Re:英語における文字頻度とタイプライターのキー配列

(別ページでもhttp://www26.atwiki.jp/raycy/pages/111.htmlこの記事のことを同名で取り上げていたことを失念していた。)

英語における文字頻度とタイプライターのキー配列http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/485217 http://b.hatena.ne.jp/raycy/20091001#bookmark-16338045
―Frequency of letter Pairs in English and the QWERTY Keyboard http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~yasuoka/publications/Taishukan2009-09.pdf
安岡孝一
Yasuoka Koichi
英語タイトルなのか説明的な副題なのか、と、日本語タイトルとが、等価ではない。まあ副題なんだろうな。
「どうし」のケースhttp://blog.goo.ne.jp/raycy/s/%A4%C9%A4%A6%A4%B7とちょっと似ているが、まっいっか。

1870年4月
1872年7月
Sholesによるキー配列の変更

では、QWERTY配列のIとEは、なぜ遠くに配置されているのでしょう。もう少し歴史学的に書くなら、C.Latham Sholesが開発したタイプライターにおけるIのキーは、1870年時点ではEの近くに配置されていたのに、なぜ、1872年のキー配列ではEから遠く離れてしまったのでしょう。
この、
1870年4月
#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
http://www26.atwiki.jp/raycy/pages/152.html
ってのは、既定配列?まえはGNYだったのがhttp://b.hatena.ne.jp/raycy/20090923#bookmark-16207686、数字も付加して2008で安岡私案になり、で、今では歴史学的には、無引用で史実化しちゃってるのかな?歴史学的には。安岡孝一氏推定、、?
http://www26.atwiki.jp/raycy/?cmd=search&keyword=GNY
http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/358432c4f307a3e3890cbdb7c501f5c3

しかもこの「1870年4月のキー配列」ってのは、「これは私(安岡孝一氏。引用者注)の個人的な意見になりますが、・・・」の前にある。これでは、読者はどう受け取るであろうか。


これは私(安岡孝一氏。引用者注)の個人的な意見になりますが、・・・
につづく記述だが、少なくとも、Gekkao氏のページ 推理:なぜQWERTY配列なのだろうか: には
英字の「I」と「O」キーは、数字の9のキーの下に配置されている。http://www.eonet.ne.jp/~gekkao/comp/qwerty.html
とあり、この記述は 遅くともDec 13, 2006 以来のものである。http://web.archive.org/web/*/http://www.eonet.ne.jp/~gekkao/comp/qwerty.html

安岡氏固有の意見は、「I」が「8」のすぐ斜め右下のキーに配置された点であろう。
この点については、my別ページにて若干検討した。タイプライターの1900年問題? ショールズの“I”のうつろい
さらには、こうとも考えられまいか。1800年問題には数字「1」の代替を小文字「L」に代えることで対応した1878年発売レミントン№2
そして、1890年問題には、小文字を基本とする文中での使用程度については、タイプライター、レミントン№2後に予想される1890年問題、さらに1909年問題。数字01いつ独立?ゼロのシフト化で対応?

あと、カリグラフでも、http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/07117eb1bb0bcfa298778494a51a80a0
あと、「Ⅰ」の位置について、GNYみたいに「4」の下あたりではなくて、「2」の下あたりにおく考えもあると思うのだが、

あと、あれ?キーボードの4段化の時期は、Current1949ではどうだったっけかな。1871年春ごろまでにって事だったはずだが、、
もし、カレント(1949)説にある「四段化作業は1870年からシワールバッハが請負って個人的に進め、1871年春頃ショールズらの眼前に披露された」というのが正しいとすれば、安岡孝一氏は、四段化の成されていない時点での配列を既定配列として論じていることになる、、
ここでも、カレント説への挑戦があるのは明瞭である、。

あるいは何か別の条件があるかも知れず、1つの理由だけで全部説明がつく、なんてことは絶対ありえません。
ノーマンにも、
何か他の制約もあるのではないだろうか。(P.378-379)http://raycy.seesaa.net/article/91106449.html
とある。

With the older manual typewriters each keystroke caused a metal bar to swing down or forward to hit the paper. If the typist worked too quickly, the metal typebars would collide and jam the mechanism. The design solution was to relocate the keys so that letters often typed immediately after one another, such as "i" and "e", would be placed on opposite sides of the machine.
OCN|翻訳サービス:http://www.ocn.ne.jp/translation/
より古いマニュアルのタイプライタで、個々のキーストロークは、金属バーを、紙に当たるために、下または前に揺れさせました。 もしタイピストが非常に迅速に働くならば、金属タイプバーは相反し、メカニズムを塞ぎます。 お互いに、「i」や「e」などマシンの逆の側に置かれたすぐ後に、デザイン解決は、しばしば手紙がタイプするようにキーを再配置することでした。
のどこかを取り上げたのが、
また、"swing up"機構においては、活字棒が絡んだりすることは、まずありえません。

しかし、Sholesのタイプライターのように、活字棒が"swing up"する機構では、そのようなことは起こらないのです。したがって「活字棒が絡まないように、連続する頻度の高い2字が離れて配置され、その結果QWERTY配列となった」
の「」のなかは、どこに書いてあるのかな。どこから持ってきたのかな。

絡むとは、どの部分か。
原文には、「メカをジャムする」とあるようだが。
もっとも、原文を追っていくと、原文は文法的には、なんかすっきりしないような気がする。


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最終更新:2009年10月01日 16:09
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