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テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3

【ているず おぶ ざ わーるど れでぃあんと まいそろじーすりー】

ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名:君のためのRPG)
対応機種 プレイステーション・ポータブル
メディア UMD 1枚
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 アルファ・システム
ナムコ・テイルズスタジオ
発売日 2011年2月10日
定価 6,279円
プレイ人数 1人
セーブデータ 480KB以上(1ファイルあたり)

※ネットワーク連動を使用する場合
傭兵データ用:608KB以上
傭兵・アイテムデータのインポート用:384KB以上
ネットワーク接続のための認証データ:352KB以上
以上3つそれぞれの容量の空きが必要になる。
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
コンテンツアイコン 暴力、セクシャル、言葉・その他
廉価版 PSP the Best:2013年2月21日/2,800円
判定 なし
ポイント 演出の改善・戦闘外システムの充実
戦闘の進歩が乏しい
テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク


概要

テイルズ オブ シリーズの外伝作品。シリーズキャラクターが作品の枠を越えて共演するRPG『レディアント マイソロジー』シリーズの3作目。「集大成」「完結編」とアナウンスされている。

発売前には「『レジェンディア』のキャラ大量追加」「『デスティニー2』『アビス』のパーティキャラ全員参戦」といった要素で当該作品のファンを沸かせ、『リバース』のサレ、『レジェンディア』のミミーといった印象深いサブキャラや、前作・前々作のヒロイン・カノンノの2人が参戦。
また、今回はシリーズの本編タイトルを制作していたテイルズスタジオが制作協力。


評価点

キャラの大幅追加

  • 過去作で出番の少なかった『レジェンディア』、『ヴェスペリア』を中心に歴代ボスキャラやNPCも多数参戦。
    • ただし、今作の3,4割程度のキャラは、各キャラに対応したクエスト(メインシナリオとは無関係)を達成しないと加入しない。プレセアなど複数条件を消化していかないと登場しないキャラもいる。
    • 『なりダン3』では故あって二者択一だったリオンとジューダスだが、なんと本作では別人扱いになっており同時に仲間入りする。
    • マイソロシリーズのヒロイン「カノンノ」も勢揃い。特に『1』のパスカ・カノンノは原作でNPCだったため、操作できるのは今作が初。

戦闘

  • 前作では秘奥義のないキャラがいたが、本作では全員に秘奥義を実装。秘奥義のなかった『ファンタジア』、『エターニア』、『レジェンディア』のキャラへの追加はもちろん、2人で秘奥義を放つ『リバース』のキャラは一人で発動できるようになった。さらに一部のキャラは本作オリジナル技。
    • 既存キャラに関してもカメラアングルの変更や動作の高速化等で演出が良くなっており、前作に比べて迫力増。
  • ミントなど回復・補助専門キャラは、前作ではオーバーリミッツゲージ(以下OVL)を溜めるのが実質不可能だったが、今回は回復・補助術でも微量ながら増えるようになった為に、OVLが全体的に溜まりやすくなっている。
  • 新職業「ガンマン」の追加。
    • 二丁拳銃の連射・技の射程の長さにより距離を問わずに戦える優秀な職業であり、連射による拘束力は非常に高い。
  • 新たにレディアントドライブ(以下RD)というシステムが追加され戦略性が増えた。
    • 「技の連携制限がなくなる」「術詠唱時間が0になる」「術技の消費TPが0になる」というもの。この状態では秘奥義を使用することができない上に、攻撃を受けた時はカウンターヒット扱いになってしまうが、相手を長時間拘束したり術の連発で秘奥義以上に大ダメージを与える事ができる。
      • 勿論、OVLにも仰け反り完全無効・与ダメージ増加・詠唱時間短縮・秘奥義などの安定したメリットが揃い、しっかり差別化が出来ている。
      • 特に被ダメージ90%カットという特徴は、高ランクボスクラスの秘奥義に耐えるためにはほぼ必須になる。
  • 術技の使用回数は、前作では新たな技を覚える事にしか意味は無かったが、今作はマスターすると消費TPが減るようになった。
    • また、ほとんどの術のマスター条件回数が減り、RDと合わせて気軽にマスターしやすくなった。
  • また、前作と比べて技の総数が増えており、『1』にあって『2』に無かった技が復活するなどしている。
    • 既存の技も性質が良い方向に調整(殺劇舞荒剣等)され、攻撃の途中に外しても誘導が外れずに繋げやすくなっている。
  • 各キャラの動きや性能がより原作に近くなった。
    • その代わり一部のキャラでは、原作に忠実すぎて逆に使いにくくなったという弊害がある。*1
  • 前作で固定だった初期レベルは、任意加入キャラは主人公の現職業のレベル、途中加入キャラはその時の進行度に合わせたレベルになっている。装備もショップで売っている加入レベルの最強装備が初期装備なので、加入が後半になるキャラもレベル上げは前作ほど苦労しない&即戦力として使えるようになった。

攻略

  • クエストは達成して報酬を得るだけでなく、受注中は戦闘時の経験値・レア獲得率・採集効率増加の効果を得られるなど、お使いライクな作業をある程度は改善している。
    • クエストの種類も分かりやすくまとめており、クリア後なら任意で好きなものを選べる為に評価が高い。
  • 今作では正当にギルドとしてアンジュから受諾するクエストだけでなく、ギルドのメンバー個人から修行などの名目で依頼される「個人クエスト」が存在する。
    • 任意加入のキャラは当然メインシナリオへ参加することはないが、この個人クエストの存在でパーティー登用機会を大分フォローされている。
  • ダンジョンの仕掛けが多くなり、ただ進むだけという退屈な作業でなくなった。また、カメラが見下ろし式に変わり見易くなった事や、それを活かして隠し宝箱があるという工夫も出来ている。
    • エンカウントシンボルの出現方式が周囲に出現&すぐに復活するように変更された為に、討伐クエストも前作より討伐数は大きく増えたが、対象が現れやすくなり非常に楽。
      • また、ダンジョンの構造が歴代作品のダンジョンをオマージュしている為にファンにとっては嬉しい出来。

シナリオ・キャラ描写

  • 前作に比べ、メインシナリオ(重要任務)に参加するキャラが増え、偏りもそれなりに少なくなった。
    • また、シナリオでダンジョンの新しい先へ行く時は必ず演出があるので、しっかり進んでいると意識しやすい。
      • アンジュのみギルドリーダーという立場上、メインシナリオへの出演率は全キャラ中断トツである。
  • 前作では、原作とイメージが違うキャラが是正されている。
    • 特にヴェイグは原作通り全体的にクールになっており、スキットで他のキャラの頼まれ事を受けたりと、前作ほどクレアに固執していない。
  • アスベルが騎士になったという原作で果たせなかった夢を叶えていることや、苗字が同じ「藤林」の(血縁や家族関係は無い)しいな&すずとの先輩後輩関係等、パラレルならではの展開がある。
    • 別作品毎のキャラの絡みも「兄妹のように仲が良いティトレイとメルディ」「ルークが本来持つ優しさを見抜いて修行などに誘うクレスとロイド」等良い雰囲気のものもある。世界観的に「国同士の資源抗争が絶えない世界を救う」という目的を持つギルド・アドリビトムの姿勢や、今作で新たにギルドリーダーとなったアンジュの手腕もあって、アドリビトム自体の雰囲気が前作より良くなっている。
  • クリア後限定だが、スキットを見直せる機能があり、気軽にもう一度見直す事が出来る。
    • また、スキットも期間限定のものがメインシナリオを除いて大きく減っており、スキット条件も前作に比べて全体的に大幅に緩くなっている。
    • フルボイスでこそないものの、ボイス付きスキットの量は前作以上。
    • レジェンディア勢(今作新規登場組)、一部キャラ(ルカなど)の眼鏡姿など、今作のスキットのために新たに書き下ろされたイラストも多く存在する。

その他

  • 主人公のキャラメイクの自由度が更に上がっている。またクリア後であればキャラメイクを何度でもやり直すことができ、ボイスにはクリア後限定で歴代キャラ役の声優によるものを使用する事ができる。
    • 前作より良いデザインが増えた為にネット連動で同じ様なキャラが減り、ある程度は個性が分かれる様になった。
    • キャラクリの髪型の中に、当時放映されていたあるアニメのキャラと全く同じの髪型が複数ある。その為か、そのアニメキャラを再現して連動サイトにアップした人が多くいた。
  • また、新たにデザインされた装備品のデザインも比較的良好。前作では、頭装備は髪型だけでなく顔全体隠すデザインが多い上に強力だった為に、新装備のデザインの評価は高い。
    • それに合わせて、職業の装備できる種類が増えている。例で双剣士は短剣と服装備が出来るようになった等。
  • 称号にボーナスがある。攻撃力増加など戦闘に役立つ物、採取増加など素材集めに役立つ物がある。
    • クエスト報酬増加など称号限定の効果がある上に、強力な効果はデメリットとの両立によってバランス調整がされているが、一部の称号は不必要となる。
      • なお、称号を集めるとネット連動でアイテムを手に入れるために必要な「マイソロマイル」が貰える為に、やり込みへのやる気も増える。
  • 武器に付与されたスキルを(ちょっとした制限はあるが)他の強い武器へと継承したり、材料を消費して武器の基本能力を強化できるようになった。この事は大いに評価されている。
    • これにより前作の「○○の防具のデザインは良いけど性能が微妙」ということが無くなり、気軽にネタ装備で進める様になった。
  • 前作・前々作のセーブデータを引き継ぐことで、闘技場でそれぞれのラスボス「ウィダーシン」「ゲーデ」と戦うことができる。ウィダーシンの戦闘BGMはアレンジされており、『1』と比べて聞きごたえのあるものになっている。
    • 闘技場もクエスト同様にボーナスがあり、経験値稼ぎ等は出来ないが、素材集めや装備品集めが楽にできるようになった。
  • 他にも、採掘・採取は専用アイテムを廃止しポイント探索型へと変更、一度でも聞いた歴代戦闘曲をいつでも戦闘曲として使用可、アイテムの生産が同時に大量に行えるなどの前作からの改善点は非常に多い
    • ショップも前作と違い難易度を切り替えても品揃えは変わらない上に、前作と違いストーリー進行に合わせて種類が増えたりはしない。

賛否両論点

  • 今作はクエストを受けていない状態でダンジョンに向かった場合、「仲間を無断で連れて出歩いた」という扱いになり、その状態で全滅するとその時のパーティメンバーは主人公以外医務室送りになり、クエストを何か1つ達成するまで彼らをパーティーに加えることができなくなる。
    • システム的には純粋に不自由。だが今作ではクエスト未受注でダンジョンに赴くメリット(報酬補正、ワープ等)がなく、医務室では大半のキャラが専用のセリフが(言われるのは主人公への怒りだが)用意されている。ただのオマケ要素と感じるか、不満点と感じるか賛否両論。
  • スキットにネタ切れ感が見られる。
    • やたらと下ネタが多い。
    • 有名なスキットは「アスベルがエステルに足を開かせ腰を振らせる」といったもの。
      やっていることは「技の使い方の伝授」なので特に問題ないが、字面だけ見れば完全なる下ネタである。アスベル等の真面目なキャラに「下品な話に持って行ったスキット作るな」とファンに限らず不満に思うユーザーは多く、レビューに書かれる程。
    • また、ティトレイは一部のファンに「トイレ」のあだ名で呼ばれていた*2のだが、『ヴェスペリア』のレイヴンから「ティトレイがおトイレい!なんちゃって!」と呼ばれるスキットがあり、公式でティトレイとトイレを絡ませたネタを持ってきた事に不快感を示すファンも少なくない。
    • だがこれはまだマシなほうで、一番最悪なのは、ティトレイが『レジェンディア』のノーマから呼ばれるときの愛称があろうことか 「ティンティン」 ……このあだ名とトイレネタが絡む要素を考えると、最早擁護不能なレベルで あまりに下品すぎる といわざるを得ない。原作ではノーマはおちゃらけた言動が多く、自分しか使わないあだ名をつけるのが好きな人物ではあるが、こんな失礼極まりないあだ名をつけるような人物ではない。
    • 「非常口の走る人のマーク」など、テイルズである必要がなく世界観から浮いているネタがある。
  • キャラクターの体型が過剰に「ガリガリ」傾向にある。
    • 主人公は本編クリア後、髪型やボイスの他、性別・体型をエディットできる。
      特に体型はかなり細かいメモリで設定できるのだが、体重に相当するメモリをMAX(つまり、最も体重が重い)に設定しても、せいぜい痩せ体型どまりにしかできない。
      • 所謂「ガタイのいい女性格闘家」などは表現できない。もともとテイルズの女性キャラはデスティニーのマリーを除き、ほぼ全員線が細いため仕方ないところもあるが…
    • テイルズの女性キャラの体型について、原作設定が絵に反映されていない。
      • 本編では「スタイルがいい」「巨乳」扱いのキャラがこぞってぺったんこに近い画像になっている。*3
      • 逆にノーマは本編ではぺったんこ扱いにもかかわらず、秘奥義のカットインではしっかり胸が描かれており、絵だけで見れば本編でスタイルを羨ましがられていたクロエと立場が逆転してしまっている。
      • 本作のスキットには「巨乳キャラならではの悩み」という題目が存在し、ミント・しいな・ティア・ジュディスが参加しているが、ファンタジア及びアビスをプレイしていないプレイヤーにとっては『何でミントとティアが悩む必要があるのか分からない』事態になってしまっている。


問題点

システム・バランス・戦闘

  • モンスターグラフィック・術エフェクトなどが前作からの流用。
    • 拡張版と捉えれば仕方のない事だが、前作、前前作から遊んできた人にとっては新鮮味が薄く感じられてしまう。
    • キャラグラフィックはカイルなど改善された者・ファラなど悪いところがそのままの者とばらつきがある。
    • 新規のモンスターグラフィックは数えるほどしかいない。
  • 職業間のバランスの悪さが依然として残っている
    • 前作で異常に攻撃力が高かった大剣士や、終盤になるにつれダメージが稼ぎづらくなる双剣士等に調整が入り、他にも改良されて全体的に良くなった点もあるが…。
    • 魔法剣士が回復魔法を習得するようになった一方で、前作以上に器用貧乏な性能になった。
    • 新職業「ガンマン」の性能が非常に高い。技のコンボも拘束力が高く、ゲージ回収速度が異様に早い上に秘奥義も高性能。
    • 「忍者」も並外れて強く、「心頭滅却」という一定時間"ダメージを受けても仰け反り無効"になる補助技を覚えるため、戦術や連携を駆使しなくとも、大量の回復アイテムさえあればゴリ押しで勝ててしまう。更に基本コンボも強いため、かなり強い職となってしまっている。
  • 歴代キャラの強キャラ、弱キャラの格差。
    • 弱体化を受けたキャラの筆頭候補として挙げられるのがユーリとプレセア。
      • ユーリは前作に比べて一気に技数が増えたものの、通常攻撃や多くの技の発動後に隙ができるようになり、行動を遮られやすくなった。
      • プレセアは原作では「動きが遅い代わりに攻撃力が非常に高い」性能だったが、今作では"他のキャラクターよりも攻撃力が少し高め"くらいの調整になり、動きの鈍重さを考えると少々割りに合わない性能になっている。
    • 全体的に術士の火力が高めのバランスになっている。特にキールは最高クラスの攻撃・回復・蘇生魔法を兼ね備え、全体攻撃&全体回復&蘇生&状態異常回復効果の秘奥義まで覚えるというとんでもない性能を誇る。
    • 術士内でも、今作は回復秘奥義の存在により「1人で何でもできるキャラ」がバランスを崩している。もちろんプレイヤーの戦術如何にもよるのだが、回復・補助専門でありながら独自性・強力な術が乏しいミントやリフィルの立場が不遇。
    • 前作で協力とされていたアニーが、前作と比べるとTP消費量が大きく増えた為に、かなり扱いにくくなってしまった。
  • 今作は空中でコンボを繋げることが可能になったというのも売り文句でありあるが、前作と比べると攻撃がつなげやすくなった程度であり、元となった作品(『ラタトスク』や『ヴェスペリア』)と比べると空中で発動できる技の数は少ない。空中で発動できる技からさらに別の空中で発動できる技につなげるといったことはほぼできない。
    • 原作で空中戦をメインにするキャラ(ジュディス、エミル、シングなど)は、浮かせて空中でコンボを決めている最中に、仲間が横から殴って落としてしまうことがあるため、周囲をよく見ないと攻撃を繋げにくい。
  • 秘奥義の演出、ヒットに問題がある(一部キャラ)。
    • ガイが見た目的に範囲攻撃なのに単体攻撃、相変わらずのルカの攻撃の不自然さ等が挙げられる。
    • また、アスベル等は、一部秘奥義が途中から外れることがあり、全弾HITしない時がある。
  • 戦闘システムは前作から大きな変化はしておらず、RDの追加くらいしか変更点がない。
  • ボスの性能がザコ敵の単純強化であり、攻撃方法がワンパターンなものが多い。鋼体(仰け反り耐性)持ちでごり押しによるダウンや吹き飛ばし攻撃を行うボスがほとんど。
    • 戦闘自体の難易度は上がってはいるが他システムでサポートされており、使い勝手の難しいキャラも戦力として採用していける。大剣以外は殆どダメージが通らなかった前作と比べれば、ダメージ面のバランスは大きく改善。
  • レベルアップに時間がかかる
    • 全体的に『2』より得られる経験値が低くなっているためレベル上げに相当な時間がかかり、その割には装備するのに高レベルを要求するものが多い(装備品にはすべてレベル制限がある)。
    • 救済措置として、今作からパーティにいないキャラのレベルが自動で上がるようになったが、自動上昇はレベルは70(本編をクリアする頃のレベル)で打ち止めとなり、レベル上限である250まではパーティインさせて上げる必要がある為、本当に救済措置となっているかは疑わしいところである。
  • ダンジョンのエンカウントシンボルが前作と比べると避けづらいなど、一部仕様が悪くなった。
    • 敵とエンカウントしにくくなる「ホーリィボトル」の削除、本拠地へのワープが任務完了まで使えない、素材採取場所がダンジョンから脱出しないと復活しなくなった等、面倒な仕様が増えた。(ただし、こちらの方がモンスターよりLVが高いと、モンスターが逃げる&移動速度低下するので、最終的には前作よりは避けやすい部分の方が多い)
      • ホーリィボトルは称号で代用できたり、ワープは前作では便利過ぎた。ただし、素材採取場所が復活しないことに関しては純粋にテンポが悪い。
  • 多くの任意加入キャラはクエストの依頼を受けて主人公が「お迎え」に行くことになるのだが…大抵はダンジョンの奥地に1人で向かわなければならない。歴代主人公キャラとの決闘クエストも同様。
    • ダンジョン視点が見下ろし型になった影響か、今作のダンジョンは狭い通路が非常に多く、状況によっては敵との戦闘回避が難しい場合がある。背後から接触されるサプライズエンカウントだと戦闘からの逃走も不可能になるため、敵の強さ、数によっては詰む。
  • 前作ではメインシナリオに関わるクエスト(重要任務)も途中で破棄できたのだが、今作では重要任務を破棄できない。つまり強力なボスが倒せないからといってキャンセル不可。
    • しかし、クエスト中でも転職できる様になった事、重要任務は全体的にボーナスが大きい事から、ある程度の対処は出来る。
  • ショップの品揃えの種類が増えるのが遅すぎる。
    • 前作はクリア間近になるとレモングミ等回復量が高い道具を購入できたが、今作はクリア後でないと購入できない。
      • ただし品揃えを増やしておれば、周回プレイ時は序盤から購入が可能になる。
  • 所持上限数が厳しい。
    • また、今作では武具のスキルを鍛冶屋で移せる為、有用なスキルや高い能力を持つ武具を捨てることの無いように常に注意しなければならない。
    • 所持上限を超えると問答無用に捨てる、ユニーク武器も例外ではない。倉庫はあるが自動転送等のシステムはない。
    • 倉庫にも所持上限数がある上に、前作と比べるとキャラが増えた為に実質的なキャパシティは大きく減っている。
  • 一応ユニーク装備品は、レア獲得率を上げても低確率だった前作と比べると非常に入手しやすくなっている。

キャラクター・シナリオ

  • 『ファンタジア』『テンペスト』は追加キャラなし。
    • 『ファンタジア』で残っている残り1人のパーティキャラ・クラースの攻撃方法が「通常攻撃と精霊召喚のみ」というものであり、グラフィックの他、彼の用いる精霊召喚の特殊性から参戦できないのではないかという予想が発売前からすでにあった。実際、本作では(厳密には違うが)精霊召喚を秘奥義にしているキャラクターがおり、それに倣うと通常攻撃と秘奥義以外の攻撃手段がなくなってしまう為である。
    • 『テンペスト』の残り3人のパーティキャラについては作成が大変というような要素は見受けられず、なぜ誰も参戦しなかったのかは不明。「エスコートタイトル(外伝作品)だから」という理由は、同じくエスコートタイトルである『ラタトスク』のパーティキャラが全員参戦しているため通用しない。
  • 相変わらず大小なりともキャラクター崩壊が見られる。
    • 当時のテイルズのお祭りゲーで異常な持ち上げをされていた事がしばしば指摘されていたティアやジェイドは大分おとなしくなったものの、今度はこれまた藤島キャラのユーリが過剰に贔屓されている事態になっており批判は決して少なくない。それ以外ではすず、ウッドロウ、シェリアなどに多くの指摘がある。
  • サレはクリア後に発生する最終決戦クエストでは、何と4人に分裂する。原作にはそんな描写はないが…意図は全くもって不明*4
    • その上このクエストは重要任務であるため、前述のように一度受けたらクリアするまでキャンセルできないという鬼畜仕様である。しかもこのクエストはかなりの難易度を誇る。
  • プレイヤーの創った主人公がテイルズのキャラと一緒に冒険する、というのがマイソロシリーズのコンセプトだが、今作は主人公がイベント上において主人公として効果的に作用していないイベントがいくつかある。*5
  • ダオス、ユグドラシル、ミミー、前作のカノンノ2人と出会えるのは本編クリア後で、実質隠しキャラである。どのようにストーリーにかかわるのかと想像していたユーザーにとっては肩透かしもいいところであった。特に歴代カノンノの共演は注目されていたが、クリア後イベントということもあり、会話はほとんど無い有様。
  • メインシナリオも不評。大まかな流れは『2』と同じ内容な上、冗長で固有名詞が多く、学者キャラクター(ウィル、キール、ハロルド、リタ)に頼りきりな面も多く、終盤は宗教臭い展開になるなど前作よりも酷くなっている。
    終盤でのカノンノの台詞「命をありがとう」は、それまでのストーリー展開やカノンノ自体の電波ぶりと相まって多くのユーザーの印象に残った。

詰め込みすぎた弊害

  • UMD容量を割と限界近くまで詰め込んでいる影響か、ロードも全体的に長く、処理落ちもする(インストール無しの場合)。
    • 一応シリーズ初のメディアインストールに対応。約600MBの容量を食うが、ロード時間は非常に早くなる為、インストールの価値はある。
  • 更にグレイセス程ではないがいつものテイルズと比べるとバグが多めである。
  • 一部のキャラが特定条件下で秘奥義を使用するとPSP本体が強制終了してしまう。
    • 殺撃幻竜陣、イノセントガーデン、アンチェインド・ノートなどが該当する。
    • 特に殺撃幻竜陣は厄介で、敵を倒した直後などに味方CPUが発動して技をスカった場合は確実にフリーズして止まる*6
    • セネル及び格闘家の投げ技は、ミミズ系モンスターの口内に潜り込んで体内で暴れた後に吐き出されるという技であるが、この技で使用者が食べられている時にモンスターの体力が0になるとフリーズ+電源落ちする。この技ではモンスターのHPは1までしか減らない仕様だが、仲間の攻撃が当たると0になるため撃破エフェクトの後フリーズする。(前作でも発生)
  • ウッドロウorユーリ&エステル&リタが突然いなくなる。
    • 人物図鑑からも名前が消えるため、「ギルドに加入したという情報自体がリセットされる」という。クエスト達成した後の全滅が発生条件と言われている。
  • 主人公の名前が文字化けする。

その他

  • 連動サイトからの入手アイテムに「テネブラエTシャツ」というアイテムがあったが、一時期、スタッフが数値をうち間違えたらしく、強化可能回数が 246回 というとんでもない数値になっていた事があった。後日、正常なパラメータに修正された。
  • 参戦人数には数えられていないが、本作と同じくアルファ・システムが開発した『なりきりダンジョン2』のキャラがクエストの依頼人として再登場している。
  • 秘奥義カットインの画質が悪い。
  • 相変わらずの状態異常・変化の回復術のマスターに苦労する。
    • 状態異常中でないとその術を使用できない。
  • 前作では中村氏、椎名氏、桜庭氏によるオリジナル戦闘曲があったが、本作では桜庭氏のものしかなく(他は他作品からの流用)、中村氏はイベント・ダンジョン曲のみ担当のようで、椎名氏に至ってはラストダンジョンの曲1曲のみ。

総評

前作と大きく変わりないが、遊びやすく安定感のある続編に仕上がっている。
演出の強化や秘奥義追加、新装備のデザインにダンジョンの構造変化などシステム面は『マイソロ2』から大幅に進化しており、『3』という名前に相応しい出来になっている。

反面、戦闘面では『2』でほぼ完成していた為にアクション的な改良はない。所持重量やキャラ描写など、一部システムの問題点は完全には解消しきれていない。



余談

  • 参戦人数について
    • 本作発表時「歴代キャラは80人以上が参戦し、操作可能なキャラクターは76人で、カノンノ3人は歴代操作キャラには含まない」と発表された。しかし、74人まで発表された後に、本作プロデューサーの大舘隆司氏がTwitterにて「歴代操作キャラ人数は74人(超意訳)」と発言し、その後公式サイトにて「操作キャラはカノンノ3人を加えた『77人』」と発表された。最初に発表された「76人」とは何だったのか、現在でも不明のままである。
      • この事により公式のテイルズコミュニティなど、様々な場所で抗議のコメントが広がった。