CRESCENT MOON がぁる

【くれせんと むーん がぁる】

ジャンル アドベンチャー
対応機種 PC-9801
X68000
MSX2
FM TOWNS
発売・開発元 アリスソフト
発売日 1989年8月15日
定価 5,800円
レーティング アダルトゲーム
判定 なし
ポイント 擬人化した猫が主人公
見る 胸
ALICE SOFT作品リンク


概要

「アリスソフト」の3作目。
処女作『Intruder -桜屋敷の探索-』『Rance -光を求めて-』から1ヶ月後に発売された。

「CRESCENT」の意味は三日月。そのため「CRESCENT MOON」は重複表現である。

ストーリー

魔女を怒らせてしまったネコのミィは人間の姿に変えられる。
魔女は「胸に三日月のアザがある少女を探すことが出来ればネコに戻す」と提案。
人間となったミィは、少女たちの服を脱がせては胸のアザを確認していくのであった。

特徴

  • コマンド選択式のアドベンチャーゲーム。
    • 場所や会話対象を選ぶことでゲームを進行させる。
    • 珍しいコマンドとして「ピィー」(原文ママ)が存在する。詳細は伏せるがエロシーンで使うコマンドである。
  • アイテムが存在し、「取る はり紙」のように、「取る」を選んでから対象も選ぶことで入手できる。
    • アイテムは進行に必須であるが、必要なアイテムは暗に示されるため、何が足りないのかは分かりやすい。
  • エロシーン
    • 少女を探し出して、「脱がす 服」を選択することでエロシーンに突入する。
      • 「ほめる」「さわる」に発展させることも可能。こちらはゲーム進行には必須ではない。
    • アザを確認する為に「見る 胸」のコマンドは何度も選ぶことになる。
    • キャラクターによってはアイテムによる交渉などが必要。

評価点

  • エロシーンのあるキャラクターの多さ
    • 10を超えるキャラクターにエロシーンが用意されている。
    • 強気な少女やレズカップルへの介入など属性もばらけている。
  • シナリオ
    • アザのある少女がなかなか見つからない理由は最後に明かされる。
    • 勢いがあるので、ツッコミどころはギャグとして受け止めやすい。
    • ご都合主義な点はあれど、とりあえず形にはなっている。
  • ネタ要素の多さ
    • 「ほめる」コマンドは人物以外にも使用可能で「屋上」を褒めることなどが可能。
    • 魔女の執事がヒツジの格好をしている。しょうもないギャグである。

問題点

  • 悪く言えば節操がないストーリー
    • 主人公も少女も行動が短絡的で雑である。
    • 例として、脱がせるのを断られても、タオルを渡すだけで脱いでくれる少女がいる。
  • 総当りの面倒さ
    • イベントのない部屋が多数存在するアパートの探索などは面倒である。
    • この時代のADVにはよくある仕様ではあり、難易度的にはマシな方である。

総評

良くも悪くも勢いで突っ走る、ツッコミどころ満載のストーリーである。
遊び心のあるシーンが多く、アドベンチャーゲームとしての楽しさも備えている。

余談

  • 現在はアリスソフトの配布フリー宣言により本作の自由配布が認められている。
    • アリスソフトアーカイブズではWinエミュレート版をダウンロード可能なので、興味のある人はダウンロードするのもいいだろう。

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最終更新:2018年06月18日 20:24