写真で格闘!フォトファイターX
【しゃしんでかくとう ふぉとふぁいたーえっくす】
ジャンル
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格闘ゲーム
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対応機種
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ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)
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発売元
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任天堂
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配信開始日
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2009年12月16日
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価格
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200DSiポイント
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プレイ人数
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1~2人
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セーブデータ
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1箇所
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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撮った写真で格闘ゲー厶が作れる 格闘ゲームとしては少々難あり
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概要
任天堂により配信された格闘ゲーム。
DSiのカメラ機能とマイクを利用して、オリジナルファイターを作る事ができる。
システム
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ファイターの作り方
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「ファイターを撮影」→「台詞を録音」→「ファイター名入力」→「タイプ選択」という流れでファイターを作成する。
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なおファイターと背景は、それぞれ8種類まで保存できる。
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詳細
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まず13種類の動きを枠に合わせて撮影する。ポーズなどは以下の通り。
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「ファイターの顔」
「負け顔」 「構え」 「移動」 「のけぞり」 「パンチ」 「キック」 「波動」 「波動の玉」 「ジャンプ」 「しゃがみ」 「挑発のポーズ」 「勝利のポーズ」
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次に10種類の台詞を録音する。録音時間は約3秒間。台詞は以下の通り。
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「挨拶の台詞」
「パンチの台詞」 「キックの台詞」 「波動を放つ台詞」 「攻撃を受けた台詞」 「挑発の台詞」 「勝利の台詞」 「敗北の台詞」 「得意技の台詞」 「必殺技の台詞」
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最後に4種類のタイプを選択する。タイプによって、得意技と必殺技がそれぞれ異なる。タイプは以下の通り。
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拳法マスター
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得意技は回転キックであり、
必殺技は、竜巻如く回転して、触れたファイターを巻き込み最後にサマーソルトでぶっ飛ばすというもの。
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波動マジシャン
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得意技は様々の波動であり、
必殺技は、巨大な波動を画面上に飛ばし、ファイターの頭上に落とすというもの。
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野生の弾丸
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得意技は体当たりであり、
必殺技は自身が回転し、ファイター目掛けて体当たりするというもの。
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破壊の帝王
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得意技は爆裂拳であり、
必殺技は、一定時間巨大化するというもの。 巨大化してる間は攻撃力と守備力が上がり、攻撃を受けても怯まない。
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遊び方
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1人モードであそぶ
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横スクロールアクションで、100体の雑魚ファイターを倒す。
クリアタイムと残った体力の量によって、ランクが決まる。
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対戦モードであそぶ
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2人専用の対戦モード。
1プレイヤーはLボタンと十字ボタンを使って操作、
2プレイヤーはRボタンと、「A」「B」「X」「Y」のボタンを使って操作する。
評価点
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自分で撮ったキャラと背景を利用して遊べる自由度の高さ
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写真で撮れる物なら何でも良いので、イラストやアクションフィギュアなどでもOK。
やり方次第では、実写キャラとイラストキャラを同時に戦わせる事も可能。
自分の嫌いな奴のファイターを作らせて、フルボッコにする遊び方もアリ。
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『メイドイン俺』ほどの自由度は無いがその分シンプルであり、カメラを使うため非常に手軽にキャラが作成できる。
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値段もかなりのお手頃価格。「自分自身がゲームに参戦」「あのキャラクターとの夢の競演」など、熱い演出が簡単に実現できる。
問題点
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1人モードの内容が単調
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敵によって攻撃パターンが異なるものの、ボスやステージのギミックなどが存在しないので、ただ次々と現れる雑魚ファイターを全滅させるだけとシンプルすぎて飽きやすい。
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対戦モードについて
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上記にも書いてあるが2人専用であるため、
プレイヤーとCPUとの対戦は出来ない
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無論1人モードの敵はCPUなので、これもCPUが使えるようにしてほしかった所。
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攻撃のヒット音がしょぼい
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パンチ、キック、波動など、どの攻撃を当てても『ボスッ』といったような感じで、攻撃を当てた時の爽快感が薄い。
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格ゲーの基本の一つであるガードが使えない。
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それ故に波動なども自力で躱す必要があるが、玉がやたらと大きくゆっくりなので、助走をつけながらジャンプしないと躱しきれない事が多い。一応当たる前に波動を放てば、撃ち消す事が可能だが。
総評
写真で格闘ゲームを作るというシステムは斬新だが、格闘ゲームとしては単調で飽きやすく、ガードが使えないなどの欠点もあり出来は良いとは言い難い。
ただファイター作成として遊べば作りやすさもあって楽しめるだろうし、200円と安価で買えると考慮すれば悪くない出来と言えるだろう。
余談
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「写真からキャラクターを作る」というコンセプトは、後に『顔シューティング』等へ引き継いで活用されている。
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様々なジャンルのゲームを幅広く手掛ける任天堂だが、実は公式に「格闘ゲーム」と呼ばれているゲームは、本作と『アーバンチャンピオン』『ジョイメカファイト』のみ。そうした意味で、本作は非常に珍しい作品といえる。
最終更新:2023年05月30日 19:11