このページでは『GUNDAM 0079 The War For Earth』のうち、PS移植版のみを取り扱っています。
【がんだむ だぶるおーせぶんてぃーないん ざ うぉー ふぉー あーす】
ジャンル | アドベンチャー | |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 2枚 | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 | Presto Studios | |
発売日 | 1997年5月2日 | |
定価 | 7,800円(税抜) | |
判定 | クソゲー | |
ゲームバランスが不安定 | ||
劣化ゲー | ||
バカゲー | ||
ポイント |
『G-SAVIOUR』以前の実写版ガンダム ケツアゴシャアを筆頭にミスキャスト揃い すぐ壊れるポンコツガンダム 行き過ぎた原作改変 移植に際して一部機能削除 CGムービーと声優の演技は高品質 |
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ガンダムゲームリンク |
ピピンアットマーク用ソフトとして1996年に発売されたものの移植版。ちなみにWin/Mac両対応版も同時期に発売されている。
TVアニメ『機動戦士ガンダム』すなわち初代であるファーストガンダムを原作としたゲームで、グラフィックはCGと実写映像からなる。
メカは主にCGで描かれており、レベルは高い。
ちなみに、本作開発スタジオの「Presto Studios」は、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴに本社を構えており、ガンダムゲーでは珍しい日本国外スタジオ開発タイトルとなっている。
ゲームは物語に合わせてムービーが流れ、要所要所でボタン入力による「行動選択」が求められるという、LDゲームと同様のもの。
どう行動すれば良いかというヒントはまるで無く、間違った行動を選択すると即ゲームオーバー。また、入力時の時間制限を過ぎてもやはりゲームオーバー。
ゲームオーバーになると陰鬱なジングルと共にガンダムの生首がゴロンと転がるCG絵が表示され、直前ではなく決まったところからのやり直しである。
ミスキャストな実写キャラクター達
ヒント皆無かつ選択肢が多すぎるコマンド
弱過ぎるガンダム
+ | これがその生首のシーン。一応閲覧注意? |
その他
移植作品として見た場合の劣化要素(PS版)
ミスキャストの実写、すぐ壊れるポンコツガンダムと、ネタにしかならない内容である。
そのくせやり直す度にスキップ不可の長いムービーを何度も見せられ、プレイに快適さは微塵も無い。
ゲーム内容も決まりきったコマンドを入れるだけと言う単純極まりない割には、テストプレイしたのかも疑わしいほどバランスもガタガタ。
極めつけにストーリーは尻切れトンボと、数あるガンダムゲーはおろかムービーゲーの中でも最底辺に位置すると言っても過言ではないクソゲーである。完全にクソゲー愛好家向けの作品といっても過言ではない。
ムービーのクオリティが高い、ネタとしては笑えるなど、楽しめる要素も少しはあるが、問題が多すぎてそれらの点を楽しむことすら難しいだろう。
他のガンダムゲーをプレイしたほうが時間的にも精神的にも遥かにいいのは言うまでもないが、それでもプレイするというのであればネタと割り切ってプレイするか身内でツッコミながらプレイした方が精神的にもいい。
+ | ... |
*1 原作における同シーンはシャアが無線でガルマに話しかけるというものであり、巨大モニターは登場すらしていない。
*2 そちらは流石に本作のシャアほど恰幅のいい体ではなく、逞しいマッチョな体型である。
*3 レビル将軍の代わりと思われがちだが、アサナ自身が「レビル将軍旗下の機動部隊と合流し…」とブライトに命令しているので、実際はマチルダさんの代わりだと思われる。まあそれはそれで、美人で知的なイメージのあったマチルダさんの代わりがこの中年女性だとは思いたくないとの声が上がるだろうが…。
*4 ハヤトに関しては日本人的な見た目だったので再現が難しかった可能性がある。尤も、他のキャストを見る限り、再現する気があったかすら怪しいが…。
*5 リュウが撃墜されるシーンで「カイ!ガンダム!」と、カイと同列扱いでガンダムと呼ばれる台詞がある。他にもガンダムと呼ばれるシーンはあるが、そちらでは状況的に不自然さは無い。
*6 件の人物がガンダムの正規パイロット(予定)だと考えれば正しいシチュエーションではある。実際、アムロもパイロット不在のガンダムに勝手に乗りこんだのは言うまでもない。
*7 原作ではガンダムの方が公道で輸送されている最中だった。
*8 本作はTV版で14話、劇場版で2時間にあたる内容を30分に纏めたものである。
*9 原作で言うデニム機だが、本作ではデニムの名前は出ない。声もジーン同様違う。
*10 ビームサーベルを使う=撃破。シールドを使う=耐久度が減って選び直し。耐久度が尽きるorサーベルとシールド以外を選ぶ=死亡。
*11 最初にコンティニューできるのはホワイトベースと合流した後である
*12 壁にケーブルなどでつながっている、いわゆるホワイトベース内での待機状態。
*13 参考までに現実の理論では核融合炉は原子炉のように暴走や臨界状態を簡単に起こすことはなく(原子炉が「勝手に温まって沸騰する圧力釜」なら、核融合炉は「外から熱を与えないと凍ってしまう保温鍋」)、簡単には爆発もしないとされている。
*14 なお、原作でも本作同様コロニーの壁に穴が開いたが、ガンダム自身は無傷だった。
*15 一応、原作でも至近距離(密着状態)ならザクを破壊できる威力はある。
*16 原作12話にあたるガルマの国葬シーン。
*17 この他、ガウの名も無きパイロットも担当。ちなみにこのパイロットの役者は本作の脚本家である。
*18 パイロットもランバ・ラルではなく、名も無きオリジナルキャラ。顔も出ないが声はリュウ役の飯塚氏が兼ね役で担当している。
*19 前述の裏技として挙げたのがこのパスワードであり、入力するとオプションのPLAYBACKで全ムービーの閲覧が可能になる。
*20 ちなみに『Whacked!』の日本版が出たのはPresto Studiosのスタジオ閉鎖の翌年のことである。