アンチ「セールスマンねた」

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史実

  1. 1873年6月から1874年春にかけての、タイプライター初号系発売直前時期に、Rが上段に移動された。これによって、上段だけで、TYPEWRITERと打てる条件がそろった。http://www26.atwiki.jp/raycy/pages/191.html。 1873年6月?http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/2e71ce2557dfe0313ad85c0a233420e0
  2. 製品実機の正面に表示されたロゴ(日本語では、「トレード・マーク」といったりしていたが、かつての「Panasonic」とかは。英語ではどうかな?まあ、実態上のトレード・マーク商標とは言えそうだが、、)は、1874年か1875年ごろは
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http://www26.atwiki.jp/raycy/pages/190.html
『Sholes and Glidden 、 、のフロントパネルにある「THE」「Sholes & Glidden」「TYPE WRITER」「Patented」「MANUFACTURED BY」「E. Remington & Sons」「ILION, N. Y.」http://slashdot.jp/comments.pl?sid=368963&cid=1195446 yasuoka (21275) : Tuesday July 24 2007, @11:12PM


アンチ「セールスマンねた」事例

ネタの真偽はともかく、フォーカスすべき時点設定への論理展開の不可解がある。

英字上段に「 WERTYI  P」あるいは「 WERT I PY」をそろえた、つまりRをこの段へ移動した、その意図が問題とされているのである。http://www26.atwiki.jp/raycy/pages/191.html
ならば当然その時期、1873年後半から遅くとも1874年春でのRの移動後の発売時の、ネタにあるようにセールス・トークしている時の、客の眼前に展開される 手本となる比較参照文字列・商標実態に、フォーカスすべきであろう。

QWERTY 配列再考http://b.hatena.ne.jp/raycy/20090913#bookmark-16004110
ちなみに、この時代のタイプライターの商標は「Type-Writer」であり、間にハイフンが入る4,13,14)。
したがって「TYPEWRITER」をいくら一列に並べても、ハイフンが同じ列になければ「セールスマンに都合がよいように」はならない。「TYPEWRITER」を一列に並べるためにQWERTY 配列にした、などというのは、Richard E. Dickerson が指摘15) しているように、後世の人のジョークだろう。

4) The Remington Standard Type-Writer. Bengough’s Cosmopolitan Shorthand Writer. Vol.3, No.8, 1882,裏表紙裏.
13) The “Type-Writer”. The Nation. Vol.21, No.546, 1875, p.xviii.
14) The Improved Type-Writer. The Type-Writer Magazine. Vol.2, No.1, 1878, pp.10-11,17,19-24.
15) Dickerson, R. E. Did Sholes and Densmore Know What TheyWere Doing When They Designed Their Keyboard? ETCetera. No.6, 1989, pp.6-9. http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/440086

んと、このアンチネタの場合には、
タイプライターの商標は「Type-Writer」であり、間にハイフンが入る
と、建前の、お客の眼前に大書きされてはいない、書類のどっかに書かかれてはいるであろうが、、を取り上げ、論拠としている。
これは、当時のセールス対象顧客が認識したであろう、眼前で展開されたであろう実態を充分反映した、お客の認識実態への推定とは言えまい。
お客の眼前にある、大書された商品金文字ロゴ「TYPE WRITER」が、客が比較対照すべきと認識した文字列ではなかろうか。

Richard E. Dickerson が指摘15) しているように、後世の人のジョークだろう。
Dickerson http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/440086には、文字の連続打鍵でのタイプバーの離れ角度の計算の例示として「TYPEWRITER」「TYPE-WRITER」の掲載があったと思うが(うろ覚え)http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/6aaf6c0e1430ee4bcc306ed3571a028f、「後世の人のジョークだろう」とまでは書いてなかったようであった、要再確認、
同様のことは、他所でも書いた。http://www.cozymax.org/comedy/word051030.htm#comments
http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/6aaf6c0e1430ee4bcc306ed3571a028f

ここで思ったのだが、(2009年9月14日午前3:36ごろ、)
なぜ、TYPEWRITER と打鍵しないか、させないか。
Eと(最初書いたRは誤記。じゃなくて)Wは、タイプバー並びでは隣接はしていないとはいえ、隣接の次に近い離れ具合、間を一つおいてあるだけである。
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EWの連続打鍵での失敗リスクをかんがみてのことではなかったか。
ディッカーソンDickersonが例示指摘するように間にハイフン‐、あるいは分かち書きにすれば、EWの連続打鍵とはならない。http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/6aaf6c0e1430ee4bcc306ed3571a028fハイフンもスペースも入らないEWを含む連続文字列打鍵を実演した・させたとしたならば都合上、TYPEWRITERと分かち書きにせずつづるのは、当時の機械の応答性能上、リスクを高めるので都合がわるいとされたのではないか。まったくの憶測ですが。 と、TとYも、キー配置が隣接していた。TYは離れてないから、この説は、弱いな。



以下の場合には、いずれも、歴史フォーカス時点設定に、疑念を感じざるを得ない。なぜ1882年の話をしているのか、しなければならないのか。どういう論理構造だとそうなってしまうのか。
経済学者の書くQWERTY配列 - yasuoka の日記http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/295055 2005 年 05 月 01 日PM 12:30
QWERTY配列再考にも書いたが、QWERTY配列が決定された1882年当時のタイプライターの商標は「Type-Writer」とハイフンが入るので、セールスマンが「TYPEWRITER」と打って見せても「何それ間違ってるじゃん」と言われて売り込みにならない。こういうジョークをマに受けるあたり、当時のことを何も調査していない証拠だろう。

知識と雑学の備忘録 200701http://chewbacca.blog19.fc2.com/blog-entry-22.html#comment
Type-Writer
このキー配列が決まった当時(1882年頃)の商標は「Type-Writer」とハイフンが入っていたので、ハイフンが同じ段にないと話が合いません。このネタは、後世の人(タイプライタが「Typewriter」になって以後の人)のジョークでしょう。詳しくは私のページの『QWERTY配列再考』をごらん下さい。
2007/01/16(火) 13:21:17 * URL * 安岡孝一

キーボードの秘密 - yasuoka の日記http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/408644 2007 年 07 月 08 日PM 01:16
また、最上段のキーは、タイプライターのセールスマンがデモの際に、この段のキーだけを用いてtypewriterと打てるように決められた、という話もあります。
「この段のキーだけを用いてtypewriterと打てるように決められた」…1882年当時の「タイプライター」という単語の綴りは「type-writer」でハイフンが入る。ハイフンが同じ段にないと話が合わないが、当時も今もハイフンは最上段にある。

MetLog:中文、和文、QWERTY:コメントhttp://megalo.jp/metlog/2007/08/081232.html#comment-1643
タイプライターの営業が、客の前で華麗に打ってみせるために、"TYPEWRITER"の文字が同じ列にある」ってのも、どうもアメリカン・ジョークなんじゃないかと。というのも、1882年当時のタイプライターの商標は「Type-Writer」とハイフンが入っていたので、ハイフンが同じ列にないと話が合わないんですよ。詳しくは私のページの『QWERTY配列再考』をごらん下さい。

投稿者: 安岡孝一 | 2007年08月09日 00:13


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最終更新:1970年01月01日 09:00
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