ラビラビ外伝 Witch's Cat
【らびらびがいでん うぃっちずきゃっと】
ジャンル
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アクションパズル
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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シルバースタージャパン
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発売日
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2011年6月29日
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定価
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700円
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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ラビ×ラビ本編とはまた違った雰囲気 相変わらず難易度の高いパズル
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ラビ×ラビシリーズリンク
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概要
DSiウェアで展開されてきたラビ×ラビシリーズの外伝。
シリーズ初の3DSへの進出となっている。
以下この記事では、アリスとリリが登場するラビ×ラビシリーズを「本編」と表記する。
すとーりー
女王の支配するワンダーランドで、
ある一匹のチェシャ猫(アリシア)は
ある人に会いたい一心で、大魔法使い?デュボアの
甘言にのって、人間になるのでした。
アリシアは人間世界に行くために旅立ちます。
ただし、そこには女王の仕掛けた
多くの罠が彼女の前に立ちふさがったのです。
以前は仲間だったチェシャ猫、
アリシアを追い掛け回すおばけ、
トランプ兵・・・
数多くの試練が、彼女の行く手を阻みます。
様々な迷宮の住人達と出会いながら、
アリシアはこのワンダーランドを脱出すべく、大冒険を繰広げるのでした。
(公式サイトより引用)
特徴
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基本ルール
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プレイヤーはアリシアを操作して画面上の扉へたどり着けばゴールとなる。
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扉に鎖が巻かれている場合、鎖を外すギミックを先に解く必要がある。
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アリシアが針山に当たったり、トランプ兵に捕まると天国に召されてリトライとなる。
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アリシアは以下の4つの魔法を使うことができる。
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ファイアー MP:1消費
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氷のブロックを破壊したり、ロウソクに火を灯すことができる。また、お化けに当てると逃げていく。
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アイス MP:1消費
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チェシャ猫、帽子屋、グリフォンなどを凍らして、氷のブロックにすることができる。
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サンダー MP:2消費
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通常ブロック、氷ブロックを最大5ブロック分、引き寄せることができる。また、帽子屋を引き寄せると被ることができる。
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メテオ MP:4消費
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通常・氷・鋼鉄ブロックを破壊することができる。通常ブロックと氷ブロックはブロック同士が隣り合っていれば連鎖して爆破することができる。
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チェシャ猫への変化
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Xボタンを押すことでチェシャ猫に変化することができる。
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ジャンプ力が上がるが、魔法を使用したり、帽子屋を頭に乗せることができなくなる。
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ブロックの種類
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通常ブロック
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氷ブロック
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ファイアまたはメテオで破壊できる。サンダーで引き寄せることも可能。
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鋼鉄ブロック
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メテオで破壊できるブロック。このブロックは連鎖破壊はできない。
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迷宮の住人
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チェシャ猫
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アリシアを弾き飛ばしてくる。その場で待機しているものと、動き回っているものの2種類がいる。
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帽子屋
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上に乗せてくれる気の良いやつら。押して動かしたり、サンダーで引き寄せて被ることができる。
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ニセウミガメ
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グリフォン
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おばけ
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アリシアを追ってくる。ファイアの魔法で追い払える。
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迷宮の仕掛け
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扉
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アリシアがたどり着くとゴール。鎖が巻かれている場合、外さないとゴールできない。
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ロウソク
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ファイアの魔法で火を灯すことができる。迷宮内にある全てのロウソクに火を灯さないと扉は開かない。
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針山
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矢の穴
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矢を飛ばしてくる。飛んでくる矢に当たると天国に召されてしまう。
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クリアタイム
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クリアまでかかったタイムによって、銅、銀、金、プラチナの彫像が手に入る。
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インターネットランキング
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すべてのステージをクリアすると、インターネットに接続して、トータルタイムを競いあうことができる。
評価点
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ラビ×ラビ本編とは少し違った雰囲気。
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本編同様、のんびりしてたり笑えるシーンもあるが、一方でラストの展開は少々切ないものとなっている。
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グラフィックが今でのシリーズで使われていたドット絵から、イラストに変更された。
賛否両論点
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難易度の高いパズル。
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ラビ×ラビシリーズ全般に言えることだが、相変わらずパズルの難易度は高め。
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アリシアのできることが、本編のアリスやリリと比べて多いため、正解へたどり着くのに苦労する。
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本編同様、固定観念にとらわれない解法を求められることもあり、これらを単に難しいだけと取るか、やりごたえがあると取るかはその人次第だろう。
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アリシアの魔法に隠れた仕様がある。
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その仕様を利用することを想定したと思われるステージもあり、気づくかどうかで、一部のステージの難易度が少し変わる。
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気づかなくてもクリアは可能であり、普通にクリアする分にはそこまで問題はないが、タイムアタックをする場合は一部のステージで必須のテクニックとなる。
問題点
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アリシアのできることが多く、初めは操作に混乱する。
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特に魔法は4つもある中からボタン一つで切り替えるので、少々面倒。
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答えがわからない際のサポートの類はなし。
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『ラビ×ラビ えぴそーど2』で追加されたヒント機能もなく、自力でパズルを解かなくてはならない。
総評
雰囲気やシステムなど、外伝と題されているだけあって、本編とは少し違った感覚で遊ぶことができる。
ただし、難易度はラビ×ラビシリーズの中でも高く、サポート機能も一切ないため、ラビ×ラビ本編をクリアして物足りない人向けと言えるだろう。
余談
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ゲームラストにおいて、とあるキャラが登場するのだが……。
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ネタバレ
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そのとあるキャラとは、ラビ×ラビ本編の主人公であるアリス。
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……だが肝心のグラフィックが、DSiウェア時代のラビ×ラビ本編で使われていたドット絵そのままの状態で登場する。
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他の登場キャラたちはイラストで描かれているので、アリスだけ明らかに浮いてしまっている。ラストの切ない展開の直後にもかかわらず、思わず笑ってしまった人も多いだろう。
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そして、エンドロールの後にリリ(こちらもドット絵)と一緒に3DSでラビ×ラビの続編がでることをほのめかして終了する。
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最終更新:2022年08月15日 12:35