Hexic HD

【へきしっく えいちでぃー】

ジャンル パズル
対応機種 Xbox 360 (Xbox LIVE ARCADE)
発売・開発元 マイクロソフト
発売日 2005年12月10日
定価 無料
備考 360本体にプリインストール
ブラウザゲームとしても公開
判定 スルメゲー
ポイント ある意味『テトリス』の後継者
内容を理解できるかが鍵


概要

テトリス』の考案者であるアレクセイ・パジトノフがゲームデザインを務めたパズルゲーム。
360本体や周辺機器のハードディスクにプリインストールされている付属品であり、いわばXbox LIVE ARCADEのお試しソフトといえる。再ダウンロードも無料で可能。
One/XSXの後方互換機能にも対応しており、その後Microsoft Storeでも無料配信された。これにより、360を持っていないユーザーもOne/XSXでプレイ出来るようになった。


特徴

  • 六角形のヘックス状の"タイル"で構成されたゲームフィールドで3つ以上のタイルを合わせて消していく。
    • プレイヤーはタイル3つが隣り合った形のカーソルを操作し、それを囲ったタイルを左か右に回転させて3つ以上のクラスタを作る。回転操作でタイルが消える条件を満たさなければ回転はできない。
    • 消えた分のタイルは上から降ってきて、フィールド内は常にタイルで満たされた状態になっている。
      • 星のついたタイルを消すとスコアボーナス。星タイルだけでクラスタを作ると周囲のタイルを同時に消す。
  • 6つのタイルで1つのタイルを囲むと「フラワー」となり、6つのタイルが消えると同時に、真ん中のタイルが特殊アイテムに変化する。
    • 通常のタイルでフラワーを作ると「スター」が出現し、最下層につかないかぎりスターを中心とした6つのタイルを1マスずつ自由に回転出来るようになる。
    • スターでクラスタが完成すると普通に消えてしまうが、スターでフラワーを作ると「ブラックパール」が出現する。
      • ブラックパールは周囲3個のタイルを1マスずつ回転できる。これのみでクラスタまたはフラワーを作るとゲームクリアとなる。
  • ゲームモードは通常のゲームプレイである「マラソン」と、時間制限のある「タイマー」に加え、爆弾が降りやすい「サバイバル」がある。
    • どのモードもタイルを消していくとレベルが上がり、タイルの色が増えたり、一定手数までに消さないとゲームオーバーになる爆弾が降ってくる。

評価点

  • 最初は気づきにくいが、実は中毒性の高いゲーム性。
    • 一見すると単なる3マッチパズルかと思うが、ゲームの目的を知るにつれて「タイルをできるだけ消さない」事が重要だと気付かされる。そうなると面白さがガラリと変化する。
  • フラワーやブラックパールの条件となる6個囲みは適当に消しているだけでは(ほぼ)決して完成しない。
    思い通りに進めるには、タイルの配置と消したあとにどうなるかを見極め、先を読む戦略的な見地が必要となる。
    • よって本作においてブラックパールクリアを目指す場合、連鎖の発生は極力避けられることが多いという点に注目したい。
      これこそが、他のエンドレス型落ち物パズルとは一線を画する性質であり、新鮮な戦略性を与えてくれる。
    • スターを複数作成できればタイル移動の自由度はある程度上昇する。コツを覚えれば、ブラックパールクリアがぐっと近づくだろう。
      それでもじっくりと腰を落ち着けていく姿勢は必要となるが、将棋などでの長考する楽しさがあるゲームと言える。
      • タイマーモードでは早消しや連鎖をしないことにはゲームが続きにくくなるなど、落ち物パズル的な楽しみ方も十分可能。

問題点

  • BGMが単調で飽きやすい。
    • 長考が必要になるゲームのためか、地味で静かな曲ばかりで聞き飽きてしまいやすい。
    • このため、カスタムサウンドトラックをかけながらプレイする事が推奨されている。ある意味XBLAの機能を学ぶには最適かもしれない。
  • ルールを理解しないと地味で平凡な3マッチパズルにしか見えない。
    • このため、とりあえず遊んでみたものの面白さに気付く前にやめてしまうプレイヤーも多い。

総評

一見平凡なパズルながら、戦略性の高さに気付くと途端に面白くなるスルメゲーである。
360所有者なら一度はプレイしてみるべきタイトルと言える。
ベースとなる『Hexic』はブラウザゲームとして公開されているので、未所持者でも気軽にプレイできる。

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最終更新:2022年02月06日 21:21