「術伝流操体no.81」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

術伝流操体no.81」(2018/06/29 (金) 01:28:49) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

累積:&counter()___ 昨日:&counter(yesterday) ___今日:&counter(today) ------ 術伝流操体no.81 【6】自然則篇 (17)食の自然則:基本は和食 &size(24){&color(green){食の自然則:基本は和食}} ------ #contents *1.はじめに  息の自然則について、今のところ、伝えたい内容でまとまって いるものは書き尽くしたので、今回は、食の自然則について書い ていきます。 *2.和食を基本にする  橋本敬三先生が『万病を治せる妙療法 操体法』(農山漁村文化 協会刊)を書いた頃と大きく違うのは、食事の洋風化が進んだこ と、外食や中食など製品化された食品を食べることが多くなった ことと思います。  ご存知の人が多いと思いますが、中食とは「総菜やコンビニ弁 当などの調理済み食品を自宅で食べること」です。  ですから、今、「食の自然則」を語るときに、先ず一番に挙げ たいのは、「和食を基本にする」ということです。  橋本先生が書いている「肉食用の歯は七分の一」「部分食より 全体食を」「砂糖の甘さにおぼれさせることは危険」と言ったこ とも、「和食を基本にする」ことが出発点になるように思います。  和食でも甘い煮物はありますが、日本のパンのようにパンその ものに砂糖が使われていることは、ご飯ではありません。  また、煮物の甘さは、味醂などを使い、砂糖を使わない方が、 素材を活かした煮物になるように思います。 *3.カタカナ食を減らす  和食を基本にすることと関係しますが、幕内秀夫さんの言う 「カタカナ食を減らす」ことも大切と思います。幕内さんは「カ タカナ食」と「ひらがな食」の代表として以下をあげています (『粗食で生き返る』角川書店刊、p81より)。  パン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲッティ→うどん、ピザ →お好み焼き、サンドイッチ→おにぎり、ピラフ→焼き飯、スー プ→みそ汁、ハンバーグ→がんもどき、魚のムニエル→焼き魚、 ハム→ちくわ、サラダ→おひたし・酢の物、ドレッシング→三杯 酢、ソース→しょうゆ、ピクルス→漬物、ミルク→豆乳、アイス クリーム→かき氷、ケーキ→まんじゅう、シュークリーム→大判 焼き、クッキー→せんべい、ゼリー→寒天、ジュース→麦茶、コー ヒー→緑茶、ウイスキー→日本酒、ブランデー→焼酎。  パンの件で書きましたが、欧米と違い、日本のカタカナ食には 砂糖や添加物が多いということも、減らした方がよい理由になり ます。  特に、外食や中食が多い人の場合には、外食や中食のときに 「ひらがな食」を選ぶことが、今の時代の「食の自然則」の「初 めの一歩」になるように思います。 *4.高度精製物や化学合成物を減らす  橋本先生は、「脇腹くすぐり療法」の説明で、「1〜2カ月も 続ければ、たいがいの軽い病はこれだけで治ってしまう。ただし、 砂糖や肉食が多いと効きにくい」と書かれています。  今は、砂糖以外のものも注意が必要なように思います。橋本先 生が「純粋な白砂糖ほど恐ろしい」と書かれていますが、高度精 製物や化学合成物は、白砂糖と同じように、操体が効きにくい体 になりやすいようです。  これらの高度精製物や化学合成物を摂取した場合は、血中濃度 の変化に特徴があります。 ① 摂取すると、血液中の濃度が、すぐ急激に上昇する。 ② その後すぐに、血中濃度が急激に下降する。  そのため、麻薬のような効果が出てしまいます。2リットルの ペットボトルの清涼飲料水を飲み続ける「ペットボトル症候群」 ようなことが起きてしまうことにもつながります。  これに対して、精製度の低いものは、「血中濃度が、ゆっくり 上がり、ゆっくり下がる」という特徴があります。そのため満腹 感が持続しやすく、太りにくいということにつながります。 *5.白砂糖添加物の摂取過多の人の筋肉は粘っこい  橋本先生が指摘した「操体が効きにくい」という点については、 私も臨床経験で同じような感想を持っています。高度精製物や化 学合成物をたくさん摂取している人は、効果が出にくいだけでな く、効果が持続しにくいように思います。  この点は、鍼で治療していると、より、はっきり感じます。  白砂糖などの高度精製物や、添加物に多い化学合成物を沢山食 べている人の筋肉は、粘っこい感じがします。刺鍼した鍼先に、 搗きたてのモチに鍼したときのような感じを受けます。鍼先が動 かしにくいのです。  そのためか、そういう物の摂取過多の人は、ステンレスのディ スポ鍼よりも、銀鍼の方を痛がります。粘っこい筋肉の中では、 銀鍼の筋肉との親和性の高さが逆に仇になり、くっつきやすさに つながってしまうためかなと思っています。  そして、粘っこい筋肉内のシコリは、弛んでも、すっきり消え ません。それまで有ったシコリよりも少し大き目のゼリーみたい な感じの物が残っているように、鍼先に感じます。  このため、効果が持続しない、つまり、シコリが復活しやすい のかなと思っています。  10年ほど前、鍼灸講座に途中から来た人でビックリした経験 があります。  鍼治療の患者さん役になってもらったときに、筋肉が粘っこい 感じを受けました。聞いたら、アイスクリームが好きで1日10個 以上食べているとのことでした。そのせいかなという話をしまし た。  1カ月後にもう一度患者さん役になってもらったら、筋肉がサ ラサラで全然粘っこく無かったのです。聞いたら、アイスクリー ムを食べるのを止めたとのこと。1カ月でこんなに変わるのかと、 本当にビックリしました。 *6.やせるには、血糖値を上げて30分以上動く  血中濃度の変化は、やせる食べ方に応用できます。鍼灸学校時 代にちょっと変わった先生から聞いた話を、私なりに実践して確 かめました。  相撲取りは、朝早くから猛稽古をして、腹ペコの極限の状態で チャンコを満腹まで食べて、昼寝します。これが太るときの食べ 方です。  腹ペコ状態で血糖値が低い状態で食べた物は吸収されやすく、 昼寝をしている間に体に蓄積していくようです。猛稽古もしてい るので、脂肪ばかりにはならないようです。  が、ほとんど運動をしない人が同じ食べ方と休憩の仕方をした ら、脂肪になってしまうように思います。  ですから、やせる食べ方は、これと逆になります。  「血糖値を上げた状態で、最低30分以上動く」ことです。これ は、「動き始めてから30分は糖が燃焼し、30分経ってから脂肪 が燃焼し始める」という研究も利用しています。  やせるために運動している人でも、激しい運動を30分位して、 汗かき腹減って、その後にビール飲みながら大食しているなんて いう人がけっこう多くないですか? かえって太ってしまうかも しれませんよ。  燃焼したのは糖で脂肪ではなく、休んでいる間に脂肪が増えて しまう可能性もあります。  普通の人が30分以上続けて動ける運動って、そんなにありませ んね。早足の散歩くらいでしょうか? ですから、家事や通勤を 利用するのもよいと思います。  また、血糖値が下がりにくいものを食べた方がよいでしょう。  沖縄のオジイやオバアは痩せた人が多いように思います。年取っ ても農作業を続けているそうです。しかも、農作業の合間に黒糖 を口にしているとか。  いま書いてきたこと「精製度の低いものを食べながら30分以上 動き続ける」を実践しているように思います。  黒砂糖は食べなれない人には食べにくいかもしれません。そう いう人は、和三盆の干菓子や和菓子は如何でしょう。  この方法は、標準体重の20%以上太っている人に向きます。標 準体重+10%程度の人には向きません。  生命保険会社の余命の統計では、標準体重+10%位の人が一番 長生きするようです。つまり、東洋医学的な視点では、いわゆる 標準体重+10%が養生に向くのかもしれません。  あと、虚弱体質の人にも向かないようです。虚弱体質の人には、 食べて動くようなことは強刺激すぎて、体調を崩すことがあるよ うです。 *7.おわりに  まとめると、以下になると思います。 (1)和食を基本にする (2)外食中食では、カタカナ食を減らす (3)高度精製物や化学合成物を減らす  あせっても反動がきやすいと思いますから、習慣やクセを変え ていくつもりで、「ゆっくり、のんびり、やっていく」のがコツ と思います。  私は、今、一人暮らしですが、基本的には自炊で、講座の日に は、自家製弁当を持参しています。  その辺りや、断食の話は、次回にします。 追記:2016.5.12ーーーーーーー &bold(){「糖質制限」は、「塩分制限」の「二の舞い」かな?}  「糖質制限」という言葉が余り良くないように思います。「血 中濃度の乱高下を防ぐ」、「糖化やAGE(終末糖化産物)を防ぐ」、 「先住民など近代化以前の食事を見習う」という視点から出てく るのは、「高度精製物や化学合成物(やGMO)を減らす」とい うことで、「糖質制限」ではないように思います。  「言葉って独り歩きしやすいので注意したい」なと思う典型例 のように感じています。  陰謀論的には、「高度精製物や化学合成物(やGMO)が多い」 食品(肉類など)を隠蔽するためかなと勘ぐりたくなってしまい ます。  過去に似たような言葉に「塩分制限」が有りました。「塩分制 限」も本当に必要だったのは「精製塩(NaCl)を減らす」こと だったように思います。「塩分制限」という言葉が一人歩きした 結果、高度精製物や化学合成添加物が沢山入った味噌,醤油,調味 料や漬物が増えていきました。  いま「糖質0」の「第3のビール」などを見ていると、やはり 化学合成添加物が沢山ですね。化学合成物や高度精製塩(NaCl) を使わない,自然海水塩を使った,昔ながらの作り方の味噌醤油や 漬物や、麦とホップだけが原料のビール系の方が、体には良いと 思うのですが、歴史は繰り返すしか無いのかな~という感じです。 この辺り、興味が有れば、以下の養生日記の記事も読んでみてく ださい。 『老けない人は焼き餃子より水餃子を選ぶ』 http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160303/1456968143 『わたし、解体はじめました』・・・糖質制限・先住民食への疑問 http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160211/1455186909 追記:2017.11.22 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー  精製塩添加物を減らしたら2ヶ月半で血圧が540以上下がった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  今年2月下旬の健診で何度測定し直しても血圧が180以上で、 「要治療」と言われました。  血圧を下げる薬の副作用は知っていたので、それを飲まずに 下げたいと思い、「食事から、精製塩と化学合成物を減らす」 ことを徹底してみました。  外食はもちろん、スーパーやコンビニで惣菜を買うことも止 め、酸化防止剤の入っているワインなども避けました。可能な 限り野菜や魚・肉を自分で調理し、調味料も精製塩・添加物無 しのものを使いました。  水溶性のルチン摂取のため蕎麦湯も飲んでいましたが、蕎麦 に使われている塩が精製塩の可能性が有るなと思い止めました。 ルチンは、韃靼蕎麦茶を蕎麦用の汁に入れることで摂取するこ とにしました。  5月上旬に再度健診が有り、血圧は140以下でした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    次へ >>> [[術伝流操体no.82]] -----    >>> 目次へ・・・・・・・・・[[術伝流操体(あ)]]    >>> このページのトップヘ・・[[術伝流操体no.81]]    >>> 術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----- 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 ----- ----- *お知らせとお願い **術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集  術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。  くわしくは、[[術伝流のモデル]]をみてください。  よろしくお願いします。 **感想・間違いなど  感想などあったり、間違いなど見つけた方は、[[術伝事務局>jutsuden-jmkk@googlegroups.com]]あてにメールをください。  よろしくお願いします。 **「術伝」症例相談用メーリングリストの参加者募集  「術伝」では症例相談用メーリングリストの参加者を募集しています。 参加希望の方は、[[術伝事務局>jutsuden-jmkk@googlegroups.com]]あてにメールをください。  よろしくお願いします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ----    >>>術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----
累積:&counter()___ 昨日:&counter(yesterday) ___今日:&counter(today) ------ 術伝流操体no.81 【6】自然則篇 (17)食の自然則:基本は和食 &size(24){&color(green){食の自然則:基本は和食}} ------ #contents *1.はじめに  息の自然則について、今のところ、伝えたい内容でまとまって いるものは書き尽くしたので、今回は、食の自然則について書い ていきます。 *2.和食を基本にする  橋本敬三先生が『万病を治せる妙療法 操体法』(農山漁村文化 協会刊)を書いた頃と大きく違うのは、食事の洋風化が進んだこ と、外食や中食など製品化された食品を食べることが多くなった ことと思います。  ご存知の人が多いと思いますが、中食とは「総菜やコンビニ弁 当などの調理済み食品を自宅で食べること」です。  ですから、今、「食の自然則」を語るときに、先ず一番に挙げ たいのは、「和食を基本にする」ということです。  橋本先生が書いている「肉食用の歯は七分の一」「部分食より 全体食を」「砂糖の甘さにおぼれさせることは危険」と言ったこ とも、「和食を基本にする」ことが出発点になるように思います。  和食でも甘い煮物はありますが、日本のパンのようにパンその ものに砂糖が使われていることは、ご飯ではありません。  また、煮物の甘さは、味醂などを使い、砂糖を使わない方が、 素材を活かした煮物になるように思います。 *3.カタカナ食を減らす  和食を基本にすることと関係しますが、幕内秀夫さんの言う 「カタカナ食を減らす」ことも大切と思います。幕内さんは「カ タカナ食」と「ひらがな食」の代表として以下をあげています (『粗食で生き返る』角川書店刊、p81より)。  パン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲッティ→うどん、ピザ →お好み焼き、サンドイッチ→おにぎり、ピラフ→焼き飯、スー プ→みそ汁、ハンバーグ→がんもどき、魚のムニエル→焼き魚、 ハム→ちくわ、サラダ→おひたし・酢の物、ドレッシング→三杯 酢、ソース→しょうゆ、ピクルス→漬物、ミルク→豆乳、アイス クリーム→かき氷、ケーキ→まんじゅう、シュークリーム→大判 焼き、クッキー→せんべい、ゼリー→寒天、ジュース→麦茶、コー ヒー→緑茶、ウイスキー→日本酒、ブランデー→焼酎。  パンの件で書きましたが、欧米と違い、日本のカタカナ食には 砂糖や添加物が多いということも、減らした方がよい理由になり ます。  特に、外食や中食が多い人の場合には、外食や中食のときに 「ひらがな食」を選ぶことが、今の時代の「食の自然則」の「初 めの一歩」になるように思います。 *4.高度精製物や化学合成物を減らす  橋本先生は、「脇腹くすぐり療法」の説明で、「1〜2カ月も 続ければ、たいがいの軽い病はこれだけで治ってしまう。ただし、 砂糖や肉食が多いと効きにくい」と書かれています。  今は、砂糖以外のものも注意が必要なように思います。橋本先 生が「純粋な白砂糖ほど恐ろしい」と書かれていますが、高度精 製物や化学合成物は、白砂糖と同じように、操体が効きにくい体 になりやすいようです。  これらの高度精製物や化学合成物を摂取した場合は、血中濃度 の変化に特徴があります。 ① 摂取すると、血液中の濃度が、すぐ急激に上昇する。 ② その後すぐに、血中濃度が急激に下降する。  そのため、麻薬のような効果が出てしまいます。2リットルの ペットボトルの清涼飲料水を飲み続ける「ペットボトル症候群」 ようなことが起きてしまうことにもつながります。  これに対して、精製度の低いものは、「血中濃度が、ゆっくり 上がり、ゆっくり下がる」という特徴があります。そのため満腹 感が持続しやすく、太りにくいということにつながります。 *5.白砂糖添加物の摂取過多の人の筋肉は粘っこい  橋本先生が指摘した「操体が効きにくい」という点については、 私も臨床経験で同じような感想を持っています。高度精製物や化 学合成物をたくさん摂取している人は、効果が出にくいだけでな く、効果が持続しにくいように思います。  この点は、鍼で治療していると、より、はっきり感じます。  白砂糖などの高度精製物や、添加物に多い化学合成物を沢山食 べている人の筋肉は、粘っこい感じがします。刺鍼した鍼先に、 搗きたてのモチに鍼したときのような感じを受けます。鍼先が動 かしにくいのです。  そのためか、そういう物の摂取過多の人は、ステンレスのディ スポ鍼よりも、銀鍼の方を痛がります。粘っこい筋肉の中では、 銀鍼の筋肉との親和性の高さが逆に仇になり、くっつきやすさに つながってしまうためかなと思っています。  そして、粘っこい筋肉内のシコリは、弛んでも、すっきり消え ません。それまで有ったシコリよりも少し大き目のゼリーみたい な感じの物が残っているように、鍼先に感じます。  このため、効果が持続しない、つまり、シコリが復活しやすい のかなと思っています。  10年ほど前、鍼灸講座に途中から来た人でビックリした経験 があります。  鍼治療の患者さん役になってもらったときに、筋肉が粘っこい 感じを受けました。聞いたら、アイスクリームが好きで1日10個 以上食べているとのことでした。そのせいかなという話をしまし た。  1カ月後にもう一度患者さん役になってもらったら、筋肉がサ ラサラで全然粘っこく無かったのです。聞いたら、アイスクリー ムを食べるのを止めたとのこと。1カ月でこんなに変わるのかと、 本当にビックリしました。 *6.やせるには、血糖値を上げて30分以上動く  血中濃度の変化は、やせる食べ方に応用できます。鍼灸学校時 代にちょっと変わった先生から聞いた話を、私なりに実践して確 かめました。  相撲取りは、朝早くから猛稽古をして、腹ペコの極限の状態で チャンコを満腹まで食べて、昼寝します。これが太るときの食べ 方です。  腹ペコ状態で血糖値が低い状態で食べた物は吸収されやすく、 昼寝をしている間に体に蓄積していくようです。猛稽古もしてい るので、脂肪ばかりにはならないようです。  が、ほとんど運動をしない人が同じ食べ方と休憩の仕方をした ら、脂肪になってしまうように思います。  ですから、やせる食べ方は、これと逆になります。  「血糖値を上げた状態で、最低30分以上動く」ことです。これ は、「動き始めてから30分は糖が燃焼し、30分経ってから脂肪 が燃焼し始める」という研究も利用しています。  やせるために運動している人でも、激しい運動を30分位して、 汗かき腹減って、その後にビール飲みながら大食しているなんて いう人がけっこう多くないですか? かえって太ってしまうかも しれませんよ。  燃焼したのは糖で脂肪ではなく、休んでいる間に脂肪が増えて しまう可能性もあります。  普通の人が30分以上続けて動ける運動って、そんなにありませ んね。早足の散歩くらいでしょうか? ですから、家事や通勤を 利用するのもよいと思います。  また、血糖値が下がりにくいものを食べた方がよいでしょう。  沖縄のオジイやオバアは痩せた人が多いように思います。年取っ ても農作業を続けているそうです。しかも、農作業の合間に黒糖 を口にしているとか。  いま書いてきたこと「精製度の低いものを食べながら30分以上 動き続ける」を実践しているように思います。  黒砂糖は食べなれない人には食べにくいかもしれません。そう いう人は、和三盆の干菓子や和菓子は如何でしょう。  この方法は、標準体重の20%以上太っている人に向きます。標 準体重+10%程度の人には向きません。  生命保険会社の余命の統計では、標準体重+10%位の人が一番 長生きするようです。つまり、東洋医学的な視点では、いわゆる 標準体重+10%が養生に向くのかもしれません。  あと、虚弱体質の人にも向かないようです。虚弱体質の人には、 食べて動くようなことは強刺激すぎて、体調を崩すことがあるよ うです。 *7.おわりに  まとめると、以下になると思います。 (1)和食を基本にする (2)外食中食では、カタカナ食を減らす (3)高度精製物や化学合成物を減らす  あせっても反動がきやすいと思いますから、習慣やクセを変え ていくつもりで、「ゆっくり、のんびり、やっていく」のがコツ と思います。  私は、今、一人暮らしですが、基本的には自炊で、講座の日に は、自家製弁当を持参しています。  その辺りや、断食の話は、次回にします。 追記:2016.5.12ーーーーーーー &bold(){「糖質制限」は、「塩分制限」の「二の舞い」かな?}  「糖質制限」という言葉が余り良くないように思います。「血 中濃度の乱高下を防ぐ」、「糖化やAGE(終末糖化産物)を防ぐ」、 「先住民など近代化以前の食事を見習う」という視点から出てく るのは、「高度精製物や化学合成物(やGMO)を減らす」とい うことで、「糖質制限」ではないように思います。  「言葉って独り歩きしやすいので注意したい」なと思う典型例 のように感じています。  陰謀論的には、「高度精製物や化学合成物(やGMO)が多い」 食品(肉類など)を隠蔽するためかなと勘ぐりたくなってしまい ます。  過去に似たような言葉に「塩分制限」が有りました。「塩分制 限」も本当に必要だったのは「精製塩(NaCl)を減らす」こと だったように思います。「塩分制限」という言葉が一人歩きした 結果、高度精製物や化学合成添加物が沢山入った味噌,醤油,調味 料や漬物が増えていきました。  いま「糖質0」の「第3のビール」などを見ていると、やはり 化学合成添加物が沢山ですね。化学合成物や高度精製塩(NaCl) を使わない,自然海水塩を使った,昔ながらの作り方の味噌醤油や 漬物や、麦とホップだけが原料のビール系の方が、体には良いと 思うのですが、歴史は繰り返すしか無いのかな~という感じです。 この辺り、興味が有れば、以下の養生日記の記事も読んでみてく ださい。 『老けない人は焼き餃子より水餃子を選ぶ』 http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160303/1456968143 『わたし、解体はじめました』・・・糖質制限・先住民食への疑問 http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160211/1455186909 追記:2017.11.22 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー  精製塩添加物を減らしたら2ヶ月半で血圧が40以上下がった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  今年(2017)2月下旬の健診で何度測定し直しても血圧が 180以上で、「要治療」と言われました。  血圧を下げる薬の副作用は知っていたので、それを飲まず に下げたいと思い、「食事から、精製塩と化学合成物を減ら す」ことを徹底してみました。  外食はもちろん、スーパーやコンビニで惣菜を買うことも 止め、酸化防止剤の入っているワインなども避けました。可 能な限り野菜や魚・肉を自分で調理し、調味料も精製塩・添 加物無しのものを使いました。  水溶性のルチン摂取のため蕎麦湯も飲んでいましたが、蕎 麦に使われている塩が精製塩の可能性が有るなと思い止めま した。ルチンは、韃靼蕎麦茶を蕎麦用の汁に入れることで摂 取することにしました。  5月上旬に再度健診が有り、血圧は140以下でした。 追記:2018年5月には、上127、下78でした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    次へ >>> [[術伝流操体no.82]] -----    >>> 目次へ・・・・・・・・・[[術伝流操体(あ)]]    >>> このページのトップヘ・・[[術伝流操体no.81]]    >>> 術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----- 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 ----- ----- *お知らせとお願い **術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集  術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。  くわしくは、[[術伝流のモデル]]をみてください。  よろしくお願いします。 **感想・間違いなど  感想などあったり、間違いなど見つけた方は、[[術伝事務局>jutsuden-jmkk@googlegroups.com]]あてにメールをください。  よろしくお願いします。 **「術伝」症例相談用メーリングリストの参加者募集  「術伝」では症例相談用メーリングリストの参加者を募集しています。 参加希望の方は、[[術伝事務局>jutsuden-jmkk@googlegroups.com]]あてにメールをください。  よろしくお願いします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ----    >>>術伝HPトップへ ・・・・[[トップページ]] ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: