サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~

【さくらたいせんふぁいぶ さらばいとしきひとよ】

ジャンル ドラマチックアドベンチャー
対応機種 プレイステーション2
Wii
発売・開発元 セガ
発売日 2005年7月7日
定価 7,800円
備考 Wii版は国内未発売
判定 なし
ポイント 大神主人公作品とは異なる作風
サクラ大戦シリーズリンク


概要

  • サクラ大戦シリーズのナンバリングタイトル第5作目。
    帝都(東京)が舞台の『1』・『2』・『4』、巴里(パリ)が舞台の『3』に続き、本作は紐育(ニューヨーク)が舞台。
  • プレイヤーキャラが『4』までの大神一郎から甥の大河新次郎へ交代、メインヒロインもジェミニ・サンライズに変わった。
    なお、本作の前には彼女を主人公としたゲーム『サクラ大戦V EPISODE 0 荒野のサムライ娘』が発売された。
  • 他のPS2版サクラ大戦シリーズとデータ連動の要素があり、『血潮』『3』でそれぞれ帝都・巴里花組のブロマイドが買え、
    『荒野のサムライ娘』でジェミニがそちらで交流のあった人物達を思い返すイベントが追加される。

ゲーム内容

ストーリー&キャラクター

  • 登場キャラクターについて
    • 本作の登場キャラクター達は、設定面において非常に個性的な面々が揃っている。
    • もともと過去シリーズは個性の強いキャラクターばかりという点が本シリーズの魅力であったが、本作では他のギャルゲーにもないような従来のカテゴリに分類されないような設定のキャラクターが揃っている。
    • 中には人によっては好みの分かれるものも多く、本作発売当初はシリーズファンの間でも非常に賛否の分かれる要素であった*1
    • また、キャラクターのデザインの点においても、過去シリーズと比べ配色等が「地味」という評価を受けることもあり、上記にある設定面ともに食わず嫌いが先行してしまい、敬遠された向きも多かった。
    • 上記に加え、『4』までの登場キャラクターで続投しているのが実質加山だけ*2というのも設定上仕方ないとは言え*3、「地続きという感じが薄い」との声もあった。
      • 以下に各キャラクターについての設定を紹介する。
  • 大河新次郎
    • 本作の主人公。過去シリーズで主人公だった大神一郎の甥という設定。帝国海軍を首席で卒業したというエリートだが、19才ながら所謂「ショタ系」の外見をしており、口癖は「わひゃあ」。
    • 大神が非常にファンからも人気の高いキャラクターであったため、「主人公が変更になった」というところで既に旧シリーズファンからは批判されることもある。
      • ストーリーの中盤で「プチミント」という女優に女装させられるなど、かつての大神とはかけ離れたキャラクターのため、拒否感を示すプレーヤーも多い。
    • 大河の設定やキャラデザインは、女性ファンへのアプローチも狙って作られている。これに関してはキャラクターデザインの藤島康介氏も「弟属性という女性受けしそうなキャラを描けるというので、しめしめと思って描いた」と語っている。(『サクラ大戦1~V 藤島康介のキャラクター仕事』より)
      • ただし「プチミント」にハートを射抜かれた変態プレイヤーも多々いるのも事実である。
    • 大河のキャラ造形には『新サクラ大戦』のスタッフも思うところがあったのか、同作の主役・神山誠十郎は選択肢次第では変態な面も見せるものの殆どのヒロインに対し年上の男性として振る舞っている。
  • サジータ・ワインバーグ
    • 黒人の弁護士で元・暴走族(しかも女優)という設定。一つ一つの設定は悪くはないが、さすがに三つ掛け持ちをするのは無理がある。
      • 暴走族をやめて弁護士になったのは「暴走族仲間が無実の罪で捕まった時、力では何も解決できないと悟った」という真っ当な理由だが。
    • 設定の濃さから想像出来ないが今作におけるパートナー格で、性格も常識人。
  • リカリッタ・アリエス
    • 「いしししし」「くるくるくるー」が口癖で、相棒のイタチ・ノコを「もしものゴハン(非常食)」と呼ぶ賞金稼ぎの幼女。
      • 仲間を失う事を恐れ、その裏返しで自分から「みんなの事、嫌いになる!」と言い出したりも。
  • ダイアナ・カプリス
    • 余命一年を宣告された研修医。気弱で引っ込み思案なベジタリアンという設定だが、作中ではキレた時に「なめたらあかんぜよ!!」という力強い台詞を残したため、戸惑ったプレイヤーもいた。
      • 『3』のあるキャラクターと苗字が同じであり、互いの関係を仄めかすようなイベントがあるかと思いきや諸々の事情で没に。
  • 九条昴
    • 公家の家系であることと、誕生日以外は判明しておらず、性別・年齢一切不明。英語版でも初登場時に性別は誤魔化しているがSheやMs Subaruと呼ばれており女性として扱われているようである*4
    • 男性とも女性とも取れる外見の上、合体攻撃が「放課後の教室でいちゃつく」という内容のため、アンチからは「腐女子向け」という攻撃材料を与えてしまった。
      • 更にメインシナリオに入る前は無愛想ながらも普通に人付き合いはできていたにもかかわらず、メインシナリオになると何の脈絡もなく唐突に人付き合いが悪くなることに戸惑ったプレイヤーも多い。
  • ジェミニ・サンライズ
    • メインヒロイン。『荒野のサムライ娘』での明るくはつらつとした性格から一転、都会での生活に疲れたのか、後ろ向きで影を持つキャラクターになってしまった。
      • さらにジェミニは他のヒロインと違い、女優ではなく掃除係でスタート、加入も最後という遅さ。メインヒロインのシナリオが後半、という事自体はシリーズのお約束だったが、加入も最後というのは本作のみである。
    • メインシナリオで彼女の出生に関わる重大な秘密が明らかになるが、人によっては「無茶苦茶」とも言われるほど衝撃の内容である。
      • ただし『荒野のサムライ娘』のストーリー上で、その片鱗のような物は見せている。
  • ラチェット・アルタイル
    • シリーズ唯一、2周目から追加される攻略ヒロイン。
      かつて『活動写真』に登場したキャラクターだが、同シリーズらしからぬアクの少ない真面目な性格、何の変哲もないスーツという地味な服装という、別の意味での異色のキャラクター。担当声優に舞台女優を起用している為、声質も他のキャラクターと大きく異なる。
      • 年上キャラが好きなら興味も湧くだろうが、同シリーズの年上ヒロインと比べても浮いている。それが逆に個性となっているという声もあるが。
    • ただし、声質の件を除けば、ごく普通のギャルゲーに出てきそうなオーソドックスなお姉さんキャラであるため、年下・ショタ系である主人公との噛み合せは非常にいい。
  • マイケル・サニーサイド
    • 「人生はエンターテイメント」を信条とする快楽主義者の総司令。
      帝都における米田一基、巴里におけるグラン・マの役割だが、隊員達の父親・母親的ポジションである彼等と比べて年齢が若く、軽い印象がある。
      そのせいか、ラチェットに足を踏まれたり新次郎に鉄拳制裁されるなど少々締まりのない一幕も。
      広井さんを描いただけだから」とはシリーズ構成と脚本を担当したあかほり氏の弁。
  • プラム・スパニエル、吉野杏里
    • 「きゃふん」「にゃうん」が口癖の女性オペレーターコンビ。プラムは典型的なヤンキー白人女性で、杏里は和服姿の日系女性。
  • 王玉智
    • 機械を針で直すメカニックおじいさん。

上記のとおり、奇をてらいすぎて設定が突き抜けているものが多い。

システム

  • 基本的なシステムは『3』以降と変わらないが、戦闘、アドベンチャーパートの両方でいくつかの新要素がある。
    • 戦闘パートでは、エリア移動や空中戦地上分戦といった、複数領域を移動しながらの戦闘を行う。
      • 他の味方に移動力や防御力を付与する「特殊能力」が各隊員に用意された。同一エリア内にいる味方の数が多いほど当然より多くの効果が付与される*5
    • ランダム発生だった連携攻撃が任意で発動出来るようになった。発動には必殺技と同じく気力を消費するが必殺技よりも消費量が少なく攻撃範囲も広いため、雑魚の処理に重宝する。ランダムで近くにいる3人目が追加攻撃を行う事も。
      • 隊長と隊員の信頼度とは別に隊員間の友好度も設定された。連携の威力・有効範囲に影響し、最高状態だと攻撃時の台詞が組み合わせ毎の固有の物に変化。友好度は2周目以降にも引き継がれる。
    • 隊長が隊員の盾になる従来の「かばう」コマンドに加え、隊長が隊員を呼び寄せる「ヘルプミー」コマンドが追加。
      • エリアが異なる隊員も一瞬で呼び出す事が可能。攻撃的な使い方も出来るかなり強力なコマンドの為、使用は1戦闘につき1回限りに制限されている。
    • 作戦コマンドも大神の「風・林・火・山」から「心・技・体」に変更された。
      • 『3』以降、ゲージ消費数のみを変化させるだけに留まっていたが、それに加えて『2』以来となる「ステータスの修正」が復活した。更に、「技」以外の作戦では使用不可能となるコマンドがそれぞれ用意され、個々の作戦が明確に差別化された。
    • アドベンチャーパートでは、部分的ではあるが3Dで表現された紐育の街を移動することが可能になった。

メカニック

  • 『1』から登場していた霊子甲冑「光武」に代わり、『2』で登場した「アイゼンクライト」の流れを引き継ぐ新型機「スター」にメカニックが変更された。
    • 上記の空中戦を実現する為に、通常形態の他に飛行形態へと変形する。
  • 『3』以降、搭乗者の意匠を積極的に取り入れる傾向になったが、『熱き血潮に』の「神武」でそれがあまりにも過剰となり賛否両論に分かれた件を反省してか、隊員に合わせた見た目のカスタマイズは最小限度に留められている。
    • これは、余計なパーツが多いと飛行形態への変形に無理が出るという、デザイン上の理由に依るところも大きい。

評価点

シナリオ&演出面(評)

  • 新しい舞台とキャラクター
    • 未熟で新天地に歓迎されない状態から始まる新次郎の成長物語と軸として物語が作られており、安定感のある脚本は評価されている。
    • ヒロインも従来のシリーズと比べ、見た目やキャラ造型の面でかなり癖が強いが、魅力的に描かれている。
      • 紐育を題材としたナンバリングゲームは本作のみとなったが、本編のその後を描いたOVAや舞台などが展開され、一定数の固定ファンを獲得している。
  • シリーズ最高峰の映像表現
    • ハード性能と技術の向上により、映像表現が更に進化。
    • 『3』や『4』、『熱き血潮に』では一枚絵やイベントイラストが崩れる事があったが、本作では作画監督が変更され、総合的に安定した作画となった。
    • 3D化されたアドベンチャーパートの移動マップはSDではなくシリーズ初のリアル頭身を採用。これにより、摩天楼と評される紐育の街並みを堪能する事が出来る。
    • 『熱き血潮に』からアニメムービーとなった戦闘パートの必殺技演出が強化。特に、『熱き血潮に』の敵の必殺技はキャラクターが棒立ち状態でアニメ化された意味をなしていなかったが、味方のものと同じく躍動感のあるものに改善された。

システム面(評)

  • 戦闘パートの難易度の向上
    • 複数のエリアにまたがった対象を攻撃または防衛する目的で、プレイヤーは自軍を分割する戦略を迫られるが、エリアが違う味方同士は回復や連携攻撃、特殊能力といった恩恵を受ける事が出来ない。この為、従来のシリーズと比べてユニットの運用を慎重に行う必要があり、戦略性が増した。
    • 特徴の項目で述べた通り、エリア制以外にも本作の戦闘パートは難易度を向上させる方向で調整されており、SRPGとしての歯応えはシリーズ随一となっている。
      • 空中戦の場合は地上戦と攻撃方法や必殺技が異なる等、ビジュアル的にも飽きさせない工夫がなされている。
  • サブキャラクターのエンディング
    • 2周目以降の隠し要素として、『活動写真』で初登場したラチェット・アルタイル限定だが、シリーズで初めてサブキャラクターのエンディングを迎えることが出来る。
      • ラチェットはストーリー序盤で戦線を離れ2周目においてもそれは変わらないが、条件を満たすと終盤のある場面で1度だけ復帰する。この時しか使用機会がないが他のヒロインと同様に合体攻撃も用意されている。

賛否両論点

シナリオ&演出面(賛否)

  • メインヒロインの扱い
    • メインヒロインのジェミニはシナリオ序盤から登場しアドベンチャーパートでの交流も普通に用意はされているものの、ある事情により終盤まで紐育華撃団のメンバーとしては扱われずにストーリーが進行する。
      • これは帝都のメインヒロインである真宮寺さくらが「田舎から都会にやってきた少女が荒波に揉まれながらも着実に成功をおさめていく」というストレートなシンデレラストーリーであったのに対し、ジェミニの場合は「田舎から都会にやってきた少女が挫折を味わいそれでも自分の居場所を何とか見つける」という作り手の意図があった為である*6
    • これにより後述の問題点も相まって、ジェミニはメインヒロインでありながらストーリー上で活躍する場面が他のヒロインと比べて圧倒的に少なくなってしまった。シナリオそのものは良く出来ているが、もっと彼女の活躍を見たかったという意見が多く挙がった。

システム面(賛否)

  • 新要素による煩わしさ
    • 上記のような新要素の導入により、アドベンチャーパートでは紐育の街を巡る楽しみが、戦闘パートではより戦略性を重視した遊び方が可能となった。しかしその反面、煩わしくなったという意見も少なくない。
      • アドベンチャーパートで目的の場所に行く場合、全体マップからエリアを選択→エリア内の場所にキャラクターを移動させるというプロセスが余計に入る他、リアル頭身を採用した事で移動速度が今までより遅くなった為、特にその声が大きい。
      • エリア制の導入や戦略性の向上で戦闘パートに費やす時間が多くなり、ストーリーをサクサク進めたいプレイヤーは難色を示した。

問題点

シナリオ&演出面(問)

  • 話数の減少
    • 本作のシナリオの話数は全8話と『4』に次いで少ない。特に序盤のシナリオは引き伸ばした感がある。
      • 一応プレイ時間の話でいうと、話数が少ない分、各1話ごとのシナリオが長くなったので、総プレイ時間で言えば過去作とあまり変わらない。
      • ただ、1話辺りのシナリオの長さも上記のシステム面のテンポの悪さに起因するところもある。
    • 話数が少なくなった事に伴ってか、事件の裏に隠れた真の黒幕、2号機メカの登場、といった1~3にあった展開がなくなった。
      • これらがなくなった代わりに別の何かが足された訳でなく、単純にストーリーから今まであったものが引かれただけなので、肩すかし感が否めない。全8話である事は早い段階でアナウンスがあったが、同時に余談の項目に書かれている敵のボス及びその部下全員が事前の雑誌情報で明らかにされていた事や、アメリカではなく日本絡みの敵だったという点も、ゲーム発売後に批判される要因となった。

システム面(問)

  • やり込み要素の低下
    • ナンバリングでは1番ボリュームが少ない『4』にすら用意されていたミニゲームだが、本作ではついに完全に削除された。
      • これによりクリア後のおまけモードも歴代で最も味気の無いものになった。本作では新たに、ヒロインと紐育のスポットに訪れ写真撮影をするという要素が加わったが、無くなったミニゲームの代わりを果たしているとはお世辞にも言う事が出来ない。
    • サブキャラクターの信頼度も華撃団関係者のみとなり、『3』と違って街の人々には適用されなくなった。
      • これらの要素は単なるやり込み要素というだけでなく、ストーリーやキャラ造型の補足という一面を担っていた事もあり、絶対に残すべきだったという声が根強い。

総評

ある意味ひねりすぎとも言える登場キャラクターの設定面から食わず嫌いが先行してしまい、本作に対していい顔をしない従来ファンも少なくなはい。
キャラクター以外にも、システム面においての作り込みの甘さが目立つ。そういうこともあってか発売当初の売り上げもあまり芳しくなかったようだ。
しかしながら、過去作にはなかった新要素や新しい試みを評価する声も多い。総合的な内容で言えば完成度はけっして低くはなく、十分評価のできる作品である。実際にプレイ後に印象が変わったという意見も多い。
シリーズから比べてみれば異色作であることに間違いはなく、正統派な進化を求めたファンにとっては受け入れがたい面もあるかもしれないが、内容は今まで通りのサクラ大戦らしさを持った作品である。

だが、残念ながら売り上げが芳しくなかった事から、サクラ大戦シリーズのナンバリングタイトルは約14年間発売されなくなってしまった。


余談

  • 帝都の田中真弓氏・巴里の井上喜久子氏のような意外な配役のヒロインや神谷明氏・高山みなみ氏のような大御所は少なく、比較的若手の声優が多くキャスティングされている。また、いわゆる「アニメっぽい演技」でないキャラが数名いるものの声優の質は高くいわゆる棒読みキャラは存在しない。
  • 田中公平氏による楽曲は他のシリーズ同様高いクオリティ。主題歌「地上の戦士」も熱く燃える名曲であり、作画レベルの高いOP映像にマッチしている。
  • 舞台は紐育だが、何故か敵は信長*7。尤も、1も帝都が舞台なのにサタンがラスボスだったが。
    • これに関しては『3』のパリシィのように先住民を敵にすると侵略問題絡みになりかねず、日本人が敵なら問題ないと判断されたため。(ソース)
    • 配下にはお約束として蘭丸もちゃんといる。それ以外の配下もビジュアル・設定共に突き抜けた物が多いが、特に髑髏坊はその筋骨隆々のアホの子という特異なポジションも相まって本作の敵キャラクターの中では人気が高い。
    • 当初は信長戦後の、更なる突き抜けっぷりを誇る新たな敵・ツタンカーメンとの戦いを描いたエピソードも収録予定だったが、製作の都合で没になり、OVAに再利用されている。
      • また、本作の続編の可能性もあったのではないかと予想する声もある*8
      • 余談だが、このOVAも古代エジプトの女神・バステトがネコ耳*9という狙ったキャラクターだったり、古代エジプトに存在しない筈の言葉である「インシャラー*10」という歌詞が出るなど突込み所が多い。
      • それでもOVA本編の出来は良く、ファンからは概ね好評価を得ている*11
      • OVAには、ゲーム中では名前だけ確認された新次郎の母・大河双葉も登場する。
  • 本編シリーズでは初めてアジア圏以外の海外版が発売された。タイトルは『Sakura Wars: So Long,My Love』。ワールドワイドパブリッシャーはNIS America。
    • 日本版とは異なり一部のキャラクター名などが変更されている。また、Wii版とのマルチプラットフォームでの発売となった。*12
    • PS2版は音声が日本語版、英語版の2枚組となっている。ただし日本語版ではテキストは英語版のものと同じため変更されたキャラクター名などで音声と合ってない部分がある、英語版ではキャラクターの口パクが日本語音声に合わせてあるため口が閉じてるのに音声が流れるといった不備がある。ちなみにセーブデータはそれぞれ別のゲームとして認識され互換がない。
  • 本作発売後、ライブやショウ、出演声優らが主催のコンサートやトークイベントは行われてきたが、ナンバリングの続編は長らく発表されない状況が続いていた。
    • 2016年の「第1回 セガフェス セガ総選挙」の作品部門と復活期待部門で1位になり、2018年4月14日に『新サクラ大戦』が発表された。プラットフォームはプレイステーション4で2019年12月12日に発売された。舞台は太正二十九年、1940年の帝都・東京となり、キャラクターとかつての主要スタッフの大部分が刷新される。
      • 2008年に紐育華撃団が主役の舞台『紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ』が開催されたが、この舞台で『サクラ大戦』の全てのコンテンツは終了する予定だったと、『新』の発売の際に田中公平氏が明かしている

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最終更新:2022年11月22日 10:04

*1 尤も、巴里花組も発表当初は不満・不安を感じる声が少なからず存在していた。

*2 ストーリーの序盤でさくらと大神は出てくるが、新次郎に紐育に行くよう辞令を出すのみに留まる。

*3 『4』ではルートによってはヒロインが大神と結ばれ、それぞれの人生を歩んでいる。

*4 余談だが、英語圏では2019年からTheyが男性か女性かの二者択一では分類できない性別として使われるようになっている

*5 付与される効果の倍率は同一エリア内の味方の数が少ないほど高くなる。

*6 彼女のテーマソングでも「未来は明るいと信じていたがそれはちょっと間違いみたいだ」と謳っている。

*7 しかもCVが戦国無双と被っているが、開発期間を考えると偶然の一致の可能性が高い。

*8 裏付ける証拠の一つとして、OVA版ではラチェットが新部隊を結成するため伯林に行っており、作中に登場しないという展開があった。

*9 実際、神話上でも頭だけ猫という、半ケモキャラではあるが。

*10 アラーの思召しのままに、の意。イスラームの神・アラーが登場するのは7世紀で、ツタンカーメンの時代には存在しない。

*11 全編に渡ってプチミントを猛プッシュしつつも、同時に「亡き愛妻を想い続け、プチミントに彼女の面影を重ねたツタンカーメンの悲哀」を描き切った展開から、主にプチミントのファンからの支持が厚い。

*12 ちなみにPS2版は北米地域のみだが、Wii版は北米・欧州両地域で発売された