REFLEC BEAT groovin'!! Upper

【りふれくびーとぐるーびんあっぱー】

ジャンル 音楽シミュレーション
対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
稼動開始日 2014年11月20日
判定 なし
ポイント シリーズ迷走の始まり
「期間限定」ラッシュ
ワン!ハンドレッドコンボー!
お財布も固定ファン様もぶっとんだぜ!
REFLEC BEATシリーズリンク


概要

REFLEC BEAT groovin'!!』のマイナーバージョンアップ版。
Qrispy JoyboxのBeatStreamへの異動やDes-ROWのディレクター参加と共に更に新要素が追加された。


特徴

  • アッパーレベル、アッパーポイントシステム導入
    • アッパーレベルは楽曲プレー中に新たに追加されたゲージ。最大3段階のレベル(Lv.0・1・2・MAX)があり、各オブジェクトの判定がGOOD以上ならゲージが上昇、逆にMISS判定だと減少する。ゲージをいっぱいにできればレベルアップ、ゲージが減り過ぎるとレベルダウン。
      • また、楽曲プレー終了時のMISS数に応じて加算されていたボーナススコアが、アッパーレベルに応じて加算されるようになった。
    • アッパーポイントは各ROUNDごとの成績に応じて獲得できるポイント。1ROUND辺り最大4万前後獲得でき、100万ポイント溜まるとEXTRA ROUND進出時にイベントやプレーの促進等の専用オプションを選択できる。
  • ハードモード、スーパーハードモード追加
    • 楽曲プレー中に100%から始まる専用のゲージが追加され、MISS判定が重なりゲージが0%になってしまうと即FAILEDとなるモード。『beatmania IIDX』で言うところのHARD・EX-HARDオプションで、これらでクリアできればそれぞれの記録が付く。
      • 設定時はマッチングが強制的にスキップされ、必ずCPUとのマッチングになる。
    • 従来の一部イベントにあったものを通常プレーでも使用可能にしたモードで、選曲時に切り替えられる。
  • CODE BREAKING
    • オンラインプレー時、モード選択画面の下にアナグラムで表示された楽曲(プレーヤーごとに異なる)をプレーすることで、Coca-Cola×BEMANIイベントの対象楽曲を解禁できる。
  • BEMANI MUSIC FOCUS
    • BEMANIに携わるコンポーザー達が、思い出や印象に残った楽曲をチョイスし実際に配信されるというもの。解禁はUpperポイントによるオプションから専用フォルダに移行して行う。
    • コンポーザーごと基本的に4曲が配信される。最初は3曲のみ選べるが、全てクリアすると最後の1曲が出現しクリアすることで解禁となる。4曲全てを解禁すると、更に4曲目のSPECIAL譜面が選択できるようになり一度でもプレーすればそれも解禁できる。
      • SPECIAL譜面で楽曲の別アレンジが収録されることもあるので、実質的な楽曲数は5曲以上になる。またローカルプレー時は他機種同様、譜面でアレンジの変わる曲は別難易度を選択できない。マッチングでも同難易度でしかマッチングしなくなる。

評価点

  • 「BEMANI MUSIC FOCUS」による温故知新なBEMANI移植曲群
    • 古参コンポーザーも多い分、単純な楽曲移植というだけでなく古い楽曲や移植に恵まれなかった楽曲でも日の目を見る事ができた。コンポーザーの思い入れがコメント形式で綴られているのでそちらを楽しむのも一興。
    • 懐かしの初代「beatmania」シリーズ(5鍵)や、果ては「DanceManiax」や「MAMBO A GO GO」といったコアな作品の楽曲まで幅が広い。今回が初移植となった楽曲もある。
    • 一回きりだがユーザー投票も行われた。1ゲームごとに30曲の中から一曲を投票できる。どれも色褪せない名曲故に、「選びきれない!」といった選択肢も用意されていた。

賛否両論点

  • コナオリ曲の偏り
    • UpperではBMFをはじめとするイベント群を通じて様々な機種から移植曲が収録された反面、本作独自の書き下ろし楽曲はアプデ直後に追加された物と小規模なイベントの物が数曲と少なめ。結果、収録楽曲に偏りが生じてしまった。
    • とはいえ、書き下ろし楽曲も恒例のMAX MAXIMIZER氏による「Miseria」や、リフレク史上初のKAC決勝書き下ろし楽曲「伐折羅-vajra-」、DJ TOTTOとQrispy Joyboxの二度目の初コラボ曲にして本作のED曲「カーテンコール・メモリーズ」といった移植曲と負けず劣らずの名曲揃いなのは救いか。

問題点

システム・難易度

  • アップグレードで追加された機能の作り込みが甘い
    • Upperへのアップグレード後は楽曲プレー中に某達人やDDRのようなアナウンスボイスが流れるようになった。
      • のだが、それらのボイスが通常のシステムボイスと同じハイテンションの上に、コンボを繋ぐ度に「ワン!ハンドレッドコンボー!」やらアッパーレベルが上昇する度に「アッパーレベルツー!」やら、やたらとうるさく響く為真剣に楽曲をプレーしているプレーヤーにとって耳障り極まりなく、システム自体が不要という意見が大半であった。
      • これについては流石に運営側も判断していたのか、アップグレードからしばらくしてプレー中の音声をOFFにできるオプションが追加されたのだが、正直言ってアプグレ直後に実装した方が運営面へのヘイトも貯まっていなかったのでは……
    • プレー初心者の為にTOPオブジェクト、同時押しオブジェクトに新規エフェクトが付けられるようになったが、従来の物と比べてエフェクト自体が派手な分高難易度の楽曲をプレーする際には使い辛いと不評だった。
      • こちらも後にエフェクトをクラシックに変更できるオプションが追加されており、以降はこれまでと同じ間隔でプレーできるようになったと言える。
    • 選曲画面も通常の表示パターンの他に新たにIIDXやpop'nの選曲画面を彷彿させる「エキスパート」も追加されたが、表示曲数が多すぎた為か動作が重いため使用者が少なく、結局従来の表示パターンを継続使用した方が効果的という本末転倒な結果に。
      • なお、これらUpperで追加された機能の多くは次作VOLZZAで何の音沙汰も無く廃止されている。
  • Upperポイントが溜まり辛い
    • EXTRA STAGEで専用オプションを使うのに100万ポイント必要なのに対し、各ステージで最大でも4万前後しか得られない。また獲得量がアッパーレベルに大きく依存するので、十分に獲得する場合はほぼフルコンボ前提。選べる楽曲も縛られてしまう。
    • 「BEMANI MUSIC FOCUS」や「裏MYSTICAL STRIKE」といった複数プレー必須のオプションもあるので、全て解禁を目指す場合はそれが終わるまでUpperポイントを意識した選曲が続く。
      • 「BEMANI MUSIC FOCUS」については、開始初日は100万ポイント、以降開催中は毎日20万ポイント(再度開催時は40万)のボーナスが得られるが、イベント期間自体が2週間程度なので1~2曲分は自力で稼がなくてはならない。
  • 難易度表記の限界
    • REFLEC BEATシリーズの難易度表記はlimelightの頃から1~10+の11段階制に設定されているのだが、前作で難易度10+の譜面が増えたことによって引き起こされた難易度のインフレがプレーヤーから指摘されていた。
    • このようにプレーヤー側からインフレに対する指摘があったのにもかかわらず、groovin'!!稼働以降も10+の譜面が増え続けた結果、groovin'!! Upperの時点で難易度10+が100譜面以上と膨大になってしまい、難易度表記が完全に機能しなくなってしまった。
      • その為か10+の細分化が多くのプレーヤーから渇望されるようになったのだが、流石に制作側も把握してしたのか、次作「VOLZZA」では10+の難易度が細分化され、最大で13段階になった。

イベント・楽曲面

  • 短期間開催イベントが多すぎる
    • Upperにバージョンアップされてから「BMF」、「ワンダーコロシアム」、「あさきの世界」等々多くの短期間で開催されるイベントが多く存在しており、無駄にプレーヤー達を急がさせたクチがある。
      • しかも、Upperでの各種イベントの楽曲の大半は一度取り逃すと再度解禁のチャンスはなんと約半年後という途方も無い期間を待つハメになり、しかも再解禁可能になった時期はUpperの稼働終了3ヶ月前で、当然プレーヤー達から怒りの声が上がっていた。
      • 例に挙げたイベントの一つの「あさきの世界」は、あさきによる全面監修のストーリーはプレーヤーの脳がぶっとぶ程カオスな会話シーンと氏の楽曲がRbに移植される内容で評価されている。しかし解禁面ではアッパーポイントこそ消費が無いが、難易度ノーマルでは敵側のゲージが通常とは異なる特殊仕様でやたらと堅い、選択可能な楽曲も「あさき」名義のみで似た様な楽曲が多くダレやすい、加えてワンダークエスト内のマップにもかかわらずアイテムも一切使えずステージのスキップも不可。その結果、解禁までに10以上ものクレジットを注ぎ込まされてしまう。にもかかわらず、開催期間も2週と短期間。
      • 4th KAC決勝書き下ろし曲である「伐折羅-vajra-」はリフレクダービー当選者に解禁される楽曲で、ここで解禁できなかったプレーヤーのために別途「輝け!伐折羅道」というイベントが行われた。ところがこの開催時期がKAC開催から約半年後であり、これまた2週間の短期間というオマケ付き。
      • ちなみにこれら短期間開催イベント群の解禁を逃しても楽曲自体はプレーする事ができるが、プレー条件は前述のアッパーポイントオプションを使うしか無い上に、プレーできる楽曲は完全ランダムの運任せ。それに加えて前述の「伐折羅-vajra-」をはじめとする数曲がオプション選出の対象外といういじめっぷりである。
  • CODE BREAKING
    • 国外版において、問題文やアナグラムで表示される楽曲名などが、日本語表記のままローカライズされなかった。
      • もっとも、Upperで行われたイベント群の評判について不評意見がほとんどだった事から、相対的にプレーヤーから評価されてしまったのは皮肉である。
  • Coca-Cola×BEMANI
    • ロケテスト中とはいえ、ラウンドワン池袋店・アドアーズサンシャイン店・アドアーズ仙川店の3店舗でしか開催されていない上、この3店舗内の筐体でしか解禁した楽曲はプレーできないシステムである。
    • 要するに、東京都心以外の大多数のプレーヤーには全く無関係のイベントであった。
    • 本イベントはロケテストながら不評だったらしく、以降は正式なコラボレーションすら行われないどころか、他のBEMANI機種で別の食品メーカーとのコラボレーションが正式に始まってしまう始末。
      • なお、対象となった3曲については、2015年3月6日以降 CODE BREAKING で解禁できるようになった。
  • 一向にコースが追加されない「検定試験」
    • 無印groovin'!!時代に好評だった「リフレク道場 検定試験」はUpper移行後も引き続き多くの新規コースが登場すると思われていたのだが、実際にUpperで追加されたコースはアップデート初期の「サムい検定」たった一つのみであり、多数のバラエティ豊かなコースの追加を心待ちしていたプレーヤー達を落胆させてしまう結果に。
    • なお、次作『VOLZZA』では検定試験相当のモードが削除されてしまったもののマイナーチェンジ版の『VOLZZA 2』で「マイコースモード」として復活したのだが……
  • 一向に商品が追加されないリフレクショップと無印以上に余りまくるリフレ
    • 無印groovin'!!ではリフレクショップでリフレを使用して楽曲を購入する事が基本の楽曲解禁手段になっていたが、Upper移行後は楽曲解禁手段がイベント群に取って代わられてしまったのか、リフレクショップに中々新商品が入荷されず、主に無印時代から継続してプレーを続けていたプレーヤーを中心にリフレを余らせてしまうケースが多発する事になった。何の為のショップだったんだ。
    • 結局、大々的にショップの商品追加が行われたのは、Upper稼働終了約2ヶ月前というあんまり過ぎるタイミングであった。また、ショップに追加された楽曲群もUpperの短期開催イベント群で解禁出来た楽曲のみという、イベントを全て参加していたプレーヤーにとっては全くもって旨みの無い物になってしまっている。なお、ここでこれらの楽曲を購入していないと……
  • 完全初心者お断りな「裏MYSTICAL STRIKE」
    • 無印groovin'!!で開催された「MYSTICAL STRIKE」の裏バージョンと言うべき内容だが、楽曲プレー時の相手側の攻撃力が異常に高く、譜面も似た形式の「PASTEL WONDER TRAVELER」とは違ってHARDあるいはSPECIAL固定で新曲も2曲のみ。そんな仕様のためか、折角稼いだ100万アッパーポイントが無駄になってしまう事があり、初心者プレーヤーから批判の声が多く挙がる事になった。
      • 相手側の攻撃力は定期的に低下していったが、譜面自体は相変わらずHARD・SPECIALで固定されていたため、最後まで上級以上のプレーヤーしか得をしないイベントであった。「裏」とは言えど初期の「音ゲー初心者にやさしい」というコンセプトはどうした。
  • 長期開催イベントも批判が相次いだ
    • ひなビタ♪のアルバム「Chocolate Smile Girls!!」発売を記念して他機種と開催された「日向美ビタースイーツ♪&ここなつフェスティバル!」では、ここなつの楽曲を解禁出来るが、楽曲の解禁条件は「水月鏡花のコノテーション」を連奏して入手できるここなつのアイコンをセットしてひなビタ♪曲をプレーする事。
      アイコンの獲得方法自体は従来と同様、かつここなつ曲も1クレ程度で解禁できるので、REFLECプレーヤー達はまだ許せる部類か。
      • むしろこのイベントで本当に損したのはイベント対象外であった機種のGITADORA。今回のイベントに不参加だった事により、ここなつ曲が同機種に収録されるのは、本イベント開催から約2年後の別のひなビタ♪関連イベントまで長きに渡って待たされる事になった。
    • 一番の問題となったのは「BEMANI×TOHO REITAISAI 2015 project」。
      • 第1弾収録楽曲の解禁は上述の「ひなビタここなつフェスティバル」同様、数回の楽曲連奏で入手できるアイコンをセットして対象曲をプレーというリフレクではありふれた物。アイコン獲得に必要な連奏数も3回と従来の新曲群と良心的で(Upperの楽曲にしては)比較的少ないクレジット数で全曲解禁可能。だが、第2弾が問題であった。
      • 第2弾は第1弾同様にアイコンをセットして対象曲のプレーを重ねる物だが、第2弾の楽曲を解禁する為に必要なプレー回数のトータルが、何と10回。多すぎる。
        しかも第2弾の楽曲は計4曲も存在し、連奏回数の関係で相応の総クレジット数が必要になる点から、第1弾から大幅に解禁難易度が上昇してしまうハメに。
        加えて対象曲の東方アレンジ楽曲がまだ少なかった*1事によって解禁途中で「ダレ」が起こり易く、特定アイコンの装備を強制させられる事による「プレーヤー個性の没落」も童子に生じてしまった事により、プレーヤーのモチベーションが下がりやすい環境も生み出してしまう。
      • 結果、解禁不能期間が長すぎたBMFやその他システム・イベント面での不評点も相まって、Rbへの不信が高まっていたプレーヤーからのヘイトを更に稼ぐ事になってしまった。
  • 上記2種のイベントの際に要求されたアイコンの獲得方法の楽曲連奏に批判が相次いだせいか、次作VOLZZAでは楽曲を1回プレーするだけでアイコンを獲得できるように仕様変更された。
  • その他にはEXIT TUNESから発売された4名のBEMANIアーティストのアルバムからそれぞれ1曲ずつ本機種に収録されるイベントが開催された。
    解禁条件こそ上記2つのイベントに準じ「特定のアイコンを装備+楽曲を10回プレー」だったが、特に対象曲が存在していなかった事から批判こそ無い。
    • むしろこのイベントの問題点は各種アルバムの発売日から大幅に遅れた時期での開催により収録楽曲が空気になってしまった事が否めない*2。折角Rb一押しのアーティストであるRyu☆氏やkors k氏の新曲なのに……
  • 連動イベント書き下ろし曲への評価も辛め
    • 本機種で開催された連動イベントの楽曲のうち他機種からの移植曲は比較的良好な評価を得ているが、『beatmania IIDX 22 PENDUAL』との合同イベント『猫叉&TOTTOと行く GW弾丸ツアー』で収録された『全力 SPECIAL VACATION!! ~限りある休日~』は対象機種の記事にもある通り散々な評価。その後に開催された『BEMANI SUMMER DIARY 2015』の『夏色DIARY 懐色DIEARY』も後半でハッチャけまくった結果プレーヤーから叩かれてしまった。
      • ちなみに、これらの楽曲を制作したアーティストは、Upperのゲームディレクターを担当したDes-ROW氏である。5鍵beatmaniaシリーズ後期も氏の介入で低迷を招いた前例があったために*3、それと相まってかなりの批判を招いたのは想像に難くない。

…これらUpperの不満点が本機種への印象悪化を招き、プレーヤー離れを引き起こしてしまう皮肉な結果になってしまった。


総評

問題もUpper。本作の評価は概ねこの一言に尽きる。
楽曲の質は(一部を除き)やはり高いものの、とにかくプレーヤーがイベントに振り回される状況が目につき、上級者優遇主義と言わざるを得ないものとなってしまった。
同時期に稼働していたBEMANI数機種も似たような状況に陥っていたのだが、ライトプレーヤー向けであった本シリーズでそれを踏まえてしまっては目も当てられない。
無印版でのコンセプトの問題同様、いま1度シリーズの在り方を再考すべき一1作になったと言えよう。


余談

  • 前作『groovin'!!』に引き続きインパクトの強烈なジャケットが収録される傾向が強い。
    • 前作で話題を呼んだVENUSの『FUJIMORI -祭- FESTIVAL』のリミックス版『-祭りだ! Sota Fujimori Mix-』ではさらに強烈なジャケットギミックが登載されているので是非君の目で確かめてみよう。
  • 前述通り「BEMANI MUSIC FOCUS SUPER CHOICE!!」としてユーザー投票企画が行われたのだが、この候補曲の中にDes-ROW氏の「VOIDDD」が入っており、作曲者本人が「1位になるだろう」と予想し、リストでも1曲だけ目立つように色分けされていた。
    • しかし結果は中間発表の時点で24位、特別に〆切直前の順位発表がされるも23位(しかも2の数字だけが小さく「 2 3位」と表記される)、最終結果も変わらずという結果だった。
    • ところが、氏が勝手に「選びきれないならオレがVOIDDDに入れさせてもらうぜ!!」と「選びきれない!」の分の投票数を全てVOIDDDの投票ということにし実質1位となった結果、エイプリルフール等で一日限定解禁された(翌日最速削除)挙句、後に解禁可能になったが必要な価格はショップ最安値の1リフレとなっていたなど、ある意味ネタにまみれた楽曲となった。
  • 『Upper』のORIGINAL SOUNDTRACKはUpper初出楽曲収録のCD1枚とBMF曲を収録したCD2枚の3枚組みになっており、うちBMF曲収録CDにはボーナストラックとしてBMF参加アーティストによる推薦曲のアレンジ版が収録されている。
    • BMFの開催内容の関係でサントラ収録曲のうち半分以上が「過去のサントラ収録曲」で埋め尽くされている。
      • これに関しては、元々BMFの移植曲が古い機種を中心にしていたこともあり「移植元のサントラが絶版で視聴困難だった音源が聴けるのでうれしい」という賛成意見もある反面、「過去作の楽曲よりも現行作の楽曲をもっと収録して欲しい」等と賛否両論。
    • ボーナストラック楽曲は発売と同時にAC REFLECにもプレイアブル収録されているが、うち1曲はシリアルコード入力で2曲は解禁条件に当時解禁不可能だったBMF楽曲を使用する物。やはりというか批判を受けてしまっている。
    • なお、『Upper』のサントラは稼働途中での発売となってしまったのか、ED曲のカーテンコールメモリーズといったラスト付近等の楽曲が収録されてない。一応同曲自体は後にBEMANI Fan Site内で行われた『スキ! ランキング』の1位獲得曲を集めた配信限定アルバムとして配信されているのだが。
      • それら『Upper』のサントラに収録されなかった楽曲は、『REFLEC BEAT 悠久のリフレシア+VOLZZA ORIGINAL SOUNDTRACK』に収録されている。
        しかし、Upper初出曲のうち「あさきの世界」解禁曲(蛹(リメイク)、ツミナガラ...と彼女は謂ふ(リメイク)、十界)だけは収録されなかった。(後述)
  • 「あさきの世界」での新規収録について
    • 「あさきの世界」の楽曲は今作のサントラに収録されなかったのだが、後に2曲「蛹(リメイク)、ツミナガラ...と彼女は謂ふ(リメイク)」はそれぞれ「蛹 再」「ツミナガラ...と彼女は謂ふ 再」と改題された上で2019年に『GITADORA EXCHAIN』へ移植。
      その後2020年に発売された『GITADORA Matixx & EXCHAIN』のサントラに2曲が収録された事によって、遂にリマスター2曲のCD音源化が実現する事になった。
    • 一方で残る「十界」は次作『GITADORA NEX+AGE』に移植されたのだが、同作のサントラが発売された際にはなぜか収録されず、未だにCD音源になっていない。
      • さらに、スマホ版『beatmania IIDX ULTIMATE MOBILE』内で音源が聴ける「MUSIC PLAYER」においてもハブられている
      • 同曲は更に2020年12月稼働の『ポップンミュージック 解明リドルズ』に移植されたのだが、そこから大幅に遅れた2024年発売の同作のサントラにもなぜか未収録となった。同サントラには版権曲や既出曲を除く連動イベントも含めたほぼ全曲が収録されているにもかかわらず、である。
      • 上記の経緯により、「十界」はCD音源・配信音源共に存在しない、正真正銘の「曰く付きの楽曲」として扱われてしまっている…

その後の展開

  • 2015年10月から次回作『REFLEC BEAT VOLZZA』が稼働した。
    • 『VOLZZA』では新譜面ギミック「スライドオブジェクト」の追加や、過去のBEMANI曲を意識した新曲群等が特徴だが、新ギミックの「スライドオブジェクト」や初代のような硬派に回帰したデザイン面などで評価が割れてしまい、Upperから問題視されていた「ファン離れ」が更に深刻化する事態になってしまった。
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最終更新:2024年03月10日 16:14

*1 Upper時点でREFLEC BEATシリーズに収録されていた東方アレンジ楽曲は「BEMANI×TOHO REITAISAI 2015 project」を初出とする8曲のみ。

*2 本機種で開催されたアルバム発売記念イベントの多くはアルバム発売日より期間を置かずに開催される事が当たり前の事象になっていた

*3 氏が5鍵beatmaniaシリーズにおいて共同でサウンドディレクターを担当したのは6thMIX、7thMIX、THE FINALの三作。