Subtitle Workshopは多くのフォーマットに対応した字幕作成ツール。
ここではバージョン2.51での使い方を説明している。
動画をプレビューしながら簡単に字幕を作成でき、使いたい形式で字幕ファイルを出力できる。
字幕ファイルをプレーンテキストとして出力できるので後で修正することも簡単。
このアプリケーション自体直感的に使えるようなインターフェイスなのでそれほど難しくはないはず。
ここではバージョン2.51での使い方を説明している。
動画をプレビューしながら簡単に字幕を作成でき、使いたい形式で字幕ファイルを出力できる。
字幕ファイルをプレーンテキストとして出力できるので後で修正することも簡単。
このアプリケーション自体直感的に使えるようなインターフェイスなのでそれほど難しくはないはず。
リンク
Subtitle Workshopの使い方解説サイト
- ぐぐれ
- ぐぐった結果
- G-MARK :第2章 字幕作成をやってみよう!のPDFに非常に詳しくSubtitleWorkshopの使い方が書かれている。このページ見るよりこれ読んだほうがいい。
- 魔道琥珀研究所
- Die by the Swordのブログ (何故かASSが一貫してAASと表記されているが、.aasとあるところは.assで間違いない)
字幕ファイルのこといろいろ
Subtitle Workshop自体はタイムスタンプを打つ作業を支援するツールで、字幕のスタイリングに関しては変わったことはできない。
字幕のフォントを変更したりエフェクトを掛けるなら他のソフトを使うか、手動で字幕ファイルを修正する。2003年の記事なので古い記述も見られるが、SSA/ASSについての知識が得られるので一度読んでみるのがよい。
ここで公開されている ASS_Help3r はVirtualDubライクなUIを持ったタイプセッティング補助ツール。内蔵のFontViewerはフォントのANSI nameを調べるのに便利。
字幕のフォントを変更したりエフェクトを掛けるなら他のソフトを使うか、手動で字幕ファイルを修正する。2003年の記事なので古い記述も見られるが、SSA/ASSについての知識が得られるので一度読んでみるのがよい。
ここで公開されている ASS_Help3r はVirtualDubライクなUIを持ったタイプセッティング補助ツール。内蔵のFontViewerはフォントのANSI nameを調べるのに便利。
ここも参考になった
必要なもの
- Subtitle Workshop :字幕作成ツール
- VirtualDub :作成した字幕ファイルを映像と合成するのに使う。
- AviSynth :VDではFLV、mp4出力ができないので動画サイトに投稿するには2度手間になる。字幕ファイルを読み込んだAVSを書けば直接FLV、MP4に出来るのでこちらの方が楽。多少敷居が高いので難しそうと思ったらVDを使うのがよい。
- VSFilter :VD/AviSynthのプラグインとして読み込む。VD/AviSynthでSSA/ASSファイルを読めるtextsubフィルタが使えるようになる。
準備
- Subtitle Workshopのインストール
- VirtualDub or AviSynthのインストール
- VSFilter.dllをVirtualDub/AviSynthのプラグインフォルダに入れておく
Subtitle Workshopでの作業
- Subtitle Workshopの設定
- 設定>言語で日本語を選ぶと日本語表示になる
- 一般>文字コードでShiftJISを選択する
- フォーマットはたくさんあるが今回使うのはSSAかASSだけなので、SubStation AlphaとAdvanced SubStation Alphaにチェックを入れておけばいい(多いので一度すべて解除するといい)
- 保存>出力形式の設定>SubStationAlphaでSSA字幕のフォントと色の設定ができる(ただし日本語フォント名のフォントは使えない。詳しくは後述)
- 字幕ファイルの作成
- 字幕を書く>範囲を指定する>次の行(Insert)>また字幕を書く>エンドレス
- 満足いくまで書いたら保存
- 保存したいフォーマット形式を聞かれるのでSSAかASSを選択。SSAのが簡単なのでこだわったエフェクトをかけるのでもない限りSSAでいいと思う。
作業の流れ動画
フォント名について
Subtitle WorkshopはUnicodeを扱うことができないため、日本語フォント名のフォントを選んでも反映されない。設定で日本語名のフォントを選択した場合、後で直接SSAに手を入れる必要がある。
日本語のフォント名を反映させる方法は2つあり、フォント名の指定をANSI nameで行うか、Unicode(BOM付きUTF-16推奨)でSSAファイルを保存する。
ANSI nameを調べるには ASS_Help3r のFontViewerが便利。例えば あずきフォント の場合"azukifontP"がANSI name
後者の方法を使う場合は以下のようなテキストエディタを使って文字コードを変換する
日本語のフォント名を反映させる方法は2つあり、フォント名の指定をANSI nameで行うか、Unicode(BOM付きUTF-16推奨)でSSAファイルを保存する。
ANSI nameを調べるには ASS_Help3r のFontViewerが便利。例えば あずきフォント の場合"azukifontP"がANSI name
後者の方法を使う場合は以下のようなテキストエディタを使って文字コードを変換する
このテキストエディタの場合、字幕ファイルを開き「ファイル>文字/改行コード指定保存」の文字コードをUnicodeに変更して上書き保存する。
字幕ファイルの拡張子をこのエディタに関連づけておけば便利。
字幕ファイルの拡張子をこのエディタに関連づけておけば便利。
日本語末尾文字化けについて
VSFilterにはShift-JISの字幕を読み込むと末尾にある文字が化けるという問題がある
字幕の1行の最後が「あ」の場合、その「あ」は長方形の四角「□」に化ける。
例えば「うわああああ」という字幕があったとすると、「うわあああ□」と表示される。
軽く調べてみると行末に「あ」等の2バイト目が0xA0の文字があると、これが文字化けする場合があるとのこと。
SubtitleWorkshopはUnicodeで保存できないため、末尾に上記の文字がこないようにするか、UTF-8/16に変換してから利用する。
上記のフォント名設定のことを考えても、適当なテキストエディタで文字コードを変換してしまった方がいい。
字幕の1行の最後が「あ」の場合、その「あ」は長方形の四角「□」に化ける。
例えば「うわああああ」という字幕があったとすると、「うわあああ□」と表示される。
軽く調べてみると行末に「あ」等の2バイト目が0xA0の文字があると、これが文字化けする場合があるとのこと。
SubtitleWorkshopはUnicodeで保存できないため、末尾に上記の文字がこないようにするか、UTF-8/16に変換してから利用する。
上記のフォント名設定のことを考えても、適当なテキストエディタで文字コードを変換してしまった方がいい。
また、この問題を修正したVSFilterがnyやshareで流通しているようだが詳しくはわからない。
ずいぶん前からあるようなので元のバージョンは古いと思われる。
ずいぶん前からあるようなので元のバージョンは古いと思われる。
字幕ファイルの編集
単にタイミングの合った字幕があればいいという場合はSubtitleWorkshopで作った字幕をそのまま使えばいい。
色やフォントを変更したければ字幕ファイルを編集する。
GUIで簡単にやりたい人は下で紹介してるAegisubを使うといい。
SSAファイルの構造については妖精現実のページ(http://deztec.jp/x/05/faireal/faireal-8-13-index.html#d31007)が参考になる。日本語で詳しく解説されているので、是非読んでおきたい。
基本的にはスタイルを定義してそれを適応する。SubtitleWorkshopでは"Default"という名前のスタイルが作られ全ての字幕にDefaultスタイルが適応されることになる。全ての字幕のフォントや色を変更したい場合、このDefaultスタイルを変更する。
時々字幕の位置やフォントを変えたい場合、別のスタイル定義を作り使いたい字幕に適応させるのが楽(スタイル名top、Alignmentを6にして上に字幕を表示させるスタイルを作る等)
スタイルを定義するまでもなく一部を変更したいという場合はタグを指定するとよい。
色やフォントを変更したければ字幕ファイルを編集する。
GUIで簡単にやりたい人は下で紹介してるAegisubを使うといい。
SSAファイルの構造については妖精現実のページ(http://deztec.jp/x/05/faireal/faireal-8-13-index.html#d31007)が参考になる。日本語で詳しく解説されているので、是非読んでおきたい。
基本的にはスタイルを定義してそれを適応する。SubtitleWorkshopでは"Default"という名前のスタイルが作られ全ての字幕にDefaultスタイルが適応されることになる。全ての字幕のフォントや色を変更したい場合、このDefaultスタイルを変更する。
時々字幕の位置やフォントを変えたい場合、別のスタイル定義を作り使いたい字幕に適応させるのが楽(スタイル名top、Alignmentを6にして上に字幕を表示させるスタイルを作る等)
スタイルを定義するまでもなく一部を変更したいという場合はタグを指定するとよい。
SubtitleWorkshopでSSAを出力すると色の設定が10進数表記になっている(16777215←これが白、いわゆるフルカラー1677万色目の色)
正直わかりにくいので自分で設定する時はHTMLでの色指定に似た&HBBGGRR&の形式を使った方がわかりやすいと思う。ちなみにRGBじゃなくBGR - 青、緑、赤の順番になっているので注意。色見本はいろんなHTML参考サイトで見れると思う
正直わかりにくいので自分で設定する時はHTMLでの色指定に似た&HBBGGRR&の形式を使った方がわかりやすいと思う。ちなみにRGBじゃなくBGR - 青、緑、赤の順番になっているので注意。色見本はいろんなHTML参考サイトで見れると思う
例えばニコ動でゲームプレイ動画をうpしているテクテク氏の字幕の場合、PrimaryColourが白(&HFFFFFF&)、BackColourが黒(&H000000&)、Shadowは1…のような設定。
こんなの?↓
こんなの?↓
Style: Default,elena,24,&HFFFFFF&,&HFFFFFF&,&HFFFFFF&,&H000000&,-1,0,1,1,1,2,30,30,10,0,128
※実際テクテク氏がどうやって字幕をつけてるのかは知らない。SSAで似たような表現をするなら、という話。
SSAファイル編集動画
字幕ファイルの読み込み
VirtualDub編
- 字幕を足したい動画を開く
- Video>Filters>Add>Load>VSFilter.dllを読み込む(vdfじゃなくてdllなのでちゃんと選択すること)
- フィルタ一覧にTextSubが追加されているので、選択する
- ファイルを開くウインドウが選ぶので、作成したSSA/ASSファイルを選択する
- フィルタが適応された映像(右側の画像)に字幕が挿入されていれば成功
- 好きな方法でエンコード
AviSynth編
- VSFilter.dllを読み込む
- 映像を読み込む
- TextSubフィルタでSSA/ASSファイルを読み込む
- 具体的には↓
LoadPlugin("VSFilter.dll") #VSFilterの読み込み Avisource("***.avi") #映像の読み込み TextSub("***.ssa") #字幕ファイルの読み込み
- AVSが書けたら後は好きな方法でエンコ
テキスト字幕ファイル(SRT, SSA, ASS)の利用方法
その他テキスト字幕の扱いについては別ページにまとめてある。
その他の字幕作成ツール
- Aegisub
- 高機能な字幕作成ツール。波形を見ながらタイムタグを打っていける。SubtitleWorkshopと違いスタイリング機能も充実しており、音声をベースに字幕を作るならこちらの方がよい。超多機能なので若干敷居が高いかもしれない。
- 詳しくは>Aegisubでカラオケ字幕作成
- AVIUTL + 拡張フィルタ
- 字幕作成ツールではないがテキストの挿入ができる。テキストの位置をピクセルの絶対値で指定するため、単純に字幕作成という面で見ると位置調整が面倒。
- 詳しくは>AVIUTL+拡張編集プラグイン