現行Ver:beatmania IIDX 19 Lincle
筐体の説明
IIDXの筐体はちょっとゴチャゴチャしており、初めて見ると戸惑うかもしれません。
簡単に各部位の名称と主な用途を紹介します。
画像は1P側のみ。2P側は省略。
主に
決定ボタン
として扱われます。
4つありますが、決定ボタンとしての機能に差はありません。
主に
キャンセルボタン
として扱われます。
3つありますが、キャンセルボタンとしての機能に差はありません。
上下に回すとメニューやカーソルが移動します。
家庭用ゲーム機で言うところの
十字キー
だと思ってください。
曲のプレイ中には、白鍵・黒鍵・ターンテーブルは全て
演奏ボタン
の役割を果たします。
選曲画面でこのボタンを押しっぱなしにすると、
ゲームオプションの変更
ができます。
また、カード認証後の確認画面から次へ進むときなどに
決定ボタン
の役割を果たすこともあります。
音量調整,低域・高域の強調、特殊音響効果の設定が行えます。
プレイするだけならば特に触る必要はありません。
押すとボタンが点灯し、つまみで設定したエフェクターがONになります。
点灯している状態でもう一度押すと消灯し、エフェクターはOFFになります。
これもプレイするだけならば特に触る必要はありません。
エフェクターがONのとき、押すたびに特殊音響効果が変化します。
中には音程を変化させる効果もあるので、このボタンをいじっていて
音が変になってしまったらエフェクターをOFFにすると良いかもしれません。
また、選曲画面ではこのボタンで
難易度を変更
します。
難易度はボタンを押すたびにNORMAL(青)→HYPER(黄)→ANOTHER(赤)→NORMAL→…と変化していきます。
HYPER以上の譜面はかなり難しいので注意してください。
プレーの流れ
1.カード認証
コイン投入口は1P(左側)と2P(右側)の鍵盤の間、カード差し込み口は筐体正面の外側です。
カードを差し込んだ側でプレーすることになりますので注意しましょう。
現在、全ての筐体がjubeatと同じ、カードを直接差し込むタイプです。
2.パスワード入力
カード差し込み口の真下にあります。
筐体によってはボタンの上にショルダーハッキング防止の黒いカバーが掛けられていることがあります。
3.ネームエントリー(初回のみ)
名前入力の文字数制限がjubeatでは8文字だったのに対し、IIDXでは6文字です。
ターンテーブルで文字を選び、白鍵で入力していきます。
入力が終わったらカーソルをENDに合わせて白鍵を押すとネームエントリーが完了します。
10回以上プレーするとMEMBERS SITEより変更できる為、失敗してもあまり気にする必要はないかもしれません。
4.プレーモードセレクト
ターンテーブルを回してシングルプレー(SP)かダブルプレー(DP)を選択し、白鍵で決定します。
ダブルプレーは上級者向けのモードなのでまずはシングルプレーを選択しましょう。
デフォルトでシングルプレーが選択されているので、そのまま決定すれば良いでしょう。
5.ゲームモードセレクト
ターンテーブルを回してモードを選択し、白鍵で決定します。
各モードの内容は
公式のゲームモード紹介
を参照。
ここでは初めて遊ぶ方に向いていそうなモードを挙げます。
決められた曲を攻略してゴールを目指すモードです。
難易度は五つの中から選びます。各難易度の目安は以下の通りです。
初心:beatmania IIDXが初めて
初級:級~初段
中級:二段~五段
上級:六段~九段
皆伝:十段以上の実力
1プレーが3ステージで構成されており、楽曲のクリア、ミスにかかわらず3曲遊ぶことができるほか、BEGINNER譜面はこのモードでしか選べないので初心者の方にお勧めです。
BEGINNER譜面と合わせて一部通常のレベルが表示されたNORMAL譜面が登場しますが、このモードの序盤で登場するNORMAL譜面はほぼ全て
地雷
だと思ってください(後述)。
IIDXの最もポピュラーなモードです。jubeatの3曲設定と同じようなものだと思ってください。
ただし1曲目では救済措置として、LV5以下の譜面を選曲した場合に限りFAILEDでも次のステージに進めます。
なので難しそうな曲(慣れない方はLv4以上の曲)は1曲目と3曲目(最後)に置いておくのがおすすめです。
最初にMAPが表示されてダンジョンを選択することになりますが、何を選んでもプレーに変化はありません。
リザルトに関わらず必ず2曲だけ遊べるモードです。
LV6以上の曲に挑戦するのに良いでしょう。
1クレジット内で同じ曲を何度も選べるのはFREEモードのみです。
また、無条件で最高レベルの譜面まで選曲できるという特典がありますが
始めたばかりの頃にはあまり関係のない話かもしれません。
6.ミュージックセレクト
他の音ゲーと比べると選曲時間はやや短く設定されています。
自分のレベルにあった曲のうち、好きな曲を選びましょう。
プレイ前に
wiki
をチェックし遊ぶ曲を決めておくのもいいでしょう。
IIDXは曲のLV間の難易度差が大きく、jubeatはレベル5くらいから始めたから…などと思ってIIDXを同様のレベルで始めると危険です。
個人差はありますが、初めはLV3くらいの譜面でも苦戦すると思います。
ターンテーブルを回して曲を選択し、白鍵でプレイを開始します。
初期ソートではLVの順に曲が並んでいるので、目当ての曲のLVを覚えておくとスムーズに探せるでしょう。
黒鍵を押すとカテゴリー(いわゆるフォルダ)を閉じ、カテゴリーの選択画面になります。
カテゴリー一覧ではターンテーブルを回してカテゴリーを選択し、白鍵で展開します。
なお、選曲画面に入った直後は最新バージョンの曲が収録されたLincleというカテゴリーが展開した状態になっています。
他の曲を遊びたいときには黒鍵でカテゴリーを閉じ、ターンテーブルで他のバージョンフォルダやレベル別フォルダを探して白鍵でカテゴリー展開してください。
曲にカーソルを合わせると画面にCLEAR RATEという数値がパーセント表記で表示されます。
これはその曲を選んだ全国のプレイヤーがどれくらいの割合でクリアしているかを示す数値です。
CLEAR RATEが極端に低い譜面はいわゆる難易度詐称であることが多いので、地雷回避に役立ててください。
プレイに関して
ノートと呼ばれる平べったいオブジェが上から降ってくるので、判定ラインと重なるタイミングに合わせて
対応する鍵盤を押すと曲が演奏できます。
白いノートは下段4つの白鍵に、青いノートは上段3つの黒鍵に、赤い大きなノートはターンテーブルに対応しています。
ステージが始まると画面下方にゲージが表示され、ノートを正確に叩くとこれが上昇し、失敗すると下がっていきます。
通常のモードではゲージが80%を超えた箇所が赤くなっており、この部分が残った状態で曲が終わるとクリアとなります。
途中までどれだけ完璧に叩けていたとしても、最後のほうでゲージを減らされて80%を下回るとクリアできないので、
ラス殺し
と呼ばれる譜面は特に注意しましょう。
ノートを叩いたときの判定にはタイミングの良い順にPGREAT(光るGREAT), GREAT(黄), GOOD(黄), BAD(赤), POOR(赤)の5種類があります。
このうちGOOD以上が成功に分類されていますが、PGREATやGREATのゲージ上昇量に比べてGOODのゲージ上昇量はとても少なく設定されています。
これが原因で「コンボを繋げてるのに全然ゲージが増えない…」なんてことも。
クリアするためにはまずGREAT判定を取ることを目指しましょう。
ちなみに最高判定のPGREATはかなり出しづらくなっていますが、ゲージの上昇量はGREATと変わりません。
とは言ってもGREAT判定自体もそれなりに厳しいので、
初めはjubeatでPERFECTを狙う感覚で押してやっとGREATが貰えるくらいに思っておくと良いかもしれません。
オプション設定について
選曲画面でstartボタンを押している間、オプションメニューが表示されます。
この状態で7つの鍵盤を押すと、それぞれ異なったオプションが装備されます。
詳しくは
公式のオプション紹介
を参照。
ここでは初心者に有用なオプションを挙げていきます。
連動企画をきっかけに、IIDXをプレイしようという方は、EASYオプションを知っておくと便利です。
EASYオプションを設定すると、ミスした際のゲージの減少が緩やかになります。
jubeatで例えれば、シャッターが閉まり辛くなっていたり、MISSでも少しだけ得点が入ったりといった感じです。
EASYオプションを設定するには、選曲画面でstartボタンを押しながら4番キー(中央の黒鍵盤)を1回だけ押して下さい。
画面上部のEASYと書かれた枠が黄色く光ればEASYオプションが設定されています。
なおEASYオプションが設定された状態でもう一度4番キー(中央の黒鍵盤)を押すとEASYと書かれた枠が暗くなり、
代わりにHARDと書かれた枠が黄色く光ってHARDオプションが設定されます。
これはミスした際のゲージの減少が激しく、またゲージが0になるとその場でステージが強制終了してしまうといった初心者には危険なモードです。
HARDオプションを設定してしまった場合は再度4番キー(中央の黒鍵盤)を押すと、
EASYもHARDも設定されていない状態に戻りますので、この状態から改めて4番キー(中央の黒鍵盤)を押せばEASYオプションを設定できます。
HI-SPEEDはノートの流れる速度を速くするオプションです。
詰まった譜面を見やすくしたり、判定のタイミングを分かりやすくする目的で使用されます。
「譜面の通りに叩いてるのにGOODしかでない!」という時は少し速度を上げてみましょう。
選曲画面でstartボタンを押しながら7番キー(一番右の白鍵盤)を押すと、押すたびに速い設定になっていき、
HI-SPEED 5.0のときにもう一度7番キー(一番右の白鍵盤)を押すと元のHI-SPEEDなしの設定に戻ります。
また、HI-SPEEDは
曲のプレイ中にも変更できます。
選曲時間が短いため、プレイ中に速度設定をする方が主流かもしれません。
曲のプレイ中にstartボタンを押しながら3つある黒鍵のどれかを押すと一段階速くなり、
startボタンを押しながら4つある白鍵のどれかを押すと一段階遅くなります。
プレイ画面に入った直後からstartボタンを押しっぱなしにしていると、曲が始まるのを少し遅らせてくれるので
この間にBPMに合ったHI-SPEEDに調整すると良いでしょう。
他にも様々なオプションがありますが、そのほとんどが上級者向けのものです。
選曲画面でstartボタンを押しているときに間違ってEASYやHI-SPEED以外のオプションを付けてしまった場合は
そのオプションを付けたボタンを何度も押してください。
押すたびに枠が黄色く光る場所(=設定されているオプション)が変化し、最後にどこも枠が光っていない状態(=何も設定されていない状態)に戻ります。
共通曲
jubeatとの共通楽曲は以下の通り。すべてコナミオリジナル。
レベルはBEGINNER以外は1~12の12段階で表記されています。
※レベル内では難しめの地雷譜面は赤、易しめの稼ぎ譜面は青で記載しています。
一般的に、同じレベルでも簡単な曲と難しい曲との差が激しいので注意。
今作でjubeatとの共通曲は陽炎を除き全ての曲にBEGINNER譜面が用意されました。
曲名 |
難易度 |
カテゴリー |
備考 |
SP |
DP |
BEGINNER |
NORMAL |
HYPER |
ANOTHER |
NORMAL |
HYPER |
ANOTHER |
IN THE NAME OF LOVE |
難 |
4 |
7 |
9 |
4 |
8 |
10 |
BEMANI, SIRIUS |
|
bass 2 bass |
易 |
4 |
7 |
10 |
5 |
7 |
10 |
BEMANI, SIRIUS |
|
Special One |
普 |
5 |
7 |
9 |
5 |
8 |
9 |
BEMANI, SIRIUS |
|
AIR RAID FROM THA UNDAGROUND |
難 |
6 |
9 |
11 |
6 |
9 |
11 |
SIRIUS |
|
Evans |
難 |
6 |
10
|
12 |
7 |
10 |
12 |
BEMANI, SIRIUS |
ANOTHER以外はjubeatと別音源 |
SigSig |
難 |
5 |
7 |
10 |
5 |
7 |
11 |
BEMANI, HAPPY SKY |
|
凛として咲く花の如く |
普 |
6 |
9 |
10 |
6 |
9 |
10 |
BEMANI, EMPRESS |
|
ALBIDA |
難 |
6 |
10 |
12 |
6 |
9 |
11 |
BEMANI, Resort Anthem |
|
Love v km |
普 |
3 |
8 |
10 |
4 |
8 |
10 |
BEMANI, Resort Anthem |
|
STELLAR WIND |
普 |
4 |
9 |
11 |
5 |
9 |
11 |
BEMANI, Resort Anthem |
|
Far east nightbird |
普 |
3 |
7 |
9 |
4 |
8 |
10 |
BEMANI, Lincle |
|
I'm so Happy |
普 |
3 |
8 |
11 |
5 |
9 |
11 |
BEMANI, Lincle |
|
Snow Goose |
普 |
3 |
8 |
11 |
4 |
9 |
11 |
BEMANI, Lincle |
|
陽炎 |
|
3 |
6 |
9 |
3 |
6 |
10 |
Lincle |
|
注意点
PASELIに対応している店舗もあります。
基本的に同店舗内のjubeatと対応状況は同じですが、心配な人は事前に検索しておきましょう。
なお、PASELIがあれば、決められた時間内で自由にプレイできる「PREMIUM FREE」モード、隠し曲などの解禁に必要な「デラーポイント」を
大量に獲得できる「MISSION」の受注ができます。
指配置(運指)
どの鍵盤をどの指で押さなければいけない! という決まりはないので自分の好きなように押してください。
押し方が全く分からなくて何かを参考にしたいという人は、よく用いられている運指を真似すると良いでしょう。
多くの上級者は鍵盤と指の対応をある程度固定しており、これには上達を早める効果があると言われています。
IIDXのプレイヤーはよくターンテーブルを除いたボタンを左から数字で数えて
2 4 6 (黒鍵盤)
1 3 5 7 (白鍵盤)
のように呼びます。
よく使われる運指には以下のようなものがあります。
- 対称固定
- (1P/2P)1左薬 2左中 3左親 4左人&右人 5右親 6右中 7右薬
- 最もポピュラーな運指
- ○鍵盤が激しい譜面や対称譜面
- ×スクラッチ
- 1048式
- (1P)1左親 2左中 3左人 4右人 5右親 6右中 7右薬
- (2P)1左薬 2左中 3左親 4左人 5右人 6右中 7右親
- ○スクラッチに最も近いもしくは2番目に近い鍵盤とスクラッチの同時押し
- ×スクラッチに近い方から3番目の鍵盤とスクラッチの同時押し
- スクラッチ側の手が妙な形になるので習得に時間が掛かる
- DOLCE.式
- (1P)1左中 2左人 3左親 4右人 5右親 6右中 7右薬
- (2P)1左薬 2左中 3左親 4左人 5右親 6右人 7右中
- ○スクラッチに近い方から2番目もしくは3番目の鍵盤とスクラッチの同時押し
- ×スクラッチに最も近い鍵盤とスクラッチの同時押し
- その他固定
- 1左薬 2左中 3左人(移動)4左人or右人(移動)5右人(移動)6右中 7右薬
- 指を3(6)本使う方法
沢山紹介しましたが長所・短所がはっきり現れるのは高難易度の譜面からなので、
最初にこの中から真似するならば、やはり一番は自分がやりやすいと思うものを使いましょう。
多くの運指には(1P側で)4右人 5右親 6右中 7右薬 が共通しているので、
これを身につけるだけでもなかなか上達できるのではないでしょうか。
低Lv帯の難易度の高さについて
このゲームでは、☆2以下の低Lv曲は昔の曲が多く、
昔の曲はノーツ数こそ少ないものの局所的な高密度や縦連打など理不尽な配置が多いため、
BEGINNER譜面で鍵盤の配置になれたばかりの頃に手を出すと非常に危険です。
その代わり、Resort Anthem以降の低Lv曲は押し間違えた後に立て直しやすいよう配慮された配置が主で(例外あり)
Eternal Tears(☆2)やSnow Goose(☆3)、おおきなこえで(☆3)といった曲は特にNORMAL譜面の入門に適しています。
アーケードでデビューするのが怖い人へ
もし見つからない場合は、中古で前のバージョンの物もあるので
それを選んでも大丈夫でしょう。
最終更新:2012年02月19日 21:02