[152] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(水) 23:24:38.28 ID:WAEIY1gr0
さて・・・最終回近くだし、ちょうど今人居ないし、しばらくここを俺のチラ裏として使わせてもらうぜw

暇なら読んでくれw
[156] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(水) 23:36:02.34 ID:WAEIY1gr0
俺の人生の記憶はほぼメイが生まれた時から覚えてる。
俺が8歳の夏だった。

姉ちゃんと15も歳が離れててからかわれてたのに姪が生まれてさらにからかわれた。
まぁ小学生だったからからかってたヤツもよく意味分らずからかってたんだろうがw

いつも学校から帰るとじいちゃんとばあちゃんしか居なくて、さびしい思いをしてた俺にはメイが生まれたことは素直に嬉しかった。

姉はメイが生まれて1年は産休を取ってたが、仕事に復帰すると俺、メイ、じいちゃん、ばあちゃんの4人の生活が始まった。
メイは俺と同じ様にじいちゃん、ばあちゃんに育てられたようなもんだ。

けどその生活も俺が小6になった時急に終焉を迎えた。

もともと体調が良くなかったじいちゃんがくも膜下出血で急逝した。
それでも半年くらいは変わらない生活だったように覚えてる。

しかし急逝したじいちゃんの世話をずっと見てたのが急に居なくなり、生活のメリハリが無くなったせいだろうか、ばあちゃんに痴呆が始まりだした。
[158] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(水) 23:48:04.13 ID:WAEIY1gr0
さすがにまだ幼い子供2人と痴呆の始まったばあちゃんを一緒に住ませるのは危険と思ったのだろう。
ばあちゃんはその年、施設に入った。

俺が小学の間は姉夫婦がなんとか休みを取ってメイの幼稚園の送り迎えをしてたが、俺が中学に入ると迎えは俺の仕事になった。
俺は小学の頃から野球をしてて、中学でも普通に野球部に入部した。
その練習が終わってからチャリ飛ばして幼稚園に迎えに行くのが日課になった。
いつも俺が幼稚園の門のところに行くと保母さんが
「ほら、お兄ちゃんが迎えにきたよ~」って教えると
急いでバック持ってきて友達に「バイバイw」
って言いながら俺の手を握って一緒に帰った。
夏なんかだと試合が近くて練習が遅くなり、幼稚園に着くころにはメイは布団を敷いてもらって寝てた。
そんな時は保母さんに手伝ってもらってメイを背負って帰った。
その背負う為の道具みたいなのをいつも野球のバックの底に隠してみんなに見つからないように隅っこで着替えてたw

あの時はメイもちっちゃかったなぁ
[161] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(水) 23:57:09.03 ID:WAEIY1gr0
書いてて思い出した。

メイが幼稚園のときの話。

幼稚園で父の日にお父さんの絵を描いてプレゼントするってのがあったんだ。
もちろん幼稚園の予定だし、姉夫婦はそのことを知ってて、ウチの特殊な状況を保母さんに教えてお願いしたそうだ。(後から聞いた)

父の日にメイは義兄に絵をプレゼントした後、俺にも幼稚園で描いた絵をプレゼントしてくれたw
いつも俺が迎えに行ってたし、保母さんも快く了承してくれたらしい。

へったくそな俺の絵が描いてあって、これまたへったくそな字で
「おにいちゃん いつも ありがとう」

って書いてあったと思う。

まだ実家の物置にあるかしら?
当時は笑いながら「ありがとう」って言ったように記憶してるけど
今その絵を見たら泣いてしまいそうな俺ガイル
[166] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(木) 00:09:47.27 ID:7EoejYHU0
俺が高校に入り、メイが小学に上がるころにはメイも一人で学校へ行くようになった。

実家から高校が遠かったせいもあって以前ほど一緒にいる時間はなくなったけど
まだまだ子供だったメイは夜先に寝て俺が友達にポケベルを打ったり(←!!!)してても雷が鳴ったり、眠れない時は
「…おにいちゃん…一緒に寝て…」
って言ってきて、メイが寝付くまでよく添い寝してあげた。
そのころからよくメイが
「メイ、おっきくなったらお兄ちゃんと結婚するー」
って言ってたような気がする。
子供の言ってることだし、わざわざ悲しませること無いと思って俺も姉夫婦も俺とは結婚できないとは言わず
「そうなのー?よかったねーw」とか
「メイがもっとおっきくなったらねー」
って言ってた。あの時はっきり説明しとくべきだったんだろうと今は後悔してる。




ってかよく考えるとこの当時俺、時々メイと一緒に風呂は入ってたわwww
高校生と小学生
今考えるとヤバイなこれwwwww
[170] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(木) 00:20:18.91 ID:7EoejYHU0
その後俺は運よく東京の大学に現役で合格して地元を離れることになった。
俺が居なくなると知って「イヤ~イヤ~!」って泣いて困らせてたメイを姉夫婦が必死で説得してくれた。

東京へ出てくる日、メイも見送りにくることになった。
実家を出る時からメイは泣いてて両親の車の後部座席で空港に着くまでずっと俺に抱きついたまま泣いてた。
何か気のきいたセリフでも言ってやればよかったんだろうけどまだ若造だった俺はメイの体をさすってやりながら
「休みのときは帰ってくるから、その時はまた遊ぼう?だから泣かないで?」
って言うのが精一杯だった。
空港に着いてもメイは泣いてて搭乗ゲートに入る時も俺にしがみ付いて両親を困らせてた。
泣きながら手を振ってたのをロビーで見た。このころからメイには恋愛感情があったのかもしれん。
[173] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(木) 00:32:34.25 ID:7EoejYHU0
大学に入学して俺は今の会社の経営者の下で派遣のバイトをすぐに始めた。

メイには休みには帰って遊ぼうって言ってたのに、俺はそのバイトにやりがいを見つけてしまい、なかなか帰らずずっと働いてた。
帰るのはお盆とか限定された休みだけでメイとは携帯でメールしたり電話するくらいになってた。

けど実家に帰った時は姉夫婦の家に行き(俺が大学入ってすぐ姉夫婦は自分の家を建てた)
よく遊んだ。俺が母の車で家に行くと玄関前で立って待ってくれてた。着くと手を振って迎えてくれた。

当時の俺はメイが俺のこと好きだなんて想像もしてなかったから

「メイ、お前彼氏できたか?」とか
「好きなやつはいないのか?」

なんて軽口で聞いたりしてた。メイは
「居ないよ~」って言ってたけど今思うとひどいこと聞いてたんだな。
多分メイも悩んでたんだと思う。


そして事件はメイが高1の時に起きた。

[181] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(木) 00:48:22.71 ID:7EoejYHU0
夏に長い休みを取った俺は実家に帰っていつも通りメイと遊ぶことになった。

母の車を借りてメイと2人で近くの海水浴場に行った。すごく暑い日だった。

2人で海で泳いだり遊んだり、普通に遊んでた。

夕方になって家に帰るために車に乗った時だった。
俺が車のエンジンをかけようとしてる時、唐突にメイが切り出した。

[182] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(木) 00:49:52.34 ID:7EoejYHU0
以下は今必死で思い出して書き出した。
正直俺の補正が入ってる。けど大体こんな感じの会話だったと思う。

メイ「ねぇ、どうしてお兄ちゃんは私に優しくしてくれるの?」
俺「どうしてって…昔っからやさしかったろ?」
メイ「私はお兄ちゃんが優しくしてくれて嬉しい…だって…お兄ちゃんが好きだから…」
俺「俺も好きだぞwww」
メイ「そうじゃなくって!!!!!本気で好きなの!!!!!」
俺「・・・・え?」
メイ「家族だからって意味じゃなくて本気で好きなの・・・」(この辺で泣き出したような記憶)
俺「・・・マジで?」
メイ「・・・(泣きながらうなずく)」
俺「お前なぁ、俺とお前は叔父と姪だぞ?」
メイ「そんなことは知ってる。私もダメだってずっと悩んでた…でも好きなんだもん…」
俺「・・・」
メイ「軽い気持ちで言ってるんじゃない。私はお兄ちゃんになら抱かれてもいい・・・」
俺「急にそんなこと言われてもな…正直なんて言ったらいいか分らん」
俺「けどお前を抱くなんてできん。代わりにいつでもキスならしてやるからwな?w」(←今回メイに言われるまで忘れてたorz)

そういって車の中でキスをしてその場を切り抜けた。

[188] メイビー ◆/lyVdth98I : 2007/02/15(木) 01:04:55.07 ID:7EoejYHU0
メイの気持ちを知ってしまって俺は実家に帰りにくかった。
独立した会社の役員になったせいもあるだろうけど、意識して休みを入れず働いてた。
正直なところしばらく家に帰るつもりは無かった。そうしてちょうど1年が過ぎた時だった。

施設に入ってたばあちゃんが肺炎をこじさせそのまま亡くなった。
俺は自分の意思とは関係なく実家に帰ることになった。

しかしちょうどその時大きい仕事がまとまりそうでどうしても休みが取れず、俺は葬式の前の日の夜に帰り、次の日の葬式・火葬の後すぐまた実家を離れることになった。

葬式ではお互い近くに居るけど会話はなく淡々と式が進んでいった。
火葬場でも顔をお互いにチラチラ見るけど俺も親戚のおんちゃんと話しをしたりしてメイと話すことはなかった。

結局、メイと話すことはありませんでした。

その後姉ちゃんメールでメイに同じ高校の彼氏ができたと知り、俺のことは吹っ切ったと思った。
だけど自分からメイにコンタクトとることはなく時間だけが過ぎていった。
そして去年の冬、姉から
「メイが東京の大学受けるんだけど長期間だからあんたのとこ泊めてくんない?」
と連絡があり俺は
「いいぞ~」
と安請け合いしてしまった。


後はここで報告した通りだwwwwwww
以上俺とメイの今までの歴史でしたwwwwwwwwwww

俺は泣いてないぞwwwwwwwwwww
ちょっと目から汗がでてPCが見難いだけだw

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最終更新:2007年02月21日 08:25