この項目ではアーケード版・プレイステーション2版について解説しています。AC版は 良作 判定、PS2版は「判定なし」です。



GUITARFREAKS 3rdMIX & drummania 2ndMIX

【ぎたーふりーくす さーどみっくす あんど どらむまにあ せかんどみっくす】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミ
稼動開始日 (GF)2000年4月21日
(DM)2000年4月x日
判定 良作
ポイント 版権曲の初収録
基本システムの数々を本作で確立
GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ

概要

  • 『GUITARFREAKS & drummania』シリーズ(旧シリーズ)の3&2作品目。
  • 本作は版権曲の導入やBONUS TRACKモードの追加など、現在までも続くシステムが築かれたディファクトスタンダードとも言うべき作品になった。

特徴・評価点

基本システムの確立

  • BONUS TRACKモードの追加
    • 通常の2~3倍の長さで楽曲が演奏できる『ロング曲』が、GUITARFREAKS側で初めて実装された。
    • ロングバージョンやメドレーが中心で、人気の高い『FIRE』や『JET WORLD』のフルバージョン、パンク曲メドレーの『HAPPY LUCKY BOY』やメタル曲メドレーの『THICK AND FAST』が追加された。
      • ちなみにdrummaniaでは3rdMIXから実装。GF10th&dm9th以降は、ロング曲は全てSTANDARDモードに統合される形となった。
  • 版権曲の初収録
    • 現在でもお馴染みの版権楽曲*1は、AC版シリーズではこのバージョンから導入された。
    • ライセンス料の都合上、全てカバー版であるが、知ってる曲をプレイ出来るという点は、一見さんやライトユーザーの誘い込みにも繋がった。
    • GF側は洋楽をメインとした楽曲選定。Deep Purpleの『SMOKE ON THE WATER』や『HIGHWAY STAR』、WhiteSnakeの『STILL OF THE NIGHT』等、有名なロックナンバーを収録。
    • 一方のDM側は邦楽版権を中心に収録。Hysteric Blueの『春~Spring~』やセンチメンタル・バスの『SUNNY DAY SUNDAY』、布袋寅泰の『バンビーナ』等が収録された。
  • 「BASS」譜面追加(GF)
    • GF側は本作でベースパートを演奏する「BASS」譜面が新たに追加された。
    • 「BASS」譜面は楽曲の別パートを演奏する物である事から、現在の音ゲー界隈における「上位譜面」とは旨が異なり難易度の上昇とは関係が無い。しかし、一つの楽曲を他の楽器から見た視点として譜面のバリエーションを更に増やしたのは、バンド演奏を取り扱うギタドラシリーズならではと言えよう。
  • 演奏画面のレイアウトが大幅に変更(DM)
    • 前作は演奏画面のカラーリングが全体的に原色寄り且つ、レーンフラッシュの演出が強かった為、やや視認性に難がある状態だった。
    • 今作ではカラーリングが調整され、ノーツとレーンカラーの干渉が減り、ノーツの視認性が改善した。
    • また、コンボ表示も『Hits』から『Combo』表記に変更された。

コナミオリジナル曲に関して

  • 今作でデビューしたTOMOSUKEは『MONDO STREET』と『IMPLANTATION』を担当した。
    • 後者はGFdmでは異端のゴアトランスなのだが、ドラム側にアサインされているキー音が全てシンセという物。その楽曲内容故に登場当初よりプレイヤーから非常に賛否が分かれやすかったという。
  • TOMOSUKE同様に本作でデビューを飾ったHandsome JETは『P.P.R』の歌唱を担当。
    • 本曲はネタに走っているムービーが特徴的だが、デビュー作である本曲でハジがちだったのか、後作ではムービーに加えて曲さえもネタに染まってしまうことに……
  • また、当時コンポーザーを務めていた桜井敏郎が頭角を見せていった作品でもあった。
    新たなエポックメイキングを目指した『COSMIC COWGIRL』、GF側のEXTRA楽曲 『SAY WHAT YOU MEAN』、小野秀幸の合作でHandsome JETボーカルの『P.P.R』
    • この3曲はBONUS TRACKモードのメドレーである『1175』にも収録されている。
  • dm側のボス曲はJimmy Wecklの『CENTAUR』。EXPERT REAL専用曲で驚異的な難易度を持ち、当時の大手サイトを以ってしても「お金の無駄です諦めましょう」と評された。

問題点

  • GF側のレーンビームが見づらい
    • ネックボタンを抑えた時に出るレーンビームが、チップ表示と干渉しかなり見づらくなっている
      • 当時はDARKオプションも無いため、旧作プレイの際はある程度の見づらさを我慢しなければならない。
  • dm側の楽曲ソートが難易度順ではない
    • dm2ndに限り、なぜか上から難易度順に並んでいなかった。
    • 一番上から順番に難しくなっていく訳では無く、例えば☆6*2の次が☆4、☆9の次が☆8など、曲一覧を見ただけでは指標にしづらい仕様となっている。
      • dm3rdでは難易度順に並ぶ仕様となった。

総評

ロング曲の実装や版権曲の追加といった、現在までも続く基本的なシステムを確立し、GFdmシリーズとしての下地を整えた作品となった。


その後の展開

次作(GF4th&dm3th)では、Musicians Roomの登場やBEMANIボーカリスト公募等さらなる試みが行われた。
そして、あのDAY DREAMが産声を上げる…

余談

  • 本作で登場した『IMPLANTATION』は、後に『beatmania THE FINAL』(2002年稼働)に移植されたが、その際TOMOSUKEは「もともとドラムマニアの為に作ったのですがちっともバンドっぽくないサウンドと機械的なシーケンスが嫌われてよなよな枕を濡らしてヘコんだ記憶があります」とコメントしている(参照)。
    • 上記のコメントは、本作がシリーズの方向性について色々模索していた時期であったのを示唆している。


GUITARFREAKS 3rdMIX & drummania 2ndMIX(プレイステーション2版)

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 コナミ
発売日 2000年12月7日
定価 6,980円
判定 なし
ポイント CSギタドラ初のカップリング作品
dm専用版権曲にギターパート追加
それ以外の家庭用オリジナル要素が皆無

概要(PS2)

  • アーケード機種である『GUITARFREAKS 3rdMIX & drummania 2ndMIX』の家庭用移植作品。
  • 従来はギターとドラムそれぞれ単体作としてリリースされていたが、今作は初のカップリング作としてリリースされた。
    • GUITARFREAKSとしては、これがPS2初進出作品となる。

評価点(PS2)

  • GFdmのカップリング収録
    • プラットホームの移行により、スペックの問題は改善されギターとドラムどちらでも遊べるようになった。
    • また、同作以降のGF/DMシリーズにおけるCS版のフォーマットも確立させることになった

問題点(PS2)

  • 家庭用オリジナル要素がほとんど無い
    • 前作まではCSオリジナル曲やEDITモードといった、家庭用ならではの要素があったが、今作ではカップリングの手間や容量の問題も重なって廃止されてしまった。
    • 一応『春~spring~』『SUNNY DAY SUNDAY』『バンビーナ』のdm専用版権曲がGF側に移植されたが…
      • ちなみにこちらの3曲はAC版ではGF5thに収録された。
  • 頻発するロード画面
    • 前作ではほとんどなかっただけに、落差を感じることは確実だろう。
  • 一部の版権曲が未収録
    • 『LOVE AFFAIR』と『ANARCHY IN THE U.K』が収録されていない。
      • 『ANARCHY IN THE U.K』はCS4th&3rdにて収録される。

総評(PS2)

今までギターとドラムで別作品扱いだったのを、一つの作品としてカップリングさせたのは、容量の上限が増えたPS2に移行出来たからこそ言っても過言ではない。

とはいうものの、カップリングと引き替えに恒例行事だった家庭用オリジナル要素が丸々削られてしまっているのはいかがなものか?

3rd&2nd以降も、一つの作品としてリリースされていく事となる。