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 術伝流操体・ラクな寝方をすこし強調 (8)横向き寝で、動きの操体
 
 &color(green){術伝流操体no.19}&size(24){&color(green){ 横向き寝で、動きの操体}}
 ------
 #contents
 *1.はじめに 
- 今回からは、横向き寝の操体です。まずは、動きの操体から。体の調子が悪くなると
-横向きに寝るのがラクな人が増えていきます。横向き寝からの操体は、橋本敬三先生の
-本にはあまり出てきませんが、現在では頻繁に使うので、しっかり覚えてください。
+ 今回からは、横向き寝の操体です。先ずは、動きの操体から。
+体の調子が悪くなると横向きに寝るのがラクな人が増えていき
+ます。横向き寝からの操体は、橋本敬三先生の本には余り出て
+きませんが、現在では頻繁に使うので、しっかり覚えてくださ
+い。
 
- 横向き寝の場合に、まずはじめに観察するのは膝の曲げ伸ばしです。膝を曲げたほう
-がラクな人が多いです。はじめは、横向きに寝ながら足を重ねて真っ直ぐ伸ばしている
-人もいます(写真1)が、声をかけて膝を曲げた状態と真っ直ぐな状態を比較してもら
-うと曲げたほうがラクなことに気づく人が多いです。
+ 横向き寝の場合に、先ず初めに観察するのは膝の曲げ伸ばし
+です。膝を曲げた方がラクな人が多いです。
+
+ 初めは、横向きに寝ながら足を重ねて真っ直ぐ伸ばしている
+人もいます(写真1)。が、声を掛けて、膝を曲げた状態と、
+真っ直ぐな状態を比較してもらうと、曲げた方がラクなことに
+気付く人が多いです。
 
 #image(DSCF0384.jpg)写真1
 
-しかも、膝を重ねているよりも膝をズラしてどちらの膝も床に着いている状態がラクな
-人がいちばん多いです。
+ しかも、膝を重ねているよりも、膝をズラして、どちらの膝
+が床に着いている状態がラクな人が一番多いです。
 
 *2.横向き膝曲げで、動きの操体
- 横向き膝曲げの姿勢がラクな場合に、つぎに観察するのは、上になっている側の足の
-膝が下になっている側の膝よりも前に出ている(写真2)か、後ろ側(写真3)かです。
+ 横向き膝曲げの姿勢がラクな場合に、次に観察するのは、上
+になっている側の足の膝が、下になっている側の膝よりも前に
+出ている(写真2)か、後ろ側(写真3)かです。
 
 #image(DSCF0387.jpg)写真2
 #image(DSCF0388.jpg)写真3
 
-比較すると、前に出ているほうがラクな人が多いです。
+比較すると、前に出ている方がラクな人が多いです。
 
 **1)上の足の膝が前なら
- 上側の膝が前の場合には、上の腰を畳のほうに動かしていくのが気持ちよい場合が多
-くなります。膝と腰の位置関係によって少しずつ違いが出てくるので、まず膝の位置が
-いちばんラクな位置になっているか確認する必要があります。
+ 上側の膝が前の場合には、上の腰を畳の方に動かしていくの
+が気持ちよい場合が多くなります。膝と腰の位置関係によって
+少しずつ違いが出てくるので、先ず膝の位置が一番ラクな位置
+になっているか確認する必要があります。
 
- 上になっている足の小指の4指側か、4指の小指側の指裏関節部の端を少し痛くする
-と、膝を動かして逃げます(写真4)。
+ 上になっている足の小指の4指側か、4指の小指側の指裏関
+節部の端を少し痛くすると、膝を動かして逃げます(写真4)。
 
 #image(DSCF0389.jpg)写真4
 
-痛みがいちばん減ったところがラクな膝の位置になることが多いです。
+ 痛みが一番減った所がラクな膝の位置になることが多いです。
 
 ***Ⅰ)上側の大腿に注目する 
- 上になっている足の膝の位置が決まったら、つぎに大腿に注目します。ラクな寝方が
-決まった場合、体がそのときに変えたがっているところは、大腿の延長線上か平行な線
-上、大転子を通り大腿と直行する線上にあることが多くなります。
+ 上になっている足の膝の位置が決まったら、次に大腿に注目
+します。ラクな寝方が決まった場合、体がその時に変えたがっ
+ている所は、大腿の延長線上、平行な線上、大転子を通り大腿
+と直行する線上、以上3つにあることが多くなります。
 
- そして、大腿の延長線上や平行な線上に胴体があるか、大転子を通り大腿と直交する
-線上に胴体があるかによって決まってくることが多いです。3つすべて試して、気持ち
-良さが感じられるか、腹の息が深くなるか確かめてもよいのですが、横向き寝の場合に
-は、圧倒的に、大腿と平行な線上にある場合が多くなります。
+ そして、大腿の延長線上や平行な線上に胴体があるか、大転
+子を通り大腿と直交する線上に胴体があるか、そのどちらかか
+に因って決まってくることが多いです。
 
- 具体的に動きとして言えば、尻を膝のほうに動かすときに、気持ち良さが感じられた
-り、腹の息が深くなることが多いです。
+ 3つ全て試して、気持ち良さが感じられるか、腹の息が深く
+なるか確かめてもよいのですが、横向き寝の場合には、圧倒的
+に、大腿と平行な線上にある場合が多くなります。
 
-&bold(){(i)尻の上側を膝のほうに動かす}
+ 具体的に動きとして言えば、尻を膝の方に動かすときに、気
+持ち良さが感じられたり、腹の息が深くなることが多いです。
+
+&bold(){(i)尻の上側を膝の方に動かす}
+
+ 大転子や腰骨の背中側(蝶骨の後側上端)の辺りに手平を置
+いて、手が滑らないように、膝の方にゆっくり動かしていきま
+す(写真5)。軽い力で動く範囲で。
 
- 大転子や腰骨の背中側(蝶骨の後側上端)のあたりに手のひらをおいて、手が滑らな
-いように、膝のほうにゆっくり動かしていきます(写真5)。軽い力で動く範囲で。
 #image(DSCF0390.jpg)写真5
 
 &bold(){・イイ感じを増やして止めたくなるまで続ける}
 
- 気持ち良さが感じられるか、腹に息が深く入ったか確認し、膝のほうへ動かそうとす
-る力を加え続けます。
+ 気持ち良さが感じられるか、腹に息が深く入ったか確認し、
+膝の方へ動かそうとする力を加え続けます。
 
- 言葉の通じる人には声をかけて、操者の手が触れていないところ、たとえば、首を左
-右どちらに回すと気持ち良さが増えるか聞いて、気持ち良さが深くなるように首を動か
-してもらいます。触れていない手足も気持ち良さが深くなるような格好を探してもらい
+ 言葉の通じる人には声を掛けて、操者の手が触れていない所、
+例えば、首を左右どちらに回すと気持ち良さが増えるか聞いて、
+気持ち良さが深くなるように首を動かしてもらいます。触れて
+いない手足も気持ち良さが深くなるような格好を探してもらい
 ます。わずらわしくない範囲で。
 
- 受け手が姿勢を少しずつ変えていくのに合わせて、ちょうどよく釣り合ったタワメの
-間になるように、操者も加えている力の入れ方、力を入れる方向や強さなどを少しずつ
-変えながら支え続けます。
+ 受け手が姿勢を少しずつ変えていくのに合わせて、丁度良く
+釣り合ったタワメの間になるように、操者も加えている力の入
+れ方、力を入れる方向や強さなどを少しずつ変えながら支え続
+けます。
 
- 受け手が大きく姿勢を変えたくなるか、息が浅くなったり、気持ち良さが感じられな
-くなるまで続けます。
+ 受け手が大きく姿勢を変えたくなるか、息が浅くなったり、
+気持ち良さが感じられなくなるまで続けます。
 
- 言葉が通じない人の場合には、引き込まれるように感じられるときは続けてほしいと
-いうサインで、押し返すように感じられるときには終わりにしてほしいサインです。
+ 言葉が通じない人の場合には、引き込まれるように感じられ
+るときは続けて欲しいというサインで、押し返すように感じら
+れるときには終わりにして欲しいサインです。
 
- しばらくラクな姿勢で休んでもらいます。
+ しばらく、ラクな姿勢で休んでもらいます。
 
 &bold(){(ii)腕や首の動きを加える}
 
- 今度は操者の両手を使ってみます。片方の手は「ⅰ)尻の上側を膝のほうに動かす」で
-説明したように、尻を膝のほうに動かします。もう一方の手をどこに置くかです。目を
-付けるのは、肩をはじめ上半身です。
+ 今度は操者の両手を使ってみます。片方の手は「(ⅰ)尻の
+上側を膝の方に動かす」で説明したように、尻を膝の方に動か
+します。もう一方の手を、どこに置くかです。目を付けるのは、
+肩を始め上半身です。
 
- 横向き寝で膝を曲げた姿勢がラクで尻を大腿に動かすと気持ちよい場合には、上半身
-のラクな動きはおもに二通りになります。肩のあたりも胸のほうに動かしたほうがよい
-場合と、反対に背中のほうに動かしたほうがよい場合です。比較すると、背中側に動か
-したほうがよい場合がやや多くなります。
+ 「横向き寝で、膝を曲げた姿勢がラクで、尻を大腿に動かす
+と気持ちよい」場合には、上半身のラクな動きは主に二通りに
+なります。
 
- 肩を背中側に動かしたほうがよい場合には、体全体を腰椎を境に捻る動きになります。
-腕を背中側にして大腿と平行に伸ばす(写真6)か、肩から大腿と直行する線上に伸ば
-す(写真7)かそのどちらかがよい場合が多いです。
+ 肩の辺りも胸の側に動かした方が良い場合と、反対に背中の
+側に動かした方が良い場合です。比較すると、背中側に動かし
+た方が良い場合が、やや多くなります。
+
+ 肩を背中側に動かした方が良い場合には、体全体を腰椎を境
+に捻る動きになります。腕を背中側にして大腿と平行に伸ばす
+(写真6)か、肩から大腿と直行する線上に伸ばす(写真7)
+か、そのどちらかが良い場合が多いです。
 
 #image(DSCF0392.jpg)写真6
+
 #image(DSCF0391.jpg)写真7
 
-しかし、たまに胴体側面延長線上に伸ばしたいという人もいます(写真8)。こういう
-人は体を捻りたいというよりも体の横側を伸ばしたいのだろうと思います。
+ しかし、たまに胴体側面延長線上に伸ばしたいという人も居
+ます(写真8)。こういう人は体を捻りたいのではなく、体の
+横側を伸ばしたいのだろうと思います。
 
 #image(DSCF0393.jpg)写真8
 
- 肩を前に動かすのがラクな場合には、体全体を少し前屈させながら上になっている側
-を畳や布団に近づけていく動きになります(写真9)。
+ 肩を前に動かすのがラクな場合には、体全体を少し前屈させ
+ながら、上になっている側を畳や布団に近づけていく動きにな
+ります(写真9)。
 
 #image(DSCF0397.jpg)写真9
 
 &bold(){・胴体が捻れる場合}
 
- 胴体が捻れていくのがよい場合には、空いている手のひらで肩を包み込むようにして
-滑らないようにし、ゆっくり動きやすいほうに動かします。軽い力で動く範囲で。
+ 胴体が捻れていくのが良い場合には、空いている手平で肩を
+包み込むようにして滑らないようにし、ゆっくり動きやすい方
+に動かします。軽い力で動く範囲で。
 
- 腕を大腿と平行に伸ばしている場合には、その手をその方向に伸ばすようにする動き
-がよいことが多くなります(写真6)。
+ 腕を大腿と平行に伸ばしている場合には、その手をその方向
+に伸ばすようにする動きが良いことが多くなります(写真6)。
 
 #image(DSCF0392.jpg)写真6
 
- 腕を大腿と直行するほうに伸ばしている場合には、小指側が手のひら側に回るような
-手首捻転がよいことが多くなります(写真7)。
+ 腕を大腿と直行する方に伸ばしている場合には、小指側が手
+平側に回るような手首捻転が良いことが多くなります(写真7)。
 
 #image(DSCF0391.jpg)写真7
 
- イイ感じを増やす方法は、片手で膝のほうに動かした場合とほぼ同じですが、受け手
-が動かせるのはおもに首になります。
+ イイ感じを増やす方法は、片手で膝の方に動かした場合とほ
+ぼ同じですが、受け手が動かせるのは主に首になります。
 
- 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わった後はしばらく休んでい
-ただきます。この場合には、仰向けになって休みたがる人が多いです。
+ 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わっ
+た後は、しばらく休んでいただきます。この場合には、仰向け
+になって休みたがる人が多いです。
 
 &bold(){・胴体が前屈する場合}
 
- 胴体がやや前屈しながら上側が畳や布団に近づいていく場合には、空いている手のひ
-らの下部を肩と肩甲骨の境目あたりに置き、手のひらで肩関節を包み込んで滑らないよ
-うにし、ゆっくり動きやすいほうに動かします(写真9)。
+ 胴体がやや前屈しながら上側が畳や布団に近づいていく場合
+には、空いている手平の下部を肩と肩甲骨の境目の辺りに置き、
+手平で肩関節を包み込んで滑らないようにし、ゆっくり動きや
+すい方に動かします(写真9)。軽い力で動く範囲で。
 
 #image(DSCF0397.jpg)写真9
 
- 軽い力で動く範囲で。この場合には、肩は胴体をやや前屈させるようにしながら畳や
-布団に近づけていく動きがよいことが多いです。
+ この場合には、肩は胴体をやや前屈させるようにしながら畳
+や布団に近付けていく動きが良いことが多いです。
 
- また、それに合わせて、尻に加えている力も体全体をやや前屈させる方向に向きを変
-えたほうがよいことが多いです。両手で加えている力が合わさって、体全体に円を描く
-ような感じになりながら、布団や畳に近づけていきます(写真10)。
+ また、それに合わせて、尻に加えている力も体全体をやや前
+屈させる方向に向きを変えた方が良いことが多いです。両手で
+加えている力が合わさって、体全体に円を描くような感じにな
+りながら、布団や畳に近付けていきます(写真10)。
 
 #image(DSCF0399.jpg)写真10
 
- イイ感じを増やす方法は、今までほぼ同じですが、首を胸に近づける感じで少し動か
-すのがイイ感じなことが多いようです。
+ イイ感じを増やす方法は、今までとほぼ同じですが、首を胸
+に近付ける感じで少し動かすのがイイ感じなことが多いようで
+す。
 
- 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わった後はしばらく休んでい
-ただきます。この場合には、うつ伏せになって休みたがる人が多いです。
+ 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わっ
+た後は、しばらく休んでいただきます。この場合には、うつ伏
+せになって休みたがる人が多いです。
 
 ***Ⅱ)足首の動きをきっかけに
- 横向き寝・膝曲げ・上膝前の姿勢からの動きの操体は、尻を膝のほうに動かす操体を
-気持ちよいという人が圧倒的ですが、中には足首の動きをきっかけにするのがよいとい
-う人もいます。
+ 横向き寝・膝曲げ・上膝前の姿勢からの動きの操体は、尻を
+膝の方に動かす操体を気持ち良いという人が圧倒的ですが、中
+には足首の動きを切っ掛けにするのが良いという人もいます。
 
- 言葉の通じる人には声をかけて、どちらの足首に意識がいきやすいか、どちらの足首
-の状態が気になるか、どちらの足首の状態を感じやすいかなど聞いて、どちらにするか
-選びます。上になっている足首を選ぶ人が多いです。
+ 言葉の通じる人には声を掛けて、どちらの足首に意識が行き
+やすいか、どちらの足首の状態が気になるか、どちらの足首の
+状態を感じやすいかなど聞いて、どちらにするか選びます。上
+になっている足首を選ぶ人が多いです。
 
- 決めた足首を左右どちらかに捻転してみることをきっかけにします。上側の足を選ん
-だ場合は親指を支点に踵を持ち上げてあげる(写真11)のがよいことが多いです。
+ 決めた足首を左右どちらかに捻転してみることを切っ掛けに
+します。上側の足を選んだ場合は親指を支点に踵を持ち上げて
+あげる(写真11)のが良いことが多いです。
 
 #image(DSCF0400.jpg)写真11
 
- 下側の足を選んだ場合は、親指側を甲の側に回しながら足全体を伸ばす(写真12)
-という動きがよいという人が比較的多いです。後者の動きは基本的な連動とは違ってい
-て興味深いです。
+ 下側の足を選んだ場合は、親指側を甲側に回しながら足全体
+を伸ばす(写真12)という動きが良いという人が比較的多い
+です。後者の動きは基本的な連動とは違っていて興味深いです。
 
 #image(DSCF0413.jpg)写真12
 
- イイ感じを増やす方法は、ほぼ同じですが、足首をキッカケにしているので、首以外
-に両手や反対側の足も動かせます。
+ イイ感じを増やす方法は、ほぼ同じですが、足首を切っ掛け
+にしているので、首以外に両手や反対側の足も動かせます。
 
- 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わった後はしばらく休んでい
-ただきます。
+ 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わっ
+た後は、しばらく休んでいただきます。
 
 ***Ⅲ)膝曲げや、足首背屈から 
- いままで説明した以外でも、たとえば、爪先上げ、つまり足首を背屈(写真13)を
-きっかけにしたり、上になっている膝の曲げを深くしながら胸のほうに近づける(写真
-14)ことをきっかけにしたりするのがよい場合もあります。後者の場合には、足首の
-背屈を付け加えるとイイ感じが増えることが多いです。
+ 今まで説明した以外でも、例えば、「爪先上げ、つまり、足
+首の背屈(写真13)を切っ掛け」にしたり、「上になっている
+膝の曲げを深くしながら胸の方に近付ける(写真14)ことを切っ
+掛け」にしたりするのが良い場合もあります。
+
+ 後者の場合には、足首の背屈を付け加えるとイイ感じが増え
+ることが多いです。
 
 #image(DSCF0401.jpg)写真13
 
 #image(DSCF0404.jpg)写真14
 
- いままで書いてきた動きでイイ感じが少ないときに試してみてください。実際のやり
-方は、いままでのを参考に工夫してみてください。
+ 今まで書いてきた動きでイイ感じが少ないときに試してみて
+ください。実際のやり方は、今までのを参考に工夫してみてく
+ださい。
 
 **2)下の足の膝が前なら 
- 下の足の膝が前の場合(写真15)には、上になっている膝や大腿を尻のほうに動か
-す(写真16)動きがよいことが多くなります。
+ 下の足の膝が前の場合(写真15)には、上になっている膝
+や大腿を尻のほうに動かす(写真16)動きがよいことが多く
+なります。
 
 #image(DSCF0405.jpg)写真15
 
 #image(DSCF0406.jpg)写真16
 
- そして、操体していくとわりと早くに姿勢が変わります。仰向けになるか、反対側を
-下にした横向き寝の場合が多いです。本来はそういう姿勢のほうがラクな人が何らかの
-理由で最初の姿勢がラクに思ってしまったという場合が多いようです。
+ そして、操体していくと、比較手早くに姿勢が変わります。
+仰向けになるか、反対側を下にした横向き寝の場合が多いです。
+本来はそういう姿勢の方がラクな人が、何らかの理由で最初の
+姿勢がラクに思ってしまったという場合が多いようです。
 
- もちろんそうでなく、この姿勢が本当にラクな場合もあると思います。そういうとき
-には、いままで説明したやり方を参考に操体してみてください。
+ もちろんそうでなく、この姿勢が本当にラクな場合もあると
+思います。そういうときには、今まで説明したやり方を参考に
+操体してみてください。
 
 **3)膝と膝が重なっていたら
- 横向き・膝曲げの寝方でも、膝と膝が重なっている(写真17)姿勢がラクな場合に
-は、お尻を動かすことをきっかけにするよりも、膝同士をくっつけ合う動きが気持ちよ
-い場合が多いようです。
+ 横向き・膝曲げの寝方でも、膝と膝が重なっている(写真17)
+姿勢がラクな場合には、尻を動かすことを切っ掛けにするより
+も、膝同士をくっつけ合う動きが気持ちよい場合が多いようで
+す。
 
 #image(DSCF0408.jpg)写真17
 
- 受け手が言葉の通じる人なら、もちろん声をかけて膝を押しつけ合ってもらい、その
-動きを体全体に伝えてもらうという方法もできます。
+ 受け手が言葉の通じる人なら、もちろん、声を掛けて、膝を
+押し付け合ってもらい、その動きを体全体に伝えてもらうとい
+う方法もできます。
 
 ***Ⅰ)膝の内側同士を押し合う
- ここでは、疲れて自分であまり動きたくない人や言葉の通じない人を相手にどうする
-かと説明していきます。
+ ここでは、疲れて自分で余り動きたくない人や言葉の通じな
+い人を相手にどうするかと説明していきます。
 
- 操者の片方の手のひらを下になっている膝に当て、もう一方の手のひらを上になって
-いる膝の上に乗せます。そして、膝同士が痛くない範囲で押し合うように両手のひらを
-寄せていきます(写真18)。
+ 操者の片方の手平を下になっている膝に当て、もう一方の手
+平を上になっている膝の上に乗せます。そして、膝同士が痛く
+ない範囲で押し合うように両手平を寄せていきます(写真18)。
 
 #image(DSCF0409.jpg)写真18
 
- イイ感じを増やす方法には、この場合は、押し合っている膝を脇の下のほうに動かし
-たり、足首を背屈したり、首を臍を見るように前屈したりする連動がうまれる可能性が
-多いようです。
+ イイ感じを増やす方法には、この場合は、押し合っている膝
+を脇の下の方に動かしたり、足首を背屈したり、首を臍を見る
+ように前屈したりする連動が生まれる可能性が多いようです。
 
- ですから、操体になれてなくて連動がわからない人の場合には、「膝が胸のほうに動
-きやすくないですか? 足首は反りやすそうに見えますが。おへそをみると気持ち良さ
-が増えませんか?」とか声をかけてみるのもよいと思います。
+ ですから、操体になれてなくて連動がわからない人の場合に
+は、「膝が胸の方に動きやすくないですか? 足首は反りやす
+そうに見えますが。お臍を見ると気持ち良さが増えませんか?」
+とか声を掛けてみるのもよいと思います。
 
- 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わった後はしばらく休んでい
-ただきます。
+ 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わっ
+た後は、しばらく休んでもらいます。
 
-*3.横向き寝で手の動きをきっかけに 
- 横向き寝では足など下半身をきっかけにしたほうがイイ感じのすることが多いですが、
-手の動きをきっかけにすることもできます。いろいろあると思いますが、代表例を説明
-します。
+*3.横向き寝で手の動きを切っ掛けに 
+ 横向き寝では足など下半身を切っ掛けにした方がイイ感じの
+することが多いですが、手の動きを切っ掛けにすることもでき
+ます。色々あると思いますが、代表例を説明します。
 
-**1)手のひらを合わせて 
- 横向き寝でラクな格好で寝た姿勢から、両手のひらを合わせます。合わせた手のひら
-をまずどちらかに捻転します。
+**1)手平を合わせて 
+ 横向き寝でラクな格好で寝た姿勢から、両手平を合わせます。
+合わせた手平をどちらかに捻転します。
 
- イイ感じがするでしょうか? しない場合には、ほかの動き(関節運動の4種8方向
-の中から)も試して、いちばんイイ感じのする動きを選び、操者はその動きが元に戻ら
-ないようにほんの少し強調して支えます(写真19)。
+ イイ感じがするか確かめてもらいます。しない場合には、他
+の動き(関節運動の4種8方向の中から)も試して、一番イイ
+感じのする動きを選び、操者はその動きが元に戻らないように
+ほんの少し強調して支えます(写真19)。
 
 #image(DSCF0410.jpg)写真19
 
- イイ感じを増やすには、首だけでなく足も動かすよう声をかけてみるとよいです。ま
-た、一つ一つ動かしてもらうよりも「気持ち良さが深くなる姿勢を探してゆっくり動い
-てください」という感じの声掛けのほうがいい場合もありますので、いろいろ工夫して
-みてください。
+ イイ感じを増やすには、首だけでなく、足も動かすよう声を
+掛けてみるとよいです。また、一つ一つ動かしてもらうよりも
+「気持ち良さが深くなる姿勢を探してゆっくり動いてください」
+という感じの声掛けの方が良い場合もありますので、色々工夫
+してみてください。
 
- 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わった後はしばらく休んでい
-ただきます。
+ 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わっ
+た後は、しばらく休んでいただきます。
 
-**2)両手小指を手のひら側に 
- 横向き寝の姿勢から両手を合わせ、両手の小指がどちらも手のひら側に回るような手
-首捻転をします。
+**2)両手小指を手平側に 
+ 横向き寝の姿勢から両手を合わせ、両手の小指がどちらも手
+平側に回るような手首捻転をします。
 
-つまり、両手の小指側を合わせた部分を中心にして両方の親指側が手の甲の側に回るよ
-うな手首捻転をして、だんだん手の甲同士が合わさっていくような動きをしてみます
-(写真20)。
+ つまり、両手の小指側を合わせた部分を中心にして両方の拇
+指側が手甲の側に回るような手首捻転をして、だんだん手甲同
+士が合わさっていくような動きをしてみます(写真20)。
 
 #image(DSCF0411.jpg)写真20
 
- イイ感じがしたら、操者はその状態が維持できるように両方の手のひらを受け手の両
-方の手のひらに重ねて、ほんの少し押しつけ合うようにします(写真21)。
+ イイ感じがしたら、操者は、その状態が維持できるように両
+方の手平を受け手の両方の手平に重ねて、ほんの少し押しつけ
+合うようにします(写真21)。
 
 #image(DSCF0412.jpg)写真21
 
- イイ感じを増やすには、やはり、首だけでなく足も動かすよう声をかけてみるとよい
-です。足首を背屈しながら膝を胸に近づけてくることが多いように思います。
+ イイ感じを増やすには、やはり、首だけでなく、足も動かす
+よう声を掛けてみます。足首を背屈しながら膝を胸に近付けて
+くることが多いように思います。
 
- 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わった後はしばらく休んでも
-らいます。
+ 姿勢を大きく変えたくなるか止めたくなるまで続け、終わっ
+た後は、しばらく休んでもらいます。
 
 *4.おわりに 
- 横向き寝からの動きの操体の基本的なものを紹介しました。次回は、横向き寝からの
-皮膚の操体と重さの操体です。
+ 横向き寝からの動きの操体の基本的なものを紹介しました。
+次回は、横向き寝からの皮膚の操体と重さの操体です。
 
 
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 *お知らせとお願い
 **術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集
  術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て
 いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役
 をしてくださる方を募集しています。
 
  くわしくは、[[術伝流のモデル]]をみてください。
 
  よろしくお願いします。
 
 **感想など
  感想などありましたら、[[「術伝」掲示板>http://jutsuden.bbs.fc2.com/]]に書いてください。
 
  また、「術伝」掲示板でも、旧掲示板「養生の杜」と同じように、
 養生についての雑談や症例相談などもしていきたいと思っています。
 
 
  よろしくお願いします。
 
 **間違いなど
  間違いなど見つけた方は、[[術伝事務局>jutsuden-jmkk@yahoogroups.jp]]あてにメールをください。
 
  よろしくお願いします。
 
 **「術伝」症例相談用メーリングリストの参加者募集
  「術伝」では症例相談用メーリングリスト( [[術伝ML(muchukand)>http://groups.yahoo.co.jp/group/muchukand/]])の
 参加者を募集しています。
 
  よろしくお願いします。
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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