Dvorakらの配列特許。

その思想




機械式タイプライターの制約

Dvorak は、 EX といった綴りを同一の指で打鍵しないよう考え、 X を E から離れたところに配置するよう決めた。つぎに、K と J の配置を考えた。両者は、 X よりも出現頻度は高いものの、 E との組み合わせは滅多に生じないようだ。これにより、E の近くに両者を配置した。そして、Q の配置を考えた。 Q は主として U と組み合わせて使用されるので、 U と違う指で打鍵するよう配置した。
Dvorakのこのあたりの設計思想は、手指の、同指操作を避けるため、とのことのようである。
この部分は、タイプバー配列の面から見れば、頻出(連続)連接文字のタイプバーの隣接を避けることとも、かなり密接に関連した配置操作とみえる。

安岡孝一氏はDvorak配列を評して、
August Dvorakの配列も、あくまで1930年代の機械式タイプライターの特性に合わせたものに過ぎません。現代のキーボード(ほとんどストロークがない)http://slashdot.jp/comments.pl?sid=239975&cid=694948
とし、機械式タイプライターには、制約があったことは、認めている。ただしここでは、そのストロークの深さにのみ言及している。
現代のキーボード(ほとんどストロークがない) においては、むしろWilliam Wilson Nelsonが『Typewriter Reforms―The Combinational Keyboard』(Science Progress, Vol.16, No.62 (October 1921), pp.307-318)で提案した配列の方が、さらに優れていると私は考えます。あるいは機械式タイプライターに限ったとしても、Roy T. Griffithが『The Minimotion Typewriter Keyboard』(Journal of the Franklin Institute, Vol.248, No.5 (November 1949), pp.399-436)で提案した配列は、August Dvorakのアイデアを極限まで押し進めたものですから、当然、考慮する必要があります。http://slashdot.jp/comments.pl?sid=239975&cid=694948
として、ネルソンに話をつなげているのは、ネルソンも、機械式の制約下での配列論議だと思われるのだが、いったいどうなっているのか。山田尚勇がネルソンの再燃とか言っているからか。
グリフィスのミニモーションもサーベイしている山田尚勇のDvorak評価は、結構高いと思われるのだが、http://b.hatena.ne.jp/raycy/20090924#bookmark-16230098


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まあ、ぼちぼち、、

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最終更新:2009年10月01日 20:59
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