〈見習い徒弟〉

名称:見習い徒弟(アプレンティス)
大分類:ロール系

◆解説

〈見習い徒弟〉は、様々な職業において修行中の身であることを示すサブ職業である。
たんにこのサブ職業のレベルを上げるだけでは有効な特技を習得できないが、〈見習い徒弟〉15レベルごとに「師匠」を一人選んで登録することができ、師匠のサブ職業の特技を習得できるようになる。ただし、習得できるのは〈見習い徒弟〉のレベルの半分以下で習得できる特技のみ。
また、〈見習い徒弟〉のレベルそのものにも50レベルの上限が課せられている。つまり、最大でも25レベルまでの能力しか得られず、かなり劣化した真似事ができるだけなのである。
器用貧乏の極みと言える〈見習い徒弟〉であるが、その真価は、他のサブ職業への転職時に発揮される。通常、サブ職業を変更するとレベルはリセットされるが、〈見習い徒弟〉から転職した場合は〈見習い徒弟〉のレベルを引き継ぐことができる。さらに師匠登録したサブ職業に対しては、転職時に経験値増加ボーナスも存在するため、その効果は侮れない。


◆セルデシアにおける〈見習い徒弟〉

〈大地人〉にとって、〈見習い徒弟〉とはまさに半人前の見習いであり、正式な職とは認められていない。成人になっても〈見習い徒弟〉でいることは、怠惰や落ちこぼれの結果と見られがちな不名誉なことである。このため、〈大地人〉の〈見習い徒弟〉は技や知識を磨いて一刻も早く他の職業に就こうとする。
そんな〈大地人〉からすれば、中堅以上の〈冒険者〉が〈見習い徒弟〉であることは、不可解なことであるようだ。


◆ゲーム時代の〈見習い徒弟〉

〈見習い徒弟〉はゲーム開始直後から容易に転職が可能だ。条件は各種職能ギルドの受付で小額の金銭を支払うだけであり、特殊なクエストも不要である。
しかし、その容易さに見合うように〈見習い徒弟〉の性能は今ひとつだ。複数の師匠を登録することで複数のサブ職業の特技を使えるようになるものの、様々な制限から多くても4種程度のサブ職業の低レベル特技しか使えないのだ。
このため、多くのプレイヤーは〈見習い徒弟〉を本命のサブ職業への繋ぎとして利用する。レベルが低くて本命のサブ職業に転職できないがレベル上げはしたい、あるいはレベル上げに手間と費用がかかるサブ職業の下積みを省略したい、といった際に活用されたのである。
また、様々なサブ職業を体験できることから、ゲームを始めたばかりでサブ職業選択に悩む新人にとりあえず勧められる職でもある。
なお、師匠にできるのはプレイヤーキャラクターのみであり、相手からの許可が必要だ。活用するにはある程度の人脈が必要となり、ソロプレイヤーにはやや厳しい仕様である。


◆〈大災害〉後の〈見習い徒弟〉

〈見習い徒弟〉は数あるサブ職業の中でも、〈大災害〉前後で最も評価が変わった職のひとつだろう。
〈大災害〉後の異世界〈セルデシア〉では、適切な生産系サブ職業の持ち主がメニュー画面からゲーム内のサブ職業特技を使わず、実際の工程を踏んで手作業で物を作ることで、ゲーム時代には存在しないオリジナルのアイテムを作成できる。逆に手作業でアイテムを作ろうとしても、適切なサブ職業がなければゲル状、あるいは使いようのない廃棄物に変化してしまう。
〈見習い徒弟〉はこの特殊な世界法則において、登録した師匠と同じサブ職業として扱われることが判明している。
つまり、〈裁縫師〉〈料理人〉に師事している〈見習い徒弟〉は、自らの手で裁縫ができるし料理も作れるのだ。もちろん、レベル制限を受ける〈見習い徒弟〉では高度なものは作れない。しかし、日常的に着こなす普段着や下着程度や、一般的な家庭料理程度は作れるのだ。
この汎用性の高さは、少人数ギルドやソロプレイヤーにとって魅力で、あえて他の強力なサブ職業から〈見習い徒弟〉へ転職する者もいる。特定のサブ職業である権利が重要性を増した〈大災害〉後の世界では、〈見習い徒弟〉は強力な可能性を秘めているのだ。


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最終更新:2014年11月22日 17:54
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