Celeste

【せれすて】

ジャンル アクション/アドベンチャー
対応機種 Windows/Mac OS X/Linux/(Steam)
プレイステーション4
XboxOne
Nintendo Switch
開発元 Matt Makes Games Inc.
発売元 PS4ダウンロード版 ハチノヨン
Switch/PS4パッケージ版 フライハイワークス
上記以外 Matt Makes Games Inc.
発売日 【Steam】2018年1月25日/1,980円 or $19.99
【Playstation4(海外)】2018年1月25日/$19.99/
【Xbox live(海外)】2018年1月26日/$19.99
【Xbox live(日本)】201?年?月??日*1/2,350円(税込)
【Switch(海外)】2018年1月25日/$19.99
【Switch(日本)】2018年5月10日/2,160円(税込)
【Playstation4(国内)】2019年9月10日/2,160円(税込)
【Switch/PS4パッケージ版】2020年4月23日 /3960円(税込)
プレイ人数 1人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
IARC:7+(7歳以上対象)
判定 良作
ポイント ビジュアルの割に重度の死にゲー
だが再挑戦がしやすく死んで覚えて進む設計
「難しい」けれども「優しい」ゲーム


概要

心の闇と戦う少女マデリンとともに、セレステ山の頂上を目指せ。気軽に遊べて奥が深い、手に汗握るアクションゲーム!

・ 愛すべきキャラクターたちが織りなす、自分探しの物語。心に響くストーリーを軸に展開する、昔ながらのシングルプレイ・アクションゲーム
・ 怪しげな秘密を抱えた聖山を舞台に、一筋縄ではいかない難関アクションシーンが700以上
・ 恐れ知らずの登山家だけが制覇できる、超絶難易度のB面ステージ
・ Game Developers Choice Awards「オーディオ部門(Best Audio)」受賞。透明感あふれる生ピアノとキャッチーなシンセビートが奏でる、トータル2時間以上におよぶオリジナルBGM
・ おいしいパイもあるよ!

使うアクションは、「ジャンプ」、「エアダッシュ」、「のぼる」の3つだけ。気軽に遊べるシンプル設計…でも、極めるのはラクじゃない!奥の深い絶妙な操作を、何度も失敗しながらマスターしていこう。 死んでしまっても、瞬時に復活!山の謎に迫りながら、次々と立ちはだかる試練を乗り越えていこう。

「ついに来たよ、マデリン。深呼吸して。大丈夫、きっとやりとげられる」
(Steamより引用。他ダウンロードページにも同様の記載あり)

海外のインディーゲームスタジオMatt Makes Gamesが送り出したドット絵による2Dアクションアドベンチャーゲーム。
主人公の女性マデリン*2を操作してセレステ山の登頂を目指すという流れのゲーム。
設定上ではマデリンが行うのは登山なのだが、実際はスーパーマリオブラザーズのようなジャンプや移動で障害を乗り越えて進む横スクロールアクションである。

当初は全8章*3、各章にA/B/Cの3つのステージがある構成だったが、2019年9月にアップデートでチャプター9が追加された。


ゲームシステム

  • シンプルな基本操作
    • 操作は「十字キーでの移動とジャンプ」「つかみ」「ダッシュ」しかない。必然的に十字キーと、ジャンプ・つかみ・ダッシュの3ボタンですべての操作ができる。
    • 「移動とジャンプ」
      • 古今東西の2D横スクロールアクションと同様のもの。
    • 「つかみ」
      • 切り立った側面の壁で「つかみボタン」を押すとそのまま壁につかまり続ける。つかまったまま上下にキーを操作すると壁を登り降りができ、ジャンプすると三角跳びになる。ただしつかまっている間はスタミナを消費し続け、ゼロになると落ちてしまう。
    • 「ダッシュ」
      • 方向キーの入力と同時にダッシュボタンを押すことでその方向に素早く移動する。移動できる方向は縦横と斜めの8方向。
      • 地上でも空中でも発動でき、ジャンプした空中で使えば事実上の二段ジャンプとなる。
      • 空中でダッシュができる回数には制限があり、「地面に着地する」か「ステージ内にある回復ギミックに触れる」までは再度ダッシュを行うことができない*4ため、ダッシュをどのタイミングで利用するかが重要となるステージもある。
  • 高い難易度と一瞬のリトライ
    • ステージはチャプター単位の中で700を超える「場面」が用意されており、各場面をアクションを駆使して攻略していく。
      • 場面を突破するとオートセーブが挟まって次の場面に進み、ゲームを中断したとしても最新の場面から再開ができる。
    • 場面については長短があるが短ければ1画面内で収まるほどのサイズであり、スムーズに進めば1分も掛からないほど短いことが多い。
      • しかしながら、場面の難易度そのものは全体的に高く、序盤から的確なアクションやシビアな入力が要求されるため、一つの場面で何十どころか、場合によっては何百とミスを重ねることもザラな難易度となっている。
      • もっとも、ミスした際の再開はその場面に突入した時点からである。ロードもかなりスムーズであり、文字通り死亡した次の瞬間にその場面の初期地点で復活できる。
    • 残機やゲームオーバーといった概念はないため、プレイヤーが諦めない限り何度でも各場面の突破を試みることができる。
      • 心置きなく死んで何度も再挑戦ができるのが本作の仕様であり、それを前提とした高難易度の作品となっている。
  • アシストモード
    • アクションが苦手だけどストーリーを見たいという人は「アシストモード」をONにすると無敵やスタミナ・ジャンプの制限解除などを設定できる。これを使うとぶっちゃけアクション部分が作業と化す。
    • アシストモードを使うことでペナルティがあるわけではないが、「強制ではないができれば初回プレイ中は使わないでほしい」という旨の開発からのメッセージがアシストモード選択画面で表示されていた。
      • もっとも、後述のチャプター9追加時に「デフォルトで難しいと思う人も、アシストモードを使って楽しんでほしい」という真逆なニュアンスになってしまっている。実際のところチャプター9の難易度はアシストモードを使ってもなお難しいと思う人も居るので仕方ないが。
  • 探索・収集要素
    • 各チャプターはスタートからゴールまで各場面が連続しているが、完全な一本道というわけではなく探索要素もいくらか用意されており、下記の寄り道や収集要素を楽しむことができる。
    • ストロベリー収集
      • チャプター内には一定数のストロベリーが配置されている。取得することによる特典は無いが、取得数がカウントされるため収集意欲をそそる。
      • マップ内の見えないところに隠されていたり、場所は明確だが明らかに取りに行くまでが難しい場所にあったりと様々。ストロベリーを取得したとしても安全な地面まで戻って来れないと取得した扱いにならないため、取った後どのように戻ってくるかの方が難しいものも。
      • 一部羽根が付いたストロベリーが存在し、これはダッシュを使った時点で上空に飛び去っていくため、ダッシュを封印して取得しなければならない。もっとも、ダッシュしてから飛び去るまでに時間差があるため、取得するための最後の1回はダッシュが必要な場合もある。
      • チャプターをクリアすると各チェックポイント間にいくつのストロベリーがあるかも表示されるため、どの辺りにあるか皆目見当も付かないという事態には陥りにくい。
    • クリスタルハート
      • 各チャプターに一つずつ配置されている。後述するB面、C面ではゴールとなっているが、A面では隠されておりイチゴと比べても発見がしづらいものとなっている。
      • 本編中では特段発見していなくても問題ないが、クリア後の第8章や追加された第9章ではクリスタルハートを一定数入手していないと進めないようになっている。
    • B面カセットテープ
      • チャプター1から8のA面(通常ステージ)に1つずつカセットテープが隠されており、取得することでそのチャプターのB面が解禁される。当該ステージをクリアした後で高難度ステージであるB面が遊べるようになる。
      • B面はA面とギミックや共通しているが、コースの構成は全く異なっており、一本道かつ収集要素に該当するものも後述のゴールデンストロベリーを除けば一切なく、高い難易度の場面をひたすら突き進んでいく構成となっている。
      • 難易度が高いのはもちろんだが、ギミックをどのように使うか、どのように場面を突破するかといった発想力が問われる場面もある。もちろん、使い方や攻略方法が分かったとしても要求されるテクニックもシビアだが。
    • C面
      • チャプター1から8のB面を全てクリアするとアンロックされる。条件からも分かる通り、難易度は更に上がる。
      • 一つの場面はかなり長いため、集中力が要求されるが、コース全体の長さはかなり短く数場面で終わる。
    • ゴールデンベリー
      • チャプター1~8のA面、B面はC面解放時、それ以外はステージを1回クリアすることでアンロックされる要素。
      • ステージ開始地点に金色のイチゴであるゴールデンベリーが配置される。ゴールデンベリーは触れただけで完全取得はできず、触れた後、ノーミスで当該チャプターをクリアすることで初めて獲得できる。
      • 何回も死亡することを前提とする本作の難易度を考えると取得難易度は尋常ではなく高い。特に高難易度かつステージが長いB面のゴールデンベリーは上級者であったとしても至難を極める難易度。
      • なお、ゴールデンベリーを持った状態でミスするとスタートからやり直しとなる。
      • また、とあるステージで特定の条件を満たすことで獲得できる特殊なベリーもある。こちらはノーミスである必要は無いため、条件さえ知っていれば根気強くやっていれば必ず取れるが、条件を知らなければまず取れないのは間違いない。
      • 正確にはゴールデンベリーではないが、特定のチャプターにはムーンベリーと呼ばれる特殊なベリーも存在する。もちろん、こちらも入手はかなり難しい(B面ゴールデンベリーよりはマシだが)。
  • プレー統計
    • プレーに関する様々なデータを閲覧できる。
    • コンプリート状況 - 以下のデータをチャプターごとに閲覧可能。
      • A面のクリア種別(通常/完全*5)
      • カセットテープおよびA/B/C各面のクリスタルハート入手状況
      • ゴールドを含むストロベリーの入手数
      • A/B/C各面の通算死亡回数
      • 総プレイタイム(A/B/C各面合算)
    • タイムアタック - 各面の最速クリアタイムを閲覧可能。A面は完全クリア限定の最速タイムも別に表示される。
    • 最小デス数 - A/B/C各面の最少死亡回数を閲覧可能。
    • クリスタルハート - A/B面のクリスタルハート入手状況。入手順に追加されるが好きな順番に並べ替えることも可能。

評価点

  • 心が折れそうになる難易度と心が折れないギリギリで達成可能なバランス
    • セレステ山は登山者をまともに登頂させる気はないらしく、序盤からとんでもない位置に穴や即死トゲが置かれ、マデリンを幾度となく殺していく。
      • このゲームは各チャプターごとに死亡回数*6が記録される仕様だが、アクションゲームに慣れた人間でも初回クリアまでに数千人はマデリンの死体を積み上げていくだろう。
      • なんとか進めそうに見えるのだが、実際に挑戦すると絶妙な位置にトゲが置かれていることも多くマデリンをティウンティウン*7させてしまう。
    • だが前述の通りリトライしやすいシステムを生かし、絶対無理だろうと思えた場面を再挑戦の末に突破した時の達成感は筆舌に尽くしがたい。
      • そして、難しいのは確かだが、「絶対に無理だ!」と投げ出したくなるほど理不尽な仕掛けは、A面に限って言えば、基本的にない。何回か挑戦して失敗すれば対抗策が分かるようになり、いつの間にか突破口を見出せるような巧妙な構成になっている。
      • 一つの場面の長さが短いため、難所を突破した後でやられて再度難所を突破しなければならないという事態もA面に限って言えば、基本的にない。
      • そのため、「くそっ、死んだ次こそは!」と指を痛くしながらもついつい長時間遊んでしまう絶妙なバランスが本作の魅力といえる。
    • 操作性や反応も良好である。やられた際のストレスはほとんどなく、一瞬でリトライが可能である。難関自体がストレスかもしれないが。
    • もっとも、難易度が上がるB面以降はこの限りではない場面も多い(詳細は後述)。
  • 優れたシナリオとそれを彩るドットアニメとBGMによる演出
    • Celesteはマデリンが黙って山を登るゲームではなく、彼女がなぜセレステ山に登ろうと思い立ったか、山中で起きる謎の現象、道程で出会う人々やマデリン自身の心の中にある闇、などのさまざまなストーリーが山中で展開される。
      • これらの先が気になるシナリオを作りこんだドット絵によるアニメや、BGMや音響効果まで駆使して表現しており、歯ごたえのあるアクション要素とストーリーイベント、ステージの雰囲気までもが絡み合ってプレイヤーを夢中にする。
      • シナリオについての詳細な解説は避けるが実に優れた演出効果で表現しており、例えばこの先に進んだら不穏なことが起きそうな時は進み具合に合わせてBGMのテンポやピッチが不安を煽るものに変わるなどの音響面も抜かりない。

問題点

  • 高難易度についていけない者へのフォローは少ない。
    • 評価点記載のとおり、心が折れるギリギリのバランスを追求しているものの、実際に高難易度に着いていけなかった場合に特定の場面だけをスキップする機能はない。
    • 事前に歯ごたえのあるアクションゲームと分かった上で購入したプレイヤーであれば、ミスを繰り返したとしてもA面クリアくらいまでならなんとかなるだろうが、たまたまマデリンのイメージビジュアルで興味を持ったなど、高難易度アクションの内実を知らずに購入してしまうとA面クリア前に心が折れてしまうことも十分考えられる。
    • フォローとして利用できるのはアシストモードであり、ジャンプ回数無制限や無敵などを使えば進めなくなってしまうということは基本的にないが、これらのアシストモードが強力過ぎるため、もはやただの作業になってしまう。
      • もっとも、アシストモードについてどの機能を使うかはプレイヤー次第なので、マイルドにアシストを掛けることも、もはや作業ゲーとしてしまうのも自由である。
    • なお、A面は頑張れば何とかなる程度の難易度といって良いだろうが、難易度が更に上がるB面や、一場面が長くなるC面はアクションゲームがそれ程得意でなければ突破が絶望的になってしまうことも有り得る難易度となっているため、余計にアシストモード以外のフォローがないのが気になるところ。
      • ボリュームは随一だが、本編クリア以降の要素は基本的に高難易度のステージを突き進んでいくことに尽きるため、心が折れてしまうとそれまでとなってしまいがち。
  • シナリオ面でも陰鬱な描写が多い
    • このゲームはマデリンがただ山を登るだけではなく、オカルトファンタジー的な描写が多い物語になっている。
      + チャプター3~4までのネタバレ 実はマデリンはとある実在の精神疾患にかかっており、その改善を図るのがセレステ山に挑む理由の一つである。
      しかもセレステ山は心の中の闇を現実に投影する力があり、心の中にしかないはずのが実体化して彼女を襲う。
      つまり物理的に存在する山の難所と、彼女自身の心の闇という二段構えの壁を越えるのがこのゲームの目的なのだ。
    • 要は「気分が重くなる」描写が中盤までは多いということである。
      もちろん壁にぶつかってもその都度乗り越えているし最終的にはカタルシスにつながり一通り解決するため決して鬱ゲーではないのだが、
      アクションが難しく何度もリトライをしている長い間、「気がめいる」シナリオ展開もずっと続くことになるため
      難しいアクションと暗い描写の複合効果で投げ出す者が出てもおかしくない。
  • 解法自体がわからない場面のヒントはない
    • アクション要素が難解なだけでなく、一部の場面では「どう進めば突破出来るか」を考えなければならないパズル要素がある場面もあるが、解放に気づけないといつまでたってもクリアできないケースがある。
      • A面本編中はそれ程難解なパズル要素はないといっていいが、クリスタルハートの入手方法はこの限りではなく、中にはオマージュネタを知らなければそもそも分からないようなものもある。
      • クリスタルハートはチャプター8に挑む際に一定数の入手を要求されるため、クリスタルハートが入手できないことで攻略がストップすることも有り得る。
  • 死亡回数表示が増える一方
    • ゲームの理念的にどうしようもないが、プレイするたびにどんどん死亡回数の記録が伸びていくだけで消せないため気になる人は気になる。
    • 作中で「死亡回数は気にするな!むしろたくさん挑んだ証だ」という旨のフォローがあり、もちろん死亡回数を少なく抑えても何もイベントなどは起こらない。
    • なお統計データには「チャプターごとの通算死亡回数」とは別に「1回のチャプタークリアにおける死亡回数の最少記録」も記録される。
  • (当初の)翻訳がやや雑
    • 本作は海外でしか出ていないリリース当初から日本語訳も収録されているが、不自然な訳が多い。
      • とはいうもののシナリオの理解に支障が出るような珍訳は一つもない。「少し引っかかる」程度である。*8
      • 2019年9月10日のチャプター9追加アップデートの際にリファインされた。ちなみにこの際主人公名も「マデレン」→「マデリン」になっている。(英字つづりは「Madeline」なので表記ゆれの範囲)
      • なお、リファイン後で主人公の色違いの敵キャラ(通称:バデリン)のセリフが、一人称「わたし(私)→オレ」、語尾「~のよ→~だぜ」と言ったように男口調に変更され、「何があったのだろうか?」プレイヤーたちは疑問を抱いたが…
        + なぜ男口調に変わったのかについてネタバレ 本編中特に性別などを指摘される場面はない*9が、マデリンはトランスジェンダーという裏設定があり、少なくとも子供時代の頃は男子として生きていた。 バデリンは当初「(主人公は心の病を克服するために向かっているのに)山に行くのは危ないからやめよう」というようなことを言ってくるので、 おそらく「信念が折れて周りに流されてしまった(=表向き男としてずるずる生きている)」彼女の心の化身として、その辺を考慮して変更されたのだろう。

総評

評価点と不評点がコインの裏表のようになっているが、操作性やアクション性、シナリオに演出や難易度曲線などの全てが高いレベルでまとまっている。
何度も死んでリトライを繰り返すタイプの作品ではあるが、その手のアクションゲームに興味のある人間ならばぜひともセレステ・マウンテンに挑んでみてほしい。
作中の人物の言葉を借りれば「セレステ山は決して甘くはないが、思いのほか優しい


余談

  • 開発者のMatt Thorsonは2004年頃から即死系ジャンプアクションゲームなどをリリースし続けており、本作のシステムはそれらのゲームの流れを汲むものである。
    • 過去のゲームの多くは現在でもフリーゲームとして無料で遊べるので、興味があれば遊んでみるのも良いだろう。
    • 2019年9月に新スタジオ「Extremely OK Games」を設立している。
  • 本作の元となったゲームとして、レトロ風ゲーム制作ツールPICO-8で作成されたクラシック版Celesteと呼べるゲームが存在する。
    クラシック版は公式HPでフリーで遊べる上に本作にも収録されており条件を満たせば自由に遊べる。
    • ステージ自体の難易度は本編よりは低いが、アシストが使えないうえ途中セーブも不可能なためクラシック版の制覇が本作の実績では最難関であると言える。
  • ニンテンドーeShopなどでこのソフトの公式解説ページにおいて、旧バージョンでは「・パイ」とだけ書かれた謎の行があった。
    パイってなんだ!? まさかマデリンの!? と気になった人がいるかも知れないが、これは文章にミスや抜けがあったわけではなく、英語原文もそうなっていてそのままの和訳である。
    パイの意味を知りたければぜひともゲームをエピローグ(エンディング)まで見てから以下のregionを開いてほしい。
    なお、参考資料として2020年5月18日時点におけるMicrosoft Soreでの解説の後半を添付しておく(前半は更新済みのバージョンであり、新旧双方の解説が読める状態となっている)。
    + マデリンの……パイ この「・パイ」は原文では「・Pie」となっている。つまりエピローグで出てきたあれのことであろう。
    なお現在では「・ おいしいパイもあるよ! 」と具体的な文になっている。
    + 説明の旧バージョン

    ・魅力的なキャラクター達とホロリとする自己発見ストーリーからなる、ナラティブによって進む古き良き時代のようなシングルプレイヤー・アドベンチャー
    ・700以上のハードコアなプラットフォーム・チャレンジと、邪悪な秘密で詰まっている大規模な山
    ・勇敢な登山家だけがアンロックできる、情け容赦のないB面チャプター
    ・インディーゲーム対象のアワード「IGF Awards」で「Excellence in Audio」のファイナリストとなった、ライブ・ピアノとキャッチーなシンセ・ビートからなる2時間以上のオリジナル・ミュージック
    パイ

    コントロールはシンプルで覚えやすく、単にジャンプし、エアダッシュし、登るだけ…ですが、それを表現する豊かな深みがあり、それぞれの死から何か学べるようになっています。電光石火のリスポーンによりプレイヤーは山の謎を解明し続け、そこにある数々の危険に挑んでいきます。

    「さあマデレン、ここが勝負。息するのを忘れずに。きっとできる。」

  • 2019年9月10日にアップデートでチャプター9が追加され、さらに続きの物語とアクションが楽しめるようになった。A面しか存在しないが、難易度はC面相当といってもよく集大成に相応しいボリュームと難易度に仕上がっている。
    • また、日本語ローカライズもUNDERTALEなどで定評のあるハチノヨンによりリファインされている他、日本でのPS4版配信も同日より開始されている。
  • 2020年4月23日にフライハイワークスからスイッチとPS4版のパッケージ販売が税別3,800円で行われた。それと別にビーサイドゲームズから特典付きのセットが税別4,800円でリリースされている。
  • Nintendo Switch版は2020年5月18日~2020年5月24日の「いっせいトライアル」に選ばれた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月04日 17:08
添付ファイル

*1 2019年1月のGames with Gold(PS+のフリープレイと同様のもの)として国内でも配信されていることは確認済

*2 デフォルトネームはMadelineだがゲーム開始時のみ変更可。なお、当初は「マデレン」表記だった。

*3 7章クリアでエンディング、8章はその1年後という設定のエクストラステージ

*4 例外的に第8章では、地面に着地してもダッシュできる回数が回復しない

*5 ゴールドを除く全てのストロベリー・カセットテープ・クリスタルハートを1回ですべて集めてクリアすると完全クリアとなる

*6 ミス回数、ではなく骸骨のアイコンまで付けた上で''死亡回数''と明記している。作中でも山中で死者が大勢出ている描写がありセレステ山でのミスは死であるらしい。

*7 こやってみると分かるが、マデリンは文字通りロックマンの死亡時と同じエフェクトで死亡するのである。これに限らず本作では名作アクションゲームのリスペクトネタがいくつも仕込まれている。

*8 例としてチャプター5の「Mirror Temple」は当初「鏡の寺」と訳されていたが、コースを見る限り明らかに仏教寺院ではない。更新後は無難に「鏡の神殿」になっている。

*9 あえて言うと、クリア後の画像で主人公の部屋のパソコンの横にレインボーフラッグ(虹色の旗)とトランスジェンダープライドフラッグが置かれている(これを飾っているからと言って当事者とは限らないが)、子供時代の写真が男子に見えるなどが確認できる。