ジュエルペット ~魔法のお部屋でいっしょにあそぼう!~
【じゅえるぺっと まほうのおへやでいっしょにあそぼう】
ジャンル
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ふれあいコミュニケーション
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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DSカード
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発売元
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エム・ティー・オー
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開発元
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ランカース
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発売日
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2010年8月5日
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定価
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4,800円(税別)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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2箇所
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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ふれあいと着せ替えが出来るようになった 全体的に作業ゲー
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サンリオキャラクターゲームリンク
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概要
サンリオとセガトイズのコラボにより生まれたキャラクター群「ジュエルペット」のゲーム化作品の第3弾。
8人のジュエルペットと協力して友達魔法を成功させ、眠っていたほかのジュエルペットを目覚めさせていくというのが本作の目的。
友達魔法を成功させるには8人との絆が大切であり、彼女らの家でミニゲーム、触れ合い、着せ替えをしていくことになる。
音ゲーが多いジュエルペットシリーズではやや珍しい立ち居地。
システム
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ハートタウン
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本作の舞台。ゲーム開始時には、パートナーとなる8人のジュエルペットの家、魔法学校のみだが、目覚めさせたジュエルペットの数に応じて次第に増えていく。
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魔法学校では眠っているジュエルペットを魔法で目覚させるための拠点となる。
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追加施設の例としては、お花を仕入れて売るための花壇とお花屋さん、いままで目覚めさせたジュエルペットとふれあえるカフェなど。
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ジュエルペットの家
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十字ボタンおよびX・Yボタンでカメラアングルの寄り・引きが可能。タッチペンで触れるてもジュエルペットに視点が寄っていく。
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タッチであたまやからだをなでる。
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ふきだしアイコンをタッチすると何かしら話しかけてくる。話の内容はミニゲームへの招待や、アイテムのおねだり、世間話など。
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ミニゲーム
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全編タッチペンを使用するアクション要素が強いゲーム。全8種で時間制限がある。
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最初は1種類程度しか開放されないが、こちらも目覚めさせたジュエルペットの数に応じて新しいものが開放されていく。
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3段階に難易度が分かれている。最初の一回目の難易度はかならず「かんたん」にセットされている。2回目、3回目の挑戦でそれぞれ「ふつう」「むずかしい」が開放されていく。
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一度クリアしたミニゲームであれば、ジュエルペットの家からメニューを開いて遊べるようになる。難易度についてはクリアしたことのある難易度しか登録されておらず、より高い難易度を遊びたいのであれば、ひたすらジュエルペットと話し続ける必要あり。
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ミニゲーム一覧
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マジカル☆フラワータッチ
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5つの花がむずむずしてから開花しつづける。開花したタイミングで花をタッチすると得点。しぼんだ状態の花をタッチすると、そのはながしばらく硬直してしまう。
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50回分ダッチを成功させるとボーナスタイムとなり、一定時間内につぼみをこすり続けて高得点が得られる。
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マジカル☆ジュエルツリー
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飴玉のような物体を投げつけ、木になった宝石の実を落とすゲーム。
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飴玉の色と同じ色の宝石をぶつけると高得点。
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マジカル☆スターキャッチ
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長押しタッチでシャボン玉をつくり、おちてくる流れ星を囲む。
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ピンクの流れ星をシャボン玉で捕まえると、その後のシャボンが大きくなる。
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青の流れ星はシャボン玉で捕まえると無数の星に散らばる。
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マジカル☆ジュエルあわせ
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3つに分断されたかけらを集めて、宝石に修復するゲーム
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形と色を良く見極めて、相棒のジュエルペットのもとにタッチペンで運んでいく必要がある。
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違うものを持ってきてしまうと、少しの間宝石を入れることが出来なくなる。
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マジカル☆そらとぶほうき
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レースゲームのようなミニゲーム。箒にまたがったジュエルペットが自動前進するので、プレイヤーはタッチペンで箒を左右に移動させる。
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雲に引っかかると減速、箒のアイテムを拾うと加速。ハートアイテムを拾うとポイント。
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途中で採ったハート型の宝石と、クリアにかかった時間に応じて得点が決まる。
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マジカル☆レインボーハート
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パートナーのジュエルペットが思い浮かべる色のハートと同じ色のものを、ジュエルペットのところに運び続けるゲーム。
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一定数集めるとボーナスタイムとなり、ハートが全て虹色になり運び放題となる。
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マジカル☆アクセさがし
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8もしくは12個ある箱に隠されたアクセサリを使って神経衰弱するゲーム。
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最初の2秒ほどで中身を記憶する。おなじアクセサリを2個続けてあければポイント。
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一定数ポイントを稼ぐと、箱の中身が常に開放された状態となり得点しやすくなる時間が到来する。
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マジカル☆シェイク
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ボトルに入った液体が
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色が近くなると「けってい」ボタンが出る。振りすぎてしまうと色が変わってしまう。
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ともだちまほう
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音ゲーの要領でパートナーのジュエルペットとハイタッチをするミニゲーム。
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タッチすべき場所とタイミングが表示される「練習」と、表示されない本番がある。
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ジュエルペットを目覚めさせる場合は本番扱い。失敗してもやり直すことは可能。
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ジュエルペットごとにハイタッチのテンポやタイミングが異なる。
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ジュエルペットひとりにつき難易度が3段階ある。難易度が上がるとハイタッチすべき回数と曲の長さが増加する。
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プレゼント
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購入、またはミニゲームで手に入れたアイテムをプレゼントで手渡せる。種類は食べ物、アクセサリー(帽子・首飾りの2種)、お花、部屋の壁紙に分類される。
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アクセサリーを渡すとその場で身に着け、お花を渡すとその場で飾ってくれる。また一度渡したアクセサリーや壁紙で着せ替えや部屋の模様替えが任意で行える。
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ジュエルペットから、別のジュエルペット宛てのプレゼントを託されることもあるが、このときはお届け先のジュエルペットに話しかけるだけで届けることができる。
評価点
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ジュエルペットのしぐさ
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パートナーとなる8人のモーションは基本使い回しでない。
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友達魔法ではバックに流れるBGMの曲調やテンポがキャラごとに異なるほか、ハイタッチに独特の間がある。
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ある程度ジュエルペットと友達魔法を練習して、彼女らの独自のテンポを知っておかないとクリアが難しい配分になっているので、ジュエルペットときちんと付き合う意味づけはなされている。
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こちらがミニゲームでなにかしら失敗したときの表情も、キャラに応じて別々。
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仲良くなっていくにつれ、向こうがこっちにとるアクション(抱きついてきたり、別れを惜しんでくれたり)も多彩になっていく。
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ミニゲームの設計
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得点を荒稼ぎできるモード搭載のミニゲームが多い。モードに移動すると、BGMやエフェクトに変化が現れるためミニゲームそのものに抑揚がついている。
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自分の過去の最高得点が記録されるため、プレイするモチベーションを高める効果がある。
賛否両論点
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部屋から出ると必ずセーブが入る。こまめにセーブできるのでうっかり電源を落としてしまった場合の保険にはなるのだが、セーブ中は1~2秒硬直するためゲームのテンポは若干損なわれている。
問題点
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ボリューム不足で作業的
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子供向けなので仕方のないところはあるが、ゲーム目的がシンプルすぎる。基本仲良くなってリズムゲーを成功させるだけなので単調。
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ミニゲームが順に開放されていったり、新密度に応じてジュエルペットのしぐさが変わっていくなどの変化こそあるが。
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子供はなかなかやらないプレイスタイルかもしれないが、効率重視でゲームを進めばおそらく3時間程度で全てのジュエルペットを目覚めさせることが可能。
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メニュー操作がボタンで行えない
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小さな選択肢をタッチペンで選ばなくては成らない
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店でアクセサリを買うときの商品の名前も小さい。買いたい商品を選ぶときはこの名前に触れなくてはならず誤タッチしやすい。
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会話ができるゲームではない
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パートナーのジュエルペットのしぐさこそ、よく作りこまれて入るが、話す内容はあまり手がかけられていない。
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話題もせいぜい5種程度なので、さっきとまったく同じ会話が出てくることも珍しくないし、そんな会話をするだけでもグングン親密度がたまっていく。
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フルボイスでもない。
総評
子供向けと割り切れば無難な内容といえるのだが、やれることが少なく単調なことがネック。
ジュエルペットのしぐさや、徐々にできることが増えるようなゲーム設計は長所である。
最終更新:2024年03月21日 18:58