アッコにおまかせ! ブレインショック

【あっこにおまかせ ぶれいんしょっく】

ジャンル 脳細胞活性化クイズ
対応機種 ニンテンドーDS
メディア DSカード
発売元 タイトー
開発元 日本アートメディア
発売日 2006年12月7日
定価 2,940円(税別)
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 1箇所
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント ゲーム化の題材としては小規模すぎたか
問題量自体は豊富
TBSテレビ関連作品リンク


概要

TBS系列のバラエティ番組「アッコにおまかせ!」にて過去放映されていたクイズコーナー「ブレインショック」。
本作はに当コーナーに焦点を当てクイズゲーム化した作品。

収録クイズ

  • ブレインショック1、ブレインショック2、ブレインショック3の3つのクイズが収録される。
  • ブレインショック1は、原作コーナーでおなじみアハ体験*1を活用したクイズゲーム。ブレインショック2,3は本作の為にオリジナルで追加されたゲームモード。
  • ブレインショック1
    • DS下画面に表示された写真のどこかが時間経過で変化するため、変化したと思う場所をタッチペンでつつく。
    • 回答できるのは1回の変化につき一回だけ。時間制限もあり、写真が変化している間および変化を終えてから3秒ほどまでに回答しないといけない。
    • 失敗すると難易度が低下していく。「天才」→「平凡」→「バカ」レベルと変化。
      • 天才レベルでは写真が7.5秒で変化、平凡レベルでは15秒で写真が変化する。
      • バカレベルでは、写真のうち不正解の範囲(変化していない範囲)にの一部に影がかかるようになる。
    • 最初は10問しか遊べないが、全問正解すると次のクイズが開放されていく。
    • 全300問。問題には1~300の番号がふられており、DS下画面をスクロールして問題を選択できる。
  • ブレインショック2
    • 記憶力を問うクイズ。一回の挑戦につき5問出題される。
    • 3~7種類の絵あるいは文字を見せられた後、3桁の足し算・引き算問題を課される。計算問題に正解すると、さきほど記憶した事象に関するクイズが出される。これらが1問中の流れ。
      • クイズの内容は、記憶パートで登場したor登場しなかったものは何か、登場した順番はどうだったか等。
    • かんたん・ふつう・むずかしいの難易度が存在し、高難易度ほど覚えなくてはならない絵の枚数・文字の種類が増えていく。
  • ブレインショック3
    • 下画面を複数のひらがな、カタカナ、漢字が動き回るため、そこから同じ文字を1ペアずつタッチして消していくというルール。
    • 出題数は5問であり制限時間内に全ての文字を消し尽くすとクリア。それぞれに費やした回答時間の合計が記録される。
      • かんたん・ふつう・むずかしいの難易度が存在し、高難易度ほど、動き回る文字が複雑なものになってくる。
  • 記録
    • 本作はクイズ終了時に自動セーブされる仕組み。
    • ブレインショック1(アハ体験クイズ)では、正解を導き出するまでに挑戦した回数が記録される。
    • バカレベルでも正解できないと、2回目、3回目…と挑戦回数が増えていく。
      • なお正解したときのレベルが、平凡レベルだろうがバカレベルだろうが成績には無関係。
    • ブレインショック2(記憶クイズ)では、絵を使ったクイズの正答率、文字を使ったクイズの正答率が表示される。
    • ブレインショック3(文字識別クイズ)では、5問解くのにかかったタイムの合計が記録される。
  • ダウンロードプレイ
    • ブレインショック1~3を通信対戦できるモード。なお公正を期すために、プレイヤーごとに出される問題は共通。
    • ブレインショック1は、お手つき可能回数を設定してプレイできる。無制限にすると、バカモードを正解するまで延々とプレイすることが出来る(Rボタンでギブアップ可能)。5問セット中の正答率を競うことになる。

評価点

  • 原作の流れを再現しようとしている
    • ブレインショック1では、原作どおりのナレーションのもとゲームが繰り広げられる。また番組で実際に出題された問題というものもあり、ある意味番組さながらの雰囲気を味わえるかもしれない。
  • 画像情報の有効活用
    • 本作に挿入されている画像は非常に多い。ブレインショック1のために300枚の画像があるため、アハ体験に焦点を当てたゲームここまで本格的にクイズ数が用意されているゲームもあまり多くはないだろう。
    • ブレインショック2でもこれら画像を有効に活用している。

問題点

  • クイズのモードが3つしかない
    • 定価がやや安い部類であり仕方の無い部分もあるだろうが、ゲームのつくりは悪い意味でシンプルすぎる。
    • マンネリに感じてしまえば途端にゲームへのモチベーションが落ちる。1つのコーナーから出題される問題自体は多いため、やりこめれば楽しいだろうが。
  • ブレインショック1で裏技的な攻略ができる
    • ブレインショック1で画像が変化する際、「変化前の物体がフェードアウト」し、「変化後の物体がフェードイン」してくる形式をとる。
    • ほとんどの出題では、「消えかかりの物体」と「出かかりの物体」が、同時出現するタイミングがあるために、出題されている画像が明らかにおかしな光景となる瞬間がある。
    • この同時出現している場面に気付いてしまうと難易度が激減する。
  • ブレインショック1の問題選択
    • 最初からすべての問題を遊べるわけではなく、現在遊べる問題を必ず一回は正解しておかないと、次の問題が解放されない。
      • 全問が簡単というわけではないため、詰んで先に進めなくなるケースは十分に考えられる。
    • 画面スクロール速度が遅い。解ける問題数が増えてくると、目当ての問題に行きつくまでにタイムロスが生じるようになる。
  • ブレインショック3の文字スピード
    • 文字が素早く動き回るため、同じ文字を目で発見できていても文字そのものにタッチできないケースがある。
  • ダウンロードプレイ
    • 親機がゲームモードを決定してから実際に出来るまで、ロードで5分程度かかる。
    • 通信対戦プレイは決して楽しめない内容ではないため、こういったところで不便なのはもったいない。

総評

3コーナーからのクイズ成るシンプルさゆえ、とっつきやすいのはその通りだが飽きやすいという問題がある。
しかし小規模なコーナーであった原作を活かしつつ、本作オリジナルのクイズコーナーを追加するなど、ゲームとしてボリュームを確保しようとした努力は十分に認められる。

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  • 日本アートメディア

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最終更新:2021年05月21日 08:50

*1 静止画の一部が時間経過とともにゆっくり変化するため、その変化している部分を指摘する