スカイジャガー
【すかいじゃがー】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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MSX
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発売・開発元
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コナミ
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定価
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4,800円
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発売日
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1984年12月
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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【VC】CERO:A(全年齢対象)
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配信
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【WiiU】バーチャルコンソール 2015年5月13日/823円(税8%込)
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判定
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なし
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ポイント
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『ゼビウス』っぽいSTG
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概要
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1984年にコナミからMSXにてリリースされた縦スクロールシューティング。
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ゼビウスから地上要素を取り除いたようなゲーム。
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一人プレイ専用、全8ステージ構成(その内ボスがいるのは2ステージ)、周回ループ制。
特徴・主なルール
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レバー+1ボタンのみの操作。レバーにて自機移動、ボタンで前方一方向のショットを放つ。
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特定の敵を破壊すると出現する「Pow」アイテムを取ると、パワーアップする。
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パワーアップは二段階。一段階目は単装が二連装となる。二段階目は最大二発まで連射可能だったものが、三発へ。
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他にも、敵破壊すると出現する宇宙人を取るとスコアボーナスが入る。
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このゲームにはステージクリアという概念は存在せず、一定スクロールが進むと次のステージに移行する。但し、ステージ3と8にはボスがおり、倒さないと次に進めない。
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戻り復活の残機制ですべてなくなるとゲームオーバー。
評価点
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シューティングとしては十分な出来。
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雑魚敵もそれなりの種類があり、先に進むほど新たな敵が現れる構成となっている。その意味では単調感はない。
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敵はどこかゼビウスらしい。トーロイドやジアラみたいな動きをするものや、ゾシーっぽいものもいる。だからと言って全て同じという訳ではなく、本作ならではのものも多い。
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ただ敵を倒すだけでなく、ボーナスステージ的なものも用意されている。
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当時のMSXとしては珍しくボスキャラがいる。
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ゼビウスと違い、雑魚敵を伴っているため少々手ごわい。
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ステージ3とステージ8は違うボスとなっている。
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ゼビウスの影響が見られるとはいえ、ステージによって大きく変わる背景は悪くない。
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同時期のMSXのSTGでは、背景が変わらないものも少なくなかった。
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グラフィックが綺麗
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MSX1は8ドット単位に2色までという制約からのっぺりしたグラフィックが多い中、本作は配色を工夫することで立体感ある地形を描画することに成功している。スプライトキャラも単色なのを2枚重ねにすることで色彩豊かにしている。
問題点
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判定が大きい。
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各キャラのサイズが大きめで、当たり判定もほぼキャラサイズとなっているため大きいものとなっている。このため敵を取りこぼすと、結構厳しくなっていく。
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パワーアップものの常だが、一度落とされると厳しい。
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落とされると、初期状態に戻ってしまう。救済措置なし。
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コンティニューができない。
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もっとも当時のPCでは、ACT、STGのコンティニューがないのは普通だった。
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ボリュームが少ない。
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ROM容量が16KBという制約もあるが、敵の種類があまり多くなくボスとなる敵要塞も2つしか登場しない。
総評
ゼビウスがMSXでやりたいが、ないので代わりにやるゲーム、とでも言おうか。ゼビウスの空戦のみというゲーム性になっている。地上要素は大きく変わる背景くらい。しかし、押さえるべき所は押さえてあり、出来も悪くない。少なくとも遊べるゲームではある。
オムニバスソフト
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マイナーながらオムニバスソフトとして何度かリリースされているので、プレイしたければ触れてみるのも一興。
発売元は共にコナミ
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『コナミゲームコレクション Vol.3』(MSX、1988年発売)
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忠実移植だが、同じMSXソフトの『スナッチャー』に付属するSCCカートリッジをスロットに差し込んでおくと、BGMがSCCで奏でられるという特典がある。
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『コナミアンティークスMSXコレクション Vol.1』(プレイステーション、1997年11月20日発売)
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2006年11月22日からプレイステーション3/同ポータブルのゲームアーカイブスにて配信されている、要600円。
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『コナミアンティークスMSXコレクション ウルトラパック』(セガサターン、1998年7月23日発売)
最終更新:2023年01月18日 22:51