【きどうせんしがんだむ えくすとりーむばーさす つー】
ジャンル | チームバトルアクション | |
対応機種 | アーケード | |
使用基板 | System BNA1 | |
発売・開発元 | バンダイナムコエンターテインメント | |
稼働開始日 | 2018年10月30日 | |
周辺機器 | バナパスポート、Aime、おサイフケータイ対応 | |
判定(改善前) | ゲームバランスが不安定 | |
判定(改善後) | 改善 | |
ポイント |
画質がフルHD化 全体的に超インフレされたバランス 格差はあるが力の入った上方修正 歴代最速の下方修正が入ったぶっ壊れ機体を2体リリース 最終的には程々のバランスに |
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ガンダムVS.シリーズリンク |
アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズをモチーフにした業務用チームバトルアクションゲーム『ガンダムvs.シリーズ』の第13作目。
全体的に、コンシューマ機専用で発売された『GUNDAM VERSUS』から逆輸入された要素や共通点が多い。
2010年より続く『EXTREME VS.』系列としては5作目のアップデート作品であるが、今回は基板が更新されてフルHD画質に対応した新筐体での販売となった(*1)。後に既存筐体へのアップデート版も配信されたが、その場合、後述の筐体付属の機能は使えない。
タイトルの命名法がこれまでのように新しい単語を追加するのではなくナンバリング方式となっているが、内容的には今まで同様前作を強化したものであり、根本的な変更はない。
稼働時点では「総勢160機以上の参戦機体」を謳っていた。
新規EXバースト(覚醒)の追加・及び既存EXバーストの調整
既存機体への広範な性能調整
パイロットイラストの大幅な変更
トレーニングモードの追加
一部機体・ステージの削除
プラスコインモードの追加
新規筐体への変更
モバイルサイトの機能拡張
その他変更点
全体的に良好な追加要素
機体周りの評価点
システム周りの評価点
キャラ間の掛け合いの増加
その他の評価点
回避の難しい武装の増加
格闘機の武装及び火力インフレ
武装自体の質の恒常と強行動の増加
防御面のインフレ
アップデート内容についての弊害
アシスト差し替えの問題
ナンバリングが増加しハードスペックが向上したものの、ゲーム内容は完全に前作からの延長線上にあり、よくも悪くもいつもの『EXVS』といった展開である。
そのため要素の複雑さも全て受け継いでいて、例によって初心者に厳しい風潮があるのも確か。
稼働当初は対戦バランスが壊れるのが常のシリーズではあるが、いつにも増して最上位争いに参加できる機体とそうでない機体とで落差が激しくなってしまった。
遅いとは言え少しずつ重ねられた下方修正と、ようやく順当に強化されるようになった上方修正もあって対戦バランスは適正化が図られており、最終的には対戦バランスは程々に落ち着いた。
ただしミサイルやファンネル等の面制圧武装の当てやすさ等、今作で激しくなった攻防の行き過ぎた武装調整はそのままの形でのバランス調整が行われている為、その点では過去作を好むファンからは非難が続いている。
一方、ゲームパッド追加やプラスコインなどプレイヤーの要望に応える形で新味のある変更が行われ、公式コミュニティが整備されるなどプレイ環境周りは徐々に向上している。
*1 新基板である「System BNA1」はWindows 10 IoTベースの基板だが、稼働前のインタビューでは「概ねPS4と同等のスペック」と述べられている。
*2 主軸と言えた時限強化「共振」が廃止されて全面的な仕様変更を受けた
*3 コスト3000に格上げされた上、代名詞ともいえるスーパーバーニアの特殊移動が特殊格闘へ移行
*4 性能的には最下位クラスで前作に登場したが、今作移行時にチャージ格闘やサブ射撃を始め、大半の武装が刷新されてほぼ別機体となった
*5 僚機なら画面の上下部にPARTNER、敵機ならENEMYとサインが表示される
*6 一定間隔で区切られているサークル状の地形があり、マス目を利用しておおよその距離が確認できる。
*7 射線を通しやすいため射撃機がやや有利で完全に公平ではないが、近接機も変な壁に邪魔されないなどの恩恵はあり「それ」に最も近いステージではある
*8 元々は低い頭身にデフォルメされたキャラクターだが、こちらはSD頭身ではなくリアル頭身のアレンジ版
*9 原作でパイロットであるカリス・ノーティラスの声優であった水谷優子氏が逝去している為、本作より遠藤綾氏が引き継いでいる。
*10 格闘も射撃も第一線どころか最強レベルの性能で、それに加えてOHでも距離を楽に取れる換装ムーブが強すぎたため、実質隙がないと言えるレベルの強さだった。
*11 ガンキャノンとザクII(ドアン)はエクストラ追加機体
*12 設定や性質的に似ているキャラなどはともかく、多くのパターンで共通点や興味を持ちそうな点もなさそうな人物同士がやけに親密になっていたため、ストーリーがない本作では不自然な印象を与えがちであった
*13 新規1500コスト実装時に一時的に載るか載らないかというレベル
*14 レッドフレームやガンダムマックスターなどは、それ以外が貧弱なことを省みても、「それだけリスクを背負って相応以上の火力が出なかったらおかしい=誰も使う必要がない」レベルである。
*15 通称ピョン格。有利な上方からの攻撃だけでなく前進しつつの射撃回避にも転用できる強力なアクション
*16 特殊移動や格闘を射CSでキャンセルすることで慣性を乗せつつ落下に移れるバルバトスルプスレクスや殆どの行動にチャージショットを仕込むことで落下に移れるHi-νガンダム、オーバーヒートになってもキャンセルルートとCSキャンセルを生かすことでかなり滞空時間を延ばせるヤークトアルケーなど。
*17 前作の強みとなる武装をことごとく下方修正され、弱点だけが大きく目立つようになった。X1改に至っては強みの武装を別物に変えられて自由度が薄くなってしまった。
*18 過去作でも、おしおきが弱かった際には「運営の依怙贔屓」といった文句もあった。
*19 デフォルメされた間抜け顔で「えらい えらい!」というセリフ付き。ちなみにこれはSDガンダム30周年を記念した限定スタンプなので現在は入手方法がない割かしレアなスタンプである。
*20 ざっくり言うと「X魔王」を除いて弱いとされる機体がいないため。
*21 特にプルはライブラリ参戦であるが、元となった作品の台詞数が多く、一部のレパートリーの少なさを除けば割合違和感なく聞ける程度には充実していた。
*22 『SEED DESTINY』出典のBGM「勇気の滑空」が、『SEED』のデュエルAS、バスター、ブリッツのBGMになっていた。今作では当該曲がなくなり、本来の作品のBGMに修正されている
*23 モバイルサイトのショップでも『W』の曲扱いである
*24 実装当初は地走ゆえにファンネル系や高誘導のミサイル武装相手に相性が悪かったことと通常時は地走で強化後は通常BDで移動するという立ち回りの難しさと癖の強さで各武装の強さに気づかないプレイヤーが多かったものと思われる。
*25 使用率が一位ながらライトニング程伸びなかった為、その分勝率が伸びたものと思われる。
*26 特格のホバー移動の誘導切りが削除されそこから放たれるビットも誘導、取りつきが露骨に弱体化された。とは言え当たったら1HIT強よろけなのは変わらずアシストや格闘面はいじられてない為30の相方としてはまずまずといった機体になった。
*27 MBONまでのスーパーバーニア仕様が通常のBD仕様になり非常に扱いやすくなり太くて火力の高いメインや格闘CSに誘導の優れたアシスト、近接でも30格闘機並みの発生をもつ各種サブなどの択の広さで稼働当初は名実ともに最強機体であった。
*28 長い赤ロックからの強誘導+強よろけの格闘CSが非常に強く近づかれても一気に距離を離せる変形特射の特殊移動で逃げ+援護を両立した機体だった。
*29 通常状態でも十分に自衛が出来て00ライザー状態では射撃CS降り、高火力+ダメージ確定が早いゲロビ、誘導に優れたサブ、覚醒中のみ限定だが無敵状態で近づいて切りつける格闘CSなど時限強化機体の代名詞となった。
*30 『VERSUS』の仕様に変更された。格闘CSに移行した『MBON』特格のミサイルの誘導が非常に強く、更に上方修正でメインキャンセル落下移行可能に加えて機動力の向上、特殊射撃のアグニが非常に高性能になり後方支援機の定番機体と化した。
*31 「VERSUS」の特殊格闘に搭載された鎌投げがアップデートで超強化されたうえステップ対応化。これにアメキャンによる着地を絡めた攻防一体の万能武装となり3000コストの代表相方となった。
*32 強よろけのCSや特殊格闘を絡めた降りテクが非常に強力。甘い着地をゲロビでぶち抜いたり特殊格闘はCS始動でも平気で200ダメージ以上持って行ける格闘機張りの格闘性能。
*33 20年前半は新型コロナの影響でAC業界自体がアップデートを自粛していたので、やむを得ない期間も含まれる。
*34 武装の回転率を下げるための調整なのだが、メイン射撃が常時リロード+弾数8になったことで逆に弾切れの隙がなくなってしまい、結果的に再調整前より勝率が上がってしまった。
*35 最終進化に当たる武装を普通に使える他の機体が増加しており、学び直せと言われている。
*36 各形態同士の噛み合いが悪く、換装機特有の長所もさほど突出していない
*37 計4種のアシスト攻撃と、GNステルスフィールドによる後方支援という役割を、同じような性質の武装を持ち、かつ動きの自由度が高いアッガイ(ダリル搭乗)にまるごと奪われた。
*38 最強の時限換装を持つが、クールタイムやリロードが非常に長く弱めの他の形態で戦線を繋がないといけない』と言うコンセプトが、V2アサルトバスターの下方修正によって崩壊。さらに00ガンダムや騎士ガンダムなど強力な時限換装機など「通常時でも生存力が高く、換装すれば尚強い機体の台頭によって破綻というダブルパンチ状態。
*39 『無敵に等しいバリア武装の代わりに低耐久・武器は低性能』という調整だったはずが、射撃ガード・バリア武装持ちの増加でお株を奪われ『武器の低性能』という欠点だけが残り、加えて似たコンセプトでもっと仕事ができるスターウイニングの参戦でトドメを刺された。
*40 凶悪な押しつけ要素は持たないものの、高い機動力でそれなりの武装でも押し付けていけるというコンセプトが、周囲の機体の高性能化で時代遅れになってしまった。
*41 後に8月20日に他の機体ともども下方修正を受けた。
*42 ミサイル関連がよろけからダウン属性になり非常に追撃がしにくくなってしまい火力不足に陥りやすくなった。また、横特格の変形も誘導切りが削除された。
*43 相性が悪いわけでは無く元々高い自衛性能をさらに底上げできるライトニングガンダムフルバーニアンや30後衛シフトがしやすいサバーニャ、格闘機では抜け覚醒から根性補正が乗った格闘を差し込みやすいエピオンなどが選ばれる傾向がある。
*44 主に前格にすり抜け判定を持つガンダムマックスター、射撃シールド付きの突撃技を持つビルドストライクやグフイグナイテッドは相手に噛みつきやすく、最悪爆弾戦法にも移行しやすい為L覚醒が採用されやすい。
*45 ガンダムXと天ミナだけは元の機体での変更要素も含めて調整されているせいで、当該機独自の攻撃は他に比べて控えめ。
*46 今作では直されたが、パイロットが同じであるゴッドガンダムは店頭POPで長年必殺技を「爆裂ゴッドフィンガー」と誤植され続け、足掛け5年以上放置されたこともある。作品毎の扱いの差から「スタッフの(作品毎の)入れ込み具合の差が見て取れる」と皮肉られることも。
*47 よく言われた点として、最初はゲーム内に「フリーダムガンダム」がいなかったので代わりに「プロヴィデンスガンダム」とキラの乗る「ストライクガンダム」が戦っているシーンなど。
*48 例としてはヘビーアームズ改(サンドロック改→デスサイズH)、ドラゴン(ボルト&マーメイド→シャイニング)、フリーダム(ジャスティス→Lストライク)など
*49 ただしガンタンクは『VERSUS』での参戦経験あり、アシストのガンキャノンもエクストラ登場するまではアシスト限定だった。
*50 ただし新規プレイアブル機由来が主。
*51 特にゼイドラのアシストのクロノスは、ランダム行動を取る個性的な性能であり、賛否はあったが個性は強かった。
*52 機体別ではなく各作品につき一つのミッションが割り当てられる。
*53 ヤークトアルケー実装時に新規収録ボイスが確認されている。なお収録時期がMBONの稼働中の時期だったのか妙にサンダーボルト勢との掛け合いが多い。
*54 OVA版やそれに準ずる他のゲームでは松本保典氏が声を担当している。本作の騎士ガンダム用BGMはFCゲーム出典のアレンジBGM。
*55 高ランクのカードを買ってもその内リセットされてしまい、今度は自分で上げなければならない。