知っておいてほしいこと
■ 縫製糸について
縫製の糸はポリエステル糸を使用していることが多く、他色に染め替えられますと糸が元の色目のまま残ってしまいます。同じ色目に掛けなおすこともできますが、その場合まず最初にポリエステルだけを染める工程が必要で、追加料金がかかります。(およそ2倍の料金がかかります。)裏地も同様にポリエステル地は染まりません。詳しくは 混紡素材の染め をご覧下さい。
お客様のご希望のカラーをお聞きして、ある程度近い色を染める事は可能ですが完全にご希望にマッチしたカラーを染める事は出来ません。また、濃色から淡色への染色は出来ません。同様に濁った色から鮮明な色へは染めれません。
参考カラー例)
お客様のご希望のカラーに、より近い色を出す為にビーカー試験と呼ばれる試験染めを行えば高度な色あわせが可能となります。ビーカー試験は別途料金(¥1500/1色)が必要になり、染める素材と同じ試験布が必要です。
■ 洗濯ネーム&ブランドタグについて
商品を染める際にボディー素材と洗濯ネームやブランドタグが同素材の場合同じく染まってしまいます。また異素材の場合であっても濃色を染める際には汚染して色が変わってしまう場合があります。
■ 縮みについて
製品染めを行うと大抵の服は縮んでしまいます。(例外として既にハードな洗い加工がしてあるデニムなどは縮みが発生しない物もあります。)縮みは商品の縫製仕様によって大きく違ってきますのでどの程度縮むかは事前に判断出来ません。Tシャツなどのシンプルな縫製の物は比較的縮みが少なくジャケットなどの複雑な縫製の物は縮みが大きく発生致します。また裏生地の付いてる物は縮率の違いで型崩れが発生するのでお勧め出来ません。
■ 色落ちについて
製品染めの色落ちに関しては完全に防ぐという事は出来ませんが、通常の使用に関して問題ないレベルまでは仕上がります。(染め上がり直後のお洗濯を1~2回目まで単品で洗う方法がお勧めです。)特別色落ちのない仕上がりを望まれる場合はフィックス処理と呼ばれる色止め加工を行う方法もあります。こちらの加工は別料金が発生し若干の風合いの硬さが出ますので強くお勧めするものではありません。
■ 付属品について
染め直し屋の染色は染色機で服全体を染めます。服の付属品も一緒に染まってしまうことがあります。(刺繍、ボタン、ベルト、バックル等)もし、付属品を染めたくない場合には、取り外してお送り下さい。こちらで取り外すことも可能ですが、(無料)取り外しが複雑な場合、染め後に取り付ける場合は別途料金が発生します。
■ 色ムラについて
品物に特別な加工がしてあった場合、繊維の中にうまく染料が入っていかないことがあります。その場合想定していた色目にあがらないことや、部分的に極端に色ムラが出てしまうことがあります。 染め直したことで、繊維の中の汚れが浮かび上がることによって色ムラになることもあります。もう一度染め直すことで対応いたしますが、完全に直ることを保障することはできません。
■ その他注意事項
染め直しについては原則ノークレームでお願いしております。お客様との事前の確認を充分行ってから進めてまいりますが染色に関しては実際に染めてみないと解らない要素が少なからずありますので完全にご希望に沿う形で染め上げる保障は出来ません。また1度染色した商品を元の状態に戻す事も不可能です。弊社の経験・技術を駆使して誠意をもって対応させて頂きますので上記内容についてご理解いただいた上でお申し付け下さい。染色後、裏地の破れほつれその他付属品の破損等が生じた場合には別途有償での対応となります事、予めご了承下さいませ。破損状況によっては修復出来ない場合もあります。
ご不明な点はお電話かフォームよりお問い合わせ下さい。
(定休日 日曜日・祝日) お電話の場合「染め直しの問い合わせですが…」とお伝え下さい。
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最終更新:2014年08月05日 16:20