■“腹黒めがね”のシロエ
本作品の主人公｜メイン職業｜〈付与術師〉《エンチャンター》｜サブ職業｜〈筆写師〉
伝説的なプレイ集団《放蕩者の茶会》出身で、丸眼鏡を愛用する内省的で考えがちな青年。通り名は“腹黒メガネ”。
身長１７７センチ。比較的整った容貌をしているが、三白眼と凝視する癖が狷介な印象を与えることもある。〈エルダー・テイル〉の古参ヘビープレイヤーであるためにこの世界に対しては深い知識を持っているが、他人に踏み込まず、ギルドに参加しようとしなかった交友信条のせいで、「仲間」と言い切れる相手は少ないままに時を過ごしてきた。
〈大災害〉を切っ掛けに持ち前の洞察力と、決断したら貫き通す正面突破の行動力で〈円卓会議〉設立を呼びかけ、同時に自らの居場所としてギルド〈記録の地平線〉を設立する。
■マリエール
主人公の知己｜メイン職業｜〈施療神官〉《クレリック》
ギルド〈三日月同盟〉の代表者として３０数人の仲間の面倒を見る妙齢の女性。姉御的な性格で主人公との友好関係も長い。
ウェーブする緑の長い髪と、明るく人なつこい美貌の持ち主で、いつも向日葵の様な笑顔を浮かべている。シモネタ対応度も高く、本人は「色気がない何でも話せる性別を感じさせない人間」だと思っているが、抜群のスタイルと相まって、隠れて慕うファンは男女の別なく多い。
どうやら大阪出身で大阪弁で喋り、一人称は「うち」。
〈円卓会議〉を構成する１１ギルドマスターのうち一つの席を占めることになる。
■〈狂戦士〉クラスティ。
〈Ｄ．Ｄ．Ｄ〉のギルドマスター。
メイン職業は｜〈守護戦士〉《ガーディアン》。戦闘系ギルドの目的の一つである大規模戦闘では通常の戦闘とは比べものにならないほどの強敵を相手にするために、その前衛のプレッシャーは非常に大きい。
周囲からの信頼無くしては勤まらないポジションのために、戦闘系ギルドでは〈守護戦士〉がギルドマスターを務める率が他の事例よりも高いが、彼はその中でも特異なスタイルを持っている。二つ名でもありサブ職業でもある〈狂戦士〉が示すとおり、バトルアックスとシールドで戦いを楽しむ姿は悪魔のようだと言われる。
普段の姿は眼鏡をかけた白皙の美青年であり、そのギャップから恐れられている。
日本サーバー最大人数１５００名を誇る大手冒険ギルド〈Ｄ．Ｄ．Ｄ〉を率いて〈円卓会議〉１１ギルドマスターとなり、対外的には〈円卓会議〉議長をも務めている。
■“黒剣”のアイザック。
〈黒剣騎士団〉の｜総団長《ギルドマスター》。
メイン職業は｜〈守護戦士〉《ガーディアン》。日本サーバ有数の高レベルプレイヤーにして歴戦の勇者。幾多の大規模戦闘に置いて常に先陣をかけてきた生粋の戦士。二つ名の“黒剣”は大規模戦闘「ラダマンテュスの王座」において、世界で最も早く手に入れたファンタズマル級マジックアイテム“ソード・オブ・ペインブラック”に由来する。
〈黒剣騎士団〉はアキバの街の五代戦闘ギルドの一つ。メンバー数１９０名。全ての人員をレベル８５以上で構成するエリート集団である。
アイザックはその〈黒剣騎士団〉代表として、〈円卓会議〉１１ギルドマスターの１人となる。態度が大きく口は悪いが悪人ではないようだ。
■アインス
〈ホネスティ〉のギルドマスター。
メイン職業は｜〈神祇官〉《カンナギ》。戦闘系ギルドではアキバの街二位の人数７５０名を誇る〈ホネスティ〉率いて〈円卓会議〉重鎮の１人となる。
堅実なギルド運営で知られていて、第一回〈円卓会議〉においても声を荒げること建設的な態度をとっていた。
■ソウジロウ＝セタ
〈西風の旅団〉のハーレム系ギルドマスター。
メイン職業は｜〈武士〉《サムライ》。一般的に、大規模戦闘などの限界状況に置ける守備能力は〈守護戦士〉に劣るとされる〈武士〉だが、その職業を持ちながら一線に身を置く珍しい冒険者。
〈放蕩者の茶会〉出身者でもあり、シロエの後輩に当たる。シロエのことを「先輩」と慕う素直で純粋な性格なのだが、その性格ゆえか、ハーレム体質でいつでも身の回りには複数の美少女が居るらしい。現在４人と同時に交際中。
本来であれば主人公的な性格なのだろうが出番は少ない。
五大戦闘系ギルドの一つ〈西風の旅団〉を率いて〈円卓会議〉１１ギルドマスターの１人となる。
■“豪腕”のミチタカ
〈海洋機構〉の“豪腕”｜総支配人《ギルドマスター》。
アキバの街最大規模を誇る生産者ギルド〈海洋機構〉を率いる〈鍛冶屋〉。メイン職業は｜〈武闘家〉《モンク》であるらしい。豪放磊落を絵に描いたような筋肉質の巨漢で、ギルドマスターでありながら様々な現場にも顔を出しているようだ。
にゃん太の発見した「新調理法」における騒動で、ヘンリエッタの話術で資金を提供してしまったが、その後はその利益性にいち早く気が付き、ギルドをあげてシロエの支援に回った。
〈海洋機構〉２５００名を代表して〈円卓会議〉１１ギルドマスターの１人となる。
■“妖精薬師”のロデリック
〈ロデリック商会〉のギルドマスター。通り名は“妖精薬師”。
アキバの街二位の規模を誇る生産者ギルド〈ロデリック商会〉を率いる〈調剤師〉。その規模は構成人員１８００名。
サブ職業に相応しく、まるで大学の講師のような風貌をしており、言動もそれに準じた理知的なものだ。ヘンリエッタに云わせると、表面的にはクールだが、黒さが足りない、と云うことになるらしい。身長は１７０センチと男性にしては大きな方ではないが、贅肉の量が少ないために、遠目には長身に見える。街中では白衣を乗用し、メイン職業は｜〈召喚術師〉《サモナー》。
〈ロデリック商会〉は〈海洋機構〉に比べて密なギルド構成を目指している。そのシステムの中心は徒弟制であり、より中世のギルドに近い形態を持っているようだ。
〈円卓会議〉１１ギルドマスターの１人となる。
■カラシン
〈第８商店街〉を率いる敏腕商人ギルドマスター。
サブ職業は〈交易商人〉。メイン職業は｜〈盗剣士〉《スワッシュバックラー》。
ハシバミ色の髪と瞳を持った人間の男性で、中肉中背。愛想の良い性格をしているために、知己は多い。
〈第８商店街〉は完全に生産職特化のいわゆる生産職ギルド。生産ギルドの中では販売にもっとも力を入れている。生産ギルドと云うよりは商人ギルドと云えるだろう。実際に自分ではアイテムを作り出さずに販売を受け持つギルドメンバーも多く抱えている。その人数は〈海洋機構〉や〈ロデリック商会〉に続くアキバ三位のサイズで、メンバー人数は約７００名と巨大だ。〈三日月同盟〉マリエールの旧友でもあり、その縁で〈円卓会議〉設立にまつわるシロエの作戦に巻き込まれることにもなった。
〈円卓会議〉成立後は１１ギルドマスターの１人となる。
■ウッドストック
中規模ギルド〈グランデール〉の｜代表者《ギルドマスター》。
黒い巻き毛を持った中年の容貌を持つ余り目立たない容貌のドワーフ。メイン職業は｜〈暗殺者〉《アサシン》でサブ職業は〈調教師〉。
〈グランデール〉はかつて成立を目指した〈中小ギルド連絡会〉の連絡中継を行なっていた中核ギルドの一つ。
本人はそのぱっとしない外見に似合わず志も高く、特に中小ギルドには横方向にネットワークを持っている。またギルド未所属者に対するケアと顔の広さにも定評があるようだ。
その縁があり、〈円卓会議〉成立後は１１ギルドマスターの１人となる。
■茜屋＝一文字の介
〈ＲＡＤＩＯマーケット〉のギルドマスター。
黒髪を総髪にした純和風の外観を持つ人間の男性。メイン職業は｜〈妖術師〉《ソーサラー》でサブ職業は｜〈機工師〉《マシーナリー》。〈機工師〉は非常にレアな上級生産職であり、高レベルの〈細工師〉がクエストにより変更することによってのみなる事が出来る。その手間の割りにはメリットの少ないロマン系サブ職業でもあり、本人はかなり趣味人、かぶいた人格である。
もっともそのひねくれ具合を慕う人間も多く、アキバの街の有名人の一人。そういった存在感からかつて成立を目指した〈中小ギルド連絡会〉の中心人物でもあり、その縁で〈円卓会議〉成立後は１１ギルドマスターの１人となる。
最終更新：2014年07月11日 21:02
