Oxenfree
【おきせんふりー】
ジャンル
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supernatural thriller AADV
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対応機種
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Windows 7~10 Mac OSX 10.8以降 SteamOS + Linux
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開発・発売元
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Night School Studio
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レーティング
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IARC: 12+ ESRB: Teen(13歳以上)
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発売日
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Origin: 2016年1月14日 GOG, Steam: 2016年1月15日 Microsoft Store: 2017年10月12日 Epic Games: 2019年3月22日 |
定価
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1,980円
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参考
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Unityゲームエンジン使用
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判定
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なし
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ポイント
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日本語未対応
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概要
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2DのサイドビューのホラーAADV。
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作品名は英米の子供が、かくれんぼや旗取りなどの遊びの仲間を募る時に歌うわらべ唄のフレーズ「Olly olly oxen free」から採られている。
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アメリカのゲーム作成会社 Night School Studioの処女作
ストーリー
主人公Alex(少女)は週末に、友人のREN(男子)と義理の兄となったJonasと共に、Edwards Island(架空の島)へフェリーで向かった。
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Edwards Islandは第二次大戦中に米軍基地があった島(あくまで架空)であり、沖合で米軍の潜水艦が日本軍により沈められたことがあるという設定である。
システム
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主人公をいわゆるWASD移動で操作する
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◯ 印で表示されたガイドの場所では[Return]キーで何らかの行動を起こすことができる。
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会話は数個の吹き出しが出るのでそれをマウスクリックで選択する
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時間制限があり、時間内に選ばないと無視したことになる
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余談となるが、全ての選択肢を無視すると、実績"The Strong, Silent Type"が獲得可能。
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マルチエンディングである
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選択による即死的なゲームオーバーはなく、最終的に何らかのエンディングにはたどり着ける
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エンディングだけでなく、中盤もストーリー分岐する。
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Part. 1の選択で、早くもPart. 2の内容がストーリー分岐する。
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ラジオ
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Alexはラジオを持ち歩いており、Shiftキーで起動し、マウスのドラッグで周波数をチューニングする。
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ラジオは常に出しっぱなしでもよいが、何らかのアクションを起こすとAlexはラジオを自動的に切ってしまう。
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ラジオを出しっぱなしでいると、その周波数の番組が流す音をBGMとして使える。
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Edwards Islandでは102.3Hzにて観光ガイドを配信している。
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102.3Hzで観光ガイドが聞ける場所では、ラジオを起動するとチューニングダイヤルが緑色になる。
なお、ヤバイ電波が入るときは赤に変わる。
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Call And Response System
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一部のドアはAlexが持っているラジオを特定の周波数に合わせることで開く。
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Call And Response Systemが近くにある時、ラジオのチューニングダイヤルは紫色表示となる。
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Map
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[Ctl]キー押下でEdwards Islandの大まかなMapを見ることができる。
評価点
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映像が麗美である
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幻想的な表現で、超自然現象が起こるという本作の雰囲気を演出している。
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"Independent Games Festival Awards 2016" にて"Excellence in Visual Art"賞を受賞している。
問題点
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プレイ時間が短い
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1周が5時間程度である。
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ただし、マルチエンディングであるため、総プレイ時間は数倍となるのではないか。
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一部UIの使いにくさ
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Alexが画面の端に立っていると、選択肢の吹き出しが画面端にまたがって表示されて、吹き出しの中身が画面外となり、読めなくなる。
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まだ会話イベントが有るのにエリア移動できてしまう
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もう会話が終わったと思って別のエリアに移動した時、実はまだ会話の続きがある場合があり、それらの会話はすべて無視したこととなる。
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日本語未対応
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登場人物らはかなりおしゃべりであることと、会話が次々と進むことから読むスピードも必要な上、ブロークンな英語であるため、かなりの英語力が要求される。
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主人公とRENの関係が大麻仲間という設定に嫌悪感を覚える人もいる。
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ESRBの審査ではこの点を重く見ているが、IARCは問題としていない。
総評
正直、かなりの英語力がないと、会話の選択肢に時間制限があるため、プレイに支障が出る。テキストアドベンチャーでないにも拘わらず、登場人物やラジオの会話量が異様に多く、背後設定もちゃんとしているために説明が必要となることからテキストが膨大で、日本語ローカライズは絶望的である。
マルチエンディングであり、一応、真エンド的なものはあるが、特定キャラクターとの好感度がエンディング分岐に影響し、序盤からそのための選択肢が頻発することから、狙ったエンディングを出しにくい作品となっている。
その後の展開
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2016年3月31日にPS4版が発売されている。
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iOS版も販売されている(なんと、600円)。
最終更新:2019年04月11日 15:20