ワトソン


ジョン・ワトソン(John Broadus Watson 1878~1958)は、行動主義の提唱者である。アメリカのサウスカロライナ州グリーンヴィルに生まれ、1913年、コロンビア大学における講演で、それまで意識を内観によって研究する心理学ではなく、観察可能な刺激や反応に着目した自然科学的心理学を提唱し、行動主義心理学を創始した。

ワトソンの実験では、生後11ヶ月のアルバートと白ネズミの実験が有名である。アルバートが白いネズミを見ているときに、その背後で大きな音を立てる。するとアルバートは大きな音を怖がり、同時に白ネズミに対しても恐怖心を抱くようになった。同時に、ネズミだけでなくウサギや毛皮のコートなど、似たような特徴をもつものにまで恐怖を抱くようになった。これを古典的条件付けとよぶ。


ゆき
最終更新:2008年02月08日 13:52