• 本項では『アイカツフレンズ!』と続編の『アイカツオンパレード!』を併せて紹介します。判定はどちらも「良作」です。
  • 『アイカツフレンズ!』は最終バージョンである"かがやきのジュエル3弾"を基準にしています。
  • 『アイカツオンパレード!』は最終バージョンである"ドリームストーリー3弾"を基準にしています。


アイカツフレンズ!

【あいかつふれんず】

ジャンル トレーディングカードアーケードゲーム
対応機種 アーケード
発売元 バンダイ
開発元 ハ・ン・ド
稼動開始日 2018年4月5日
料金 1プレイ:100円
判定 良作
アイカツ!シリーズ
データカードダスシリーズ

概要

アイカツ! -アイドルカツドウ!-(以下、前々作)』『アイカツスターズ!(以下、前作)』に続くアイカツ!シリーズ第3弾。

本作では前作より筐体の変更は行われておらず、引き続きデータカードダスTタイプ筐体が使用されている。そのため、前作からそのままアップデートされて、本作が稼働となった。
世界観こそ一新されたものの(下記参照)、ゲーム内容も大幅には変わっておらず、前作のアッパーバージョンに近い。タイトル画面右下に表示されているバージョンもリセットされておらず、前作より引き継ぎされたものになっている。

  • 世界観は再度一新され、「スターハーモニー学園」という学園が舞台となった。
    • 前作、前々作のようにアイドルのみの学校というわけではなく、普通科も存在している模様。
    • プレイヤーは設定上、前作の「四ツ星学園」から「スターハーモニー学園」へ転校という形になっている。
      • 前作では「スターライト学園」から「四ツ星学園」へ編入という形で引き継ぎが行われているため、前々作から本作まで一応地続きになっている。そのためか、過去作のキャラもとくに説明なく登場する。

ゲーム内容、前作からの変更点

※前作と変わらない部分は簡易的な紹介のみとする。

リズムゲームについて

  • リズムゲーム
    • 基本的な部分は前作と同様。プレイヤーの分身であるマイキャラ、またはアニメに登場するキャラを選択し、アイカツ!カードによりコーデを行う。ステージを選択し、音楽に合わせて流れてくる「←」「↑」「→」のアイコンをタイミング良く押していく。
    • リズムゲーム中、トップス、ボトムス、シューズのそれぞれに対して「スペシャルアピール」が発動し、タッチパネルを使用した簡易的なミニゲームを行う。
      • 前作では星のアイコンを用いたものであったが、本作ではダイヤモンドのアイコンを用いたものになっている。ミニゲームの内容そのものには変化はなく、ノーブランドのコーデであれば、ダイヤモンドをまっすぐ飛ばす、ブランドのコーデであれば、ダイヤモンドのアイコンを素早くタッチする内容となっている。
      • かがやきのジュエル1弾より追加されたジュエリングレアのコーデを着用していると、「ジュエリングアピール」が発動する。内容はタッチパネルにランダムで表示される7つのダイヤモンドをすばやくタッチするというもの。
    • 3回目のスペシャルアピール終了後、ステージクリアの規定の点以上に達していれば「フィーバーアピール」が発動。内容は前作と同じ。
    • 各スペシャルアピール後には、画面下でスロットが回転し、カードメイクのためのデコアイテムやアピールポイントアップが入手できる。着用しているコーデがグレードチェンジ可能なものであれば、3度目のスロットはグレードチェンジチャンスとなり、コーデの部位ごとにグレードチェンジの判定が行われる。スロットで星が出れば、「フィーバーアピール」の代わりに「グレードチェンジ」が発動し、1ランク上のレアリティのコーデへチェンジする。
      • 「かがやきのジュエル1弾」からはスロットが廃止になった。代わりに1回目、2回目のスペシャルアピール後にはココちゃんからの応援のカットインが入り、3回目はココちゃんや、その他ペンネなどアニメのキャラの応援のカットインが入る。3回目の応援では登場するキャラによって、グレートチェンジやレアリティアップなどが発生する。
      • ただし、このカットインは画面の右下を占有するので、ライブを堪能したいと考えているプレイヤーからは評判が悪い。また、過去作の楽曲でもこのカットインは入るが、ドラマステージで遊ぶとセリフが表示される部分が黒くなっていることから、生首が浮いているように見えて不気味である。
    • 本作のリズムゲームは「ライブ」「ダンス」「ファッションショー」の3種類となっており、「ドラマ」は無くなった。
  • マイキャラ
    • プレイヤーのアバター。顔、髪型、髪の色、カラーコンタクト、メガネを選択して自分だけのオリジナルアイドルを作成する。
    • 前作からデータを引き継いだ場合は、前作にて所持していたマイキャラパーツをそのまま使用することが可能。
  • フレンズ
    • システムそのものは前作にも「フレンド」として存在したが、タイトルにもあるとおり、本作はこのシステムを推したものとなっている。
    • リズムゲームでは「ライバルとアイカツ!」「フレンズとアイカツ!」という選択があり、後者を選択すると、フレンズを1人を選択する。フレンズと遊ぶと、フレンズのコーデをプレイヤー側でアイカツ!カードを使用して自由に行える。また、フレンズごとに設定されている「トモダチカラ」というパラメータを上げることができる。
      • トモダチカラが高くなれば、フレンズアピールのポイントが上がる。また、アニメキャラとフレンズを組んでいた場合は「なかよしバッジ」が入手できる。
    • フレンズは、本作の主人公「友希あいね」などのアニメキャラと、他のプレイヤーのマイキャラも選択することができる。
      • 他のプレイヤーのマイキャラは、そのプレイヤーのアイカツ!カードをコーデを選択する際に読み込ませれば登録できる。ただしリズムゲーム時には最大12人の中からの選択となり、13人目以降を使用したければ、予めWEBのマイページにより、入れ替えを行う必要がある。
  • アイカツ!ミュージアム
    • 前作に収録された曲とキャラで全て遊べるモード。一部、前々作の曲やキャラも存在している。このモードで排出されるコーデは、過去作のコーデの再録となっている。
      • フィッティングルームなどシステム上の仕様は本作のものになっているので、前作がそのまま収録されているというわけではない。
      • ユニットにアクセサリを使うことができないなど、中途半端に前作の仕様も混ざっている。
    • 稼働開始直後のコンテンツの少なさを補うため、という程度と思われていたが、3弾にて前々作の曲とキャラ、さらに新コーデまで配信された。
    • このモードではマイキャラと過去作のキャラしか選択できず、本作のキャラは使用できない。ただし、ユニットを組む場合であれば、アイドルカードを使用することで、本作のキャラを強引に呼び出すことはできる。
      • 本作のキャラを呼び出した状態で、ドラマを遊ぶと、音声が収録されていないためか、セリフが全て無音になる。
      • 逆に前作以前のキャラで、本作から登場したブランドのコーデをしようすると、スペシャルアピールの音声が収録されていないため、全て汎用的な音声になる(虹野ゆめなら「やったー!!」など)。
    • 前作以前のキャラは基本的にこのモードでないと使用できないが、一部のスペシャルイベントでは使用可能となっている場合もある。
    • 「かがやきのジュエル1弾」からは過去作の曲を選択する場合も、通常の選曲メニューから選ぶこととなり、独立したモードではなくなった。ただし、後述するオールアイカツモードでキャラを解放しないと、本作の楽曲では本作のキャラしか使用できず、過去作の楽曲では過去作のキャラしか使用することができない。
  • オールアイカツ!モード
    • かがやきのジュエル1弾より追加。本作も含めて、これまでのシリーズの指定されたキャラとともに、リズムゲームを行う。クリアするごとにフルコーデカードが貰うことができ、指定されたキャラが全ての楽曲で使用可能となる。
    • 指定されるキャラは弾によって異なっており、全てクリアすると特別なフルコーデカードがもらえるSPステージが解放される。
    • このモードが追加されたことにより、弾を重ねるごとに過去作のキャラも順次追加されている。
  • ジュエリングドレスモード
    • かがやきのジュエル1弾より追加。対象となるジュエルごとに、指定されたリズムゲームをプレイし、ジュエルのかけらを集める。
    • ジュエルのかけらを集めるごとに、ジュエリングレアのシューズ等が入手でき、すべて集めてジュエルを輝かせ、最後のステージにチャレンジすると、オリジナルデザインのジュエリングレアのアクセサリーカード、およびグリーティングスナップが入手できる。
  • ベストアイドル決定戦!
    • かがやきのジュエル1弾より追加。全8ステージのライバルとスコアを競う。対戦内容は弾により異なる。
    • 対戦相手の強さは生半可ではなく、最終ステージ付近になると、"その弾で手に入る最高レアのコーデを着用"+"「すごくむずかしい」難易度のリズムゲームでフルコンボ"+"パーフェクトを一定数叩きだす"ことでようやく勝利が見えるレベル。シリーズとしても珍しい廃人御用達のモードである。
    • クリアすると、マイキャラパーツとブロマイドを入手することができる。

カードについて

  • アイカツ!カード
    • コーデするために使用するカード。筐体内のプリンタにより、オンデマンド印刷が行われて排出される。
    • 前作と同様に、「カードメイク」により、カードに印刷するキャラやポーズの変更や、デコが行える。
    • 本作から新しいレアリティとして、「フレンズレア」「ベストフレンズレア」が登場した。それぞれレア、プレミアムレアに相当する。
      • これらのカードを用いて、リズムゲームを行うと、「フレンズアピール」という特殊なスペシャルアピールが発動する。
      • 通常、カードに印刷できるキャラクターは1人のみであるが、これらのレアリティのカードは2人で印刷することができる。更に一部のイベントで排出されるカードには、3人で印刷できるものもある。
      • 2弾まではグレードチェンジが発生しなかったが、3弾より「フレンズレア」→「ベストフレンズレア」へのグレードチェンジが発生するようになった。
  • ブランド
    • コーデに設定されているブランド。本作でもキャラごとにお気に入りのブランドが設定されている。
    • フレンズレア、ベストフレンズレアには使用しているユニット名がブランドのようにカードに記載されており、独自のフレンズアピールを出すことができるが、ブランド扱いなのかは不明。
  • ブロマイド
    • 100円追加して排出する2倍サイズのカード。ライブ中の1シーンを撮って印刷する。前作より変更点はとくになし。
  • アイドルカード
    • 本作の追加要素。フレンズを選択する際に、このカードを読み込ませることで、カードに描かれているキャラと着用しているコーデでフレンズを組むことができる。
    • 基本的には通常排出されず、プロモーションカードとしての提供がメインとなっている。
      • 一応、ゲーム開始時に本作の主人公「友希あいね」と、前作の主人公「虹野ゆめ」のアイドルカードを貰うことができるが、プロモーションカード以外で手に入れる方法は、現時点ではこれのみである。
  • フルコーデカード
    • かがやきのジュエル1弾より追加。その名の通り、カード1枚で全身のコーデができるカードとなっている。
    • 通常のプレイでは排出されず、オールアイカツ!モードで入手したカードをプレゼントボックスから印刷するか、プロモーションカードで入手するのみとなっている。
    • このカードでは、ゲームのCGは使用されず、全てアニメのイラストとなっている。

その他

  • ブランドミューズオファー
    • ブランドごとにスペシャルイベント内に用意されているモードで、このモードで遊ぶと、各ブランドミューズオファーごとにポイントが貯まる。対象のブランドのドレスを着たり、ブランドごとに設定されている楽曲で遊ぶとさらに追加でポイントがもらえる。
    • ポイントを貯めることでマイキャラパーツや追加の経験値が獲得でき、最高(1500ポイント)まで貯めると、ブランドのミューズバッジとプレミアムレアのアクセサリーが入手できる。
    • ブランドミューズオファー・フレンズチャレンジ・デザインルームはかがやきのジュエル1弾から廃止された。アクセサリーの入手はジュエリングドレスモードに、独自のコーデの入手はスペシャルイベントの「限定コーデをゲット」に代替されている。
  • フレンズチャレンジ
    • 特定のキャラをフレンズにして規定回数を遊ぶ、特定のステージで規定回数遊ぶなど、毎弾4つのお題が提示され、それぞれのお題をクリアするごとにフレンズレアまたはベストフレンズレアのコーデが1枚もらえる。
      • すべてクリアすると、コーデが一式手に入るようになっている。
    • フレンズチャレンジという名の通り、「フレンズとアイカツ!」を選択してリズムゲームを遊ばないと、規定回数にはカウントされない。
  • デザインルーム
    • ブランドのドレスの作成を手伝うという体で、提示されたブランドのドレスを着用してリズムゲームで遊ぶとポイントが貯まり、一定数貯まるとブランドのコーデが入手できる。
    • ここで入手できるコーデは、通常排出されず、このモード独自のものとなっている。
  • プレゼントボックス
    • 上記のモード等、ゲーム内でプレゼントされたコーデが格納される。カード化するには100円が必要。
    • 本作においても、カード化する場合は、100円を投入する前にタッチパネルで選択する必要があるのでご注意を。
  • プレゼントルーレット
    • ゲーム終了時に、ルーレットが行われ、見事当たるとプレミアムレアまたはベストフレンズレアの3枚セットが貰える引換券が印刷できる。印刷するのは100円必要。
    • 前作における同様のシステムのスロットでは、35回または20回ごとに当たる仕様ではあったが本作では完全にランダムになっている。
      • ルーレットはおよそ1ヶ月ごとに入れ替わる。当たりの期待値は今のところ不明だが、新弾稼働直後のルーレットは当たりやすく、その1ヶ月後に入れ替わるルーレットは、異常ともいえる当たりにくさとなっている。集客のためなら、逆の方が良いような……。
    • 1筐体当たり15セットとなっており、引換券の残り枚数はタイトル画面の下に表示されている。また、画面右上にルーレットが開催中であることと示すアイコンが表示されているので、まだ景品が残っているかはそこで確認できる。

評価点

  • 魅せるライブ
    • 本作の…というより、本シリーズの評価点ではあるが、魅せるライブがまず評価として上がる。お気に入りのコーデを着せたキャラが、クオリティの高い楽曲で可愛らしく踊るのは、やはり見ていて楽しい。
    • 前作の初期のころは横画面から縦画面に変わったことから、縦画面へ適合できていない点も目立ったが、本作ではすっかり縦画面の使い方もこなれていたためか、横画面とはまた違うキャラを全身で魅せるカメラワークも増えた。
    • フレンズを推しているため、複数人が同じ動きをするステージだけではなく、フレンズ2人で別々の動きをするライブも増え、さらにダイナミックなライブが楽しめる。
  • アイカツ!カードの集めやすさ
    • 1つのコーデは3枚または4枚で1セットとなっており、これらのカードを一式揃えることはネックとなっていたが、本作ではデザインルームやフレンズチャレンジ、スペシャルイベントにて、1つのコーデを一式入手できるモードがあり、狙って遊べばランダムの排出を待つより揃えやすい。
      • 最高レアリティのベストフレンズレアも、1セットのみではあるが、いずれかのモードで一式揃えられるため、まずそれを狙って遊んでみるのもいいだろう。
    • 前作同様、本作もアクセサリはグレードチェンジしないため、ブランドミューズオファーにて、各ブランドのプレミアムレアアクセが入手できる配慮もある。
  • アイカツ!カードの互換性
    • 前作のカードはもちろん、前々作のカードも互換が切られることなく、本作でも引き続き使用できる。そのため、各学園の制服を着せてライブ、なんてこともできる。
    • 本作のカードは前作とカードと比較すると、アピールポイントが全体的に底上げされているため、強さで言えば「本作>前作>前々作」となる。まあ、商業上仕方のないことではあるが。
    • 前作のカードは全てノーブランド扱いとなるものの、ブランド固有のスペシャルアピールや、特殊条件によるアピールも発動させることができる。ただしカード固有の特殊な効果は無くなっているので、前作末期に猛威を振るった「太陽のドレス」「月のドレス」は☆5のステージクリアが困難になるほど弱体化している。
      • 前々作のカードは、本作においてもブランド固有のスペシャルアピールは発動しない。
      • アイカツ!ミュージアムで排出した再録カードについては、ブランドのカード扱いになる。
  • 前作、前々作ファンへのサービス
    • アイカツ!ミュージアムの存在そのものが、前作以前へのファンサービスとも言えるが、それだけでは留まらない。
    • スペシャルイベントで、各フレンズへの挑戦する際、前作以前のキャラがフレンズを組んで登場してくる。
      • ゆずとリリィの「ゆずっとリリィ」、きらとあこの「フワフワドリーマー」など、ファンも納得の組み合わせで登場する。
    • アイカツ!ミュージアムで排出されるカードは再録だけなく、前作のシナリオの都合でスタープレミアムレアドレスが与えられなかったキャラのために、新規でドレスが作成されるというサプライズもあった。
      • この他、スペシャルイベントにて、主人公クラスのユニットに対しても新作ドレスが作成されている。
    • 本作のナビゲーターのココちゃんの中の人は、初代主人公の「星宮いちご」と同じであり、ときおり意識したような話し方もする。ちなみにココちゃんの背景に描かれているステージは、前々作に登場した「Signalize!」のステージであると思われる。
      • なお、第5弾においてココちゃんはプレイアブルキャラへ昇格となった。

賛否両論点

  • 歌唱担当の廃止
    • 本作では他のアイドルゲームやアニメのように、キャラの声優が歌も担当するようになった。
    • 前作までは、専属のアイドルユニットである「STAR☆ANIS」または「AIKATSU☆STARS!」が歌唱担当として曲を歌っていた。キャラの声優が歌うのではなく、それとは別に現役アイドルが歌っていることは、本シリーズの特徴であった。
    • 別人が歌っているので、当然ながら「キャラと声が違う」という批判もあったが、「アイドルが歌っているんだが雰囲気があって良い」という肯定意見もあり、キャラごとに声優と歌唱担当が分かれていることそのものが賛否両論だったとも言える。
      • そのため、他のゲームと同じようにしても、やはり賛否が分かれるのは仕方のないことかもしれない。

問題点

  • フレンズに関するシステム
    • 本作のウリであるはずだが、前作からあまりシステムが変わっていないため、全体的に使い勝手の悪さが目立つ。
    • 他のプレイヤーのマイキャラをフレンズにする場合は、最大で12人までしか選べず、13人目以降はWEBのマイページにより、入れ替えを行う必要がある。そのため、登録してもそのプレイ中は使えず、いちいちWEBへ繋ぐ煩わしさがある。
      • 登録するには他のプレイヤーのアイカツ!カードを、コーデする際に読み込ませる必要があるが、ゲーム中でそのことの説明もないし、読み込ませても登録した旨のアナウンスもない。
    • フレンズ名は1つしか登録できない。色々なキャラのフレンズを組んでも同じフレンズ名になってしまう。気になるならフレンズ名の変更もできるが、ゲーム開始時にしか行えない。フレンズを組むタイミングで変更できた方が適切のような……。
    • アニメキャラを除き、フレンズのコーデは常にその弾のノーマルコーデがデフォルトとなっている。プレイヤーのコーデに合わせたければ、フレンズのコーデもこちらで行う必要がある。
    • アイドルカードがこれらの問題点をある程度解決できる手段ではあるが、現状では大半はプロモーションカードでしか入手できず、また大会・イベントでの配布が多いため機会も少ない。更にアニメキャラのものしか存在しない。
      • マイキャラのアイドルカードも作成することができれば便利で良いと思われるが、まあそれをやってしまうとお隣さん*1のシステム*2の丸パク……。
  • ノーマルカードが少ない
    • 執筆時点ではどの弾も、コーデの属性ごとに各1セットずつ、計12枚しか存在しない*3。レアカードよりも枚数が少なく、第3弾や第5弾に至ってはベストフレンズレアより枚数が少ない。
    • 当然ながら、ノーマルカードは全てのカードの中で一番排出されやすい。枚数が少ないため、コーデがすぐに揃うというメリットもあるが、ある程度遊ぶと物凄い勢いでダブり始める。
      • レアカードの排出率が高いため、ノーマルカードしかカード化の候補にならないということは少なめであるが、レアカードが複数候補に挙がることは少ないので、カード排出時の選択肢がほぼなくなることになる。
    • 本作ではフレンズを増やすために、カードの交換が推奨されている。カードがダブるのは、不要なカードを相手に渡して、交換を促すため?……いやいや、考えすぎか。
  • セクシー属性の冷遇
    • セクシー属性はコーデの数もステージの数も他の属性と比べると極端に少ない。
      • 第1弾ではセクシー属性のコーデはノーマルとイベントで手に入るスタイルドレスしか存在せず、さらにセクシー属性の曲も実装されていないという冷遇っぷり。
    • 主人公の「友希あいね」を始めとする初期から登場するメインキャラの4人こそ属性がバラバラでありバランスが取れているが、彼女らの目標であるダイヤモンドフレンズの「神城カレン」「明日香ミライ」はそれぞれキュート属性、ポップ属性、さらにシリーズで人気のクール属性であるゴスロリキャラが今作では2人も実装されたため、第4弾まではプレイアブルキャラは8人いるのにセクシー属性のキャラは1人しかいないという事態に。
      • 第5弾にて待望のセクシー属性のキャラ「深海リンナ」が追加されたが、アニメではメインキャラではないため、彼女の持ち歌は用意されていない。かがやきのジュエル1弾より、さらなるセクシー属性のキャラ「天翔ひびき」が追加され、多少はマシになっている。
    • 最終弾となるかがやきのジュエル3弾において、配信されている曲の属性は、キュート7曲、クール7曲、セクシー3曲、ポップ4曲、キュート&クール4曲、クール&セクシー1曲、全属性1曲となっている。セクシーが少ないのもそうだが、ポップの曲数も負けず劣らず少ない。
      • この他にも前作の楽曲の歌唱担当違いで、セクシー1曲、ポップ2曲が期間限定で配信された。
      • 前々作から何曲か再録されているが、セクシー属性の曲のみ、なぜか1曲も再録されなかった。
    • 7着しかないジュエリングドレスの配分も露骨に偏っており、キュート3着、クール2着、セクシー1着、ポップ1着となっている。

総評

フレンズをウリにしている割にフレンズのシステム周りがお粗末という本末転倒なところもあるが、ゲーム全体として見れば、前作の初期にあったシステムの粗はこの2年間で大半は解消され*4、洗練されたものとなった。前作の曲も削除されずに全て残っており、豊富な楽曲やコーデから、見ているだけで楽しいリズムゲームを存分に味わえるようになった。
現在のアニメのコンテンツだけではなく、過去作のコンテンツも意欲的に投入している本作は、アイカツ!シリーズの集大成を目指しているのかもしれない。
初代は遊んでいたけども、前作はあまり……という人がいるのならば、ぜひ本作を遊んでもらいたい


余談

  • 台湾版など海外版アイカツフレンズ!では、前作の『アイカツスターズ!』からではなく、前々作の『アイカツ!』からコンバートされている。そのため、使用されている筐体はデータカードダスTタイプ筐体ではなく、NEOタイプ筐体である。
    • 筐体の画面は横長なので、ライブなどは横長の画面へ適用させたものが使用されている。
    • 日本版はアイカツスターズ!のマイナーチェンジという色合いが濃いが、海外版ではアイカツ!のマイナーチェンジという色合いになっている。そのため、ラッキースターなどアイカツ!のシステムもそのまま引き継がれている。
  • 次回作『アイカツオンパレード!』のプレス発表によると、2019年8月現在でアイカツシリーズのカード出荷枚数が3億枚を突破したとのこと。本作のプレス発表(2018年1月)の時点では、2億5000万枚であるため、本作の出荷枚数は1年半で、およそ5000万枚であると推測される。前作は2年間でおよそ4000万枚と推測されることから、アーケードゲームの売上は回復しているようだ。
    • ただしそこまで期待に沿える数字ではなかったためか、本作は前作より半年短い1年半で終了し、次回作『アイカツオンパレード!』の稼働が始まることとなった。

アイカツオンパレード!

【あいかつおんぱれーど】

ジャンル トレーディングカードアーケードゲーム
対応機種 アーケード
発売元 バンダイ
開発元 ハ・ン・ド
稼動開始日 2019年10月3日
料金 1プレイ:100円
判定 良作

概要(オンパレ)

アイカツ!シリーズ第4弾。
今作のテーマは過去3作である『アイカツ!(以下、初代アイカツ)』『アイカツスターズ!(以下、スターズ)』『アイカツフレンズ!(以下、フレンズ)』のクロスオーバーとなっている。
同名の販促アニメも稼働開始と同時期にスタート。

過去作のクロスオーバーになると発表されたことから、総集編になるのではないのか?と心配されていたが、後述する通り復刻がメインであるものの、新曲や新ステージもきちんと存在する。
アニメも同様に総集編ではなく、各シリーズのアイドルが共演する新作のシナリオとなっている。

  • 本作の主人公"姫石らき"は前作のアイドル学園であるスターハーモニー学園の生徒であり、世界観は一新されておらず前作のフレンズと同一の世界である。ゲーム内容もスターズ→フレンズからのように目立ったシステムの追加もなく、前作からのマイナーチェンジに留まっている。
  • "姫石らき"の姉であり、アイカツエンジニアである"姫石さあや"が作成した光るアイカツパスを使用したところ、各アイカツ界と学園が繋がってしまい、それぞれのアイドルが交流することになった……というのはアニメ版の設定。
    • ゲーム版の設定では、プレイヤーのデータ(マイキャラ)の引き継ぎの都合上、過去3作の世界は地続きになっているので、なぜ共演しているかの理由は特に触れられていない(そもそもゲーム版では前作の時点で共演を果たしている)。

前作からの変更点・追加点(オンパレ)

  • アイカツオンパレード!モード
    • 本作のメインモードに当たる。各シリーズごとに楽曲がまとめられており、好きな曲・難易度を選択してリズムゲームをプレイする。
    • 後述する「はじめてのプレミアムレアドレス」はこのモードでないと排出されない。
      • 「はじめてのプレミアムレアドレス」はシリーズごとに用意されており、対応する楽曲でないと排出されない。例えばスターズのPRカードであれば、スターズの楽曲を遊ぶ必要がある。
  • リズムゲーム
    • 基本的には前作と同一。シリーズごとに変更されていたフィッティングルームの仕様や、ノーブランドの汎用アピールも前作と同一。
    • 3回目のスペシャルアピール直後に入る応援のカットインは、初代アイカツやスターズのキャラも追加されている。
    • リズムゲームで遊ぶことができる楽曲は、スターズの全曲、フレンズの全曲、初代アイカツの復刻曲、本作からの追加楽曲となっている。
      • 既存楽曲の歌唱担当違いも追加されている。
    • 初代アイカツ、スターズのキャラの新曲は、そのキャラの声優ではなく、従来どおり歌唱担当のアイドルによる曲となっている。
      • 歌唱担当していた専属のアイドルユニット「STAR☆ANIS」および「AIKATSU☆STARS!」は既に解散しているため、曲の名義は各アイドルのものになっている。
      • フレンズ、オンパレのキャラの新曲は、キャラの声優が曲も担当している。
  • アイカツ!カード
    • 新たなレアリティとしてレジェンドプレミアムレア(LPR)が追加された。プレミアムレア(PR)を超えるコーデという設定であり、既存のプレミアムレアのコーデをモチーフにデザインされている。
      • レアリティのランクはPRより上であり、PRコーデからグレードチェンジする場合もある。
    • 「はじめてのプレミアムレアドレス」というカテゴリで、過去3作のアイドルたちが初めて手に入れたPRカードの復刻されている。このカードにはそのキャラのサインが描かれている。
      • レアリティはPRなので排出はされづらいが、それに反比例するかのように量が多い。どちらかといえば、ファン向けカードである。
    • 今作のグレードチェンジは、属性やブランドに関係なく行われる仕様に変更されている。ノーマルであればその弾のいずれかのレアカードへ、レアカードであればその弾のいずれかのプレミアムカード・レジェンドプレミアムカードへグレードチェンジする。
      • コーデの部位ごとにグレードチェンジする仕様はそのまま。
      • 「はじめてのプレミアムレアドレス」にはグレードチェンジしない。これが集めにくさに拍車をかけている。
  • ラッキードレスデザインモード
    • 前作の「デザインルーム」に近いシステム。姫石らきが過去作のドレスをモチーフとした新しいドレスをデザインする。
    • リズムゲームを行い、ドレスごとに規定のポイントを集めると、デザインしたドレスが入手できる。入手したドレスはプレゼントボックスへ入るので、そちらから選択して排出する。
      • モチーフとしたドレスに関するブランドのコーデを着用してリズムゲームを遊ぶと、さらに追加でポイントがもらえる。
    • ドリームストーリー1弾にて廃止。
  • アニメドレスセレクション/アイカツ!ドレスセレクション
    • アニメで披露されたステージが遊べ、アニメ内で使用されたコーデが排出される。おおむね2~3週間ごとの更新。
    • ドリームストーリー1弾より、「アイカツ!ドレスセレクション」に名称が変わり、過去のアイカツ!の名場面集に因むコーデが排出される。
  • フルコーデカードモード
    • 前作の「オールアイカツ!モード」と同一のモードであるが、名称が変更されている。前作の「オールアイカツ!モード」もこちらで遊べる。
    • 前作と同様にステージをクリアするごとにフルコーデカードが入手できる。
    • ドリームストーリー1弾にて廃止。
  • シリーズラブ度
    • 各シリーズごとにメーターがあり、リズムゲーム時に遊んだキャラが属するシリーズの値が上がっている。ユニットを組んだキャラについても、加算される。
      • マイキャラはオンパレードのキャラとして扱われている。
    • シリーズラブ度を高めると、そのシリーズのブランドドレスのアピールポイントがアップする。
    • それぞれ一定の値まで高めると、シリーズのキャラによる簡単な寸劇が見られる。
  • 学園アイカツ!モード
    • ドリームストーリー1弾より追加。これまでプレイヤーが所属している学園は、そのシリーズの舞台の学園に固定されていたが、これまでのシリーズに登場した5つのアイドル学園のいずれかに所属することができる。所属する学園はゲーム開始時に変更することも可能。
    • 弾ごとに学園対抗のイベントが用意されており、プレイヤーは学園代表としてそのイベントに参加する。
    • リズムゲームを遊ぶと、学園アイドルファン数というパラメータが増えていき、一定数貯まると学園ごとのキャラの寸劇や、学園のスクールドレス、マイキャラパーツを入手できる
      • ドリームストーリー1弾以降に排出されるコーデには、学園のロゴマークが記載されているものがあり、所属している学園のコーデを使用すれば、学園アイドルファン数がより増える。

評価点(オンパレ)

※前作の評価点・問題点は今作にも当てはまるのでカツアイ。以下は本作のみの評価である。

  • 本腰を入れられている過去作キャラ・ステージの復刻
    • 初代アイカツのキャラの復刻はスターズやフレンズでも行われているが、人気を優先した復刻だったため、ユニット的に見ればチグハグなメンバーだったり、アピール時に専用のボイスがなく、キャラごとの汎用のボイスにされているなど、どこか物足りなさがあるものだった。しかし、今作では弾を重ねるごとに過去作のキャラが大量に復活しており、トライスターなどかつてのユニットを再び作中で組ませることが可能となった。また、アピール時は新規のボイスが収録され、新規追加のキャラと同等の扱いとなっている。
    • これまでに復活したステージは、主人公が関わるユニットステージがメインであったが、本作では他のユニットのステージも復活している。
      • ただし、大量に復活させることは難しいため、ユニットに関するステージがメインとなっている。個々のキャラも持ち歌のステージはほとんど復刻されていない。そんな状況の中、"藤堂ユリカ"の持ち歌は2曲とも復刻されているのは、さすが大人気キャラと言うべきか。
    • プレス発表によれば、「全作品から総勢56名のアイドルが登場する」とのこと。
      • ドリームストーリー2弾で全作品のキャラの配信が完了。初代アイカツ(28名)、スターズ(15名)、フレンズ(14名)、オンパレ(1名)となっており、全部で58名である。……あれ?*5
+ 登場アイドル一覧
アイカツ! 星宮いちご 霧矢あおい 紫吹蘭 有栖川おとめ
藤堂ユリカ 北大路さくら 一ノ瀬かえで 神崎美月
神谷しおん 三ノ輪ヒカリ 音城セイラ 冴草きい
風沢そら 姫里マリア 夏樹みくる 音城ノエル
大空あかり 氷上スミレ 新条ひなき 紅林珠璃
黒沢凛 天羽まどか 藤原みやび 栗栖ここね
大地のの 白樺リサ 堂島ニーナ 服部ユウ
アイカツスターズ! 虹野ゆめ 桜庭ローラ 七倉小春 早乙女あこ
香澄真昼 白鳥ひめ 如月ツバサ 二階堂ゆず
香澄夜空 白銀リリィ エルザ フォルテ 花園きらら
騎咲レイ 双葉アリア 芦田有莉
アイカツフレンズ! 友希あいね 湊みお 蝶乃舞花 日向エマ
神城カレン 明日香ミライ 白百合さくや 白百合かぐや
真波マリン 新海リンナ ココ 天翔ひびき
アリシア シャーロット 春風わかば
アイカツオンパレード! 姫石らき
  • クロスオーバーによるお祭り感
    • 今回のテーマはクロスオーバーというだけあって、イベント時などでは各キャラがシリーズを跨いで絡むことが多く、近い雰囲気を持つあのキャラとこのキャラが関わったら……といったことを行ってくれるので、ファンには嬉しい。
      • 各シリーズのキャラの共演そのものは前作の段階で行われているが、シリーズを跨いだキャラ同士の絡みはほとんどなかった。
      • 各シリーズのセクシー属性のラスボス的な強キャラのユニットや、ゴシック系キャラのユニットなど、ファンにも大満足なものも。
    • 本作で追加されている新曲や、既存の歌唱担当違いの曲も、複数のシリーズのキャラが歌うものが多い。

賛否両論点(オンパレ)

  • オールドファン向けに振り切っている内容
    • 新主人公こそいるものの、本作のメインはあくまでも過去3作のクロスオーバーである。通常、このようなクロスオーバーは外伝などの派生タイトルで行われることが多いが、本作はメインタイトルで行ってしまっている。そのため、メインタイトルであるにもかかわらず、全体的に内輪受けの色合いが強く、ご新規様お断りな空気が拭えない。
    • 評価点にも記載した通り、オールドファンとしては嬉しい要素が多いのは事実である。しかし、そもそも本作はユーザーの入れ替わりの激しい児童向けのゲームであることを忘れてはいけない。

問題点(オンパレ)

  • 期間限定イベントのステージが異常に多い
    • 期間限定という名の通り、基本的にはその弾が稼働している間しか遊べない。そのうち、さらに遊べる期間が限定されているステージもある。……にもかかわらず、本作ではそれが非常に多い。例えば、第2弾であると全て集計すれば43ステージも存在する。
      • 復刻アイドルを使用可能にするには3回のイベントをこなす必要がある。これは初代アイカツの仕様のリスペクトかもしれないが、第2弾では1度に5人も追加されているので、1弾当たり1人ずつ追加されていった初代アイカツとはわけが違う。せめて1人当たり1回くらいにはならなかったのだろうか。
      • 対象の期間限定ステージがあるのに加えて、「ラッキードレスデザインモード」(全て達成するには最短でも10回は遊ぶ必要がある)、「フルコーデカードモード」(全9ステージ)があるのも忘れてはいけない。これらは次弾以降に持ち越しも可能であるが、フルコーデカードモードのスペシャルステージは、追加された弾でしか遊べない。
    • いずれも無理して遊ぶ必要はもちろんない。しかし、これらをクリアした後には特別なコーデやカードなど、分かりやすいご褒美が貰えるので……。
+ 期間限定イベントのステージの例:第2弾の場合
  • アイカツ!ニューワールドフェス :学園ごとにイベントが行われているという設定で、4つの学園で4つずつステージがある。すべてクリアすればスペシャルステージが登場する。そのため、全17ステージ。1つの学園をクリアするごとに、学園のスクールドレスのフルコーデカードがもらえる。
  • アイドル総選挙投票ありがとう :「アイカツフレンズ! かがやきのジュエル3弾」の稼働期間中にWEBで行われていた投票結果の順位の順に該当のアイドルとステージを行う。全8ステージ。
  • 〇〇ちゃんとアイカツ! :復刻したキャラとアイカツを行う。1人当たり3回行い、全てクリアすれば使用可能となる。第2弾では5人いるため、全15ステージ。ただし、今弾で行わずに次弾以降でも可。
  • アイドル楽隊サンメガミ :全1ステージ。このステージで遊ぶと、特別なブロマイドが入手できる。サンメガミコーデはキャンペーンレアとして存在するが、このモードを選ばなくてもランダムで排出される。
  • トライスター、テイクオフ! :全1ステージ。トライスターのコーデが手に入る。排出されるコーデは全部で5種類なので、必然的に何度か遊ぶことになる。
  • 限定コーデゲットイベント :全1ステージ。イベント名のとおり、限定コーデが手に入るが、1度遊べば排出候補に3種類のコーデが全て登場するので、300円あれば1度しか遊ばなくて済む。専用アクセサリーはプレゼントボックスへ格納されるので、そちらからカード化する。
  • 収録されているカードも負けず劣らず、非常に多い。こちらも第2弾を例に出すと、通常排出されるカードが84種類、はじめてのプレミアムレアドレスが56種類、フルコーデカードが14種類、イベントで排出されるカードが9種類、ラッキードレスが11種類、アニメドレスセレクションが29種類、プレゼントボックスで配布される各主人公のコーデが9種類。全部で212種類存在する。
    • 公式のカードファイルなら全て収納するのに3冊も必要になる。
    • これらのコーデは過去作からの再録も多い。
  • 期間限定イベントのステージが多いため、気長に遊んでればこれらのコーデが集められるかと言われればそうは問屋が卸さない。おそらく集めるのに一番苦労するであろう「はじめてのプレミアムレアドレス」は、アイカツオンパレード!モードでしか排出されず、延々と遊ばされる期間限定イベントのステージでは排出されないのだ。そのため、推しアイドルの「はじめてのプレミアムレアドレス」が欲しい場合は、さらにアイカツオンパレード!モードで遊び続けることになる。
  • 新型コロナウイルス感染拡大によるアミューズメント施設営業自粛*6のため、その期間に配信するはずだったアニメドレスセレクション/アイカツ!ドレスセレクションのコーデは後日再配信されることとなったが、専用のモードが用意されず、アイカツ!ドレスセレクションにて本来排出されるコーデに混ざって排出される、という対応となった。そのため、アイカツ!ドレスセレクションのコーデが非常に集めづらいという事態になってしまった。もうちょっと何とかならなかったのだろうか……。

総評(オンパレ)

過去3作のアイドルが一堂に会し、まさにオンパレードの名に恥じない盛大なお祭り感のある一作となった。
あらゆる面で盛大になりすぎている感もあるが、時間やお金の許す限り、楽しく遊ぼう。


余談(オンパレ)

  • いわゆるオールスターの作品となってしまったことから、アイカツ!シリーズは本作で終了と思われていたが、新筐体を引っ提げて次作『アイカツプラネット!』が発表された。しかしゲームシステムが異なることや、それに伴いコーデの互換性が打ち切られたため、シリーズとしては本作で一区切り付けられた形になっている。
  • CHUNITHM CRYSTAL PLUS』でコラボイベントが開催された際には、向こうの一部プレイヤー間で「どう考えても客層合ってないだろ」というツッコミがあった。
    実際のところは「アイカツおじさん」と呼ばれる高年齢プレイヤー狙い撃ちといった感じであったが。
  • 小学生男児を対象としたデータカードダスシリーズの『最響カミズモード!』とコラボしているが、こちらもこちらで客層が合っていないとツッコまれている。
    こちらの方はテコ入れ策として、扱いやすい自社コンテンツとコラボしていると推測される。
  • 『アイカツプラネット!』の稼働により本作は稼働終了となっても、「アイカツ!オフィシャルショップ」にて稼働はしばらく続いていた。
    • しかし少子化やその他のアイドルコンテンツの影響により経営不振が回避できず、すべての店舗が閉店となってしまい現在はプレイ不可となっている。

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最終更新:2023年09月08日 13:32

*1 本シリーズの隣に置かれていることが多いため、ネット上ではお互いにこう呼び合うことが多い。

*2 『プリパラ』であればトモチケ、『キラッとプリ☆チャン』であればフォロチケ。

*3 アイカツ!ミュージアムの再録は除く。ちなみにアイカツ!ミュージアムの採録カードでは、ノーマルカードは1セットしか収録されておらず、大半はレアカードの収録となっている。

*4 大幅に解消されたのは、前作の星のツバサシリーズから。

*5 おそらくアイカツオンパレード!で初登場となる「音城ノエル」「姫石らき」の2人がプレス発表の時点ではカウントに入ってないと思われる。

*6 本筐体はスーパーや家電量販店に置いてあることも多いが、それらの店についても感染拡大予防の観点から電源が落とされており、緊急事態宣言下では稼働している筐体はほとんど存在しなかった。