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<div class="header"><span class="no"><a href="menu:44">44</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 03:24:52.60 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes">今日も来ないか…<br> <br> ネタ投下しても良いかな?</div> <a name="46"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:46">46</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 03:56:09.51 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> ふむ、ではまたかと思うかも知れんが、幼少期のイタイ話でも。<br> <br> 俺がまだ小学1年のときの話だ。(故に、脚色があるけど、それはスルーで)<br> <br> 当時の俺んちは母子家庭で、母親、俺、妹の三人暮らし。<br> 女一人の手で子供育てるのは大変だったようで、お袋は夜の商売で生計を立てていた。<br> その都合だろうが、とにかく引越しが多い。<br> <br> おかげでそのときまででも、覚えてるだけで5回は引っ越していた。<br> 当然そうなると、遊び相手に不自由するわけで、俺と妹(妹は俺の一つ下)は、<br> もっぱら近所の散策が、お気に入りの遊びだった。<br> <br> さて、当時、ある大社の近くに住んでいた俺と妹は、そのすぐ近くにペットショップを発見する。<br> 今までの引越しではなかったもので、俺達はその店先で、あれが可愛い此れも可愛いなどとやっていたんだ。</div> <a name="48"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:48">48</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:01:25.58 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> 店はおじさんがいて、(といっても覚えてる印象では30代前後)俺たちを見て、<br> 追い散らすどころか、実際に子犬や子猫を触らせたりしてくれた。<br> <br> もう俺達大はしゃぎ。<br> <br> 引越し生活の仲では動物飼うのなんてのはご法度、<br> 当然、それまでも町の中の野良たちを見かけて、追いかけるぐらいしか出来なかった。<br> <br> それから、そのペットショップは、俺と妹のお気に入りの場所となり、足繁く何度も通った。<br> <br> 小鳥の餌やりや、ペットの小屋の掃除など、今考えると、邪魔してたんじゃなかろうかと思うけど、<br> 当時の俺達はご機嫌で、ペットショップに通い続けていた。<br> <br> そんなある日の事だった。</div> <a name="49"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:49">49</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:08:46.45 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> いつものように、俺達はペットと遊んでいた。<br> そのうち妹は疲れたのか、店の奥に引っ込み(カウンターの後ろでよくお菓子を貰って食べたりしていた)、<br> 俺はそんな妹を尻目に、小鳥に餌をやっていた。<br> <br> ふと、翳ったんで見上げると、店のおじさんと同じくらいの年の人が俺を見下ろしてる。<br> てっきり客だと思った俺は、精一杯の笑顔で「いらっしゃいませー」と言って、<br> 奥のおじさんに、お客さんが来た事を知らせた。<br> <br> 出て来たおじさんは相手を見て、「あぁ、この人は違うんだよ」と言ったと思う。<br> なんにしろお客さんと思った人は、実はおじさんの友達で、よく来る人だということを言われた。<br> <br> が、俺にとってはどうでも良いこと、取り敢えずおじさんの友達だと言うなら、お愛想はいるだろうと、<br> 子供ながらの知恵で、目一杯愛想良く「こんにちは、いつもおじさんにお世話になってます」みたいなことを言って、<br> 再び餌やりに集中してた。</div> <a name="50"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:50">50</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:16:27.98 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> おじさんたちは店の奥に引っ込んで、なにやら話をしていたけど、<br> 俺はお構いなし、と言うかむしろ、<br> 次はハムスターだか子ウサギだかの小屋を掃除するほうに注意が行ってた。<br> <br> ンで日課にしていたペットたちの世話が終わったんで、オジサンのところに行ってその旨を次げ、<br> 待望の、子猫と一緒に遊ぶ事となった。<br> いつもならそうなんだが、その日はおじさんの友達と言う人に、あれこれ聞かれた。<br> 親はどうしたとか、学校はどうしてるとか、友達はとか。<br> <br> 書き忘れていたんで追加しておくと、実はこのとき、俺は学校にはいってなかった。<br> 親がまだ手続きをしていなかったからなのだが、俺は。<br> 別に学校に行きたいわけでもなかったんで、特に気にもしていなかった。<br> <br> でまぁ、妹の世話は俺が見なければならないんで(母親は昼間寝ている)、<br> こうして散歩がてら連れ回していたわけだ。</div> <a name="52"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:52">52</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:24:16.10 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> 話を戻すと、おじさんの友達はどうやら、俺達に同情してくれているらしい。<br> それぐらいは子供でもわかるし、それがなんとなく嫌だった。<br> オマケに、子猫と遊びたいのに、おじさんの友達は俺に話しかけてくる。<br> <br> その辺りが顔に出たんだともうが、おじさんの友達(長いんで、以降、友人に略)は、<br> やっと俺を解放してくれた。<br> <br> おじさんの許しもでたんで、俺は寝ていた妹を起こすと、一緒に子猫と遊ぶ事にした。<br> 子猫と遊びながらも気になるんで、時々おじさんたちのほうを見ると、なにやらこっちを見ては二人で喋ってる。<br> <br> 俺は同情されるのが苦手と言うか、嫌いだったんで、些かウンザリしながら、妹が子猫と遊ぶのを見ていた。<br> <br> どれくらいの時間が経ったのかわからないが、友人はおじさんに帰る旨言うと、店を出るときに、<br> 俺の頭をなでていった。<br> 「じゃぁな、僕」とか何とか言ってた様な気がする。<br> <br> その日は、その後良いだけ猫と遊ぶと、妹と家に帰った。</div> <a name="54"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:54">54</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:33:53.49 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> それから何日か、店に行くと友人がいると言う状況が続いた。<br> 俺は、自分たちに関わらなければ気にしない性質だったんで、そのうちそんな状況にも慣れていった。<br> <br> 友人は俺が思ったよりは分別があったらしく、あれ以来同情するような真似はしなかった。<br> ただ、お土産と言ってはお菓子をよくもって来てくれたので、<br> 俺達はそのうちこの友人も、良い人だと思うようになっていった。<br> <br> それからしばらくは、俺達がいると友人がいたり、いなくても俺達のいる時間に友人が来たりという毎日だった。<br> 俺はいっぱしに、小鳥の餌槍が出来るようになり、猫や犬の気持ちをふいんき(ryで察してやれるようになっていった。<br> <br> 一度、母親が心配して店に来た事もあった。<br> <br> 店を開けるとすぐにお邪魔するのだ、そりゃ普通なら菓子折りぐらいは持っていく。<br> おじさんが、こっちが助かってますよとか何とか言ってたのが、俺はちょっとくすぐったくもあり嬉しくもあった。<br> <br> とにかく毎日が楽しかった。<br> あのときまでは。</div> <a name="55"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:55">55</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:40:53.25 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> ある日、確かまだ秋の入り口だったと思う。<br> <br> おじさんがちょっと用事があって、店をはずす事になった。<br> そのとき店には、友人と俺達しかいなかったんだが、<br> 俺はおじさんに、留守番ぐらいはできる!と意気込んで見せたわけだ。<br> <br> おじさんはちょっと苦笑したけど、すぐ戻るからとどこかに出かけた。<br> 取り敢えず、妹をカウンターに置いて、俺は店先で、<br> 誰か来た時にすぐにいらっしゃいませが言えるように、身構えていた。<br> <br> おじさんがいなければ、ペットたちを籠から出してはいけないと言うのは、<br> 此処に来始めたときからの約束だったから、妹はおとなしくカウンターの奥で寝ていた。<br> <br> どれほどもしない内だったと思う。<br> 店の奥にいた友人が、俺の隣にしゃがみこんできた。<br> 「いつもがんばるね?」とかなんとか、俺に話しかけてきた。</div> <a name="56"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:56">56</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:48:06.61 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> 良い人にはとことん愛想良くが、俺のモットーだ。<br> 友人の話に乗ってあげる事にして、俺は外に注意を払っていた。<br> <br> 確か、遊びの話をしていたんだと思う。<br> 「君に、実は秘密の遊びを教えてあげたいんだ」と言う台詞だけは今でも覚えている。<br> 「他の人には内緒だよ?此処のおじさんにも、親にも、妹にも」<br> 「妹にも?」<br> 「そう、君だけに教えてあげる」<br> 俄然、興味はあった。<br> 「いま、ここで?」<br> 「ここじゃ出来ない遊びなんだ、しかも夜じゃないと出来ないんだ」<br> 「えー?よるー?」<br> 「そう、こっそり抜け出して、神社に来たら教えてあげる」<br> 「じんじゃでするあそびなの?」<br> 「そうだよ、神社ゃで、しかも夜じゃないと駄目なんだ」<br> <br> 興味はあったが、妹を夜に、一人には出来ない。<br> 「じゃーだめだよ、いもうとを、いえにひとりになんてできないもん。」</div> <a name="57"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:57">57</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 04:54:38.25 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> 「じゃぁこうしよう、妹を連れておいで。それからおじさんが君にだけ教えてあげるから」<br> 「うーん」<br> 正直、夜に遊ぶと言うのは魅力的だった。<br> 何しろ、他の子が夜に遊んでいるのなんて、見たこと無かったから。<br> 楽しいのか、道具は使うのか、とにかく興味が底なしに沸いてきてた。<br> <br> 散々悩んだ末、俺は承諾する。<br> <br> 「うん、いいよ、いつにする?」<br> 今思えば、きっと友人はこの瞬間、小躍りしていたんだろう。<br> 「じゃ、今夜出ておいで。神社の入り口、ほらあそこの鳥居で待ってるから」<br> 「うんわかった」<br> 「あぁ、でもこの約束は誰にも言っちゃ行けないよ?秘密の遊びなんだからね?」<br> 「おとこのやくそくだね!」<br> 「そう、約束だ」<br> <br> 約束すると友人は店の奥に引っ込み、俺は夜の遊びに意識をとられながら店番をしていた。</div> <a name="59"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:59">59</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 05:02:05.49 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> さて、その後、おじさんが戻ってきて、俺達は晴れて子猫や子犬と良いだけ遊び、<br> 夕方になったので家に帰った。<br> <br> 家で夕食を食べながらも、今夜の事に胸がドキドキしていた。<br> 母親は、俺達が夕食を食べ終えると仕事に行った。<br> 俺と妹は、本を読んだり、今日遊んだ猫たちの事を喋ったりして時間が過ぎていく。(ちなみにテレビなぞ無い)<br> <br> そうこうしてるうちに妹が眠くなってしまった。<br> 約束の時間まではまだ一時間ほど早いけど、寝てしまったら起こすのはかわいそうだ。<br> むずがる妹を宥めすかしながら、俺達は鳥居に行った。<br> <br> 鳥居にはもう友人が来ていた。<br> 俺はちょっとビックリしたけど、まぁいいやとばかりに友人のところに行った。<br> <br> 「はやかったんだね」とか何とか、<br> 他愛も無い挨拶もそこそこに、友人はその向こうの公園へと俺達を連れて行った。</div> <a name="60"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:60">60</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 05:12:20.83 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> 公園に着くと友人は、妹にお金を握らせて、<br> 「あの先にお店があるだろう?あそこで好きなもの買っておいで」と、<br> 妹を送り出した。<br> 俺も付いて行こうとしたけど、<br> 「ほら、今から秘密の遊び教えてあげるから」と、言われて、<br> 渋々居残り。<br> <br> 友人はそばにあったブランコに腰掛けると、<br> 「ほら、おじさんのところに立ってごらん」と、俺を手招きした。<br> 言われるままにブランコに乗ろうとすると、<br> 「違うよ、おじさんをまたぐんだ」と言われたので素直にまたぐ。<br> 腰掛けた友人の顔に、俺の股間が向かい合う形だ。<br> 「此れはね、大人なら皆やってる事なんだよ」(糞忌々しい事に、この台詞も明確に記憶している)<br> そういうと友人は俺の半ズボンのチャックを下ろし、更にパンツまですり抜けて俺の一物を引っ張り出した。<br> 「おじさん、なにするの?」<br> 実はこのとき、俺は恐怖で一杯だった。<br> 走って逃げる事を真っ先に考えたが、妹がいない以上、逃げるわけにも行かない。<br> ヤバイセンサーは既にレッドゾーンを振り切って、もう遊びもどうでもよくなっていた。<br> </div> <a name="61"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:61">61</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 05:20:22.68 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> 友人はそんなことお構いなし、俺の一物を弄繰り回すと、おもむろに口に含んだ。<br> 「おじちゃんきたないよぉ、そこ、おしっこでるところだよぉ?」<br> 多分半泣きだったと思う。<br> 良いだけ俺の一物を嘗め回すと友人は、<br> 「汚くなんか無いよ?これからおじちゃんが綺麗にして上げるんだから」と、再び一物を含む。<br> もう俺の頭の中は、妹が早く帰ってきて欲しいと言う事で一杯。<br> 腰から下なんて見たくも無かったので、妹が消えた先をただひたすら見つめていた。<br> どれぐらいしゃぶられてたろうか、俺は急激に尿意を催してきた。<br> 「おじちゃん、おしっこしたい!」<br> 俺的には此れは天の配剤だと思った。何しろおしっこだ、此れなら友人も離してくれるだろう。<br> 離れた隙に、妹のほうに走って逃げれば良い。<br> なんだか知らないが、此れはきっと人に見られたくないものなんだから、あっちに行けば追っては来ない。<br> と、言う思いとは裏腹に、<br> <br> 「良いよ、おじちゃんが飲んであげる」ときやがった。<br> <br> 俺は絶望した。<br> そんなばかな!?おしっこだよ???<br> そんなもの人の口に出せるわけ無いじゃないか!とも思った。</div> <a name="62"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:62">62</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 05:30:18.41 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> とにかく、堪えるしかないと言うのだけは判ったんで、目一杯我慢した。<br> 足をもぞもそさせながら、ひたすら妹の帰りを待つ。<br> <br> 友人の執拗な口撃は未だに続いてる。<br> お花畑が見えてきたところ辺りで、入り口に人影が。妹が帰ってきた!<br> 「おーい、こっちこっち!!」必要以上にでかい声で妹に声をかけると、友人がビックリして振り向いた。<br> その隙に、俺はブランコを飛び降り、急いで一物をしまい、チャックも閉めずに妹に駆け寄っていた。<br> <br> 妹はきょとんとしてたが、かまわずに俺はその手を握ると、走るように家に帰った。<br> 後ろから呼ばれたような気がしたけども気にしない、とにかく家に帰りたかった。<br> <br> 家に帰り、妹の靴を脱がすと、俺は便所に駆け込み、溜まっていた物を解き放った。(無論ションベンだ)<br> <br> そのあと、オロオロする妹を宥めすかして布団にいれると、俺も布団を被って寝る事にした。<br> 布団の中でガタガタ震えてると、<br> 妹が心配そうに、布団の上からぽんぽんと叩いてくれたのが、ちょっと嬉しかった。<br> <br> そのおかげだろうか、しばらくして妹の寝息が聞こえた辺りで、俺も意識を失った。</div> <a name="63"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:63">63</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 05:39:12.68 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> 翌朝、俺は独りでペットショップに行った。<br> 妹は付いてきたがったが、別のところに行くからと、無理やり置いてきた。<br> <br> 遠くから様子を伺うと、どうもおじさんしかいないらしい。<br> ほっと、胸をなでおろして、ペットショップに行った。<br> <br> 妹は今朝急に熱が出たんだけど、俺はいつもの世話があるからとか何とか、<br> 適当な事を行って、俺はペットの世話を始めた。<br> <br> 俺は出来る限り、普通にしていたと思う。<br> 俺はこんな事で、此処を諦めたくなかった。<br> 楽しい遊び場所を見つけたのに、引越しでもないのにこれなくなるなんて嫌だった。<br> けども、やはり年の差だろう、「昨日、友人に何か言われなかった?」と聞かれた。<br> 「ううんべつに?」<br> 「そうか、あのおじちゃん、ちょっと変わった趣味持ってるから…気をつけてね?」<br> その瞬間の俺の感情はまだよくわからない。<br> とにかく、この人は知っていたんだ。あいつがどういう奴で、俺が何されるかも知っていて、それで平気な顔してたんだ。<br> それを知って、俺はとてもやるせなかった。<br> 小鳥に餌をやり終えると、俺は、<br> 「ごめんね、おじちゃん、ぼく、ようじおもいだしちゃった」と告げ、走るように店から去った。</div> <a name="67"></a> <div class="header"><span class="no"><a href="menu:67">67</a></span> <span class="name_label">名前:</span> <span class= "name"><b>愛のVIP戦士</b></span> <span class= "date_label">投稿日:</span> <span class="date">2007/02/20(火) 05:48:34.64 ID:da1hc9lo0</span></div> <div class="mes"> それからは一切、あのペットショップには近づかなかった。<br> 妹はしきりに行きたがったが、俺が怖い顔してるのを見ると、次第にそれも減った。<br> <br> それから数日が立ち、俺は学校に通う事になった。<br> 学校へは今のところだと遠いので、引っ越す事になり、<br> 母親と一緒に、お世話になったお礼にペットショップへと行く事になった。<br> <br> 本音では行きたくなかったが、あの夜の事は妹にも母親にも黙っていた。<br> 行きたくないなんて言えば理由を聞かれるし、それを誤魔化す自信も無かったので、<br> 気が乗らなかったが、親に付き合った。<br> <br> ペットショップでは特に何も無かった。<br> 友人はいなかったし、俺と妹はかつてそうだった様に、動物たちと遊んでいた。<br> 気がつくとおじさんがそばに来ていた。<br> 「ごめんね?やっぱりあいつ、何かしたんだね」俺は平気な顔をしていたと思う。<br> 「もうあいつは金輪際この店に入れないから、また近くに来たら遊びにおいで?」取り敢えずうなずいた。<br> 「なんていたら良いか…ホントにごめん…」「もういいよ」俺はもうそろそろ我慢が限界だった。<br> 「べつにいいよ、なにもないし。おじちゃんがきにすることなんてないよ?」<br> 笑顔でそういうのが精一杯、それ以上は泣きそうだったんで、慌てて外にでた。<br> <br> それが俺がその店に行った最後の記憶になった。</div>

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