【ぽっぷんみゅーじっく ぴーす】
ジャンル | 音楽ゲーム | ||
対応機種 | アーケード | ||
販売・開発元 | コナミアミューズメント | ||
稼動開始日 | 2018年10月17日 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
これまでとは一転して保守的な方向性にシフト あらゆる点での原点回帰 ロングポップ君の本格導入 ヘビーユーザー歓喜の超高難易度楽曲ラッシュ 低迷を続けていたシリーズを持ち直した立役者 |
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ポップンミュージックシリーズ |
アーケード屈指の長寿音ゲー「ポップンミュージック」のシリーズ25作目。シリーズ20周年記念作品でもある。
今作のテーマは「原点回帰」。キャッチコピーは「みんなでポップなエブリデイ!」。
システムの根幹面は全て前作『うさぎと猫と少年の夢』同様となっており、ゲームに影響を及ぼさない部分にのみ変更が加わっている。
キャラクターデザインの再変更
前作のプレーデータをほぼそのまま全て引き継ぎ
UPPER譜面
ポップンタイムトリップ プロローグ (ポプローグ) → ポップンタイムトリップ
ポップンイベントアーカイブ
クリアメダルのデザインの再変更
ポップンクラスの名称変更
モード・キャラクター選択の制限時間の見直し
キャラクターデザインの原点回帰
20周年記念に相応しいデザイン・解禁イベント
BEMANIお馴染みのアーティストによる大量の新曲群
独自性を発揮しつつも人気曲を揃えた版権ラインナップ
高難易度譜面の大幅拡充及び早めの投入ペース
過去曲へのEX譜面追加
歴代キャラクターの大量登場
現行音ゲー屈指の緩くて新規に優しい解禁イベント
ロングポップ君の本格導入による演奏感の向上
ファン待望の「ポップンミュージックカード」復活
コインプレー・PASELIライトプレーの優遇
CS移植曲の担当キャラについて
今作における新キャラの数について
汎用背景が再び1種類のみに統一
突然のイベント打ち切り
前作のマスコットキャラ「ナビくん」の出番大幅減少
相変わらずのカテゴリ面
取り逃したデコパーツの解禁方法は一切無し
告知無しの楽曲削除
再び発生したVOCALOID楽曲での不具合
「千本桜」EASY譜面のキー音割り当てミス
ラピストリアで大胆な改革を敢行しマンネリ打破を図った新生ポップンミュージックシリーズだが、賛否が分かれたラピストリアはともかくeclale、うさ猫と2作品連続で評価の芳しくない作品が続き、急激な失速感が否めなくなってしまった。
そうした中でリリースされた本作も稼働時点では極端に少ない新曲と描き下ろしキャラ、停滞する解禁イベントと不穏な要素ばかりであり「どうせ今回もパッとしないまま終わるのだろう」と疑念の目で見られており、本格的にシリーズの進退が危ぶまれるほどの状況となっていた。
そのような厳しい状況であったが、前作とほぼ同じシステムや前作末期でも見られた過剰なキャラクター流用の存在はともかく、多種多様な改革を推し進め新規層開拓を目指してきた直近の過去作とは打って変わって「原点回帰」という保守的な方向性を打ち出したことで、従来の方向性を取り戻したキャラデザや初期の名曲への譜面追加、豪華アーティストによる楽曲群など20周年記念に相応しい要素の数々でこれらの不安要素をカバーし、古参ファンの呼び戻しに成功した功労者となった。
稼働時点の状況など
公式サイトの縮小化
20周年記念グッズについて
削除曲のフラグ処理の変更
シリーズ終焉を思わせる要素
エイプリルフール関連
+ | ポップンミュージック peace 公式PV動画 |
*1 以下、KONAMI所属コンポーザーの「BEMANI Sound Team」名義は省略。
*2 KAC解説席からも堂々と「パカ3か?パカ3か?パカ3だ!」と呼ばれていた。
*3 『GITADORA EXCHAIN』で収録された音源の流用で、ボーカロイドではなく人間が歌唱している。ちなみに過去のBEMANI機種、特にGITADORA、ポップンシリーズではカバー音源での版権曲収録は珍しいことではなかった。
*4 200BPMの"魔王パート"にある12分連打が特徴。
*5 そのうち「西馬込交通曲」「BabeL ~MODEL DD101~」「クラシック8」「ヘビーメタル」の4曲が実質Lv50クラスという扱い。
*6 元のカラーをそのままネガ反転した白カラー。また、今回の担当曲にそぐわない一部の文字が削られている。
*7 最大効率はポップンカード排出+1曲プレーだが、カード在庫の関係上ほぼ不可能なので除外。
*8 歌唱シーンの口パクが思いっきりズレている、画面切り替えのタイミングがおかしい、等。
*9 そもそも「ポップンイベントアーカイブ」自体、前述の通り「過去のイベントに残された隠し要素を解禁する」のが目的のイベントなので、別にエンディングがなくても全く問題のないイベントと言える。
*10 フラグ処理の関係でアップデート翌日の復活ならともかくそのさらに翌日だった点については、過去にもノスタルジアの「ピアノ協奏曲第1番“蠍火”」EXPERT譜面化けの際に前例がある
*11 ラピストリア以降のキャラクターは使われているが、そちらは立ち絵ではなく作中のアクションを切り取ったものになっている
*12 この時に削除されたのはjubeatですら収録期間延長とならなかった「ようこそジャパリパークへ」のみ。この時点でBEMANIでの同曲の収録機種はDDR(Aで2017年末収録)とSOUND VOLTEX(2019年2月末のVIVID WAVE稼働開始時より収録)のみという状態であり、DDRでは12月中旬に削除されたため2020年末時点ではSDVXのみ残存している。
*13 以前不具合で削除以降もしばらくの間スコアデータ閲覧が可能だった曲が存在しているが、今回の削除分は翌日には閲覧不可となっている。また、過去には楽曲が残留しているうちからスコアデータの閲覧ができなくなったケースも。
*14 この発言を根拠とするなら、10年以上同じ基板で動き続けていることになる。だがjubeatやGITADORAのような長期稼働による基板の劣化が疑われる不具合は確認されていない
*15 BEMANIシリーズで例年開催していたSOUND VOLTEX(AC版)およびノスタルジアでも開催されていない。もっとも、GROOVE COASTERのように開催見送りの告知もなかったが。