今年も新年度を迎えるわけですが
ネットで巡回していたら面白い記事を見つけたので紹介します
金田一秀穂先生が作った野菜辞典というものです。

立派なきゅうりはワラをも掴む(語源 溺れる者はワラをも掴む+きゅうり)

成長するときには何にでもすがった方が賢いと言うこと。他人に頼って成長したきゅうりこそが立派なのだ。
解説 一人で抱え込んでいないで、周りに相談してみよう。きっと解決策が見つかります。

百人立ち(語源 ひとりだち+えのきだけ)

みんなで協力し、仕事や生活をしていくこと。一人で何かするなんてちょっと頑張れば誰でも出来る。協力することこそ難しいのだ。個性より協調性。
解説 農業もたくさんの人たちの力が合わさって成り立つのです。究極の協力が美味しい野菜を作るのです。

畑に塩(語源 青菜に塩+たまねぎ)

淡路島のたまねぎが甘いのは、畑に海水をまいているから。しおれるどころか、甘く、素晴らしいたまねぎに育つにはこの塩は不可欠。
解説 水をまいたり、塩をまいたり、その野菜に合った育て方は様々な試行錯誤があってのことです。

断食トレーニング(語源 断食ダイエット+トマト)

トマトは水をやらないと甘くなる。栄養のない(痩せた)土地ほど甘いトマトになる。野菜界におけるスパルタ教育推進派の急先鋒。甘やかさないと甘くなるのである。
解説 野菜の育て方は教育に通じるものがあるかもしれませんね。農業から教育を学ぶと新しいことが見えてくるかも。

出るたけのこは不味い(語源 出る杭は打たれる+たけのこ)

美味しいたけのこは土からぬきんでない。ぬきんだたけのこは繊維が堅くなって食べられない。これはたけのこ掘りの基本。
解説 たけのこは掘る時期だけでなく、採ってから時間が経つとえぐ味がでます。まさに「旬」が一瞬。



野菜の育て方は現代社会の生き方にも通じるところがあるかもしれませんね。
http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/brutus/2851/1.html
最終更新:2011年04月21日 04:12