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累積:&counter()___ 昨日:&counter(yesterday) ___今日:&counter(today) ------ 術伝流操体・操体で一通り治療 (3)すごく動く人の例2 &size(24){&color(green){すごく動く人の例2}} ------ #contents *1.はじめに  先回は、操体で一通り治療する例の1回目で、よく動く人を 紹介しました。2回目の今回も、やはりよく動く人の例です。  講座に初めて参加し、初めて操体を受けた人でも、気持ち良 さを求めて、どんどん動いていってしまう人がいます。この人 も、どんどん姿勢が変わっていきました。  よく動く人は、今まで比較すると女性が多かったのですが、 今回は二人続けて男性でした。初めてで写真を撮られると言う 状態が原因していた可能性もあるかなと思っています。 *2.どんどん動いていきました **2.1.はじめのラクな姿勢、仰向けから  まず「ラクな寝方で寝てください」と伝えたら、色々と試し た結果、仰向き寝になりました(写真1)。 &ref(DSCF0235.JPG)写真1  「姿勢を変えたくなったら、どんどん変えてかまいません。 ただし、付いていけないこともあるので、できるだけゆっくり 動いてください。」と声を掛けました。  そして、その仰向けの姿勢から、この寝方が受け手の体に本 当にラクかどうか確かめるために、足の指裏の痼りを探し、見 付かった痼りを、軽く揉んでみました(写真2,3)。そしたら、 だんだん横向き寝になっていきました。 &ref(DSCF0237.JPG)写真2 &ref(DSCF0238.JPG)写真3 **2.2.横向き寝から、上側の腕を切っ掛けに  横向き寝では、上側の腕を動かしたそうにしていたので、試 しに、色々な動きをしてみて(写真4,5)、どれがイイ感じか 聞いてみたら、結局、背中を反らせる動きが良いということで した。 &ref(DSCF0240.JPG)写真4 &ref(DSCF0241.JPG)写真5  反りやすいように腰を補助してあげました(写真6)。 &ref(DSCF0244.JPG)写真6  しばらくしたら、仰向けの姿勢になりました。 **2.3.仰向けから足を切っ掛けに  仰向けの姿勢を見たら、足を両方とも伸ばしていたので、こ の姿勢で良いのかなと、試しに足指揉みをしてみました(写真 7)。 &ref(DSCF0245.JPG)写真7  そしたら、右足を曲げて倒し、右足踵が左足膝の位置に来る 姿勢になりました(写真8)。 &ref(DSCF0246.JPG)写真8  その姿勢を少し強調するのを色々と試してみた結果、上を向 いている右足大腿内側を伸ばし、左足甲親指側を足裏側に捻転 するのがイイ感じということでした(写真9)。 &ref(DSCF0247.JPG)写真9  その足の操体をしながら、声を掛けて、動いてもらいました。  首を回したり(写真10)、手を上げたり(写真11)してもらっ たら、手を上げる姿勢がイイ感じということでした。 &ref(DSCF0248.JPG)写真10 &ref(DSCF0249.JPG)写真11  そこで、そのまま大きく体を反らす姿勢になっていったので、 腰に手を当てて、その姿勢が保ちやすくなるよう腰を少し押し て補助しました(写真12)。 &ref(DSCF0250.JPG)写真12 **2.4.仰向けから腕を切っ掛けに  しばらくして、また、仰向けに戻っていきました。戻っていっ た当初は足を曲げた姿勢をしていました(写真13)。 &ref(DSCF0252.JPG)写真13  が、だんだん足を伸ばして、左腕を頭の方に上げた姿勢にな りました。それで、左腕を上げる姿勢を強調するように、少し 左腕を伸ばすのを援助する皮膚操体をしてみました(写真14)。 &ref(DSCF0253.JPG)写真14  すると、また、半ば横向き寝になりながら、左半身を大きく 反らせるタワメの間がしばらく続きました(写真15)。 &ref(DSCF0254.JPG)写真15  そして、うつ伏せになって行きました。 **2.5.うつ伏せから肘持ち上げ  うつぶせ寝の姿勢を観察したら、足も外を向いていましたが、 左腕を上げているのが目立ちました(写真16)。 &ref(DSCF0255.JPG)写真16  また、先ほどから左上半身を反らせる姿勢が多いこともあり、 左肘を持ち上げてみました(写真17)。 &ref(DSCF0256.JPG)写真17  左腕の位置から背骨の直ぐ脇(華佗経)でツボが出ていそう な場所を予測して、その辺りを調べたらツボが出ていたので、 ついでにそのツボを指圧しました。    しばらくして、腕を下ろしたそうにしたので下ろしたら、今 度は右手を頭の方に上げた姿勢になりました(写真18)。 &ref(DSCF0257.JPG)写真18    そこで、今度は、右肘を持ち上げ、背骨近くのツボも見付け 指圧しました(写真19)。 &ref(DSCF0258.JPG)写真19  そしたら、こちらの方がより凝っていたのか、肘を高く持ち 上げた方が気持ち良さそうでした(写真20)。 &ref(DSCF0260.JPG)写真20  しばらくして、腕を下ろしたそうにしたので下ろしたら、右 手は上がっていますが、先ほどよりは力が抜けた感じになりま した。 **2.6.うつ伏せからカエル足  その姿勢(写真21)をよく観察したら、右手が上がっている 以外では、左足が外を向いているのが目立ちました。 &ref(DSCF0261.JPG)写真21  そこで、それを強調するようにしたら、だんだん、いわゆる カエル足の動きになっていき、しばらく、その姿勢のタワメの 間が続きました(写真22)。 &ref(DSCF0262.JPG)写真22  そして、その姿勢での操体を終えた後に、ラクな姿勢を探し てもらったら、仰向けの姿勢になっていきました。 **2.7.仰向けから背中反らし  仰向けで寝ている姿勢(写真23)を観察してみたら、背中 上部を反らしたがっているように見えました。 &ref(DSCF0263.JPG)写真23  試しに手を入れて背中上部を反らすことを強調してみたら (写真24)、非常に気持ちよいということでした。 &ref(DSCF0264.JPG)写真24  それで、両手の拳骨を入れ背中を少し余分に反らせるように しました(写真25)。 &ref(DSCF0266.JPG)写真25  やがて、横向きへと変化しながらも背中を反らし続けたがっ ている感じでしたので、操者もそのイイ感じに背中が反った感 じが消えていってしまわないように、姿勢を変えて支え続けま した(写真26)。 &ref(DSCF0270.JPG)写真26  しばらく、背中を反らす姿勢を続けた後に、ゆっくりと、う つ伏せ寝の姿勢になっていきました(写真27)。そして、「今 日は、もういい感じです」ということでした。 &ref(DSCF0271.JPG)写真27  結局、この日は、背中、特に、その上の方を反らしたかった のでしょう。充分に背中を反らすことができたので、満足した という感じでした。 **2.8.座位で、重さの操体と指揉み  それで、仕上げに行くことにして、座位になってもらいまし た(写真28)。 &ref(DSCF0272.JPG)写真28  先ずは、重さの操体で、試しに左右前後に体重を移してもら い、一番移したい方向を探してもらいました(写真29)。 &ref(DSCF0273.JPG)写真29  移したい方向の肘を操者が両手で支えて、充分に体重が移せ るようにしました(写真30)。 &ref(DSCF0275.JPG)写真30  そしたら、ほとんど頭が床に付く位の姿勢が気持ち良いと言 うことでした(写真31)。 &ref(DSCF0276.JPG)写真31  それから、手の指揉みをして仕上げました(写真32,33)。 &ref(DSCF0278.JPG)写真32 &ref(DSCF0279.JPG)写真33 *3.おわりに  この人も操体を初めて受けられるにしては、体の求めに応じ て動くことができる人でした。気持ち良さが消えてしまわない ように、 操者が付いていくのが大変な位でした。  周りで見ていた人からは、「表情が明るく穏やかになった」 と言う感想がでました。  次回は、同じ初めて操体を受けた人の例ですが、姿勢の変化 が少ない人の例を出します。    つぎへ>>>[[術伝流操体no.31]] -----    >>>目次へ・・・・・・・・・[[術伝流操体(あ)]]    >>>このページのトップヘ・・[[術伝流操体no.30]]    >>>術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----- 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 ----- ----- *お知らせとお願い **術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集  術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。  くわしくは、[[術伝流のモデル]]をみてください。  よろしくお願いします。 **感想など  感想などありましたら、術伝事務局までメールをください。 よろしくおねがいします。 術伝事務局メルアド :jutsuden-jmkkあまググどこ (この行は無視してください。akwba、laemfro、thgosewibe) (「あま」を「@」に、「ググ」を「googlegroups」に、) (「どこ」を「.com」に変えて送信してください。    ) (面倒をおかけし申し訳ありません。迷惑メール対策です) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ----    >>>術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----
累積:&counter()___ 昨日:&counter(yesterday) ___今日:&counter(today) ------ 術伝流操体・操体で一通り治療 (3)すごく動く人の例2 &size(24){&color(green){すごく動く人の例2}} ------ #contents *1.はじめに  先回は、操体で一通り治療する例の1回目で、よく動く人を 紹介しました。2回目の今回も、やはりよく動く人の例です。  講座に初めて参加し、初めて操体を受けた人でも、気持ち良 さを求めて、どんどん動いていってしまう人がいます。この人 も、どんどん姿勢が変わっていきました。  よく動く人は、今まで比較すると女性が多かったのですが、 今回は二人続けて男性でした。初めてで写真を撮られると言う 状態が原因していた可能性もあるかなと思っています。 *2.どんどん動いていきました **2.1.はじめのラクな姿勢、仰向けから  まず「ラクな寝方で寝てください」と伝えたら、色々と試し た結果、仰向き寝になりました(写真1)。 &ref(DSCF0235.jpg)写真1  「姿勢を変えたくなったら、どんどん変えてかまいません。 ただし、付いていけないこともあるので、できるだけゆっくり 動いてください。」と声を掛けました。  そして、その仰向けの姿勢から、この寝方が受け手の体に本 当にラクかどうか確かめるために、足の指裏の痼りを探し、見 付かった痼りを、軽く揉んでみました(写真2,3)。そしたら、 だんだん横向き寝になっていきました。 &ref(DSCF0237.jpg)写真2 &ref(DSCF0238.jpg)写真3 **2.2.横向き寝から、上側の腕を切っ掛けに  横向き寝では、上側の腕を動かしたそうにしていたので、試 しに、色々な動きをしてみて(写真4,5)、どれがイイ感じか 聞いてみたら、結局、背中を反らせる動きが良いということで した。 &ref(DSCF0240.jpg)写真4 &ref(DSCF0241.jpg)写真5  反りやすいように腰を補助してあげました(写真6)。 &ref(DSCF0244.jpg)写真6  しばらくしたら、仰向けの姿勢になりました。 **2.3.仰向けから足を切っ掛けに  仰向けの姿勢を見たら、足を両方とも伸ばしていたので、こ の姿勢で良いのかなと、試しに足指揉みをしてみました(写真 7)。 &ref(DSCF0245.jpg)写真7  そしたら、右足を曲げて倒し、右足踵が左足膝の位置に来る 姿勢になりました(写真8)。 &ref(DSCF0246.jpg)写真8  その姿勢を少し強調するのを色々と試してみた結果、上を向 いている右足大腿内側を伸ばし、左足甲親指側を足裏側に捻転 するのがイイ感じということでした(写真9)。 &ref(DSCF0247.jpg)写真9  その足の操体をしながら、声を掛けて、動いてもらいました。  首を回したり(写真10)、手を上げたり(写真11)してもらっ たら、手を上げる姿勢がイイ感じということでした。 &ref(DSCF0248.jpg)写真10 &ref(DSCF0249.jpg)写真11  そこで、そのまま大きく体を反らす姿勢になっていったので、 腰に手を当てて、その姿勢が保ちやすくなるよう腰を少し押し て補助しました(写真12)。 &ref(DSCF0250.jpg)写真12 **2.4.仰向けから腕を切っ掛けに  しばらくして、また、仰向けに戻っていきました。戻っていっ た当初は足を曲げた姿勢をしていました(写真13)。 &ref(DSCF0252.jpg)写真13  が、だんだん足を伸ばして、左腕を頭の方に上げた姿勢にな りました。それで、左腕を上げる姿勢を強調するように、少し 左腕を伸ばすのを援助する皮膚操体をしてみました(写真14)。 &ref(DSCF0253.jpg)写真14  すると、また、半ば横向き寝になりながら、左半身を大きく 反らせるタワメの間がしばらく続きました(写真15)。 &ref(DSCF0254.jpg)写真15  そして、うつ伏せになって行きました。 **2.5.うつ伏せから肘持ち上げ  うつぶせ寝の姿勢を観察したら、足も外を向いていましたが、 左腕を上げているのが目立ちました(写真16)。 &ref(DSCF0255.jpg)写真16  また、先ほどから左上半身を反らせる姿勢が多いこともあり、 左肘を持ち上げてみました(写真17)。 &ref(DSCF0256.jpg)写真17  左腕の位置から背骨の直ぐ脇(華佗経)でツボが出ていそう な場所を予測して、その辺りを調べたらツボが出ていたので、 ついでにそのツボを指圧しました。    しばらくして、腕を下ろしたそうにしたので下ろしたら、今 度は右手を頭の方に上げた姿勢になりました(写真18)。 &ref(DSCF0257.jpg)写真18    そこで、今度は、右肘を持ち上げ、背骨近くのツボも見付け 指圧しました(写真19)。 &ref(DSCF0258.jpg)写真19  そしたら、こちらの方がより凝っていたのか、肘を高く持ち 上げた方が気持ち良さそうでした(写真20)。 &ref(DSCF0260.jpg)写真20  しばらくして、腕を下ろしたそうにしたので下ろしたら、右 手は上がっていますが、先ほどよりは力が抜けた感じになりま した。 **2.6.うつ伏せからカエル足  その姿勢(写真21)をよく観察したら、右手が上がっている 以外では、左足が外を向いているのが目立ちました。 &ref(DSCF0261.jpg)写真21  そこで、それを強調するようにしたら、だんだん、いわゆる カエル足の動きになっていき、しばらく、その姿勢のタワメの 間が続きました(写真22)。 &ref(DSCF0262.jpg)写真22  そして、その姿勢での操体を終えた後に、ラクな姿勢を探し てもらったら、仰向けの姿勢になっていきました。 **2.7.仰向けから背中反らし  仰向けで寝ている姿勢(写真23)を観察してみたら、背中 上部を反らしたがっているように見えました。 &ref(DSCF0263.jpg)写真23  試しに手を入れて背中上部を反らすことを強調してみたら (写真24)、非常に気持ちよいということでした。 &ref(DSCF0264.jpg)写真24  それで、両手の拳骨を入れ背中を少し余分に反らせるように しました(写真25)。 &ref(DSCF0266.jpg)写真25  やがて、横向きへと変化しながらも背中を反らし続けたがっ ている感じでしたので、操者もそのイイ感じに背中が反った感 じが消えていってしまわないように、姿勢を変えて支え続けま した(写真26)。 &ref(DSCF0270.jpg)写真26  しばらく、背中を反らす姿勢を続けた後に、ゆっくりと、う つ伏せ寝の姿勢になっていきました(写真27)。そして、「今 日は、もういい感じです」ということでした。 &ref(DSCF0271.jpg)写真27  結局、この日は、背中、特に、その上の方を反らしたかった のでしょう。充分に背中を反らすことができたので、満足した という感じでした。 **2.8.座位で、重さの操体と指揉み  それで、仕上げに行くことにして、座位になってもらいまし た(写真28)。 &ref(DSCF0272.jpg)写真28  先ずは、重さの操体で、試しに左右前後に体重を移してもら い、一番移したい方向を探してもらいました(写真29)。 &ref(DSCF0273.jpg)写真29  移したい方向の肘を操者が両手で支えて、充分に体重が移せ るようにしました(写真30)。 &ref(DSCF0275.jpg)写真30  そしたら、ほとんど頭が床に付く位の姿勢が気持ち良いと言 うことでした(写真31)。 &ref(DSCF0276.jpg)写真31  それから、手の指揉みをして仕上げました(写真32,33)。 &ref(DSCF0278.jpg)写真32 &ref(DSCF0279.jpg)写真33 *3.おわりに  この人も操体を初めて受けられるにしては、体の求めに応じ て動くことができる人でした。気持ち良さが消えてしまわない ように、 操者が付いていくのが大変な位でした。  周りで見ていた人からは、「表情が明るく穏やかになった」 と言う感想がでました。  次回は、同じ初めて操体を受けた人の例ですが、姿勢の変化 が少ない人の例を出します。    つぎへ>>>[[術伝流操体no.31]] -----    >>>目次へ・・・・・・・・・[[術伝流操体(あ)]]    >>>このページのトップヘ・・[[術伝流操体no.30]]    >>>術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----- 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 ----- ----- *お知らせとお願い **術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集  術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。  くわしくは、[[術伝流のモデル]]をみてください。  よろしくお願いします。 **感想など  感想などありましたら、術伝事務局までメールをください。 よろしくおねがいします。 術伝事務局メルアド :jutsuden-jmkkあまググどこ (この行は無視してください。akwba、laemfro、thgosewibe) (「あま」を「@」に、「ググ」を「googlegroups」に、) (「どこ」を「.com」に変えて送信してください。    ) (面倒をおかけし申し訳ありません。迷惑メール対策です) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ----    >>>術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----

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