遊☆戯☆王デュエルモンスターズ エキスパート3

【ゆうぎおうでゅえるもんすたーず えきすぱーとすりー】

ジャンル 対戦型カードバトルゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
メディア GBA用カートリッジ
発売・開発元 コナミ
発売日 2004年2月5日
価格 5,040円(税込)
レーティング CERO:全年齢
判定 なし
ポイント ストーリーなどを排除した純粋なデュエルシミュレータ
しかし発売時期に対してカードプールがあまりに古く、歯抜けも目立つ
2004年世界大会公式ソフト
遊☆戯☆王 関連作品リンク


概要

『遊戯王デュエルモンスターズ』の携帯機用ゲーム。『DM8』が散々な評価だったからか、ついに通しのナンバリングが廃止されている。
『遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(以下「OCG」)の「新エキスパートルール」に完全準拠した作品である。
OCG準拠のタイトルとしては『インターナショナル』から約1年ぶりの新作(更にそのマイナーチェンジ元の『DM6』からは約2年)。

2004年世界大会公式ソフトであり6ヶ国語対応。その関係でカードイラストは海外版仕様*1となっている。
収録カードは『新たなる支配者』(2002年5月発売)までを歯抜け収録。総数は1,138種。

前作『インターナショナル』は『DM6』を多言語対応したマイナーチェンジ作品であるため、本記事内で「前作」と言及した場合は実質的に『DM6』のことを指すことを予めご了承願いたい。

特徴

  • 今作はキャラクターこそ登場するものの、ストーリーやイベント、キャラのセリフといった要素が完全に排除されたデュエルシミュレーターとなった。
    • キャラ選択時にデッキの傾向が表示される。大まかすぎるのがネックだが、多少の参考にならなくもない。
    • デッキのイメージ自体は各キャラのイメージから大きく離れてはいないものの、以前よりは実戦的なデッキが多くなった。
      最初から戦える真崎杏子からして、《素早いモモンガ》の効果でフィールドのモンスターを維持して上級~最上級モンスターの生け贄召喚を狙ってきたりと何かしらの有用なコンボを搭載している。
    • …のだが、全体的にCPUの思考に難があり、使いこなせていないものもチラホラ見受けられる。
    • 『DM6』のような一部キャラの積み込みコンボは存在していない。
  • 今まで通りデュエルに勝利するとパックが手に入るのだが、今作から歯抜け収録になったため、現実のパックとは異なるオリジナルパックからカードを入手するようになった。
  • OCGルールの完全再現という特徴は従来のOCG準拠の作品と同様。前作から本作までの間に大きなルール変更は行われていないため、過去作のページや遊戯王OCG関連サイトも参照されたい。

評価点

  • UIの更なる快適化
    • ついにデッキの複数所持に対応。3つまでデッキを同時に所持できるようになった。
    • デッキレシピのコピー・全削除などの機能にも対応しており、微調整用に前のデッキを保持したまま別デッキにコピーして調整を行ったり、などといった融通が利く。
    • カードの検索についても、モンスターレベル☆1~4・☆5・6・☆7~の絞り込みが追加されている。
    • 制限・準制限カードをカード選択画面で一目で分かるようになった。
    • カード一覧のスクロールもBボタン押しっぱなしで高速で行えるようになり、デッキ投入、削除もLRボタンのワンボタンになった。
    • 先攻・後攻の決定がランダムになり(じゃんけんは削除)、デュエル中のドローが自動になった。
  • サウンド周りの大幅強化
    • 効果音が据え置き機タイトルと同じものになり、BGMの音色も大幅に強化されている。

賛否両論点

  • カードの入手関連
    • 上述の通り本作ではオリジナルパックとなったため、OCGのパック等の知識が通用しなくなった。登場順自体は概ね実際の発売順に準拠しているのだが、《天使の施し》など第1期登場にもかかわらずあからさまに後半のパックに回されたカードも存在している。
    • レア設定のカードは1パックに最大1枚しか出ないのに、パックによってはそのレアが20種以上も設定されており、特定のカードを複数枚集めようとするとひどく苦労する。
    • デュエリストポイントが廃止されたが、それに併せてパスワード入力によるカード入手も廃止されてしまった。OCGカード記載のパスワードの入力によるカード入手が導入された『DM2』以降初めての事態である。

問題点

カードプール関連

  • 歯抜け収録の導入
    • 『DM6』までは発売時点のカードが全て収録されていたのだが、本作以降歯抜け収録が導入され、全てのカードが収録されるわけではなくなってしまった。
    • 具体的には『新たなる支配者』までに登場した遊戯王OCGのカード総数は1,325種だが、本作の収録数は1,138種(絵違いが2種あるので実質1,136種)。約200種が未収録ということになっている。
      • 200種というとどれくらいかと言うと、遊戯王OCGのレギュラーパック1作につき新規カードが約50種追加されているので、大体4パック分が丸々未収録になってしまっている。
  • 前作に登場していたカードの約80種が削除。
    • 使用不可カード*2や絵違いカード*3はまあ実用面では削除されてもほぼ支障がないのだが…。
    • 削除カードは効果モンスター・魔法・罠に集中。原作やアニメで活躍したカードもかなりの数が削られている他、《スケープ・ゴート》《死のデッキ破壊ウイルス》《和睦の使者》《血の代償》など実用性が高いカードも一部削られてしまっている。
    • 原作・アニメで活躍していた《有翼幻獣キマイラ》(後述)や《黒魔術のカーテン》*4、《翻弄するエルフの剣士》*5などが削除されてしまった。遊戯のファンデッキを組みたいプレイヤーにはとんだとばっちりである。
    • 削除されたカードには前作でカード処理にバグが発生していた《クロス・ソウル》やCPUのAIでは使いこなせていなかった《鉄の騎士 ギア・フリード》なども存在し、「修正が面倒なので削除した」と疑われかねないようなものも存在している。
  • 削除・続投のカードのチョイスも不可解であり、上記のようにそこそこ使い道があるカードが削られた中、通常モンスターは明らかに使い道がないものまで含めて絵違いカードを除いたのみでほぼ全収録となっており、同様に当時実用性が皆無のものも少なくなかった儀式モンスター・儀式魔法に関しても顔ぶれに変化はない。
    融合モンスターについては、前述の《有翼幻獣キマイラ》には融合素材側にサーチ効果があるため比較的融合召喚しやすく有用性は高い方だったにもかかわらず、素材もろとも削除の憂き目にあっている。しかも融合モンスター唯一の削除である。
    総じて、容量の問題であればもっと削るべきカードがあったのではないだろうか…。
    • 一応、削られたカードはトーナメントシーンではほぼ使用されていなかったようなレベルのカードが大半ではある。
  • また、前作の後に発売されたパックにも未収録がかなりの数存在している。
    当時制限カードになるほどに知名度が高かった《お注射天使リリー》や《切り込み隊長》も未収録。
    『新たなる支配者』の目玉であったはずの「墓守」シリーズに至っては4種しか存在していないという有様であり、実質デッキを組めないという悲惨な事態に陥っている。
  • 収録カードがそもそも古すぎる
    • 本作の発売は2004年2月だが、収録パックの『新たなる支配者』は2002年5月発売であり、実に2年近くもカードプールに差が開いてしまっている。
      • これは海外の収録パック『Pharaonic Guardian』*6に合わせたためだろう。
    • 厳密には《グラナドラ》が『混沌を制す者』(2003年4月発売)から1枚だけ収録されているが、本当に1年の間を経てこの1枚だけが収録されており、全く意図が謎である。
    • その割には制限カードは2003年1月のものであり、《クリッター》や《天使の施し》などのデッキ投入数が当時より少なくなってしまっている。そのため当時のデッキの再現すらままならないという有様。もっともこちらはエンディング後なら自分で禁止制限をカスタマイズすることも可能だが…。
  • 一応本作は世界大会公式ソフトであり、本作のカードプール内でゲームバランスを調整するために、事実上の禁止カードとして削除・未収録カードが存在するという考え方も出来なくはない。
    しかし、その割には《八汰烏》や《いたずら好きな双子悪魔》といった凶悪カードは収録されており、ゲームバランスという面でも疑問符がつく収録内容である。
    • しかも実際の大会ではゲーム内の制限リストに加え、追加で大会独自の禁止・制限が設定されていた。結局ゲーム内のカードプールでもバランスは取れていなかったことを露呈した形になる。

その他

  • 初期デッキ関連
    • 3種、合計120枚のカード*7を所持しているが、完成度が前作のものより明らかに低い。
      • 3種あるがカードゲームやったことある人なら当然だと思うが、どれか1個使うのではなく、デッキを崩して(デッキ0枚にして)、最初から自分で組んだほうがいい。
    • 大量の通常モンスターの中に出せれば強い《青眼の白龍》や《コスモクイーン》といったカードが入っている可能性があるが*8、効果モンスター・魔法があまりにも貧弱。
    • 下級モンスターはそこそこだが上級モンスターには攻撃力2000以上のものが一切居ないという酷さ。下級モンスターの《ブラッド・ヴォルス》や《ヂェミナイ・エルフ》で戦ったほうが遥かにマシ*9
    • 効果モンスターは3枚しか入っておらず、《クリッター》《聖なる魔術師》《スケルエンジェル》、《ニードルワーム》等の中から、3枚選ばれる。
    • 魔法に関しては制限カードが数枚入っているが、それ以外は使いづらいカードばかり。
    • 罠は一応《マジック・ジャマー》や《盗賊の七つ道具》が入ってはいるが、やはり全体的に貧弱*10
    • 何故か《ウィジャ盤》関連のカードが入っている場合があるが、5枚揃っていることはまずなく実際には機能しない。最初から死に札が混ざっているも同然であり、真っ先に抜くべきカードである。
    • 前作の初期デッキは「魔法カードが非常に強力」「下級モンスターがやや貧弱」と本作とは真逆の方向性で使いづらいデッキだった。どうしてこうも両極端に走るのか…。
      強力な魔法・罠カードは当然レアカードなので、モンスターさえ揃えば十分戦えた前作と比べると序盤はかなり辛い。
  • キャラゲー要素の激減
    • 本作のキャラゲー要素は本当に「原作のキャラが出てくる」のみであり、セリフもなければイベント等も皆無。
      本作は最初からそういうコンセプトのソフトとはいえ、キャラゲーとして見れば歴代のどの作品にも劣る有様である。
    • 最初から戦えるのは5人だけ。厄介なことに、初期カーソルが合っている杏子はライフ回復カードを大量に仕込んだ遅延デッキであり、カード収集を考えると効率が非常に悪い。
      • 次のキャラの出現条件も「Lv○の全員に○勝以上」がほとんどで、悪い意味で以前のDMシリーズに先祖返りした仕様になっている。
+ 出現条件
  • Lv2のキャラ出現条件は、「Lv1のキャラ全員に3勝かつ、初期から出現しているパック○の習得率50%以上」が条件。パックを適当に選んでいれば勝手に出てくる為、これは別に何の問題もない。
  • このLv2に出てくるゴースト骨塚は本来ゾンビ系等のアンデットデッキの使い手なのに、攻撃力1800で攻撃しながら罠発動して、《デーモンの召喚》で攻撃してくるデッキになってしまっている*11
  • Lv3以降の面々は勝ち数に加え、「あるカードを所持し、かつデッキに入れない」という出現条件が登場。あまりに分かりづらく、特に「魔法・罠を一切デッキに入れない」が出現条件のイシズは条件の分かりづらさ・縛り内容の両面からあまりに極悪。
  • Lv4はグールズの面々だが、グールズの中から誰が出てくるかわからない(1勝したキャラは通常出現に切り替わる)。DM6のときのようにカードを奪われることはないが、相手を絞れないため対策に困る。
  • ただし全てのグールズに勝てば、グールズの総帥である(表)マリクが出るので、1回倒せば全員出るので個別に選べるようになる。
  • Lv6はいわゆる闇デュエリストが揃い、特定のデュエリストに3連勝したあとに入れ替わるという仕様になっている(1勝すれば常駐)。「遊戯→闇遊戯」「獏良→闇バクラ」「マリク→闇マリク」は当然として、「双六→シモン」も原作記憶編を見るとうなずける対応である*12
    が、「海馬→デュエルコンピュータ*13」という組み合わせは流石に奇妙すぎる。シモンが出ているなら素直に神官セト*14を出しても良かったのではないだろうか…。
  • デュエルシミュレーターという観点から見ても「サイドデッキ・マッチ戦」や「DM5,6のような大会シチュエーション」「制限デュエル」の削除はかなり痛い。
    • そもそも登場キャラクター(即ち対戦可能なデッキ数)も28人とキャラゲーとしてみたら十分だが、カードゲームSLGという視点で見ると多いとは言い難い。しかも【エクゾディア】使いが3人もいるなど配置バランスに関しては疑問符がつく。
  • カードパックの解禁条件
    • 「特定のキャラに○勝かつ勝率○%以上」という出現条件のパックが大量に存在している。
    • 問題は勝率で、負けても対策を考え、デッキを構築して勝ち筋を見出すのがカードゲームの醍醐味なのに、負けすぎることが許されない
      • 本作の場合、Lv3辺りから制限カードを無視してるキャラがいたりする*15
      • Lv4のグールズのレアハンターはアニメ、原作でエクゾディアパーツ3枚ずつ入れていたデュエリストである。原作再現と見ればまだ納得はいくが、《強欲な壺》や《天使の施し》、《クリッター》、《黒き森のウィッチ》を容赦なく積んでいる為、酷い場合はこちらが何も出来ず1ターンで負ける事も。このゲームのカードプール上では間違いなく最強のデュエリストと言える。「レアハンターは遊戯王のゲームに出ると決まってゲーム中最強デュエリストになる」というのは、彼が原作で使っていたデッキを考えるとジンクスというか最早必然だが。
      • Lv5に登場する海馬瀬人、Lv6に登場する闇遊戯等、原作の主人公やメインキャラまでもが制限を無視してるデッキを組んでいる
      • 『DM6』では負けが込むと最弱キャラのモクバが登場するという救済措置が仕込まれていたことと比較するとひどい仕様である。
  • 敵のAI関連
    • 『DM6』で見られた問題がほとんど改善されていないどころか悪化している部分も多く見受けられ、基本的なプレイングですら怪しい場面が多く見受けられる。
      • 先攻初ターンに低攻撃力の効果モンスターを裏守備でセットせず攻撃表示で召喚する。
      • 生け贄召喚したカードを更に生け贄にして無駄にディスアドバンテージを負ったり、強いモンスターを生け贄に弱いモンスターを召喚する。*16
      • 自分がモンスター召喚したのに《激流葬》*17を発動する。
      • 《王宮の勅命》*18が適用されているのに魔法の発動を繰り返す。もちろん効果は無効。
      • 同様に《王宮のお触れ》*19の適用下で罠を何回も発動する。
      • 《クリッター》*20で《黒き森のウィッチ》*21を加える、あるいはその逆を行う(明確な目的がある場合は無駄でもないが…)。また特にメリットのない雑魚モンスターをサーチしたりする。
      • 前作では《ニュート》を守備表示にしか出さなかった。今作ではちゃんと攻撃表示で出してくるようになった…かと思えば、その次の自分のターンで守備表示に何故かしてくる(こちらの方が攻撃力低くても)
      • 《ゴブリン突撃部隊》*22等、守備力0のモンスターが守備表示でこちらにいて罠等何もないにもかかわらず、それより攻撃力低い奴は守備表示で出す。(表守備でモンスターがいた場合、そいつで守備力0に攻撃してくる)
      • 《強奪》*23が手札にあるのに、どんな状況でも何故か使わない。たとえ自分が不利でも
  • 相手が《光の護封剣》を発動中、相手がその次に《人喰い虫》を裏守備、その次に相手が人喰い虫を反転させてこちらのモンスターを破壊してきた後に守備に変更する*24
  • 相手が《伝説のフィッシャーマン》を攻撃表示で出してて、《海》or《伝説の都 アトランティス》を発動していると、何故か相手に直接攻撃出来ない といった、ルールミスも存在する*25
  • UI関連
    • 全体的には前作と比較して非常に快適になっているのだが、カード名のふりがなについては表示されなくなってしまい、この点に関しては明らかに不便になっている。遊戯王は妙な読み方をするカードが多く、カードの検索性に関わることを考えたら比較的大きな欠点である。
  • 前作と比較して、デュエルスピードが遅くなっている。
    • 一応デュエル前(相手キャラ選択前)にLボタンを押しっぱなしにすると、少し速くなるのだが、それでも遅い。
    • しかも、発動出来るカードがある度に「~が~しました~を発動しますか?」やら「チェーンしますか?」といちいち聞いてくるので、余計にテンポが悪い。
      • 特に汎用性の高い《サイクロン》の場合毎回聞いてくるので、非常にうっとうしい。これも前作から相変わらず。

総評

『DM6』と比較すると「近い時期のパックまで完全収録」「バトルシティの世界観」「大会参加によるマッチ戦の体験」といった前作の良さを丸々スポイルしてしまった作りであり、総じて中途半端である。前作ほどの完成度はないと言わざるを得ない。
当時のデュエルシミュレータとしては問題なく機能する作品ではあり、限られたカードプールではあるものの楽しめる人なら十分遊べる作品だろう。

本作のようにデュエルシミュレータに振り切った作品は後に『エキスパート2006』が出ているが、同作は優れたカード収録数、優秀なAI、原作キャラすら廃するという思い切ったゲームデザインにとことん振り切り、結果高評価を得ることに成功している。
その『エキスパート2006』の礎となったと考えれば、本作が目指した方向性そのものは決して無意味ではなかったといえる。


余談

  • 本作と遊戯王OCGのストラクチャーデッキ2つ、ルールビデオを付属した『遊戯王デュエルモンスターズ ビギナーズパック』が発売されている。ゲームと同日発売で6,800円(税抜)。
    • 2003年発売のストラクチャーデッキ『遊戯編 Vol.2』『海馬編 Vol.2』、特典カードとしてエクゾディアカードの5枚セット(シークレットレア仕様)を収録。
  • 本作の特典カードは3種類。
    • 特に《D.D.アサイラント》は有用な効果を持ち、一時期は制限カードに指定される程に高評価を得ていた。

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最終更新:2023年02月28日 09:21

*1 海外版では日本よりもイラストの規制が厳しい為、日本語版からイラストが修正されているカードがある。

*2 「神のカード」3種や「王国」などの大会参加チケット用のカード。

*3 《ブラック・マジシャン》(パンドラ仕様)と《融合》は残留している。

*4 LP半分という重いコストが必要になるものの、デッキから《ブラック・マジシャン》を特殊召喚出来るカード。当時実用性が低かった《ブラック・マジシャン》の貴重なサポートカードであった。

*5 主に原作王国編で活躍した《エルフの剣士》のリメイクカードで、主にアニメオリジナルで活躍した。同様に《疾風の暗黒騎士ガイア》や《ハーピィ・レディ・SB》などの原作で活躍したカードのリメイクカードが軒並み削除されている。

*6 日本の『Pharaonic Guardian ー王家の守護者ー』と『新たなる支配者』を相当で初期の遊戯王TCGには日本の第2〜3期の2弾分を1つに纏めたパックが販売されていた。

*7 最初のデッキは決まってはおらず、完全ランダム。ただし、一部は決められた設定になっている。効果モンスターは絶対3枚しか入ってない等

*8 これらではなく、2750の《翼を織りなす者》が最高という場合もある

*9 これらのカードが入ってなく、1700の《バーニング・ソルジャー》が最高という場合もある

*10 一応《王宮の勅命》等、制限級のカードが入っている可能性もあるが、《聖なるバリア -ミラーフォース-》などの除去系カードは入っていない。

*11 ちなみに原作で骨塚の切り札であった《ゴースト王-パンプキング-》は今作で削除の憂き目に遭ってしまっている。

*12 ただしLv1の奴なら遊戯と獏良以外なら誰でも良く、本田や杏子に3連勝しても、シモンは登場する

*13 バトルシティ開始直前に《オベリスクの巨神兵》の実験台として海馬が自身のデッキを持たせて決闘したコンピュータ。《青眼の白龍》3体(アニメでは《青眼の究極竜》)を召喚してみせたが、オベリスクのパワーを受けきれず敗北した挙げ句故障してしまった。

*14 原作では記憶編のキャラクターであり、海馬瀬人の前世の存在であることが示唆されている。シモン同様、記憶編のプロトタイプとなったPS『封印されし記憶』が初出のキャラクターであり、DMシリーズにも『DM3』に登場している。

*15 城之内が《早すぎた埋葬》を2枚入れている等。

*16 何枚も装備魔法をつけたにもかかわらず、そいつを生け贄に弱いモンスターを出してきたりもする

*17 どちらかがモンスターを召喚した時に発動出来る罠カード。お互いのフィールドの全てのモンスターを破壊する。

*18 効果の適用下ではお互い魔法発動した魔法を無効化する永続罠。毎ターン700LPの維持コストが必要だが能動的に破壊できるメリットでもあり、実際のOCGでも強力なロックカードとして知られている。

*19 《王宮の勅命》の罠カード無効バージョン。こちらは維持コストがない代わりに、別のカードを使わなければ任意での破壊もできない。

*20 攻撃力1500以下のカードをデッキから手札に加えるカード。攻守の低い【エクゾディア】でパーツを揃える用途が有名で、他にもサーチ範囲は広く多くのデッキで用いられる。

*21 こちらは《クリッター》の守備力1500以下バージョン。やはり【エクゾディア】や《人造人間サイコ・ショッカー》等の低守備力・高攻撃力のモンスターに用いられる。

*22 レベル4で攻撃力2300と高いほうだが、攻撃後守備表示になるデメリットをもっている

*23 相手モンスターに装備し、奪う。そのモンスターがいれば相手ライフが毎回1000回復というデメリット効果をもつ装備魔法だがそんなの関係なく強すぎるので後の制限で禁止カードに設定された

*24 表示形式の変更は1ターンに1度まで

*25 フィッシャーマンの効果は「攻撃対象にされない」という効果なので、相手からの直接攻撃は受ける。なお、再録された際にはっきりと記述された