◎SBってどんなゲーム?

●PvE
 ShadowbaneにおけるPvEの全ては,キャラ育成か,資金狩りである。QuestやTask,ダンジョンなどはいっさい存在しない。各地にR8(レベル80台を表す)のBoss相当のMobは存在するが,だいたい放置されている。R8を倒そうとするとlvl75が30人がかりで3時間程度かかる。倒せば高価なアイテムが幾つか手に入るが特にレアなものはない。これが放置の理由である。
 最高レベルは75である。他のMMORPGと比べて,レベリングは非常に速い。また,Group内の仲間のレベル差による取得Expへのペナルティが果てしなく小さいため,レベル10そこそこのキャラ8人(子供と呼ばれる)を放置し,レベル75のDruid+Priなど(親と呼ばれる)を使ってMobを殺戮するというレベリング方式が一般的(PL;PowerLeveling)。
 倒したMobからのLootについては制限がなく,Mobの死体にあるものはGroupのメンバーはおろか近くにいる赤の他人ですら拾うことができる。Groupメンバーが何を拾ったかはメッセージで表示されるが,独り占めを止めるには殺すしかない。金のみ,分配するかどうかをGroupLeaderが設定できる。
 PvEにて死亡した場合は,Inventryにある全てのものを墓に残し,Bindしたポイントで復活する。墓の中身はすべてのPCによってLoot可能である。一定のExpがペナルティとして差し引かれるが,HealerのRezにより一部戻ってくる(次のパッチでExpペナルティはなくなる)。装備の耐久が一定量減少する。

●PvP
 俗に言う「なんでもあり(FFA;Free For All)」である。ごく一部のSafeエリア(初心者島とNPC町およびその周辺)を除き,移動中・狩り中・買い物中・街管理中,いついかなるときにおいても攻撃することができ,攻撃される可能性がある。
 PCを殺すことで,Mobと同様にレベルに応じてExpが得られる。
 殺すことによるペナルティはない(相手のギルドが大手だった,などの社会的なペナルティは除く)。
 殺されると, Inventryにある全てのものを墓に残し,Bindしたポイントで復活する。装備の耐久度が減るが,Expペナルティはない。
 これらShadowbane上における全ての殺し殺されは,全体メッセージとしてWorld全体へアナウンスされる。

●GvG
 狩場での遭遇戦などのような思いがけないGvG(だいたい襲うほうは狙ってきているが)の他に,鉱山戦がある。ギルドが鉱山を所有することによって,資源やGoldが得られる。鉱山は毎日決まった時間(WoO;Window of opotunity)にOpenになり,土木によってタワーを破壊してProspectorDiscのパワーでClaimすることによって奪うことができる。

●War
 相手の町へBC;BaneCircleを設置することで,BC戦が開始される。戦争開始時間はサーバーごとに決められた時間のなかで防衛側が設定する。攻撃側が街のToL;Tree of Lifeを削りきると攻撃側の勝利,設置したBCを削りきると防御側の勝利となる。Trebなどの土木兵器,土木ハンマーや土木弓などの土木専用武器を使う点でGvGと大きくことなる。
 攻撃側が勝利した場合,街は攻撃側のものになる,または破壊される。数か月かけて作り上げた街も1日で灰になる可能性があるため,非常にプレッシャーがかかる。「Vendorから商品抜いて夜逃げするまでが戦争」

●World
 SBのServer毎の世界は、基本的にはGuildやNation間の関係性(勢力争いや外交)の上に成り立っている。
 この関係について運営側が直接バランスを取ったり手を加えたりすることはない。極端なことを言えば、一つの巨大な勢力が一つのServerを完全に支配し、自分と自分に協力する以外の全ての勢力を閉め出すことも現実的に可能だ(冗談だと思うならBrialla Serverにキャラを一つ作り、全体mapをのぞいてみるといい。2007年3月現在、SoDという中国系Nationとその同盟のArirangという韓国系NationによってMapのほとんどが支配下に置がれているのを見ることができる)。この状態はServer的には終焉であり多くのSBプレイヤーの嫌うところだが、回避するための運営的措置は全くと言って良いほどされないし、これを目標として活動しているGuild及びNationがあることも事実だ。大国にHateを受けたGuildが激しい戦いの末、ServerもしくはSB自体から姿を消していくのも決して珍しい話ではない。

 シビアだが自由なこの世界で、各ギルドは生き残るために、また自分たちの活動スタイルを守るために、または勢力拡大のために戦闘にその準備に外交工作に情報収集にと余念がない。情勢や情報に疎い勢力は取り残され、力を失っていく。そういった面倒なしがらみを嫌う人は装備などが揃いにくく、仲間は少なくとも無所属の野良として気ままにプレイこともできる。しかしSBをプレイしている以上、情勢の変化に影響を受けないということはまずない。


キャラを作り直したい人におすすめのShadowbane
※一部誇張が含まれます。
  • ギルドに入れば大丈夫だろうと思っていたらギルドメンバー20人が一斉に作り直していた。
  • 作成から5分の時点でレジ+5の初期Runeを忘れていて作り直した。
  • Warlockに転職して「おああああ」と叫ぶつもりだったが女Shadeだった。
  • INTとSPIを振り間違えて作り直した。というか作り直した後でもBowとCrossbowを振り間違えた。
  • 戦争でぼろ負けして,Casterも「牛馬場も」全員作り直した。
  • Playerの3/3が作り直し経験者。しかも廃人ほどレベリングが早いという常識から「経験者ほど危ない」
  • 「そんな難しいはずがない」といって作成されたDEFロックが,初期RuneでLuckyをとっていなかった。
  • 「なにも考えなければ作り直す必要がない」と作成されたBotPriが,ForgeMasterのポイント分のリトレに苦労していた。
  • Shadowbaneでキャラを作り直す確率が300%。両手投げ斧馬馬場だけで3回作り直す意味。
  • Shadowbaneにおける作り直し中Playerは1日平均150人。うち130人が3日でLv75。

種族、クラスの選択肢が広くDISCや使用武器の選択によって個性付けが無限とも言えるSBでは、レベル上げこそ簡単だが使えるキャラ、楽しめるキャラを作れるまでには相応の時間と経験が必要である。レベル上げが早いからと言ってぬるいゲームだと考えていると遅かれ早かれそれが大間違いであるということに気づくであろう。

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最終更新:2007年04月01日 20:10