合間々々に剣術を教えたとか

272 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:26:28 ID:EhRyLCFB
いや、武士階級でも女子は侍にはなれないからな。
そういう意味での憧れという考え方もある。

でも、町人で、町の剣術道場で剣術小町やってるって感じの方が、
なんというかこう、個人的趣味としてはグーw

273 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:42:06 ID:Sfln+UxK
なんか適当に考えたんだけど
設定が広げられてくのは嬉しいものがあるなw

好きに料理してくれたら嬉しい、お琴さんを

274 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:44:25 ID:EhRyLCFB
でも、二十代で剣術とかやってるって事は、
婚期は逃して(ry

275 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:53:42 ID:WK65cSBu
>>274
あ、焦るな、未亡人という手も有る!
いや、でも、婚期逃した剣術小町ってのは面白いかも。

住んでる場所はあまり侍の居ない町人町かな?
城下町とかでモノホンの侍としょっちゅう会ってたら
憧れを維持するのは難しそうな気がする。

276 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:56:06 ID:EhRyLCFB
江戸時代(仮)の侍って、割とどうしようもなかったらしいからなw

277 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:59:22 ID:F+37y38u
実家が有名な剣術(藩の御留流)の裏の宗家
表の宗家や藩の危機のときに極秘裏に始末をつけることを命じられている
表の宗家に迷惑がかからないよう町人として暮らし家族にも口外は禁止、一子相伝で技を継いでいた
本当はお琴の兄が技を継ぐはずだったが病死。仕方なく父はお琴に全てを話し技を伝授した
どれほど強くなり藩のために働いても、所詮は町人でしかないため士分に強い憧れをもつ

なんてのを考えたけど結構穴だらけの設定だな

278 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 00:02:37 ID:KOdIbDQo
>>276
らしいねw

それに、立派な侍がいたらその人の妻になりたいと思うように
なっちゃって、自分が侍になろうとは思わないかも。
婚期逃してるしw


279 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 00:20:19 ID:yIA2AwM4
そういえば、江戸時代の人って早くに結婚するんだっけ

じゃあ15〜17歳位でも良いかもしれん

280 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 00:27:31 ID:if5VL+zo
俺は実家が云々とか血筋が云々とかって設定よりも、
無頼の出だったり、家柄も何もカンケーねーって方がいーな
厨二の悪い癖っていうかさ
実は実家が、実は秘密の役柄が、実は前世が、実は…、実は…ってのが鼻につくことってあると思わん?
腕っ節の強い町人が、偉い奴もそうでない奴もカンケーねーよって大活躍、しかも美人の町娘ってのもよくないかな
そうだな、時代劇だと一心太助みたいなやつ

281 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/16(木) 22:27:13 ID:guTqQKmX
限りある脳みそで考えてみた

・ノイエル・オーウェンス

・軍付属魔術学校に在学する、20代前半の男
・外見は、ぼさぼさカールの金髪ボブ。眼の色は群青、鼻筋の通った優男である
・性格はずぼらで面倒くさがり、家の中ではパジャマまたはパンツ一丁、親が来ない限り掃除はせず、食事も適当に済ませる
・趣味は睡眠と魔術の研究であり、魔術に関する書物は部屋中を埋め尽くし、専用の倉庫を借りるほどである
 
・魔術師としての実力は高く、将来も有望視されているが、研究に専念したいがために「血を見るのが嫌だ」「汗臭いのは嫌だ」「制服の素材が嫌だ」
 その他様々な理由を付けては軍への入隊を断っている、しかも卒業と同時に入隊が義務付けられているため、わざと留年し続けている。
 また身体能力は人並み程度で、体術に関する授業の単位は殆ど落としている

・学費と生活費は親からの仕送りで賄っているが、親から自立を迫られており、仕送りは年々減少傾向にある

282 名前:その1:2009/07/17(金) 00:27:35 ID:eUjp6YKV
某スレに晒してみた黒歴史ノートの「剣と魔法のファンタジーモノ」登場人物をあげてみる

●アーヴィン・レン・イヴァン 人間 男 28歳
30年前に貴族のごたごたに巻き込まれて殺されてしまったものの、完全な死に至ってなかったために死体を保存されていた。
事件の再捜査のために蘇生魔法によって生き返るが、蘇生魔法の代金が払えずに売り飛ばされる。
一応下級貴族だったが、順応性が高いらしく家事・雑事を押し付けられてもすぐに慣れた。
普段は酒場でバーテンをしていて、ジョッキを一度に24杯運ぶ特技を習得する。
性格は割りと常識人で苦労性。意外と世話焼きだが、文句はしっかり言うタイプ。

・ヴィーヴル 人間? 女 ?歳
不思議な雰囲気を漂わせる妖艶な女。クラスは幻術使いとして冒険者ギルドに登録してある。
年齢不詳、経歴不詳、その他一切合切が謎に包まれた凄腕の冒険者で「女狐団(とはアーヴィンが名付けた)」のリーダー。
蘇生魔法の代金が払えず、このままでは教会の備品にされるところだったアーヴィンを買い取った張本人。
ビジュアルイメージとしてはARMSの美沙ママな感じ。

・ヴィエ 人間 女 18歳 
金にがめつい性悪僧侶。10代のうちに司祭位を授かった稀有な人材であるはずだが、性格は悪い。
いわゆるツンデレ。ツン80%にデレ5%。残りは乙女の秘密である。
法術に長けるが、もっぱら錫杖を振り回す方が好み。好みといえば思いつきで他人を振り回すのはもっと好き。
素直ではないが、ヴィーヴルには恩があるらしく、彼女が言うことは素直に聞く。
素直にではないし、文句も手も足も出すが、アーヴィンの言うことも後に聞くようになっていく。

283 名前:その2:2009/07/17(金) 00:49:47 ID:eUjp6YKV
・シエラ・エンク ハーフドワーフ 女 21歳(人間年齢に換算)
この世界でのドワーフ女性は男性とは違い髭は生えていない、また人間との混血はどちらかというと人間に近い容姿を持つ傾向がある。
混血児の類に違わず周囲の無理解から里を飛び出して幼い頃から力仕事で生きてきた。
ギルドに登録したクラスは戦士だが、本業は彫金士である。彫金ギルドには所属してないのでモグリだが。
基本的に熱血漢の元気娘であり、性格も悪くないがガサツで酒乱で、酒が入ると大いに絡む。
また実は演劇好きで人気俳優に目がないミーハーなところがある。

・シルヴァネッラ エルフ 女 ?歳
エルフの魔法使い。無言・無表情・無反応を地で行く不思議少女(見た目)。
なぜエルフの里を出てきたのかは不明だが、どうやらヴィーヴルについてきたらしい。
エルフらしく魔法の力は凄まじく、複雑なスペルを単語や単文節で詠唱する腕前。
主に自然操作系の魔法を得意としているらしい。
趣味があるらしく、何かというとアーヴィンをつれてガラクタ市に出向いている。
表情や態度にはなかなか出ないが、アーヴィンを気に入ってるらしく、たまにヴィエとバトルになる。

・ファウ ピュア 女 6か7歳
ピュア──純血種と呼ばれるワータイガーの少女。
これはもちろん秘密であり、知っているのはヴィーヴルのみ。後にアーヴィンも知ることになるが、その際に命を落としかける。
性格は天真爛漫で「女狐団(アーヴィン命名)」唯一の良心にして癒し。
だが、たまにアーヴィンに噛み付く。とても痛いが、それでも癒されるのだから仕方ない。
通常はまるで役に立たないが、変生するとホワイトタイガーの姿になる。

284 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 10:44:44 ID:OlYUklLf
おもしろそうじゃない

285 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 00:23:27 ID:1l8kj1RH
【運命】都市と人生を創作するスレ【交差点】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1248706835/

小説内で自由に使えるキャラとかを募集しています。
もし良かったら考えていただけません。

286 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 21:11:21 ID:a7v3IvAa
何という諦めの良さ!(違

287 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 21:16:26 ID:egxww3/F
wwww

288 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/29(水) 19:29:49 ID:kSGqDS5k
もっとおまえ等の考えたステキキャラの数々をみせてくれよ

289 名前: ◆91wbDksrrE :2009/07/29(水) 21:41:17 ID:NhKxSYfr
なんか適当なお題おくれ。試しに一人でっち上げてみる。

290 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/29(水) 21:46:19 ID:4Y4IjD5G
エスパー娘 お気楽極楽能天気風味で

291 名前: ◆91wbDksrrE :2009/07/29(水) 22:01:56 ID:NhKxSYfr
>>290
名:笹本比奈子
歳:17

ツインテールのちびっ子で身長コンプレックス有りだが、
それ以外は至ってお気楽。よく言えば、なんでもあるがままを受け入れられる
度量を持っているが、悪く言えば何も考えていないだけ。例外は身長の事のみ。
学校では、ほにゃ系癒し物体としての地位を不動の物にしているが、
そもそも彼女以外にそのような物体が存在するのかは定かではない。

以前、生死に関わる規模の事故に巻き込まれたものの、何故かほとんど
無傷で生還。一時、奇跡の女子高生として話題になるも、現在はそのブームも
終わり、元のフツーの女子高生としての生活を取り戻している――

かと思いきや、その事故の際に超能力に目覚めていて、その超能力の秘密を
知る組織に狙われる毎日を送っている(死ぬような目にあっても死ななかったのは、
その超能力が負傷を治癒した為)。
幸い、その組織も表立っては仕掛けてこない為、学校生活などに支障を来たす
ような事は今の所ないが、今後どうなるかはわからない為、それが目下の心配の種。
だが、心配だなー、不安だなー、どうなるのかなー、と悩んでいるような素振りを
見せながら、なんだかんだとそれをお気楽に楽しんでしまっているような節もある。

能力は重力の操作と物体の作成。物体の作成で作り出した針を、重力の操作で
敵に突き立てる攻撃を得意とする……が、めったに使わない。当人曰く、見てる
こっちが痛くなるじゃない、との事。組織の人間に襲われた際も、専守防衛に
徹し、逃亡でもって戦闘を終わらせるのが常。

彼女を付けねらう組織の敵対組織は、彼女と接触を試みているが、
彼女を付けねらう組織の人間だと勘違いの上逃亡され、果たせていない。

292 名前: ◆91wbDksrrE :2009/07/29(水) 22:07:34 ID:NhKxSYfr
ここまで投下です。

キャラ設定イメージがTRPGの影響を強く受けるのは
いいのか悪いのか・・・パッと考えると、どうしても何らかの
TRPGシステムをフォーマットに考えてしまいます。

まあ、わかる人には何のシステムでイメージしたのかは
おわかりになるんじゃないかとw

293 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 00:37:10 ID:EvGGGw54
IDにGGG記念パピコォ!

294 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 00:39:22 ID:HZYkQbAZ
汎用のTRPGのキャラ製作と聞くとガープスくらいしか思い浮かばないかしら
天然なのに戦っていけるとは中々すごい器の持ち主なのだわ

295 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 00:43:20 ID:zKcDF8Qe
ここもかよwww

296 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 11:47:54 ID:kqdtEuSv
>>290
江守(えす) パトリシア(17)
金髪巨乳な女子高生
幼い頃から超能力が使えたため親に捨てられたが
今は退魔士の江守葉太郎(45)の下でその能力を使って怪物退治をしている
口癖は「なせばなるなる」
見た目は外人だが英語が喋れない
好きな食べ物は茄子
主にサイコキネシスを使うが本人としてはテレパスや念写能力が欲しい
(テストでカンニングをするため)


297 名前:創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 12:06:24 ID:qjUzXk31
>>290
波佐間 奏子(16)
はざま かなこ

多少太めの女子高生だが、副業として探偵を行っている。
ただし、探偵業の収入は、無い。
普通の家庭に生まれ、普通に生まれ育った彼女は
自分の超能力を当然隠して生きて来たのだが、久しぶりに
能力をばらしてしまった相手が悪かった、殺人事件を捜査中の刑事、
近藤克彦(32)だったのだ。

刑事なら超能力など信用しなさそうなものだが、彼は違った。
「つまり、お前が"犯人じゃない"と証明する方法は無いって事だ。
他に犯人が見つからないなら、お前が犯人だな」
――かくして奏子は、自分の無実を証明する為、
近藤に無給で手伝う羽目になった。

彼女は、自分の感覚を"軸"に沿って伸ばすことが出来る。
体の外に向かって視覚を伸ばせば千里眼となり、
触覚を伸ばせば念動力となる。
"自覚"を他者に向かって伸ばす事で意思の疎通は可能だろうか、
試したことはない。

最近、陸上部に入った。感覚の延長を駆使しても、脚は速くならないからだ。

298 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 04:03:50 ID:s1vbaTCB
>>290
真緑 朽(まみどり くちる) 15歳

中3。
馬鹿だから高校に行かないで父の稼業である造園業を継ぎたいと思っている。
陸上部所属で日焼けしていて、髪もボーイッシュなショートカット。
制服よりジャージを着ている事が多い。普段着もジャージ。
体育の時間だけスーパーヒロイン化。
地球を滅ぼした超能力者、真緑 茂(まみどり しげる)の娘。
父の持つ《超濃緑》能力と対を成す《朽干(くちびる)》を使える。
朽ち付け(口付け)をした生物または植物に帰す(キス)マークを付ける能力で、
帰すマークを付けられた生物は彼女の意思次第で生命体という分子の澱みである事を止めて散り散りになる。
要するに死ぬ。
父の能力は澱みを生む(=生命を育む=秩序を生む=エントロピーを減少させる)のに対し、
朽は澱みを解消させる(=生命を抹消する=秩序を壊す=エントロピーを増大させる)能力を持つ。
父は自らの力を生物に対して働きかける能力だと勘違いして居るが、
実際は父の力も朽の力もエントロピーに働きかける能力であり、
父なら宇宙を創造する事、朽なら宇宙を破壊する事が出来る。
でも純情ちゃんなのでまだキスしたことはない。
よって能力は未だ発現していない。

299 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 12:15:08 ID:f/naQuaQ
一年前なんて超亀だけど、>>90とか>>91
まだいるのかな。その設定、興味ある
どこかでSSになってるなら読みたい

300 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 11:51:05 ID:LGBMGaaO
参考に

作ったけど使わないキャラを進呈するスレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1169438853/

301 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 23:47:50 ID:BkJ9xtnx
>>300
設定作るだけじゃなくて、それを作品(絵とか小説etc)に仕立てないと
挙げて下すった類似スレと違いが無くなっちゃいますね

では、>>91さんの設定でSS書かせていただきます
ざっと検索したところ、その設定で書かれたものは見つからなかったのですが
もしあったなら無礼お許しください

↓から開始です

302 名前:レス番91の設定から作るSS 【第一幕】:2009/08/15(土) 23:52:29 ID:BkJ9xtnx
いつもの遣り取りが店先で繰り返されていた。
「てめぇ! いいかげんにしろよ。なんならお前のところの毛唐を、女郎小屋にでも
ぶち込んでやろうか」
「彩華を? これは興味深い。死ぬ覚悟ができたらいつでもどうぞ」
――ったく、客が寄りつかないではないか。
金髪の少女はうんざりした様子で、先ほどまで素振りに使っていた鉛入りの木刀を
持つと店先に出て行った。
「慎太郎、これでは客も寄りつかないぞ」
忠告しつつ、少女はゴロツキまがいの男を睨みつける。金貸しに雇われた、いつもの借金取りだ。
少女の紅い眼には、鋭い殺気が漲っている。
「と、とにかく、てめぇは泥棒と同じなんだからな。番所に引き摺り出してやるから、覚えてろ!」
少女に気圧され、怯んだ男は捨て台詞を吐いて去って行った。

男の姿が見えなくなると、慎太郎は深いため息をついた。
「やれやれ。お茶も飲まずに去ってしまわれると、儲けも無い。ただ働きだ。
もっとも、連中に出してやる茶など無いが」
「たいしたことのなさそうな連中だが、こうもしょっちゅう来られると鬱陶しいな。
いっそ、斬り捨ててしまうのはどうだ?」
「いい考えだ。それこそ連中の思うつぼで、俺たちは番所にお世話になることになろうな」
自嘲気味に笑いながら、慎太郎は厨房に戻って行った。

『休み処 子延』は、慎太郎の父が始めた茶屋だ。先代が亡くなったため慎太郎が経営をすることとなったが、
元来、彼は商売に興味が無い。繁盛していた店も、彼の代になってからは寂れる一方だった。職人の給金を工面するために
切り崩した財産は無くなってしまい、重ねた借金は未だもって返済の目処が立たない。
もっとも、今となってはその職人や仲居たちもみんな去ってしまい、給金を工面する心配は無いのだが。
「昼餉にしよう」
慎太郎はそう言って、茹で上げた蕎麦をざるに盛りつけた。


303 名前:レス番91の設定から作るSS 【第一幕】:2009/08/15(土) 23:56:20 ID:BkJ9xtnx
辻のところに、人だかりが出来ていた。背の低い彩華にはよく見えなかったが、
どうも辻斬りがあったらしい。斬られた男は大きな廻船問屋に奉公する番頭だった。
頼まれた使い物から戻った彩華は、慎太郎に辻斬りのことを報告した。
「そいつはいいな。今度は例の金貸しを斬って欲しいものだ」
いつものとおりの反応だが、彩華は事件のことが気になっていた。
辻斬り自体は珍しいものではなかったが、ここ最近増えている気がする。
そして斬られる人物に共通点がありそうな気がしたのだった。
「慎太郎、『丘田屋』は大きな店なのか?」
「ああ。この街じゃ一番の廻船問屋だ。稼ぎはうちの三千倍くらいだろう」
「そんなに」
「商売敵だった『縞田屋』の若旦那が亡くなったから、大きな取引を独占しているのさ。
そういえば、その若旦那も辻斬りに遭ったんだったな」
「……」
彩華はちょっとひっかかった。
「『丘田屋』が、商売敵を亡きものにしたのか?」
慎太郎はにやりと笑い、
「ふふん、そうかもな。近松もびっくりの筋書きだ。しかし近頃の世は、絵空事よりも
えげつないことが普通に起こる」
と呟いた。


小面の能面を着けた長身の男が、夜道を歩いている。今夜は新月で、あたりは深い闇に包まれていた。
往来には人はおろか、猫すらいない。
遠くから、提灯の灯りが近寄ってくる。面の男は路地の陰に身を隠した。ひどく慌てているようで、
息も上がっていた。
提灯が面の男の路地に差し掛かった時、鋭く風を切る音がした。
続いて、「ぎゃっ」という短い悲鳴。
転がる提灯と、人が倒れこむ音。
面の男は提灯を踏み消し、倒れた人物の懐から何かを取り出すと、もと来た道を戻って行った。


「彩華、ちょっと店番しててくれ。俺は寺へ行ってくる」
慎太郎が身支度をしながら、中庭に声をかける。
「と言っても、客相手じゃないぞ。今時分に来るであろう『いつもの熱心なお客さん』の相手だ」
彩華は素振りをしていた手を止め、
「厭だ」と言った。
慎太郎はその答えを予想していたので、にやりと笑いながら手ぬぐいを投げて寄こすと
「じゃあ支度を急げ。例の辻斬りに関する話も聞けるかもな」
と言った。
彩華は無言で木刀を置き、道着を諸肌脱ぎにすると、井戸の水を頭からかぶった。
滴を拭って奥の部屋でさらしを巻きなおし、濃紫の袴に着替えると、三味線の革袋に愛刀を忍ばせた。


304 名前:レス番91の設定から作るSS 【第一幕】:2009/08/15(土) 23:59:41 ID:BkJ9xtnx
仙石寺は街の外れにある古い寺だ。慎太郎と彩華が門をくぐると、和尚が庭を掃いていた。
「おや、子延どの」
「お久しぶりです、叡仁どの」
二人は本堂の右手にある茶室に通された。

叡仁和尚が抹茶を立ててくれ、二人の前に置く。
「こちらまで見えなさるのは、半兵衛どのの時以来ですな。息災で何よりです」
「親父の時は世話になりました。おかげさまで、負の遺産をしっかり受け継ぎました」
そういって慎太郎は苦笑いする。叡仁和尚は渋い顔をしている。そして彩華のほうを見て、
「こちらが件の娘さんですかな」
「そうです。食い詰めて行き倒れになりかけていたところを拾いました。あの頃はまだ、羽振りも
良かったですし。今だったら、俺が食い詰め者だから放っておくでしょうね」
和尚は笑い、そして彩華の紅い眼をじっと見た。
彩華も睨みかえす。
「ふふ、子延どのは頼もしい用心棒を持たれたようですな」
目を外し、和尚は慎太郎のほうに向き直る。
「金貸しの連中は、近頃は如何です?」
「相変わらずですよ。こいつのおかげで助かってます。連中、最近は趣向を変えてきたらしくて。
まったく、飽きさせない……」
そう言いながら慎太郎は懐から巻物を取り出し叡仁和尚に手渡した。

そこには、慎太郎を連行し店を差し押さえるという内容の通達が書かれていた。発行元は奉行所となっている。
叡仁和尚は一通り目を通し、
「偽物ですな」
と言った。
「やはりね。それは分かっているんです。ただ、なんで今さらこんな芝居じみたことを
やる必要があるのか? ってことが気になるんです」
そんな手紙が来ていようとは、彩華も知らされていなかった。一日中店にいるわけではないが、
生活を共にしているのに。
「偽物にしても手が込んでいるし、金だってかかる。そんな酔狂が分からない」
「ふうむ……」
和尚は腕を組んで考え込む。

彩華は抹茶に口をつけた。
「……苦い」
その言葉に、和尚と慎太郎は噴き出した。
「はっはっは、たしかに家じゃあ番茶の出がらしばかりだからな」
「彩華どの、足を崩してはどうじゃ。痺れているのではないか」
正座は慣れない。彩華は胡坐に座り直そうとするが、うまく足が動かない。
その様子を和尚と慎太郎は笑いながら見ていた。


305 名前:レス番91の設定から作るSS 【第一幕】:2009/08/16(日) 00:01:47 ID:BkJ9xtnx
寺を辞すると、もう辺りは黄昏時の薄闇に染まっていた。
「逢魔が時だな」
「オーマガトキ?」
夕暮れの、このくらいの薄暗い時間をそう呼ぶのだ、と慎太郎は言った。
通りの向こうから、自分を呼ぶ声がする。薄暗く、相手の顔が良く見えない。
しかし聞き覚えのある声から、てっきり知人だと思って近寄ってみると、そこには人外のものが待ち伏せていた……。
夜でもなく昼でもない、曖昧な時間。そういう境目に、魔物は潜むという。
だから街と街の外の境目には地蔵を祀るのだ。時間や場所の、境目こそ魔がつけ入る隙のあるところなのだという。
帰り道を歩きながら、彩華はぶるっと身を震わせた。その様子を見て慎太郎は、
「怖くなったか?」
と聞いた。
「何を! ちょっと、寒気が走っただけだ」
語気を荒げて反論する彩華を笑いながら、慎太郎は夕餉の献立を考えていた。

その二人の後姿を、離れた所からじっと見つめる人影があった。


306 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 00:11:18 ID:olCbCEbU
↑以上です。
歴史考証、民俗考証に関してはきちんと資料を当たっていないので
ツッコミ所満載です、すみません。

主人公・彩華と、能面の男の武器(日本刀)の設定を募集したいです。

能面→斬馬刀みたいな、長い刀を考えてます
彩華→能面と同じく長い刀で、身の丈(たぶん小柄だろうから)に合わない
アンバランスを表現するか、逆に短い刀(忍者の刀みたいな)で
フットワーク重視で闘うか……

刀の名前、特徴、それに附随する技など……の設定をいただけたら幸いです。

307 名前:レス番91の設定から作るSS 【第二幕】:2009/08/23(日) 22:30:56 ID:QMi8kVV1
【第二幕】
「どちらさんも、ようござんすね。入ります。 ――二六の丁!」
「くそったれ!」
「悪りぃな、旦那。今日はもう帰ったらどうだい」
鉄火場で、いつものとおりの遣り取りが響いている。
作務衣姿の職人風の若者は、悟られないように壷振りの動きをじっと目で追っていた。
博打を打ちに来た風を装って、この賭場と廻船問屋『丘田屋』の繋がりを暴く心算だった。
「……頭」
町人姿の若い男が、作務衣姿の牟島に囁いた。
「準備が整いました」
「そうか。あいつはもう少しでハコになる。清算するところを押さえるぜ。
手前ら、ぬかるなよ」
「へいっ」

「旦那。しめて60両、きっちり払ってもらうぜ」
胴元が、先ほどから負け続きの男に払いを迫った。
「ちょっと待ってもらいてぇ」
牟島が大きな声で場を制した。
「その賽、検めさせてもらうぜ」
言うが早いか、壷振りの手から賽ころをひったくると、懐から鉈を取り出して叩き割った。
賽ころの中には、鉛が仕込んであった。いわゆる「グラ賽」だ。
「なんだよ、こりゃあ。サマじゃねぇか。こんな真似までして、
いったい何につぎ込んでるんだ、丘田屋さんよ?」
「てめぇ!」
胴元の取り巻きのゴロツキどもが一斉に立ち上がる。
鉄火場は争乱となりかけた。
しかし、その周りにいた町人姿の男、鳶姿の男、数人がそれぞれゴロツキどもを打ちのめした。
その機を見て胴元は逃げ出した。
「逃がすか!」
牟島は鉈を手に賭場を飛び出した。
そして逃げる背中に、狙いすまして鉈を投げた。
ぎゃっ、という悲鳴に続いて人が倒れる音が、夜闇の向こうに聞こえた。
すぐに追いつくと、牟島は胴元を問い質した。
「さぁ吐いてもらうぜ。この賭場で儲けた金はどこへ流れている」
すぐに先ほどの町人姿の若者や鳶の男らが集まってきた。
「ぐ……貴様ら、『黒場会』か……」
「俺たちのことは詮索しないほうが身のためだぜ。背中が痛てぇだろ? 
すぐに手当てすりゃ助かるかもしれねぇ。さっさと吐くほうが賢明ってもんだ」
「お、『丘田屋』だ……」
「ふん、予想通りか」

308 名前:レス番91の設定から作るSS 【第二幕】:2009/08/23(日) 22:33:57 ID:QMi8kVV1
東三條の賭場で胴元をしていた両替商が何者かに殺害されたという報せは、丘田屋の当主、丘田長慶の耳にも届いていた。
丘田は苦々しい気持ちで煙草を呑みながら、思案していた。
「失礼いたします」
障子の向こうで丁稚が静かに囁く。
「能面どのをお連れいたしました」
「入れ」
障子を開け、長身の男を部屋へ通して丁稚は退いた。
黒の着流し姿の男は小面の能面を付けており、見る者に異様な印象を与える。
「次の仕事だ。東三條の賭場で胴元が殺された。『黒場会』という連中だ。そいつらを始末してもらいたい」
「……」
能面の男は黙っている。
面のせいで表情が読み取れない。丘田が、
――見返りは今までの三倍出そう――
と言おうとした矢先、能面が口を開いた。
「……連中は心得がある。こちらも手傷を負うやもしれぬ。商家の小倅や番頭風情とは
わけが違う」
――こやつ、『黒場会』を知っているのだな。
丘田は報奨金を五倍に上げた。



彩華は朝から滝行に出かけていた。昼下がり、飯も食わずに帰ってくると店が閉められ、
雨戸の下方に紙が刺してあった。
――『彩華へ  仙石寺に行ってくる  晩には戻る  慎太郎――
あてにしていた食事はお預けとなった。仕方なく家で待つことにした。
しかし、半刻を過ぎても慎太郎は帰ってこない。外はもう黄昏時である。
空腹に耐えられなくなったのもあったが、彩華は慎太郎の身に何かあったかもしれないと思い、
店を飛び出した。


309 名前:レス番91の設定から作るSS 【第二幕】:2009/08/23(日) 22:37:36 ID:QMi8kVV1
――逢魔が時。
いつか慎太郎に聞いた話を思い出し、彩華は嫌な予感を頭から振り払おうとした。
その角を曲がれば仙石寺、というところまで来た時、その角から長身の男が姿を現した。

黒の着流しに、小面の面を付けている。
その左手には、六尺はあろうかという長い太刀が握られている。

――辻斬りは、こいつだ。
彩華は直感でそう思った。

不思議なことに、辺りに人の気配はなく物音一つしない。
能面の男そのものが幽玄の存在であるかのようだ。
その男が、すらりと長尺の太刀を抜いた。
刀身は墨で塗られている。


彩華も腰の柄に手をかけ、鯉口を切る。
頭は冷静に相手との距離を測っている。

刹那。
さっと一陣の風が吹いた。
能面の刀が斜め下より振り上げられた。
跳躍でそれをかわす。
距離を詰め、刀を一気に抜き放った。
彩華の刀は空を切り、わずかに能面の着流しの袖を掠った。

能面の刀は、やはり彩華の脛を掠っていた。
脛にチリチリした感触が残った。

一回目の立ち合いは両者とも空振りである。
抜き身の刀を逆手に持ち変える。
彩華は再び能面との距離を詰めようとした。
能面は素早く斬り返した。

その刃を峰で受ける。
圧倒的な力に、身体ごと弾き飛ばされた。

――殺られる!
すぐに立ち上がると、目の前に能面の姿は無かった。

辺りを見回しても、もちろん頭上にも、人影はない。

「彩華!」
慎太郎の声がした。
すっかり暗くなった通りの向こうから、慎太郎が誰かを背負って走ってくる。


310 名前:レス番91の設定から作るSS 【第二幕】:2009/08/23(日) 22:46:19 ID:QMi8kVV1
「辻斬りと、立ち合ったんだな」
まだ抜き身を携えたままの彩華を見て、慎太郎は言った。

「慎太郎、その人は……」
背負われていたのは叡仁和尚だった。
「間に合うかどうか分からないが、とにかく医者に運ぶ」
薄闇の中、二人は走った。

叡仁和尚は深手を負っており、二日後に亡くなった。
「まさか叡仁どのも自分の寺で自分の葬式をすることになるとは思わなかっただろうな」
慎太郎は、相変わらず不謹慎なことを宣う。
しかし、唯一と言っていい理解者を亡くし、表には出さないものの、慎太郎が深い
悲しみに沈んでいるのを、彩華は感じ取っていた。

あの日、慎太郎は思い当たることがあって仙石寺を訪ねた。
彩華は滝行に出かけていたので、普段なら店を留守にすることは滅多にしないのだが、
その時はどうしても寺に行かなければならない気がしたという。

叡仁は不在であった。
寺には和尚一人で住んでいるので、案内のものは誰もいない。
しかし、つい先ほどまでいたような気配がある。

――叡仁どのが寺をこんな形で空けるなんて、珍しいことだ……。
慎太郎がしばらく寺の周りを探すと、裏手の川べりに和尚が倒れているのを見とめた。

肩口から腰まで、背中をひといきに斬られていた。傷はまだ新しく、鮮血が流れ出していた。

「きっと、同じ奴だ」
彩華は脛の傷に包帯を巻きながら慎太郎の話を聞いていた。

叡仁和尚は比較的背が高い。
その肩から腰まで途切れることなく刃傷を付けるとするなら、あの、能面の持っていた
斬馬刀に相違ない。

あんな長尺の刀を自在に振ることが出来る腕力は相当なものだ。
「その程度の傷で済んで幸いだったな」
薬草を煎じた汁を脇に置き、慎太郎は彩華の脛を眺めて言った。
「次は負けない」
彩華は、能面と再び相まみえるときはどちらかが死ぬ時だろうと思った。


311 名前:レス番91の設定から作るSS 【第三幕】:2009/08/27(木) 19:34:22 ID:AliYe7Wy

『黒場会』は、諸国の仕置き人の連合である。
牟島源堂は、その中にあって若頭という職を占めていた。

いわゆる「粗にして野だが卑ではない」若者で、普段は蕎麦打ちの職人として働いている。
彼は鉞(まさかり)や鉈などの扱いに長けており、何より喧嘩がめっぽう強かった。


牟島は蕎麦粉を仕入れに水郷まで出掛けていた。
今日中には戻る予定であったが、雨が降ってきたために旅籠で遣り過ごすことにした。


座敷で寛ぎながら、何の気なしに格子窓から外を見ていると、何やら騒がしい。
数人のゴロツキが、町人風の若者と、金色の髪の少女を取り囲んでいる光景が目に入った。


「子延……覚悟を決めろ。てめぇはもう終わりだ」
いつもやってくる借金取りが、数人のガラの悪いやくざ連中を従えて、慎太郎と彩華を取り囲んでいる。

しとしとと雨が降っており、昼間だというのに薄暗い。
場末の宿場には、彼ら以外誰も居ないようだった。

「あの店を手放すんだ。そうすれば、命だけは助けてやってもいい」
そんな借金取りの声が聞こえないように、慎太郎はやくざを見渡すと、

「これはまた趣向を凝らしたな。あんたの熱心さには恐れ入る」
と言い、呆れたように笑った。


唐傘をさしている慎太郎に寄り添うように、彩華は立っていた。
目深にかぶった笠の奥で、やくざどもを確かめる。

「ふざけた野郎だ……だが、その減らず口も今日までだ」
やくざどもはめいめい刀を抜いて、二人を完全に取り囲んだ。

彩華は着込んだ蓑の下で、刀の柄に手をかけ、鯉口を切った。

312 名前:レス番91の設定から作るSS 【第三幕】:2009/08/27(木) 19:37:46 ID:AliYe7Wy

怒号とともに、三人のやくざが同時に斬りかかってきた。
彩華は慎太郎の前に出ると蓑と笠を脱ぎ払い、その陰から飛び出した。

抜きざまに一人斬った。
返す刀で、もう一人を薙ぐように斬った。
刀を逆手に持ちかえ、振り向きざまに背後から斬りかかる一人を斬った。


あっという間の出来事だった。
斬られた三人は斃れて血溜まりをつくっている。

刀を正眼に構え直し、彩華はやくざと対峙する。
一対一での立ち合いでないにも関わらず、彩華は鮮やかにやくざを斬り伏せていった。


牟島は、目の前で繰り広げられる立ち回りを、信じられない気持ちで眺めていた。
まるで殺陣か何かのような気すらした。

金髪の、年端もいかない少女が、大勢のやくざ相手に互角に闘っている。
彼女の手には、美しいひと振りの脇差が握られている。


六人のやくざを打ち倒し、あとには借金取りが残った。
これまたいつものごとく、何やら捨て台詞を吐いて逃げていった。

ちょうどその時、雷鳴とともに雨がひどくなり、二人は茶屋の軒先に走って行った。


313 名前:レス番91の設定から作るSS 【第三幕】:2009/08/27(木) 19:41:39 ID:AliYe7Wy

牟島は、『休み処 子延』の前に立っていた。
意を決して暖簾をくぐると、店内には誰も居ない。

薄暗く埃っぽく、しばらくこのような状態が続いていたんだろうと思わせる寂れようだった。

「御免」
奥へ向かって声を掛けるも、反応は無い。

更に大きな声を出そうと息を吸った時、奥から一人の男が出てきた。


――間違いない、あの時見た、唐傘の男だ。
牟島は男をじっと見つめる。

「……何か御用ですか」
言いながら、男は牟島を値踏みするように見た。

「おっと、すまぬな。俺は牟島 源堂というものだ。子延 慎太郎どのと見受けるが」
「……だとしたら、何とする」
慎太郎は牟島を見、それ以上は何も言わなかった。

「子延どの。単刀直入に言う。ここに、黄金色の髪をした娘が居るはずだ」
「彩華のことか」

牟島は、金髪の少女剣士を『黒場会』に参加させようとやってきたのだった。
そのことを話すと慎太郎は、
「それは出来ない相談だ。彩華はうちの奉公人。あいつを引き抜かれたら店が成り立たない」

いくらか説得を試みたが、弁の立つ慎太郎相手では分が悪すぎた。
牟島は、口より先に拳が出るような男なのだ。
また来る、と言い残し、貨幣を数枚置いて牟島は去って行った。


314 名前:レス番91の設定から作るSS 【第三幕】:2009/08/27(木) 19:45:34 ID:AliYe7Wy

さて、慎太郎はそう言うものの、彩華が慎太郎のもとに来てからは店の手伝いらしきものを満足にこなした例は無い。

日中は剣の稽古をしたり、川沿いを走りこんだりしているのだ。
よく怪我をつくっては、慎太郎に薬草を塗ってもらっている。

「彩華、お前は何の為に稽古をしているのだ」

ある時、慎太郎は興味本位で訊いてみた。

「?」
彩華はきょとんとしている。

「例えばな、武士は何のために剣の腕を磨くのか。戦の時、敵を倒すためであろうな。
お前は、誰か倒したい輩がいるのか」
「倒したい奴がいないと、稽古しちゃいけないか?」
質問を質問で返され、慎太郎は苦笑する。
「いけないことは無いが……」

そして、さらに問う。
「では、職人や芸人が腕を磨くのは、なぜだ? 彼らは、誰かを倒したりするわけじゃない」
「……?」
彩華は首を傾げる。

「職人は、自分の創るものに誇りを持っている。より素晴らしいものを生み出そうと、日々努力している」

慎太郎は、幼いころから職人や芸人たちを見てきた。

蕎麦を打つもの、庖丁を研ぐもの、三味線を弾くもの、版画を彫るもの……。

彼らは、「創ること」に自分の全存在を懸けているような、独特の雰囲気を持っていた。

――彩華、お前の剣はそういうものか? 

そう訊こうとして顔を上げると、かすかな寝息とあどけない寝顔が目に入った。


剣の腕は立つが、彩華はまだ子供なのだ。慎太郎は、十二になったばかりくらいであろうと踏んでいた。

「ふ、やはり肝心なことはまだ訊けぬか」
床に寝かせ、薄掛けをかけてやると慎太郎は牟島源堂のことを思い出した。


315 名前:レス番91の設定から作るSS 【第三幕】:2009/08/27(木) 19:49:30 ID:AliYe7Wy

『黒場会』のことは、慎太郎も聞き及んでいた。

牟島は、先日の水郷での立ち合いを見ていたと言った。

たしかに、彩華の剣の腕は目を見張るものがある。
そこら辺の、師範代と言われる者たちと、なんら遜色は無い。

――喧嘩集団が、彩華を欲しがるのも無理は無いな。

あの立ち合いの後、彩華は慎太郎に言った。
「私が居て、役に立っただろ」

それは、紛れもない事実ではある。
彩華が居たおかげで慎太郎の身が保たれてきたといっても過言ではないのだ。

かといって、結果的に年端もいかない少女を
用心棒のように使ってしまっている自分を、慎太郎は嫌悪していた。


316 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:50:26 ID:g1R2bpqQ
    

317 名前:創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:54:34 ID:AliYe7Wy

とりあえず第三幕まで行きましたが……
うーん、展開しないっすね。見せ場がないっつーか
いや、これも修行と割り切っていくことにします

勇気を出して、ageてみますかね
批判くだされば幸いです

318 名前:レス番91の設定から作るSS 【第四幕】:2009/08/28(金) 17:31:59 ID:bFnFSOqQ


黒場会は、一連の辻斬り騒動を、丘田屋の仕業に相違ないと睨んでいた。
賭場を押さえて胴元の口を割らせた結果、案の定、賭場のカネは丘田屋へ流れていた。

そして、丘田長慶は幕府の家老連中を高級料亭で接待していたという。
奉行所を丸めこんで、自分たちの悪行をもみ消すためであろう。
しかし、これには決定的な証拠が欠けていた。

牟島たち黒場会の若連中は、夜な夜な町を見回っていた。
現場を押さえるため、接待が行われそうな店の前で張ったりもした。
いつでも丘田屋に踏み込めるよう、その機を逃さないようにするためである。


   ***


「仕置き人? 一体なんだ、それは」
早朝の走りこみから戻った彩華は、水浴びで濡れた金色の髪を、手拭で拭きながら尋ねた。

「ま、言ってみれば悪い奴を懲らしめる連中だ」
慎太郎は丼に盛った麦飯と、すりおろした山芋を盆に載せ、茶卓に置いた。

「表に出ないよう、悪いことをしている輩は大勢いる。証拠が無けりゃ、奉行所もしょっ引けない」
食え、というふうにあごで示し、慎太郎は冷茶を注いだ。

彩華は卓に着くと、両手を合わせて一度拝んでから箸をとった。
「例えば、『丘田屋』は悪い奴か?」
山芋を飯にかけ、軽くかき混ぜながら聞く。

「かも知れん。この半年でずいぶん稼ぎを増やしたが、その伸びには後ろ暗い噂が付きまとっている。
幕府へ金品を握らせたとか、賭場の元締めとして上納金を集めているとかな」

「あの、辻斬りは?」
そう言って飯をかきこむ。彩華の顔が丼で隠れる。

「あいつは、丘田屋に雇われた用心棒か、始末屋だろうな」
浅漬けをつまみながら、慎太郎は言った。

言う傍から、疑問がわき起こった。

――となると、叡仁和尚が殺られたのは何故だ?


319 名前:レス番91の設定から作るSS 【第四幕】:2009/08/28(金) 17:35:34 ID:bFnFSOqQ

「叡仁和尚は、知っていたのかもしれない」
「何を?」
飯粒を口の端に付け、彩華は聞いた。


ふと、閃いたことがあった。
彩華を連れて仙石寺を訪れたときのことである。


寺を出る間際に叡仁は言った。
「子延どの。先代より受け継いだあのお店は、決して他人に譲り渡してはなりませぬぞ」

そのときは、和尚の親心からの忠告と思って、軽く受け止めた。
しかし、思い返すと、叡仁和尚はいつになく強い調子でそれを言い聞かせようとしていた。


借金取りは、異常なくらい執拗にやってくる。
店を手放せ、とも言う。

その借金取りと、丘田屋は繋がっている可能性がある。
丘田屋はめぼしい両替商を抱え込み、不正にカネを集めている噂があるのだ。

――となると、丘田屋は、この店を是非手に入れたいと思っている?
――というより、この店には、丘田屋にとって都合の悪い何かがあるのかも知れない。
――叡仁和尚は、確信は無くともそれに気づいて忠告したのか。

それが気になり、仙石寺を再び訪れた時、叡仁は件の辻斬りにやられてしまった。
おそらく、口封じだろうと思われた。

次に狙われるのは、慎太郎自身だ。


320 名前:レス番91の設定から作るSS 【第四幕】:2009/08/28(金) 17:38:43 ID:bFnFSOqQ

先代から勤めていた板前が、すまなそうな顔をして店を去っていく。
幼い頃、よく遊んでもらった仲居は彼を詰って辞めていく。

あとに残ったのは、見る影もない寂れた店と、ひとりぼっちの「二代目」である……


夜更けに、慎太郎は飛び起きた。
「……夢か」
このところ、同じ夢ばかり見る。


慎太郎に商才は無かった。

先代、子延半兵衛が亡くなって慎太郎に当主の役が回ってきた。彼は休み処を経営する
ということに特段興味は無かったが、とりあえず、現状維持するということと、周囲の
人間、古くからの職人や仲居達が期待したものだから、その座に収まった。

元来、慎太郎は趣味人であり、利益追求に頓着しなかった。その為、発展性は無かった。
折しも周りに新しい商いが出来たりして、慎太郎の店への客足は遠のいた。

やがて、現状維持はおろか、給金の払いもままならない状況にまでなってしまった。

幸い、先代が残した田畑や山があったので、それを切り崩すことで財源を稼いでいたが、それも限界があった。

――過ぎたことだ。どうあっても、あの頃には戻れない。
自分の中で、決着は着いている。この期に及んで、何を迷うというのか。

慎太郎は、床の上で自問自答する。

――どうにも、なりはしない。俺も叡仁和尚のように、ばっさり殺られれば良いのだが。
全てを、無に帰したいと思う。あらゆるしがらみに、もう疲れていた。


職人たちが誰も居なくなった頃、慎太郎のもとに金貸しがやってきた。

曰く、切り崩した田畑や山は子延のものではない、先代の時に我々が貸したものだ、
勝手に処分されたのでは堪らない、かくなる上は相当分の金銭で贖ってもらいたい、
そのような内容を並べ立てていった。

以来、店には借金取りが毎日のようにやってくるようになり、反対に、客は誰も来ないようになった。


321 名前:レス番91の設定から作るSS 【第四幕】:2009/08/28(金) 17:40:43 ID:bFnFSOqQ

障子を開け、夜空を仰ぎ見る。
今夜は満月だ。
蒼い光が畳を照らす。
冷たくもなく暖かくもない風が緩やかに吹き抜ける。

慎太郎は、月光を浴びてしばし虚ろになっていた。

ふと、離れの様子が気になった。
離れはもともと蔵として使っていたが、蓄えるものなどもう何もない。
今は、彩華が寝泊まりしているだけだ。

何を思ったのか、今でも分からない。
ただ、慎太郎が離れを開けた時、彩華はそこに居なかった。



322 名前:レス番91の設定から作るSS 【第五幕】:2009/08/28(金) 18:58:51 ID:bFnFSOqQ

蒼い光が照らす中、彩華は愛刀を片手に走っていた。
ある人物を追っていた。


数刻前、彩華はふと目が覚めて喉が渇いていることに気付き、中庭の井戸へ向かった。
そこで、塀に手がかけられるのを目にした。
すぐさま脇差をとり、闖入者に斬りかかるため身構えた。

ひらり、と塀の上に姿を現したのは、かの能面の男だった。

能面は、彩華の姿を見るやすぐに塀の外へ身を翻した。

「待てっ!」

彩華も塀を飛び越え、男を追った。


金髪の少女が、浴衣姿で走る姿を、牟島源堂は目の端でとらえた。

「張っていろ! 俺はあの娘を追う」
仲間に声をかけると、牟島は飛び出した。

あの金色の髪、見紛うはずもない。
走っているが、追われているのではない。
その逆に、何者かを追っている走りかただ。

角を曲がると、浴衣の少女は立ち止っていた。
牟島が追いつくと、少女はさっと振り向いて身構えた。

左手には美しい脇差。
その鯉口を切り、彩華は距離を測る。

――娘とは思えない、殺気だ……。

牟島は慎重に、声をかけた。
「おい、娘。子供は寝る時間だ。何をしている」

「辻斬りを見つけた。それで追っかけた。おまえも仲間か?」

辻斬りとは、件の能面をつけた男であろう。
そいつと、この少女の接点が、今一つ分からない。


323 名前:レス番91の設定から作るSS 【第五幕】:2009/08/28(金) 19:04:43 ID:bFnFSOqQ

「辻斬りなんか追うもんじゃない。返り討ちに遭うぞ」
言いながら、この娘にその心配はいらないか、と思った。

「辻斬りをやっつけないと、安心して寝られない」
「確かにな。俺は 牟島源堂 ってもんだ。俺も同じように、辻斬りをやっつけるために
見回ってんのさ」

敵ではないと分かったからか、少女は構えた姿勢を解くと、牟島に近付いた。

そのとき。

「いた!」
彩華は、牟島の肩越しに、能面の姿を見た。
こちらに曲がったと見せかけて、逆方向に逃れていたのかも知れない。

再び走り出す彩華。
同時に駆け出す牟島。


月の薄明かりの下で、逃げていく人影が辛うじて見える。

――この娘は遠目が利くらしいな。

牟島は走りながら、懐の鉈を探った。
捉えられる距離まで追いついたら、いつでも投げつけてやる心算だった。


「待て、こいつは罠かも知れねぇ」
一町ほど走ったところで、牟島は彩華を制して立ち止った。

気がつくと、町の外れまで来ている。

逃げると見せかけて自分の有利になる土地に誘い込み、一気にかたをつける……。

そのような闘い方で、何十人もの集団を一人で全滅させた男が居た。
牟島は、かつて同僚だったその男を思い出したのだ。


もと来た道を戻るため、先ほど渡った橋に差し掛かった時。

ちょうど月が雲に隠れ、闇が濃くなった。
橋の上に、闇に融けるように、黒い着物の人影が見えた。

能面を着けた長身の男。
手には黒く塗られた抜き身の斬馬刀。


324 名前:レス番91の設定から作るSS 【第五幕】:2009/08/28(金) 19:12:44 ID:bFnFSOqQ

彩華は身構える。
牟島は鉞を肩に乗せ、歩を進める。

「……御蔵。手前とはあまりやり合いたくなかったが」

言うが早いか、鉈を投げつける。
身体を左に開き、それをかわす。
そして刀を振り上げた時、
牟島は鉞で薙ぎ払った。
重量のある金属音。
鉞と斬馬刀がぶつかり、競り合った。
すぐに両者離れる。
息つく間もなく斬りつける。
斬線をかいくぐって、鉞をふるう。
鮮血が飛び散った。
牟島の右腕がざっくり裂けた。
怯むことなく鉞を振り上げ、跳びかかった。

乾いた音がして、能面が割れ落ちた。
ふたたび差した月光に、能面の男の素顔が見えた。
御蔵 源之丞 は憔悴しきっていた。


御蔵は、斬馬刀を再び振ろうとはしなかった。
橋の上で、棒立ちになっていた。

その額から、赤黒い血が流れ出すのを、彩華ははっきり見ていた。
牟島は、鉞を持った手の力を抜いた。

「……これでいい……俺は、殺されるべきだったのだ」
消え入りそうな声で、御蔵はそう呟くと、橋の欄干から川の下へゆらりと身を投げた。

「御蔵っ!」
牟島は叫んだが、川の流れは速く、夜闇に沈んで姿を探すことは出来なかった。


325 名前:レス番91の設定から作るSS 【第五幕】:2009/08/28(金) 19:17:36 ID:bFnFSOqQ

彩華と牟島源堂が、能面の男と立ち合っていた頃、慎太郎は彩華の寝床として使っている蔵から、
あるものを探し出そうとしていた。

先日、水郷に出かけた時のことである。
先代からの馴染みの農家も、ただで野菜を譲ってくれるわけではない。

駄目もとで話をしに行ったが、そこで農家の親父に、蔵の物はどうした、と聞かれた。

蔵にあるもので金目のものは、真っ先に売ってしまった、と答えると、親父は青ざめた顔で
――馬鹿な奴だ。
と残念そうに言った。

たしかに、壷やら掛け軸やら芸術品の類は換金してしまっていた。

しかし、その中に古ぼけた証文があったのを思い出したのだ。
あまりにも汚れていて、何が書いてあるか読む気も無かった。
当然、カネにはならないと思い、仕舞いこんだままだった。

慎太郎は、その証文を蔵の奥から見つけ出した。
なんだか解らなかったが、これは丘田屋にとって都合の悪いものであるらしかった。


326 名前:レス番91の設定から作るSS 【第五幕】:2009/08/28(金) 19:24:47 ID:bFnFSOqQ

「御蔵源之丞は、俺の同僚だったんだ」

『休み処 子延』で、斬られた右腕に包帯を巻いてもらいながら牟島は話した。

「まだ、俺が若頭になる前の頃だ。俺と御蔵は、さらった娘たちを働かせている廓に踏み込んだ」
「廓って?」
訊く彩華に、
「……あとで教えてやる」
慎太郎は目を合わせずに言った。

「俺たちは、不条理にさらわれた娘たちを取り戻したい一心で、屋敷の中に突入した。
そこではじめて、主人が浪人たちを用心棒として雇っていたことを知ったんだ」


「腕の立つ連中ばかりで、苦戦した。そこには、御蔵の妹もいたんだ。
御蔵は、妹を助け出そうと必死に闘った。ところがだ、その妹が、浪人の一人を
庇って言うんだ。『この人を殺さないで!』ってな」
「……」
彩華は黙って聞いている。

「馬鹿言ってんじゃない――、御蔵は妹を説得しようとした。その陰から、
庇われた浪人が、俺たちの仲間の一人を、斬ったんだ」

慎太郎は、黙々と包帯を巻く。

「御蔵は、すかさずその浪人を斬り伏せた。その御蔵に対して、妹は、人でなしだの、鬼だのと罵った」

手当が終わり、慎太郎は茶を淹れた。

「あいつは、『何が正しいことなのか、判らなくなった』と言っていた。そして、
その日を境に、行方をくらましちまった」


茶に口をつけ、牟島は縁側から遠くを見やった。

「能面をつけた用心棒の話を聞いた時、御蔵に違いないと思った。斬馬刀を振れる人間など、
そういないからな」

彩華は、膝の怪我をさすった。もうほとんど癒えている。

「あの面は、御蔵の感情を封じるものだったんだろうな。感情を殺し、
あいつは用心棒稼業に染まっちまった」


327 名前:レス番91の設定から作るSS 【終幕】:2009/08/31(月) 21:37:18 ID:51/zDIUn

牟島は日が高くなるまで慎太郎の店にいた。
彩華は昼寝をしている。

牟島は、慎太郎に言った。
「今夜、丘田屋に踏み込む。あの娘にも協力してもらいたい」

「何度も言わせるな……」
「貴様が蔵から見つけ出した証文は、丘田にとって非常に都合の悪い代物だ。
それがここにある限り、貴様と、あの娘は刺客につけ狙われることになるんだぞ」

「……」
「俺は、あの娘に今夜のことを話す。あいつは、貴様を護るために俺たちと一緒に来るだろう」

慎太郎は、苦々しい気持ちで聞いていた。

「一つ、願い事をきいてはくれまいか」
「何だ?」
「丘田屋の一件が落着したら、彩華を自由にしてやってくれ……あいつが、
みずから黒場会に入りたいと言うのなら、それも仕方が無い。でも、俺はあいつに、
ごく平凡な、自分の人生を生きてもらいたいんだ。俺のもとから離れて行っても、それはそれでいいんだ」

「……約束するぜ」
牟島が暇をしようと立ちあがった頃、彩華が起きてきた。

328 名前:レス番91の設定から作るSS 【終幕】:2009/08/31(月) 21:39:53 ID:51/zDIUn

彩華は、黒場会の連中数人とともに、丘田屋に踏み込んだ。

脇差を持つ手が震えている。

「怖いか」
牟島は、左手一本で闘うつもりで、鉈だけ持って同行している。
「怖くなんか……」
彩華は言い淀む。

丘田屋の屋敷には、数十人の浪人崩れや荒くれ者が集められているという話だった。

「怖いときは、何が怖いか、言っちまうほうがいいんだ。俺も、怖い。こんな腕で、
丘田屋の用心棒集団と渡り合えるとは思っちゃいない」
「……」


そのとき、障子が蹴られて数人が斬りかかってきた。

暗くて狭い屋敷の中。
屋内での闘いは、初めてだった。
得意の跳躍や立ち回りをしようにも、動ける範囲は限られる。

剣はかわすのでなく、受け止め、力で押し切って、少しでも斬りつけなければならない。
力で劣る彩華には、不利な条件だ。

しかし、小柄な体躯が幸いし、押し入れや柱の陰、わずかな障害物を盾に、彩華は攻撃を逃れた。
そして、「斬る」のでなく「突く」動きを多くした。

斬るよりずっと生々しく、嫌な感触が残る。
そうして、何人を刺しただろうか。



329 名前:レス番91の設定から作るSS 【終幕】:2009/08/31(月) 21:43:29 ID:51/zDIUn

気がつくと、彩華は丘田長慶の部屋に入り込んでいた。
彩華は、丘田の顔を知らなかったが、直感でわかった。

――悪党の親玉は、こいつだ。

丘田は、彩華を見て刺客だと察知するや、床の間の刀を手にして抜き払った。
「く、来るな! い、命が惜しくば、来るな!」

がたがた震えながら、丘田は床にへたりこみ、かろうじて刀を持っていた。


先ほどまでの恐怖や、圧迫感が嘘のように引いていく。

彩華は、持っていた脇差を着物で拭うと、鞘に収めた。

鋭い眼で睨みつけながら、
「縞田屋の若旦那、丘田屋の番頭、それに、慎太郎の父上を殺させたのは、あんたか」
と訊いた。

「し、慎太郎……? あ、あぁ、子延の倅だな。そ、それが、ど、どうした」

脇差の柄に手をかけながら、彩華はさらに訊く。
「なぜ、殺した」
「わ、我々に、し、し、従わなかったからだ。は、はは、ば、馬鹿な奴だ、
さ、さんざん、引き、立てて、立ててて、やややった、といいうのに」

――最低な奴だ。こんな奴は、斬る価値もない。

なぜか、失望感が湧いてきた。

――どうしてだ……、こんな奴にも、なにかを期待していたのか?

眼を伏せた時、わけのわからない叫び声とともに、丘田が斬りかかってきた。


彩華は、脇差を抜く“ふり”をした。
右手には何も持たず、腕を振った。
「ぐあっ」

丘田は何かに弾かれたように後方へ吹っ飛び、口から泡を吹いて動かなくなった。

彩華の右手に、静電気のような蒼白い光がまとわりついていた。


330 名前:レス番91の設定から作るSS 【終幕】:2009/08/31(月) 21:49:08 ID:51/zDIUn

丘田長慶は、内臓破裂で死亡した。

屋敷からは、丘田屋の悪事を示す証が多く見つかり、奉行所が大々的に検めに入ることとなった。

慎太郎の家の蔵から発見された証文も、それを後押しする重要な証拠となった。

子延家の借金は、根も葉もない偽りのものであり、返す義理も無いものだった。
かくして、慎太郎のもとには財産が返ってきたが、それでも半分程度しか回収できなかった。

「仕方ないだろう。これも、俺の甲斐性の無さとあきらめる」
そう言って慎太郎は情けなく笑った。

   ***

『休み処 子延』は、若い職人たちが集まる場所として生まれ変わりつつある。

「未来ある職人や芸人の卵たちが、存分に腕を磨ける場所にしたい。薄給しか出せないが、
志ある奴が前向きに頑張れるような店にしたい」

そういう慎太郎の信念のもと、小料理や蕎麦、茶を出したり、弁当を売ったり、
店内で唄や三味線を聴きながら寛げる空間を作っていた。

慎太郎自身も、料理や小芸を身につけるべく努力していた。

「蕎麦打ちなら、俺が教えてやるぜ」
そう言って牟島がやってきたのは、騒ぎが収まってすぐだった。


「ところで、金髪の娘はどうした」
「彩華は……、旅に出た」
「……そうか」

慎太郎は、奥の茶箪笥から一通の手紙を取り出すと牟島に渡した。

――私は、人を斬るのが、嫌になった。悪い奴を斬るのに、情けなんかいらないと思っていた。
けど、悪い奴は、斬る価値もなかった。

――師匠の言葉を、思い出したんだ。『真に強い者は、剣を抜かずとも勝つ』。
殺すだけなら、悪党どもと一緒だ。

――私は、剣を抜かずに、人を斬らずに済むように、剣の腕を磨きたい。

――そのために、私は旅に出るよ。ここにいると、いつまでも慎太郎や源堂に甘えてしまいそうだから。

――今まで、ありがとう。きっと、もっと立派になって戻ってくる。

――慎太郎も、源堂も、元気で――
                             彩華


「寂しいか」
「まあな」
二人の男は、秋の気配をにじませてきた夕暮れの空を見ながら、
今は遠い地であろう少女のことを想った。


                           了


331 名前:301:2009/08/31(月) 21:52:54 ID:51/zDIUn
↑以上、終了です。

長かった……。
もう誰も見ていないと思うけど、批評などいただけたら幸いです。
長々とスレを私物化してしまい、大変申し訳ありませんでした。

332 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 22:41:38 ID:VQLm++ZZ
【第一巻】
神武順尊(じんぶのぶたか)…第一巻の主人公。集尊と泰子の長男。詳細は本人の項へ。
神武藍子(じんぶあいこ)(旧姓柏原(かしわばら))…第一巻のヒロイン。崇と浩子の長女。美代子の継娘。詳細は本人の項へ。
神武東尊(じんぶはるたか)…順尊と藍子の長男。第二巻の主人公。詳細は本人の項および第二巻へ。

神武致子(じんぶむねこ)
神武匡子(じんぶまさこ)
神武友子(じんぶともこ)
神武顕子(じんぶあきこ)
神武聖子(じんぶせいこ)
神武毬子(じんぶまりこ)
…集尊と泰子の長女〜六女で順尊の妹。第一巻の準ヒロイン。詳細は本人および両親もしくは「王宮崩壊」の項で。

神武尚尊(じんぶなおたか)
神武寛尊(じんぶひろたか)
神武綱尊(じんぶつなたか)
…集尊と泰子の次男〜四男で順尊の弟。詳細は本人および両親もしくは「王宮崩壊U」の項で。


神武集尊(じんぶあつたか)…恭尊と朝子の長男。順尊たちの父親。序盤で殺されるが準主人公扱いである。詳細は本人の項およびあらすじもしくは「夕夏タソの目覚め」またはは「本妻VS妾編」で。
神武泰子(じんぶやすこ)(旧姓土御門(つちみかど))…邦順と美奈子の長女。順尊たちの母親。序盤で殺されるが準々ヒロイン扱いである(集尊と違い少女期の出番が殆ど無い)。詳細は本人の項およびあらすじもしくは「夕夏タソの目覚め」またはは「本妻VS妾編」で。

菊池夕夏(きくちゆうか)…恭尊の妾にしてこの世界の諸悪の根源でかつ恐怖の独裁者。集尊と泰子を殺した張本人。詳細は本人の項およびあらすじもしくは「夕夏タソの目覚め」またはは「本妻VS妾編」で。
神武一尊(じんぶかずたか)(戸籍名菊池一(きくちはじめ))…夕夏の長男で実父は恭尊。重度の知的障害で且つ異常なまでに絶倫。詳細は本人および「夕夏タソの目覚め」もしくは「王宮崩壊」の項で。

神武葉子他[この項は書きかけです]…順尊と藍子の娘たち。東尊の妹。詳細は本人の項および第二巻へ。
神武準尊他[この項は書きかけです]…順尊と藍子の息子たち(長男除く)。東尊の弟。詳細は本人の項および第二巻へ。

333 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 05:09:15 ID:0Mck7ijH
加藤

 長く伸ばしたネクタイがトレードマーク。落ち着きがなく、小動物のようにひょこひょこと動く。好物は甘いものと鰻重で、毎日欠かさず食べている。また、敬虔なクリスチャンとしての一面も。天然。
ニックネームは「ひふみん」。

334 名前:創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 19:16:22 ID:kMNVcp2V
ボルボア

猪獣人 男 人間に換算して30歳前後
基本的に豪快でガハハと笑う性格。大斧を扱う。
力を軽視する奴が嫌いで特に『速いだけの貧弱な奴』が大嫌い。
戦いが好きで特に『速いだけの貧弱な奴』をねじ伏せることを最高の悦びとしている。

マリア
人間 女 16歳
とても優しいが時々頑固なところがある。
ボルボアのことが大好きでボルボアに無理やりついてってる。
嫌いなものは所謂イケメンと呼ばれる男性で、特に美形の剣士が大嫌い。
好きなものはゴツいパワーファイターで、彼らの怪我の治療が大好き。
特技は薬草の調合で、よくボルボアの怪我の手当をする。

335 名前:創る名無しに見る名無し:2009/10/22(木) 20:31:59 ID:8dUOUg2V
考えていた

336 名前:創る名無しに見る名無し:2009/12/11(金) 11:19:57 ID:GPIgNCbh
FF風に

・クールな中性的主人公
過去に縛られている自分との決別とそれができないもどかしさに葛藤
帝国に敵対する組織の尖兵的な存在

・騎士系イケメン兄貴
敵対組織に属していたが魂的な意味で主人公に惚れ込み仲間に
ホモ臭いがそれは普遍的な愛であり、あくまで主人公への一方的な情である

・軽戦士系明るい女
少数民族の少女だがれっきとした戦士
明るくメンバーのムードメーカー

・クールな女戦士

・学者系キザなイケメン

・重い運命背負ったヒロイン

FFのパーティーメンバーて皆こんなだよね



337 名前:創る名無しに見る名無し:2010/01/15(金) 07:07:51 ID:XUENKeJ+
        _,.  -―-  、
      ,r '´      、.、 ヽ
.    ,r` ー‐-- ミ   ヾヾ ヽ
.   /        i  ミヽ:::::::::iヽ、
   l       .::' iliiillril;i:ミ:::::::ヾ
  .l  _.,_   ;  ヾliljiiilr'⌒ヾ:ミ
  ミ二iヾ::r=;、ヾッ::'-、    r  i,!::!
   Y  ` ̄',r'      ,.r ':/::::!
  .l  、::.         、_,r'::::::l、
.  ヽ ,、_-'_、  :'        ,ノ Yヽ
   i' "  ゛ ヾヘ ,.       //  ヽ
  ヾ _,rヾ--‐ -'     //    .,rヽ
     .l        / /      ,r'
     ヽ _ ,-,.-'´ /!    /
        /,r、 / i    r'
【デュクシード今井】
悪魔学者。自転はするが公転はしない。争いを無くすために争いを起こし、世界の破滅、無に依って世界を救うもの。
人の姿をし、頭脳は人のと同じくらい。 そこそこ筋肉質。脳から手に流れる電気信号で動く。
肉体強化4倍とゼノ粒子(物質ゼノと同じ)で構成された「クリティエールワンド」を有するが、
使えないとされ、ペットとされていた(奴隷化)
意志や脳波、肉体によって形を変える。たっつんデレというジャンルを作る。
殺すためには体の9割を8分以上に本体より切り離す。と言っても簡単な事ではない。
その一振りで山を崩し、海を割き、暴走する事は即ちその国、日本の崩壊を意味する。
しかもこれは人型のとき。魔獣型の場合は、戦闘力は低く、力の欠片も持っていない。一瞬で内から爆発。
制限無し。春を売るために教え込まれた奴隷。デュクシと呼ばれる。





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