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日本伝統の和方を活かした鍼灸操体の養生と臨床の技えます
   術伝(和方養生技術伝承塾)(術伝流)

私の筋痛症系の病歴

はじめに

 私は、20代の打撲捻挫の影響で外傷性瘀血証に成り、その
影響で、今で言う筋痛症系の症状が出て、50代には瘀血のた
め脳梗塞にも成りました。

 その辺りの経過をまとめてみました。

経過

発症は20代、打撲捻挫が切っ掛け

 20代で、クライミングやスキーなどをして無茶したせいで、
打撲捻挫骨折などを沢山しました。50代で漢方専門医に指摘
されましたが、これら打撲捻挫骨折などの影響で外傷性瘀血証
に成ってしまったようです。

 その影響で、今で言う筋痛症の状態に成りました。気付いた
のは、打撲の暫く後(1ヶ月後位)で、左肩甲骨でした。ただ、
その時の打撲では、初めは左肘の方が痛かったので、その治療
をし、左肘の痛みは改善していました。

 左肩甲骨の疼くような痛み辛さを、整形外科などを受診し相
談したのですが、気のせいと言われ、相手にしてもらえません
でした。

 初めの頃は、痛みや辛さの場所や、出る時の前の状態とかも
ハッキリ分かりませんでしたので、医師も病状の把握が不可能
だったのかもしれません。

 また、初めは「痛みが何時出るか」も、私自身も特定出来無
かったことで、周りの人達から、嘘を付いてるとか、都合の悪
い時に痛みを理由にしているとか、色々言われることもありま
した。

 私がしたことは、先ず痛みの出る条件を特定することでした。
まぁ、それをしても理解してもらえませんでしたが。

特に悪かったのは、左肩甲骨と左足首

 20代には、色々な無茶をして、怪我打撲捻挫を沢山したので、
あちこちに症状が出ました。特に、悪かったのは、左肩甲骨と
左足首です。

 左肩甲骨では、冷房、特に、汗をかいた後に冷房に当たると、
左上半身に鈍痛が出てきて、左手の握力が低下しました。

 また、左肩甲骨に衝撃を受けると、左半身の力が抜け、特に
左手の握力が無くなりました。そのため、ボディビレーの必要
な冬山登攀やアイスクライミングは出来ませんでした。

(注)ボディビレー:上半身にロープを巻きつけて、落下する
登攀パートナーを止める方法。

 左足首では、片足立ちで立ち続けられる時間に左右差が有り
ました。このため、スキーした軌跡を眺めると、左右差が大き
かったです。

 仕事などで無理をしても、左半身を中心に疼くような鈍痛が
出てきました。それが続くと、吐き気や目眩も出てきたりしま
した。

操体で、痛まない動作から逃げて過ごした

 操体などで、動作しても痛くない方向を見付け、何とか過ご
していました。

 私の場合は、筋の緊張を少なくすると痛みが和らぎました。
が、定型的な方法では痛みが出てしまうことがありました。そ
れで、自分の体と対話しながら、ゆっくり少しずつ痛みが出な
い方向や動かし方を探っていきました。

 そういう点で私には、運動療法の中では自由律の操体が一番
向いていました。

30代の終わり頃に無理が重なり悪化、鍼灸で改善

 30代終わり頃に色々と無理が重なり、全身をどう動かしても
痛みが減らない時期が1ヶ月程有りました。無理を止めたら改
善し何とか過ごせるようになりました。

 その後に鍼灸学校に入学し、鍼や灸や灸頭鍼や枇杷葉エキス
などでも、かなり改善しました。冷房、真冬の寒さ、左肩甲骨
への衝撃を避ければ、日常生活には、余り影響の無い程度に成
りました。

 ピリピリビリビリした鋭い感じの痛み辛さは、江戸時代の鍼
灸書に出てくる邪気に関係しているようで、手足末端への鍼灸
(引き鍼、透熱灸)が効果的でした。

 鈍く重たい感じの痛み辛さは、打撲痕などの瘀血が関係して
いるようで、昔に打撲した場所への灸頭鍼や温灸が効果的でし
た。

 枇杷の葉を消毒用エタノールに漬けて作った枇杷葉エキスを
風呂に入れると、体が温まりやすく、筋肉が弛む感じがしまし
た。筋肉が弛みやすく成ると、痛みが出るのが減りました。

 私は汗かきだったせいか、水毒に由来する痛み辛さは少なかっ
た感じです。
(追記:食養では水毒には小豆が良いとされ、私は玄米小豆御)
(飯などで小豆を常食しているせいかもしれません)

 そして、鍼灸師になって、甘い物はじめ精製物や合成物を沢
山食べている人に刺鍼すると、筋肉がベタベタした感じがして
弛みにくく、弛んでも再び硬くなりやすいことも実感しました。
操体の橋本敬三先生たちが書いていた通りだなと思いました。

 それで、甘い物はじめ精製物や合成物を減らすようにしてい
きました。

50代前半で脳梗塞、漢方の駆瘀血剤で改善

 50代前半に脳梗塞で10日入院しました。その後で、東京女子
医大の文化祭で漢方の模擬診療のモデル患者を引き受けた時に、
外傷性瘀血証が脳梗塞の原因と指摘されました。そして、再発
予防に漢方の駆瘀血剤(私の体質では桂枝茯苓丸)を勧められ
ました。

 その医師は、長嶋茂雄さんの脳梗塞の医療チームの一員で、
長嶋さんも外傷性瘀血証に因る脳梗塞と言っていました。

 漢方の駆瘀血剤を半年飲んだら、その副効用という感じで、
左肩甲骨や左足首に由来する症状が軽減していきました。片足
立ちの左右差が少なくなり、普通の程度の冷房も平気になりま
した。真冬など零度以下になった時に左肩甲骨が少し疼く程度
になりました。

 また、左手薬指の根本の関節の甲側などの皮膚がボロボロ剥
げ落ちていたのですが、それも右手同部位など普通の部分と変
わらなくなりました。瘀血の排出現象の一つだったようです。

線維筋痛症という病気を知る

 その後だったと思いますが、線維筋痛症と言う病気の話を、
鍼灸講座に参加した研修医から聞きました。

 線維筋痛症学会や患者さん団体のHPになどを読み、あ〜、
私も今なら線維筋痛症という病名が付いたかもしれないなと思
いました。全身どう動かしても痛い時期は1ヶ月だったので、
軽い方とは思いますが。

現在、気を付けていること

 現在は、真冬の零下近くになる時期、無理が続いた時、強度
の冷房の中に長時間いた時などに少し疼く程度にはなっていま
す。何と言うか、自分の不養生の目安に成っている感じです。

 それで、現在は、冷暖房を使わず、食事や洗剤なども化学合
成物や精製物を避け、自然で無理の無い生活を心掛けています。
症状が出たら、鍼灸・操体・食養・和漢薬・漢方薬などで改善
しています。

 化学合成物や精製物を避けているのは、化学物質に過敏な所
が有るだけでなく、化学合成物や精製物の摂取や呼吸に因る吸
入などで筋肉が硬くなり、筋痛症系の症状が悪化するように感
じるからです。

 そして、化学合成物や精製物の摂取が多いと、江戸時代の鍼
灸書に書かれた邪気(実態は、電気のような物と思います)が、
体に溜まりやすいことも実感しています。自分だけでなく、筋
痛症系の患者さんを診た経験からも、そう感じています。

 合成物や精製物は、血中濃度が直ぐ上がり直ぐ下がるのが特
徴ですが、下がった分が体外に全て排出されるのではなく、皮
下や筋繊維の間などの体液に混ざっているようです。そのため、
刺鍼するとベタベタした感じがして、鍼が動かしづらいようで
す。

 その合成物や精製物の混ざった体液は、電解質を含んだ蓄電
池のように邪気(体内雑電気?)を貯めやすいのかなと思って
います。

 化学物質の中で、私が、特に、苦手なのは「塗りたてアスファ
ルト」です。その近くを通ると、脹脛などの筋肉が直ぐ硬くな
ります。その場に留まると痛みも出始めるので、出来るだけ早
く離れるようにしています。

 それ以外だと、スーパーなどの洗剤や化粧品の売り場が苦手
です。何だか体中がゾワゾワしてくる感じがして、居たたまれ
なくなります。今でも、そういう場所には近付かない、近付く
時は出来るだけ短時間にするようにしています。

 また、ピリピリした感じの鋭い痛み辛さが出始めたら、直ぐ
に手足末端に鍼灸するなどして、早めの養生を心掛けています。

 そして、無理をすると悪化することが分かっているので、出
来るだけ無理をしないように気を付けています。一病息災とい
う言葉って本当かもしれないなと思います。無理や不養生を知
らせるサイレンのような感じがしますので。

 この辺りは、以下も参考にしてください。
養生生活の基本

おわりに

 私が結果的に選択した操体・鍼灸・漢方などの日本伝統医学
は、病気治療ではなく、病人治療なので、相性や向き不向きが
あります。私は自分に向いた、相性の良いものを選んでいった
だけです。

 ただ、自分で体験したせいか、似たような症状の人は理解し
やすいです。そういう例は以下などに書きました。興味が有っ
たら、読んでみてください。
術伝流一本鍼no.17 左腕の激痛(線維筋痛症の発症時に似ている)
術伝流一本鍼no.57 応用(9)筋痛症(線維筋痛症の初期症状に近いもの)

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