本項では
『GROOVE COASTER 4 STARLIGHT ROAD』
『GROOVE COASTER 4EX INFINITY HIGHWAY』
『GROOVE COASTER 4MAX DIAMOND GALAXY』
を取り扱います。判定は全て「良作」です。


GROOVE COASTER 4

【ぐるーヴこーすたーふぉー】

ジャンル 音楽体感アトラクションゲーム
対応機種 アーケード
発売・開発元 タイトー
稼働開始日 無印 2018年3月29日
4EX 2019年3月28日
4MAX 2020年4月9日
判定 全作 良作
備考 全作Amusement IC"非"対応
スペースインベーダーシリーズ
タイトー音楽ゲームシリーズ


概要

SPACE INVADERS INFINITY GENE』の系譜を継ぐ、グルーヴコースターシリーズの4作目『STARLIGHT ROAD』。
星空を思わせる紫をイメージカラーとし、難易度区分等のシステム面において旧来から大胆な刷新を遂げた新作である。

またバージョンアップ版として、2019年3月28日より『GROOVE COASTER 4EX INFINITY HIGHWAY(以下『4EX』と記述)』が、
そして2020年4月9日より『GROOVE COASTER 4MAX DIAMOND GALAXY(以下『4MAX』)』が稼動している。
今の所バージョンアップ前後で基本的なシステムやUIの追加・変化は無い為、このページにて纏めて取り扱う事にする。

注意点として、2021年2月時点の本作はアミューズメントIC対応型の「赤いNESiCA」も含めた 各種アミューズメントICカードに一切対応していない
この為、データ保存の際にはアミューズメントICに対応していない旧来型の「青いNESiCA」を用意しておく必要がある。
既にアミューズメントIC対応NESiCAへの移行は大分進んでおり、その為か一部地域では旧来型NESiCAの入手が困難となっている。本作プレイを考えている方は早めに旧来型NESiCAを確保しておいた方が良いだろう。


新要素・変更点

  • ナビゲーターキャラクター
    • 『3』の「リンカ」、『3EX』の「ユメ」に引き続き、『4』では新ナビゲーターキャラ「セイネ」がデビュー。デザインはIOSYS所属の未早氏*1、CVは河上英里子氏が担当。
      • キャラクターとしては後発ながら「リンカ、ユメの先輩」という設定になっている。アーティストページをよくよく読むと「グルーヴコースター運営会社の社長令嬢」というとんでもない設定も…。
      • 今の所ゲーム内では「お断リンカちゃん!」「がんばユメちゃん♪」等といった謎のダジャレ?フレーズは見られないが、そのうちゲーム内でもイベントの報酬称号等で披露したりするのだろうか。
    • 勿論リンカやユメを始めとした、前作までに参戦済みのナビゲーターも引き続き使用可能。
      • 一部のナビゲーター以外は、英語の汎用ボイスとなっているのも相変わらず。
  • FAST/SLOW機能の追加、及び判定表示の調整
    • ブースター操作のタイミングがずれていた場合、早い場合は「FAST」、遅い場合は「SLOW」と表示される機能が追加された。Ver.4.02時点ではデフォルトで表示されないが、連動サイト(マイページ)の演奏画面設定からアバター付近、若しくは判定の近くに表示させるように設定できる。
      • 当初は常時アバター付近に表示される仕様であったが、Ver.4.02へのアップデートに伴い上述の仕様となった。
    • GREAT、COOL等の判定表示位置は従来通り。こちらは演出で背景画面が白系の色になっている場合でも、判定が見やすくなるよう調整された。
      • JAEPOでのロケテスト時点では判定もアバター付近に表示される仕様だった。流石に見辛いと不評だった為か、稼動までの短期間で従来同様の位置に戻されている。
  • 難易度の細分化、及び高難易度譜面の解禁制採用
    • 前作までは10段階だった難易度表記が、本作からは15段階へと細分化された。前作までの区分との対応表を以下に記す。
旧区分 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10
新区分 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 Lv11 Lv12 Lv13 Lv14 Lv15
  • 難易度11以上の譜面は、一つ下の難易度の譜面で「S(スコア90万)」以上の評価を取得する事で解禁されプレイ可能となる仕様になった。
    • 前作までで上記条件を満たしていれば、プレイデータの引継ぎ後即座に高難度譜面を遊べるようになる。ちなみに前作で本作レベル12に相当する譜面のS評価を取得済みであれば、レベル11相当の譜面でS評価を取得できていなくてもレベル13が解禁される。
    • 前作までで高難度譜面をプレイしている場合でも、条件を満たしていない場合は封印され選択不可能となる。
      但しVer.4.02時点においては抜け道が存在しており、高難度譜面を解禁済みのプレイヤーとの店内対戦プレイであれば、自分が解禁していない難度の譜面も遊べるようになっている。
    • NESiCA未使用では、どれ程上手なプレイヤーでも最大でレベル12までしか選曲できない。より本作を楽しむ為にも、NESiCA使用でのプレイをお薦めしたい。
  • 前作において「超高難易度注意!」と注意表記がなされていた譜面は、楽曲難易度改訂に伴い降格となった「Warrior」を除いて軒並みレベル14以上の譜面となっている。
    • 最高難度となるレベル15は、前作で多くのプレイヤーを阿鼻叫喚の地獄絵図に叩き込んだ「Good Night,Bad Luck.」「Linear Accelerator」「東方輝仁裂」「ouroboros -twin stroke of the end-」や、「Scarlet Lance」「Solar Storm」それぞれのEXTRA譜面等、層々たる面子が揃っている。どこぞのトイサイダー村と同様の隔離地帯と見ていいだろう。
  • 新解禁システム「アンロック」
    • Ver.4.02へのアップデートに伴い導入された解禁システム。
      • プレイ毎に「アンロックキー」というアイテムをソロプレイでは1個、店内対戦・イベントモードでは2個入手できる。最終成績画面の後に挿入されるアンロック画面において、ゲームプレイで入手したアンロックキーを解禁したい要素に振り分けていき、振り分けたキーの数が規定の数量に達したらその要素を獲得できる…という仕組み。
      • 鍵マークのアイコンが付いているアンロックボーナス曲をプレイすると、1回につき1個アンロックキーを獲得可能。ボーナス曲を3回遊べば3個入手できる。
      • 過去作品プレイヤーの中には嘗ての解禁システム「ミュージックパネル」を想起した方も居られるだろうが、概ねその認識で正しい。楽曲以外の要素も解禁できる事と、解禁可能な期間が限定されている要素の存在、そしてプレイスタイルによって入手可能なキーの数が最低1個~最大5個の間で大きく変動する様になったのが主な変更点か。
    • GCを支払っての楽曲解禁や、イベント報酬による先行解禁はアンロック実装と同時に廃止された。
      • マイページ内の楽曲ショップも2018年7月2日を以て廃止。これに伴って一部の要解禁楽曲が無条件解禁され、デフォルト曲として遊べるようになった。
    • 楽曲以外にもナビゲーターや、ショップでは購入できないレアアイテム等も解禁可能。ゲーム内通貨「GC(グルコ)」を大量入手する事もできる。
    • アンロックキーのストックはできず、更にキーの振り分けには60秒という制限時間が存在している。時間自体は割と余裕のある方だが、時間切れになると未振り分けのキーが1個につき150GCに強制変換されてしまうので注意。
      • 期間限定の要素に対して中途半端にキーを割り振った状態で解禁し損なった場合も、半端に割り振っていた分のアンロックキーがGCに変換される。
  • 筐体でのアイテム購入機能
    • GCを消費して、筐体でのゲームプレイ中にアイテムを購入できるようになった。
      • 購入可能アイテムのラインナップは、マイページ内アイテムショップのそれに準じる。
      • 筐体での購入では所持していない、若しくは使い切ってしまったアイテムしか購入できない点に注意。在庫アイテムを補充したい場合は従来通りマイページ内のショップから購入しよう。
  • 新アイテム「VISIBLE」の追加
    • スマホアプリ版には存在していたAD-LIBを可視化するアイテムが、数多の要望を受けて遂にAC版にも実装された。
    • ちなみにショップでは購入できず、入手手段はゲーム内のログインボーナス*2やイベントでの報酬、そしてアンロックでの入手のみ。FULL CHAINに直結する強力な効果を持っている為妥当といえば妥当か。
    • 一部のカメラワークが荒ぶる譜面や、白色の背景演出が存在する譜面では、AD-LIBの位置を音で判断可能なPERFECT PLAYER*3の方が便利なケースもある。状況に応じて使い分けるべし。
  • 新規プレイヤーがNESiCAを使ってプレイした場合のメリット追加
    • NESiCAを新規登録した場合初回プレイ無料に加えて、本来解禁が必要な楽曲3曲分の無条件解禁と20,000GCのボーナスを貰える様になった。
  • その他、様々な要素の変更
    • 正確には前作最終イベントからだが、収録楽曲の増加に伴ってイベントの課題曲数が30曲に増加した。自分の得意な楽曲が課題曲として選ばれる可能性が増えた…かもしれない。
    • オンライン対戦イベント時の最大マッチ人数が1人減少し、最大3人になった。
    • マイページの演奏画面設定において、CHAINコンボが続いた際に出てくる「FEVER」「TRANCE」といった演出の有無を変更できるようになった。
    • 1プレイ目でも100GCのログインボーナスを入手可能になった。塵も積もれば山となる、たかが100GCと侮るなかれ。

評価点

シリーズ作品でみられた幾つかの問題点が、本作への移行に伴い解消された

  • プレイ中のアイテム購入機能によって、筐体でもGCを消費する方法が漸く実装された。
    • 初心者の味方SAFEは勿論、プレイスタイルによっては多用するであろうMIRROR・HIDDEN・SUDDEN、イベントでの獲得★数ブーストに便利なJUST等が切れてしまった際に即補充可能なのは中々に便利。
  • オンライン対戦イベントでのマッチングが最大3人になった事で、誰か1人の選曲が最後まで選ばれないという不公平な事態が起こらなくなった。
  • 前作稼動後期から試みられている楽曲演出での示唆に加え、アイテム「VISIBLE」の登場によってAD-LIBの存在や位置がより分かりやすくなった。
    • 本作稼動後にリニューアルされたVOCALOID楽曲「千本桜」では一部のAD-LIB箇所において、とりあえず有名な楽曲を選んだ初心者が気付きやすいよう、一部AD-LIBの位置に擬似VISIBLEとでも評すべき演出が追加されている*4
    • 公式サイトにおいても、AD-LIBとその可視化について明快な説明がなされている。インターネットでの情報収集をせずイベントにも一切参加しないというプレイスタイルでもなければ、AD-LIBの存在に気付かないという事態は起こり難くなった。
    • Hello 31337」を始めとするAD-LIBの位置が不規則な譜面も、VISIBLEによってスコア詰めに挑戦しやすくなった。見えるようになったAD-LIBを拾いきれるかどうかはまた別の話だが。
    • 入手手段の都合上VISIBLEの大量獲得は難しく、普通のプレイヤーであればPERFECT PLAYERと同様に使い所を考えなければならないレアアイテム扱いなので、謎解き要素としてのAD-LIBの存在意義は完全に失われてはいない。
  • アンロック機能実装により、これまでイベント参加以外では入手できなかったナビゲーターの入手手段が増えた。
    • プレイ回数さえ重ねれば、既にサービスが終了してしまった『ピリオドゼロ』からのゲストキャラや、入手条件の都合上Ver.4.02以前では設定可能なプレイヤーが1,000人居たかどうかすら怪しい『アルカノイドvsインベーダー』の「ナティア・ヴィヴィー」を確実に入手できるようになった。
    • キャラクター要素否定派のプレイヤーにとって、汎用ボイスのナビゲーター「カンフーマスター=拳」「カンフーガール=ロンメイ」を入手しやすくなったという点は大きいだろう。
    • 期間限定で解禁可能なナビゲーターとしては東方Projectの「フランドール・スカーレット」や、自身が使われている楽曲と共に参戦したVOCALOID「音街ウナ」「結月ゆかり」「紲星あかり」「v flower」、ナユタン星人氏の楽曲PVでおなじみ「アンドロメダ子*5」、GYARI(ココアシガレットP)氏のVOICELOID楽曲「Seyana.~何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン~」収録に合わせて実装された「琴葉茜(GYARI Ver.)」等が登場している。
    • 同様に解禁可能なセイネのバリエーションも、ビキニ姿や5周年記念のドレス姿、更にはGYARI氏に態々描き下ろしてもらったSeyana.版セイネナユタン星人氏に態々監修してもらったナユタン風セイネまであったりする。
  • メニュー画面において、ナビゲーターの画像が正しく表示されなくなるバグが漸く対処された。
    • Ver.4.02の修正では一部ナビゲーターの瞬きや口パクといったアニメーションを撤廃してしまうという副作用が発生してしまったが、Ver.4.03においてアニメーションも無事復活している。
  • 選曲画面や難易度選択時の操作による処理落ちについて、遂にVer.4.04において「画像の読み込み形式変更」という抜本的対策がなされ、見違える程に快適化した。その改善ぶりは既存プレイヤーをして「選曲画面に変わる度、スムーズすぎて変な笑いが漏れる」と言わしめた程である。
    • また選曲画面でブースターを同時入力した場合の動作を「フォルダの端までスキップ」から「表示中のページの端までスキップ」に変更した事で、同時入力によるフリーズの危険性も低下した。

FAST/SLOW機能によって、精度上げをやりやすくなった

  • 態々JUSTを使わずとも何処でターゲット処理のタイミングがずれたのか分かる上に、操作が早すぎたのか、それとも遅すぎたのかも判別可能。より精度を上げたいプレイヤー達からは好評を以て迎えられている。
  • 実装当初こそ常時アバター付近に表示されるという仕様が災いし「MISS時やSAFE発動時の表記と誤認してしまう」「目押しする場合は単純に邪魔」といった不満意見が多数見られたものの、複数回のアップデートによって概ね改善がなされている。
    • Ver.4.01では「NO INFO*6」を使えばFAST/SLOWが表示されない仕様になった。
      • 但しこの場合、他の画面情報も巻き添えを喰らってしまう。
    • Ver.4.02において、ユーザー側でFAST/SLOW表示の有無、及び表示位置を切り替えできるように修正された。
      • 筐体では切り替えできずマイページにアクセスしなければならないという手間はあるが、デフォルトでは非表示となっており、態々FAST/SLOWを表示させるようなプレイヤーならマイページも利用できるようにしているだろう…という事で大きな問題にはなっていない。
    • Ver.4.03では、MISS時やSAFE発動時の表記がアバターの右上から右下に変更され、FAST/SLOW表記と誤認してしまう危険性も低下した。
  • また実装当初は「FAST/SLOWの表示が正しいタイミングで出現しない事がある」という不具合も報告されていたが、こちらもVer.4.03のアップデートにおいて表示タイミングの調整が行われている。

更に磨きのかかった、楽曲演出のクオリティ

  • 『4』稼動直後の楽曲演出で特に話題となったのは、和田たけあき氏(くらげP)のVOCALOID曲「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」と、スマホ音ゲー『Lanota』からの移植曲「You are the Miserable」。
    • 前者は同曲PV中の印象的なダンスは勿論、(ご唱和下さい)の部分や、間奏でのクラスメイト連続退場シーンまできっちり再現している。
    • 後者は前半及び終盤のリズムに合わせて画面全体が揺れる演出の他、楽曲中盤に仕込まれた譜面逆走ギミックにより多数のプレイヤーの度肝を抜いた。勿論これら演出やギミックも、ちゃんとした原作再現だというのだから恐ろしい…。
  • まさかの移植を果たした「ナムコットメドレー」では、メドレーにBGMが使用されている他社作品の数々を背景演出でほぼ完全再現。本作プレイヤーは勿論、ドンだー達からもおっさんホイホイとして高く評価された。
  • nora2r氏のBMS楽曲「B.B.K.K.B.K.K.」では、態々ポリゴンオブジェクトを1から製作しBGAを再現してみせた。肝心の再現度も本家BGAとの相違点を見つける方が難しい程に高く、「とうとう本家BGAをそのまま流してしまったか」と勘違いするプレイヤーまで出て来る程であった。
    • 高難度譜面ではターゲットの配色や配置にも工夫がなされており、背景演出との連動に気付いたプレイヤーを唸らせた。演出に定評のあるタイトーの本領発揮といったところか。
  • 同じくnora2r氏の「GO BACK 2 YOUR RAVE」やバルーン氏の「シャルル(セルフカバー版)」等では、それぞれの楽曲におけるBGA・MV中を疾走しているかのような感覚を味わえる。これらの演出も同様に一つ一つポリゴンでオブジェクトを作成し再現していると考えると、スタッフの演出にかける情熱と工数には空恐ろしい物を感じざるを得ない。
  • 一方でただ原作を再現するのではなく、グルコスならではの解釈を盛り込んだ演出が用意されている楽曲もある。
    • 『4EX』で収録を果たしたNOMA氏の「Brain Power」では、有志によるキネティック・タイポグラフィ作品を完全再現…するのは俗に言うポケモンショックを引き起こしかねない為か流石に無理だったようで、グルコス流のアレンジを加えた演出が用意されている。
    • VOCALOID曲「リバースユニバース」では作曲者の許可を得た上で、文字通りグルコスにおける初音ミクの歴史を詰め込んだ演出が用意された。よくよく見ると同曲収録時点では本シリーズにおいて触れられていない筈の歴史まで詰め込まれているが、指摘するだけ野暮というものである。
      • 楽曲演出の中にはこっそりちびミクが隠れているが、実は譜面難易度毎に隠れている場所が異なる。流石にプレイしながら探すのは困難を極めるが、例えば後ろでプレイを見ている時などに探してみると良いだろう。
  • 中にはVISIBLEで可視化する前提で仕込まれたコース外から飛来するAD-LIB*7や、アバターが近づくと逃げるように移動する偽ターゲットが演出として存在する楽曲まであったりする。

前作から引き続き、粒揃いのオリジナル曲

  • ZUNTATAメンバーの楽曲は、前作から引き続きメインを張るMASAKI氏の楽曲に加え、Yu Shimoda氏の楽曲「FM音源黙示録-Apocalypse of FM Tone Generator-」が収録された。
  • 本作から登場したセイネ(の、中の人)も先行する二人と同様にテーマソング「君のStarlight Road」を披露してくれた。勿論スタッフロールも完備。
  • タイトーのアレンジCD『TAITO GAME MUSIC REMIXS』より、xi(石渡祐亮)氏による「Got more raves?」アレンジが満を持して収録された。
    • 速度の暴力とでもいうべき譜面内容やアレンジ元を意識した演出により、上級者達からも「初めてGot more raves?をやった時の気持ちを思い出した」と好評。
    • HARD譜面は収録当初こそレベル14となっていたが、原曲譲りの変拍子に高速連打を加えてラス殺しを強化したような譜面が許される筈もなく『4EX』での難易度改訂で御用となり、あえなくレベル15送りを喰らってしまった。
  • そしてお約束、E.G.G.もといCOSIO氏も本家『Got』シリーズの新曲「Got sorted view.」「Got OVA store.」を提供。更にSwitch版で先行収録されていたYu Shimoda氏との合作曲「Cosmic Ray」も収録された。
    • 何れの楽曲も他の『Got』シリーズ楽曲と比較すると低めの難易度ではあるが、低速ゆえの精度難と相変わらずの発狂SLIDEにより、レベル14楽曲を安定して攻略可能なプレイヤーですらクリア失敗したと報告されている辺りは流石のGotシリーズと評すべきか。…Cosmic Rayは厳密には『Got』シリーズではないが、気にしてはいけない。
    • 低めの難易度では物足りないという方向けに、前作にて「LIMIT BURST」を引っさげ参戦したadaptor氏との合作曲「Got temporary haven?」も収録している。
  • 本作稼動時にも「あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード」で顔見せしたMOSAIC.WAVが、書き下ろし楽曲「熟成!醸造!発酵星◎~スペースヨーグルアース~」「≪AI≫リアリィ・フェアリィ≪tubers≫」を提供しついにグルコス本格参戦。電波ソングの第一人者としてその実力を知らしめた。
    • 各楽曲のジャケット絵を飾る「小泉ケフィア」「Ra々理りあり」「La々理ふぇあり」の3名も、イベント報酬やアンロックによる解禁等によってナビゲーターとしてお迎えできるが、どこぞのずんど子と違ってCVは付いていない。
  • これまでCM楽曲・SE制作等の裏方作業を主に手がけていたアーティストが「NaMiRa」という名前で書き下ろし楽曲「Pegasus」を提供。グルコスで鮮烈な音ゲーデビューを飾った。
  • 他にもMaozon氏とM-Project氏、そしてダンスミュージックレーベル「ATTACK THE MUSIC」よりRiraN氏、Daniel Seven氏、EmoCo.氏、Snail’s House氏と錚々たる面々が書き下ろし楽曲を引っさげて堂々参戦。
    • RiraN氏が手がけた「PUT YOUR HANDS UP」は、前作で収録された「Disco Descent/Mausoleum Mash」以来久々の、そして『4』時代の収録曲では唯一のEXTRA譜面がHARD譜面よりもレベルの低い楽曲である。
      • ガバのキックに合わせて気持ちよくCRITICALを叩けるネタ譜面となっており、コース外から色鮮やかなターゲットが次々飛来してくる演出も相まって「これぞグルコスならではの譜面」と好評を博している。

充実を見せる版権曲のラインナップ

  • 本作における他作品とのコラボレーションは、現時点では音ゲー作品との相互コラボが中心となっている。
    • スマホ音ゲー『Lanota』とは、『4』・『4EX』の各バージョンにおいて互いの楽曲を交換するコラボを開催。『4』では上述した「You are the Miserable」の他に「cyanine」「Frey's Philosophy」などの楽曲群が、そして『4EX』では「Apocalypse」「Hayabusa」などが収録された。
      • 『4EX』でのコラボ時には、同作のキャラ達がアンロック報酬としてグルコスに参戦した。「リツモ」「フィシカ」の2名はアバター及びナビゲーターとして、「ネロ」「ロッサ」の2名はアバターのみの参戦となっている。
    • シンクロニカ』と合同でM.S.S Projectの新曲「M.S.S.Phoenix」を収録した際には、そのついでで同作の「Libera Ray」「夜明けまであと3秒」が本作に移植された。
      • 演出面では両曲共にシンクロニカ側の背景演出・譜面内容を意識した内容となっており、また「夜明けまで~」EXTRA譜面の演出に対しては「太鼓でやれ」と好評? の声も上がっている。
    • 紆余曲折を経て無事開催された『第五回天下一音ゲ祭』では『SOUND VOLTEX IV HEAVENLY HAVEN』『CHUNITHM AMAZON』『太鼓の達人 ブルーVer.』からそれぞれ楽曲が移植された。
      • "BEMANI Sound Team"という不穏な単語がアーティスト名にくっついているものの、遂にDDRでおなじみTAG氏の楽曲「GERBERA」がグルコスでも聴ける様になった。
      • 他にも「Xevel」では作曲者の代名詞でもあるX譜面が飛来SLIDEやコース形状でこれでもかと押し出されていたり、「Taiko Drum Monster」では一部画面演出で太鼓の達人をほぼ完全再現したりと、演出面でも一切手を抜いていない。
    • 「Got noir forever.」や「Got recover run」等で散々「まるで『Cytus』の譜面」と言われ続けた結果…かどうかは分からないが、本作でとうとうスマホ音ゲー『Cytus II』との相互コラボを果たしてしまった。
      • 同作から移植されたのは「Floor of Lava」。アバターの動きと同期するアクティブスキャンラインや、同作の登場人物・ConneRの机上がコースとして再現されるなど、グルコススタッフが本気でCytusを再現したらこうなりましたと言わんばかりの演出が繰り広げられる。
      • 開発中止となったアーケード版『Cytus Ω』が無事稼動していたらこうなっていたのだろうか?…と思いを馳せ、目頭を熱くするプレイヤーも居るそうな。
    • スマホ音ゲー『Arcaea』との相互コラボでは「Singularity -Binary Enfold-」「Metallic Punisher」「Corruption」などの楽曲群が本作に移植された。
      • 同作のキャラ「光」「対立」「ルナ」の3名もナビゲーター、及びドット絵のアバターとして堂々の参戦。
    • 『4EX』で相互コラボを果たした『DJMAX RESPECT』からは、2度に亘って楽曲群が移植された。同作のオープニングソング「glory day」を始め、「U.A.D」「OBLIVION」「I Want You」等の人気楽曲をグルコスでも遊べるようになっている。
      • 同作のメインキャラクター「エル・クレア」「エル・フェイル」と、シリーズ屈指の人気キャラクター「スイ」の3名も先例に続けとばかりにナビゲーター、及びドット絵アバターとして電撃参戦を果たした。
    • WACCA』とは『4MAX』稼働開始直後と『WACCA Lily』へのアップデート後に、互いの楽曲を交換し合う相互コラボを開催した。同曲MVをほぼ再現しきった「Let you DIVE!」「with U」、ジャケ絵のイメージを前面に押し出した「Poseidon」「Knight Rider」、そして「Gate One」ではSLIDEの色を同作のスライド・スナップノーツに合わせる等遊び心に満ちた演出が用意されている。
      • 同作ナビゲートキャラ達も、初回コラボ時に「エリザベス」がエリマキトカゲのあいつと一緒に、そして第2回では「リリィ」が本作への出張を果たした。
    • スマホ音ゲー『Muse Dash』とも相互コラボを開催し、同作から「Lights of Muse」「Stargazer」「XING」「粉骨砕身カジノゥ」の4曲を移植。更に同作操作キャラの一人である「ブロウ」がナビゲーターとして参戦した。他の操作キャラ二名もちゃんとドット絵アバターとして登場している。
      • 『WACCA』からのゲストナビゲーターとブロウの3名は、他社が版権を有するキャラクターでありながら例外的に原作同様のボイス付きとなっている。
    • 以前から相互コラボのフラグを立てていたセガの『CHUNITHM』とも、『4MAX』にて漸くコラボイベントを開催した。
      • スペースインベーダーシリーズとのコラボという事で移植されたであろう「光線チューニング」や、CHUNITHM屈指の高難度楽曲として知られる「World Vanquisher」等の5曲が収録された。
      • 同作からは「チュウニペンギン」「リヒトシュッツェ」「マゼラン・マゼラン」の3名が出張参戦。マゼラン・マゼランにCVが存在しない為なのか、全員CV無しでの参戦となっている。前川綾香氏や中村大樹氏の演技はCHUNITHM側で聞いてねという事か。
    • その後同じくセガからオンゲキのコラボイベントが開催された。
      • 同作からは「星咲あかり」「皇城セツナ」の2人が出張参戦、ちゃんとCV付き。
  • 音ゲー以外のゲーム作品は、今の所5(+1)作品とのコラボのみに留まっている。
    • スマホゲーム『#コンパス 戦闘摂理解析システム』とのコラボでは、同作に登場するヒーローのテーマソング4曲を一挙収録。一応ゲーム作品とのコラボではあるが、分類はVOCALOID楽曲なのでお間違えのないようご注意を。
      • 更に「Voidoll」「13†サーティーン†」の2名がナビゲーターとして参戦してくれた。他社作品なので残念ながら丹下桜氏や小野Dの声は付かない模様。
    • Steam版やSwitch版でDLC楽曲として一足先にコラボを果たしていた『UNDERTALE』『DELTARUNE』の楽曲も、DLC配信の数ヶ月後に満を持して本作へと移植。
      • UNDERTALE中でも屈指の人気キャラである「サンズ」「パピルス」の兄弟がナビゲーターとして、しかも声…というよりはむしろ原作での会話時に流れる効果音付きで参戦を果たした。
      • 楽曲の方はというと、イマイチ譜面内容が物足りないとの意見が多かった「MEGALOVANIA」や「最高の悪夢」に一部演出を変更したEXTRA譜面を追加する等、こちらも相当に力が入っている。
      • 収録と同時に行われたオンライン対戦イベントの報酬称号も、Steam版で入手可能な称号を輸入したものから完全新規のものまで、同作にちなんだ称号が揃っている。
    • 『3EX』での「ラベンダーの咲く庭-Progressive Flute Ver.-」収録以降、実に1年4ヶ月近くもタイトーのゲーム楽曲が収録されない状況が続いていたが、2019年3月にSwitchの『ダライアス コズミックコレクション』発売に併せて、ダライアスシリーズのアレンジ楽曲が漸く収録された。
      • 『コズミックコレクション』特装版の特典CDに収録された「BOSS SCENE7」「A Flashing Dual Hawk」「FAKE」のアレンジ楽曲をそのまま収録…したのかと思いきや、本作収録に際して態々曲の展開やフレーズを手直ししている。特典CDの楽曲と聴き比べてみるというのも面白いかもしれない。
    • スマホゲーム『DJノブナガ』とのコラボでは、中田ヤスタカ氏による同作のメインテーマ「DJノブナガのテーマ」を収録した。…実質2019年8月27日までの期間限定楽曲であったので、現時点でプレイ不可能ではあるが。
      • 楽曲配信期間中に開催されていたキャンペーンでは、こちらも期間限定のアンロックで「DJノブナガ」「サラッシー」のアバターを入手可能。
    • タイトーによる東方Project二次創作ゲーム『東方スペルバブル』からは、同作BGMとして書き下ろされた「バブルの呪文はシュー!ポッ!プッシュ!」と「君色Petal」を収録している。
  • アニメ関連では『血界戦線』より第2期OPテーマの「fake town baby」と、カバー曲ではあるものの『バジリスク~甲賀忍法帖~』よりバジリスクタイムの曲…もとい、OPテーマの「甲賀忍法帖」が登場。
  • VOCALOID関連では上述した「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」「Seyana.*8」の他、wowaka氏の「アンノウン・マザーグース」、40mPの「トリノコシティ」、カルロス袴田(サイゼP)氏の「ちがう!!!」やみきとPの「ロキ」「バレリーコ」、かいりきベア氏の「ベノム」、そしてマジカルミライの歴代テーマ曲「39みゅーじっく!」「グリーンライツ・セレナーデ」といった有名所の楽曲を次々収録。
    • 中でも「Seyana.」は普通にPVそのままの茜達が出てくる背景演出、スカスカなコース上に茜の口から相槌合わせのHITが飛んでくるSIMPLE譜面、逆にコース上に台詞合わせのHITがこれでもかと敷き詰められるHARD譜面、曲別称号が順番に「せやな」「ええんちゃう?」「わかる(天下無双)」とツッコミ所満載。
    • 『4EX』で収録された「太陽系デスコ」も、EXTRA譜面のレベルがHARD譜面よりも低い楽曲となっている。同曲のPVを意識したであろう、ある意味PUT YOUR HANDS UPの対極とも解釈可能な演出が用意されている。
      • BEMANIシリーズ等の影響か、それとも昨今の難度インフレの結果か、どうしてもEXTRAには「規格外の(難度を有する)譜面」という印象を抱きがちだが、PUT YOUR HANDS UPや太陽系デスコを見る限りにおいて、グルコスシリーズにおけるEXTRAは「特別な(楽しみ方ができる)譜面」という位置付けなのかもしれない。
    • また『3EX』で行われた楽曲公募イベント『夢眠ネム×グルーヴコースタードリームプロジェクト』の受賞曲が漸く収録され、期間中ゲーム内で条件を満たせばPCやスマホに受賞曲をダウンロードできる、というキャンペーンも開催された。
+ しかし、鬱演出に定評のあるタイトーはまたやってくれた。気分を害する恐れがある為閲覧注意
  • 『3』時代に収録されたmothy_悪ノPによるVOCALOID曲「悪ノ娘」から遅れること約2年、その裏側を描いた「悪ノ召使」が収録された。
    • 全体的な演出は「悪ノ娘」を意識しており、また尺の都合でカットされた部分の歌詞が表示されるという心憎い演出も用意されている。
    • これだけならまだよかったのだが、本シリーズが嘗て「悪ノ娘」でやらかした鬱演出は、関連楽曲である此方にも見事なまでに影を落としてしまった。
      • 画面演出で表示される歌詞の内容は「王女と召使が入れ替わっていた」という物。…では「悪ノ娘」の処刑シーンでプレイヤーが、ターゲット回収と同時に処刑したのは、一体誰だったのだろうか?
      • 追い討ちとばかりに本楽曲において処刑シーンのSEが流れる箇所は、全難度共通で唯一のAD-LIBポイントとなっている。AD-LIBを回収しようがしまいが、どのみち-彼女-*9は「悪ノ娘」でプレイヤーが殺していると言わんばかりである。
  • 『4EX』ではうたたPのVOCALOID曲「幸せになれる隠しコマンドがあるらしい」が収録された…のだが、シリーズを通して強化された画面演出は、うたたPならではのぶっ壊れた世界観までほぼ完全再現してしまった。
    • 楽曲を一度でも聴いた事がある人ならご存知かと思うが、この曲の歌詞とPVの内容は「コマンドを入力していたら難易度が上がる度に無茶振りを要求されて、精神ローンをマイナス方面で蓄積しすぎた結果、人生そのものをリセット」というもの。これをPVに映る結月ゆかりの表情まで再現したと言うのだからたまったものではない。
      • 楽曲の最後では「リセット」の一言と同時に、全てを諦めたかのような引きつった笑顔で拳銃らしきものを頭に突きつけ……勿論このシーンにもターゲットが存在している為、プレイヤー自身が「リセット」させていると解釈可能。気づいてしまったが最後、これ以上無い位に後味と気分が悪くなる事請け合いである。
      • 一方で、PVに登場するバニー姿のゆかりはシルエットのみの登場となっている。…できれば鬱演出だけじゃなくバニーゆかりの再現も頑張ってほしかった。
  • 東方Projectのアレンジ楽曲に対する力の入れ具合も相変わらず。上述した『東方スペルバブル』BGM収録の他にも、メジャー・マイナーを問わない楽曲収録や、著名コンポーザーによる書き下ろし楽曲収録等が積極的に行われた。演出面においても、キャラクターの弾幕・作中シーン再現が更に強化されている。
    • EastNewSoundの「Finder」では「ミスティア・ローレライ」の弾幕を再現してみせた。比較的対処しやすい範囲内で視認難要素が詰まっており、初見プレイヤーが本シリーズにおける視認難譜面の傾向を体感するにはちょうどいい内容に仕上がっている。
    • ビートまりお氏の「ナイト・オブ・ナイツ」がグルコス年間ヒットチャート4連覇を達成した際の記念イベントでは、トリビュートCD「オールナイト・オブ・ナイツ」より豚乙女と魂音泉による同曲のアレンジが収録された。
    • 更には同作オンリーイベント・博麗神社例大祭のみならず、ニコニコ超会議2018内の博麗神社例大祭超濃縮版ブースにおいても本作が出展され、新規書き下ろし楽曲、並びにこれまで収録された全ての東方アレンジ楽曲を体験プレイできるという大盤振舞まで披露した。
  • 版権管理の都合上中々楽曲が増えずにいた版権ポップス関連も、上述したM.S.S Projectを始めとするアーティスト達の楽曲収録によって、徐々にではあるが充実しつつある。
    • 謎多きクリエイターグループ「Project A.I.D」とのコラボでは「-A.I.D-」「改革のバラッド」「uranus」の3曲を収録した。何れの楽曲も、昨今の本シリーズでは珍しく意図的に難易度を抑えた譜面内容となっており、同レベル帯の楽曲中では比較的安心して楽曲や演出を楽しむ事ができるようになっている。
      • 更に同グループに所属する「Mana」「NoA」「Io」の3名が、期間限定アンロック報酬のナビゲーターとして本作に登場してくれている。
    • Switch版『ワイワイパーティー!!!!』リリース後には、同作にて先行収録を果たしたEve氏の「ドラマツルギー」が本作にも輸入された。
    • 前作から引き続き存在感を発揮しているでんぱ組.incも忘れてはならないだろう。『4』稼動と同時にコラボイベントが行われ「Ψ発見伝!」が収録された他、同グループメンバーの古川未鈴氏(みりんちゃん)がナビゲーターとしてまさかの参戦を果たした。勿論CVはみりんちゃん本人が担当!
  • トドメとばかりに、ネット上を色々な意味で騒がせているバーチャルYouTuberともコラボレーションを敢行。
    • 『4』ではVTuber四天王の一角であった バーチャルのじゃロリ狐娘(元)Youtuberおじさん こと ねこます氏とコラボ。
      • 氏の歌う「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんのうた」収録のみならず、氏のアバターである「みここ」がナビゲーターとして参戦した。当然の如くみここはねこます氏本人によるCV付き、何気にシリーズ初となる男性固有ボイス持ちのナビゲーターとなっている。
    • 『4EX』ではSwitch版『ワイワイパーティー!!!!』にて参戦を果たしたVTuber「田中ヒメ」「鈴木ヒナ」が、彼女達の楽曲「ヒトガタ」と共にAC版にも進出。アンロックキャンペーンで報酬を獲得すれば、彼女達に声付きでナビゲーターを担当してもらう事だってできてしまう。
      • 『4MAX』へのアップデート時には、新たに「ヒバリ」も収録された。
    • 同じくSwitch版で一足先に参戦していた「ミライアカリ」「電脳少女シロ」「月ノ美兎」も、『4MAX』にてナビゲーターとして満を持してのAC版進出を果たした。
      • 彼女達の持ち曲は、2021年1月時点では「ミライトミライ」と、Switch版で書き下ろされた「GROOVE LOOP」が収録されている。幸いにして(?)VTuber楽曲はいずれも解禁制の対象外となっているので、腕に覚えのある方はゲームセンターに足を運び挑戦してみてほしい。

賛否両論点

高難度譜面の解禁制に対する是非と、解禁制がもたらした騒動

  • 本作より導入された解禁制には「初心者が間違って高難度譜面を選ぶのを防ぐ」他、「身の丈に合わない高難度譜面に突撃したプレイヤーが、無茶な操作でブースターを壊してしまうというアクシデントを減らす」「NESiCA未使用でのプレイに制限をかけ、プレイヤーのNESiCA購入・登録を促す」という狙いがあると見られており、これらについてはプレイヤー間でも一定の理解を得られている。
  • 一方でプレイヤー側に直接的なメリットが無いとする批評や「S評価は無理だが、プレイして楽しいと思っていた譜面に挑めなくなった」という悲痛な叫びも確認されている。
  • 解禁制そのものは肯定するが、あまりにも条件が厳しすぎて萎えてしまうという意見もある。プレイヤーの誰もが高みを目指す為の向上心を保ち続けられる訳ではないというのも、その通りではあるが…。
    • どうしても譜面解禁で煮詰まってしまった場合は、各所のコミュニティで自分の得意な楽曲・譜面傾向を明示した上で、どの楽曲ならSランク評価を狙いやすそうかアドバイスを求めてみるのもいいかもしれない。
  • 未解禁の難易度があった場合、オンライン対戦イベントでは例え相手が解禁済みの場合であっても該当難度の譜面を選択できない。
    • 高難度譜面を解禁できていないプレイヤーの場合、確実にクリアできる楽曲のSIMPLE・NORMAL譜面で、順位報酬やFULL CHAIN・PERFECTによるボーナスを狙った方が★取得効率も良いし地力向上も狙える…と良い事尽くめだったりする*10。そうした攻略法が全てのプレイヤー、特に初心者やライト層に満遍なく伝わっているとは言い難いのが悩みの種だが。
  • そしてこの解禁制が、稼動数日で思わぬ騒動を巻き起こしてしまう。騒動の引き金となったのは、2018年4月1日限定で配信されたグルコスエイプリルフールの風物詩こと「怪談『カーナビ』」。えっ?
    • この曲のHARD譜面はレベル10(前作までの基準)にも拘らずノーツ数が異様に少ないネタ譜面であり、本作においても譜面の内容はそのままに表記上最高難度のレベル15譜面として配信された。…ここまで書けばお気づきかと思うが、高難度譜面の解禁制に見事引っかかり、レベル14(封印EXTRAの対象楽曲や、天下一音ゲ祭の課題曲等)で90万点以上を取れるようなゴリラ熟練プレイヤー以外はHARD譜面のネタを拝めないという事態に陥ってしまったのだ。
    • 当時は「既にレベル15解禁済みのプレイヤーと店内対戦を行いプレイする」という抜け道も使えず、実装されたてのVISIBLEでカーナビHARD譜面を攻略してやろうと意気込んでいたプレイヤーの悲鳴が各地で木霊したという。なんだか怖いなー、やばいなー。
    • 各所のコミュニティにおける反応は様々。「カーナビをやりたいプレイヤーの地力上昇を促す妙手」と肯定的な見方をする者や「こんなネタにマジになっちゃってどうするの」と冷静な意見を述べる者が居る一方、「おふざけで最高難度をつけた譜面まで四角四面に封印するのはおかしい」と今回の一件をスタッフの配慮不足と断じる者、そして急速に進んだインフレと絡めて「スタッフはレベル14以上を攻略できる上級者しか見ていない」と今後の流れを悲観視する者も居た。
      • 更には「グルコスプレイヤーならレベル14でS評価を取れて当然、それすらできないならグルコスをやるな」「不満があるなら文句を言ってないでさっさと引退しろ」(いずれも意訳)とのたまう自称上級者様まで出没する有様。
    • 結果として本来笑えるジョークで楽しんでもらう為のエイプリルフールイベントで、プレイヤー間の繋がりに少なからぬ亀裂を入れてしまうという、とてもではないが笑えない結末となってしまった。おかしいなー、なんなんだろうなー。
      • 更に拙い事に、この騒動が発生したのは上述通り『4』稼動開始から僅か3日目。稼動直後のスタートダッシュで盛大にコケて…とまではいかなかったのが幸いだが、グルコスの今後に禍根を残す幕開けとなってしまったのは否定できない。
  • 流石にスタッフも懲りたのか、翌2019年のエイプリルフールイベントではカーナビHARD譜面がレベル15から10に大幅降格し、高難度譜面を一切解禁できていない状況でも同曲のHARD譜面を遊ぶ事ができた。
    • ネタとしてのインパクトが薄れるという弊害は発生したものの、各所のコミュニティを見る限りでは2年連続で新バージョン稼動直後に騒動を引き起こすような事態は防げた様子。
    • 但し譜面の内容はAD-LIBの半数以上において、VISIBLEを使っても位置が表示されなくなる等むしろ強化されている。ネタ曲だからとナメてかかると怪談の如く恐ろしい目に遭うので、2021年以降のエイプリルフールにおいて挑戦する際は注意されたし。

難易度表記の細分化、難易度改定に対する評価

  • 前作においては高難度曲の急激な難易度インフレに伴い、例えば表記上は同じレベル10でも下位譜面と上位譜面の間には大きな難度差が発生している…という、10段階表記の限界を感じさせる事態が発生していた。本作で行われた表記の細分化によって、特に高難度譜面において各譜面の難易度がより分かりやすくなった。
  • しかし表記上の難度と実際の難しさがつり合わない、いわゆる詐称・逆詐称曲については細分化でむしろ増えてしまったのではないか? と指摘する意見も見られる。
    • 確かに公式発表上は「難易度を細分化した」だけで「各楽曲の難易度を適切なものに修正した」とは何処にも書かれていないが…とんちか何かか。
    • 但し本シリーズは操作方法や画面演出の都合上、体感難度について他作品以上に極端な個人差が出やすい傾向にあるという点は留意されたし。至極当然の事だが、特定の楽曲を楽々クリアできたとして、他プレイヤーも同様にクリアできるとは限らないのだ。
  • 『4EX』では詐称・逆詐称とされていた楽曲の難易度改定が行われた。改定後の難易度については極一部を除き概ね妥当との声が多いが「高難易度帯で唯一Sランクを取れていた楽曲が降格されてしまい、1つ上のレベルに挑めなくなった」という悲鳴も無い訳ではなかったり。

一部楽曲のリニューアルについて

  • 本作稼動開始と共に譜面・演出がリニューアルされた東方アレンジ楽曲「Bad Apple!! feat.nomico」だが、そのリニューアルされた譜面の内容には賛否の声が入り混じっている。
    • コースは起伏が少なくほぼ一直線、カメラが大きく動く事もほとんど無くなった。難度もリニューアル前より大分弱化してしまっている為「リニューアル前の方が良かった」という酷評が相次いだ。EXTRA譜面において、曲後半のAD-LIB配置に全く捻りが無いとの批評も見られる。
    • 但し旧譜面では初めてプレイした初心者が酔ってしまい、まともにプレイできないという危険性があった。初心者がとりあえず選ぶような曲の譜面としては、これ位がちょうどいい塩梅だという意見もある。
  • 同じく一新された背景演出は、嘗て動画サイト上において鬼発注とでも評すべき無茶振りから生まれた、あの影絵PVの雰囲気を可能な限り再現
    • 流石に東方Projectキャラ総登場とまではいかなかったが、PV中の登場人物を髣髴とさせる背景が次々映し出される様になった。ターゲットの色まで影絵風というこだわりっぷりである。
    • こちらは旧演出がほぼ幾何学模様と、一部に弾幕を思わせる演出しかなかったのもあって、好評の声が多数を占めている。

タンバリン化したショット音(キー音)

  • 本作稼動後からボーカル合わせのターゲットに、タンバリン風のショット音(キー音)が設定される楽曲が急増した。
    • 特に「千本桜」「Bad Apple!! feat.nomico」「シャルル」等、本作稼動以降に収録・譜面リニューアルされた版権楽曲に顕著。
  • 稼動直後はあまりにもショット音が大きすぎて、肝心のボーカルが聴こえないという事態が頻発。そこでボーカルが聴こえる程度に控えめな音に修正されたが、今度はあまりに控えめすぎて味気ないという意見が見られるようになった。
  • 稼動後期の楽曲ではボーカル合わせ以外のターゲットにもタンバリン風のショット音が設定されるようになり、遂には最初から最後までショット音がタンバリンしか無い楽曲まで登場してしまった。
    • それだけに留まらず、前作までで収録済みの移植楽曲やゲーム楽曲においてもタンバリンショット音のみの楽曲が出てきてしまう。…或いは、画面演出の強化にばかり気を取られて、サウンド方面の演出までは手が回らなかったのだろうか?
      • 厳密に言えばショット音の存在しない、俗に言う「キー音無し」楽曲は前作の時点で存在していた。キー音無し楽曲の収録に当たって何かしら音を付け足したいという判断が働いたのかもしれないが、ここまでタンバリン楽曲が増えてしまったのでは昨今貴重な「完璧に操作する事で初めて曲が完成する」タイプの音ゲーとしての価値は大分揺らいでしまったと言う他無い。
    • シリーズ初期の楽曲では、ボーカル合わせのターゲットに対しては独自にアレンジしたカラオケ風のショット音を設定していた。各曲・各譜面に合わせた設定に手間が掛かる事は容易に想像できるが、演出面に定評のあるタイトーの作品としてその姿勢はどうなのか、という批評は免れ得ないだろう。
      • 「Brain Power」では、ベース音とショット音を完全分離した専用音源を用意できている。他にも、版権元の協力を得て同様の専用音源を用意している新規楽曲も、数こそ少ないものの全く無い訳ではない。タンバリンではないショット音での楽曲収録をやろうと思えばできない訳ではない様なのだが…。

やっぱり出てしまった削除曲

  • 版権管理などの複雑な事情が伴う以上避けられない宿命のようなものではあるが、またしても削除曲が出てしまった。
    • 具体的にはネット小説『ニンジャスレイヤー』に関連する楽曲と、スマホゲーム『スクールガールストライカーズ』からの移植楽曲、「ちゅるりちゅるりら」を始めとするでんぱ組.incの一部楽曲、「ちょちょちょ!ゆるゆり☆かぷりっちょ!!!」「only my railgun」「トゥッティ!」「ようこそジャパリパークへ」等のアニメ楽曲群、そしてまさかのVOCALOID楽曲「Tell Your World」。
    • 『ニンジャスレイヤー』関連の楽曲については初代グルコスの頁にもある通り、演出面におけるスタッフのワザマエが好評であった為、楽曲削除の一報を受けて複数の原作ファン兼任プレイヤーが急性GRS(グルコスリアリティ・ショック)を発症したという。アイエエエエエ…
    • 選曲ランキング上位常連、且譜面リニューアル済みの「only my railgun」や、現行音ゲー作品では唯一本作のみの収録となっていた「トゥッティ!」、そして初音ミクを代表する名曲とする意見も多い「Tell Your World」についても、同様に無念の楽曲削除を惜しむ声が見られる。
      • 一応、Tell Your Worldについてはリニューアルを前提とした一時的な削除ではないかと前向きに捉える意見も無い訳ではないが…。
    • 「ちょちょちょ!ゆるゆり☆かぷりっちょ!!!」削除について告知が行われたのは、なんと削除から2日後の夕方7時。当然ながら大多数のプレイヤーは削除前の記念プレイ等を行えず、公式twitterのリプライ欄においてプレイヤー達の恨み節が木霊する結果になってしまった。
      • ゆるゆりの主役キャラがアニメ版において影の薄さをネタにされがちな事と絡めた「楽曲の削除方法まで原作再現」という痛烈すぎる皮肉まで見られる始末である。

イベント開催による新規楽曲の偏り

  • シリーズ通しての傾向となりつつあるが、やはりイベント内容と追加楽曲はVOCALOID(『#コンパス』コラボ楽曲を含む)・東方Project・音楽ゲーム作品の3ジャンルに偏りがちとなっている。
  • オリジナル楽曲・バラエティ楽曲・版権ポップスについては、これまでに楽曲を提供してくれたアーティストの新規書下ろしや、ATTACK THE MUSIC・M.S.S Project・Project A.I.Dといったクリエイター達とのコラボによって改善の兆しが見えつつある。
  • アニメ楽曲についても引き続き少ないなりにニーズに応えようと頑張ってはいるが、上述した楽曲削除の影響もあってやっぱり今一つ応えきれていない。
    • とはいえアニメ楽曲や版権ポップスを多く入れてしまうと、今度は版権管理の都合による楽曲(と、グルコススタッフが手塩にかけて作り上げた楽曲毎の背景演出)削除のリスクが付きまとうのは過去作品の頁でも説明した通り。板挟み状態の解決は非常に難しい。
  • 音ゲー以外のゲーム作品楽曲も『ダライアス』アレンジ3曲が来るまでは、新規収録曲が『#コンパス』『UNDERTALE』それぞれのコラボ楽曲と「ナムコットメドレー」のみという事態が続いていた。
    • 過去のイベントにおける順位報酬のボーダーラインから、タイトー作品やSTG楽曲に焦点を当てたイベントは他イベントに比べて人気が今一つである事が窺えるが…だからと言ってここまで音沙汰が無い状態が続いてしまったのでは、お前は一体どこの会社のゲーム作品なのかと言う他無い。

イベント課題曲・解禁(もしくは報酬)楽曲の選出について

  • 本作のイベント課題曲については、稼動初期は各イベントのテーマやコラボ先にキチンと沿った内容の楽曲選出となっていた。但し2018年後半以降、新譜だからという理由で無関係な楽曲が採用されるケースが再び目立ってきている。
    • 一見テーマと無関係に思える楽曲の乱入については、前作の頁でも触れた「月間スコアランキングと同時進行したいプレイヤーへの配慮」の他、イベントの課題曲数が恒常的に増加した事や、2018年8月以降におけるイベント開催期間の長期化、そしてイベントで流入した新規プレイヤーに本作の特徴を分かりやすく伝える為の配慮といった要因も考えられる。
      • これらの要因は別側面でメリットを齎してもいる。あちらを立てればこちらが立たず、落とし所の見極めは難しい。
+ 無関係曲が乱入したケースの中でも特筆すべき、MOSAIC.WAVオンライン対戦イベントについて
  • MOSAIC.WAVの楽曲にスポットを当てたイベントでは、主に宇宙に関連した楽曲を中心に選出…する筈だったのだが、直近に収録したマジカルミライ2018楽曲コンテストのグランプリ受賞曲や音街ウナを使用した楽曲、『Cytus II』『#コンパス』それぞれの移植楽曲、更にはnora2r氏の「Little Higher」やAttack The Musicの「Never Stop (GC Mix)」までもが課題曲として選出されてしまう。
    • 結果これらと関連性の深い楽曲も大量に課題曲として乱入し、VOCALOID楽曲やスマホゲーからの移植曲、Attack The Musicの提供楽曲が乱れ飛ぶ事態に。事実上「MOSAIC.WAV・nora2r・Attack The Music・初音ミク・音街ウナ・Cytus II・#コンパスの合同イベント」と化してしまったのである。
    • MOSAIC.WAVの楽曲はイベント当初こそ乱入曲に負けない存在感を発揮していたものの、結局イベント後半戦で乱入してきた音街ウナ楽曲や『#コンパス』楽曲の影に隠れてしまった。
  • この手のカオスっぷりはある意味電波ソングのお約束と言えなくもないが、テーマの形骸化はどうしても否めない。ここまでやるならいっそ開き直って「採用機会の少ない楽曲にスポットを当てた、ノンジャンルイベント」としての開催でも良かったのではないだろうか。…どちらにせよ、楽曲を提供したMOSAIC.WAVからしてみれば災難以外の何物でもないが。
    • 一応擁護しておくと、新曲ではマジカルミライ2018楽曲コンテストグランプリ楽曲「METEOR」、乱入曲(と見られる楽曲)では「STAGER (ALL STAGE CLEAR)*11」等、テーマに合致していると強弁できなくもない楽曲も選出されてはいる。
  • また、前作の『東方輝針城』コラボイベントや、IA&ONEコラボイベントで発生した「テーマに沿った楽曲選出に拘るあまり高難度楽曲ばかり課題曲に採用されてしまい、オンライン対戦イベントが魔境と化す」という問題が今作でも引き続き発生してしまった。
    • しかしながらイベントにおける譜面傾向の偏りを緩和すべく、テーマやコラボ先との関係性を類推し難い楽曲を課題曲に選定すれば、それはそれで議論を招く事になるのは前作の頁で説明した通りである。
      • 実際『シンクロニカ』側から流入するプレイヤーに配慮した結果として、無関係楽曲の乱入が目立ってしまったM.S.S Projectコラボイベントの課題曲ラインナップについて、一部コミュニティでは少なからぬ紛糾が見られたという。
    • 課題曲の総数が増えて採用枠に余裕ができたのか、テーマやコラボ先と十分に関係性を有し、且つ比較的難度の低い楽曲も同時に採用されつつあるのが救いか。
+ テーマに拘るあまり、高難度楽曲ばかりが採用されてしまったケース中でも特筆すべき例
  • 本作でもIA&ONEコラボイベントが開催されたが、またしても稼動初期の視認難楽曲が飛び交う「カゲロウプロジェクト」リバイバルイベントと化してしまった。
    • カゲプロ楽曲の中でも知名度の高い「夜咄ディセイブ」はリニューアルによって大幅に視認性が向上したが、流石に1曲だけでは焼け石に水だった模様。
    • 「てるみい」「STAY GOLD」などカゲプロ以外のIA・ONEを使用した楽曲は前回より増加しているし、課題曲数の増加によって結果的に(IA・ONEとの関連性が薄い)初心者・ライト層の逃げ道となりうる楽曲も増えてはいるのだが…。
    • 一定以上の腕前を持つプレイヤーは、得手不得手の差が大きく獲得★数で大きくリードを取りやすいカゲプロ楽曲を好んで投げる傾向にあったという点も考慮すべきかもしれない。最早IA&ONEコラボについては、高難度楽曲が飛び交う魔境になるのが必然だと割り切るしか無いのだろうか?
  • 『DJMAX RESPECT』とのコラボイベントでは、同時期に収録された楽曲の他に「アーケード以外の音ゲー」からの移植楽曲が課題曲として選出された。
    • 加えて「課題曲選出機会の少ない楽曲」を積極的に選出した結果、癖の強い譜面が多い『てくてくビート』楽曲の選出が目立つ結果となった。
      • 更に最終週では、最早音ゲーをテーマとするイベントのお約束とでも言わんばかりに「Linear Accelerator」を始めとするスマホ音ゲー由来の問題児達が勢揃いしてしまう。
    • 新規プレイヤー獲得のチャンスでもある大規模バージョンアップ直後のコラボイベントにおいて上述の楽曲群が選出された点が、事態をより深刻なものにしている。盛大な初見プレイヤーバイバイとなってしまった可能性を否定できない。
  • 『WACCA S』とのコラボイベントではHARDCORE TANO*Cが深く関わっているという事もあり、同レーベル所属アーティストに関連のある楽曲等が課題曲として選出された。
    • この結果「MERLIN」「OMAKENO Stroke」「MAD FREAKS」「Old Heaven」といった既存曲や、WACCA側から移植されたボス曲「Exitium」等、TANO*Cメンバーによる楽曲群が大爆発…もとい大暴れする形になってしまった。
      • 加えてWACCA側へ移植した楽曲「FUJIN Rumble」「聖者の鼓動」や、その作曲者繋がりで「Extreme MGG★★★」「ミュージック・リボルバー」、音ゲー繋がりという事で天下一音ゲ祭絡みの楽曲群、挙句の果てに「Good Night,Bad Luck.」を始めとするレベル15楽曲まで選出されてしまったのである。
    • 音楽ゲーム、及びオリジナルジャンルの課題曲については間違いなく歴代イベント中最強と評して差し支えないラインナップである。まさかとは思うが、大規模アップデート直後のイベントは魔境にしなければならないという内部的な取り決めでもあるのだろうか?
      • 上記『DJMAX RESPECT』コラボの時とは異なり、時勢的な都合もあって初見プレイヤーバイバイとなってしまった可能性は低いと思われるが…これについての詳細は余談の項目を参照されたし。
      • イベント復刻時の課題曲ラインナップも概ね似た傾向ではあったが、正式参戦を果たした「アンドロメダアンドロメダ -Invade MIX-」「バレリーコ」や、新たに収録したProject A.I.D楽曲の乱入によって、アニメ・版権ポップスとVOCALOID楽曲方面に明確な避難先が生じていたのが救いか。
  • ノンジャンル系のイベントでは、イベント初心者向けから熟練プレイヤー向けまでバランスの取れた課題曲ラインナップとなっている事が多い。スタッフも課題曲選出についてキチンと考えている何よりの証拠であろう。
    • また『UNDERTALE』とのコラボイベント第1弾では、テーマとの関連性と難易度のバランスの釣り合いが取れていたと評価可能な課題曲ラインナップとなっていた。…「]-[|/34<#!」を始めとする高難度楽曲群が乱入を果たしてしまったイベント期間最終週を度外視すれば、という条件付ではあるが。
  • 解禁(報酬)楽曲については、でんぱ組.incコラボイベントの報酬楽曲が同グループとは縁も所縁も無い楽曲「Crimson Phoenix」だった点にツッコミが入る事がある。
    • 『第四回天下一音ゲ祭』で大々的にお披露目された都合上できるだけ早く収録する必要があったとはいえ、もう少し慎重にタイミングを見計らう方が良かったのではないだろうか。

クローズアップされた、イベント時の選曲時間の短さ

  • これは前作からの仕様だが、イベントでの選曲画面における制限時間はソロプレイ時と比べると異様に短い。
    • ソロイベント実装前の『LINK FEVER』ではオンライン対戦というイベント形式の都合上、時間が短いのも致し方ない部分があり問題視されてはいなかった。また当時は課題曲が20曲とさほど多くない事もあって『DREAM PARTY』移行後のソロイベントでも大きな不満は出ていなかった。
    • 本作において制限時間の短さがクローズアップされるようになったのは、こちらも課題曲数の恒常的な増加によって選曲に手間が掛かるようになったという点が大きいだろう。痛し痒しである。

新曲の譜面傾向について

  • 前作と比較すると、本作稼動直後の新曲は「視認難・リズム難」といった要素で難度を上昇させている譜面が多かった。
    • カメラワークによる視認難要素については、原作演出を可能な限り再現した結果これでもかとカメラワークが荒ぶる譜面になってしまった『Lanota』からの移植曲において特に顕著。
    • リズム難要素については評価点でも触れた「ナムコットメドレー」や「FM音源黙示録-Apocalypse of FM Tone Generator-」の他、「揺蕩うLove(feat. らっぷびと)」等がよく挙げられる。
  • 稼動中期からは前作と同様の「高速・物量」系譜面が数多く収録されるようになってきた。
    • 例としては「イカサマライフゲイム」「Metallic Punisher」「ouroVoros」。これらの曲はレベル13としては規格外、単純な密度だけなら一段階上のレベルでもおかしくない物量譜面が用意されている。他の新曲においても、高速連打などの物量を正確に捌ききる腕前を有している事がHARD譜面クリアの前提条件になっているとしか思えないものが多い。
    • 「My Voice is Dead.」等の局所的な高速連打によって高難度とされてきた楽曲の大半が、難易度細分化と同時に一段階下の難易度に再分類されてしまった点などからも、本作スタッフは物量譜面や連打系の技術を過小評価しがちな傾向にある事が窺える。やはりMASAKI氏がドラマーだから過小評価になってしまうのだろうか?
  • 極端な個人差を生み出す一因という事もあって、視認難・リズム難譜面と高速・物量系の譜面のどちらが攻略しやすいかは熟練プレイヤーの間でも意見が割れているのだが、一応スタッフも高速物量派と視認難・リズム難派両方が満足できる配慮を試みてはいる様だ。…それによる難度インフレの更なる深刻化はともかくとして、だが。
  • 過剰な演出による視認難譜面も増えてきている。
    • 例としてはBGA再現に拘りすぎた結果強烈な視認難エリアができてしまった「GO BACK 2 YOUR RAVE」や、明度の高すぎる背景にHIT等の淡色ターゲットが溶け込んでしまっている「ダンスロボットダンス*12」等。
    • 薄暗いゲーセンで目にするにはあまりにも目に優しくない演出が多用される「GERBERA」「UP & DOWN」等に対しては「Brain Powerで配慮したのであれば、此方も何とかして欲しい」という意見も少なくない。
    • 極めつけはスマホゲーム『Arcaea』からの移植曲「Grievous Lady」。この楽曲では譜面そのものの難しさの他に、公式が態々注意喚起するレベルのフラッシュによって、プレイヤーにダイレクトアタックを仕掛けるという形でも攻略難度が上げられている。ここまでくると流石に物事には限度というものがある、と言わざるを得ない。

全く収まる気配の無い譜面難度インフレ

  • 『3EX』以降問題視される事もあった譜面難度の急速なインフレについては、少なくともレベル13~15(前作基準でのレベル9上位~レベル10に相当)の高難度譜面では、残念ながら収まったとは評し難い状況が続いている。
    • その最たる例が、評価点でもその名を挙げた「You are the Miserable」。
      • 昨今の高難度譜面でもおなじみの物量に、Lanota移植曲ならではの荒ぶる演出・カメラワークによる視認難が加わった極悪譜面と化している。『3EX』終盤の曲と比較するとクリアを目指すだけなら幾分か楽だが、それも3D酔いへの耐性を十分有しているプレイヤーであればという前提付き。
      • 本作の非公式wikiにおいても、楽曲の頁に「プレイ中に違和感を感じたら必ず休憩を入れろ」と態々注意書きがなされる程である。
+ 他にも、本バージョンにおいて難度インフレを更に加速させてしまったと評される楽曲は妙に数が多い
  • 『4』では「GROOVE IT LUCKY(グルコスMix)」や「Crimson Phoenix」そしてレベル14ながら隔離地帯に両足を突っ込んでいるとまで言われた「EZ Mode」等、主にレベル14楽曲でのインフレが目立つ格好となった。
  • 『4EX』からは「Don't Die」「弾・幕・決・壊」「Song for Sprites」「Journey」そして上述した「ouroVoros」等、主にレベル13楽曲でのインフレが目立ってしまっている。
    • 弾・幕・決・壊、Song for Sprites、Journeyの3曲が収録されたのは『UNDERTALE』コラボイベント第2弾の期間中。これらの楽曲は同作世界観との関連性を類推しやすい楽曲という事もあり、当然のようにコラボイベントに乱入してきた。テーマに沿った課題曲選出以外の要因でイベントが魔境と化してしまった、本作においては稀有な例と言えるだろう。
  • そして『4EX』終盤から『4MAX』にかけては、本作最高難度となるレベル15の楽曲が、それまでと比較にならない程の頻度で収録されるようになった。
    • 具体的には超高速で次々投げ込まれる連打・複合処理と、判定タイミングの速さが合わさった「Re:End of a Dream」「QiXiN MAdN3ss 2153」など。
    • 「Grievous Lady」は上述した視覚へのダイレクトアタックに加えて、楽曲後半から終了まで32小節分にも及ぶ発狂地帯を有しており、多くのプレイヤーをクリア失敗へと追い込んだ。
    • 但し『第五回天下一音ゲ祭』決勝曲としてお披露目された「Lemegeton -little key of solomon-」や、『闘神祭2020 ~World Championship of ARCADE~』の課題曲として用意されていたものの、同イベントの中止に伴い一般配信された「Omega Ax」については、ランカーの実力を測る為の楽曲故に難度の高さは仕方ない部分もある。
  • こうした魑魅魍魎共の中でも『第五回天下一音ゲ祭』課題曲として登場した楽曲「BUCHiGiRE Berserker」については特筆すべきであろう。
    • 直前に収録されたEZ Modeが詐称気味の評価を受けていた為、どれ程の高難度譜面となるのか危惧していたプレイヤーは多かったが、いざ実装されてみたら案の定BPM200で32分SLIDEや16分・24分複合が襲い掛かってくるという、前作の問題児「ouroboros -twin stroke of the end-」や他のレベル15楽曲がまだ有情に見える程のトンでも譜面であった。
    • この楽曲にもランカーの実力を測る為に高難度にしているという側面が無い訳ではないが、それでもあまりの高難度故に「ブチギレるのはプレイヤーの方だろ」「MASAKI爆発しろ、あとREDALiCEも」「早急にアップデートでレベル16(=この曲だけの為の隔離地帯)を新設すべき」という嘆きの声は今尚相次いでいる。
  • 人気楽曲を高難度楽曲未解禁のプレイヤーでも遊べるようにしたいという思惑があった為か、高難度譜面以外では主にレベル8~10に新曲のHARD譜面が集中してしまった時期が存在している。
    • また稼動初期のレベル10以下には良心的な譜面が多数追加されていたものの、稼動期間の長期化に伴って要解禁レベルの楽曲より難しい譜面も散見されるようになり、2021年1月の時点では低~中難度帯の難度インフレも収まったと評し難い状況に戻ってしまっている。
  • 『DJMAX RESPECT』からの移植曲「Thor」のEXTRA譜面はレベル11でありながら、楽曲序盤と終盤においてレベル13に匹敵する難所が続く内容となっている。一方で譜面中盤はまるで帳尻併せをするかのようにスカスカな4分合わせが続く為、お世辞にも完成度の高い譜面とは評し難い。
    • これだけなら上述の難曲群と一緒にさらっと解説してもよかったのだが、実はこの楽曲の難度詐称に対しては「Thorの初出である『DJMAX TECHNIKA』において、EX譜面が10段階中の11という規格外の難度を有していた事をネタにしているのでは?」という疑惑が存在している。
      • 確かに評価点の項目でも「EXTRAは特別な(楽しみ方ができる)譜面」とは述べたが、だからと言って細分化までした難易度表記をこうもあっさり機能不全に追い込むようでは「スタッフは譜面を作るのが嫌になったのか?」とまで酷評されてしまっても反論不能であろう。
  • 本作へのバージョンアップに伴って、10段階から15段階への難易度表記細分化を行ったにも拘らず「もう15段階での難易度表記に限界が来ている」「いっそアプリ版を見習って20段階にすべき」という声が度々聞かれる程、本シリーズの難度インフレは深刻な状況に陥っている。

アンロックによる楽曲・アイテムの解禁について

  • 前作での楽曲解禁にはマイページを経由する必要があったが、アンロックによって筐体のみで楽曲解禁が可能になった点は概ね歓迎されている。
  • ただやはりというか何というか、イベントで先行解禁する、若しくは溜まったGCで楽曲を購入し解禁するというスタイルが全廃され、楽曲解禁がアンロック一本に絞られてしまった事については賛否両論が寄せられている。
    • 前作でのミュージックパネル廃止に伴う高難度楽曲の無条件解禁や、GC消費によって実力や経験に関わらず楽曲を解禁可能なシステムによって、身の丈に合わない高難度譜面に好んで突撃するようなプレイヤー層が生まれてしまったという側面がある為、アンロック一本化を一概に否定するのは難しい。
  • イベントに積極的に参加する、若しくはアンロックボーナス曲を重点的にプレイするのであれば前々作『HEAVENLY FESTIVAL』の後期を思わせるスピードでの解禁も可能。しかしアンロックボーナス曲を遊ばず、イベントにも参加しない…というプレイングだと、高難度楽曲やレアアイテムの解禁は初代作の稼動初期並に茨の道となる。
    • アンロックキー入手を優先する場合は好きな楽曲をプレイする事が難しく、かといってボーナスを度外視し気に入った楽曲をプレイする場合、アンロックキーが足りず期間限定アイテムの入手を諦めなければならない可能性も出てくる。
    • 一時的に全ての収録楽曲がボーナス対象となる事もあるが、周年記念や稼働最終盤などタイミングは非常に限られている。
    • とはいえ昨今のAC音ゲーと比較すると、本作での楽曲解禁・アイテム入手のハードルはこれでもまだ低い方ではあるのだが。
  • 要素解禁に必要なアンロックキーの数についても、少なからず疑問の声がみられる。
    • VOCALOID楽曲の必要キー数が2~8個程度なのに対して、オリジナル曲「Got more raves? -xiRemix-」は25個、そしてレベル15の要解禁楽曲は30個のキーが必要となる。ボス曲故に、実力の伴わないプレイヤーがそう簡単に解禁してしまっては困るという事情は理解できなくもないのだが…。
      • 参考までに、前々作時点での最高難度楽曲「Marry me, Nightmare」は36枚ものミュージックパネルが解禁に必要であった。但しこれには当時の熟練プレイヤーからも「いくらなんでも必要数が多すぎる」と苦言が呈されていたが。
    • 他にもSUPER SAFE1個の解禁に必要なキー数は20個、VISIBLEに至っては1個解禁に25個もキーが必要という出し惜しみっぷりである。その強力さ故、あまり大盤振舞すべきではないという理由があるとはいえ、流石に渋りすぎではないだろうか。

ナビゲーターの仕様について

  • 汎用ボイスは前作と同様の女性ボイス。キャッチーさは変わっていないが、男性ナビゲーター「カンフーマスター=拳」や「13†サーティーン†」とのミスマッチも変わっていない。
  • 新規ナビゲーター入手は基本的にイベント時の期間限定であり、入手機会を逃したら復刻を待つしかないという点も、今の所は前作までと同様である。
    • 2018年8月以降イベントの開催期間が長期化しており、時期の都合でイベントに参加しそびれてしまう可能性は多少軽減されてはいる。またこれによって1回の対戦で僅かしか★を稼げずとも、期間中のプレイ回数を重ねて★を貯め、限定報酬を獲得するという戦法をとりやすくなった。
    • アンロック機能実装により、復刻ナビゲーターが入手しやすくなる…かもしれない可能性が出てきた。今後のラインナップ充実に期待したい。

相次ぐ報酬の復刻

  • 『4EX』以降、ランキングイベントの報酬や期間限定のアンロックキャンペーンにおいて、過去のイベントで配布された報酬アバター・ナビゲーターの復刻が相次いでいる。
    • 既に報酬を獲得しているプレイヤーへの恩恵は全く無く、仮に開催中の復刻イベントにおける報酬を全て獲得済みであった場合はスコア詰め位しかやる事が無いという、いわゆる虚無期間となってしまうケースも多い。
    • 一方で新規層や過去イベントへの参加を逃してしまったプレイヤーにとっては、またとない報酬入手のチャンスである事も事実。『4』以前は東方Project・VOCALOID以外のイベント報酬が殆ど復刻されなかった事を考えれば尚更である。
  • 『DJMAX RESPECT』オンライン対戦イベントの終了後、楽曲移植第2弾に合わせて復刻アバターとナビゲーターが登場した。これだけならまだいいのだが、問題はその期間。オンライン対戦イベント終了から僅か2ヵ月後にイベント報酬の復刻がなされてしまったのである。
    • 注目すべきは「対戦イベントの獲得★数報酬が、期間を置かずに期間限定アンロックで復刻された」点。魑魅魍魎の跳梁跋扈するオンライン対戦を回避しつつ最新の報酬アイテムを入手できるというのは、対戦が苦手なプレイヤーからすればかなり大きいだろう。態々イベントに参加して報酬を先行入手したプレイヤーからすればたまったものではないという意見も納得できるものではあるが。
  • 新規コラボや新規イベント等での最新アバター・ナビゲーターが欲しいという意見もあるが、その一方シリーズを重ねるにつれてアバター・ナビゲーターの数が多くなってきている点も忘れてはならないだろう。折角手間隙かけて実装したアイテムを数回の配布のみで使い捨てるのは、流石に勿体無いと言わざるを得まい。
    • ある程度までであればショップや常駐アンロックのラインナップに追加するという選択肢もあるが、一部のコラボイベント報酬については版権の都合もあって常駐化が難しいという事情も考えられる。
+ バージョンアップ以前に見られた賛否両論点
  • 店内対戦プレイでの未解禁譜面の扱い
    • 稼動直後はオンライン対戦のみならず、店内対戦プレイにおいても、相手が解禁済みであった場合でも未解禁難度の譜面を遊ぶ事ができなかった。
    • Ver.4.02へのアップデート以降、店内対戦プレイでは相手プレイヤーが高難度譜面を解禁していた場合、未解禁の難易度も遊べるようになった。
  • 筐体で確認可能なランキングの集計方式
    • 本作稼動直後、筐体で確認可能なランキングは従来のトータルスコア形式から「1ヶ月の間に指定された楽曲でどれだけスコアを稼げたか」という月間集計方式に変更されていた。
    • ランキング表示形式が変更され、現時点の実力やプレイ頻度がダイレクトに反映されるようになった。しかし現在の月間ランキングでは集計対象曲(大抵の場合は最新の配信楽曲)のスコアしか反映されない為、過去の配信楽曲を積極的に攻略する意義が薄れるという弊害も見られた。
      • 集計対象となる最新の配信楽曲が少ない月初や、課題曲の攻略が一段落した月末は、筐体に表示されるランキングが理論値で埋まってしまうケースも度々発生していた。
      • 他にも、一部コミュニティにおいて「店内ランキングが一掃され、自分のホームでは片手でも指が余る程度の人数にしか遊ばれていない事が丸分かりになってしまった」という深刻な報告も寄せられていた。
    • Ver.4.02へのアップデートにより、従来のトータルスコア形式のランキングも筐体で見られるようになった。
      • また、このアップデートによって店内月間スコアランキングは筐体で確認できなくなった。ですよねー

問題点

選曲の問題以外は梃入れされなかった、オンライン対戦の問題点

  • 本シリーズのオンライン対戦が問題の多い物となっている根本的原因、無差別マッチングについて改善の形跡は一切見られない。
    • スタッフ側は「様々なプレイヤーと繋がって欲しい」と述べているが…格差マッチが多発し、対戦プレイの面白みが正しく伝わり難い現状の環境下で、それでも積極的に他プレイヤーと繋がろうとする人間が何人居るだろうか? 甚だ疑問である。
    • 『4EX』稼動直後のオンライン対戦イベントにおいて『DJMAX RESPECT』側からやってきた新規プレイヤーが本作側の熟練プレイヤー2名にフルボッコされ、心を圧し折られてしまったというケースが確認されている。無差別マッチによって初心者狩りに等しい事態が発生しかねないという問題を『3』時代から放置してきたツケが、最悪に近い形で回ってきてしまったと評さざるを得ない。
  • 上級者の間では、昨今のインフレによってFULL CHAINを狙い難く(≒★を稼ぎ辛く)なったHARD・EXTRA譜面への挑戦は避けられがちになっており、グルコスを始めたての初心者にとって逆風となっていた状況へと回帰しつつある。
    • 2018年6月の「初音ミク 10th anniversary ソロイベント」を最後にソロイベントの開催が無くなってしまったのも、イベント初心者や対戦が苦手なプレイヤーにとっては辛い状況であろう。
    • 賛否両論点でも触れたアンロックキャンペーンによる報酬アイテム復刻を見る限りでは、今後「初心者や対戦が苦手なプレイヤーはアンロックキャンペーンを待って報酬アイテムを入手」「対戦慣れした熟練プレイヤーはオンライン対戦で一足先に報酬を入手」という形に住み分けを進めていくつもりなのかもしれない。それはそれで、オンライン対戦の闇鍋マッチングそれ自体には今後も梃入れされない可能性が高いという事でもあるが。
  • マッチングの人数が最大3人に減少した事もあって、対戦の勝利回数や全都道府県のプレイヤーとのマッチによって得られる称号を手に入れ辛くなったという弊害が発生している。
    • 「4人対戦で誰か1人の選曲が最後まで選ばれない事態とは異なり、プレイや対戦結果そのものには影響しない」「対戦イベントにプレイヤーが寄り付かず、参加者が先細りしてしまえば結局同じ事」と言われれば、返す言葉が無いのだが。
  • 対戦中に特定のメッセージを連発する煽り・馴れ合い行為も相変わらず。前作で問題視する声は一定以上あった筈なのに、残念ながらバージョンアップに伴って梃入れがなされたような形跡は見当たらない。メッセージ発信時のSEが煩かったり、単純に連打されるメッセージが目障りだったりしても我慢してねという事なのか。

大いに改善の余地がある、連動サイトの問題点

  • 前々作以降指摘され続けてきたマイページ関連の問題点は、筐体でアイテム購入可能となった点以外は目ぼしい改善が見られない。
    • プレイヤーにNESiCAの新規登録を促すようなシステムにはなったものの、一方でマイページ利用に必須となるNESiCA.netへの登録について、導線がしっかり整えられたとは評し難い状況が続いている。
    • アイテム以外の要素…特に楽曲のお気に入り登録が、未だにマイページ経由でしかできないのも実にもどかしい。
    • 使用可能なアバター・称号・ナビゲーターの確認や、楽曲詳細を開かずにどの楽曲をお気に入りにしているか確認できる仕組みの実装等、より使いやすくする為の機能拡張の余地はまだまだある筈なのだが。
  • 楽曲「LINK LINK FEVER!!!」解禁条件も「マイページから他のプレイヤーをフレンド登録すると解禁」という、前作でのぼっちお断り仕様から変わらず。
    • 同曲を遊びたい場合、デフォルトで選曲可能なSteam版かSwitch版のどちらかをプレイするのが一番手っ取り早い。アプリ版を遊んでいるならば600円を出して「アーケードパック8」を購入してもいいだろう。よりにもよって初出となるAC版が一番手間が掛かるという有様である。
    • どうせなら一部楽曲の無条件解禁に併せて、LINK LINK FEVER!!!も無条件解禁してしまってもよかったのではないだろうか。

マンパワー不足に起因する、放置期間の発生

  • 1ヶ月に3~5曲のペースで楽曲を収録していた本作だが、2019年10月16日に突如「12月まで新曲追加を休止する」という告知がなされた。
    • 新曲が収録されなかった為、2019年11月の月間ランキングは休止の憂き目に追い込まれてしまう。
    • 何らかの報酬が得られるイベントも、オンライン対戦イベントは9月23日まで開催されていた「『E.G.G.』オンライン対戦イベント」、アンロックキャンペーンは10月30日までの「Lite Show Magic アンロックキャンペーン」以降、長期に亘って音沙汰の無い状況が続いてしまった。
    • 直近にSwitch版のリリースが控えていた事や、ツイッターにおけるスタッフの言動等から考えて、原因は(Switch版開発スケジュールの見通しの甘さを補う為の)マンパワー不足でほぼ間違い無い。
  • イベントが開催されない期間中は『ワイワイパーティー!!!!』リリース記念の全曲アンロックボーナスキャンペーンが行われていた。
    • 前向きに考えれば、常設アンロック報酬でまだ解禁していないものを一気に入手してしまうチャンスだったのかもしれない。既に全報酬を解禁してしまったプレイヤーにとっては、精々スコア詰めついでにVISIBLEを溜め込む位しかやる事の無い虚無期間であった事も否定できないが。

対戦イベント課題曲の設定ミス

  • 『WACCA S』コラボイベントにおいて、課題曲入れ替えの際に『3』において削除された楽曲「Dreamer」が突如謎の復活を遂げた。有志による問い合わせの結果設定ミスと判明し、翌日「ベノム」に差し替えられたというオチ付きではあるが。
    • 思わぬ形で1日限定復活を遂げてしまったDreamerだが、難易度が本作での15段階表記に対応する形で削除前から変化していた事が確認されている。どうやら削除された曲もデータ自体はプレイ可能な形で残されており、難易度設定などもきちんと行われている模様。
  • これだけなら、解消した不具合の記述に追加する形で説明してもよかったのだが…恐らくは同様の設定ミスが原因で、あろう事か同イベント終盤に、その時点では未配信の「アンドロメダアンドロメダ -Invade MIX-」と「バレリーコ」が海外筐体限定で選曲できてしまう現象まで発生してしまったのである。
    • 同時期における新型コロナウイルス感染拡大の影響があったと推察できるが、それでも同様のポカを短期間に連続でやらかしてしまった点は擁護不能であろう。
+ バージョンアップによって対処された、本作移行後のバグ・不具合
  • 選曲画面において「ジャンル」以外のタブでは、楽曲にカーソルを合わせないとアンロックボーナス楽曲か否かを確認できなかった。更にアンロックボーナスのアイコンが、新曲である事を示すマークと重なって表示されてしまっていた。
    • Ver.4.03において「ジャンル」以外のタブでもアンロックボーナスのアイコンを確認可能になり、またアイコンの表示位置も新曲マークと重ならないように調整された。
  • メンテ中等のオフライン時にプレイした場合、本来選択できない楽曲や譜面が選択可能となってしまうケースがあった。
    • こちらもVer.4.03において、ちゃんと手順を踏んで解禁しないとプレイできないように対処されている。
  • Ver.4.04において抜本的な処理落ち対策がなされたものの、今度は「ボイス付きのナビゲーターを使っている状態で、イベントで1,000ポイント以上獲得するとフリーズ」という問題が発生。獲得ポイント数が1,000ポイントに達していない状態や、ソロプレイであってもフリーズに遭遇したという報告もある。
    • イベントモードでのフリーズは発見後直ちに対応され、それ以外のケースに関してもVer.4.05で無事対処された模様。今後同様の問題が出てこない事を願いたい。
  • 『東方紺珠伝』コラボイベントにおいて、一時期イベントの獲得★数累計によって入手する筈の報酬アイテムをアンロックで解禁可能になってしまっていた。
    • 不具合修正の際、イベント報酬に対して1個でもアンロックキーを使ってしまっていたプレイヤーには、全員にお詫びとして3,000GCが補填された。
      • 対戦を苦手とする一部プレイヤーからは「対戦イベントに参加して手早くアバター・ナビゲーターを獲得する」か「プレイ回数増加と引き換えに、対戦を回避しつつアンロックでアバター・ナビゲーターを獲得する」か選べるようになったのではないかという意見もあったが、結局この時点ではぬか喜びに終わった模様。
  • 『4』稼動終盤になって、プレイする度にアンロックキー1個で3,000GCやVISIBLE等のアイテムを交換できてしまうというとんでもない現象が一部プレイヤーから報告されていた。
    • 『4EX』稼動以降はこの現象に関する報告が途絶えた為、バージョンアップと同時に対処されたものと思われる。
  • 『4EX』稼動と同時に収録されたaran氏とKobaryo氏の楽曲「While Shining」において、楽曲別の称号を取得できないという不具合が発生していた。
    • 「頑張って理論値を取ったのに称号を取得できない」というプレイヤーの悲痛な叫びも確認されていた。現在はアップデートにて無事称号が取得できるようになっている。
  • 『4EX』稼動後の一時期、プレイ中に突然新規NESiCAでのプレイとして扱われてしまい、それまでのスコアやプレイ回数、アンロック解禁状況が初期状態に戻ってしまうというバグが複数のプレイヤーから報告されていた。
    • 公式曰く「楽曲数増加による通信の遅延が原因」とのこと。現在はネットワークの強化によって解消されている。
    • このバグが発生した状態で遊んでしまうと、プレイした楽曲のスコアやプレイ回数がリセット後の内容に上書きされてしまう。バグの被害に遭った場合は個別にデータを復旧してもらえる可能性もあるので、タイトーのお客様相談センターに問い合わせてみるといいかもしれない。
  • 『4MAX』において、レベル2のSIMPLE譜面にSLIDEターゲットが登場してしまうという前代未聞の事態が発生してしまった。
    • 発覚当初は「難度インフレもここまできたか!」と嘆く意見が一部から見られたが、流石にこれはSwitch版から移植するにあたっての譜面手直しの際に見落としがあっただけだったらしく、現在はSLIDEターゲットの出ない譜面に修正されている。

総評

夢の宴からの更なる飛躍を目論み、大胆な刷新を遂げたグルーヴコースター。
しかし仕様変更がもたらした混乱や、一向に改善されないオンライン対戦の仕様等が原因で、その船出は順風満帆とは言い難いものとなってしまった。

シリーズ最大の売りである演出面でも、ただでさえ高クオリティであった前作から更に強化されている事は間違いない。しかし演出面強化の副作用として、過剰演出による視認難が頻発し、一定数の苦言を呈されるようになってしまう。
複数回の梃入れによって稼動初期よりは間違いなく遊びやすくなっているものの、まるで収拾の気配を見せない難度インフレ等、波乱の気配は2年以上に及ぶ月日を経ても否定する事ができなかった。

とはいえ長いこと手付かずであったシリーズの問題点において、解決へ向けての一歩を踏み出せたというのもまた事実である。
シリーズが受け継いだタイトーの遺伝子(GENE)は、本作においても確実に進化を遂げたと評しても良いだろう。

星灯りの道によって導かれ、そして無限の往還を経て、金剛の銀河においても加速を続けた本作の進化。
その加速の果てに辿り着いた新天地にて待ちうけるのは、嘗ての悪夢を振り切る希望か、それとも―――
現存している筐体を見かけたら、そんな往年のSTGを髣髴とさせる一文を脳裏に浮かべつつ、シリーズ作品の魅力に触れてみるというのもまた一興かもしれない。


余談

  • おきのどくですが、前作『LINK FEVER / DREAM PARTY』以降の作品を遊んでいないプレイヤーのセーブデータが、2018年5月15日を以て削除されてしまった。
    • これは過去のデータ蓄積によるサーバーへの負担を軽減する目的での処置とのこと。恐らくは前作以降発生していたバグ・処理落ちへの対策なのだろうが、データ削除後からVer.4.04の抜本的対策までの間も不具合報告が後を絶っておらず、結局効果はあまり無かった様子。
    • 前作稼動時にセーブデータを引き継いで遊んだ事があるか、5月14日までに本作へのセーブデータ引継ぎを行っていれば、セーブデータ削除は回避可能であった。
      • 現在復刻入手は絶望的なエレン・イェーガー等の貴重なアバターが、データの引き継ぎ忘れで消えてしまっては泣くに泣けないが…そのようなプレイヤーはまず居なかったと信じたい。
  • 本シリーズ初出の楽曲を本作以外で聴ける機会やナビゲーター3人娘の他作品出張も、相互コラボイベント開催によって更に増えてきている。
+ 本作楽曲・ナビゲーターの出張先と簡単な評価について。長いので折り畳み
  • 『Lanota』には、本作から「Got more raves?」「飛び立て!ドリームパーティー」や「AM貴族 すたどんたん殿下」「Lethal Dose」等、合計10曲が収録された。
    • 『4』でのコラボ時に移植された5曲は、その内4曲が天下一音ゲ祭に関連した高難度楽曲。『4EX』でのコラボでも「Lemegeton -little key of solomon-」が移植されている。更にLanotaからの移植楽曲も各チャプターのボス曲・スコア難楽曲の揃い踏みだった為、互いのボス曲での殴り合いと揶揄されているそうな。
  • 『Cytus II』には、本作からは「FUJIN Rumble」が移植された。Gotシリーズではなくて残念がる声も極一部であったとか。
  • M.S.S Projectの新曲同時収録の際、本作から『シンクロニカ』側には前々作のプロモーションムービーでも使われたaran氏の「VOLT」と、天下一音ゲ祭課題曲繋がりという事なのか「ouroboros -twin stroke of the end-」が移植されている。
    • シンクロニカ側の譜面・背景演出も、グルコス側のそれを意識した内容になっている。環境が許すのであれば実際に両機種をプレイし、互いの譜面や演出を見比べてみてほしい。
  • 『Arcaea』には、本作から「MERLIN」「OMAKENO Stroke」「DX超性能フルメタル少女」「Scarlet Lance」そして「ouroboros -twin stroke of the end-」の5曲が移植された。
  • 『DJMAX RESPECT』ではグルコス側での2回目の楽曲収録直前にコラボDLCパックを配信。楽曲に加えて専用ギアやノートスキン、専用プレートまで付いてくるという豪華仕様である。
    • グルコスを象徴する楽曲「Groove Prayer」「Got more raves?」、まさかの移植を果たした「Good Night, Bad Luck.」等、全10曲もの本シリーズオリジナル楽曲を楽しめる。そして当然のように「ouroboros -twin stroke of the end-」もラインナップにその名を連ねている。
  • 『Muse Dash』ではコラボに併せて楽曲パック「Let's GROOVE!」を配信開始。「HG魔改造ポリビニル少年」や「Marry me, Nightmare」等の6曲を楽しめる。
    • 「FUJIN Rumble」と「ouroboros -twin stroke of the end-」には特定の操作によって解禁可能な隠し譜面が存在している。尚ouroborosの隠し譜面は、案の定Muse Dashの最多ノーツ数記録をあっさり更新したトンでも譜面となっている模様。
  • 「ouroboros -twin stroke of the end-」は、第五回天下一音ゲ祭に乗じて『SDVX』『CHUNITHM』『太鼓の達人』の3機種に移植された。
    • 『SDVX』『CHUNITHM』は勿論、ドンだー側のスキルインフレが凄まじい『太鼓』ですら歴代難曲に匹敵する譜面との評が見られる。
    • 更に『CHUNITHM』には、後日行われた相互コラボによって「LINK LINK FEVER!!!」「DX超性能フルメタル少女」「SKYSCRAPER」「Lemegeton -little key of solomon-」「BUCHiGiRE Berserker」の5曲が移植されている。
  • 『WACCA』シリーズにはお馴染み「Got more raves?」を始め、「君のStarlight Road」「FUJIN Rumble」「聖者の鼓動」「グルーヴ・ザ・ハート」「Good Night, Bad Luck.」の合計6曲…のみならず、WACCA側の要望により「BUCHiGiRE Berserker」までもが移植されてしまった。
    • BUCHiGiRE BerserkerはWACCA側の最多ノーツ数をあっさり更新。一部からは「限りなくレベル14に近いレベル13」と評されているそうな。
  • 『Lanota』ではコラボチャプターの選曲画面に、本作と同様のCV付きで3人娘が登場。
  • 『Arcaea』ではゲーム攻略に影響を与える要素「パートナー」として、ユメとセイネが出張を果たした。
    • セイネは光とタッグを組んでの参戦。このコラボの為に描き下ろされた新規イラストとなっている。彼女達をパートナーに設定していると、空打ちした際にAD-LIB効果音を再生するというお遊び効果もあったり。
    • ユメはパートナーに設定するとメニュー画面でボイスが再生されたり、コンボが増える度にアイテムを貰えたりといった効果がある。こちらの入手は2019年1月23日までの期間限定。
  • スマホゲーム『DJノブナガ』では、使用可能なブショーとして3人娘全員が出張を果たした。専用のコラボステージまで用意されている。
    • 残念ながら本作側ではコラボによる収録楽曲を遊べなくなってしまったが、『DJノブナガ』側では引き続きコラボステージを楽しめるようになっている。
  • 『WACCA』シリーズではゲーム開始時のイベントのお知らせや、ゲーム終了時の画面にてセイネがボイス付きで登場。『Lily』においてはゲストナビゲーターとしても参戦した。残り2名も期間限定イベントゲートの報酬アイコンのみではあるがしっかり顔見せしている。
  • 『Muse Dash』で楽曲パック「Let's GROOVE!」若しくは「計画通り」を購入すると、なんと操作キャラとしてユメが使えるようになる。何気に本シリーズのアバター以外で3人娘の誰かがプレイアブルキャラとなるのは、このMuse Dashが初のケースだったりする。
    • 操作キャラとしての性能はというと、障害物ノーツである「歯車」に接触した際のダメージを0にし、逆に歯車の方を破壊してコンボを継続するという凄まじいスキルを有している。同作で歯車アレルギーに悩まされている方もユメちゃんと一緒なら安全安心。
    • Muse Dash側で使われているユメの描き下ろしイラストが下記「何かと使えるアイコン」でのオチ要員っぷりからは考えられない程に物凄く可愛い為、本作側のプレイヤーから「グルコスでもこのイラストのユメちゃんをナビゲーターとして実装してくれ」という声も聞かれたそうな。
  • 『CHUNITHM』との相互コラボにおいて、CHUNITHM側では三人娘に加えてシリーズのシンボルマークにもなっている「HEADPHONE CRAB」と、どういう訳か本作の筐体がキャラとして実装された。正直何を言っているか分からないと思うが、本当にグルコス筐体がキャラとして使えるようになってしまうのだからしょうがない。
  • 上述通り、2018年と2019年の4月1日には「怪談『カーナビ』」が一日限定で登場している。
    • 騒動を引き起こしてしまった2018年4月1日の降臨では、期間中にNESiCAを使用してプレイすると、未所持の場合に限りアバター「KAIDAN」*13を入手できた。
      • 更にマイページのサウンドショップでは、これまでエイプリルフール限定で販売された「COSIO」「RINKA KAIDAN」「YUME KAIDAN」の他、新たに「SEINE KAIDAN」*14と、まさかの「MIRIN KAIDAN」*15が追加された。とうとうでんぱ組.incまで巻き込みやがった。
      • また、TwitterではCranky画伯が勝手にセイネちゃんの線画を描いた所、そのツイートを見たグルコス公式と未早氏が画像をNESiCA風に加工し、結果完成した画像と同じ絵柄のNESiCAカード抽選まで行われてしまったどうか「仕込み乙」といった心無いツッコミは言わないであげてください。
    • 2019年のエイプリルフールではアンロックにいつものアバター「KAIDAN」の他、Cranky画伯がこれまでに生み出した作品達を忠実にアバター化した「LINKA(Cranky)」「YUME(Cranky)」「SEINE(Cranky)」が登場。いずれもアンロックキー1個でお手軽に解禁可能となっていた。対戦で使えばプレイングや譜面演出次第で相手の腹筋にダイレクトアタックを仕掛けられるが程々にしておこう。
      • 「怪談『カーナビ』」HARD譜面のレベル改訂や譜面強化の他、マイページで限定サウンドの復刻販売なども行われた…が、正直な所アプリ版で配信されたリミックス楽曲「劇場版 怪談『カーナビ』」に話題を掻っ攫われた印象が否めない。AC版でも何故かエイプリルフールと関係無い同年9月18日に一般配信されている。
    • 尚2020年のエイプリルフールは、残念ながらイベント非開催となってしまった。事情故に致し方無しといった所か。
  • 「Seyana.」収録時、公式TwitterにおいてGYARI氏書き下ろしのSeyana.風リンカ・ユメ・セイネのイラストを使用したTwitterアイコンが配布された。今から回収する場合は「#何かと使えるアイコン」でハッシュタグ検索すると楽。
    • イラストの内容は「Seyana.」PVのパロディであり、配役は琴葉茜→セイネ、結月ゆかり→ユメ、弦巻マキ→リンカ…となっている。お察しの通りユメちゃんがオチ担当である。
    • それだけならともかく、後に開催された5周年記念イベントの際にはこれらのイラストを使った対戦用メッセージまで配信されてしまった。
      • メッセージの内容も「Seyana.」PVに則しつつ、メッセージとしての実用性をしっかり備えたものが大半を占めているが、中には「参加者0人でした」というイマイチ使い道がわからないものもあったりする。大物Grooverへの道を歩みだしてしまったユメちゃんの明日はどっちだ。
  • 前作稼動終盤に突如発表された『GROOVE COASTER for STEAM』が、2018年7月17日に発売された。
    • 要求スペックは然程高くないので、インテル製CPU内蔵のオンボードGPUでも問題なく動作する。それなりの性能を有してさえいればノートPCでも遊べてしまう。
    • 定価2,016円とかなりお安いが、デフォルト収録曲はやや少なめ。1曲204円のDLCをお好みに応じて買い足していくというセールス方針になっている。
    • 片手で操作可能なターゲットのみで譜面が構成された「カジュアルモード」*16と、AC版の仕様ほぼそのままの「アーケードモード」という二種類のモードを遊べる。
    • 16:9の縦長画面サイズ表示に対応しており、モニタを縦向きにすればAC版そのままの雰囲気を楽しむ事も可能。
      • 他にも複数の画面表示モードが用意されている。縦向きモニタを用意できない人であっても、(モニタ画面の大部分を犠牲にした)AC版そのままの縦長画面比率を選択して遊べるし、正方形に近い画面比率にすることもできる。
    • PCキーボードやSteamコントローラに加え、Steam側で正式にサポートしているPS4・XBOX等のゲームパッドでもプレイできる。ただし事前にBig Pictureモードのコントローラ設定でPS4(XBOX)設定サポートにチェックを入れなければ使用できないので注意。
      • 更に、非公式ではあるがこんな専用コントローラまで…どうしてもAC版と同様の操作感覚で遊びたいのであれば、注文を検討してみてもいいかもしれない。
    • それにしても、2014年のエイプリルフールで吐いた「家庭用GROOVE COASTER発売」という嘘が、結果的に『for STEAM』やSwitch版『ワイワイパーティー!!!!』という形で現実となってしまうとは果たして誰が予想できただろうか…。
  • 上記の通り2020年4月9日に『4MAX』へのアップデートを果たした本作だが、2020年4月は新型コロナウイルス感染拡大とそれに伴う緊急事態宣言の真っただ中にあった。何とも運の悪い事に、本作は不要不急の外出を控えるよう要請がなされていた最中の大規模アップデート、及びイベント開催となってしまったのである。
    • 時期的に稼働開始を延期した方が良いのではという声もあったが、オンラインアップデートが不可能な海外筐体に合わせなければならない為に、アップデートとイベント開催を強行せざるを得なかったらしい。ソースはこちらを参照されたし。
    • 開催を強行した「バーチャルスター☆スペシャルアンロックキャンペーン」は同年7月6日までの大幅な開催期間延長、そして『WACCA S』コラボイベントは同年7月8日からの復刻イベント開催という形でフォローがなされている。
  • 2022年10月28日、同年11月23日配信の楽曲追加をもって本作へのコンテンツ追加の終了が発表された
    • こうなった理由として「筐体に搭載しているHDD容量」という物理的要因が挙げられており、奇しくも『GROOVE COASTER 4MAX』のタイトルが示す通り容量上限に達してしまった形となる。
      新筐体による『GROOVE COASTER 5』の可能性についても否定的な文が記載されており、アーケード作品としてのグルーヴコースターは本作で幕を閉じる模様。
    • Switch版ではDLCとして引き続きコンテンツ追加が行われるので、グルコスシリーズの新曲を遊びたい場合はそちらを手に取るといいだろう。
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最終更新:2024年01月15日 20:20

*1 音ゲー同人界隈では「さな」という名義でも活動している。

*2 初回は5プレイ目で入手、以降日付が変わるまでは10プレイ毎に入手できる

*3 プレイヤー側の入力に関わらず、AD-LIB含む正確な操作時の音楽が流れるアイテム。こちらはショップでも購入可能だが、お値段は全アイテム中最高値の5,000GC。

*4 一応、リニューアル前の譜面にもAD-LIBの存在を仄めかす演出はあった。あくまでも仄めかす程度だが。

*5 専用ボイス付きとなっている

*6 ゲージ、判定、スコア、対戦相手のアバターや順位等を非表示にできるアイテム。お値段は500GC

*7 厳密に言えば、飛来AD-LIBの初出は「怪談『カーナビ』」。しかしカーナビはネタとして作られたおふざけ譜面という側面があるので…

*8 VOICEROIDを使用した楽曲だが、便宜上VOCALOID楽曲として分類されている

*9 「悪ノ娘」側PVの表記に準拠

*10 あくまで★を稼ぎやすくなるだけであり、対戦で勝ちやすくなるという訳ではない点には留意されたし。今の所対戦で勝利しても獲得★数への若干のボーナス上乗せと、勝利数による称号の獲得程度しかメリットが無いのはせめてもの救いか

*11 同曲がBOF2013にて公開された際のBGAを参照されたし。

*12 途中でアバターが黒色に変化する演出がある為、アバターを見失う心配はない

*13 車を運転しているCOSIO氏がモチーフ。例のジャケットのどアップCOSIO氏が点滅するという恐怖要素付き。

*14 勿論セイネの声で、空打ちだと「おかしいなー」「なんなんだろうなー」、AD-LIBで「えっ?」である。

*15 でんぱ組.incメンバー・古川未鈴氏の肉声。こちらも空打ちで「おかしいなー」「なんなんだろうなー」、AD-LIBで「えっ?」。

*16 AC版でも、アイテム「ONE HAND」を使用すれば同様の譜面をプレイできる。お値段500GC也