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参考文献

具体的で分かりやすく症例の多いものを選びました。
#は特にお薦め(時々入れ替える予定です)
養生に関する本を読んだ感想は、
blog「遊風の養生日記」の「」のカテゴリーに載せています

医学史関係

  • #『素問医学の世界』      藤木俊郎著 績文堂 
                (ぜひ読んで欲しい『素問』入門書)
  •  『素問医学源流考』      藤木俊郎著 績文堂
  •  『中国医学はいかに作られたか』山田慶児著 岩波新書
  •  『中国医学の起源』      山田慶児著 岩波書店
  •  『中国医学の思想的風土』   山田慶児著 潮出版
  •  『夜鳴く鳥』         山田慶児著 岩波書店
  •  『気の自然像』        山田慶児著 岩波書店
  •  『中国医学の誕生』      加納喜光著 東大出版

 『素問』『霊枢』のテキストは、台湾中華書局のものが良いと思います。

鍼灸関係

江戸期の和方鍼灸(漢方)

  • #『鍼道発秘講義』      横田観風著 医道の日本
  • #『鍼灸重宝記』       本郷正豊著 医道の日本
  • #『杉山真伝流臨床指南』   大浦慈観著 六然社 
  •  『名家灸選釈義』     深谷伊三郎著 刊々堂新社
  •  『長沙腹診考』       奥田鳳作著 どなたか現代語訳をお願いします
  •  『切脈一葦』         中茎謙著 どなたか現代語訳をお願いします

そのほか

  •  『医道の日本』特集号(300,500,600号)日本の鍼灸界の幅がわかる
  •  『簡明不問診断法』     柳谷素霊著 石山鍼灸医学社
  •  『柳谷素霊選集』      柳谷素霊著 績文堂
  •  『鍼灸真髄』        代田文誌著 医道の日本  
  •  『針灸治療の実際」     代田文誌著 創元社(治験例を主とした)
  • #『名灸穴の研究』     深谷伊三郎著 刊々堂新社  
                (深谷先生の本で一番まとまり有)
  •  『経穴活用宝典』     深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 
                (症状別灸穴事典として)
  •  『取穴法の全て』     深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 
                (「奇穴・無名穴・変動穴の活用」が使える)
  •  『お灸で病気を治した話』 深谷伊三郎著 鍼灸の世界社
                (読み物症例集として)
  •  『体の中の原始信号』   間中・板谷著 地湧社   
  •  『皮内鍼法』       赤羽幸兵衛著 医道の日本
  • #『特効針灸治療法』     福島 聡著 壮神社
  •  『鍼灸臨床Q&A』     鈴木育雄著 叶屋     
  •  『鍼灸治療学』       山下 詢著 医歯薬出版
  •  『鍼灸臨床わが30年の軌跡』 長野 潔著 医道の日本
  • #『漢方養生談』       荒木正胤著 大法輪閣   
                (湯液や養生の他、鍼灸もいい)
  •  『はるかなる東洋医学へ』  本多勝一著 朝日新聞社
  • #『東洋医学見聞録』     西田皓一著 医道の日本
  •  『図解経筋学』       西田皓一著 東洋学術出版
  • #『臨床生情報』       日産玉川編 医道の日本
  •  『鍼灸特効穴一発療法』   山本敏夫著 源草社(堀切流?)
  •  『鍼灸臨床マニュアル』  北村・森川著 医歯薬出版
  •  『はり100本』        竹村文近著 新潮社
  •  『石坂流鍼術の世界』    町田栄治著 三一書房
  •  『思うツボ』       戸ケ崎正男著 humanworld
  •  『経穴の使い方 鍼の刺し方』鍼灸素霊会  績文堂
  • # 『図説東洋医学 用語編』        学研
  • # 『図説東洋医学 鍼灸治療編』      学研 
  1990年頃の国試化の時に、鍼灸学校の教科書に
  この『図説東洋医学』シリーズの
  『鍼灸治療篇』が「鍼灸臨床論」に、
  『基礎編』が「東洋医学概論」になっていたら、良かったのに。
  •  『カラーアトラス経穴断面解剖図解 下肢編』医歯薬出版
  •  『カラーアトラス経穴断面解剖図解 上肢編』医歯薬出版
  •  『東洋医学の臨床と基礎』山下・竹之内著 マグブロス

手技関係

  • #『万病を治せる妙療法 操体法』橋本敬三著 農文教
  • #『生体の歪みを正す』     橋本敬三著 創元社   
                (「力学的医学の構想」が良い、鍼治療や鍼練習法も)
  •  『誰にもわかる操体法の医学』 橋本敬三著 農文教  
                (「体の自然の指示を読む」=「力学的医学の構想」)
  •  『体の設計にミスはない』   橋本敬三著 谷口書店
  •  『操体法治療室』       三浦・今著 谷口書店 
  •  『楽しくわかる操体法』    今・丸住著 医道の日本社
  • #『風邪の効用』        野口晴哉著 ちくま文庫
  •  『病人と看病人』       野口晴哉著 全生社
  •  『症状別 家庭でできる指圧』  増永静人著 有紀書房
  • #『図解 病気を治す指圧入門』  増永静人著 有紀書房
  •  『経絡指圧治療百話』     増永静人著 医王会
  •  『気功養生学概要』      焦 国瑞著 自然と科学社
  •  『背骨のゆがみは万病のもと』 甲田光雄著 創元社(断食・生菜食+西式健康法)
  •  『ボディワイズ』       J.ヘラー著 春秋社
  • #『クリニカルマッサージ』Clay&Pounds著 医道の日本社

漢方・食養関係

  • # 『和漢診療学』      寺澤捷年著 岩波新書
  •  『症例から学ぶ和漢診療学』寺澤捷年著 医学書院
  •  『傷寒論真髄』      横田観風著 績文堂
  •  『専門医のための漢方医学テキスト』 日本東洋医学会学術教育委員会編 南江堂 
                    (漢方専門医研修カリキュラム準拠)
  •  『類聚方広義・重校薬徴』 吉益東洞著 創元社 吉益東洞原著 尾台榕堂校注 西山英雄訓訳
  •  『臨床応用 漢方処方解説』矢数道明著 創元社
  •  『症候による漢方治療の実際』大塚敬節著 南山堂
  • #『慢性病の食養法』    日野 厚著 緑書房 
  •  『食べ物さん、ありがとう』川島四郎著 朝日文庫    
               (『日本食長寿健康法』(新潮文庫)も良い)
  •  『断食少食健康法』    甲田光雄著 春秋社
  • #『粗食で生き返る』    幕内秀夫著 角川書店    
               (『免疫アップ食事法』(二見書房)も良い)

現代医学関係

  • #『イラストで学ぶ生理学』   田中越郎著  医学書院(生理学の意味がわかる)
  •  『好きになる生理学』     田中越郎著  講談社(上記が手に入らない時に)
  •  『目でみる動きの解剖学』    Wirhed著  大修館    
  •  『新・ヒトの解剖』     井尻・後藤著  築地書館
  •  『目で見る体のメカニズム』  堺 章 著  医学書院
  •  『入門組織学』        牛木辰男著  南江堂(著者自筆の絵が絶品!) 
  •  『ヒトのからだ』       三木成夫著  うぶすな書院
  • #『生命形態学序説』      三木成夫著  うぶすな書院
  •  『皮膚は考える』       伝田光洋著   岩波書店
  • #『医療の原点』        中川米造著   岩波書店
  • #『治療をためらうあなたは案外正しい』名郷直樹著 日経BP社 
                (EBMに学ぶ、医師にかかる決断、かからない決断)
  • #『見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール』生坂政臣著 医学書院
                (外来臨床は問題解決、病歴から予測、帰納的思考が大切)
                (外来カンファレンスで学ぶ診断推論)
                (多くの薬は、飲んでも飲まなくても余命に差はない)
                 岡田正彦著 三五館
                (がん検診をいくら受けても余命は伸びない)
                 真柄俊一著 イースト・プレス
  •  『植物はなぜ薬を作るのか』 齊藤和季著 文春新書
  • #『医療が病を作る』       安保徹著  岩波書店
  • #『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』 加茂淳著 風雲舎 
                 (運動器疾患は、筋痛症である)
                 (江戸期鍼灸書の邪気とは、堀先生の言う体内静電気でしょう)
                 追記:2017.02.09ーーー
                  ただ、静電気は逃げやすいので、邪気の全てを静電気と考え
                  にくいと思います。そういう意味で、邪気は、静電気を含む生
                  体内の余剰な雑電気と考えるのが妥当と思います。
                   深層の姿勢維持筋に溜まった邪気は静電気だけとは考えにく
                  く、アースだけでは抜け切らないように思います。
                  ーーーー
                森川すいめい著 青土社

  ・岩波新書には読みやすく役に立つ本が多い
  『神経内科』『現代ウィルス事情』『腸は考える』『からだの設計図』
  『痛みとのたたかい』『新型インフルエンザ』『カラー版細胞紳士録』
  『信州に上医あり 』『生活習慣病を防ぐ』など

闘病記

  • #『椅子が怖い』        夏木静子著 文芸春秋
  • #『認められぬ病』       柳澤桂子著 中公文庫
  • #『1リットルの涙』      木藤亜也著 幻冬舎文庫
  • #『いのちのハードル』     木藤潮香著 幻冬舎文庫 
  • #『死にたくない!』      川上宗薫著 サンケイ出版
  •  『大学教授がガンになってわかったこと』 山口仲美著 幻冬舎新書

その他1 医療・稽古・自然など

  •  『スリランカの悪魔ばらい』  上田紀行著 法蔵館
  •  『養生の実技』        五木寛之著 角川
  •  『健康問答』    五木寛之・帯津良一著 平凡社
                 (本音で語る現代の養生訓(2も良い))
  • #『医療人類学入門』     波平恵美子著 朝日新聞社
  • #『脳はなぜ「心」を作ったのか』前野隆司著 筑摩書房   
                (副題:「私」の謎を解く受動意識仮説 )
  •  『内臓が生みだす心 』     西原克成著 NHKブックス
  •  『経験の政治学』      R.D.レイン著 みすず
  •  『北斗の人』        司馬遼太郎著 角川など 
  •  『私の自然観』        今西錦司著 講談社
  •  『夢を操る』         大泉実成著 講談社文庫
                 (夢で出会った精霊に力と智恵をもらう)
                 (仏教は、他の宗教よりも、数学物理学生物学に近い)
  • #『鎮守の森』         宮脇 昭著 新潮文庫    
                 (人間の手の入らない本来の自然の姿がわかる)
  •  『ヤマノミ』         国分 拓著 NHK出版
                 (森の精霊と生きる民と文明の交差)

その他2経営・接客など

  • 『働く君に伝えたい「お金」の教養』    出口治明著 ポプラ社 「自分が好きなこと」に投資しよう!
  • 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 西原理恵子著 理論社
  • 『そうだ、葉っぱを売ろう!』      横石知二著 ソフトバンク 
                    (日本料理のツマものをビジネスに)
  • 『経営学』                小倉昌男著 日経BP
  • 『俺の考え』              本田宗一郎著 新潮社
  • 『古道具屋さんの経済原論』       魚柄仁之助著 飛鳥
  • 『人生は勉強より「世渡り力」だ!』    岡野雅行著 青春新書
  • 『感動を創る』              橋本保雄著 PHP
  • 『クレーム対応術』            橋本保雄著 大和出版
                     (橋本保雄さんは、操体の橋本敬三先生のご子息(三男?))
                     (「百貨店の神様」が語る経営の神髄)
  • 『サービスの天才たち』          野地秩嘉著 新潮新書
  • 『実学』                 稲盛和夫著 日経新聞
  • 『会計学』                小川 洌著 放送大学

※昔の文献を読む時に気をつけたいこと

 古武術の研究をしている人(武術稽古研究会の甲野善紀先生)
の話では、古い武術書には、武術家本人が書いたものよりも、
当時のインテリであるお坊さんに書いてもらったものが多いそ
うです。当時の武術家には本を書けるだけの文章力を持つ方が
少なかったせいだろうとのことです。

 そのため、武術とは関係のない空理空論や心構えが中心のも
のが多くなるそうです。実践しながら読んでいき、試して確か
め、武術に関係のない空理空論部分などを除き、武術本来の姿
を見付けていく必要があるとのことでした。

 心構えが書かれている部分は、特に注意しないと、お坊さん
のお説教を鵜呑みにする危険性が高いそうです。

 私は鍼灸などの養生の技術に関しても同じ様な事が言えるよ
うな気がしています。

 そういう意味で、古い文献を読む時は、深谷伊三郎先生が
『名家灸選釈義』で、また、藤木俊郎先生が『素問医学の世界』
で、橋本敬三先生が操体を作り上げていく過程(『生体の歪み
を正す』に書かれている)で、されているような読み方が良い
ように思います。

 そして、鍼灸などの養生の技術では、現在の文献を読む時に
も同じような注意が必要なものも多いように思っています。

ーーー 追記:2018.04.04 ーーーーーーーーーーーーーー

 また、本に書かれたことが、いま目の前に居る患者さんの体
でも成り立っているかどうか、確かめながら四診し鍼灸などし
ていくことも大切ですね。法則性とは、あくまでも仮説で、い
ま目の前に居る患者さんの体で、その時に必ず成り立つとは限
らないのですから。

 そういう「いま目の前に居る患者さんの体で、その時に成り
立っているか」という点について検証する習慣に関しては、西
洋、中国、日本と比べると、日本に比較的、そういう感じの流
派が多いように思います。和方鍼灸では阿是穴治療が基本とい
うのも、その典型例のように思います。

 山そのもの、岩石そのものが御神体の神社が有ったりするよ
うに、また、八百万の神々、草木虫魚悉皆成仏、山野川海悉皆
成仏という言葉が有ったりするように、自然への畏敬の念が一
番有るように思いますので。

 自然への畏敬の念が無い科学や思想は暴走しやすく、間違い
も起こしやすいように思います。

 比較すると、西洋は、自然征服という感じが強いように思い
ます。

 中国は、馬王堆医経や素問霊枢、墨子、老荘の頃は、自然へ
の畏敬の念は有りそうな感じは受けますが、金元医学や現代中
医には、自然への畏敬の念は殆ど感じられません。

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最終更新:2021年12月28日 21:58