ソラコイ
【そらこい】
ジャンル
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恋愛アドベンチャー
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対応機種
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Windows Vista/7/8.1
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発売・開発元
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Chelseasoft
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発売日
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2015年12月18日
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定価
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8,800円(税別)
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レーティング
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アダルトゲーム
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配信
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FANZA:2016年5月13日/8,640円
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判定
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なし
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ポイント
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ルート格差が激しい 一見欠点の要素も実は……
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Chelseasoft作品 ソラコイ - 恋は夢見る妄烈ガール! - Suite Life
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概要
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多くのブランドを展開する美少女ゲームメーカーMOREのブランド「Chelseasoft」の1作目。
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一見普通の萌えゲーだが、幼なじみを名乗る謎の少女ソラの存在により人を選ぶ話となった。
ストーリー
同じ日に生まれた ヒカリ と タクト は、その日からいつも一緒だった。
ハイハイが出来るようになった時期も、オムツを卒業した時期も。
はじめてのお遣いも二人で一緒に行ったし、自転車も同時に乗れるようになった。
いつも一緒、それが幼なじみのふたりにとって当たり前だった。
だから同じ希ノ森学園に入ったし、同じ映画研究会にも入った。
ずっと、このまま仲の良い幼なじみで過ごしていく、そう思っていたふたりだったが……。
ある日 視聴覚室で上映会を行っていた時、ふたりの前に謎の少女が現れ、そして言い放つ。
「私がタクト君の本当の幼なじみです!」
何を言っているのか分からないタクト。 幼なじみは隣にいるヒカリのはず。
だが、謎の少女の容姿は隣にいるヒカリにそっくりなわけで……。
どっちも自分が本当の幼なじみだということを譲らず、どちらが本当の幼なじみに相応しいか勝負することに!
その勝負が彼らや映画研究会の仲間の運命を、大きく動かすことになっていく……。
こんなに可愛い幼馴染を見たことありますか?
(公式サイトより抜粋)
キャラクター
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ヒカリ
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主人公の幼なじみ。
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主人公の側に居ることが多く、世話を焼きたがる。
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ソラ
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突如現れたヒカリとほぼ同じ容姿の幼なじみ。
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髪型が違うほか、身長やバストにもわずかに差がある。
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ヒカリに比べて大人しめで、料理や家事に優れている。
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ナミ
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主人公の先輩
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映画好きで、映画研究会では的確な指示を出す。
特徴
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選択肢で分岐する恋愛アドベンチャー
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選択肢は4択が4箇所ある。
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以下のようにいずれも分かりやすく、ヒカリを攻略したければ一番上を選び続ければ良いだけの楽な仕様。
ヒカリに話しかける。
ソラに話しかける。
アイリに話しかける。
ナミに話しかける。
評価点
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幼なじみの魅力
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過去を振り返る描写が多く、主人公とヒカリの2人しか知りえない情報の提示が多い。
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付き合いの長さや、一緒に成長して苦楽を共にしたことが語られる。
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主人公を取り合うヒカリとソラの描写は、見方によっては両手に花と言える。
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「大好きだなんて言えない…… だって幼なじみだもん」は本作を象徴するキャッチコピーであり、親しい存在だからこそ一歩踏み込めないもどかしさがある。
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グラフィック
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基本的には主流の可愛い萌え絵である。
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ただし複数原画家の影響で、複数のキャラが並ぶと多少違和感がある。
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楽曲
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OP曲、ED曲共に評価が高い。
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ED曲はスキップ不可能のため、4回聴く事になるが良曲なので苦になりにくい。
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両方とも全てのEDを見た後で見返すと感慨深い歌詞である事に気が付く。
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ソラルート
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詳細は下記の賛否両論点で述べるが、プレイヤーを驚かせるギミックがある。
賛否両論点
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ソラルートのネタバレ
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ソラは未来のヒカリであり、主人公は故人であることが判明する。
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映画研究会の撮影した映画が舞台であり、そこにソラが入り込んでいる。ヒカリとほぼ同じ容姿なのはそのため。
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ラスト数行でいっきに物語をひっくり返すため説明不足と感じる人もおり、ある程度解釈にも幅がある。
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ソラの目的
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ソラは死んだ主人公に告白できなかったことを悔いており、過去の自分であるヒカリに告白させて、あくまでソラ自身は脇役に徹しようとする。
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一歩踏み出したヒカリが主人公に告白した場面でスタッフロールに移るため、告白の結果は濁されている。
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上記を踏まえたうえで物語を見返すと、後述の欠点に見える要素に意味がある事を見出せる。
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映画のテーマは「ありのままの青春」であり、起伏のない日常はある意味で正しいのである。
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いきなり場面が飛んだり、登場人物が少ないのも身内で撮影した映画だからである。
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ソラ以外は一枚絵の上にスタッフロールが流れるが、ソラルートのみ一枚絵がなく、黒背景にスタッフロールが流れる。
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これは『ソラコイ』というエロゲ自体のスタッフロールと、作中の映画の終幕の二重の意味がある。
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タイトルからも分かるようにソラルートが最重要だが、ルートロックはない。最初からソラを攻略することも可能。
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問題点
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ルート格差が激しい
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タイトル画面やパッケージはソラとヒカリのツーショットであり、この2人のルートは本作の根幹に関わる。
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反面、アイリとナミの個別ルートは見所に乏しく、特に退屈になりやすい。
挫折から立ち直るシナリオのアイリは古典的ながらまだ見所があるが、ナミは起伏があまりにも少ない。
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フルプライスとして攻略ヒロイン4枠は欲しいところではあり、キャラクター人気はあるが、本作を気に入った人でもこの2ルートは難点として指摘されやすい。
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日常パート
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ヒカリとソラの2人は同一人物? のため、何かにつけて似たようなリアクションをするなど、くどく感じやすい。
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前述した個別ルートも含めて、印象深いイベントが少なく冗長に感じやすい。
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後述するようにボリューム自体はさほどないにもかかわらずである。
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場面が不自然に飛び、過程が省略されることがある。
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ボリューム不足
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プレイ時間は10~15時間程度であり、フルプライスとしては短め。
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ソラルートの結末や舞台設定の掘り下げなど、作品の深みを出せそうなポイントは残っているため残念である。
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立ち絵があるのは4人のみで、モブの立ち絵などは一切用意されていない。
総評
狭い人間関係で話が進行し、無難な展開が続くため退屈になりやすい。
その一方でソラルートは舞台設定に大きな影響を与えるため衝撃が大きく、読み返すことで見えてくるものもある。
不自然さは演出の一環ではあるが気が付きにくく、単に手抜きと感じてしまう可能性は十分にある。
かといってそれを知った上でプレイしても、必ずしも楽しめるとは言いがたい。
しかしソラルートを好きになれたならば、欠点すらもこの作品を構成する一部だと捉えられる。
特殊な立ち位置のソラを好きになれるかどうかで、作品全体の評価が左右されやすい。
余談
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2016年12月22日に同ブランド2作目『恋は夢見る妄烈ガール!』が発売された。
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本作の名残か、登場人物はカタカナの名前だけである。
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2017年5月26日に「DOLCE」ブランドから発売された『カサブランカの蕾』のED曲は「空恋 (Summer memories Ver.)」
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歌手こそ違うが本作と歌詞は同じである。しかし、作風の違いからまったく違う意味に聞こえるため本作のファンからは賛否両論。
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2018年4月25日にChelseasoftブランドは解散宣言された。
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ただし、同日に新ブランドKATEが設立されたので、数ある暖簾の一つが停止しただけのようなものである。
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2020年には母体のMOREが活動停止を発表した。
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定額で30日間ゲームを遊び放題の「GAME 遊び放題 プラス」に本作が提供されている。
最終更新:2023年07月26日 08:58