【ぶらすたーますたー ぜろ】
ジャンル | 探索アクション | |
対応機種 |
Nintendo Switch ニンテンドー3DS Windows(Steam) プレイステーション4 Xbox One Xbox Series X/S |
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メディア | ダウンロード専売ソフト | |
発売・開発元 | インティ・クリエイツ | |
配信開始日 |
【Switch/3DS】2017年3月3日 【Windows】2019年6月15日 【PS4】2020年6月29日 【One/XSX】2021年7月1日 |
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定価 | 980円 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
雰囲気はそのままに遊び易く進化 国内版と海外版の融合 |
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メタファイト/ブラスターマスターシリーズリンク |
1988年にサンソフトより発売された『超惑星戦記 メタファイト』のリブート作品(*1)。
国内においては2000年にプレイステーションで発売された『ブラスターマスター』以来のシリーズ新作となる。
開発は『ロックマン ゼロシリーズ』や『蒼き雷霆 ガンヴォルト』などを手掛けたインティ・クリエイツで、販売元も公式に(サン電子の)許諾を得た上でインティ・クリエイツ自身となっている。
ゲーム画面やサウンドは同社の『ロックマン9、10』『マイティガンヴォルト』のような8bit風に作られている(*2)。
――近未来の地球。
多様な生物が共存している緑豊かな惑星であったが、大規模な戦争と環境破壊により氷河期が到来し、人類は地下への大規模移住を余儀なくされた。
長く続いた氷河期の終わりと共に、人類は地下での研究を元に地球を緑豊かな惑星へと復元する計画を開始。
同時期に謎の彗星が地球に落下するというアクシデントが起こるものの、生態系の復元は順調に進み、人類は地上で暮らすことができる環境を取り戻した。
――それから数百年後。
ロボット工学の分野で名を馳せる天才少年、ジェイソン・フラドニック。彼はある日、見たこともない生物を発見した。
どの資料にも記載されていない生物に好奇心を刺激されたジェイソンは、その生物に「フレッド」と名付け調査を開始するが、時をおかずして逃げられてしまう。
ジェイソンはフレッドを追い、かつて人類が暮らした地下の世界へと足を踏み入れることとなった。そこで1台の車両と邂逅する。
「ソフィア-III」と刻まれたその車両は、彼の搭乗を促すかのようにコックピットを開けた。
ジェイソンはフレッドを連れ戻すため、ソフィア-IIIに乗り込み、冒険へと旅立つのだった。
――地下で蠢く謎の存在を知らずに。
(公式サイトより引用)
原作からの追加・変更点
EXTRAモード
+ | 一部ネタバレを含むため格納 |
『メタファイト』からの改善点の多さ
演出面
+ | エンディング ネタバレ注意! |
+ | ネタバレ注意! |
原作『メタファイト』『Blaster Master』から数々の改善点や新要素が加えられ、時代に合わせた進化を遂げている。
ストーリーも両シリーズの要素を上手く融合させ、新しい『ゼロ』の世界の構築に成功している。
多少の粗は見られるものの、全体的に見ればリブート作品としてもアクションゲームとしても高水準に仕上がっている作品といえる。
*1 「リメイク」とよく言われるが公式にそう公言された事はなく、ディレクターはリブートのつもりで作ったと公言している。
*2 同社は後に『Bloodstained: Curse of the Moon』などを生み出しており、8bit風アクションにも力を入れている。また、直接開発した訳ではないが『Cyber Shadow』の販売も担当している。
*3 海外版はタイトル画面で放置すると一枚絵のみが表示されるプロローグデモが流れていた。
*4 海外版の説明書には、最終ステージに最強の「Master Boss」がいる事が記述されていたが、その正体が結局何なのかは分からず終いだった。
*5 後の小説やPS版でもPlutonium Bossがラスボス扱いで、Master Bossに関しては全く触れられていない。
*6 国内版『メタファイト』における「メタルアタッカー」で、『Blaster Master』時代もジェイソンの愛機だった。当時は「SOPHIA The 3rd」、或いは「S.O.P.H.I.A.」と呼ばれていた。
*7 元々はPS版でラスボスへのトドメに使われた兵器である。今作ではチャージ攻撃として取得できる。
*8 3DS/Switch版では配信開始日から2週間の間、無料でDLできるキャンペーンが実施されていた。また、Steam版ではガンヴォルト、えころが初めからゲーム本体に内包されている。
*9 イヴの設定がゲームに反映されたのはPS『ブラスターマスター』が最初。また、ネタバレになるが、PS版でもサポート役のエルフィが敵に連れ去られた後は霊体のイヴに支援してもらう展開があった。
*10 『メタファイト』当時の設定はインベム暗黒星団のトップ。本作は名前こそ「ゴウズ」だが設定は『Blaster Master』の「プルトニウム・ボス」に近い。
*11 しかもトゥルーエンドルートの描写を見る限り、自爆すら適わず地球を滅ぼす災厄と化してしまった事が窺える。
*12 エネルギー効率の問題で長期運用はできないが、その代わり圧倒的な性能を誇る。
*13 原作ではパッケージとエンディングのラストに出て来ただけだったが。
*14 結果的に三部作になったが、スタッフは最初からそれを想定していた訳ではなく、「次があったら」は常に考えるものの基本はそれで完結のつもりで作っているという。次回作以降の設定も本作の時点では無かった。
*15 同年11月29日にはWindows版もSteamで配信が開始されている。
*16 ジェイソンは短い茶髪の白人少年〜成人男性だった。PS版のイヴはブロンドの長い髪を持つ美女という感じだが、小説では髪が赤かったりと当時からデザインは一定していなかった模様。
*17 サンソフトが開発したAC格闘ゲーム。