爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO
【ばくえんかくせい ねばーらんどせんき ぜろ】
ジャンル
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3Dアクション
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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アイディアファクトリー
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発売日
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2004年7月22日
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定価
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6,800円(税抜)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:15歳以上対象
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判定
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クソゲー
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ポイント
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超もっさりアクション 相変わらず酷いカメラワーク ストーリー性皆無
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ネバーランドシリーズ
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概要
アイディアファクトリーから発売された「ネバーランドシリーズ」の一作。
これまでのシリーズの中心だったSLGやRPGではなくアクションゲームである。
時系列としては『スペクトラルフォース』の3年前にあたるストーリー。
ストーリー
古より、緑あふれる世界…
この世界はネバーランドと呼ばれていた。
人々は、天界に暮らす聖神コリーアと地上を治める大魔王ジャネスを恐れ敬いながら時代を重ねてきた。
カイゼルオーン地方で死者の群れが、人間の村を襲うという事件が起こった。
そして、その死者たちは次々と各村を破壊し都市部へと侵攻していった。
魔導世紀994年
事態を重く見た大魔王ジャネスは自分の娘“ヒロ”を原因解明の為カイゼルオーンに向かわせた。
一方、聖神を崇めるドリファン帝も極秘裏の内に聖騎士“グリーザ”を向かわせ事態の把握に努めさせようと考えていた。
また、カイゼルオーン地方を武力で掌握しつつあった黒騎士ガイザーも実態調査の為“ライラ・ドル”を現地に急がせたのであった。
(製品紹介ページより引用)
システム
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ステージクリア式のアクションゲーム
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1-1 → 1-2 → 1-3というようにステージを順にクリアしてストーリーを進めていく。
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ステージ内には鍵のかかった扉がある場合もあり、その場合は敵を倒して鍵を入手したりその場の敵を殲滅する必要がある。
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特徴的アクション
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攻撃を受けてふらついていたり、地面に倒れた敵に対して追撃を行う専用のアクションとして「デスロック」というものがある。
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攻撃中に攻撃ボタンの連打を行うことで通常の攻撃を大きく上回るダメージを与えることができる。
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この攻撃を行ったときのみ強力な必殺技の発動に必要なゲージを溜めることができる。
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爆弾などの攻撃用アイテムを投げることができる。
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基本的に近接攻撃しか行えないため、数少ない間接攻撃の手段。
問題点
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グラフィックが劣悪
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グラフィックはPS1末期からPS2初期レベルでありカクカクさが目に見えてしまう。
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雑魚敵は3Dモデルの種類が少なく、色違いばかり。
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OPムービーもほとんど静止画しか使用しておらず、低クオリティさが目立つ。
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もっさりとしたアクション
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全体的に動きがスローモーである。アクションゲームとしては落第レベル。
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もっさりとしているせいで、素早く立ちまわりながら敵を翻弄するなどということはできない。
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3Dアクションなのにジャンプできない。
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一部の敵は空中を移動するにも拘らず対空攻撃できない。
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劣悪なカメラワーク
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カメラ位置がキャラクターの頭上後方45度ぐらいの位置であるため、離れた場所の様子がとても見づらい。
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ステージの壁などを避けるようにカメラが移動するため、壁際や狭い通路ではさらに視界が悪くなる。
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同社の過去の作品『Global Folktale』からまるで成長していない。
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自由度のないマップ
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各ステージは基本的に一本道であり自由度はない。あってもアイテムが落ちている小部屋ぐらい。
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パッケージ裏には「ネバーランドを舞台とした広大なマップを自由に歩き回れ!」とあるが狭い通路の一本道マップのどこが広大だというのか。
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プレイヤーをイライラさせる難易度
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当たり判定が大雑把な上に、敵の攻撃判定のほうが優先されているのか同時に攻撃すると敵の攻撃だけ当たる。
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敵の動きのほうがキビキビしている上に、攻撃の回避が困難。敵の数が増えるとプレイヤーはサンドバッグ状態にすぐなってしまう。
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ゲーム後半になると敵が急激に強くなる。下記はいくつかの例。
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スーパーアーマーが付いている敵がうようよ出てくる。
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ダウンせず、耐久力もこちらの通常攻撃を10発以上耐えるほど強靭。
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こちらがガード不可能な攻撃をたびたび仕掛けてくる。
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プレイヤー側の攻撃後の硬直が解ける前にやり返してくる。
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敵の攻撃が苛烈なため、最終的には回復アイテムを使ってのごり押しになる。
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詰みを呼びかねない育成要素
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ステージクリア後に、クリア時の評価に応じて入手するポイントで装備を強化したりアイテムの売買が可能なのだがこれがセーブ前にしか行えない。
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育成を終えるとセーブのタイミングになるため、セーブしてから育成方針をゆっくり考えたり間違ってポイントを使ってしまったときのやり直しができない。
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さらには一度クリアしたステージを周回して鍛えていくことができないため、やり方によっては回復アイテムが欠乏しクリアが困難になる。
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ストーリー性が希薄
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直接明示されるストーリーは極薄で、内容の補完は事件の当事者であるラゼル伯爵が残したメモを拾って読んだり時折いる兵士の話を聞くことになる。
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しかしメモや会話の内容は断片的であり、プレイに直接関わってこないのでどうにも印象に残らない。
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操作キャラが3人いるが、キャラによってストーリーの変化はないも同然。
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クソゲー最後の砦である音楽も地味な物ばかりで盛り上がらない。
評価点
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致命的なバグは特に見当たらず、仕様通りに成立している。
総評
『ネバーランド』シリーズのキャラで『真・三國無双』や『バイオハザード4』のようなことをしようとして見事に失敗したゲームである。
アクションゲームとしてもネバーランドシリーズのストーリーとしてもどうにもダメなところばかりであり、ネタにすることすら難しいクソゲーである。
IF製ゲームの中でも強烈な核地雷であり、仮にIF製のゲームに興味があるとしても他のゲームを遊ぶことを勧める。
最終更新:2023年11月26日 13:45