ウィークネスヒーロー トラウマン

【うぃーくねすひーろー とらうまん】

ジャンル アドベンチャー
対応機種 Windows 95/98/Me
発売元 NECインターチャネル
発売日 2001年5月25日
判定 バカゲー
ポイント 安っぽい


ストーリー

 悪の秘密結社「ブラックフェロモン」が世界征服達成を目前にした時、正義のヒーロー「ミラクルサイボーグ・ダブルナイン」の妨害を受ける。ブラックフェロモンは対ダブルナイン用に生み出された最強の怪人、生物兵器イクスィードを送り出すが、ダブルナイン決死の攻撃により頭領「幻影のズィニア」の撃破に成功。ダブルナイン……いや、九十九サトルの手によって世界は救われた。だが、ブラックフェロモン頭領の息子が幹部達の要請を受け、新生ブラックフェロモンこと「ダークフェロモン」の頭領へ就任した。ダブルナインは前頭領との闘いでの傷がまだ癒えていない……しかし、九十九サトルによって助け出された生物兵器イクスィードに寄生された少女は、正義のヒーロー「トラウマン」としてダークフェロモンとの闘いに挑むのであった!


システム

  • プレイヤーの目的はトラウマンを倒し、「生物兵器イクスィード」を回収する事にある。
    • 「生物兵器イクスィード」の回収は戦力の強化・障害の除去と言う目的がある。
    • 生物兵器イクスィードは少女の表皮に寄生するので、倒して気絶したトラウマンの衣服をはいでイクスィードを探さなければならない。
      • ある程度脱がすと九十九サトルが邪魔して結局回収できないが。
  • トラウマンは完全無欠の強敵だが、トラウマを抱えておりそこを突く事で弱体化させる事ができる。
    • そのため、トラウマを刺激する怪人を作り出す事が目的となる。ダークフェロモンは対トラウマン用に様々なオブジェを融合させる事が可能な怪人「ミックスマン」を開発。トラウマンのトラウマを刺激する。
  • トラウマンの正体は判明している。頭領は高校生として学園内に潜入、トラウマンの正体である少女達と接触し、彼女達のトラウマを聞き出していく。
    • ここはアドベンチャーパートとして、少女達と接触して会話し、トラウマを聞き出していく。彼女達に肩入れするも、悪の頭領としてトラウマをガンガン聞き出すもプレイヤーの自由である。
    • 他にも戦闘員の三姉妹も学生であり、彼女達も独自の調査でトラウマを探してくる。
      • トラウマを聞き出せなくても、三姉妹からトラウマ情報を仕入れる事ができる。
  • 幹部達は「トラウマンのトラウマかもしれない物」を回収してくる。戦闘前に回収してきた様々な物を三つ融合し、トラウマンのトラウマを刺激する会心のミックスマンを生み出す必要がある。
    • ミックスマンは右腕・頭・左腕で融合。完成すると○○(右腕)怪人○○(頭)○○(左腕)と名前がつけられる。
      • なっとう怪人なまバサミン:納豆となまはげと洗濯バサミの融合怪人。
    • 更にミックスマンには融合したアイテムによってコンボが発動し、強化・弱体化される事がある。
      • トラウマ情報がろくに入っていない場合は、コンボによって強化したミックスマンでのゴリ押しが必要となる。
    • トラウマンは一度戦闘したトラウマを克服する特性がある。そのため、再戦の場合はまた新たにトラウマ情報を仕入れる必要がある。
  • トラウマンとの戦闘の際にはミックスマンに幹部をつけて戦う事になる。
    • 幹部にはそれぞれ必殺技が搭載。性能は幹部にとって異なる上、トラウマンと幹部には相性がある。

難点

  • エフェクトが画面単位でしか行なわれない。
    • 背景が変化するエフェクトはあるのだが、画面の一部が光ったりするようなエフェクトは殆ど存在しない。
  • 処理が安っぽい。
    • 何はともあれこれである。上記の画面単位エフェクトから察するに、本作はアドベンチャー制作ソフトで全てをまかなっているように見える。
      • そのためフリーで公開されているアドベンチャーゲーム制作ソフトを駆使して作った出来のよいフリーソフトのような印象を受ける。

総評

 バカゲーに分類される世界征服アドベンチャー。アドベンチャーパートと戦闘が密接な関わりを持ち、アドベンチャーで如何なる行動をするかでトラウマンとの恋愛エンディングにも到達できるのは面白い。脱衣要素もあり、キャラクターも個性的で魅力を感じる。トラウマ・コンボで性能が左右するミックスマンや、幹部の相性も奥深い。
 だが、演出もエフェクトも時間がかかり、効果音もしょぼく、エフェクトも背景単位でしか行なわれないのでバカゲーとしての要素が薄れてしまっている。馬鹿馬鹿しい展開を続けるのにテンポを悪いので、折角のバカゲー要素が台無しだ。基礎となるベース部分が安っぽいと、ゲーム全体の印象を悪化させる例と言えるだろう。



多機種移植

『ウィークネスヒーロー トラウマン DC』のタイトルで、フォーティファイブからドリームキャストに移植が行われている。2002年2月28日発売、定価6,800円、DC特典としておまけディスクが付属していた。