IDispatch インターフェイスは元々オートメーションをサポートする設計になっていました。このインターフェイスは、オブジェクトのメソッドとプロパティに関する情報にアクセスして取り出すためのレイト バインディング メカニズムを提供しています。これまでは、サーバー開発者はアクセシブル オブジェクト向けに IDispatch と IAccessible の両方のインターフェイスを実装する必要、すなわちデュアル インターフェイスを提供する必要がありました。Active Accessibility 2.0 では、サーバーは、IDispatch メソッドから E_NOTIMPL を戻すことができるようになり、Active Accessibility はこれに対処するための IAccessible インターフェイスを実装します。
IUnknown から継承したメソッド以外に、サーバー開発者は公開する各オブジェクトのクラス定義内にある次のメソッドを実装する必要があります。
- GetTypeInfoCountオブジェクトの型記述数を戻します。IDispatch をサポートするオブジェクトに対しては、型情報数は常に 1 です。
- GetTypeInfoオブジェクトのプログラム可能インターフェイスの説明を取り出します。
- GetIDsOfNamesメソッドまたはプロパティの名前を DISPID にマッピングします。これは後でメソッドまたはプロパティを呼び出す場合に使用します。
- Invokeオブジェクトのメソッドを呼び出します。またはオブジェクトのプロパティの獲得や設定を行います。
IUnknownインターフェースを継承している
最終更新:2008年09月16日 20:02