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胴体の歪みと足の歪み

操体もくもく・操体の自然則 (12) 胴体の歪みと足の歪み

1.はじめに

 先回は、皮膚の操体では、シコりの上の皮膚の張りをたもつのがコツ
なんじゃないかなという話を書きました。

 さて、今回は、胴体の歪みと手足の歪みの関係、とくに、足の歪み
との関係を書いていきたいと思います。

2.操体で下半身からととのえるのは、直立2足歩行するから

 操体では、上半身の症状でも、まずは下半身の歪みをとり、バラン
スをととのえることから、はじめます。

 とくに膝裏のシコりをとることを大切にしています。

 これは、ヒトが直立2足歩行するサルであることから来ています。

 この場合の直立というのは、背骨が地面に対してほぼ垂直な状態に
なっていて、その上に頭がのっているという意味です。

 もちろん完全にまっすぐ垂直ではなく、横から見るとS字状のカー
ブをえがいていますが、前後から見ると地面に対してほぼ垂直に立っ
ています。

 ダチョウなどの鳥や、それと近い恐竜など、2足歩行する動物は、
ほかにもいますが、彼らの背骨は地面に対してほぼ平行で、頭は前に
つきでて、後ろにつきでた尾羽や尻尾とくんで、前後バランスを取っ
ています。

ロボットに2足歩行させるのは、むずかしい

 いま、2足歩行ロボットの研究がさかんですが、バランスをとるの
がむずかしく、人間が歩くように見える2足歩行を実現していくのは
まだ時間がかかりそうです。

 前にも書いたと思いますが、ヒトの歩行では、足跡の横幅は、腰の
横幅よりもせまいのですが、まだ、ロボットではそうなっていません。

 どちらかというと、恐竜やダチョウをむりやり立たせたような格好
をしているし、歩き方もそういう歩き方です。シャモ(軍鶏)に似て
いるなと思います。

 また、歩き始めの赤ちゃんのトコトコ歩きは、足跡の横幅が腰の横
幅とほぼ同じですので、ロボットもまだその段階なのかなと思います。

3.脳性麻痺の次男が歩き、泳げるようになるまで

頭から仙骨まで弓なりに前に反っていた

 さて、前にも書きましたが、我が家の次男は超未熟児で産まれまし
た。6ヶ月入院して帰ってきたときには、頭から仙骨までが一様に弓
なりに前に反った状態でした。

 その当時は、まだ脳性麻痺という診断はされてはいませんでしたが、
その状態から見れば、当時から脳性麻痺だったと思われます。

 ヒトの体は、腹筋に対しては背筋のほうが優位、つまり、背中の筋
肉のほうが強いので、脳性麻痺ではどうしても背筋の側の縮む力が強
くなり、背中側が縮むため、弓なりに前に反った姿勢になってしまう
わけです。

猿回しのサルの背骨は、S字状

 背骨がそういう状態ですから、なかなか歩けるようになりませんで
した。

 3歳すこし前に初めて歩いたときには、両手をあげて爪先立ちで、
5歩ほど歩いて、ころびました。

 その歩き方を見て、ようやく脳性麻痺という診断が出ました。

 あとで、猿回しのサルの横からのレントゲン写真を本で見て、背骨
がS字状にカーブしているのを知りました。また、猿回しのひとが、
小猿のときから腰や背中をマッサージなどして、背中や腰をやわらか
くして、そういう背骨の状態にしていかないと2足歩行できないとい
う話でした。

 うーん、なるほど、次男がなかなか歩けなかったわけだなぁと、納
得しました。

肺の負担をへらすため背中を柔らかくしたかった

 当時も、くすぐったりしたりして、背中をやわらかくしたいなとは
思っていましたが、それは歩行のためというよりも、肺の負担をへら
すという目的のほうが強かったのです。

 主治医の説明では、「超未熟児は、肺が未発達のうちに肺呼吸をは
じめるし、男性ホルモンと肺の発達がバッティングするので、肺に後
遺症が残る」ということでした。

 病院から帰ってきたときには、酸素ボンベからのチューブを鼻の下
に張り付けていました。

 操体で赤ちゃんの病気に良く効くと言われている脇腹くすぐり療法
の応用で、胸の腕よりをくすぐったおかげか、さいわい退院後5か月
ほどで、レントゲン撮影での肺の影が消え、酸素ボンベははずしてよ
いことになりました。

 それでも肺の機能はひくく、カゼをひきやすかったり、冬中ゼロゼ
ロしたりしていました。

 それで、胸まわりをしらべたら、胸のまわりの筋肉や胸と同じ高さ
の脇や背中の筋肉がガチガチだったので、ほぐせば、すこしは呼吸が
しやすくなり、肺の負担をへらせるかなと思ったわけです。

PTの訓練は痛がって逃げ回っていた

 脳性麻痺という診断がついたので、病院で定期的にPT(理学療法)
の訓練をうけることになりました。

 PTの先生は、やさしかったし、玩具を使ったりして楽しめるよう
に工夫はしてくれたのですが、どちらかというと、縮んだ筋肉を伸ば
す方向での訓練がおおかったので、次男はいたがって逃げ回っていま
した。

 それで、目標を聞いて、家では操体や按摩などして筋肉をほぐして、
なんとか目標を達成できるようにしていくことしかできませんでした。

 また、小学校入学くらいから手先を使うOT(作業療法)の訓練も
はじめたのですが、訓練の成果はあまり上がったとは言えない状態で
した。

小学校入学のころは体を前屈できなかった

 それで、小学校入学するまでは、あまり長い距離を歩けず、自転車
の前籠に乗せるか、ベビーカーに乗せるかしていました。

 短い距離を移動するときには、母親が手をつないで歩いていました
が、体重が重くなってささえきれなくなったので、小学校入学のころ
から、私が手をつないで歩くようになりました。

 そのころの背骨の状態は、ようやく背中上部での前への湾曲がへり、
背中の上半分はまっすぐに近づいていました。

 しかし、まだ、背中を前に曲げることはできないので、マット運動
の前転ができませんでした。

自転車に乗る練習

 小学校にはいるころには、自転車の前籠にものせにくい大きさになっ
たし、超未熟児の割には重くて、前籠に乗せているとハンドルがふら
つくようになりました。

 フラッカーズという商品名の子供を前籠に乗せてもふらつかないと
いうのが売りの、専用の自転車を利用していたのですが。

 とくに、母親が自転車の前籠に乗せて移動するときの事故が心配に
なってきたので、補助輪付きの自転車に乗る練習をはじめました。

小1で補助輪つきに乗れるまで

 足は、伸筋優位、つまり、脳性麻痺では、足は伸ばしやすく曲げに
くくなります。

 そのため、ペダルに足をかけずに地面を足でけって前に進むキック
キックという方法で自転車を前に進ませることも、はじめはできませ
んでした。

 それができるようになってから、つぎは、ペダルに足を乗せるのが
なかなかできませんでした。

 それができたら、今度は、ペダルを一周させるたびに、足がペダル
から落ちてしまうという状態でした。

 3ヶ月ほどかかって、なんとか、補助輪つきを乗れるようになりま
した。

3年生で補助輪をはずすまで

 3年生になって、補助輪つきに乗るには体も大きくなり、からかわ
れたり、いじめられたりする原因にもなったので、補助輪をはずす練
習をはじめました。

 明治神宮外苑で、休日に、大人になっても自転車に乗れない人に乗
り方を教えてくれるもよおしがひらかれていると聞いて、でかけまし
た。

 でも、はじめについてくれた指導者の人には、「この子には教えら
れないな」と言われてしまいました。

 それでも、何回かかよっているうちに、練習のやり方をおしえてく
ださる指導者に出会えて、練習方法を知ることができ、まっすぐや左
回りはできるになりました。

 右回りがなかなかできるようにならないので、私といっしょに近所
の公園でも練習しました。

 3ヶ月たって、ようやく、1km四方くらいある、その広い公園の
幅4mくらいある遊歩道を止まらずに1周できるようになりました。

 幅1m以下のせまい歩道を走れるようになるのには、それから1年
ほどかかりました。

平泳ぎで海で遠泳をするまで

 同じころ、泳ぎをならうために、PTさんから訓練をうけてクロー
ルは泳げるようになりました。

 でも「内反尖足の脳性麻痺児には一生平泳ぎはできません」と言わ
れてしまいました。

 それでも、本人はやりたがったので、毎週ちかくの温水プールにか
よいました。

 おぼれる可能性もあるので、後ろからゆっくり泳いでついていき、
見ていたら、手は、平泳ぎ風に動くのですが、足のほうは1年たって
も両足とも棒のように後ろに伸びたままでした。

 さすがに、そろそろ、あきらめさせたほうがよいかなと考えはじめ
たころに、25m泳いでいる途中で1度だけ足が開きました。

 次男につたえ、ほめたら、すごく喜んでいました。

 それから、すこしづつ足が開く回数がふえ、初めて足が開いてから
1年ぐらいたって、なんとか足のほうも平泳ぎ風になっていきました。

 水泳を習いはじめてから4年以上たっていました。

 そして、中学1年生のときの臨海学校では、顔をあげた平泳ぎで、
海での遠泳を完泳し、医療関係者を唖然とさせました。

スキーや縄とび、マットで前転も

 また、障害者むきのスキー教室にかよい、スキーブラというスキー
の先端が交差しないようにする補助具をつけてですが、簡単な斜面な
ら、すべれるようになりました。

 縄跳びもなんとかできるようになりました。

 体を前に曲げることもできるようになり、マット運動の前転もでき
るようになったし、字を書くときには、逆に、ノートに目を近づけす
ぎて心配なほどになりました。

手の訓練の成果が出るようになった

 それで、そういうこと、つまり、自転車や平泳ぎやスキーなどがで
きるようになってから、急に、手足の訓練の成果が上がるようになっ
ていきました。

 やりたくてもできなかったTVゲームのアクションものなど、複数
のボタンを組み合わせて速く続けて押すことが必要なゲームなども、
なんとかできるようになりました。

 字も、なんとか1.5cm四方くらいの文字なら書けるようになりまし
た。

 保育園時代には、塗り絵をさせると、2,3cmはみ出してしまうほど
しか手先のコントロールができなかった、つまり、線をかきはじめよ
うとする点や、かきおえようとする点が2,3cmずれてしまうほど、手
がおおざっぱにしか動かなかったのですが。

 小学校卒業時点では、時間をかければ、1cm四方の文字を書ける
ようになりました。

 作業療法の手先を動かす訓練も順調に進むようになり、担当のOT
の先生から、「この子は脳性麻痺ではないんじゃないのかな」と言わ
れるほどになりました。

ハシも使えるようになった

 自転車の訓練をはじめたころは、普通の人が1ステップでできるこ
とを100ステップに分けて練習すれば、なんとかできるようになると
いう状態でした。

 中学生になったら、本人の好きなことなら10ステップ、興味のな
いことでも30ステップに分ければ、なんとかなるかなぐらいには、
なりました。

 そして、高校生になって、ようやくハシをなんとか使えるように
なりました。

 まだ、すべての面で普通の人と同じようにできるようになったわ
けではなく、高校生になった今でもつま先立ちで歩いています。

 そのほかにも、手描きの製図など練習してもできないことは、た
くさんありますが、すくなくとも本人が好きなTVゲームなら、私
の苦手なアクションゲームの複雑で速いボタン操作もできるように
なっています。

4.体幹部のバランスが先で、手先の動きは後

 ながなが書いてきましたが、何が言いたいのかというと、体幹部
の基本的なバランスがとれていないと、手足のリハビリは効果をあ
げにくいのではないかということです。

 操体では、下半身は土台だから、まず下半身の歪みをとるという
目的で、膝裏のシコりをまず見ていきますが、それは背骨の状態が
それほど歪んでいない人に通用することだと思います。

 我が家の次男の小学校入学前までの状態くらい胴体に歪みがある
と、手足の操体をしても効果が上がりにくいのではないかというこ
とです。

体幹部のバランスがとれたら手先のリハの効果が出はじめた

 こうして、次男の成長をふりかえってみると、体を動かすときの
胴体のおおざっぱなバランスがとれる状態になったとたんに手足の
リハビリの成果が上がりだしたように見えるのです。

 自転車で左右バランス、クロールで左右捻転バランス、縄とびで
上下バランス、スキーで前後バランス、ついでにいえば、平泳ぎで
足を左右に開き戻すときのバランス。

 おわかりとは思いますが、たとえば、スキーは前後の動的バラン
スがとれないとできませんし、自転車は左右の動的バランスがとれ
ないと乗れません。

直立2足歩行しにくいほどの歪みがあるときは、胴体から

 よくよく考えてみれば、操体で下半身、ときに膝裏からととのえ
ていくのは、ヒトが直立2足歩行することから来ているわけで、直
立2足歩行できないほど胴体に歪みのある場合には、胴体の歪みを
先に正したほうがよいというのは当たり前の話かも知れません。

 でも、いままであまり話題になったことはないように思いますし、
私自身、次男にずっと付き合ってきてようやくわかったことです。

 はじめからわかっていたら、赤ちゃんのころに、そういう視点で
操体をしていたら、もうすこし歪みをへらせたかなと思いながら、
書いています。

5.言葉のしめす意味を理解しないと、振り回される

 言葉というものは一人歩きしやすいなと、あらためて思います。

 その言葉がうみだされたワケ(理由)をよく理解していないと、一
人歩きする言葉に振り回されて、判断をあやまることにつながります。

 操体は、自然則で作られているので、そういうことは比較的すくな
いですが、それでも一人歩きする言葉に振り回されないよう、気を付
けていきたいなと思います。

 また、目で見て耳で聞いて手でさわって確かめられることから、
「言葉」でかたられた自然則や操体の型までの道筋を、大勢の人に納
得してもらえるような形で書き残していくことを心がけていきたいと
思います。

よろしくおねがいします。

操体は一期一会、操体はライブ

 数学のように、言葉だけで作られた世界は、言葉のみで考え伝え、
合っていけます。

 また、機械のように、言葉で書かれた仕様書にもとづいて作られた
ものは、修理のときにも、仕様書に書かれた言葉をたよりに修理して
いっても間違いはすくないと思います。

 しかし、人間の体のように自然なものを相手にするときには、目で
見て耳で聞いて手でさわって確かめられることで、その言葉で書かれ
たことが、実際に成り立っているかどうかをいつも確かめながら行動
していかないと、判断をあやまりやすくなるなと思います。

 そういう意味で、操体というのは「一期一会」なものだなと思い
ます。なんて書くと若い人には通じませんね。

 ようするに、コン先生がいつもいっているように操体はライブ
なんです。

6.赤ちゃんは歩けないから、まずは脇腹くすぐり

 そう言えば、操体で「赤ちゃんには脇腹くすぐりがよい」とすすめ
ているのも、赤ちゃんは直立2足歩行の段階にないので、膝裏をとと
のえることよりも、胴体をゆるめることを優先するということでしょ
う。

 胴体の大きな動的バランスを考えると、脇腹のある部分、背骨でい
うと腰椎の部分ですが、そのあたりがいちばん関係しているようです。

 腰椎には、ほかの骨がつなががっていません。ほかの胴体部分の背
骨、胸の部分の胸椎には肋骨が、尻部分の仙骨には骨盤がつながって
います。

 ほかの骨がつながってないので動きやすいせいか、胴体の部分の動
的バランスをとるときには、この腰椎の高さの部分をいちばん動かし
て、バランスをとっているようです。

脇腹をくすぐると、胴体はととのう

 こまかくいうと、左右捻転運動では腰椎3番、左右側屈では腰椎2
番、上下運動では腰椎1番、前後運動では腰椎5番が関係しているそ
うです。

 が、それほどこまかく考えなくても、脇腹のくすぐったがるところ
をくすぐっていれば、胴体全体のバランスが良くなるという、操体の
脇腹くすぐりというのは、すぐれた方法だなとあらめて思いました。

 そういえば、我が家の次男は、赤ちゃんのころは、脇腹はくすぐっ
たがらなかったのですが、だんだん、くすぐったがるようになってい
き、水泳や自転車の練習をしているころには、胸の腕よりだけでなく、
脇腹もくすぐっていたことを思い出しました。

くすぐりや皮膚操体が先で、動きの操体は、うまく歩けてから

 それで、小学校の低学年のころは、もっぱら、くすぐり療法や、そ
れと同じ効果のある筆や歯ブラシや小児鍼のローラー鍼などを使って、
くすぐったがる部分をくすぐっていました。

 とくに、ローラー鍼は、コロコロとよんで、次男は大好きでした。
ローラー鍼は、痛くない程度にギザギザがたくさん付いているローラー
を皮膚の上でころがすものです。

 それと、寝ているあいだは、普段くすぐったがるところへ、皮膚の
操体をしました。

 足を伸ばしたり曲げたりという普通の動の操体は、あまり喜ばない
ので、できませんでした。

 自転車や水泳ができるようになって、歩き方が、カカトをあげてい
るとはいえ、直立にちかづいたころからは、足を伸ばす、つまり、内
反尖足を強調する動きの操体をとても気持ちよいと言うようになり、
寝る前によくやりました。

 また、足の指もみと同じ効果のある、足の先のほう、足指裏やカカ
トへのお灸もしました。指もみよりもお灸のほうを面白がったからで
す。

7.障碍児に操体をどんどんしてあげてください

 今回書いた、直立2足歩行できないほど歪みのあるときには、膝裏
よりも、脇腹をはじめとする胴体の歪みを優先したほうがよいことが
おおいという点にさえ注意をすれば、障碍児の歪みや運動機能の改善
には、操体は大変効果があります。

操体は気持ちよいので、障碍児からねだられる

 操体は気持ち良さを大切にするので、障碍児のほうから「操体をし
てくれ」と言ってせがまれるほどなのが良い点です。

 さすがに、中学2年生になったころからは、そういうことはへりま
したが、小学生のころは、毎日夕食後や寝る前に操体をねだられてい
ました。

 飲み過ぎて酔っぱらってできないとよく怒られました。

 重度の障碍児の訪問看護をしている人の話では、言葉が出てこない
子でも目でせがんでくるようです。

 みなさんのまわりに障碍をもった子供がいたら、ぜひ操体をしてあ
げてください。少しづつですが変わっていきます。

 できたら、お母さんはじめ家族の人に操体を伝えて、毎日やるよう
すすめてください。

 痛い方法だと親子関係がこわれることがありますが、操体は気持ち
良さを大切にするので、そういうことはないから、安心してすすめら
れます。

障碍児への操体で、腕があがる

 それに、そういう障碍児に操体をしていくことで、みなさんの操体
の腕があがっていくと思います。

 脳性麻痺などの障碍ある人の筋肉のシコりの硬さは、肩こりや腰痛
などがひどい人とは、くらべものににならないほどの硬さです。

 そういうシコりに操体していると、肩こりなどは簡単だなと思える
ようになります。

 また、言葉によるコミュニケーションがとれないこともおおいので、
体の歪みを読む能力や、力をくわえる方向や力のいれ具合を判断する
能力、また、患者さんが喜んでいるかどうかを判断する能力があがっ
ていきます。

障碍児への操体は、1年単位で評価する

 ただ、あせらないでください。

 毎日のように操体しても、1か月単位では進歩が見られないことが
おおいと思います。

 でも、あきらめないでください。

 1年続けて振り返ると、1年前とはだいぶ違っていると思います。

 家族の人にすすめるときも、その点をよく話してあげてください。

8.おわりに

 今回は、直立2足歩行できないほど胴体の歪みが大きいときは、
胴体のおおざっぱな歪みを先に正したほうが良いのでは・・・とい
う話を書きました。

 膝裏を中心に下半身をととのえることからはじめるよりも、赤ちゃ
んの場合と同じように、脇腹をはじめ胴体のくすぐったがるところを
くすぐったり、そこに皮膚の操体をしたりしたほうがよいということ。

 「操体の自然則」というテーマでしばらく書き続けてきましたが、
内容的には、「動」に関するものをまず書いてきました。

 「操体」なので、体を操作することすなわち「動」が中心となると
思いますので。

 が、これで、ひとまず、「動」については終わりにして、操体をし
ている最中の息の変化について、次回は書いてみたいと思います。


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