DSで発売された『トモダチコレクション』と3DSで発売された『トモダチコレクション 新生活』について記述する。判定はどちらも「判定なし」。



トモダチコレクション

【ともだちこれくしょん】

ジャンル そっくりトモダチコミュニケーション
対応機種 ニンテンドーDS
発売・開発元 任天堂
発売日 2009年6月18日
定価 3,619円(税別)
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 自分そっくりのキャラを作れる
現実とは違った人間関係を楽しめる

概要

プレイヤー自身やその友人・家族にそっくりなキャラ(通称Mii)を登録し、架空のマンションで生活するMii達の生活を観察したり、干渉して楽しむゲーム。Miiは最大で100人まで登録できる。

悩み事を解決することで島の施設が増えていく。また仲良くなると一緒に遊ぶ(ミニゲーム)ことができ、クリアすればお宝を入手できる。 操作は全てタッチペンを用いる。ボタンは一部のショートカットに使うのみ。

特徴

  • まずはMiiを登録。顔や体型などはWiiの機能にあるのと同じだが、本作独自の項目として生年月日などのプロフィール、声色を設定できる。
    • 制作したMiiは同じマンションで共同生活を送る。住人が増えると交友関係も広がっていく。
  • 作ったMiiには現実の人物の人間関係は一切反映されない。そのためゲームならではの人間関係を楽しめる。
    • Miiは独自に交友関係を持ち、喧嘩したり、恋をしたり、別れたり、結婚したりする。
    • 各Mii毎に性格も食べ物の好き嫌いも全く異なる。大好物を食べさせれば踊り出し、苦手な物を食べさせると嘔吐したりするが、何が好物なのかは食べさせてみないと分からない。当然モデルとなった人物の好き嫌いが反映されることもない。
  • プレイヤーもMiiの悩み事を解決したり、一緒に遊ぶなどのコミュニケーションを取れる。
    • とはいえ、プレイヤーはあくまで管理人という立場であり、どうぶつの森のように住人と立ち入った関係を築いていける訳ではない。

おバカな点

  • ゲーム全体に「手の込んだ手抜き」感が漂っており、現実ではありえない現象があるかと思えば、逆にゲームにしてはややリアルな表現があったりする。
  • キャラクターはデフォルメされたMiiなのに対し食べ物やお宝の画像は実写やCGでありゲームのデザインから浮いている。
    • 食事の時のアニメーションもあるのだが、Miiの食べる動作に合わせて画像が縮小されていくだけ。もうちょっと頑張れなかったのか。しかも食事後の腹の中をレントゲンで覗けるのだが画像を使いまわしているので皿ごと腹に入っているというシュールな光景が見られる。
      • 画像の使い回しもあってシルエットクイズは高難度。皿などに盛り付けられた食べ物は見分けがつかない為。
    • 一方でMiiによって肉と魚料理を好むタイプ、デザートが好きだが好みが分かれる料理は総じてダメなタイプ、逆に好みが分かれる料理や野菜を好むタイプとそれぞれ分かれているという妙にリアルな要素も。
  • Miiの仲が良くなると結婚するがゲーム内には結婚の年齢制限が無く、例として6歳の子供と80歳の高齢者の年の差の結婚ということがあったりする。
    • Miiには現実での自分との関係(親や兄弟など)を設定できるが無意味。(現実での)親子であろうと問題なく結婚可能。
      • 結婚後に全く別のMiiに編集する事もできるし、編集しても関係はそのまま。
  • 買い与える服に性別制限は無く、女性が男装、男性が女装するといったことも。与えて喜ばれるとプレイヤーとして複雑な気持ちになったりならなかったり。
  • みょうがや唐辛子などが店で単品で売られている他、腐った食べ物もある。
    • 実はこの腐った食べ物、マイナスアイテムかと思いきや必ず満足度が上がるシーンがある。
  • 眠っているMiiの夢や毎日2回流れるニュースの内容がどれもシュールで思わず笑えてしまう。
    • ヒーローになりきって巨大化したりポーズを取るという夢があれば、ろくろ首になって首が伸び放題だったり大きなMiiの頭が転がるという夢も、中には食べ物といった夢もありいずれも夢に関するグッズが貰えることがある。
    • ニュースはちょっとしたネタからどうでもいいような事件まで網羅し、街頭インタビューのMiiの反応次第では意外な反応が返ってくることも。
      • 住人によく似た鳥やロボットが出て来たり(というか実写の鳥やロボにMiiの顔をコラージュしているだけである!)、夕飯のカレー鍋に転落すると言った意味不明な事件まで。
      • ニュースにはビル街が映っていたり、デパートや公民館といった施設が出てくるのだが、
        島のどこを見てもそんなものはない。
    • ちなみに、セーブ保存せず電源を切ってしまうとゲーム再開時に突然ニュースが流れ出し「保存しなかった事件」が流れたりする。*1*2

評価点

  • ゲーム自体に明確なエンディングや目的は無い為、のほほんとしたプレイができる。お宝や食べ物などのコレクション要素もある。
    • ゲーム開始時は施設は少ないものの住民を増やしたり、悩みを繰り返し解決することでどんどん増えていく。
    • Mii同士によるランキング掲示板というものもあり、特定のコンテンツを進めることで様々なランキングが増えていくものもある。
  • 作成するMiiに特徴や性格付けをすることができる。更に恋愛、結婚、別れ、離婚といった展開も。
    • 大まかに4つの性格があり更に性格から4つの細分化された性格パターンがある。全部で16パターン通りの性格付けをすることが可能。さらに各性格毎に細かい動作が異なるなど、芸が細かい*3
    • Mii独特の特徴あるパーツで家族や友達、芸能人などと似顔絵をつくりやすいのも利点。工夫すれば人間外も作れなくはない。
      • このことから芸能人等のMiiをまとめたサイトが人気を集めた。
  • Wii等で見かけるMiiとは違い、本作のMii生き生きとした動きを見せる。
    • セーブ時にちょくちょく動いている姿や、部屋で遊んだりウキウキしている姿は見ていてなんだか和む。おまけに表情豊か。
    • 歌を歌わせると歌のジャンルに合わせて踊る。例えば「ヘビメタ」を歌わせると普段見かけるMiiに反して激しく踊ったり首を振ったりと圧巻。ちなみに途中でやめさせると 某歌番組の如く鐘が1回鳴ってMiiが驚き強制終了 する。
  • 本作ではじめてMiiがしゃべるようになった。独特の淡々とした口調でしゃべる様はシュール。だがかわいい。

問題点

  • Miiの行動パターンがやや単調な上にそれほど多くない。
    • テレビを見たり、椅子に座ったりなど、インテリアを生かした動きが無い。何もしていないときは本当にただ部屋の中をウロウロするだけ。ただ、プレゼントされた小説を読んだりゲームで遊んだりはする。
    • ゲームで遊んだりしていると会話イベントが発生しないのも地味にきつい点。
    • 喧嘩した後仲直りできないと一発で関係が消滅する。しかも仲直りできるか否かはほとんどランダム
      また、友達関係が沢山できるほど喧嘩のリスクが高くなっていく。それほど友達関係が多くなくても喧嘩する頻度は1日辺り多め。運が悪いと同時に3件喧嘩が起こることも…。
      その為、友達関係を維持するにはかなり困難となっている*4。喧嘩っ早くて簡単に絶交する住人って…
    • 一度告白を止めさせても、時間が経つとまた同一人物に告白する。相手に付き合っている人物がいようといまいと。
  • プレイヤーがMiiにできる行動が結構制限されている。
    • 友達や恋人の紹介はできない。Miiがやりたくなった時に手伝えるのみ。狙ってカップリングさせる事は難しく、前述の仕様上成立後に編集する前提の方がいいかもしれない。
    • コミュニケーションは後ろから頬をつつく、顔に付いているご飯粒などを取る、ジャンプさせたり座らせたりする程度。
  • 入手したお宝の使い道が売却以外に無い。明らかに遊べそうな物もあるのに…。
    • ちなみにお宝には蝉の抜け殻などお宝とはいえない物も混ざっている。(しかも売却価格も低い)お金がカンストしやすいのもマイナス点。
  • 実用品(一部の悩み事の解決に必須)はMiiからのお礼の品としてしか入手できず、店で買えない。
    • 風邪薬や胃腸薬などよく使うアイテムは貰える確率が高いが、旅行券やフライパン(ランダムで食べ物を入手できるアイテム)は低い。使わないと減らないので、ヘタをするとほとんど使わない薬ばかりが溜まって欲しい物がゼロということも。このため高価でも良いから店で買いたかったという声も多い。
  • Miiの作成は面倒な点がある。(特に声)また使用できるパーツが多くはなく髪型と髪の色のパターンが少なめ。
    • この欠点は好きなアニメなどのキャラを作るとき等に痛い。
  • 歌作成時に使える言葉が限られており、自分で好きな文字を入力することはできない。
    • 一応他Miiの名前(名字、名前、ニックネーム)や、Miiの口癖を入れることはできる。(口癖の入力は自由、ただし全て平仮名)
  • 「怒った時に使う言葉」等といった口癖以外に感情を表す言葉は、悩み事でMiiから「変えた方がいいですか?」と言われるまで変更できない。
  • 1度入居すると部屋の入れ替えが出来ない。空き部屋から自動的に詰めていく仕様なのでよく考える必要がある。
  • 一度島の名前を決めると変更出来ない。ゲーム内に登場する地名が全て島名に依存する為よく考えないでつけると… 島の読みは「とう」のみである。「じま」、「しま」は使えない。
  • 「お気に入りコーディネート」を設定することは出来ない。
    • 時折Miiが勝手に服を着替える場合があるが、衣装の組み合わせにこだわっているプレイヤーにとっては煩わしく感じてしまう。
      • 衣装に関しては望みの服だけをあげれば対策できるが、アクセサリーはその方法を使っても勝手に外す場合があるため不可能。
  • おバカな点に述べたようにシルエットクイズが難関である。
    • 容器の形状しか映っていないものは序の口、腐った食べ物は元の食べ物のカラーバリエーションであるため最悪運に任せる事になってしまう。
  • 住人は朝型の生活を送っており、夜になると殆どが寝てしまう。幸い施設はいずれも24時間営業だが、深夜に遊びたいプレイヤーへの配慮が欠けている。
    • 住人全員寝てしまっている事態も発生する。その場合は自然に起きるのを待つしか無く不便。最大の100人まで作成してもこの問題は解消されない。

これらの問題点の多くは続編で改善された。

総評

一部バカゲーの側面が見られるものの、全体的にボリュームは少なめで、介入できるシーンが少ない事から粗も散見されるが、観察が好きなプレイヤーであれば見事にはまる一作である。悩み事の解決やミニゲームを「作業」と感じるか否かで評価はガラリと変わる。
コンセプト的には『どうぶつの森』や『牧場物語』などに近く、ボリューム的には腰を据えて遊ぶのはなくちょっとした空き時間にプレイしたい時に向いているゲームである。

余談

  • 元々は『とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ』のシステムを組んだ女性向けゲーム『大人のオンナの占い手帳』というタイトルで開発していたのが始まり。宮本茂がそれに着目し1980年代に提案していたゲーム構想を元に本作が開発されたという経緯がある。
  • 本作はMiiを作る機能がありアニメのキャラクターや実在の人物も作れるのだが、オナラ等の下品な行動を取ることもあるのでイメージを壊されたくないなら作らない事をお勧めする。
    また、知人や学校の友人等のMiiを作成する時は必ず許可をとるように。
  • 本作の発売からおよそ3年が経過した後、続編の製作が発表され次世代機であるニンテンドー3DSで続編となる『トモダチコレクション 新生活』が2013年4月18日に発売された。
  • 更にその3年後の2016年3月17日に「トモコレ」シリーズの流れを組んだ任天堂初のスマートフォン向けコミュニケーションアプリ『Miitomo』が配信された。しかし、2018年5月9日にサービスを終了したため現在は遊ぶことができない。
  • CMは優香が出演し、バナナマン、和田アキ子、船越英一郎、西川史子、ザ・たっちといったホリプロの面々がMiiとして登場している。



トモダチコレクション 新生活

【ともだちこれくしょん しんせいかつ】

ジャンル そっくりトモダチコミュニケーション

対応機種 ニンテンドー3DS
発売・開発元 任天堂
発売日 2013年4月18日
定価 ソフト単品:4,572円(税別)
3DSLL同梱:21,714円(税別)
プレイ人数 1人
セーブデータ 1個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
廉価版 ハッピープライスセレクション
2016年3月17日/2,700円(税別)
判定 なし
ポイント 前作から色々とパワーアップ
遊べる要素が増えた

概要(新生活)

  • 3DS専用の『トモダチコレクション』。前作からマンションの住民を引っ越しさせることも可能*5
  • 基本システムは前作と同じだが、様々な点が改良されている。

追加要素および評価点

すれちがい通信

  • すれちがい通信を利用して他の3DSと通信することで、輸入品を受け取ることが可能。輸入品は各ソフト毎に異なる物になっており、いくつかの質問に答えることで変化する。
    • さらに旅人(後述)も来島するようになる他、いつの間に通信で期間限定のアイテムを入手できる。

交友関係の変化

  • 前作ではけんかで仲直りに失敗すると一発で交友関係が消滅したが、本作ではすぐに仲違いになることはなくなっている。さらに「許しません」と言ったMiiが後で謝りにいくこともある。
    • 地味に仲直りの成功確率も上がっている。ただし、向こうから謝り返しにいかないままでいると交友関係が無くなってしまう。
    • 喧嘩の内容も物の投げ合いからクマのぬいぐるみor物の取り合いが追加されている。Miiに引っ張られゴムのように伸び縮みする食べ物(もちろん皿ごと)の構図はかなりシュール。
    • また、たまに全身から真っ赤なオーラを放つ大喧嘩をする場合があり、これは他のMiiに仲裁される以外に解決する方法が無い。失敗すると交友関係が無くなってしまう。*6
    • ちなみに、大喧嘩状態のMiiの部屋では普段のほんわかした曲調とはかけ離れたヘヴィな音楽が流れる。あまりのギャップに初見は吹き出すこと必至。
  • 告白イベントでは通常の告白時に別のMiiが何人か乱入し(最大2人まで)、「本当にあなたが好きなのはわたしです!」と同じように告白してくることがある。その場合、もっとも好感度が高い方のMiiと付き合うことになる(全員断られる場合もあり)。さらに相手の好感度があまりにも低すぎると、来てくれないことまである*7
    • ふられたMiiも再度告白しようとすることがある。さらにまたふられても「諦めることができた」といって立ち直ることもある。ただし場合によっては再告白すらできず更に落ち込んでしまう。
  • うまく結婚した後もけんかによる離婚の危機は免れなかった前作と違い、本作では生まれた子供(後述)をマンションに住ませれば離婚しなくなる。
  • 旅行券で旅行させる際、一緒に行ったMiiとの友好度が1段階(たまに2段階)必ず上昇するようになった。
    • これをうまく使えば関係に陰りが見えてきたカップルを仲良しに戻すことも可能。しかし破局寸前になると高確率で別のMii(友達や親友など)と一緒に行ってしまうので注意。
    • その代わりとして関係度が最悪でなくても別れ話の相談が発生するようになったり、旅行券の入手確率が減った。
  • ある住人が他の住人に対して友達や恋人を紹介できるようになった。
    • これによりある程度自分の好きなMiiのカップリングを作れるようになっている。ただし、第三者による他二人の恋人同士でのカップリングは運次第。*8

子供と旅人

  • 本作では住人同士が結婚するとやがて子供が生まれることがある。生まれた子供は成長後一人旅させるか、旅立たせずにマンションの住人として登録できる。
    • 子供を旅に出すと、すれちがい通信を利用して他のトモコレを持つ3DSを渡り歩く。
    • 来島した旅人からは各県の名産物をゲームコインで購入することが可能。名産物は食べ物として扱われており、マンションの住民に食べさせることもできる。満腹度の上昇量は数千円の高級料理と同等なだけでなく、必ず「とても満足した」となるので、落ち込みの回復やレベルアップにも役立つ。
      • 旅立った子供も手紙を書いたり、たまに島に戻ってくることがある。
        なお、旅立たせた後に離婚してしまった場合でも、その時だけ夫婦揃ってお迎えに行く描写が見られるが、子供にご飯を食わせると片親と二人で食事するシーンが見られる。
  • ちなみに生まれた子供をお世話するミニゲームも追加されており、お世話を引き受ければ(お世話の正否関係なく)アイテムをもらえる。
  • なお、前述の通り未成年でも構わず結婚・出産できるために(スタッフの中にも)子供のシステムに抵抗を持つ者もいた。
    それを解決するのが新アイテム「大人スプレー」。
    • 未成年で婚約したキャラにこれを使うとキャラが成長して大人になり結婚できるようになるという驚愕の品。(年齢などのデータはそのままである)
      • 倫理的な問題を解決すると同時に本作の何でもアリな世界観を象徴する要素である。因みに離婚すると子供に戻る。
    • なお、消費アイテムとして通常通りに使うこともできるが、その場合は大人のままにならずに満足度を上げるのみ。ちなみに大人に渡しても「今の自分には必要ない」と言われ返される。

Miiの仕様の変化

  • 3DSからMiiの仕様が拡張されたのに伴ってパーツが増加、Miiスタジオや前作からMiiを持ってこれる機能が追加。
  • レベルアップ時に一人称も設定できるようになった。さらにMiiに頼まれた時にのみ設定できた嬉しいとき・怒ったときなどの言葉も、一度設定すればその後いつでも変更できるようになった。
  • またプレゼントできる道具も大幅に増えている。各Miiは8つまで道具を持てるが、後から別の物をプレゼントすることもできる。
  • 新たなアクセサリーとして帽子が追加。様々な帽子の他、ヘアアクセサリーやお面などといった物も含まれている。
    • 前作では別の枠であったカラーバリエーションも一つの枠に全て収まっており、豊富になった。 青い宇宙飛行士の服や赤い警察官の服 など、もはやコスプレ配色の物も。
  • 食べ物の好き嫌いが異なるのは前作と同じだが、大好物(踊り出す)・苦手なもの(首を抑え苦しむ)の他に新たに超大好物・超苦手なものが追加。
    • 超大好物はあまりの美味しさに宇宙まで飛んでいってしまい、超苦手なものは灰色になり液化してしまう(満足度が0になる)

新しい施設

  • ぼうしを購入できる「帽子屋」、Miiの歌を聴ける「音楽堂」、輸入洋品を取り扱う「輸入洋品店」、旅人が寝泊まりする「空き地」、写真を撮れる「写真館」、「遊園地」「浜辺」「公園」「喫茶店」が追加。
    • 写真館ではMiiのポーズや表情を好きなように変えることができ、家族写真や全員集合写真など、色々な写真を撮ることが可能。
    • 遊園地、浜辺、公園、喫茶店は屋上やふんすい広場と同様Miiが出かけている場合があり、彼らが何をしているのか観察できる。さらに時間帯などによって各種イベントが開催される。

その他の変更点

  • 前作では外出しているMiiはお世話をすることができなかったが、本作ではどこにいようとマンションからいつでも呼び出せる(寝ている場合は不可)。
  • Miiにあげるアイテムに「毛染めスプレー」「大人スプレー」「ミシン」「万華鏡」「スライドパズル」「モビール」「ブランコ」が追加。
    • 毛染めスプレーは通常のMiiでは設定出来ないカラフルな髪色に変えられる。アニメキャラを作る際に有用な上カラーバリエーションも豊富。ちなみに一度染めても風呂に入れば元に戻せる。
    • ミシンはフライパンのように服を作ることが可能。何ができるかはやはりランダム。でも、運が悪い時は……
    • 万華鏡、スライドパズル、モビール、ブランコはオマケみたいなもの。ただし、上記の「旅行券」「お風呂セット」の他「ブランコ」「オルゴール」は喧嘩中のMiiを落ち着かせて謝らせるのに必須となる。
  • 旅行券で旅行する他に、100万円お小遣いをあげれば宇宙旅行にも行くようになった。*9
  • 歌を作る際、歌詞を自由に入力できるようになった。
    • さらに同じ歌を持っているMiiを組み合わせて音楽チームを結成することも可能。演出も強化されており、さながらライブのように歌ってもらえる。もちろん強制終了も可能で、止めるタイミングによってはかなりシュールな構図になることも。
  • Miiを集めて写真を撮る以外に、通常プレイ時でもいつでも撮影できるようになっている。
  • イベントの追加。服をランダムで買える昼市、ランダムでアイテムが入ってる福袋を買える夜市、ドラクエ風のRPG「トモダチクエスト*10など。
  • お金の桁が増えて稼ぐ楽しみが生まれた。カンストさせるには相当やり込まなければならない。
  • 掲示板のランキングもいくらか追加された。すれちがい通信関係のものが多い。
  • ミニゲームの種類も大幅に増加。
    • 特に住人が落としたお宝を素手でキャッチするミニゲームは松ぼっくりや四葉のクローバーといったありがちなものから その辺の石ころやマグカップ、果てにガラス細工などどう考えてもアウトな代物まで落としてくる 。このゲームなら手に当たってもボヨ~ンとはじかれるだけだが、リアルじゃ痛いどころじゃ済まない。
    • なお、キャッチで「松ぼっくり」や「その辺の石ころ」が出てきた場合、成功した時の売却価格が10円、失敗してもらえる「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」は売却価格が100円なので、金銭的には失敗した方がお得というよくわからない状況になることがある。

島の読み方に「じま」、「しま」が追加された。

問題点(新生活)

  • 前作から改善されていない問題
    • 前作の問題点は概ね解消か軽減されてはいるが、喧嘩しやすい関係、固定化できないコーディネート等、一部の問題点はそのまま残っている。
    • 夜型プレイヤーへの配慮も、ソフト起動から30分程度までは起きている住人が多いが、やがて殆どが寝てしまう。深夜に起きる住人も居るものの数は少なく、根本的な改善にはまだ至っていない。
      • こればかりはもうどうしようもないが、子育て中の夫婦は必ず夜9時になるとどちらかは添い寝をしなくてはならない。
  • 子供の世話がうっとうしい
    • 子供が生まれた後、スタート画面にて親から「どうしても泣き止んでくれない」と世話を頼まれることがある。お前、親だから仕事できるだろ
    • クリアの成否に関係なく実用品を貰え、任意で断ることもできるものの、ランダム発生故にプレイの阻害になることがあり非常に煩わしい。当然子供の数が多ければ呼び出される確率も上がる。
  • 勝手に別れてしまう恋人/夫婦
    • 稀に、悩み事での報告も無しにカップルが勝手に別れている事がある。お互いの関係が悪い状態の場合に起こりやすい。
      • 公園やカフェ等にてカップルが強制的に友達同士に戻るイベントもある。こちらは比較的修復しやすいが…
    • 前作よりも恋愛関係のイベントや要素が増えた故に、ダメージが大きい所である。
  • すれちがい通信要素導入の弊害
    • 上記の通り旅に出ている子供はすれちがい通信でソフト間を渡って行くのだが、プレイヤーがあまり本作をプレイしていなかったり、果ては破損・紛失したり中古に売っていたり等で子供の安否が途絶えてしまうこともある。
    • その為、子供が心配なプレイヤーはマンションに空きを作って子供の個室を与えることも多い。子育てが終わってしばらく経過した後、夫婦関係が良好であれば再度子育ての相談が来る。
  • 輸入品の仕様はおおまかに「すれちがい通信」や「いつの間に通信」の2種類で手に入るアイテムが異なるが、特に前者はアルバムのコンプには困難を極める。
    • 序盤に悩み事10件解決した時にすれちがい通信が解禁されるが、その時の選択肢でこちらから輸出するアイテムが決まり、2度と変更できなくなってしまう。
  • 後者はアルバムには載らないものの期間限定での配信が多く、バックログや再配信の類は存在していないため、お目当ての物が欲しい場合は他のソフトからアイテムを送ってもらうしか無い。*11
  • ほぼ同じような理由で特産品のコンプも難関である。地域未設定の場合は「どこかの郷土料理」になってしまう。埋まっていない特産品が優先的に出る仕様であればもう少しマシだったのだが…。
  • やや理不尽なWシルエットクイズ
    • 組み合わせ次第では大きい方のシルエットと同化してしまい、判別のしようが無くなってしまう。これによって腐った食べ物を除いて記憶力でどうにかできた通常のシルエットクイズの比にならないぐらい運任せのシーンが多い。
  • 今作では歌が裏声or地声と両極端となりやすく違和感が生まれてしまった。
    • 主に声の調子、アクセントが高いとMiiの歌声が低くなってしまう。
    • 前作ではMiiの声質に合わせて曲のキーが変わる仕様だったが、本作ではチームを結成して複数人で歌う機能が追加されたためそういった調整が難しかったと考えられる。

総評(新生活)

前作の欠点の多くは解消あるいは軽減された。今から遊ぶ場合は迷わずこちらをプレイすることをおすすめする。
新要素はすれちがい通信要素を除いて概ね好評で、Mii達の生活にだいぶ自由に介入でき、やり込み要素も豊富になっているので、プレイヤーを飽きさせることはまずないだろう。

余談(新生活)

  • 本作では同性婚はできない。同性婚を認める運動が活発化していた欧米ではこのことを問題視する動きが大きくなり、結果として米国任天堂公式が謝罪声明を出すほどの事態となった。
    • この影響か、発売から10年経過した現在でも新作が発売されていない。
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  • 2013年

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最終更新:2024年04月11日 19:04

*1 何度も繰り返すと住人の満足度が減ってしまう。電池切れ等の不可抗力でもペナルティを受けるので不満が多かったためか、続編ではこのニュースは無くなった。

*2 同社の『どうぶつの森』シリーズにおいても似たような現象として、保存せずに電源を切ってしまうとゲーム再開時に「リセットさん」と呼ばれるキャラクターに注意されたり怒鳴られたりするという要素がある。おそらく両作品ともに、現実のプレイヤー自身の人生にまつわる要素が含まれるが故に「(リアルに考えても)人生にリセットというものは無い」という設定にしたのであろう。

*3 一例として、クール系は常に考え事をするポーズをとっていたり、ノリ系は怒ったとき地団駄を踏んだりなど

*4 落ち込み対策としては、メーターの幅が狭くなるように満足度のレベルを上げるしかない。(絶交や振られた際に満足度が一気に下がり落ち込み度がアップしてしまうため)

*5 データをコピーするだけなので、「トモコレ」のデータが消失することはない

*6 ただし、一度仲違いになってしまっても二度と友達同士にならないわけではなく、改めて友達関係となる場合もある。

*7 約束無視は一応前作でも見られたが、あまりにも確率が低く拝める事自体相当レアだった。

*8 他、あるMiiが「友達になってほしい」と言われた際にも、こちらから友達になりたい場合や第三者による仲介とは違い、性格にあった選択肢を選べず、友達ができるかどうかはランダム。

*9 一度に払う必要はなく、分割払いでもOK

*10 各性格毎に能力が異なるキャラになるなど、ミニゲームとしてはちょっと作りこまれており、クリアすると高額商品を景品としてもらえる。登場するMiiもドット絵になる…と見せかけてモザイク掛けてるだけである。

*11 その場合はショップ内のカタログにアイテムが載って買いやすくなるが、ローカル通信やQRコードによってのMiiの複製ではアルバムやカタログに載らない。