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注意点

  • 発売直後のゲームの記事を執筆したい場合、発売日から3か月経過していることが条件となります(3か月ルール)。
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contentsプラグイン(19行目)は必ずコメントアウト状態で記載してください(記事作成時にコメントを外す)。全下書き項目の見出しが目次化されてしまいます。

#contents(fromhere)

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初稿投稿日: yyyy/mm/dd 追記修正歓迎
//#areaedit
*タイトル
【読み】
|ジャンル||~|
|対応機種||~|
|発売元||~|
|開発元||~|
|発売日| 年 月 日|~|
|定価|, 円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|レーティング|CERO: ()|~|
|廉価版| : 年 月 日/, 円|~|
|配信| : 年 月 日/ |~|
|備考| |~|
|判定| |~|
|ポイント| |~|
//#contents(fromhere)
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**概要
**評価点
**賛否両論点

**総評
**余談
//#areaedit(end)

一般的な編集の練習などは「サンドボックス」へどうぞ。



初稿投稿日: 2024/3/22 追記修正歓迎

※本記事では暫定的にNintendo Switch版のみの紹介としています。PS5/PS4/XSX/One版は2024年4月30日以降記述可能。

Brotato

【ぶろてと】

ジャンル アクション
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売元 Seaven Studio
開発元 Blobfish
発売日 2023年8月3日
定価 520円(税込)
レーティング IARC:7+
プレイ人数 1人
判定 良作


概要

Blobfish Games開発のインディーゲーム。
ジャンルとしては『Vampire Survivors』などのようなタイプだが、それにローグライト要素を加えている。


特徴

  • ポテトを操作して、エイリアンの大群と戦い生き残る、ローグライトタイプのサバイバーズタイプのアクションゲーム。
    • 自機となるポテトは移動しかできない代わりに、近くの敵を装備している武器で自動的に攻撃する。
      • 武器は最大6つまで装備可能。武器の種類も多様で、近接攻撃タイプ・射撃タイプ・属性攻撃タイプといった具合に分かれている。
    • Wave(波)中に、一定時間内エイリアンから生き残ればWaveクリア。20Waveまでクリアすることが基本的な目標となる。
    • 自機となるポテトにも種類があり、条件を満たすごとにアンロックされていく。
  • 材料とレベルアップ
    • エイリアンを倒すと材料を落とす。この「材料」とは、他のゲームで言う「経験値」と「通貨」をまとめた通称。
    • 材料を一定数集めることによってレベルアップする。
      • レベルアップすることでWaveの終わりに上昇させたいステータスをランダムでピックアップされた4種類の中から一つ選ぶことができる。
    • Waveが終了するごとに、ショップで材料を消費して武器やアイテムを購入することができる。
      • 武器やアイテムもランダムで4つ表示され、その中から購入して入手できる。
    • なお、レベルアップで上昇させるステータスも購入できるアイテム・武器も、材料を消費することでリロールすることも可能。

評価点

  • 取捨選択が重要視されるアイテムの数々。
    • まず、基本的にアイテムは装備すればメリットを得られるものばかりではなく、デメリットも一緒に得るものが多数を占めており、取捨選択をよく考える必要がある
      • また、装備する武器に合わせて、あえて捨てるステータスを決めるという戦略も可能。例えば、装備を遠距離武器に特化して、近距離ダメージのステータスを下げても問題ないようにするなど。
  • 様々な特徴を持ったポテトたち。
    • 特定条件を満たすことで、それぞれ違った特徴を持ったポテトを選択できるようになる。
    • クリアを目指すために自分に合ったポテトを選ぶのはもちろんのこと、縛りプレイとしてあえてユニークな特徴を持ったポテトを選んで攻略するのも良いだろう。

賛否両論点

  • 絵柄・キャラクターデザインに関して
    • 本作のキャラクターたちはお世辞にも魅力的なキャラデザとは言い難い。
    • そもそも主人公がポテトで、エイリアンと戦うという設定も妙だろう。
      • というかゲーム内のグラフィックでは操作キャラは白い楕円に顔があるだけのものなので、説明がなければこれが「ポテト」であるという認識すらできない。
    • 敵であるエイリアンもややグロテスクな見た目をしている。あくまでも敵なので当然と言えるかもしれないが。
    • とはいっても本作は、500円台の低価格ゲームでもあるため、シンプル過ぎるデザインもあえてのことともとれる。
      むしろ、デザインがシンプルな分、大量のオブジェクトが表示されるゲームとしては視認性は最低限のレベルには確保されている。この点は評価点ともいえる。

問題点

  • 日本語訳がいまいちなせいで、ステータスや用語の理解に支障をきたしている。以下はその一例。
    • 「Wave」は「波」との表記揺れが存在し、少々混乱する。タワーディフェンス系のゲームでいう「ウェーブ」で統一してほしかったところ。
    • 「遠距離」は武器で攻撃できる距離を表す数値なのだが、一見わかりにくい。「射程」と訳した方がわかりやすかっただろう。
      • また「遠距離」は、一見遠距離武器にしか影響しないようにも見えるが、実際はナイフなどの近距離武器の射程にも影響する。
    • 「エンジニアリング」も何を表すステータスなのかが、わかりにくい。実際は設置される砲台などに影響する数値なのだが、この表記ではわからない。

総評

『Vampire Survivors』ライクなゲームではあるが、それと比べてローグライト要素が強めに付与されているため、『Vampire Survivors』とは少し違った感覚で遊ぶことができる。
定価の安さの割に遊びごたえがかなりあるため、気軽に購入してみるといいだろう。


初稿投稿日: 2024/3/23 追記修正歓迎

このページでは『ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮』およびシステムを流用した『死の迷宮』を取り扱う(判定はいずれも「なし」)。

ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮

【どらごんくりすたる つらにのめいきゅう】

ジャンル RPG
対応機種 ゲームギア
メディア 1MbitROMカートリッジ
発売・開発元 セガ・エンタープライゼス
発売日 1990年12月22日
定価 3,500円(税別)
プレイ人数 1人
配信 バーチャルコンソール
【3DS】2012年3月14日/286円(全て税別)
判定 なし


概要

ゲームギア初のRPGで、家庭用機のパッケージソフトとしては初のローグライクRPG。


ストーリー

トリエスト王国にある魔法学校。その4年生にオーシという少年がいた。

夢は偉大なる魔法使い。しかし彼は、ひっこみ思案のいじめられっ子だった。

ある日のこと、オーシは学校にある水晶の玉につまずき、ぶつかってしまった。

そのとたん―――。

気がつくとオーシは水晶の中に入っていた。そのとき一緒にいた愛犬のポチは、卵に変わってしまった。

水晶の世界は、今までいた世界とはずいぶん違っていた。

木にかこまれた迷路の地形。そばを通ると突然咲き乱れる花。

かと思うと 変な顔をした石像がニヤリと笑う。モンスターもいっぱいいる。

もうだめかと思いながら、オーシは必死でモンスターと闘った。

これが知恵と勇気を試すということなのか。

今、もとの世界に再びもどるための冒険が始まる―――。

システム

一般的なローグライクRPGだが、以下のような特徴を持つ。

  • アイテムの種別は剣・鎧・巻物・杖・薬・指輪と食料・お金の8つ。
    • 食料はアイテムにストックされず、手に入れた時点で満腹度が回復する。
    • 食料とお金を除くアイテムは各種別ごとに最大8個まで所持可能。
  • 食料・お金以外の装備品に関しては装備したり使ったりする以外にも投擲することが可能。
    • なお、巻物・杖・薬・指輪に関しては使う/装備する/投げるの行動を行わない限り名前を知ることはできない。
      • 名前判明後に同じアイテムを拾った場合は以降はちゃんと名前が判明した状態で入手できる。
    • 捨てたアイテムは捨てた地点にそのまま残る。再度拾うことも可能。
  • すべてのキャラクターは4方向にしか動けず、隣接判定も4方向のみ。
  • 主人公オーシの後ろには愛犬ポチが変化した龍の卵が後をついていく。レベルアップによって孵化して成長していく。
    • 攻撃のサポートは行わないが、後ろからの敵の接近を防いでくれる。
  • ゲームオーバーになった場合は、所持金が一定額以上あればコンティニューが可能。ただし3回まで。
    • ただしコンティニュー時には装備中の剣と鎧以外のアイテムは没収される。

評価点

  • 携帯機とローグライクRPGの相性の良さに目を付けた先進性。
    • 携帯機のゲームということで、シンプルな操作性でお手軽に遊べるローグライクRPGをゲームギア初のRPGとして出すのは非常に理にかなっている。
  • そこそこ多彩な世界観。
    • フィールドは森林・砂漠・向日葵畑・モアイの遺跡の4つ。カラー液晶ということもあってなかなか画面映えする。
    • 向日葵の前に立つと咲き始めたり、モアイの前に立つとモアイの表情が変わるなどのギミックも。
    • 世界観を考えると異質な武具や敵もあったりなど、小ネタも意外と仕込まれている。
  • 後方をサポートしてくれるポチの存在
    • 囲まれることの多いゲームデザインの本作において、思わぬところで役に立ってくれる存在。

問題点

  • セーブ機能がない
    • 本作最大の問題点。回数制限付きのコンティニューはあるものの、セーブ機能は一切なし。
      • クリアまでには30フロアあり時間的にも相当にかかるため、この仕様は本当に厳しい。
      • 元々の難易度も結構高めなため、コンティニューが回数制限付きというのも厳しいところ。
    • 燃費の悪いゲームギアということもあり、せっかくの携帯機との相性がスポイルされている点も惜しい。
  • 主人公の愛犬ポチは後方の防御以外は特にサポートはしてくれない。
    • レベルアップに従って卵から子龍、成龍と変化するものの、攻撃などのサポートは全く行ってくれない。
    • 取り囲まれたときのリスクの軽減的な役割はあるものの、元のも高難度も相まってこれだったらもう少しサポートしてくれても良かったとの声も多い。

総評

携帯機に相性の良いローグライクRPGをリリースした先進性は光るものがあった。
しかし当時はローグライクRPGを受け入れられる土壌が整っていなかったうえに、セーブ機能が一切ないという致命的な問題があったため本作はほとんど評価されなかった。
セーブ機能などがあればまだ少しは評価が上向いた可能性があっただけに、良作になれなかった作品であるといえるだろう。
後述のバーチャルコンソール配信時には中断セーブができるようになったため格段に遊びやすくなったが、現在は3DSのeショップがサービス終了したために新規入手ができなくなったのが惜しまれる。

移植

  • 本作は海外マスターシステムにて1991年に移植されている。
  • また、続編の『ドラゴンクリスタル2』が携帯電話にて2003年8月6日より配信されていた。
  • 3DSのバーチャルコンソールにて2012年3月14日より配信されていた。こちらではまるごとバックアップ機能による中断セーブができるようになったため、かなり遊びやすくなった。

死の迷宮

【しのめいきゅう】

ジャンル RPG
対応機種 メガドライブ
メディア ダウンロード配信
発売・開発元 セガ・エンタープライゼス
配信日 1990年11月21日
定価 セガ ゲーム図書館 月額800円
※追加課金なし
備考 メガCDソフト『ゲームのかんづめ』Vol.2、
セガチャンネル配信ソフト『ゲームのかんづめお徳用』に収録
プレイ人数 1人
判定 なし

概要

『ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮』のシステムを流用したローグライクRPGで、配信時期を考慮した場合初の家庭用機でのローグライクRPG。

ストーリー

勇気ある若者よ、暗黒の城ドラゴニアを完全に復活させないために、魔物に奪われた「ホーリーゴブレット」を取り戻してきてほしい。

「ホーリーゴブレット」は、この世に光を呼び戻すという。このままでは世界は暗闇と化してしまう。

城の中は多くの魔物が巣くう迷宮となっている。迷宮の中にある武器や防具を装備し、気をつけて進んでいくがよい。

ゴブレットの精霊とともにあらんことを…。

システム

システムはおおむね『ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮』に準じているが、違いは以下の通り。

  • 装備アイテムの種別に盾・兜・弓が追加。また、武器の種別が剣のほかに斧・槍・手裏剣が追加された。
    • 斧は威力が高いが命中率が悪い、槍は威力は若干劣るが命中率が良いという特性がついている。
    • 手裏剣はカテゴリは武器として扱われ装備して近接攻撃が可能だが、投げる際は複数回投げられる。弓は装備後に使うことで複数回の射撃を行える。
    • 食料とお金を除くアイテムは各種別ごとに最大7個まで所持可能。
  • 同行者は存在しない。
  • 食料を多くとりすぎた際には食べ過ぎにより動きが鈍り、限界を超えて食べてしまうと腹が破裂して死亡する。
  • 隠し通路が1フロア中に1つだけに削減。
  • 目的のアイテムを取得した後にはラスボスとの対決が追加。
  • コンティニューを行った場合、

評価点

  • 画面が大きくなったことにより状況確認が容易になった。
    • メニューが画面切り替え式からウィンドウ式に変わったこともあり、メニュー表示状態でも状況がある程度把握できるのはありがたい。
  • 隠し扉が一つだけとなり、探索の手間が省けた。
    • GG版では複数の隠し扉が存在するので探索に手間がかかりがちではあったが、本作では1つだけに絞られたため探索の引き上げ時を見定めやすくなった。
  • オープニング及びラスボスの追加。
    • GG版ではゲームスタートと同時に説明もなくゲームに入ったが、本作ではダンジョン突入前に町の人との会話が行えるため、世界観が把握しやすくなった。
      • 不要であればスキップ可能なので、即ゲームを始めたいという人も安心。
    • GG版では目的のアイテムを取った瞬間にクリアであったが、本作ではその後にラスボス戦が追加されたことにより終盤の展開が盛り上げられた。

問題点

  • こちらにおいてもセーブ機能がない。
    • 当時の配信環境ではセーブ機能を付けるのは難しいとはいえ、やはりローグライク系RPGでセーブ機能がないのは痛い。
  • 道中の雰囲気が単調。
    • 複数の世界観があったGG版とは違い、本作は全編ダンジョンのみで進行するため道中の変化に乏しい。

総評

据置機であるメガドライブ版ということで性能に余裕ができた分システム周りは順当に進化したものの、やはりこちらでも当時の配信ソフトゆえの弊害かセーブ機能がないのは痛い。
ローグライクRPGとしては順当な進化を遂げているだけに惜しい作品である。

その後の展開

  • 本作は海外ジェネシス版が1991年4月に『Fatal Labyrinth』のタイトルで単品販売されている。
    • 後に『ゲームのかんづめ』等に収録された際には、ゲーム図書館配信版ではなく上記の海外版をローカライズしたものが収録されている。
    • 上記のゲームのかんづめ収録版とゲーム図書館配信版の違いは以下の通り。
      • オープニングは配信版ではタイトルの前にストーリーのメッセージが流れて表示され、タイトル画面も非常に簡素。
      • ストーリーも配信版では地下迷宮へ乗り込むという設定。そのため、ゲームのかんづめ収録版は上り階段だが配信版では下り階段となる。
      • ステータスウィンドウやメニューはゲームのかんづめ収録版は非透過式で配信版は透過式。

初稿投稿日: 2024/03/24 追記修正歓迎

恋は駆け引き

【こいはかけひき】

ジャンル パズル
対応機種 ゲームボーイ
発売元 ポニーキャニオン
開発元 グラフィックリサーチ
発売日 1991年7月21日
定価 3,000円
プレイ人数 1人
判定 クソゲー
ポイント その名の通り「かけひき」だが…
対戦向きなのに対戦できない
同じ内容を3回繰り返すだけで薄すぎな中身


概要

1991年7月にポニーキャニオンが発売したゲームボーイソフトのパズルゲーム。
タイトルから想像するとアドベンチャーっぽい印象を感じられるが、恋愛要素は内部的な設定のみでゲームそのものには無関係。


内容

  • 6×6のフィールドが最初は白と黒がチェッカーフラッグのように並んでいて、左上にプレイヤーの少年、右上にライバルのモヒカンっぽい男がいる。そして、それぞれの目的とする女の子がそれぞれ斜向かい側の角にいる。
    • プレイヤーとその対象の彼女は白、ライバルとその対象の彼女は黒固定で両端は動かすことができず、それを除いた真ん中の4マスをそれぞれ交代で1マスずつ動かすことができる。
      • これはタテまたはヨコ1列をまるまる動かす(ズラす)形となる。
    • 唯一、動かせないパターンが前回動かしたのを、反対に1マス動かす(まんま一手戻す)こと。
    • 動かした時に「休」カードが出てしまうと、1回休みとなり相手が2回続けて動かすことができる。
    • このように白と黒のマス目の色を動かしていき、プレイヤーが対象の女の子まで白い色を道のようにつなぐことができればクリアーとなり、反対に相手の黒い道が繋がってしまうとゲームオーバーとなる。
      • 3ステージをクリアするとエンディングとなる。
  • 難易度は「EASY」「NORMAL」「HARD」から選択可能。
    • これはそれぞれターン数に対応している。「EASY」は400、「NORMAL」は200、「HARD」は100ターン以内に決着がつかないとゲームオーバーとなる。
  • 操作法はA・Bで押す方向を決め、十字ボタンでカーソルを動かすのと、その逆のパターンから選択できる。
    • 他にパネルを動かすスピードの速さを選択できる。
  • 他にサウンドテストが標準装備されているが、そのNo1~10のうちNo9のみ、HARDをクリアしないと選択できない。

問題点

  • 携帯機ゲームボーイ向きのパズルゲームという意味でシンプルなのは悪くはないが、いかんせん単調さが顕著なのは否定できない。
    • しかも難易度レベルによって思考ロジックが変化するわけではなく、ターン数が変わるのみ。
      • 隠れレベルの「SPECIAL」もターンが無制限なので、あまり特別な感じはしない。
    • その上、このような対戦形式のゲーム性ならばプレイヤー同士の対戦もできそうなものだがCPU相手の1人プレイのみと、ゲーム性も狭められている。
    • それでいて定価は3,000円。一応当時のゲームボーイソフトの中ではどちらかといえば安い方ではあるが特段際立つ安さというわけではない。
  • 折角対戦要素があるのに対戦プレイができない。
    • 相手とのかけひきがあるならば、人間との対戦ができればCPU相手ではできない面白味が出てくるのでそれができないのは持ち味を殺している。
    • しかも本作の場合、相手に対して特に画面を隠す必要もないことから1台の本体使い回し(通信ケーブル不要)でもできるだけに、より手軽にできたので一層もったいなくなく感じる。
  • ゲーム内容自体も、特にサブゲームがあるわけではないため、薄すぎな感が否めない。
    • 実際開始時の条件は同じだし、取り分けロジックが変わったりするわけではないので3ステージ制とはいえ同じことを3度繰り返しているに過ぎない
  • グラフィックもかなり地味な作り。
    • エンディングで出てくる1枚絵の女の子はそれなりに美人で良く描けているが他は男女ともSDキャラの頭だけ。
      • なお、そのエンディングの美女もどのレベルをクリアしようと同じ(違いはHARDならスタッフロールが出るのみ)。

評価点

  • ゲーム自体はシンプルで頭を使うゲーム性なのでハードとの相性は良い。
    • ゲームボーイの小さい画面でも視認性が良い。
    • 内容も、1コマズラして道を繋げばいいだけとシンプル。しかも相手が動かした方向のまんま戻しはできないなど最低限ながら千日手対策も出来ている。
  • 逆転要素あり。
    • 単に道を繋げるだけならば、わざわざコンピュータゲームである必要はないが、時として出てくる「休」カードにより、その不定期で訪れるチャンスをどう活かすかも勝利のカギとなる。
  • シンプルながらもかけひきあり。
    • タイトルの通り相手の一歩先を読んで動かす必要があるため、単純な揃えるパズルにはないタイトル通り「かけひき」が要求される。
  • BGMのクオリティは高い。
    • サウンドテストではレベルメーターが再現されており、この時代にしてはこだわりが見られる。

総評

当時既にスーパーファミコン発売によりゲーム市場の主役がそちらへの移行が目に見えていたため、ファミコンやゲームボーイは初心者向きのエントリー志向や、お手軽路線へ向かってこともあり時代に即したものではある。
とはいえ、それでもゲーム全体の構成や中身はシンプルというよりも貧相すぎる感は否めない。3ステージ構成とはいえ全く同じことを繰り返しているにすぎない。 また折角対戦向きで通信ケーブルなしでもできるゲーム性なのに1人プレイ専用と、本来できる楽しみ方もできなくしている。
定価3,000円は当時のゲームボーイソフトの相場では安い方なのだが、これでは高く感じてしまうだろう。


余談

  • 本作で使われている合成音声は後に開発スタッフが同じ『ザードの伝説』で「モンスターの断末魔」に流用されている。

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最終更新:2024年03月29日 14:27