伊賀忍術伝「五神の書」
【いがにんじゅつでん ごじんのしょ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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アーケード(メガシステム1)
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開発・販売元
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ジャレコ
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発売日
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1988年
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プレイ人数
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1~2人(交代制)
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レーティング
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CERO:A (全年齢対象) ※アーケードアーカイブス版より付与
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配信
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アーケードアーカイブス 【Switch/PS4】2021年2月4日/Switch・838円 PS4・837円(税込)
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判定
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なし
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ポイント
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忍者ゲームの有象無象
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概要
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1レバー2ボタンの2Dアクションゲーム。攻撃ボタンとジャンプボタンのシンプルな構造。
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ライフ残機制で戻り復活。制限時間あり。
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ストーリーは奪われた五神の書を取り戻すために世界を旅する事。これ以外に世界観などの解説は一切ない。
システム
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攻撃ボタンを押すと刀で攻撃。特定のポイントに到達すると武器を貰えて使えるようになる。武器は手裏剣→鎖鎌→苦無とパワーアップしていく。
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苦無はダメージを受けると鎖鎌にパワーダウンし、手裏剣と鎖鎌はミスする(残機を1つ失う)と初期装備の刀へと戻る。
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ジャンプ中に↓+攻撃ボタンで下突きを繰り出す。
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ジャンプボタンは押した時間の長さによって高さを調整する事が可能。空中制御も効く。また、斜め上を入力していると回転ジャンプとなる。
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五神の書には秘術が書かれており、取り戻す(ステージが進む)につれて新たな忍法が使えるようになる。
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ゲーム開始時点で既に五神の書を一冊所持している。攻撃ボタン長押しでチャージ。一定まで貯まると忍法を使う事ができる。
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道中には大量の宝箱が置いてある。宝箱を武器で攻撃すると中のアイテムが出現する。
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他、赤い装束の法師の敵が出現し、こいつを倒すとアイテムを落とす。落とすアイテムはいくつかの中からランダムで選ばれる。
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進行方向が分からなくなって迷わないように、道中にはゴールまでの矢印が配置されている。
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矢印に素直に従っているとアイテムを入手できない。中にはライフ上限が増えるという極めて有用なアイテムもあるため、ある程度の探索も重要になっている。
評価点
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チャージする事で使える忍法の数々。どれも高性能かつ便利で、大いに攻略の助けとなってくれる。
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特に2番目に手に入る「風雪波」は、早い段階で手に入る上、射程が長く、またチャージ時間が短いと抜群の使い勝手を誇る。また、下記のようにスコア稼ぎにも使える。
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忍法で敵をまとめて倒すと倍率がかかり、どんどんスコアが増えていく。上記の「風雪波」を敵の密集している所に向かって発射し、それを追いかけるようにすれば、かなりスコアが稼げる(特に四面では顕著)。何気にスコア稼ぎが熱い。
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忍法だと硬い雑魚敵もほぼ一撃で倒せるうえ、通常攻撃に比べて攻撃範囲も広いため、常時溜めっぱなしで全ての敵を忍法で倒すくらいのプレーでも良いほどである。
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世界中を舞台にしているだけに、ステージ毎に現地の敵が登場する。
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一面はアメリカで、敵はネイティブアメリカン。
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二面はアフリカで、敵は地元の原住民。
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三面はギリシャで、敵は神話に登場しそうな闘士や怪物。
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四面はインドで、敵は神獣や神々。
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最終面は日本で、敵は忍者。
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ステージをクリアすると、どんなにライフゲージが減っていても3までは回復する。そのため、覚える箇所にさえ気を付ければ、比較的ゲーム全体の難易度は低い。
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ただし、ライフゲージを4以上残してステージクリアしても、次のステージ開始時には強制的に3に戻ってしまう。
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本作ではステージボスとの戦闘時には敵のライフゲージが表示される。
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これでボスに幾らダメージを与えたかが分かるので、攻略がやりやすい。
忍…者…?
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サウンドは多和田吏が担当。和風なのだがノリが良く、おおよそ忍者ゲームの曲ではない。
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最初のステージはアメリカなので、既に和風ではない。この時点で既に忍者っぽさが無い。
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主人公は首から下の衣装は忍者服だが、頭には白い鉢巻をつけているという武闘家寄りのデザイン。
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インストカードに描かれた主人公の顔が濃い。ゲーム自体よりも、こちらの方がインパクトは大きい。
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ステージクリア時やアイテムを貰う時に主人公の顔が表示されるのだが、こちらは二枚目。もはや別人である。
難点
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キャラクターが大きめなので動きが遅い。
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忍者が主役の横スクロールアクションで、これは致命的である。
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画面スクロールが最悪。ステージ構成の問題で降りたり昇ったりが多いのだが、主人公が画面上部に移動しないとスクロールしない。
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そして、当たり前のように着地地点に配置されている敵や罠。主人公は割合丈夫なので敵や罠に当ってもたいした事は無いのだが、ストレスがフルになる。
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ハイスコアに運が絡む。
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宝箱のアイテムは固定なのだが、赤い法師の敵が落とすアイテムはいくつかある中の内からランダムで選ばれるため、どうしてもスコアに運が絡む。1万点アイテムのしゃちほこが出ればかなりスコアが稼げるが、出ない時は全く出ない。
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戻り復活であるためスコア稼ぎに残機潰しが有効だが、エクステンドアイテムの出現もランダムなので、この点もハイスコアに運が絡む要因になっている。
総評
ゲームとしては十分遊べるし、コアな人気があったりするのだが、キャラクターがやたら巨大で動きが遅く、画面スクロールが劣悪。秘術の使い分けを考慮していないなど、非常にジャレコらしく詰めの甘い、今ひとつなアクションゲームである。一度見たら忘れられない濃いインストカードと、全体から漂うレトロクソゲー臭が人気の秘訣なのだろう。
移植
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アーケードアーカイブス(2021年2月4日)、Switch(838円)/PS4(837円)(いずれも消費税込)
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おなじみアーケードアーカイブスにて33年目で家庭用機に初移植。海外版『NINJA KAZAN』も収録されている。
余談
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本作の主人公である忍者「カザン」という名は、同社『ラッシング・ビート乱 複製都市』にも登場している(そちらは華斬と表記してある)。同一人物かどうかは不明。
最終更新:2024年01月06日 05:47