北見工業大学・鉄道研究会

鉄道の歴史

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kitrc

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レールの発明

鉄道の発明国は英国ですが、決められた道を走るという鉄道の原型はすでに2000以上前の古代ローマ・ギリシャからあったといわれています。16世紀、欧州の鉱山で木製のレールが使われました。重い鉱石を運び出す時にそのままだとめり込んでしまいます。レールはその問題を解決する為に発明されたのです。次第に丈夫な鉄を使用するようになるました。
しかし、ただ鉄板を敷いただけでは車輪が脱線してしまいます。そこでレールをL字型にするようになりました。また、鉄を使うことで摩擦が減り、少ない力で物を運べるという利点がありました。同じ鉄の車輪と組み合わせれば、相乗効果を生み、10トンの車両を通常なら成人男性60人必要なところをたった一人で動かせることができるようになります。レールは時代とともに進化していったのです。

牽引力の進化

1.蒸気機関
一度に大量の重いものをより遠く、より速く運ぼうとすると強大な力が必要になります。人力では到底不可能になります。
そのため人力以外の力を求めるようになりました。まず馬等の家畜が利用されました。家畜は人間が古くから利用してきたのでまず鉄道にも最初に応用されました。例としては鉱山鉄道の鉱石の搬出などです。
鉄道の進化に一大事件が起こったのが産業革命です。英国では、ワットが蒸気機関を発明しました。蒸気機関を応用して蒸気機関車が作られました。今まで使ってきた馬よりも桁違いの力を生みだす蒸気機関車は鉄道を普及させる大きな原動力となりました。日本には英国から明治5年に1号機関車が輸入されました。同年10月14日新橋-横浜間(現・東海道線)で日本最初の鉄道として運用が開始されました。

2.内燃機関
内燃機関はディーゼルエンジン・ガソリンエンジンと言った機械の内部で燃料を燃焼させる熱機関です。鉄道では始めは蒸気機関が主流でした。より高効率で高性能な内燃機関の鉄道が主流になっていきました。日本では大戦終了間もなくは蒸気機関車が主役でした。高度経済成長期に入り無煙化が実施されると電車とともに次々置き換わっていきました。






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