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主人公は、北海道の女満別在住で、小さな小学校の教員である平泉玩助。ある日、「恋人」と決め込んで、猛烈アタックを掛け続けていた、幼なじみの松永まさ子が上京。同時に教え子の清も、父と暮らすとして都会の小学校へ転校してゆく。その直後、生徒数減少によって勤務先の音根別小学校の統廃合が確定。玩助は東京へ出かけ、まさ子と清に会う。しかし北海道に帰った玩助に清の自殺が知らされる。転校した小学校でいじめられ、新しい家族に馴染めなかったのだ。ショックを受けた玩助は、一年後、東京の小学校に赴任。担任となった4年3組の生徒達に「北海道では、良い先生ではなかったが、幸せな先生だった」と挨拶。そして近くに住むまさ子に、再びアタックを開始した。全校生徒数10名の小規模校と1学年3クラスの大規模校のギャップの中、迷い苦悩しながら成長してゆく玩助の日々が始まる。
最終更新:2021年05月31日 14:38