AMV2とAMV3の比較
「アラド戦記」の映像をAMV3とAMV2でキャプチャし、それぞれの画像を切り出した。
上からAMV3の可逆モード(S2)・AMV2の可逆モード(Y2)・AMV2の可逆モード(R2)で比較している。
見ての通りAMV3ではキャラクター上の名前表示や、HP/MPバーの色が滲んだようになっているのがわかる。
YUY2変換を行うAMV2のY2モードでも、AMV3ほどではないが色滲みがあるのを確認できる。
AMV2のR2はRGBで取り込んだ映像を色空間変換なしで可逆圧縮する、純粋な可逆圧縮モード。元映像からの劣化はないが、その分圧縮率は低くなるため、高解像度ではHDD速度がボトルネックになるケースも出てくるだろう。
上からAMV3の可逆モード(S2)・AMV2の可逆モード(Y2)・AMV2の可逆モード(R2)で比較している。
見ての通りAMV3ではキャラクター上の名前表示や、HP/MPバーの色が滲んだようになっているのがわかる。
YUY2変換を行うAMV2のY2モードでも、AMV3ほどではないが色滲みがあるのを確認できる。
AMV2のR2はRGBで取り込んだ映像を色空間変換なしで可逆圧縮する、純粋な可逆圧縮モード。元映像からの劣化はないが、その分圧縮率は低くなるため、高解像度ではHDD速度がボトルネックになるケースも出てくるだろう。
今回の比較ソースが原色を派手に使う2D画像(要はアニメ絵)なので劣化が目立つが、FPSなどのリアル系3Dゲームや実写映像などでは劣化がわかりにくくなるだろう。
特にYUY2では劣化を知覚しにくい。
こういったタイプのゲームを高画質にキャプチャしたいという場合、AMV3ではなくAMV2を利用すると劣化なしでキャプチャすることができる。
また、画質重視で高性能なCPUを用意できるなら、コーデックにUtVideoを使うという手もあるだろう。
UtVideoはAMVに比べると負荷はかなり大きいが、RGB、YUY2による圧縮が可能で、圧縮率もAMV2/R2よりも高くなるケースが多い。
特にYUY2では劣化を知覚しにくい。
こういったタイプのゲームを高画質にキャプチャしたいという場合、AMV3ではなくAMV2を利用すると劣化なしでキャプチャすることができる。
また、画質重視で高性能なCPUを用意できるなら、コーデックにUtVideoを使うという手もあるだろう。
UtVideoはAMVに比べると負荷はかなり大きいが、RGB、YUY2による圧縮が可能で、圧縮率もAMV2/R2よりも高くなるケースが多い。
以上のようにAMV3ではソースにもよるがある程度の劣化が見られるが、動画投稿サイトにアップロードするのであればこの劣化を気にする必要はない。
というのもニコニコ動画などで利用される映像コーデックのVP6、H.264はYV12でエンコードを行うため、これらの形式に変換する際似たような劣化が起こってしまうからだ。
これはエンコーダの設定をどうこうという問題ではないので、そういうものだと割り切るしかない。
というのもニコニコ動画などで利用される映像コーデックのVP6、H.264はYV12でエンコードを行うため、これらの形式に変換する際似たような劣化が起こってしまうからだ。
これはエンコーダの設定をどうこうという問題ではないので、そういうものだと割り切るしかない。
以下はそれぞれYUY2とYV12の映像にtextsubフィルタで字幕を表示させたものだが、YV12では赤い字幕がガタガタになっているのがわかる。
YV12ではとりわけ赤や青といった色で劣化が目立つ。逆に白黒や緑といった色では劣化がないわけではないものの気にはならない。
YV12ではとりわけ赤や青といった色で劣化が目立つ。逆に白黒や緑といった色では劣化がないわけではないものの気にはならない。
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ねこバナナ